JP2004352292A - 易開封性を有するピロー形状の包装袋 - Google Patents

易開封性を有するピロー形状の包装袋 Download PDF

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Junichi Yoshida
潤一 吉田
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

【課題】はさみ等の開封器具を使用せずに片手で開封が可能な易開封性を有するピロー形状の包装袋を提供すること。
【解決手段】一枚のプラスチック複合フィルム(1)を筒状に折り曲げ、両端を突き合わせ熱融着して背シール部(11)を形成させ、適宜の長さに裁断された筒状体の両端を押し重ねてそれぞれの端縁を熱融着して天シール部(12)、地シール部(13)を形成させたピロー形状の包装袋(10)において、プラスチック複合フィルム(1)の最内層(2)をイージーピールシーラント層で構成すると共に、両端縁のシール部のいずれか一方又は両方のシール部に、2枚の板状シート(14、15)を一部重ねた状態で包装袋内部の空間部分には触れない位置、又は、/及び、外気と触れない位置で挟み、該シール部を熱融着した。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、易開封性を有するピロー形状の包装袋に関するものであり、特には、片手で容易に開封することが可能な易開封性を有するピロー形状の包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポテトチップス等のスナック菓子に代表されるような物品を包装した包装袋は、内容物の変質を防ぐために外気を遮断して内容物の酸化を防止したり、遮光によりその促進を防止する機能を有している。また、内容物が保存中に吸湿したり、逆に乾燥したりして品質が劣化することを防止する機能も有している。
【0003】
これらの包装袋は、内面に施されたヒートシール層によって熱融着することで封止する方法が一般的に用いられている。従って、前述の包装袋の目的を達成するためには、このヒートシール層は十分な密封性を有することが必要であり、また、輸送等の過程でこのシール部分が剥がれないよう十分なヒートシール強度を有することが必要である。
【0004】
しかしながら、内容物を保護するための過剰なヒートシール強度は逆に消費者が利用する際、容易に手で開封することができず、鋏等の器具を使わなければならないことも少なくなかった。また、開封時に大きな力が必要となり、開封できたとしても、開封した瞬間に勢い余って内容物が飛び出してしまったり、開封界面が破壊されることにより美観的にも良いものではなかった。増してや、片手で開封することなど出来なかった。このような問題点から内容物を保護するための十分な密封性を保ち、かつ、手で容易に開封できるような包装袋が提案されている。
【0005】
易開封性の提案としては、例えば、図5に示すように、押し出し樹脂(例えばポリエチレン)と接着しにくいフィルム(例えば、未延伸ポリプロピレンフィルム)をシーラント層(54)とし、このシーラント層と基材層(51)とを接着層(53)である溶融ポリエチレンでサンドウィッチラミネーションする方法がある。この場合、必要に応じて基材層(51)に全面ないし部分的に印刷層(55)を設けることができる。
【0006】
この方法により得た包装材料を用いて作製したピロー形状の包装袋は、開封の際、最初シーラント層(54)である未延伸ポリプロピレンフィルムが破壊された後は、シーラント層と接着層(53)であるポリエチレン樹脂層の剥離面に沿って、かなり弱い力で開封することが可能であるが、片手で開封することは難しく、また、シーラント層(54)と接着層(53)の間の接着力が弱いため、包装袋全体にデラミネーションが生じる恐れがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ピロー形状の包装袋に関する以上のような問題を解決するためになされたもので、鋏等の開封器具を使用せずに片手で開封が可能な易開封性を有するピロー形状の包装袋を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の発明は、一枚のプラスチック複合フィルムを筒状に折り曲げて、両端を突き合わせ熱融着して背シール部を形成させ、適宜の長さに裁断された筒状体の両端を押し重ねてそれぞれの端縁を熱融着して天シール部、地シール部を形成させたピロー形状の包装袋において、前記プラスチック複合フィルムの最内層をイージーピールシーラント層で構成すると共に、前記両端縁のシール部のいずれか一方又は両方のシール部に、2枚の板状シートを一部重ねた状態で、包装袋内部の空間部分には触れない位置、又は、/及び、外気と触れない位置で挟み、該シール部を熱融着することを特徴とする、易開封性を有するピロー形状の包装袋である。
【0009】
このように請求項1記載の発明によれば、プラスチック複合フィルムの最内層がイージーピールシーラント層で構成されていると共に、両端縁のシール部のいずれか一方又は両方のシール部に、2枚の板状シートを一部重ねた状態で、包装袋内部の空間部分には触れない位置、又は、/及び、外気と触れない位置で挟み、該シール部が熱融着されているので、開封時にシール部を手で持ち、包装袋の両端縁を押しはさむように力を加えることにより、シーラント層は易剥離性があり、板状シート部分は腰があるので、板状シートを挟んだシール部はパカッと口が開き、片手で容易に開封することができる。
【0010】
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記板状シートは、板紙、合成紙、不織布、発泡プラスチックシートのいずれか一つであり、一部重ねた2枚の板状シート同士は熱融着されないことを特徴とする、易開封性を有するピロー形状の包装袋である。
【0011】
このように請求項2記載の発明によれば、板状シートは、板紙、合成紙、不織布、発泡プラスチックシートのいずれか一つであり、一部重ねた2枚の板状シート同士は熱融着されないので、板状シートを挟んで熱融着した天シール部や地シール部等のシール部の両端縁を押しはさむように力を加えた際、重ねた板状シートの間から空隙が広がり、該シール部はパカッと開口する。
【0012】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記一部重ねた2枚の板状シートには、それぞれその内面にコールドシール剤が塗布されていることを特徴とする、易開封性を有するピロー形状の包装袋である。
【0013】
このように請求項3記載の発明によれば、一部重ねた2枚の板状シートには、それぞれその内面にコールドシール剤が塗布されているので、一度開封した包装袋であっても再封止ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の易開封性を有するピロー形状の包装袋を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の易開封性を有するピロー形状の包装袋は、例えば、図1、図2に示すように、一枚のプラスチック複合フィルム(1)を筒状に折り曲げて、両端を突き合わせて背シール部(11)を形成させ、形成された筒状体の両端を押し重ねてそれぞれの端縁(12、13)を熱融着したピロー形状の包装袋(10)である。
【0015】
そして、プラスチック複合フィルム(1)の最内層(2)はイージーピールシーラント層で構成されている。
また、同時に、袋の両端縁のいずれか一方又は両方のシール部に、2枚の板状シート(14、15)を一部重ねた状態で、かつ、包装袋内部の空間部分には触れない位置、又は、/及び、外気と触れない位置に載置して挟み、シール部(14、15)を熱融着した易開封性を有するピロー形状の包装袋である。
【0016】
プラスチック複合フィルム(1)は、最内層(2)にイージーピールシーラント層が配置されていれば良く、例えば、収納する内容物により適宜の材質を有する基材フィルム(3)、あるいは基材フィルム(3)と中間層フィルム(4)にイージーピールシーラント層(2)を積層して得られる(図4参照)。
【0017】
最内層(2)のイージーピールシーラント層としては、ポリプロピレン樹脂系の、例えば、トレファン(東レ合成フィルム株式会社製)、あるいは、ポリエチレン樹脂系の、例えば、VMX(ジェイフィルム株式会社製)などを、後記する板状シートとの接着性などの関係から適宜に選定して使用すれば良い。
【0018】
袋の両端縁のいずれか一方又は両方のシール部に一部重ねた状態で載置して挟む2枚の板状シート(14、15)は、板紙、合成紙、不織布、発泡プラスチックシート等のある程度の厚みと腰のあるものが好ましく使用できるが、2枚の板状シート同士は熱融着性がないことが重要である。熱融着性を有していると、包装袋の両端縁を押しはさむように力を加えた際、板状シート同士が接着していて、板状シートを挟んだシール部の口が開かない。
また、板状シートと袋の最内層とは、熱融着性を有する方が好ましい。
【0019】
より具体的には、ポリプロピレン樹脂系の合成紙であるユポ(王子油化合成紙株式会社製)、高密度ポリエチレン樹脂系のタフパー(株式会社タツノ化学製)が好適に使用でき、ユポを使用した場合には、最内層のイージーピールシーラント層はトレファン(東レ合成フィルム株式会社製)が、また、タフパーを使用した場合には、最内層のイージーピールシーラント層はVMX(ジェイフィルム株式会社製)が、それぞれ好適に使用できる。
【0020】
このような構成からなるプラスチック複合フィルム(1)を筒状に折り曲げて,両端を突き合わせて熱融着して背シール部(11)を形成させ、適宜の長さに裁断された筒状体の両端を押し重ねて、天シール部の方には、シール部より狭幅の2枚の板状シート(14、15)を部分的に重ねた状態で、シール部からはみ出さないように挟んだ状態で両端縁を熱融着して天シール部(12)、地シール部(13)を形成させ、本発明の易開封性を有するピロー形状の包装袋(10)とした。
なお、包装袋の内部には、例えば、菓子等の内容物が充填されている。
【0021】
この包装袋(10)を片手で持ち、天シール部(12)の両端縁を指で押し挟むように力を加えると、板状シートは腰があるので2枚の板状シートの重なり部分から天シール部内部に空隙ができ、天シール部は少しずつ剥離して行き空隙が広がり、最後に天シール部全体がパカッと開いて包装袋は開口する(図3参照)。このように鋏等の器具を使用せずに片手で開口することができる。
【0022】
なお、板状シートは、一方のシール部(天シール部)のみでなく、もう一方のシール部(地シール部)の方にも挟んでもよく、さらには、地シール部のみに挟んでも良い。
【0023】
さらに、板状シート(14、15)の内面にあらかじめコールドシール剤を塗布しておくことにより、一度開封した後、開封したシール部を押さえることにより再封することができ、リクローズが可能になり、本発明の易開封性を有する包装袋はさらに使い易くなる。
【0024】
【発明の効果】
上記のように、本発明の易開封性を有するピロー形状の包装袋は、開封時には板状シートを挟んであるシール部を手で持って、両端から内方向に力を加えると、シール強度も弱く板状シートは腰があるので、パカッと口が開いて片手で易開封ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の易開封性を有するピロー形状の包装袋の一実施例を示す、平面説明図である。
【図2】本発明の易開封性を有するピロー形状の包装袋のシール前の状態の一実施例を示す、斜視説明図である。
【図3】本発明の易開封性を有するピロー形状の包装袋を開封しようとしている状態の一実施例を示す、斜視説明図である。
【図4】本発明の易開封性を有するピロー形状の包装袋として使用されるプラスチック複合フィルムの層構成の一実施例を示す、断面説明図である。
【図5】本発明の易開封性を有するピロー形状の包装袋として使用されるプラスチック複合フィルムの層構成の一実施例を示す、断面説明図である。
【符号の説明】
1‥‥プラスチック複合フィルム
2‥‥最内層
3‥‥基材フィルム
4‥‥中間層
10‥‥ピロー形状の包装袋
11‥‥背シール部
12‥‥一方の端縁シール部、天シール部
13‥‥もう一方の端縁シール部、地シール部
14‥‥板状シート
15‥‥板状シート
51‥‥基材層
53‥‥接着層
54‥‥シーラント層
55‥‥印刷層

Claims (3)

  1. 一枚のプラスチック複合フィルムを筒状に折り曲げて、両端を突き合わせ熱融着して背シール部を形成させ、適宜の長さに裁断された筒状体の両端を押し重ねてそれぞれの端縁を熱融着して天シール部、地シール部を形成させたピロー形状の包装袋において、
    前記プラスチック複合フィルムの最内層をイージーピールシーラント層で構成すると共に、前記両端縁のシール部のいずれか一方又は両方のシール部に、2枚の板状シートを一部重ねた状態で、包装袋内部の空間部分には触れない位置、又は、/及び、外気と触れない位置で挟み、該シール部を熱融着することを特徴とする、易開封性を有するピロー形状の包装袋。
  2. 前記板状シートは、板紙、合成紙、不織布、発泡プラスチックシートのいずれか一つであり、一部重ねた2枚の板状シート同士は熱融着されないことを特徴とする、請求項1記載の易開封性を有するピロー形状の包装袋。
  3. 前記一部重ねた2枚の板状シートには、それぞれその内面にコールドシール剤が塗布されていることを特徴とする、請求項1又は2記載の易開封性を有するピロー形状の包装袋。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009505912A (ja) * 2005-08-26 2009-02-12 アムコル フレキシブルズ アクツイエセルスカプ 積層体を含む開口容易な包装体及び前記積層体の製造方法
CN103523346A (zh) * 2013-10-20 2014-01-22 江苏申凯包装高新技术股份有限公司 一种大米包装袋
JP2019034759A (ja) * 2017-08-16 2019-03-07 凸版印刷株式会社 包装袋

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