JP4406350B2 - 電子レンジ用包装袋 - Google Patents

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本発明は、例えば食品などの密封包装に用いられる包装袋であって、開封することなくそのまま電子レンジに入れて内容物を加熱した場合に、蒸気の発生による内圧の上昇に伴って自動的に所定の位置を開口させて内圧(蒸気)を逃がすことができる電子レンジ用包装袋に関する。
従来、電子レンジ用包装袋としては、側縁シール部の上縁寄りに開封用のノッチを設ける一方、側縁シール部の中央部の内縁を内側に台形状に膨出させて膨出シール部とし、この膨出シール部に対応する側縁シール部の外縁側をかまぼこ型若しくは半楕円型に切り欠いて、膨出シール部におけるシール幅を狭くしておき、加熱による内圧の上昇に伴って、剥離力を受けやすく、しかもシール幅が狭くなっている膨出シール部のシールを破って開口させて蒸気を逃がすことができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−101154号公報
しかしながら、上記従来の電子レンジ用包装袋の場合、内圧の上昇に伴って剥離力を受けやすくするために、剥離されて開口される膨出シール部が側縁シール部の中央部に設けられており、開封用のノッチは、上縁部を引き裂き開封できるよう、側縁シール部の上縁寄りに設けられていることから、開封後の袋に蒸気抜きの開口が残存する。このため、内容物の注ぎ出し時に膨出シール部を下にしてしまうと、この開口から内容物が漏れ出しやすく、手指にかかって火傷の原因となったり、周囲を汚しやすい問題がある。特に液体分の多い内容物のときにこの漏れを生じやすいことから、漏れを防止しようとすると、適用できる内容物が限られてしまうことになる。さらに、シール幅の細くなった膨出シール部が剥離することで一気に蒸気が噴出しやすく、放出蒸気量を調整しにくいという問題もある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、電子レンジに入れて内容物を加熱した場合に、蒸気の発生による内圧の上昇に伴って自動的に所定の位置を開口させて蒸気を逃がすことができる電子レンジ用包装袋において、電子レンジによる加熱後開封した袋に蒸気抜きのための開口が実質的に残存しないようにすることを第1の目的とする。また、本発明は、放出蒸気量を調整しやすくすることを第2の目的とする。
本発明の第1は、上記第1及び第2の目的のために、側縁シール部を有する電子レンジ用包装袋において、側縁シール部の上縁寄りに、内端が側縁シール部内に止まる開封用のノッチが形成されており、ノッチ周囲の側縁シール部が易剥離性シール部となっていると共に、ノッチが、外端側の第1切り欠き領域と、この第1切り欠き領域の内側に連なる第2切り欠き領域とを有し、第2切り欠き領域が一定幅で形成されていると共に、第1切り欠き領域が、少なくとも一部が第2切り欠き領域より幅広に形成されていることを特徴とする電子レンジ用包装袋を提供するものである。
また、本発明の第2は、やはり上記第1及び第2の目的のために、側縁シール部を有する電子レンジ用包装袋において、側縁シール部の上縁寄りに開封用のノッチが形成されており、このノッチの位置に対応して、前記側縁シール部の内縁から内側に突き出た突出シール部が形成されており、前記ノッチの内端が、突出シール部付近、突出シール部に接する位置または突出シール部内まで延びていると共に、ノッチ周囲の側縁シール部と突出シール部が、それぞれ易剥離性シール部となっており、更にノッチが、外端側の第1切り欠き領域と、この第1切り欠き領域の内側に連なる第2切り欠き領域とを有し、第2切り欠き領域が一定幅で形成されていると共に、第1切り欠き領域が、少なくとも一部が第2切り欠き領域より幅広に形成されていることを特徴とする電子レンジ用包装袋を提供するものである。
上記本発明の第2は、突出シール部の剥離性を得やすくするために、突出シール部の側縁シール部側の端部幅に比して突出長さが等しいか大きいことをその好ましい態様として含み、上記本発明の第1及び第2は、その他の目的のために、ノッチが、第2切り欠き領域の内側に連なって、内端を頂点とする三角形状の第3切り欠き領域を有することと、易剥離性シール部が、易剥離性フィルムを挟み込んだ融着によって形成されていることをその好ましい態様として含むものである。
本発明の第1によれば、ノッチ周囲の側縁シール部が易剥離性シール部となっており、しかもノッチによってシール幅が狭められているので、電子レンジによる加熱で内圧が上昇した時に、易剥離性シール部の剥離によってノッチ部分が開口して蒸気を放出することができる。また、開口がノッチ部分に形成されるので、開封後の袋には実質的に蒸気を逃がすための開口が残存せず、液体量の多い内容物であっても、内容物の注ぎ出し時に、この開口から内容物が漏れ出すことがない。
本発明の第2によれば、内圧の上昇によって剥離力を受けやすい、内側に突出した位置に、易剥離性シール部である突出シール部が設けられており、この突出シール部を起点としてた剥離によりノッチ部分を開口させることができる。このため、内圧の上昇時に確実にノッチ部分を開口させることができる。また、上記第1の発明と同様に、開封後の袋には実質的に蒸気を逃がすための開口が残存せず、液体量の多い内容物であっても、内容物の注ぎ出し時に、この開口から内容物が漏れ出すことがない。
上記本発明の第2において、突出シール部を、側縁シール部側の端部幅に比して突出長さが等しいか大きくなるように形成すると、内圧の上昇時に突出シール部を剥離させやすくなる。
本発明の第1及び第2において、ノッチ、少なくとも一部が第2切り欠き領域より幅広の第1切り欠き領域と、一定幅の第2切り欠き領域とを有するので、剥離が第2切り欠き領域を越えて広がるまでは、一定幅の第2切り欠き領域2より所定の蒸気噴出量に抑制することができ、過剰に内圧が高まって第1切り欠き領域まで剥離が進行すると、幅広の第1切り欠き領域により開口が大きくなって過剰の蒸気を逃がすことができる。また、ノッチを、上記第2切り欠き領域の内側に連なって、内端を頂点とする三角形状の第3切り欠き領域を有するものとすると、突出シール部の剥離に伴ってノッチ分を開口させやすくなる。さらに、易剥離性シール部を易剥離性フィルムの挟み込みシールにより形成すると、本電子レンジ用包装袋の製造および剥離性の調整が容易となる。
なお、本明細書において、ノッチ部分の幅は、ノッチの切り込み深さ方向に対する直角方向の間隔をいう。
図1〜図7に基づいて本発明の一例に係る電子レンジ用包装袋を説明する。
図1は本発明の一例に係る電子レンジ用包装袋の縁部をシールする前の分解斜視図、図2は図1に示される分解状態から縁部をシールし、底部を若干広げた状態の平面図、図3は内圧による剥離前のノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図、図4は内圧による剥離開始初期時のノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図、図5は内圧による剥離がノッチの第3切り欠き領域の内端まで進行した状態のノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図、図6は内圧による剥離がノッチの第2切り欠き領域まで進行した状態のノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図、図7は内圧による剥離がノッチの第1切り欠き領域まで進行した状態のノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。
本例の電子レンジ用包装袋(以下「包装袋」という)は、図1に示されるように、表面部1、裏面部2および底面部3と、易剥離性フィルム4とから構成されている。表面部1と裏面部2は、それぞれ基材層の片面に熱融着層を積層した合成樹脂フィルムで構成されており、熱融着層側を向き合わせて重ねられている。底面部3も表面部1および裏面部2と同様の合成樹脂フィルムで構成されており、熱融着層を外側にしてV字形に折られ、V字の頂点を内方に向けて表面部1と裏面部2の下縁側に挟み込まれている。
表面部1、裏面部2および底面部3を構成する合成樹脂フィルムは、基材層の片面または両面に熱融着層を有するものであれば特に制限はないが、基材層としては、例えばポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミドなどを用いることができ、熱融着層としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体などを用いることができる。基材層は、単層フィルムでも積層フィルムでもよく、内容物の性状等に応じて選択することができる。
表面部1と裏面部2間の上縁寄りには、幅方向に横断して、テープ状の易剥離性フィルム4が挟み込まれている。本例における易剥離性フィルム4は、予め裏面部2側に熱融着されたものとなっているが、予め表面部1側に熱融着しておいてもよい。
図2に示されるように、表面部1と裏面部2は、両者間に底面部3と易剥離性フィルム4を挟み込んだ状態で、その両側縁部が側縁シール部5,6で帯状に熱融着されている。また、V字形に折られた底面部3は、上側の自由端側縁部が、表面部1の下縁部に対し、上辺が下向き凹状に湾曲した底縁シール部7で熱融着されていると共に、下側の自由端側縁部が、裏面部2の下縁部に対し、上辺が下向き凹状に湾曲した底縁シール部8で熱融着されており、底面部3を押し広げ可能な自立型袋を形成している。なお、9は、内容物を充填後に形成される上縁シール部である。
図2中、左側の側縁シール部5の上縁寄りの、易剥離性フィルム4を挟み込んだ部分には、その外縁側から、開封時に引き裂き開始点となるノッチ10が切り込まれている。また、剥離性フィルム4が介在する、ノッチ10周囲の側縁シール部5部分(以下「ノッチ周りシール部5’」という)は、易剥離性フィルム4が挟み込まれていない他の表面部1と裏面部2間の熱融着部(例えば、易剥離性フィルム4が挟み込まれていない側縁シール部5,6部分、底縁シール部7,8および上縁シール部9)に比して剥離しやすい易剥離性シール部となっている。
本例におけるノッチ10は、図3に示されるように、外端側の第1切り欠き領域10aと、第1切り欠き領域10aの内側に連なる第2切り欠き領域10bと、第2切り欠き領域10bの内側に連なる第3切り欠き領域10cとを有している。第1切り欠き領域10aは第2切り欠き領域に向かって徐々に幅が狭くなる円弧状の切り欠き部で、第2切り欠き領域は一定幅の切り欠き部となっている。また、第3切り欠き領域10cは、内端を頂点とする三角形状の切り欠き部となっている。
上記ノッチ10の形成位置に対応して、側縁シール部5の内縁から内側に突き出た四角形状の突出シール部11が形成されており、本例におけるノッチ10は、内端がほぼこの突出シール部11に接する位置まで延びている。ただし、ノッチ10は、内端を突出シール部11付近で止めたり、突出シール11内まで延ばしておくこともできる。
突出シール部11は、易剥離性フィルム4を挟み込んだ、表面部1と裏面部2間の熱融着部で、易剥離性フィルム4が挟み込まれていることにより、易剥離性フィルム4が挟み込まれていない他の表面部1と裏面部2間の熱融着部に比して剥離しやすい易剥離性シール部となっている。この突出シール部11の形成は、側縁シール部5の形成と同時に形成することができる。突出シール部11の形成は、側縁シール部5と同じ条件、例えば同じ温度および圧力で行うこともできるが、形成時の圧力や温度を側縁シール部5より低くし、剥離しやすくすることもできる。また、ノッチ周りシール部5’も、他の側縁シール部5に比して形成時の圧力や温度を低くし、剥離しやすくすることもできる。
突出シール部11は、後述するように、種々の形状とすることができるが、包装袋の内圧上昇時に加わる剥離力によって剥離しやすくするために、幅(最大幅)に比して突出長さが等しいか大きくしておくことが好ましい。また、突出シール部11の突出長さは、包装袋の大きさや突出シール部11の剥離性などによっても異なるが、突出させすぎると、上縁シール部9形成前の上縁開口部から内容物を充填する際に邪魔になることから、5〜15mm程度とすることが好ましい。
前記易剥離性フィルム4は、内容物を入れて密封した後の包装袋を電子レンジで加熱したときに、内圧の上昇によって、易剥離性フィルム4を挟み込んでいる突出シール部11および必要に応じてノッチ周りシール部5’の一部又は全部を剥離させ、ノッチ10を介して開口させて、内部に発生した蒸気を逃がすためのものである。易剥離性フィルム4としては、表面部1と裏面部2の熱融着層に対するある程度の熱融着性を有し、少なくとも包装袋を電子レンジ加熱したときに突出シール部11およびノッチ周りシール部5’のシール強度を低下させることができるものを用いることができる。例えば、表面部1および/または裏面部2の熱融着層との熱融着力の弱い単層合成樹脂フィルム、層間剥離しやすい積層合成樹脂フィルム、凝集剥離層を有する積層合成樹脂フィルムなどを用いることができる。さらに具体的には、例えばポリプロピレンとポリスチレンのポリマーアロイ、ポリプロピレンとポリエチレンの混合樹脂、ポリプロピレン系多層樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルムなどを挙げることができ、表面部1や裏面部2の熱融着層の材質に応じて選択することができる。また、表面部1と裏面部2の熱融着層より低融点の合成樹脂フィルムを易剥離性フィルム4として用い、表面部1や裏面部2の熱融着層が軟化または溶融してシール力が低下する前に軟化または溶融してシール力を低下させることもできる。
上記易剥離性フィルム3は、突出シール部11およびノッチ周りシール部5’側にのみ局所的に設けることもできるが、長尺のテープとして付設すると包装袋の製造が容易となることから、前述のように、包装袋を幅方向に横断して付設しておくことが好ましい。この場合、ノッチ10が設けられた側縁シール部5とは反対側の側縁シール部6にも易剥離性フィルム3が挟み込まれるが、この側縁シール部6には、剥離を促進させる突出シール部11とノッチ10が設けられていないことから、側縁シール部5のノッチ10を介して蒸気が抜ける前に側縁シール6から蒸気が抜けてしまうのを防止することができる。
なお、本例においては、ノッチ周りシール部5’と突出シール部11を、易剥離性フィルム4を挟み込むことで易剥離性シール部としているが、ノッチ周りシール部5’と突出シール部11の熱融着を、他の熱融着部に比して、熱融着温度や圧力を低くして行ったり、あらかじめ離型剤を塗布してから熱融着させることなどによって易剥離性シール部とすることもできる。ただし、本例のように、易剥離性フィルム4の挟み込みによって易剥離性シール部とすると、剥離性の調整が行いやすいので好ましい。
内容物を収納して密封された包装袋を電子レンジで加熱すると、蒸気の発生に伴う内圧の上昇によって、表面部1と裏面部2がそれぞれ外方に膨出する。この膨出力は、内方に突出している突出シール部11に剥離力として作用し、四角形の突出シール部11の場合、図4に示されるように、通常包装袋中央側のコーナー部分から剥離が始まる。なお、12が剥離領域である。
内圧の上昇に伴って剥離は進行し、図5に示されるように剥離がノッチ10の内端に達すると、ノッチ10を介して蒸気の放出が開始される。
通常、ノッチ10の第3切り欠き領域10c周りの剥離が、図6に示されるように、第2切り欠き領域10b周りの剥離へと進行し、一定幅で形成された第2切り欠き領域10bにより、放出がある程度抑えられた状態で蒸気の放出が継続される。この一定幅の第2切り欠き領域10bは、剥離が図7に示されるように第1切り欠き領域10aに達するまでの間、蒸気の放出量を所定量に抑制するもので、この第2切り欠き領域による放出蒸気の抑制により、内容物は加圧状態で加熱され、加熱効率が向上すると共に、内容物が食品の場合、圧力釜による調理に似た風味の向上が得られる。
通常、上記第2切り欠き領域10b周りの剥離までで加熱を完了するが、さらに包装袋の内圧が上昇した場合、図7に示されるように、剥離は幅広の第1切り欠き領域10a周りまで達し、これによって放出蒸気量が増大して、包装袋の破裂を防止することができるものとなっている。
上記のようにして蒸気を抜きながら電子レンジ加熱を施した後、開封は蒸気抜きの開口位置でもあるノッチ10を介して行われることになるので、開封後の袋に実質的に蒸気抜きの開口が残存することがない。
本例においては、図2において左側の側縁シール部5にノッチ10と突出シール部11を設けているが、右側の側縁シール部に同様にしてノッチ10と突出シール部11を設けたり、両方の側縁シール部5,6にノッチ10と突出シール部11を設けることもできる。
前記のように、本例の包装袋は、例えば自立型レトルトパウチとして汎用されている、底面を有する自立型の袋であるが、本発明はこのような自立型の袋だけでなく、側縁シール部5または6を有する袋であれば、例えば四方シール袋や三方シール袋など、底面を有しない袋に対して適用することもできる。ただし、蒸気抜き部分となるノッチ10の形成箇所を上にして立てて電子レンジにかけることができることから、自立型の袋であることが好ましい。
ノッチ10は、前述のように、内端が、突出シール部11付近で止まったもの、突出シール部11にほぼ接する位置まで延びたもの、突出シール部11内まで延びたもののいずれでも良く、突出シール部11やノッチ周りシール部5’の剥離性などに応じて選択することができる。
次に、それぞれ第2〜第5のノッチの例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である図8〜図12に基づいて、ノッチの他の例について説明する。なお、図8〜図12において、図1〜図7と同じ符号は同様の部材または部位を示す。
図8に示されるノッチ10は、第1切り欠き領域10a及び第2切り欠き領域10bは図3で説明したものと同様であるが、第3切り欠き領域10cが、円弧状の切り欠き部となっている。また、図9に示されるノッチ10は、図3に示される第3切り欠き領域10cが省略されており、一定幅の長方形の切り欠き部である第2切り欠き領域10bの先端が突出シール部11にほぼ接する位置まで延びている。
上記のように、ノッチ10の内端側の形状は、図3で説明した三角形状の他、側縁シール部5とほぼ平行な直線形状や円弧形状などとすることもできるが、開封時の引き裂きやすさの点からは、図3で説明した三角形状が好ましい。
図10〜図12に示されるノッチ10は、それぞれ第2切り欠き領域10および第3切り欠き領域10cは図3で説明したものと同様であるが、図10に示されるノッチ10においては、第1切り欠き領域10aが、第2切り欠き領域10bよりも幅広の四角形状の切り欠き部となっている。また、図11に示されるノッチ10においては、第1切り欠き領域10aが、第2切り欠き領域10b側を上底とし、下底が第2切り欠き領域10bより幅広となった等脚台形状の切り欠き部となっており、図12に示されるノッチ10においては、第1切り欠き領域10aが、上記図11と同様の等脚台形状の切り欠き部の下底側に、この下底を長辺とする長方形の切り欠き部を連ねた六角形状の切り欠き部となっている。
上記のように、ノッチ10の第1切り欠き領域10aは、第2切り欠き領域10bより幅広の部分を有する形状を広く選択することができる。
さらに、それぞれ第2、第3の突出シール部の例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である図13〜図17に基づいて、突出シール部の例について説明する。なお、図13〜図17において、図1〜図7と同じ符号は同様の部材または部位を示す。
図13の突出シール部11は、かまぼこ型に突出したものとなっている。この場合、図3に示される四角形の突出シール部11のようなコーナー部がないので、剥離開始圧力をやや高く設定することができる。図14の突出シール部11は、斜辺を上縁シール部9側にした直角三角形状に突出したものとなっている。この場合、突出した頂点の接着面積が狭く、剥離しやすいので、剥離開始圧力をやや低く設定することができる。図15の突出シール部11は、斜辺を底縁シール部7,8側にした直角三角形状に突出したものとなっている。この場合、突出した頂点が、内圧の上昇による剥離力を受けにくい上縁シール9寄りとなるので、剥離開始圧力をやや高く設定することができる。図16の突出シール部11は、図15に示される直角三角形状の突出シール部11の斜辺を円弧状に凹んだ形状としたものとなっている。この場合、斜辺部分が凹んでいる分、内圧の上昇による剥離力を受けにくくなるので、図15の突出シール部11よりさらに剥離開始圧力を高く設定することができる。図17の突出シール部11は、その幅がノッチ10の第2切り欠き領域10bの幅より小さくなっている。突出シール部11の剥離開始圧力の調整は、突出シール部の幅の調整によっても行うことができる。
図3、図8及び図9に示されるノッチ10の内端側の形状と、図3及び図10〜図12に示される第1切り欠き領域10aの形状と、図13〜図17に示される突出シール部11の形状は、それぞれ自由に組み合わせて用いることができる。
次に、図18に基づいて本発明の他の例に係る包装袋を説明する。
図18は本発明の他の例に係る包装袋の底部を若干広げた状態の平面図である。なお、図18において、図1〜図7と同じ符号は同様の部材または部位を示す。
図示されるように、本例の包装袋は、基本的には図1及び図2に示される包装袋と同様であるが、ノッチ10の内端が側縁シール部5内に止まっている点と、突出シール部11(図2参照)が設けられていない点が図1及び図2に示される包装袋と相違している。本例の場合、ノッチ10が設けられていることにより、ノッチ10の内端と側縁シール部5の内縁間のシール幅が狭くなっており、しかもノッチ周りシール部5’が易剥離性シール部となっていることにより、内圧の上昇と共にノッチ周りシール部5’が開口し、ノッチ10部分を介して蒸気を放出することができる。
なお、本例の包装袋についても、図8〜図12で説明した形状のノッチ10を適用することができる。
本発明の一例に係る電子レンジ用包装袋の縁部をシールする前の分解斜視図である。 図1に示される分解状態から縁部をシールし、底部を若干広げた状態の平面図である。 内圧による剥離前のノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 内圧による剥離開始初期時のノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 内圧による剥離がノッチの第3切り欠き領域の内端まで進行した状態のノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 内圧による剥離がノッチの第2切り欠き領域まで進行した状態のノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 内圧による剥離がノッチの第1切り欠き領域まで進行した状態のノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 第2のノッチの例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 第3のノッチの例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 第4のノッチの例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 第5のノッチの例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 第6のノッチの例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 第2の突出シール部の例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 第3の突出シール部の例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 第4の突出シール部の例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 第5の突出シール部の例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 第6の突出シール部の例を示す、ノッチおよび突出シール部付近の拡大平面図である。 本発明の他の例に係る電子レンジ用包装袋の底部を若干広げた状態の平面図である。
符号の説明
1 表面部
2 裏面部
3 底面部
4 易剥離性フィルム
5 側縁シール部
5’ ノッチ周りシール部
6 側縁シール部
7 底縁シール部
8 底縁シール部
9 上縁シール部
10 ノッチ
10a 第1切り欠き領域
10b 第2切り欠き領域
10c 第3切り欠き領域
11 突出シール部
12 剥離領域

Claims (5)

  1. 側縁シール部を有する電子レンジ用包装袋において、側縁シール部の上縁寄りに、内端が側縁シール部内に止まる開封用のノッチが形成されており、ノッチ周囲の側縁シール部が易剥離性シール部となっており、更にノッチが、外端側の第1切り欠き領域と、この第1切り欠き領域の内側に連なる第2切り欠き領域とを有し、第2切り欠き領域が一定幅で形成されていると共に、第1切り欠き領域が、少なくとも一部が第2切り欠き領域より幅広に形成されていることを特徴とする電子レンジ用包装袋。
  2. 側縁シール部を有する電子レンジ用包装袋において、側縁シール部の上縁寄りに開封用のノッチが形成されており、このノッチの位置に対応して、前記側縁シール部の内縁から内側に突き出た突出シール部が形成されており、前記ノッチの内端が、突出シール部付近、突出シール部に接する位置または突出シール部内まで延びていると共に、ノッチ周囲の側縁シール部と突出シール部が、それぞれ易剥離性シール部となっており、更にノッチが、外端側の第1切り欠き領域と、この第1切り欠き領域の内側に連なる第2切り欠き領域とを有し、第2切り欠き領域が一定幅で形成されていると共に、第1切り欠き領域が、少なくとも一部が第2切り欠き領域より幅広に形成されていることを特徴とする電子レンジ用包装袋。
  3. 突出シール部の側縁シール部側の端部幅に比して突出長さが等しいか大きいことを特徴とする請求項2に記載の電子レンジ用包装袋。
  4. ノッチが、第2切り欠き領域の内側に連なって、内端を頂点とする三角形状の第3切り欠き領域を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子レンジ用包装袋。
  5. 易剥離性シール部が、易剥離性フィルムを挟み込んだ融着によって形成されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の電子レンジ用包装袋。
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