JP2019098991A - グリーンタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気入りタイヤにおける被覆ゴムとワイヤとのセパレーションによるビードコアの故障発生を防止ないし抑制する。【解決手段】グリーンタイヤ1のビードコア6は、ビードコア6の幅方向の断面においてビードコア6の幅方向及び径方向に間隔をあけて配置された複数本のビードワイヤ8と、ビードワイヤ8間に充填された被覆ゴム9とを備える。ビードコア6の径方向の外側面6aは、ビードコア6の幅方向の断面において、径方向外向きに突状である。ビードコア6の径方向の内側面6bは、ビードコア6の幅方向の断面において、径方向内向きに突状である。【選択図】図1
Description
本発明は、グリーンタイヤ及び空気入りタイヤの製造方法に関する。
特許文献1には、空気入りタイヤのビードコアに関し、ビードワイヤの直径等の設定によって被覆ゴムとビードワイヤとのセパレーションを抑制することが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されたものを含め、従来の空気入りタイヤは、被覆ゴムとビードワイヤとのセパレーションによるビードコアの故障発生の防止に関して改善の余地がある。
本発明は、空気入りタイヤにおける被覆ゴムとワイヤとのセパレーションによるビードコアの故障発生を防止ないし抑制することを課題とする。
本発明の第1の態様は、一対のサイドウォール部の内径端にそれぞれ位置する環状のビードコアを備え、前記ビードコアは、前記ビードコアの幅方向の断面において、前記ビードコアの幅方向及び前記ビードコアの径方向に間隔をあけて配置された複数本のビードワイヤと、前記複数本のビードワイヤ間に充填された被覆ゴムとを備え、前記ビードコアの径方向の外側面は、前記ビードコアの幅方向の断面において、径方向外向きに突状であり、前記ビードコアの径方向の内側面は、前記ビードコアの幅方向の断面において、径方向内向きに突状である、グリーンタイヤを提供する。
一般に、グリーンタイヤを加硫成形した空気入りタイヤを製造する際、カーカスプライからビードコアに大きな張力が作用する傾向がある。そのため、仮にグリーンタイヤの状態でビードコアの径方向の外側面と内側面が、ビードコアの幅方向の断面において平坦な形状であると、加硫成形時に、カーカスプライからビードコアに作用する張力により、内側面がカーカスプライに沿って変形し、外側面はカーカスプライから作用する張力によって幅方向に収縮されて変形する。グリーンタイヤの状態で、ビードコアの外側面と内側面を突状とすることで、つまり、グリーンタイヤの状態のビードコアを加硫成形後と同様の形状としておくことで、加硫成形時にカーカスプライからビードコアに作用する張力による外側面と内側面の変形を抑制し、初期歪を減少させることができる。その結果、グリーンタイヤを加硫成形して得られた空気入りタイヤにおいて、ビードワイヤ周辺に生じる歪みに起因して被覆ゴムとビードワイヤがセパレーションしてビードコアに故障が発生するのを、効果的に防止ないし抑制できる。
前記外側面の前記ビードコアの幅方向の断面の形状は、曲率半径が5mm以上15mm以下の円弧状であり、前記内側面の前記ビードコアの幅方向の断面の形状は、曲率半径が5mm以上15mm以下の円弧状であることが好ましい。
前記外側面の前記ビードコアの幅方向の断面の形状は、曲率半径が前記ビードコアの幅方向の長さの50%以上150%以下の円弧状であり、前記内側面の前記ビードコアの幅方向の断面の形状は、曲率半径が前記ビードコアの幅方向の長さの50%以上150%以下の円弧状であることが好ましい。
本発明の第2の態様は、1列に引き揃えられた複数本のビードコアを被覆ゴムで被覆してなり、幅方向中央部の厚みが、幅方向両端部の厚みよりも厚いテープ状体を、縦積状に複数回巻回することで、ビードコアを製造し、前記ビードコアの径方向の外側面は、前記ビードコアの幅方向の断面において、径方向外向きに突状であり、前記ビードコアの径方向の内側面は、前記ビードコアの幅方向の断面において、径方向外向きに突状であり、前記ビードコアを備えるグリーンタイヤを加硫成形する、空気入りタイヤの製造方法を提供する。
本発明に係るグリーンタイヤを加硫成形して得られた空気入りタイヤは、被覆ゴムとワイヤとのセパレーションによるビードコアの故障発生を防止ないし抑制できる。
図1は本発明の実施形態に係るグリーンタイヤ1を示す。図1では、ビードコア6を除き、グリーンタイヤ1を加硫成形して空気入りタイヤが得られた後の形状を示している。グリーンタイヤ1は、トロイダル状のケーシング2を備える。ケーシング2の内周面にはインナーライナ(図示せず)が設けられている。ケーシング2は、トレッド部(図示せず)のタイヤ幅方向外端部に連なってタイヤ径方向内側に延びる一対のサイドウォール部3と、各サイドウォール部3の内径端に位置する一対のビード部4とを備えている。トレッド部及びサイドウォール部3のタイヤ内面側には、一対のビード部4の間に架け渡されるようにカーカスプライ5が配設されている。本実施形態に係るグリーンタイヤ1は、フォークリフト用であり、カーカスプライ5が備えるコード(例えば、スチールコード又は有機繊維コード)はタイヤの径方向に対して斜めに配置されている。つまり、グリーンタイヤ1はバイアスタイヤである。
各ビード部4は、環状のビードコア6と、ビードコア6のタイヤ径方向外側に配置されている同様に環状のビードフィラー7とを備える。図において、ビードコア6の幅方向を符号Wで示し、ビードコア6の径方向を符号Rで示している。
図2を併せて参照すると、ビードコア6は、本実施形態ではスチール製のビードワイヤ8と、ビードワイヤ8間に充填された被覆ゴム(インシュレーションゴム)9とを備える。より具体的には、ビードコア6の幅方向の断面(グリーンタイヤ1の子午線方向での断面)において、複数本(本実施形態では7本)のビードワイヤ8がビードコア6の幅方向(タイヤ幅方向と同方向)に間隔を開けて配置され、複数本(本実施形態では8本)のビードワイヤ8がビードコア6の径方向(タイヤ径方向と同方向)に間隔を開けて配置されている。本実施形態では、ビードコア6の幅方向の断面において、複数本のビードワイヤ8がビードコア6の幅方向及びビードコア6の径方向にそれぞれ均一に配置されている。
本実施形態では、ビードコア6の幅方向の断面形状は概ね四角形である。より詳細には、ビードコア6は、ビードコア6の径方向の外側に位置する面である外側面6aと、ビードコア6の径方向の内側に位置する面である内側面6bとを備える。また、ビードコア6は、外側面6aと内側面6bをつなぐ、ビードコア6の幅方向の外側面6cと内側面6dとを備える。
ビードコア6の径方向の外側面6aは曲面であり、ビードコア6の幅方向の断面における形状が径方向外向きに突出する円弧状である。また、ビードコア6の径方向の内側面6bは曲面であり、ビードコア6の幅方向の断面における形状が径方向内向きに突出する円弧状である。ビードコア6の幅方向の外側面6cと内側面6dはいずれも平坦面であり、ビードコア6の幅方向の断面における形状は、いずれも直線状である。
ビードコア6の径方向の外側面6aの幅方向における断面形状の円弧の曲率半径α1は、5mm以上15mm以下に設定される。また、この曲率半径α1は、ビードコア6の幅方向の長さLの50%以上150%以下に設定される。
ビードコア6の径方向の内側面6bの幅方向における断面形状の円弧の曲率半径α2は、5mm以上15mm以下に設定される。この曲率半径α2は、ビードコア6の幅方向の長さLの50%以上150%以下に設定される。
本実施形態では、ビードコア6の幅方向の断面における、ビードコア6の外形輪郭の面積であるビードコア断面積に対して、被覆ゴム9の面積割合は、65%以上75%以下に設定されている。
また、本実施形態では、ビードコア6の幅方向の断面における、ビードコア6の幅方向に互いに隣接する2本のビードワイヤ8間の最小間隔Aは、ビードコア6の直径Dの0.52倍以上0.73倍以下に設定されている。
さらに、本実施形態では、ビードコア6の幅方向の断面における、ビードコア6の径方向に互いに隣接する2本のビードワイヤ8間の最小間隔Bは、ビードコア6の直径Dの0.41倍以上0.63倍以下に設定されている。
さらにまた、本実施形態では、ビードコア6の幅方向の断面における、ビードコア6の外形輪郭に最も隣接しているビードワイヤ8から外形輪郭までのビードコア6の幅方向の最短距離C、つまり幅方向端部の被覆ゴムの厚みは、最小間隔Aの1/2を上回るように設定されている。
図3を参照すると、本実施形態におけるビードコア6は、1列に引き揃えられた複数本(本実施形態では7本)のビードコア6を被覆ゴム9で被覆したテープ状体10を、縦積み状に複数回(本実施形態では8回)巻回することで製造される。このテープ状体10の面10a(ビードコア6の径方向外側の面6aに対応)と面10b(ビードコア6の径方向内側の面6bに対応)は、30mm以上120mm以下の曲率半径β1,β2を有する突状の曲面である。そのため、このテープ状体10は、幅方向中央部の厚みT1が、幅方向両端部の厚みT2よりも厚い。このような厚み分布を有するテープ状体10を使用することで、径方向の外側面6aと内側面6bが円弧状の曲面であるビードコア6が得られる。かかる一対のビードコア6を有するグリーンタイヤ1を加硫成形することで、空気入りタイヤが製造される。
一般に、グリーンタイヤを加硫成形した空気入りタイヤを製造する際、カーカスプライからビードコアに大きな張力が作用する傾向がある。この傾向は、本実施形態のようなバイアスタイヤの場合、特に顕著である。そのため、図4に示すように、ビードコア6の径方向の外側面6aと内側面6bが平坦面で、ビードコア6の幅方向の断面における形状が直線上であると、加硫成形時に、カーカスプライ5からビードコア6に作用する張力により、内側面6bがカーカスプライ5に沿って変形し、外側面6aはカーカスプライ5から作用する張力によって幅方向に収縮されて変形する。この変形により、加硫成形前は平坦面であった外側面6aと内側面6bは、加硫成形後はいずれも突状の曲面となる。
本実施形態では、グリーンタイヤ1の状態で、ビードコア6の外側面6aと内側面6bを突状の曲面とすることで、つまり、加硫成形後と同様の形状としておくことで、加硫成形時にカーカスプライ5からビードコア6に作用する張力による外側面6aと内側面6bの変形を抑制し、初期歪を減少させることができる。その結果、グリーンタイヤ1を加硫成形して得られた空気入りタイヤにおいて、ビードワイヤ6周辺に生じる歪みに起因して被覆ゴム9とビードワイヤ8がセパレーションしてビードコア6に故障が発生するのを効果的に防止ないし抑制できる。
前述のように、ビードコア6の径方向の外側面6aと内側面6bの幅方向における断面形状の円弧の曲率半径α1,α2を5mm以上15mm以下に設定すると、図4のように、外側面6aと内側面6bの、ビードコア6の幅方向の断面において平坦な形状である場合に加硫成形時に生じる変形後の曲率半径と同等となる。そのため、曲率半径α1,α2をこの範囲に設定することで、加硫成形時の外側面6aと内側面6bの変形を最小限に抑制できる。
ビードコア6の径方向の外側面6aと内側面6bの幅方向における断面形状の円弧の曲率半径α1,α2を、ビードコア6の幅方向の長さLの50%未満に設定した場合、つまり外側面6aと内側面6bの曲率を過度に大きく設定した場合、ビードコア6の製造時に幅方向中央部と幅方向両端部の厚みの差が過度に大きくなるためビードコア6の製造が困難となる。一方、ビードコア6の径方向の外側面6aと内側面6bの幅方向における断面形状の円弧の曲率半径α1,α2を、ビードコア6の幅方向の長さLの、150%よりも大きく設定した場合、つまり外側面6aと内側面6bの曲率を過度に小さく設定した場合、外側面6aと内側面6bを突状の曲面とすることによる加硫成形時のビードコア6の変形抑制効果が殆ど得られない。従って、ビードコア6の径方向の外側面6a及び内側面6bの幅方向における断面形状の円弧の曲率半径α1,α2は、前述したように、ビードコア6の幅方向の長さLの50%以上150%以下に設定することが好ましい。
前述のようにビードコア断面積に対する被覆ゴム9の面積割合を65%以上75%に設定することで、ビードコア6の幅方向及びビードコア6の径方向に互いに隣接する2本のビードワイヤ8間に、被覆ゴム9が充填された隙間を十分に確保できる。被覆ゴム9が充填された十分な隙間を確保される。そのため、加硫成形時の被覆ゴム9のゴム流れ不良に起因して、隣接する2本のビードワイヤ8が互いに接触することを防止し、被覆ゴム9に対するビードワイヤ8の接着性を確保できる。従って、かかる面積設定によっても、このグリーンタイヤを加硫成形して得られた空気入りタイヤでは、被覆ゴム9とビードワイヤ8とのセパレーションによるビードコアの故障発生を効果的に防止ないし抑制できる。
加硫成形時の良好なゴム流れを確保するには、最小間隔Aが広いことが好ましい。しかし、最小間隔Aが広くなり過ぎると、加硫成形によって得られた空気入りタイヤにおいて、ビードコア6全体としての剛性が低くなり、走行によって変形がしやすくなり、他モードの故障に対する耐久性が低下し得る。前述のように、最小間隔Aをビードコア6の直径Dの0.52倍以上0.73倍以下に設定することで、加硫成形時の良好なゴム流れと、加硫成形によって得られた空気入りタイヤにおけるビードコアの剛性確保とを両立できる。
加硫成形時の良好なゴム流れを確保するには、最小間隔Bが広いことが好ましい。しかし、最小間隔Bが広くなり過ぎると、加硫成形によって得られた空気入りタイヤにおいて、ビードコア6全体としての剛性が低くなる。また、最小間隔Bが広くなり過ぎると、加硫成形によって得られた空気入りタイヤをリムに装着した際に、ビードコア6の径方向の外側に位置するビードワイヤ8はリムから離れたより大きな位置に配置されてしまう。かかる配置も、他モードの故障に対する耐久性を低下生じ得る。前述のように、最小間隔Bを、ビードコアDの直径の0.41倍以上0.63倍以下に設定することで、加硫成形時の良好なゴム流れと、加硫成形によって得られた空気入りタイヤにおけるビードコアの剛性確保とを両立できる。
ビードコア6の外形輪郭に最も隣接しているビードワイヤ8から外形輪郭までの最短距離Cを最小間隔Aの1/2を上回るように設定し、最短距離Cを十分に確保することで、加硫成形時のゴム流れに起因するビードコア6の外形輪郭に最も隣接しているビードワイヤ8とカーカスプライ5の接触を防止し、ビードコア6とカーカスプライ5の接着性を確保できる。
(評価試験)
比較例1及び実施例1のグリーンタイヤ1を加硫成形して製造した空気入りタイヤについて、ビードコアの耐久性の評価試験を行った。
比較例1及び実施例1のグリーンタイヤ1を加硫成形して製造した空気入りタイヤについて、ビードコアの耐久性の評価試験を行った。
比較例1のグリーンタイヤ1は図4に図示したもので、実施例1のグリーンタイヤ1は図1に図示したもの、つまり本発明の実施形態である。比較例1のグリーンタイヤ1では、ビードコア6の外側面6aと内側面6bは平坦面であった。実施例1のグリーンタイヤ1では、ビードコア6の外側面6aと内側面6bは突状の曲面であり、ビードコア6の幅方向の断面の形状は、曲率半径α1,α2が5mm以上15mm以下の円弧状であった。また、実施例1のグリーンタイヤ1が備えるビードコア6では、曲率半径α1,α2はビードコア6の幅方向の長さLの50%以上150%以下であった。ビードコア1に関する諸元は、比較例1及び実施例1で共通とした。特に、比較例1及び実施例1のいずれについても、ビードワイヤ8はビードコア6の幅方向に7本、ビードコア6の径方向に8本であった。
評価方法としては、空気入りタイヤを2tフォークリフトに装着し、完全摩耗まで使用した。空気入りタイヤのサイズは7.00−12で、リムサイズは12×7.00、空気圧1000kPaであった。完全摩耗まで使用後のビードコアの故障の有無を確認した。
比較例1のグリーンタイヤ1から製造した空気入りタイヤでは、使用途中でビードコア6の故障が発生した。これに対して、実施例1のグリーンタイヤ1から製造した空気入りタイヤでは、使用後もビードコア6に損傷は見られなかった。
1 グリーンタイヤ
2 ケーシング
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 カーカスプライ
6 ビードコア
6a 径方向の外側面
6b 径方向の内側面
6c 幅方向の外側面
6d 幅方向の内側面
7 ビードフィラー
8 ビードワイヤ
9 被覆ゴム
10 テープ状体
10a,10b 面
2 ケーシング
3 サイドウォール部
4 ビード部
5 カーカスプライ
6 ビードコア
6a 径方向の外側面
6b 径方向の内側面
6c 幅方向の外側面
6d 幅方向の内側面
7 ビードフィラー
8 ビードワイヤ
9 被覆ゴム
10 テープ状体
10a,10b 面
Claims (4)
- 一対のサイドウォール部の内径端にそれぞれ位置する環状のビードコアを備え、
前記ビードコアは、
前記ビードコアの幅方向の断面において、前記ビードコアの幅方向及び前記ビードコアの径方向に間隔をあけて配置された複数本のビードワイヤと、
前記複数本のビードワイヤ間に充填された被覆ゴムと
を備え、
前記ビードコアの径方向の外側面は、前記ビードコアの幅方向の断面において、径方向外向きに突状であり、
前記ビードコアの径方向の内側面は、前記ビードコアの幅方向の断面において、径方向内向きに突状である、グリーンタイヤ。 - 前記外側面の前記ビードコアの幅方向の断面の形状は、曲率半径が5mm以上15mm以下の円弧状であり、
前記内側面の前記ビードコアの幅方向の断面の形状は、曲率半径が5mm以上15mm以下の円弧状である、請求項1に記載のグリーンタイヤ。 - 前記外側面の前記ビードコアの幅方向の断面の形状は、曲率半径が前記ビードコアの幅方向の長さの50%以上150%以下の円弧状であり、
前記内側面の前記ビードコアの幅方向の断面の形状は、曲率半径が前記ビードコアの幅方向の長さの50%以上150%以下の円弧状である、請求項1に記載のグリーンタイヤ。 - 1列に引き揃えられた複数本のビードコアを被覆ゴムで被覆してなり、幅方向中央部の厚みが、幅方向両端部の厚みよりも厚いテープ状体を、縦積状に複数回巻回することで、ビードコアを製造し、前記ビードコアの径方向の外側面は、前記ビードコアの幅方向の断面において、径方向外向きに突状であり、前記ビードコアの径方向の内側面は、前記ビードコアの幅方向の断面において、径方向外向きに突状であり、
前記ビードコアを備えるグリーンタイヤを加硫成形する、
空気入りタイヤの製造方法。
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