JP2018508483A5 - - Google Patents

Claims (15)

1. 配列番号８と少なくとも９５％のアミノ酸同一性を有する重鎖可変領域配列および配列番号１３と少なくとも９５％のアミノ酸同一性を有する軽鎖可変領域配列を含む、ヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片。
2. 配列番号９、１０、および１１それぞれの重鎖ＣＤＲ１、ＣＤＲ２、およびＣＤＲ３の配列、および配列番号１４、１５、および１６それぞれの軽鎖ＣＤＲ１、ＣＤＲ２、およびＣＤＲ３の配列を含む、請求項１に記載のヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片。
3. Ｆａｂ断片、Ｆａｂ’断片、Ｆｄ断片、Ｆｄ’断片、Ｆｖ断片、ｄＡｂ断片、Ｆ（ａｂ’）_２断片、一本鎖断片、ダイアボディ、またはリニア抗体である、請求項１または２に記載のヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片。
4. ＬＡＰおよびＴＧＦ−βを含む複合体に結合し、任意に前記複合体のエピトープに結合し、前記エピトープが、ＴＧＦ−βと複合体化したときのＬＡＰによって形成される、請求項１〜３のいずれか一項に記載のヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片。
5. 前記複合体への結合が、前記複合体からのＴＧＦ−βの放出を阻害する、請求項４に記載のヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片。
6. ヒトへ投与されたとき、抑制性制御性Ｔ細胞を枯渇させることができる、請求項１〜５のいずれか一項に記載のヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片。
7. ヒトへ投与されたとき、ＣＤ４＋ＬＡＰ＋Ｔ細胞を枯渇させることができる、請求項１〜６のいずれか一項に記載のヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片。
8. 抗体が、二重抗体である、請求項１〜７のいずれか一項に記載のヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片。
9. 配列番号８および１３それぞれのアミノ酸配列を含む重鎖および軽鎖可変領域を含む、ヒト化バージョンの抗体28G11。
10. 請求項１〜８のいずれか一項に記載のヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片、または請求項９に記載のヒト化バージョンの抗体28G11と、医薬的に許容される担体とを含む、医薬組成物。
11. がんを処置する方法における使用のための、請求項１〜８のいずれか一項に記載のヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片、または請求項９に記載のヒト化バージョンの抗体28G11、または請求項１０に記載の医薬組成物。
12. 方法が、免疫抑制性Ｔ細胞の数または活性を減少させるためのヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片、または医薬組成物の有効量の投与を含み、任意に免疫抑制性Ｔ細胞が、ＬＡＰ＋Ｔ制御性細胞である、請求項１１に記載の使用のためのヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片、またはヒト化バージョンの抗体28G11、または医薬組成物。
13. 免疫抑制性Ｔ細胞が、癌に関連する腫瘍に浸潤している、請求項１２に記載の使用のためのヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片、またはヒト化バージョンの抗体28G11、または医薬組成物。
14. 方法が、対象に化学療法、または免疫調節剤を施すことをさらに含み、任意に免疫調節剤が、免疫チェックポイントモジュレーターを含み、任意に免疫チェックポイントモジュレーターが、ＰＤ−１、ＰＤ−Ｌ１、ＰＤＬ２、ＣＴＬＡ４、ＬＡＧ３、ＴＩＭ３、ＴＩＧＩＴ、およびＣＤ１０３からなる群から選択されるポリペプチドの効果を調節する、請求項１１〜１３のいずれか一項に記載の使用のためのヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片、またはヒト化バージョンの抗体28G11、または医薬組成物。
15. 癌が、免疫チェックポイント阻害剤による処置に不応性である、請求項１１〜１４のいずれか一項に記載の使用のためのヒト化抗ＬＡＰ抗体またはその抗原結合断片、またはヒト化バージョンの抗体28G11、または医薬組成物。