JP2018068340A - 商品陳列棚の棚板支持機構 - Google Patents

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國彦 宮澤
Kunihiko Miyazawa
國彦 宮澤
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Abstract

【課題】既存の固定棚の棚板および棚受け金具を利用しつつ、簡単な作業で固定棚をスライド棚に変更することが可能となる商品陳列棚の棚板支持機構を提供する。【解決手段】一対の支柱2と、一対の支柱2から前側へ突出する一対の棚受け金具3と、商品が載置される棚板4とを備える商品陳列棚に使用される商品陳列棚の棚板支持機構1は、棚受け金具3に上側から嵌る係合溝が形成される固定側部材7、8と、棚板4が上側から嵌る可動側部材9と、固定側部材7、8に対して可動側部材9を前後方向へスライドさせるスライド機構10と、支柱2に形成される係合穴に嵌る係合爪11aを有しスライド機構10の固定側レール15に取り付けられる抜止め部材11とを備えている。抜止め部材11は、固定側部材7、8および固定側レール15に対して左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように固定側レール15に取り付けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、商品陳列棚の棚板を支持するための商品陳列棚の棚板支持機構に関する。
従来、商品陳列用のスライド棚が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のスライド棚は、一対の支柱と背面板とから構成される陳列棚本体と、一対の支柱のそれぞれから前側へ突出する一対の棚受け金具と、一対の棚受け金具のそれぞれに支持される一対の棚支持体と、一対の棚支持体に支持される棚板とを備えている。棚受け金具には、支柱の前面に形成される係合穴に係合する爪が形成されている。
棚支持体は、棚受け金具に固定される棚支持フレームと、前後方向への移動が可能となるように棚支持フレームに支持される可動フレームと、棚支持フレームに対して可動フレームを前後方向へ移動させるスライド機構とを備えている。スライド機構は、棚支持フレームが固定される固定レールと、可動フレームが固定される可動レールと、固定レールと可動レールとの間に配置されるボールベアリングとから構成されている。棚支持フレームは、ボルトとナットとによって棚受け金具に固定されている。棚板は、一対の可動フレームに取り付けられている。
特許文献1に記載のスライド棚の場合、既存の固定棚から棚板を外して、棚支持体の棚支持フレームを棚受け金具に固定するとともに、一対の棚支持体の可動フレームに棚板を取り付けることで、既存の固定棚の棚板および棚受け金具を利用して、固定棚をスライド棚に変更することが可能となっている。
実用新案登録第3155962号公報
上述のように、特許文献1に記載のスライド棚の場合、既存の固定棚の棚板および棚受け金具を利用して、固定棚をスライド棚に変更することが可能となっている。しかしながら、このスライド棚の場合、棚支持体の棚支持フレームを、ボルトとナットとによって棚受け金具に固定しなければならない。そのため、このスライド棚の場合、固定棚からスライド棚への変更作業が煩雑になる。
そこで、本発明の課題は、既存の固定棚の棚板および棚受け金具を利用しつつ、簡単な作業で固定棚をスライド棚に変更することが可能となる商品陳列棚の棚板支持機構を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の商品陳列棚の棚板支持機構は、一対の支柱と、一対の支柱のそれぞれから前側へ突出する一対の棚受け金具と、商品が載置される棚板とを備える商品陳列棚に使用される商品陳列棚の棚板支持機構であって、棚受け金具に上側から嵌る固定側部材と、棚板が上側から嵌る可動側部材と、固定側部材が固定される固定側レールと可動側部材が固定される可動側レールとを有し固定側部材に対して可動側部材を前後方向へスライドさせるスライド機構と、支柱の前面に形成される係合穴に嵌る係合爪を有し固定側部材または固定側レールに取り付けられる抜止め部材とを備え、固定側部材には、棚受け金具に上側から嵌る係合溝が形成され、抜止め部材は、固定側部材および固定側レールに対して、上下方向と前後方向とに直交する左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように、固定側部材または固定側レールに取り付けられていることを特徴とする。
本発明の商品陳列棚の棚板支持機構は、棚受け金具に上側から嵌る固定側部材と、棚板が上側から嵌る可動側部材と、固定側部材に対して可動側部材を前後方向へスライドさせるスライド機構とを備えている。また、本発明では、固定側部材に、棚受け金具に上側から嵌る係合溝が形成され、固定側部材または固定側レールに取り付けられる抜止め部材は、支柱の前面に形成される係合穴に嵌る係合爪を備えている。そのため、本発明では、既存の固定棚から棚板を外して、棚受け金具に上側から固定側部材の係合溝を嵌めるとともに、抜止め部材の係合爪を支柱の係合穴に嵌めてから、棚板を上側から可動側部材に嵌めることで、固定棚をスライド棚に変更することが可能になる。すなわち、本発明の棚板支持機構を用いれば、既存の固定棚の棚板および棚受け金具を利用しつつ、簡単な作業で固定棚をスライド棚に変更することが可能になる。
また、本発明では、抜止め部材は、固定側部材および固定側レールに対して左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように固定側部材または固定側レールに取り付けられている。そのため、本発明では、支柱に対する棚受け金具の取付角度が変わっても、既存の固定棚から棚板を外して、棚受け金具に上側から固定側部材の係合溝を嵌めるとともに、抜止め部材の係合爪を支柱の係合穴に嵌めてから、棚板を上側から可動側部材に嵌めることで、固定棚をスライド棚に変更することが可能になる。したがって、本発明の棚板支持機構を用いれば、支柱に対する棚受け金具の取付角度が異なる複数種類の商品陳列棚において、既存の固定棚の棚板および棚受け金具を利用しつつ、簡単な作業で固定棚をスライド棚に変更することが可能になる。
本発明において、たとえば、商品陳列棚の棚板支持機構は、固定側レールから左右方向の一方側へ突出する固定軸を備え、抜止め部材は、固定軸に回動可能に支持され、固定軸の先端には、左右方向の一方側への抜止め部材の抜けを防止する抜止め部が形成されている。この場合には、比較的簡易な構成で、固定側レールに抜止め部材を回動可能に取り付けることが可能になる。
本発明において、商品陳列棚の棚板支持機構は、可動側部材および可動側レールに対して左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように可動側部材または可動側レールに取り付けられるレバー部材を備え、レバー部材には、後ろ側に向かって窪む規制溝が形成され、固定側部材には、規制溝の中に配置される規制部が形成され、規制溝と規制部とによって、固定側部材に対する可動側部材の前側への移動を規制する規制機構が構成され、規制溝の中に規制部が配置されている状態で可動側部材を後ろ側へ移動させると、規制溝の中から規制部が外れる方向へのレバー部材の回動が可能となることが好ましい。
このように構成すると、可動側部材を一旦、後ろ側に移動させないと、規制溝の中から規制部が外れる方向へレバー部材を回動させて、棚板を前側に引き出すことができない。すなわち、たとえば、商品陳列棚が設置される店舗の作業担当者等の、棚板支持機構の構造を理解している者でなければ、棚板を前側へ引き出すことができない。したがって、たとえば、商品陳列棚が設置される店舗の顧客等の、作業担当者以外の者が勝手に棚板を前側へ引き出すのを防止することが可能になる。
以上のように、本発明の商品陳列棚の棚板支持機構を用いれば、既存の固定棚の棚板および棚受け金具を利用しつつ、簡単な作業で固定棚をスライド棚に変更することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる商品陳列棚の棚板支持機構を用いた商品陳列棚の一部の側面図である。 図1に示す商品陳列棚の一部を分解した状態の側面図である。 図1に示す商品陳列棚の一部を分解した状態の正面図である。 図3に示す棚板支持機構の拡大図である。 図3に示すレバー部材の構成を説明するための側面図である。 (A)は、図3に示すレバー部材の平面図であり、(B)は、図3に示す固定側部材の平面図である。 図1に示す商品陳列棚の棚板支持機構の効果を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(商品陳列棚の棚板支持機構の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる商品陳列棚の棚板支持機構1を用いた商品陳列棚の一部の側面図である。図2は、図1に示す商品陳列棚の一部を分解した状態の側面図である。図3は、図1に示す商品陳列棚の一部を分解した状態の正面図である。図4は、図3に示す棚板支持機構1の拡大図である。図5は、図3に示すレバー部材12の構成を説明するための側面図である。図6(A)は、図3に示すレバー部材12の平面図であり、図6(B)は、図3に示す固定側部材7の平面図である。
本形態の商品陳列棚の棚板支持機構1(以下、「棚板支持機構1」とする。)は、一対の支柱2と、一対の支柱2のそれぞれから前側へ突出する一対の棚受け金具3と、商品が載置される棚板4とを備える商品陳列棚に使用される。支柱2は、支柱2の長手方向と上下方向とが一致するように配置されている。また、一対の支柱2は、上下方向と前後方向とに直交する左右方向において所定の間隔をあけた状態で配置されている。一対の支柱2は、たとえば、背面板(図示省略)によって繋がれている。支柱2の前面には、複数の係合穴2aが形成されている(図3参照)。
棚受け金具3は、略直角三角形の平板状に形成されている。この棚受け金具3は、棚受け金具3の厚さ方向と左右方向とが一致するように配置されている。棚受け金具3の後端面には、係合穴2aに嵌る複数の係合爪3aが形成されている。棚板4は、略長方形の平板状に形成される天面部4aと、天面部4aの四辺のそれぞれから下側へ伸びる4個の側面部4bと、天面部4aの下面に固定される補強材4cとを備えている。
図3に示すように、商品陳列棚では、一対の棚受け金具3のそれぞれに、一対の棚板支持機構1のそれぞれが取り付けられている。また、一対の棚板支持機構1に1枚の棚板4が支持されている。以下の説明では、右側に配置される棚板支持機構1の右側、および、左側に配置される棚板支持機構1の左側を「左右方向の外側」とし、右側に配置される棚板支持機構1の左側、および、左側に配置される棚板支持機構1の右側を「左右方向の内側」とする。
棚板支持機構1は、棚受け金具3に上側から嵌る2個の固定側部材7、8と、棚板4が上側から嵌る可動側部材9と、固定側部材7、8に対して可動側部材9を前後方向へスライドさせるスライド機構10とを備えている。また、棚板支持機構1は、スライド機構10を構成する後述の第1レール15に取り付けられる抜止め部材11と、可動側部材9に取り付けられるレバー部材12とを備えている。
スライド機構10は、いわゆるダブルスライドレールであり、図4に示すように、固定側部材7、8が固定される固定側レールとしての第1レール15と、第1レール15にスライド可能に保持される第2レール16と、第2レール16にスライド可能に保持されるとともに可動側部材9が固定される可動側レールとしての第3レール17とを備えている。第1レール15と第2レール16との間、および、第2レール16と第3レール17との間には、ボールベアリング18が配置されている。なお、スライド機構10は、シングルスライドレールであっても良い。
第1レール15は、スライド機構10の左右方向の外側面を構成している。第3レール17は、スライド機構10の左右方向の内側面を構成している。第1レール15の後端部には、左右方向の外側に向かって突出する固定軸20が固定されている。固定軸20は、固定軸20の軸方向と左右方向とが一致するように第1レール15の後端部から左右方向の外側へ突出している。なお、図3、図4では、固定軸20の図示を省略している。
前後方向における固定側部材7、8の長さは、第1レール15の長さよりも短くなっている。また、前後方向における固定側部材7の長さは、前後方向における固定側部材8の長さよりも長くなっている。固定側部材7は、第1レール15の前端側に固定され、固定側部材8は、第1レール15の後端側に固定されている。また、固定側部材7、8は、金属製の平板を所定形状に折り曲げることで形成されている。
固定側部材7は、第1レール15の左右方向の外側面に接触する内側面部7aと、内側面部7aの下端から左右方向の内側に向かって伸びる下面部7bと、内側面部7aの上端の、前後方向の両端側から左右方向の外側に向かって伸びる2個の上面部7cと、2個の上面部7cのそれぞれの左右方向の外側端から下側に向かって伸びる2個の外側面部7dとを備えている。内側面部7aおよび外側面部7dは、左右方向に直交する平板となっており、下面部7bおよび上面部7cは、上下方向に直交する平板となっている。
また、固定側部材7は、内側面部7aの上端から上側に向かって伸びる被固定部7eを備えている。被固定部7eは、図示を省略するボルトおよびナットによって第1レール15の左右方向の外側面に固定されている。内側面部7aと外側面部7dとの左右方向の隙間は、棚受け金具3の厚さよりも広くなっている。内側面部7aと外側面部7dと上面部7cとに囲まれた部分は、棚受け金具3に上側から嵌る係合溝7fとなっている。すなわち、固定側部材7には、棚受け金具3に上側から嵌る係合溝7fが形成されており、棚受け金具3の上端部は、係合溝7fの中に配置されている。係合溝7fは、角溝状に形成されている。
下面部7bには、下面部7bを貫通する長方形の貫通穴7gが形成されている。図6(B)に示すように、貫通穴7gは、前後方向に間隔をあけた状態で2箇所に形成されている。2箇所に形成される貫通穴7gの間の部分は、レバー部材12に形成される後述の規制溝12fの中に配置される規制部7hとなっている。すなわち、固定側部材7には、後述の規制溝12fの中に配置される規制部7hが形成されている。
固定側部材8は、固定側部材7と同様に、第1レール15の左右方向の外側面に接触する内側面部8aと、内側面部8aの下端から左右方向の内側に向かって伸びる下面部と、内側面部8aの上端の、前後方向の両端側から左右方向の外側に向かって伸びる2個の上面部8cと、2個の上面部8cのそれぞれの左右方向の外側端から下側に向かって伸びる2個の外側面部8dと、内側面部8aの上端から上側に向かって伸びる被固定部8eとを備えている(図2参照)。
被固定部8eは、図示を省略するボルトおよびナットによって第1レール15の左右方向の外側面に固定されている。内側面部8aと外側面部8dとの左右方向の隙間は、棚受け金具3の厚さよりも広くなっている。内側面部8aと外側面部8dと上面部8cとに囲まれた部分は、棚受け金具3に上側から嵌る係合溝となっている。すなわち、固定側部材8には、棚受け金具3に上側から嵌る係合溝が形成されており、棚受け金具3の上端部は、この係合溝の中に配置されている。この係合溝は、係合溝7fと同様に、角溝状に形成されている。
抜止め部材11は、金属製の平板を所定形状に折り曲げることで形成されている。あるいは、抜止め部材11は、金属製の平板によって形成されている。この抜止め部材11は、第1レール15の後端部に取り付けられている。具体的には、抜止め部材11は、固定軸20に回動可能に支持されており、固定軸20を介して第1レール15の後端部に取り付けられている。すなわち、抜止め部材11は、第1レール15に固定される固定側部材7、8および第1レール15に対して、左右方向を軸方向とする回動が可能となるように、第1レール15に取り付けられている。また、抜止め部材11は、固定側部材8よりも後ろ側に配置されている。
抜止め部材11の後端部には、支柱2の係合穴2aに係合する係合爪11aが形成されている。係合爪11aは、第1レール15の後端よりも奥側に配置されている。係合爪11aの前端には、上下方向の両側から窪む凹部が形成されている。なお、本形態の固定軸20は、段付き軸となっており、固定軸20に形成される段差面によって、左右方向の内側への抜止め部材11の移動が規制されている。また、固定軸20の先端(左右方向の外側端)には、左右方向の外側への抜止め部材11の抜けを防止する抜止め部(図示省略)が形成されている。本形態では、抜止め部材11に形成される貫通穴に固定軸20を挿通した状態で、固定軸20の先端をカシメ加工することで、固定軸20の先端に抜止め部が形成される。
可動側部材9は、金属製の平板を所定形状に折り曲げることで形成されている。前後方向における可動側部材9の長さは、第3レール17の長さとほぼ等しくなっている。可動側部材9は、第3レール17の左右方向の内側面に接触する内側面部9aと、内側面部9aの上端から左右方向の外側に向かって伸びる上面部9bと、上面部9bの左右方向の外側端から上側に向かって伸びる第1外側面部9cおよび第2外側面部9dとを備えている。内側面部9a、第1外側面部9cおよび第2外側面部9dは、左右方向に直交する平板となっており、上面部9bは、上下方向に直交する平板となっている。
内側面部9aは、図示を省略するボルトおよびナットによって第3レール17の左右方向の内側面に固定されている。前後方向における内側面部9aの略中心位置には、左右方向の内側に向かって突出する固定軸21(図5参照)が固定されている。固定軸21は、固定軸21の軸方向と左右方向とが一致するように内側面部9aから左右方向の内側へ突出している。なお、図3、図4では、固定軸21の図示を省略している。
第1外側面部9cは、第2外側面部9dよりも左右方向の内側に配置されている。本形態では、3個の第1外側面部9cと2個の第2外側面部9dとが可動側部材9に形成されており、前後方向において、第1外側面部9cと第2外側面部9dとが交互に配置されている。第1外側面部9cと第2外側面部9dとの左右方向の隙間は、棚板4の側面部4bの厚さよりも広くなっている。第1外側面部9cと第2外側面部9dと上面部9bとに囲まれた部分は、棚板4の側面部4bが上側から嵌る係合溝9fとなっている。なお、前後方向の中心に配置される第1外側面部9cには、棚板4に形成される係合爪(図示省略)が係合する係合溝9gが形成されている(図2参照)。
レバー部材12は、金属製の平板を所定形状に折り曲げることで形成されている。このレバー部材12は、固定軸21に回動可能に支持されており、固定軸21を介して可動側部材9に取り付けられている。すなわち、レバー部材12は、可動側部材9が固定される第3レール17および可動側部材9に対して、左右方向を軸方向とする回動が可能となるように、可動側部材9に取り付けられている。
レバー部材12は、固定軸21に支持される外側面部12aと、外側面部12aの前端から左右方向の内側に伸びる連結部12bと、左右方向における連結部12bの内側端から前側へ伸びる内側面部12cと、内側面部12cの下端から左右方向の外側に伸びる下面部12dとを備えている。外側面部12aおよび内側面部12cは、左右方向に直交する平板となっており、連結部12bは、前後方向に略直交する平板となっており、下面部12dは、上下方向に略直交する平板となっている。
下面部12dの下面は、たとえば、商品陳列棚が設置される店舗の作業担当者がレバー部材12を回動させる際に作業担当者の指先が触れる接触面となっている。また、レバー部材12は、外側面部12aの下端から下側に向かって伸びる溝形成部12eを備えている。溝形成部12eは、下面部12dよりも下側に配置されている。溝形成部12eの前端面には、後ろ側に向かって窪む規制溝12fが形成されている。規制溝12fは、左右方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されている。
棚板4が後ろ側(奥側)に押し込まれてスライド機構10が縮んでいる状態(図1に示す状態)では、図5(A)に示すように、固定側部材7の規制部7hが規制溝12fの中に配置されている。この状態では、固定側部材7、8に対する可動側部材9の前側への移動が規制されている。本形態では、規制部7hと規制溝12fとによって、固定側部材7、8に対する可動側部材9の前側への移動を規制する規制機構24が構成されている。
上述のように、規制溝12fは、後ろ側に向かって窪んでいるため、規制溝12fの中に規制部7hが配置されている状態において、下面部12dを上側に押し上げて固定軸21を中心にレバー部材12を回動させようとしても、レバー部材12は回動しない。本形態では、図5(B)、(C)に示すように、規制溝12fの中に規制部7hが配置されている状態で、可動側部材9と一緒にレバー部材12を後ろ側へ移動させると、規制溝12fの中から規制部7hが外れる方向へレバー部材12を回動させることが可能になる。また、規制溝12fの中から規制部7hが外れる位置までレバー部材12を回動させると、固定側部材7、8に対する可動側部材9の前側への移動が可能となり、棚板4を前側へ引き出すことが可能となる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態の棚板支持機構1は、棚受け金具3に上側から嵌る固定側部材7、8と、棚板4が上側から嵌る可動側部材9と、固定側部材7、8に対して可動側部材9を前後方向へスライドさせるスライド機構10とを備えている。また、本形態では、棚受け金具3に上側から嵌る係合溝7fが固定側部材7に形成され、棚受け金具3に上側から嵌る係合溝が固定側部材8に形成されている。さらに、本形態では、第1レール15に固定される抜止め部材11に、支柱2に形成される係合穴2aに嵌る係合爪11aが形成されている。
そのため、本形態では、一対の支柱2、一対の棚受け金具3および棚板4から構成される既存の固定棚から棚板4を外して、固定側部材7、8を上側から棚受け金具3に嵌めるとともに、抜止め部材11の係合爪11aを支柱2の係合穴2aに嵌めてから、棚板4を上側から可動側部材9に嵌めることで、固定棚をスライド棚に変更することが可能になる。すなわち、本形態の棚板支持機構1を用いれば、既存の固定棚の棚板4および棚受け金具3を利用しつつ、簡単な作業で固定棚をスライド棚に変更することが可能になる。
また、本形態では、固定側部材7、8および第1レール15に対して左右方向を軸方向とする回動が可能となるように、抜止め部材11が第1レール15に取り付けられているため、たとえば、図7に示すように、支柱2に対する棚受け金具3の取付角度が変わっても、既存の固定棚から棚板4を外して、固定側部材7、8を上側から棚受け金具3に嵌めるとともに、抜止め部材11の係合爪11aを支柱2の係合穴2aに嵌めてから、棚板4を上側から可動側部材9に嵌めることで、固定棚をスライド棚に変更することが可能になる。したがって、本形態の棚板支持機構1を用いれば、支柱2に対する棚受け金具3の取付角度が異なる複数種類の商品陳列棚において、既存の固定棚の棚板4および棚受け金具3を利用しつつ、簡単な作業で固定棚をスライド棚に変更することが可能になる。
本形態では、レバー部材12の規制溝12fの中に固定側部材7の規制部7hが配置されている状態で、可動側部材9と一緒にレバー部材12を後ろ側へ移動させると、規制溝12fの中から規制部7hが外れる方向へレバー部材12を回動させることが可能になる。また、規制溝12fの中から規制部7hが外れる位置までレバー部材12を回動させると、固定側部材7、8に対する可動側部材9の前側への移動が可能となり、棚板4を前側へ引き出すことが可能となる。すなわち、本形態では、可動側部材9を一旦、後ろ側に移動させないと、棚板4を前側に引き出すことができない。
そのため、本形態では、たとえば、商品陳列棚が設置される店舗の作業担当者等の、棚板支持機構1の構造を理解している者でなければ、棚板4を前側へ引き出すことができない。したがって、本形態では、たとえば、商品陳列棚が設置される店舗の顧客等の、作業担当者以外の者が勝手に棚板4を前側へ引き出すのを防止することが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態では、抜止め部材11は、第1レール15に取り付けられているが、抜止め部材11は、固定側部材8に取り付けられていても良い。また、上述した形態では、レバー部材12は、可動側部材9に取り付けられているが、レバー部材12は、第3レール17に取り付けられていても良い。また、上述した形態において、2個の貫通穴7gの間に形成される規制部7hに加えて、あるいは、規制部7hに代えて、下面部7bの、前側に配置される貫通穴7gの前側部分、および、下面部7bの、後ろ側に配置される貫通穴7gの後ろ側部分の少なくともいずれか一方が規制溝12fの中に配置される規制部となっていても良い。
1 棚板支持機構(商品陳列棚の棚板支持機構)
2 支柱
2a 係合穴
3 棚受け金具
4 棚板
7、8 固定側部材
7f 係合溝
7h 規制部
9 可動側部材
10 スライド機構
11 抜止め部材
11a 係合爪
12 レバー部材
12f 規制溝
15 第1レール(固定側レール)
17 第3レール(可動側レール)
20 固定軸
24 規制機構

Claims (3)

  1. 一対の支柱と、一対の前記支柱のそれぞれから前側へ突出する一対の棚受け金具と、商品が載置される棚板とを備える商品陳列棚に使用される商品陳列棚の棚板支持機構であって、
    前記棚受け金具に上側から嵌る固定側部材と、前記棚板が上側から嵌る可動側部材と、前記固定側部材が固定される固定側レールと前記可動側部材が固定される可動側レールとを有し前記固定側部材に対して前記可動側部材を前後方向へスライドさせるスライド機構と、前記支柱の前面に形成される係合穴に嵌る係合爪を有し前記固定側部材または前記固定側レールに取り付けられる抜止め部材とを備え、
    前記固定側部材には、前記棚受け金具に上側から嵌る係合溝が形成され、
    前記抜止め部材は、前記固定側部材および前記固定側レールに対して、上下方向と前後方向とに直交する左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように、前記固定側部材または前記固定側レールに取り付けられていることを特徴とする商品陳列棚の棚板支持機構。
  2. 前記固定側レールから左右方向の一方側へ突出する固定軸を備え、
    前記抜止め部材は、前記固定軸に回動可能に支持され、
    前記固定軸の先端には、左右方向の一方側への前記抜止め部材の抜けを防止する抜止め部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の商品陳列棚の棚板支持機構。
  3. 前記可動側部材および前記可動側レールに対して左右方向を回動の軸方向とする回動が可能となるように前記可動側部材または前記可動側レールに取り付けられるレバー部材を備え、
    前記レバー部材には、後ろ側に向かって窪む規制溝が形成され、
    前記固定側部材には、前記規制溝の中に配置される規制部が形成され、
    前記規制溝と前記規制部とによって、前記固定側部材に対する前記可動側部材の前側への移動を規制する規制機構が構成され、
    前記規制溝の中に前記規制部が配置されている状態で前記可動側部材を後ろ側へ移動させると、前記規制溝の中から前記規制部が外れる方向への前記レバー部材の回動が可能となることを特徴とする請求項1または2記載の商品陳列棚の棚板支持機構。
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