JP2005296183A - ラック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 複数個の柱部材側開口部を備えた複数本の柱部材と、上記柱部材に着脱可能に取り付けられ取付対象物を支持する支持構造物と、上記支持構造物に取り付けられた上記柱部材側開口部に差し込まれる差込片を備えると共に取付金具側開口部を備えた取付金具と、上記取付金具側開口部とそれに対応する上記柱部材側開口部に差し込まれて係合することにより上記支持構造物の上記柱部材からの離脱を防止するロック部材と、を具備したもの。
【選択図】 図2
Description
まず、棚を支持する支持部材の取付構造が複雑であって、分解・組立作業に困難を要してしまうという問題があった。特に、この種のラックの場合には、各部の寸法誤差や歪み等があり、それらが原因して、「ガタツキ」が発生したり、分解・組立作業をさらに困難なものにしているという問題があった。
又、請求項2によるラックは、請求項1記載のラックにおいて、上記差込片は上記柱部材側開口部に対して上下方向に移動可能な状態で差し込まれるように構成されていて、差し込まれた後柱部材側開口部の下縁に係合する係合部を備えていることを特徴とするものである。
又、請求項3によるラックは、請求項1又は請求項2記載のラックにおいて、 上記ロック部材は円弧状に形成された差込部と、該差込部より延長された操作部とから構成されていて、上記差込部を上記取付金具側開口部とそれに対応する上記柱部材側開口部に差し込んだ後、操作部を介して90°回転させることにより、上記差込部の両端に設けられた係合部を柱部材側開口部の縁に係合させるものであることを特徴とするものである。
又、請求項4によるラックは、請求項1〜請求項3の何れかに記載のラックにおいて、上記柱部材側開口部は柱部材の長手方向に所定ピッチで形成されていると共に左右二列にわたって形成されていることを特徴とするものである。
又、請求項5によるラックは、請求項1記載のラックにおいて、上記取付対象物は棚又はキャビネットであり、該棚又はキャビネットを支持する支持構造物は、上記棚又はキャビネットを下方から支持する一対の前方張出部材から構成されていて、それら一対の前方張出部材の基端部に取付金具が取り付けられていることを特徴とするものである。
又、請求項6によるラックは、請求項1記載のラックにおいて、上記取付対象物はキャビネットであり、該キャビネットを支持する支持構造物はキャビネットの背面側上端部に取り付けられる支持板であり、該支持板に取付金具が取り付けられていて、上記キャビネットの背面側下端部には別の取付金具が取り付けられていることを特徴とするものである。
又、上記差込片を上記柱部材側開口部に対して上下方向に移動可能な状態で差し込まれるように構成して、差し込まれた後柱部材側開口部の下縁に係合する係合部を備えた構成にした場合には、寸法誤差や歪みがあっても所望の分解・組立が可能になる。
又、上記ロック部材を円弧状に形成された差込部と、該差込部より延長された操作部とから構成して、上記差込部を上記取付金具側開口部とそれに対応する上記柱部材側開口部に差し込んだ後、操作部を介して90°回転させることにより、上記差込部の両端に設けられた係合部を柱部材側開口部の縁に係合させるものとした場合には、それによって、分解・組立作業の作業性を向上させることができる。
又、記柱部材側開口部を柱部材の長手方向に所定ピッチで形成されていると共に左右二列にわたって形成した場合には、同様の構成を左右に連接する場合の組立パターンの多様化を図ることができる。
又、取付対象物としては、例えば、棚やキャビネット等があり、それらにたいして効果的に対応することができる。
尚、図1では、棚支持構造物21を一箇所のみに取り付けているが、実際には任意の複数箇所に取り付けられているものである。
上記棚支持構造物21は、一対の前方張出部材23、23から構成されている。
まず、組立時であるが、一対の柱部材1、1を、3本の連結部材13、13、13によって連結する。
次に、必要個所に棚支持構造物21の一対の前方張出部材23、23を取り付ける。その場合には、図2、図3に示すように、取付金具27の差込片29を開口部11内に差し込む。
次に、図4に示すように、ロック部材35の差込部39を開口部33、11内に差し込む。そして、操作部37を把持して90°回転させる。それによって、係合部41、43が開口部11の上下の縁に係合する。
尚、棚の場合には事前に棚支持構造物21に取り付けておき、その後、柱部材1、1に取り付けるようにしても良い。
以上の作業によってラックの組立作業が完了する。
尚、分解作業は上記組立作業の逆の手順で行えば良い。
まず、比較的簡単な構成で分解・組立可能なラックを得ることができる。特に、棚支持構造物21を柱部材1、1に対して着脱するための構成が特徴的であり、左右方向に大きく突出することがない簡単な構成で所望の着脱構造を得ることができる。
又、多少の寸法誤差や歪みがあっても問題はない。これについて若干説明を加えると、取付金具27の差込片29を開口部11内に差し込んだ状態で、開口部33と開口部11との間に若干の位置ずれがあっても、別部材として設けられたロック部材35の差込による取付・固定にはそれ程影響はない。これに対して、仮に、取付金具27の上下において差込片29が一体に設けられているような構成を想定すると、開口部33、11の位置ずれ等の影響を受けてしまって、取付・固定に困難を要することになってしまう。本実施の形態の場合には、上部を別部材として設けられたロック部材35によって取付・固定する構成であるので、そのような位置ずれの影響をそれ程受けることなく比較的容易に取付・固定することができる。
又、左右方向に柱部材1の数を増加させていくと共に、そのようなものにおいて、棚支持構造物21を適宜取り付けて、棚や収納ケースを設置・固定していくことができるものである。
図中符号58は床面であり、60は天井である。
又、このような構成の場合、各柱部材1に二列にわたって所定のピッチで設けられている開口部11において、何れかの列を適宜使用すれば良い。
尚、図5において、図中右側に示すキャビネット61が、図6に示すキャビネットである。
例えば、柱部材の個数は3個以上の場合も想定される。
棚支持構造物の個数、幅等についても適宜設定すればよい。
その他、図示した構成はあくまで例である。
11 開口部
25 棚支持構造物
27 取付金具
29 差込片
33 開口部
35 ロック部材
Claims (6)
- 複数個の柱部材側開口部を備えた複数本の柱部材と、
上記柱部材に着脱可能に取り付けられ取付対象物を支持する支持構造物と、
上記支持構造物に取り付けられ上記柱部材側開口部に差し込まれる差込片を備えると共に取付金具側開口部を備えた取付金具と、
上記取付金具側開口部とそれに対応する上記柱部材側開口部に差し込まれて係合することにより上記支持構造物の上記柱部材からの離脱を防止するロック部材と、
を具備したことを特徴とするラック。 - 請求項1記載のラックにおいて、
上記差込片は上記柱部材側開口部に対して上下方向に移動可能な状態で差し込まれるように構成されていて、差し込まれた後柱部材側開口部の下縁に係合する係合部を備えていることを特徴とするラック。 - 請求項1又は請求項2記載のラックにおいて、
上記ロック部材は円弧状に形成された差込部と、該差込部より延長された操作部とから構成されていて、上記差込部を上記取付金具側開口部とそれに対応する上記柱部材側開口部に差し込んだ後、操作部を介して90°回転させることにより、上記差込部の両端に設けられた係合部を柱部材側開口部の縁に係合させるものであることを特徴とするラック。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載のラックにおいて、
上記柱部材側開口部は柱部材の長手方向に所定ピッチで形成されていると共に左右二列にわたって形成されていることを特徴とするラック。 - 請求項1記載のラックにおいて、
上記取付対象物は棚又はキャビネットであり、該棚又はキャビネットを支持する支持構造物は、上記棚又はキャビネットを下方から支持する一対の前方張出部材から構成されていて、それら一対の前方張出部材の基端部に取付金具が取り付けられていることを特徴とするラック。 - 請求項1記載のラックにおいて、
上記取付対象物はキャビネットであり、該キャビネットを支持する支持構造物はキャビネットの背面側上端部に取り付けられる支持板であり、該支持板に取付金具が取り付けられていて、上記キャビネットの背面側下端部には別の取付金具が取り付けられていることを特徴とするラック。
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