JP2016209289A - ショーケース - Google Patents
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Abstract
【課題】ショーケース本体内にスライド棚を設けた場合であっても、ショーケース本体内に十分な商品陳列スペースを確保することができるショーケースを提供する。
【解決手段】ショーケース本体3の内周部に上下方向に立設される複数本の支柱6aと、支柱6aに取付けられ、ショーケース本体3の内周部に沿って設けられる固定板5と、固定板5に取付けられ、方向にスライド可能なスライド棚9と、を備える。このため、スライド可能なスライド棚を取付けるためには、ショーケース本体のショーケース本体の内周部に沿って固定板を支柱に取付けるだけでよく、ショーケース本体内における上下方向の商品陳列スペースを狭くすることなくスライド棚を取付けることができる。しかも、ショーケース本体の内周部に沿って位置する固定板の上に商品を陳列することができるので、ショーケース本体内の水平方向の商品陳列スペースを広くすることができる。
【選択図】図4
【解決手段】ショーケース本体3の内周部に上下方向に立設される複数本の支柱6aと、支柱6aに取付けられ、ショーケース本体3の内周部に沿って設けられる固定板5と、固定板5に取付けられ、方向にスライド可能なスライド棚9と、を備える。このため、スライド可能なスライド棚を取付けるためには、ショーケース本体のショーケース本体の内周部に沿って固定板を支柱に取付けるだけでよく、ショーケース本体内における上下方向の商品陳列スペースを狭くすることなくスライド棚を取付けることができる。しかも、ショーケース本体の内周部に沿って位置する固定板の上に商品を陳列することができるので、ショーケース本体内の水平方向の商品陳列スペースを広くすることができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、ショーケース本体内に前後方向にスライド可能なスライド棚を備えるショーケースに関する。
従来、ショーケース本体内に設けられた陳列棚に商品を陳列して販売するショーケースにおいては、陳列棚への商品の陳列作業を容易にするため、陳列棚を前後方向にスライド可能なスライド棚としたものが知られている。そのようなスライド棚を使用したショーケースとしては、例えば、下記特許文献1に記載されたものが知られている。
下記特許文献1に記載されたショーケースでは、ショーケース本体内に位置固定に固定台が設けられ、この固定台の上にスライドレール機構が設けられ、このスライドレール機構によりスライド棚がスライド可能に支持されている。
しかしながら、特許文献1に記載されているショーケースでは、固定台とスライド棚との間に、商品を陳列するためには利用されないスペースができてしまい、ショーケース本体内における商品を陳列することができる上下方向のスペースが狭くなり、商品の陳列量が少なくなるという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ショーケース本体内にスライド棚を設けた場合であっても、ショーケース本体内に十分な商品陳列スペースを確保することができるショーケースを提供することである。
本発明に係るショーケースは、ショーケース本体の内周部に上下方向に立設される複数本の支柱と、前記支柱に取付けられ、前記ショーケース本体の内周部に沿って設けられる固定板と、前記固定板に取付けられ、前後方向にスライド可能なスライド棚と、を備える。
また、前述の本発明に係るショーケースにおいて、前記支柱に支持金具が取付けられ、前記固定板は前記支持金具に支持されていることが望ましい。
また、前述の本発明に係るショーケースにおいて、前記固定板に設けられて前後方向に延出する固定側レールと、前記スライド棚に設けられ、前後方向に延出して前記固定側レールにスライド可能に連結される可動側レールと、を備えることが望ましい。
また、前述の本発明に係るショーケースにおいて、前記固定板の奥側部分に脱落防止金具が設けられ、前記脱落防止金具は、前記ショーケース本体の奥側に設けられる前記支柱に取付けられる前記支持金具に対して係脱可能に設けられていることが望ましい。
また、前述の本発明に係るショーケースにおいて、前記スライド棚は、前記可動側レールを備えたスライド棚フレームと、前記スライド棚フレーム上に着脱可能に取付けられる載置面部と、を備えることが望ましい。
本発明に係るショーケースは、ショーケース本体の内周部に複数の支柱が立設され、ショーケース本体の内周部に沿って設けられる固定板がこれらの支柱に取付けられ、前後方向にスライド可能なスライド棚が固定板に取付けられている。このため、スライド可能なスライド棚を取付けるためには、ショーケース本体の内周部に沿って固定板を支柱に取付けるだけでよく、ショーケース本体内における上下方向の商品陳列スペースを狭くすることなくスライド棚を取付けることができる。しかも、ショーケース本体の内周部に沿って位置する固定板の上に商品を陳列することができるので、ショーケース本体内の水平方向の商品陳列スペースを広くすることができる。
また、支柱に支持金具が取付けられ、固定板は支持金具に支持されている。このため、支柱への固定板の取付けを簡単な構成で行うことができる。
また、固定板に設けられた固定側レールと、スライド棚に設けられて固定側レールにスライド可能に連結される可動側レールとを有している。このため、これらの固定側レールと可動側レールとを連結することによりスライド棚を前後方向にスライド可能に取付けることができる。
また、固定板の奥側部分に脱落防止金具が設けられ、この脱落防止金具は、ショーケース本体の奥側に設けられる支柱に取付けられる支持金具に対して係脱可能に設けられている。このため、脱落防止金具を支持金具に係合させることにより、スライド棚を前方側へスライドさせた場合にスライド棚の前方側に荷重が作用しても、固定板の奥側部分が跳ね上がることやそれに伴ってスライド棚が前下がりに傾斜することを防止することができる。
また、スライド棚は、可動側レールを備えたスライド棚フレームと、スライド棚フレーム上に着脱可能に取付けられる載置面部とを備えている。このため、スライド棚フレームから載置面部を取外しておくことにより、固定板へのスライド棚の取付けや脱落防止金具の調整を容易に行うことができる。
本発明の一実施形態のショーケースであるリーチインショーケース1について、図面に基づいて説明する。図1は、リーチインショーケース1を示す斜視図である。このリーチインショーケース1は、前面に開口2が形成された箱形状のショーケース本体3を有し、ショーケース本体3には開口2を開閉するガラス扉4が取付けられている。
ショーケース本体3内には、商品が陳列される後述するスライド棚を取付けるための部材である固定板5が設けられている。図2は、この固定板5の取付構造を示す平面図である。ショーケース本体3の内周部には、ショーケース本体3の側面部3aに沿って上下方向に延出する一対の支柱6aと、ショーケース本体3の背面部3bに沿って上下方向に延出する一対の支柱6bとが固定されている。これらの支柱6a、6bにはそれぞれ支持金具7が取付けられている。図2においては、各支柱6a、6bに取付けられた支持金具7が1つずつ示されているが、各支柱6a、6bには上下方向に沿って複数個の支持金具7が取付けられている。各支柱6a、6bに取付けられる支持金具7の数は、ショーケース本体3内に設けられるスライド棚の数と同じである。例えば、ショーケース本体3内に4段のスライド棚が設けられる場合には、各支柱6a、6bには上下方向に支持金具7が4個ずつ取付けられている。また、各支持金具7は、上下方向に沿って位置調節可能に支柱6a、6bに取付けられている。
固定板5は、側面部3aに沿って前後方向に延出する一対の側面側固定板5aと、背面部3bに沿って左右方向に延出する背面側固定板5bとからなる略U字形に形成され、支柱6a、6bに取付けられた支持金具7の上に載置されている。また、背面側固定板5bの下面側には脱落防止金具8が取付けられ、この脱落防止金具8が支柱6bに取付けられた支持金具7に係合されることにより固定板5がロックされている。
図3は、脱落防止金具8と支持金具7とによる固定板5のロックについて説明する正面図である。背面側固定板5bに取付けられた脱落防止金具8には、スライド可能な係合爪8aと、この係合爪8aを左右方向にスライドさせるとともに係合位置又は係合解除位置で係合爪8aを固定する操作ネジ8bとが設けられている。固定板5を支持金具7の上に載置した場合、支柱6bに取付けられた支持金具7と脱落防止金具8とが隣合って位置している。支持金具7には、スライドした係合爪8aが係合される係合溝7aが形成されている。スライドする係合爪8aは係合溝7aに対して係脱可能であり、図3(a)に示すように係合爪8aを係合溝7aに係合させることができ、また、図3(b)に示すように係合爪8aと係合溝7aとの係合を解除させることができる。
図4は、固定板5へのスライド棚9の取付構造を示す正面図である。スライド棚9は、四角い枠状のスライド棚フレーム10と、このスライド棚フレーム10上に着脱可能に取付けられる載置面部11とを備えている。スライド棚フレーム10における側面側固定板5aに隣接する部分には、スライド棚9上に陳列された商品が側面側固定板5aの方向に転倒することを阻止するためのする転倒阻止板12が前後方向に延出して設けられている。
固定板5における側面側固定板5aには、前後方向に延出する固定側レール13が設けられている。また、スライド棚フレーム10には、前後方向に延出する可動側レール14が設けられている。これらの固定側レール13と可動側レール14とは対向させて配置され、その間に設けられるベアリング機構15を介してスライド可能に連結されている。
図5は、スライド棚9がショーケース本体3内に位置する状態を示す平面図であり、スライド側フレーム10上には載置面部11が取付けられている。図6は、スライド棚9をスライドさせてショーケース本体3外に引き出した状態を示す平面図である。
このような構成において、このリーチインショーケース1には、ショーケース本体3内に前後方向にスライド可能にスライド棚9が設けられており、スライド棚9上に商品を陳列する場合には、図6に示すようにスライド棚9を手前側にスライドさせてショーケース本体3外に引き出した状態で行う。このため、スライド棚9上への商品陳列作業を容易に行うことができる。スライド棚9上への庁品陳列作業が終了した後は、図5に示すようにスライド棚9をショーケース本体3内にスライドさせ、図示しないマグネットによりスライド棚9をロックする。
スライド棚9の前後方向へのスライド可能な取付けは、ショーケース本体3の内周部に沿って固定板5を取付け、この固定板5の固定側レール13とスライド棚9との可動側レール14とをベアリング機構15を介して連結することにより行われている。このため、スライド棚9の上下方向の厚み寸法を小さく抑えることができ、ショーケース本体3内における上下方向の商品陳列スペースを狭くすることなくスライド棚9を取付けることができる。
さらに、ショーケース本体3の内周部に沿って位置する固定板5の上に商品を陳列することができるので、ショーケース本体3内の水平方向の商品陳列スペースを広くすることができる。
ショーケース本体3の内周部への固定板5の取付けは、ショーケース本体3の内周部に上下方向に立設された支柱6a、6bに支持金具7を取付け、この支持金具7の上に固定板5を載置することにより行われている。このため、支柱6a、6bへの固定板5の取付けを簡単な構成で行うことができる。
ここで、支柱6a、6bと支持金具7とは、前後方向にスライドできない固定式陳列棚を有するリーチインショーケースにおいても、その固定式陳列棚を支持するために使用されているものと同じ構造のものを使用することができる。このため、固定式陳列棚を有する既存のリーチインショーケースをスライド可能なスライド棚9を有するように変更する場合には、支柱6a、6bと支持金具7を引き続き使用することができ、固定式陳列棚を有するリーチインショーケースからスライド棚9を有するリーチインショーケース1への変更を容易に行うことができる。
また、背面側固定板5bに脱落防止金具8が設けられ、この脱落防止金具8には、支柱6bに取付けられる支持金具7の係合溝7aに係合される係合爪8aがスライド可能に設けられている。このため、固定板5を支持金具7の上に載置した後、係合爪8aをスライドさせて係合溝7aに係合させることにより、固定板5に取付けられているスライド棚9を手前側にスライドさせてスライド棚9の前方側に荷重が作用した場合でも、固定板5の奥側部分が跳ね上がることやそれに伴ってスライド棚9が前下がりに傾斜することを防止することができる。
また、スライド棚9は、スライド棚フレーム10と、スライド棚フレーム10上に着脱可能に取付けられる載置面部11とを備えており、必要に応じてスライド棚フレーム10から載置面部11を取外すことができる。スライド棚9を固定板5に取付ける場合には、載置面部11を取外した状態で行うことができ、これにより、固定側レール13と可動側レール14との連結や脱落防止金具8の調整等を容易に行うことができる。
1 リーチインショーケース(ショーケース)
2 開口
3 ショーケース本体
4 ガラス扉
5 固定板
5a 側面側固定板
5b 背面側固定板
6a 支柱
6b 支柱
7 支持金具
7a 係合溝
8 脱落防止金具
8a 係合爪
8b 操作ネジ
9 スライド棚
10 スライド棚フレーム
11 載置面部
12 転倒防止板
13 固定側レール
14 可動側レール
15 ベアリング機構
2 開口
3 ショーケース本体
4 ガラス扉
5 固定板
5a 側面側固定板
5b 背面側固定板
6a 支柱
6b 支柱
7 支持金具
7a 係合溝
8 脱落防止金具
8a 係合爪
8b 操作ネジ
9 スライド棚
10 スライド棚フレーム
11 載置面部
12 転倒防止板
13 固定側レール
14 可動側レール
15 ベアリング機構
Claims (5)
- ショーケース本体の内周部に上下方向に立設される複数本の支柱と、
前記支柱に取付けられ、前記ショーケース本体の内周部に沿って設けられる固定板と、
前記固定板に取付けられ、前後方向にスライド可能なスライド棚と、
を備えるショーケース。 - 前記支柱に支持金具が取付けられ、
前記固定板は前記支持金具に支持されていることを特徴とする請求項1記載のショーケース。 - 前記固定板に設けられて前後方向に延出する固定側レールと、
前記スライド棚に設けられ、前後方向に延出して前記固定側レールにスライド可能に連結される可動側レールと、
を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のショーケース。 - 前記固定板の奥側部分に脱落防止金具が設けられ、
前記脱落防止金具は、前記ショーケース本体の奥側に設けられる前記支柱に取付けられる前記支持金具に対して係脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のショーケース。 - 前記スライド棚は、前記可動側レールを備えたスライド棚フレームと、
前記スライド棚フレーム上に着脱可能に取付けられる載置面部と、
を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載のショーケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015095562A JP2016209289A (ja) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | ショーケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015095562A JP2016209289A (ja) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | ショーケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016209289A true JP2016209289A (ja) | 2016-12-15 |
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ID=57551400
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2015095562A Pending JP2016209289A (ja) | 2015-05-08 | 2015-05-08 | ショーケース |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016209289A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003275068A (ja) * | 2002-03-25 | 2003-09-30 | Sanyo Electric Co Ltd | ショーケースの棚装置 |
JP3141313U (ja) * | 2008-02-15 | 2008-05-01 | 株式会社泉美 | 商品陳列ケース構造及びその取付構造 |
JP2008206770A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Okamura Corp | 商品陳列棚 |
US20140190917A1 (en) * | 2012-08-03 | 2014-07-10 | Fasteners For Retail, Inc. | Latching system for a merchandising apparatus |
JP2014173832A (ja) * | 2013-03-13 | 2014-09-22 | Fukushima Industries Corp | パススルー式の貯蔵庫 |
-
2015
- 2015-05-08 JP JP2015095562A patent/JP2016209289A/ja active Pending
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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