JP2017203696A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】測定ガス中の特定ガスの検出の応答性を高く維持したまま、特定ガスの検出精度を向上させることができるガスセンサを提供すること。
【解決手段】ガスセンサ10のセンサ素子1は、酸素イオン伝導性を有する第1固体電解質体2A及び第2固体電解質体2Bと、測定ガスGが導入される測定ガス室3と、基準ガスAが導入される第1基準ガス室31及び第2基準ガス室32と、第1ポンプセル4Aと、第2ポンプセル4Bと、センサセル5と、ヒータ6とを備える。センサセル5においては、各ポンプセル4A、4Bによって酸素濃度が調整された後の測定ガスGにおける特定ガス成分が検出される。ヒータ6は、センサセル5が形成された第2固体電解質体2Bの第2主面24に対向して配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定ガス中の特定ガス成分の濃度を測定するガスセンサに関する。
内燃機関の排気系においては、測定ガスとしての排ガス中における、酸素や窒素酸化物等の特定ガスを検出するガスセンサが用いられている。
例えば、特許文献1に記載されたガスセンサのセンサ素子は、酸素イオン伝導性を有する第1固体電解質体及び第2固体電解質体と、第1固体電解質体と第2固体電解質体との間に形成され、測定ガスが導入される測定ガス室と、第2固体電解質体に対向して配置されたヒータとを備えている。第1固体電解質体及び第2固体電解質体には、測定ガス室内の酸素濃度を調整するためのポンプセルがそれぞれ設けられており、第1固体電解質体には、測定ガス中の特定ガス成分を検出するためのセンサセルが、各ポンプセルが配置された位置よりも測定ガスの流れ方向の下流側の位置に設けられている。センサセルは、ヒータにより加熱されることにより活性化し、各ポンプセルによって酸素濃度が調整された後の測定ガスにおける特定ガス成分を検出するために用いられる。
特開2013−88119号公報
ところで、センサセルによる特定ガス成分の検出精度を向上させるためには、センサセルの温度を目標とする温度範囲内に保つことが必要になる。特に、センサ素子の周辺温度が過渡的に変動した場合には、この影響を受けてセンサセルの温度も変動する。しかしながら、特許文献1のガスセンサのセンサ素子においては、センサセルは、ヒータに隣接する第2固体電解質体ではなく、ヒータから離れた第1固体電解質体に設けられている。そのため、ヒータが動作した際に発生する熱をセンサセルに素早く伝達するためには不十分であり、ヒータの動作によってセンサセルの温度を目標とする温度範囲内に更に安定して保つための更なる工夫が必要とされる。従って、センサ素子の周辺温度が過渡的に変動した場合においても、センサセルによる測定ガスにおける特定ガス成分の検出精度を向上させるためには、更に改良の余地がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、測定ガスにおける特定ガス成分の検出の応答性を高く維持したまま、特定ガス成分の検出精度を向上させることができるガスセンサを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、酸素を含む測定ガス(G)中の特定ガス成分の濃度を測定するためのセンサ素子(1)を備えるガスセンサ(10)であって、
上記センサ素子は、
上記測定ガスが導入される測定ガス室(3)と、
基準ガス(A)が導入される第1基準ガス室(31)及び第2基準ガス室(32)と、
酸素イオン伝導性を有し、上記第1基準ガス室と上記測定ガス室の間に配置され、上記第1基準ガス室に面する第1主面(21)、及び上記測定ガス室に面する第2主面(22)を有する板状の第1固体電解質体(2A)と、
酸素イオン伝導性を有し、上記測定ガス室を介して上記第1固体電解質体と対向して配置され、上記測定ガス室に面する第1主面(23)、及び上記第2基準ガス室に面する第2主面(24)を有する第2固体電解質体(2B)と、
上記第1固体電解質体の上記第1主面に形成された第1基準電極(42A)、上記第1固体電解質体の上記第2主面に形成された第1ポンプ電極(41A)、及び上記第1固体電解質体の一部(201A)によって構成され、上記第1基準電極と上記第1ポンプ電極との間への通電によって上記測定ガス室内の酸素濃度を調整する第1ポンプセル(4A)と、
上記第2固体電解質体の上記第1主面に形成された第2ポンプ電極(41B)、上記第2固体電解質体の上記第2主面に形成された第2基準電極(42B)、及び上記第2固体電解質体の一部(201B)によって構成され、上記第2基準電極と上記第2ポンプ電極との間への通電によって上記測定ガス室内の酸素濃度を調整する第2ポンプセル(4B)と、
上記第2固体電解質体の上記第1主面における、上記第2ポンプセルよりも上記測定ガスの流れ方向(F)の下流側に形成されたセンサ電極(51)、上記第2固体電解質体の上記第2主面に形成された第3基準電極(52)、及び上記第2固体電解質体の一部(202B)によって構成され、上記第3基準電極と上記センサ電極との間に流れる電流に基づいて、上記各ポンプセルによって酸素濃度が調整された後の測定ガスにおける特定ガス成分を検出するためのセンサセル(5)と、
上記第2固体電解質体の上記第2主面に対向して配置されたヒータ(6)と、を備える、ガスセンサ(1)にある。
上記ガスセンサのセンサ素子におけるヒータは、センサセルが形成された第2固体電解質体の第2主面に対向して配置されている。そのため、センサセルが形成されていない第1固体電解質体に対向してヒータが配置される場合に比べて、センサセルの配置位置をヒータの配置位置に近づけることができ、ガスセンサの始動時及び使用時において、ヒータが動作した際に発生する熱をセンサセルに素早く伝達することができる。これにより、センサ素子の周辺温度が過渡的に変動した場合においても、センサセルの温度を目標とする温度範囲内に保つことが容易になる。この結果、センサセルの温度変動が抑制され、センサセルによる、測定ガスにおける特定ガス成分の検出精度を向上させることができる。
また、ポンプセルが第1ポンプセルと第2ポンプセルとに分かれて構成されていることにより、流れ方向におけるポンプセルの形成長さが短くなる。これにより、各ポンプセルによって酸素濃度が調整された測定ガスがセンサセルのセンサ電極に到達するまでの時間が短くなり、測定ガスにおける特定ガス成分の検出の応答性を高く維持することができる。
以上のように、上記ガスセンサによれば、測定ガスにおける特定ガス成分の検出の応答性を高く維持したまま、特定ガス成分の検出精度を向上させることができる。
実施形態1における、センサ素子の断面を示す説明図。 図1における、II−II線断面矢指図。 実施形態1における、センサ素子の断面を示す説明図。 実施形態1における、センサ素子の分解斜視図。 実施形態1における、センサ素子を備えるガスセンサの断面図。 実施形態1における、他のセンサ素子の断面を示す説明図。 実施形態1における、他のセンサ素子の断面を示す説明図。 実施形態1における、他のセンサ素子の断面を示す説明図。 実施形態1における、他のセンサ素子の断面を示す説明図。 実施形態2における、センサ素子の断面を示す説明図。 図10における、XI−XI線断面矢指図。 確認試験1における、試験品1についての試験時間と、センサ出力との関係を示すグラフ。 確認試験1における、試験品2についての試験時間と、センサ出力との関係を示すグラフ。 確認試験1における、比較品1についての試験時間と、センサ出力との関係を示すグラフ。 確認試験2における、試験品1、試験品3、比較品1及び比較品2についての投入電力比の関係を示すグラフ。 確認試験3における、ポンプ電極総面積と、センサ出力との関係を示すグラフ。 確認試験4における、第2ポンプ電極の長さと、応答時間との関係を示すグラフ。 確認試験5における、測定ガス室の高さと、応答時間との関係を示すグラフ。 比較品1における、センサ素子の断面を示す説明図。 比較品2における、センサ素子の断面を示す説明図。
(実施形態1)
以下に、上述したガスセンサの実施形態につき、図1〜図9を参照して説明する。
本形態のガスセンサ10は、酸素を含む測定ガスG中の特定ガス成分の濃度を測定するためのセンサ素子1を備える。センサ素子1は、図1、図2に示すように、酸素イオン伝導性を有する第1固体電解質体2A及び第2固体電解質体2Bと、測定ガスGが導入される測定ガス室3と、基準ガスAが導入される第1基準ガス室31及び第2基準ガス室32と、第1ポンプセル4Aと、第2ポンプセル4Bと、センサセル5と、ヒータ6とを備える。第1固体電解質体2Aは、第1基準ガス室31と測定ガス室3との間に配置されている。第1固体電解質体2Aは、第1基準ガス室31に面する第1主面21と、測定ガス室3に面する第2主面22とを有する。第2固体電解質体2Bは、測定ガス室3を介して第1固体電解質体2Aと対向して配置されている。第2固体電解質体2Bは、測定ガス室3に面する第1主面23と、第2基準ガス室32に面する第2主面24とを有する。
図1に示すように、第1ポンプセル4Aは、第1固体電解質体2Aの第1主面21に形成された第1基準電極42Aと、第1固体電解質体2Aの第2主面22に形成された第1ポンプ電極41Aと、第1基準電極42Aと第1ポンプ電極41Aとの間に挟まれた第1固体電解質体の一部201Aとによって構成されている。第1ポンプセル4Aは、第1基準電極42Aと第1ポンプ電極41Aとの間への通電によって、測定ガス室3内の酸素濃度を調整するために用いられる。
第2ポンプセル4Bは、第2固体電解質体2Bの第1主面23における、第1ポンプ電極41Aと対向する位置に形成された第2ポンプ電極41Bと、第2固体電解質体2Bの第2主面24に形成された第2基準電極42Bと、第2ポンプ電極41Bと第2基準電極42Bとの間に挟まれた第2固体電解質体の一部201Bとによって構成されている。第2ポンプセル4Bは、第2基準電極42Bと第2ポンプ電極41Bとの間への通電によって、測定ガス室3内の酸素濃度を調整するために用いられる。
図1、図2に示すように、センサセル5は、第2固体電解質体2Bの第1主面23における、第2ポンプセル4Bよりも測定ガスGの流れ方向Fの下流側に形成されたセンサ電極51と、第2固体電解質体2Bの第2主面24に形成された第3基準電極52と、センサ電極51と第3基準電極52との間に挟まれた第2固体電解質体2Bの一部202Bとによって構成されている。センサセル5は、第3基準電極52とセンサ電極51との間に流れる電流に基づいて、各ポンプセル4A、4Bによって酸素濃度が調整された後の測定ガスGにおける特定ガス成分を検出するために用いられる。ヒータ6は、第2固体電解質体2Bの第2主面24に対向して配置されている。
次に、本形態のガスセンサ10につき、さらに詳説する。
ガスセンサ10は、車両における内燃機関の排気通路に配置されて用いられ、排気通路を流れる排ガスを測定ガスGとするとともに、大気を基準ガスAとして、排ガス中に含まれる特定ガスとしてのNOx(窒素酸化物)の濃度を検出するものである。
図5に示すように、ガスセンサ10は、センサ素子1、ハウジング11、絶縁碍子12、13、接点端子14、リード線15、カバー16、ブッシュ17、二重のカバー18A、18B等を備える。
センサ素子1は絶縁碍子12に保持されており、絶縁碍子12はハウジング11に保持されている。ガスセンサ10は、ハウジング11によって排気通路に取り付けられ、センサ素子1は、排気通路内に配置される。また、ハウジング11には、センサ素子1の先端部を覆う二重のカバー18A、18Bが取り付けられている。
絶縁碍子12の基端側には、接点端子14を保持する別の絶縁碍子13が配置されている。後述する、各電極41A、41B、42A、42B、51、52のリード部及び発熱体61のリード部は、センサ素子1の基端部に引き出され、接点端子14に接続されている。接点端子14に接続されたリード線15は、ハウジング11の基端側に取り付けられたカバー16内において、ブッシュ17によって保持されている。
図1、図4に示すように、固体電解質体2A、2Bは、板形状のイットリア安定化ジルコニアによって形成されている。測定ガス室3は、第1固体電解質体2Aの第2主面22と第2固体電解質体2Bの第1主面23との間に挟まれて形成されており、ポンプ電極41A、41B及びセンサ電極51は測定ガス室3に配置されている。測定ガス室3は、測定ガスGを所定の拡散速度で通過させる拡散抵抗層33及びアルミナ等のセラミックスからなる絶縁体34によって囲まれて形成されている。拡散抵抗層33は、多孔質のセラミックスによって形成されている。測定ガスGは、拡散抵抗層33を通過して測定ガス室3に導入される。絶縁体34には、測定ガス室3を形成するための切欠きが形成されている。
第1固体電解質体2Aの第1主面21には、基準ガスAが導入される第1基準ガス室31が隣接して形成されており、第1固体電解質体2Aにおける第1基準電極42Aは、第1基準ガス室31に配置されている。第1基準ガス室31は、アルミナ等のセラミックスからなる絶縁体351、352によって囲まれて形成されている。絶縁体351には、第1基準ガス室31を形成するための切欠きが形成されている。
第2固体電解質体2Bの第2主面24には、基準ガスAが導入される第2基準ガス室32が隣接して形成されており、第2固体電解質体2Bにおける第2基準電極42B及び第3基準電極52は、第2基準ガス室32に配置されている。第2基準ガス室32は、ヒータ6及びアルミナ等のセラミックスからなる絶縁体36によって囲まれて形成されている。絶縁体36には、第2基準ガス室32を形成するための切欠きが形成されている。
図1に示すように、第1ポンプセル4A及び第2ポンプセル4Bには、第1ポンプ電極41Aと第1基準電極42Aとの間及び第2ポンプ電極41Bと第2基準電極42Bとの間に電圧を印加する電圧印加回路43が接続されている。電圧印加回路43は、ガスセンサ10の制御装置(SCU)に設けられている。SCUは、内燃機関の制御装置(ECU)からの指令を受けて動作する。電圧印加回路43によって、ポンプ電極41A、41Bと基準電極42A、42Bとの間に電圧が印加されるときに、ポンプ電極41A、41Bに接触する測定ガスG中の酸素が分解されて、固体電解質体2A、2Bを介して基準電極42A、42Bへ酸素イオンが透過し、測定ガス室3における測定ガスG中の酸素が除去される。
本形態において、第1ポンプ電極41Aと第2ポンプ電極41Bとは、同じ大きさに形成されて流れ方向Fの同じ位置に配置されている。これ以外にも、例えば、図6に示すように、第1ポンプ電極41Aの流れ方向Fの位置と第2ポンプ電極41Bの流れ方向Fの位置とは互いに異なっていてもよい。また、例えば、図7に示すように、第1ポンプ電極41Aの大きさと第2ポンプ電極41Bの大きさとは互いに異なっていてもよい。
図1に示すように、第2ポンプ電極41Bと第2基準電極42Bとの間には、第2ポンプセル4Bのインピーダンスを測定する測定回路44が接続されている。測定回路44は、ガスセンサ10の制御装置(SCU)に設けられている。本形態のセンサ素子1の温度制御は、第2ポンプセル4Bの温度を制御することによって行う。SCUにおいては、第2ポンプセル4Bの温度と第2ポンプセル4Bのインピーダンスとの関係が関係マップとして記憶されている。測定回路44によって、第2ポンプセル4Bのインピーダンスが測定されたときには、このインピーダンスが関係マップに照合され、この関係マップに基づいて第2ポンプセル4Bの温度が算出される。関係マップは、第2ポンプセル4Bの温度を変化させたときの第2ポンプセル4Bのインピーダンスの変化を測定して両者の関係式等として構築されたものである。
図1、図2に示すように、センサセル5には、センサ電極51と第3基準電極52との間に所定の電圧を印加した状態で、これらの電極51、52の間に流れる電流を検出する第1電流検出回路53が接続されている。センサ電極51に接触する、測定ガスG中の特定ガス成分が分解されるときには、センサ電極51から第2固体電解質体2Bを介して第3基準電極52へ酸素イオンが透過し、この酸素イオンによる電流が、第1電流検出回路53によって検出される。
本形態の第3基準電極52は、第2ポンプセル4Bの第2基準電極42Bと一体的に形成されている。なお、第3基準電極52は、図8に示すように、第1固体電解質体2Aを介してセンサ電極51と対向する位置に、第1基準電極42Aとは別体として形成してもよい。
ヒータ6は、図1、図4に示すように、通電によって発熱する発熱体61と、発熱体61を埋設するセラミック基板62とによって構成されている。ヒータ6の発熱体61に電圧が印加されると、発熱体61が発熱し、センサ素子1が加熱される。ガスセンサ10の始動時には、ヒータ6の加熱によって固体電解質体2A、2B、ポンプセル4A、4B及びセンサセル5が活性化される。ガスセンサ10の使用時には、ヒータ6によって、センサ素子1の温度制御が行われる。そして、ヒータ6の発熱体61への印加電圧は、第2ポンプセル4Bの温度を所定の目標温度に保つよう、測定回路44によって測定される第2ポンプセル4Bのインピーダンスが目標とする値になるよう調整される。
SCUにおいては、測定回路44による第2ポンプセル4Bのインピーダンスのフィードバックを受けて、このインピーダンスが目標とする値になるよう制御されることにより、第2ポンプセル4Bの温度制御が行われる。また、第2ポンプセル4Bの温度制御が行われることにより、第2固体電解質体2B上において第2ポンプセル4Bに隣接するセンサセル5の温度制御も行われる。
なお、測定回路44は、図9に示すように、第1ポンプセル4Aのインピーダンスを測定するために、第1ポンプ電極41Aと第1基準電極42Aとの間に接続してもよい。この場合には、ヒータ6の発熱体61への印加電圧は、第1ポンプセル4Aの温度を所定の目標温度に保つよう、測定回路44によって測定される第1ポンプセル4Aのインピーダンスが目標とする値になるよう調整される。
図3に示すように、本形態のセンサ素子1において、第1ポンプ電極41Aの表面面積S1と第2ポンプ電極41Bの表面面積S2との合計は、10mm2以上である。表面面積S1、S2とは、各ポンプ電極41A、41Bにおける、固体電解質体2A、2Bに略平行な主面の面積のことをいう。表面面積S1、S2には、各ポンプ電極41A、41Bの厚みによる側面の面積は含まないこととする。表面面積S1と表面面積S2との合計が10mm2未満の場合には、各ポンプセル4A、4Bが、測定ガス室3に導入された測定ガスG中の酸素を除去しきれず、センサセル5による測定ガスG中の特定ガス成分の検出精度が低下するおそれがある。表面面積S1と表面面積S2との合計は、センサ素子1のサイズの制約上、25mm2以下とすることができる。
また、第2ポンプ電極41Bにおける、流れ方向Fの長さLは、2〜5mmの範囲内にある。長さLが2mm未満の場合には、各ポンプセル4A、4Bが、測定ガス室3に導入された測定ガスG中の酸素を除去しきれず、センサセル5による測定ガスG中の特定ガス成分の検出精度が低下するおそれがある。一方、長さLが5mm超過の場合には、第2ポンプセル4Bによって酸素濃度が調整された測定ガスGがセンサセル5のセンサ電極51に到達するまでの時間が長くなり、センサセル5による特定ガス成分の検出の応答性が低下するおそれがある。また、第1ポンプ電極41Aにおける、流れ方向Fの長さLも、2〜5mmの範囲内にある。本形態のセンサ素子1においては、第1ポンプ電極41Aの長さLと第2ポンプ電極41Bの長さLとは同じである。
また、図3に示すように、測定ガス室3の高さHは、65〜150μmの範囲内にある。高さHとは、第1固体電解質体2Aの第2主面22から第2固体電解質体2Bの第1主面23までの高さのことをいう。高さHには、ポンプ電極41A、41B及びセンサ電極51の厚みは含まないこととする。高さHが65μm未満の場合、測定ガス室3内における測定ガスGの流通性が悪くなり、センサセル5による特定ガス成分の検出の応答性が低下するおそれがある。一方、高さHが150μm超過の場合には、測定ガス室3に導入される測定ガスGが入れ替わる時間が長くなり、センサセル5による特定ガス成分の検出の応答性が低下するおそれがある。
次に、本形態のガスセンサ10の作用効果につき説明する。
本形態のガスセンサ10のセンサ素子1においては、ヒータ6は、センサセル5が形成された第2固体電解質体2Bの第2主面24に対向して配置されている。そのため、センサセル5が形成されていない第1固体電解質体2Aに対向してヒータ6が配置される場合に比べて、センサセル5の配置位置をヒータ6の配置位置に近づけることができ、ガスセンサ10の始動時及び使用時において、ヒータ6が動作した際に発生する熱をセンサセル5に素早く伝達することができる。これにより、ガスセンサ10の周辺温度が過渡的に変動した場合においても、センサセル5の温度を目標とする温度範囲内に保つことが容易になる。この結果、センサセル5の温度変動が抑制され、センサセル5による、測定ガスGにおける特定ガス成分の検出精度を向上させることができる。
また、ポンプセル4A、4Bが第1ポンプセル4Aと第2ポンプセル4Bとに分かれて構成されていることにより、流れ方向Fにおけるポンプセル4A、4Bの形成長さが短くなる。これにより、各ポンプセル4A、4Bによって酸素濃度が調整された測定ガスGがセンサセル5のセンサ電極51に到達するまでの時間が短くなり、測定ガスGにおける特定ガス濃度の検出の応答性を高く維持することができる。
ヒータ6の印加電圧は、ヒータ6に近い側に位置する第2固体電解質体2Bに設けられた第2ポンプセル4Bのインピーダンスを用いて制御される。また、ヒータ6の印加電圧は、センサセル5が設けられた第2固体電解質体2Bと同じ第2固体電解質体2Bに設けられた第2ポンプセル4Bのインピーダンスを用いて制御される。そして、ヒータ6と第1固体電解質体2Aとの距離に比べてヒータ6と第2固体電解質体2Bとの距離が小さいことにより、ヒータ6から第1ポンプセル4Aへの熱の伝達に比べてヒータ6から第2ポンプセル4Bへの熱の伝達は効果的に行われる。そのため、ヒータ6の発熱による熱が第2ポンプセル4Bに伝わりやすくなり、ヒータ6の発熱を受けて第2ポンプセル4Bのインピーダンスが迅速に変化し、第2ポンプセル4Bの温度制御の応答性が良くなる。
これにより、センサ素子1の周辺温度が過渡的に変動した場合においても、第2ポンプセル4B及びセンサセル5の温度を目標とする温度範囲内に維持するために必要なヒータ6への投入電力を低減させることができる。その結果、ガスセンサ10の電力消費量を低減させることができる。
以上のように、上記ガスセンサ10によれば、測定ガスにおける特定ガス成分の検出の応答性を高く維持したまま、特定ガス成分の検出精度を向上させることができ、かつ、ガスセンサ10の電力消費量を低減することができる。
(実施形態2)
本形態のガスセンサ10のセンサ素子1は、図10、図11に示すように、センサセル5に隣接するモニタセル7を更に備えている。モニタセル7は、第2固体電解質体2Bの第1主面23に形成されて測定ガス室3内の測定ガスGに晒されるモニタ電極71と、第2固体電解質体2Bの第2主面24に形成されて基準ガスAに晒される第4基準電極72と、モニタ電極71と第4基準電極72との間に挟まれた第2固体電解質体2Bの一部203Bとによって構成されている。モニタ電極71は、第2固体電解質体2Bの第1主面23における、流れ方向Fに直交する方向に、センサ電極51と並んで設けられている。
モニタセル7は、第4基準電極72とモニタ電極71との間に流れる電流に基づいて、各ポンプセル4A、4Bによって酸素濃度が調整された後の測定ガスGにおける残留酸素を検出するために用いられる。また、本形態のセンサセル5は、各ポンプセル4A、4Bによって酸素濃度が調整された後の測定ガスGにおける特定ガス及び残留酸素を検出するために用いられる。
図10、図11に示すように、モニタ電極71は測定ガス室3に配置されており、第4基準電極72は、第2基準ガス室32に配置されている。ポンプ電極41A、41B及びモニタ電極71は、測定ガスG中の酸素を分解可能で特定ガス成分を分解しない、Pt、Pt−Au合金等の貴金属成分と、ジルコニア成分とを含むサーメット材料を用いて構成されている。一方、センサ電極51は、酸素及び特定ガスを分解可能な、Pt−Rh合金等の貴金属成分と、ジルコニア成分とを含むサーメット材料を用いて構成されている。
基準電極42A、42B、52、72は、酸素を分解可能な、Pt等の貴金属成分と、ジルコニア成分とを含むサーメット材料を用いて構成されている。モニタ電極71の貴金属成分は、第1ポンプ電極41A及び第2ポンプ電極41Bの貴金属成分と同じである。これにより、酸素に対するモニタ電極71の触媒活性を、酸素に対するポンプ電極41A、41Bの触媒活性と同等にすることができる。
図11に示すように、モニタセル7には、モニタ電極71と第4基準電極72との間に所定の電圧を印加した状態で、これらの電極71、72の間に流れる電流を検出する第2電流検出回路73が接続されている。モニタ電極71に接触する残留酸素が分解されるときには、モニタ電極71から第2固体電解質体2Bを介して第4基準電極72へ酸素イオンが透過し、この酸素イオンによる電流が、第2電流検出回路73によって検出される。
本形態の第4基準電極72は、第2ポンプセル4Bの第2基準電極42B及びセンサセル5の第3基準電極52と一体的に形成されている。なお、第4基準電極72は、第2固体電解質体2Bを介してモニタ電極71と対向する位置に、第2基準電極42B及び第3基準電極52とは別体として形成してもよい。
その他の構成は、実施形態1と同様である。なお、実施形態2以降において用いた符号のうち、既出の実施形態において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を表す。
本形態のガスセンサ10においては、センサセル5の出力からモニタセル7の出力が減算され、この減算された出力がガスセンサ10のセンサ出力となる。これにより、ガスセンサ10のセンサ出力に、測定ガスG中の残留酸素及びヒータ6の発熱による電子伝導が及ぼす影響を小さくすることができる。そのため、本形態のガスセンサ10によれば、測定ガスG中の特定ガスの検出精度をより向上させることができる。
その他、実施形態1と同様の効果を得ることができる。
(確認試験1)
本確認試験においては、実施形態1のセンサ素子1(試験品1)、実施形態2のセンサ素子1(試験品2)及び従来のセンサ素子9(比較品1)の各サンプルを準備し、各サンプルを用いたガスセンサについて、測定ガスGの組成を変化させたときのセンサ出力の変化を測定した。
図19には、比較品1のセンサ素子9を示す。比較品1のセンサ素子9においては、同図に示すように、センサセル95がヒータ6から離れた第1固体電解質体2Aに設けられている。また、センサ素子9においては、測定回路44が第2ポンプ電極41Bと第2基準電極42Bとの間に接続されている。なお、各サンプルにおけるポンプ電極41A、41Bの長さは、全て3.0mmに固定した。
本確認試験においては、まず、試験品1、試験品2及び比較品1の各サンプルのヒータ6により、各サンプルのセンサセル5、95の温度が750℃になるまで加熱した。各サンプルのセンサセル5、95の温度が安定した後、各サンプルの測定ガス室3へ、酸素の濃度が21%、一酸化窒素の濃度が400ppm、残部が窒素である測定ガスGを供給した。そして、測定ガスGを供給してから1500msecが経過するまでは、測定ガスGの温度を500℃に設定し、1500msecが経過した後には、測定ガスGの温度を0℃に変化させた。このときの試験品1のセンサ出力の変動を図12に示し、試験品2のセンサ出力の変動を図13に示し、比較品1のセンサ出力の変動を図14に示す。
図12に示されるように、試験品1のサンプルのセンサ出力における変動幅は、約0.1μAとなったのに対し、図14に示されるように、比較品1のサンプルのセンサ出力における変動幅は、約0.2μAとなった。また、試験品1のサンプルのセンサ出力の変動時間は、比較品1のサンプルのセンサ出力の変動時間よりも短くなった。このことより、試験品1のセンサ出力は、比較品1のセンサ出力に比べて測定ガスGの温度変化による影響を受けにくいことが分かった。そして、センサセル5は、ヒータ6の配置位置から遠い側の第1固体電解質体2Aに設けるよりも、ヒータ6の配置位置に近い側の第2固体電解質体2Bに設けることが、検出精度において有利であることが分かった。これにより、ガスセンサ10の検出精度を向上させるためには、センサセル5の配置位置をヒータ6の配置位置に近づけることが好ましいことが分かった。
一方、図13に示されるように、試験品2のサンプルのセンサ出力における変動幅は、約0.05μAとなった。また、試験品2のサンプルのセンサ出力の変動時間は、試験品1のサンプルのセンサ出力の変動時間よりも短くなった。これにより、試験品2のセンサ出力は、試験品1のセンサ出力に比べて測定ガスGの温度変化による影響をより受けにくいことが分かった。この理由としては、センサ出力からモニタセル7の出力を減算することにより、センサ出力において測定ガスG中の残留酸素及びヒータ6の発熱による電子伝導の影響が小さくなったためと考えられる。このことより、ガスセンサ10の検出精度をより向上させるためには、モニタセル7をセンサセル5に隣接して設けることが好ましいことが分かった。
(確認試験2)
本確認試験においては、測定回路44によって第2ポンプセル4Bのインピーダンスを測定する実施形態1の図1のセンサ素子1(試験品1)、及び測定回路44によって第1ポンプセル4Aのインピーダンスを測定する実施形態1の図9の他のセンサ素子1(試験品3)の各サンプルを準備した。また、測定回路44によって第2ポンプセル4Bのインピーダンスを測定する従来の図19のセンサ素子9(比較品1)、及び測定回路44によって第1ポンプセル4Aのインピーダンスを測定する従来の図20のセンサ素子9(比較品2)の各サンプルを準備した。
そして、各サンプルについて、ヒータ6への投入電力を測定し、投入電力比を算出した。この投入電力比は、試験品1の投入電力を基準値である1.00(百分率で示すと100%となる。)として、試験品3、比較品1及び比較品2の投入電力を基準値に対する倍率によって表すものである。
図20には、比較品2のセンサ素子9を示す。比較品2のセンサ素子9においては、同図に示すように、センサセル95がヒータ6から離れた第1固体電解質体2Aに設けられている。また、センサ素子9においては、測定回路44が第1ポンプ電極41Aと第1基準電極42Aとの間に接続されている。なお、各サンプルにおけるポンプ電極41A、41Bの長さは、全て3.0mmに固定した。
本確認試験においては、試験品1、試験品3、比較品1及び比較品2の各サンプルのヒータ6により、各サンプルのセンサセル5、95の温度が750℃になるまで加熱した。このときの試験品1、試験品3、比較品1及び比較品2の投入電力比を図15に示す。
同図に示されるように、試験品1の投入電力は、比較品1の投入電力よりも小さくなった。また、試験品3の投入電力は、比較品2の投入電力よりも小さくなった。この理由は、センサセル5がヒータ6に近い側に位置する第2固体電解質体2Bに設けられていることにより、センサセル5を目標とする750℃に迅速に加熱できたためであると考えられる。この結果より、センサセル5は、ヒータ6の配置位置から遠い側の第1固体電解質体2Aに設けるよりも、ヒータ6の配置位置に近い側の第2固体電解質体2Bに設けることが、ヒータ6への投入電力において有利であることが分かった。
また、試験品1の投入電力は、試験品3の投入電力よりも小さくなった。さらに、比較品1の投入電力は、比較品2の投入電力よりも小さくなった。この理由は、ヒータ6に近い第2ポンプセル4Bのインピーダンスを用いてヒータ6の加熱制御を行うことにより、センサセル5を目標とする750℃に迅速に加熱できたためであると考えられる。この結果より、測定回路44は、ヒータ6から遠い第1ポンプセル4Aのインピーダンスを測定するよりも、ヒータ6に近い第2ポンプセル4Bのインピーダンスを測定することが、ヒータ6への投入電力において有利であることが分かった。
(確認試験3)
本確認試験においては、実施形態1の図1のセンサ素子1について、センサ素子1のポンプ電極総面積を変化させた各サンプルについてのセンサ出力の変化を測定した。ここで、ポンプ電極総面積とは、ポンプ電極41A、41Bの表面面積S1、S2を合計したものである。
本確認試験においては、まず、各サンプルのヒータ6により、各サンプルのセンサセル5の温度が750℃になるまで加熱した。各サンプルのセンサセル5の温度が安定した後、各サンプルの測定ガス室3へ、酸素の濃度が21%、一酸化窒素の濃度が400ppm、残部が窒素である測定ガスGを供給した。このときの各サンプルのセンサ出力を図16に示す。
同図に示されるように、各サンプルのセンサ出力は、ポンプ電極総面積が10mm2以上になる場合には、1.6〜1.8μAの間となり安定した。一方、各サンプルのセンサ出力は、ポンプ電極総面積が10mm2未満になる場合には、約1μA程度高くなるよう変動した。この理由としては、ポンプ電極41A、41Bの表面面積S1、S2が十分に大きくないことにより、測定ガス室3に導入された測定ガスG中の酸素を除去しきれず、センサセル5において残留酸素が検出されたためと考えられる。このことより、ガスセンサ10の検出精度を向上させるためには、ポンプ電極総面積は10mm2以上とすることが好ましいことが分かった。
(確認試験4)
本確認試験においては、実施形態1の図1のセンサ素子1について、センサ素子1の第2ポンプ電極41Bの長さLを変化させた各サンプルについての応答時間を測定した。この応答時間は、センサ出力が最終出力の10%から63%に変化するまでの63%応答時間とした。応答時間は、1000msec以内に収めることにより、ガスセンサ10の応答性を確保することができる。なお、各サンプルにおける測定ガス室3の高さHは、100μmに固定した。
本確認試験においては、まず、各サンプルのヒータ6により、各サンプルのセンサセル5の温度が750℃になるまで加熱した。各サンプルのセンサセル5の温度が安定した後、各サンプルの測定ガス室3へ、一酸化窒素の濃度が50ppm、残部が窒素である測定ガスGを流速20m/secで供給した。そして、各サンプルのセンサ出力が安定した後には、一酸化窒素の濃度を300ppmに変化させた。このときの各サンプルの応答時間を図17に示す。
同図に示されるように、各サンプルの応答時間は、第2ポンプ電極41Bの長さLが5mm以下になる場合には、基準値である1000msec以下となった。一方、各サンプルの応答時間は、第2ポンプ電極41Bの長さLが5mm超過になる場合には、基準値である1000msecを超えた。この理由としては、第2ポンプ電極41Bの長さLが長くなることにより、測定ガスGがセンサセル5のセンサ電極51に到達するまでの時間が長くなるためと考えられる。
また、第2ポンプ電極41Bの長さLが2mm未満になる場合には、測定ガス室3に導入された測定ガスGの酸素を除去することが困難になり、ガスセンサ10による特定ガスの測定が困難になるおそれがある。このことより、ガスセンサ10の応答性を維持させるためには、第2ポンプ電極41Bの長さLは2mm以上5mm以下とすることが好ましいことが分かった。
(確認試験5)
本確認試験においては、実施形態1の図1のセンサ素子1について、センサ素子1の測定ガス室3の高さHを変化させた各サンプルについての応答時間を測定した。応答時間は、確認試験4の場合と同じく、1000msec以内に収めることにより、ガスセンサ10の応答性を確保することができる。なお、各サンプルにおける第2ポンプ電極41Bの長さLは、3.5mmに固定した。本試験においても、測定ガス室3への測定ガスGの供給の仕方は確認試験4の場合と同様であり、一酸化窒素の濃度を変化させたときの各サンプルの応答時間を図18に示す。
同図に示されるように、各サンプルの応答時間は、測定ガス室3の高さHが65μm以上150μm以下になる場合には、基準値である1000msec以下となった。一方、各サンプルの応答時間は、測定ガス室3の高さHが65μm未満になる場合には、基準値である1000msecを超えた。この理由としては、測定ガス室3の高さHが65μm未満になることにより、測定ガス室3内における測定ガスGの流通性が悪くなるためと考えられる。
一方、各サンプルの応答時間は、測定ガス室3の高さHが150μm超過になる場合にも、基準値である1000msecを超えた。この理由としては、測定ガス室3の高さHが150μm超過になることにより、測定ガス室3に導入される測定ガスGが入れ替わる時間が長くなるためと考えられる。このことより、ガスセンサ10の応答性を維持させるためには、測定ガス室3の高さHは65μm以上150μm以下とすることが好ましいことが分かった。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態を構成することが可能である。
1 センサ素子
10 ガスセンサ
2A 第1固体電解質体
2B 第2固体電解質体
3 測定ガス室
4A 第1ポンプセル
4B 第2ポンプセル
5 センサセル
6 ヒータ

Claims (7)

  1. 酸素を含む測定ガス(G)中の特定ガス成分の濃度を測定するためのセンサ素子(1)を備えるガスセンサ(10)であって、
    上記センサ素子は、
    上記測定ガスが導入される測定ガス室(3)と、
    基準ガス(A)が導入される第1基準ガス室(31)及び第2基準ガス室(32)と、
    酸素イオン伝導性を有し、上記第1基準ガス室と上記測定ガス室の間に配置され、上記第1基準ガス室に面する第1主面(21)、及び上記測定ガス室に面する第2主面(22)を有する板状の第1固体電解質体(2A)と、
    酸素イオン伝導性を有し、上記測定ガス室を介して上記第1固体電解質体と対向して配置され、上記測定ガス室に面する第1主面(23)、及び上記第2基準ガス室に面する第2主面(24)を有する第2固体電解質体(2B)と、
    上記第1固体電解質体の上記第1主面に形成された第1基準電極(42A)、上記第1固体電解質体の上記第2主面に形成された第1ポンプ電極(41A)、及び上記第1基準電極と上記第1ポンプ電極との間に挟まれた上記第1固体電解質体の一部(201A)によって構成され、上記第1基準電極と上記第1ポンプ電極との間への通電によって上記測定ガス室内の酸素濃度を調整する第1ポンプセル(4A)と、
    上記第2固体電解質体の上記第1主面に形成された第2ポンプ電極(41B)、上記第2固体電解質体の上記第2主面に形成された第2基準電極(42B)、及び上記第2ポンプ電極と上記第2基準電極との間に挟まれた上記第2固体電解質体の一部(201B)によって構成され、上記第2基準電極と上記第2ポンプ電極との間への通電によって上記測定ガス室内の酸素濃度を調整する第2ポンプセル(4B)と、
    上記第2固体電解質体の上記第1主面における、上記第2ポンプセルよりも上記測定ガスの流れ方向(F)の下流側に形成されたセンサ電極(51)、上記第2固体電解質体の上記第2主面に形成された第3基準電極(52)、及び上記センサ電極と上記第3基準電極との間に挟まれた上記第2固体電解質体の一部(202B)によって構成され、上記第3基準電極と上記センサ電極との間に流れる電流に基づいて、上記各ポンプセルによって酸素濃度が調整された後の測定ガスにおける特定ガス成分を検出するためのセンサセル(5)と、
    上記第2固体電解質体の上記第2主面に対向して配置されたヒータ(6)と、を備える、ガスセンサ(1)。
  2. 上記センサ素子は、
    上記第2固体電解質体の上記第1主面における、上記流れ方向に直交する方向に上記センサ電極と並んで形成されたモニタ電極(71)、上記第2固体電解質体の上記第2主面に形成された第4基準電極(72)、及び上記モニタ電極と上記第4基準電極との間に挟まれた上記第2固体電解質体の一部(203B)によって構成され、上記第4基準電極と上記モニタ電極との間に流れる電流に基づいて、上記各ポンプセルによって酸素濃度が調整された後の測定ガスにおける残留酸素を検出するモニタセル(7)をさらに備える、請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 上記モニタ電極の貴金属成分は、上記第1ポンプ電極及び上記第2ポンプ電極の貴金属成分と同じである、請求項2に記載のガスセンサ。
  4. 上記第1ポンプ電極の表面面積(S1)と、上記第2ポンプ電極の表面面積(S2)との合計は、10mm2以上である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  5. 上記第2ポンプ電極における、上記流れ方向の長さ(L)は、2〜5mmの範囲内にある、請求項1〜4のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  6. 上記測定ガス室の高さ(H)は、65〜150μmの範囲内にある、請求項1〜5のいずれか一項に記載のガスセンサ。
  7. 上記ヒータの印加電圧は、上記第2ポンプセルのインピーダンスが目標とする値になるよう調整される、請求項1〜6のいずれか一項に記載のガスセンサ。
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