JP2017178888A - 易崩壊性造粒組成物、その製造方法及びそれを含有する化粧料 - Google Patents

易崩壊性造粒組成物、その製造方法及びそれを含有する化粧料 Download PDF

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Abstract

【課題】 保形性に優れ、ざらつきがなく、なめらかな使用感に優れる易崩壊性造粒組成物及び該易崩壊性造粒組成物を含有する化粧料及びその製造方法を提供する。【解決手段】 成分(A)数平均繊維径2〜150nmのセルロース繊維を含有する易崩壊性造粒組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、数平均繊維径2〜150nmのセルロース繊維を含有する易崩壊性造粒組成物及びそれを含有する化粧料に関し、さらにその製造方法に関するものである。より詳細には、保形性に優れ、ざらつきがなく、なめらかな使用感に優れる易崩壊性造粒組成物及びそれを含有する化粧料に関し、さらにその製造方法に関するものである。
造粒組成物は種々の用途に用いられている。例えば、化粧料や日用品用として用いられる造粒組成物には、洗顔用造粒組成物や入浴剤用造粒組成物、粉末化粧料用造粒組成物等が挙げられる。特に、粉末化粧料用造粒組成物として用いられる場合、顔面や体に直接塗布する用途が想定されるため、造粒組成物としての形状を維持しながらも、使用時には容易に崩れる品質が求められることがある。
従来からアイカラーやフェイスパウダー等の粉末化粧料の剤型として、ルースタイプや、固形粉末化粧料が知られている。特に固形粉末化粧料は、その使用性や簡便性の面から広く支持されているが、一般に均一分散した粉末を化粧皿に圧縮成型した固形物であり、その外観表面は単調なものとなっている。そこで、造粒組成物を複数色組み合わせることにより、審美性の高い固形粉末化粧料を得られることが知られている。さらに、化粧料としての審美性や使用時の華やかさを高めるために、パール剤等を含有させる品質を求められることがある。しかしながら、造粒組成物にパール剤等の板状粉体を多量に含有させることで成形性が低下するといった問題があった。このような問題を解決するために、結晶セルロース又はセルロース誘導体とタルクを組み合わせ押し出し造粒法により化粧品用造粒組成物を得る技術(特許文献1)、結晶セルロースを含有する粉末組成物を湿式成型法で固形粉末化粧料を得ることで、耐衝撃性に優れる技術(特許文献2)、顔料と油剤の粉体組成物にバインダーとして水溶性高分子を使用し、相異なる複数色の造粒組成物を圧縮成型してなるマーブル調の粉末メイクアップ化粧料を得る技術(特許文献3)、色の異なる造粒した粉体組成物をスラリー状の粉体分散液に加え、多色粉末固形化粧料を得る技術(特許文献4)等が知られている。
特開2007−269656号広報 特開2014−65691号広報 特開昭61−36206号広報 特開昭63−14710号広報
しかしながら、特許文献1および2のように、従来一般に使用されてきた繊維径の結晶セルロースを用いる方法では、造粒組成物の成形性が十分ではなく、さらに繊維径の大きさからざらざらとした好ましくない使用感が生じ、使用性に劣るものであった。また、水溶性高分子を用いる特許文献3のような技術では、造粒組成物の成形性が十分ではなく、強度を確保するために多量の水溶性高分子を含有すると、水溶性高分子の皮膜形成により表面が内部に比べて固くなり、崩壊性が低下し、使用性が悪化してしまった。そのため、従来技術では保形性に優れ、ざらつきがなくなめらかな使用感を得られる易崩壊性造粒組成物の具現化は困難であった。
そこで、本発明は、保形性に優れ、ざらつきがなくなめらかな使用感に優れる易崩壊性造粒組成物及び該易崩壊性造粒組成物を含有する化粧料の提供を課題とするものである。
諸般の実情に鑑み、本発明者は、鋭意検討した結果、数平均繊維径2〜150nmのセルロース繊維を含有することで、保形性に優れ、ざらつきがなく、なめらかな使用感に優れる易崩壊性造粒組成物及び該易崩壊性造粒組成物を含有する化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、成分(A)数平均繊維径2〜150nmのセルロース繊維を含有する易崩壊性造粒組成物を提供するものである。
さらに、前記成分(A)をに0.01〜1質量%含有する易崩壊性造粒組成物に関するものである。
さらに、成分(B)油剤を含有する易崩壊性造粒組成物に関するものである。
さらに、成分(C)平均粒子径1〜20μmのタルクを含有する易崩壊性造粒組成物に関するものである。
前記成分(A)の水分散物と粉体とを造粒し、乾燥させて水を除去する易崩壊性造粒組成物に関するものである
さらに、前記易崩壊性造粒組成物を含有する化粧料に関するものである。
さらに、前記化粧料が粉末化粧料である化粧料に関するものである。
さらに、前記粉末化粧料が固形粉末化粧料である粉末化粧料に関するものである。
さらに、成分(A)数平均繊維径2〜150nmのセルロース繊維を水に分散する工程と、成分(A)の水分散物と粉体とを混合して造粒する工程と、乾燥させて水を除去し易崩壊性造粒組成物を得る工程とを含む易崩壊性造粒組成物の製造方法に関するものである。
本発明の易崩壊性造粒組成物及び該易崩壊性造粒組成物を含有する化粧料は、保形性に優れ、ざらつきがなく、なめらかな使用感に優れるものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において易崩壊性造粒組成物とは、粉体を造粒して得られるものであり、圧力等の外的刺激により容易に崩壊するものである。本発明における易崩壊性とは、単位面積当たり5g/cm2の圧力で形状を維持できず崩壊するものを指す。また、造粒とは油剤、水溶性高分子、金属石鹸等の賦形剤等を用いて1種または2種以上の粉体から、より大きい粒子を得ることと定義する。本発明における易崩壊性造粒組成物は、圧力等の外的刺激により容易に崩壊する一方で、造粒組成物自体が形状を維持する強度を有しているものである。また、易崩壊性造粒組成物の粒子径としては、易崩壊性造粒組成物の審美性の観点から0.5〜15mmが好ましく、0.8〜10mmがより好ましい。
本発明に用いられる成分(A)数平均繊維径2〜150nmのセルロース繊維は化粧料の保形性を向上させる効果が得られるものである。本発明に用いられる成分(A)数平均繊維径2〜150nmのセルロース繊維は、原料である天然セルロースを微細化したものであり、その方法としては特に限定されず、高圧ホモジナイザーやボールミルを使用する機械的解砕による方法や2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(TEMPO)等のN−オキシル化合物を用いてセルロースを酸化して微細化する化学的解砕による方法やセルラーゼ等の酵素を使用する生物的解砕による方法が挙げられる。中でも、酸化反応の際にセルロースの水酸基が酸化されて生成したカルボキシル基が耐衝撃性の向上に寄与することから化学的解砕による方法が好ましい。天然セルロースの由来としては特に限定されず、植物、動物、微生物の産生によって生合成されるもの等が挙げられる。
本発明において数平均繊維径の測定方法は、走査型電子顕微鏡を用いて、任意の視野の繊維及び粒子20個について、繊維径を測定した結果から算出する。
本発明の成分(A)は解砕された粉末状で含有させても良く、水に分散した水分散物を用いても良い。水分散物で使用すると、易崩壊性造粒組成物中でのセルロース繊維の分散状態が良好となり、保形性とざらつきのなさの観点から好ましい。その場合、水分散物中のセルロース繊維の含有量は、好ましくは0.1〜10重量%(以下、%と略す)、より好ましくは0.5〜5%が好適である。
成分(A)の水分散物の市販品としては、ビンフィスBMa−10002(数平均繊維径35nm)(スギノマシン社製)、ACCナノセルロースCNF−1(数平均繊維径20nm)(中越パルプ工業社製)、レオクリスタC−2SP(数平均繊維径10nm)(第一工業製薬社製)、セリッシュFD−100S(数平均繊維径15nm)(ダイセルファインケム社製)等が挙げられる。
本発明における成分(A)の含有量は、特に限定されないが、保形性とざらつきのなさの観点から0.01〜1%が好ましく、さらに0.05〜0.8%が好ましい。
本発明の易崩壊性造粒組成物は、粉体を造粒して得られるもので、粉体としては、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、金属粉体類、複合粉体類等が挙げられいずれのものも使用できる。具体的には、酸化チタン、黒色酸化チタン、酸化セリウム、コンジョウ、群青、ベンガラ、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、無水ケイ酸、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、セリサイト、タルク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、黒色401号、褐色201号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色203号、青色205号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、緑色401号、緑色402号、黄色4号、黄色5号、黄色202号(1)、黄色202号(2)、黄色203号、黄色402号、黄色403号の(1)、黄色406号、黄色407号、橙色205号、橙色402号、赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104号(1)、赤色105号(1)、赤色106号、赤色227号、赤色230号(1)、赤色231号、赤色401号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色506号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカ、酸化鉄被覆マイカチタン、有機顔料被覆マイカチタン、酸化チタン被覆ガラスフレーク、アルミニウムパウダー、ポエチレンテレフタレート積層末等の光輝性粉体類、ナイロンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体パウダー、塩化ビニリデン−メタクリル酸共重合体パウダー、ポリエチレンパウダー、ポリスチレンパウダー、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーパウダー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマーパウダー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーパウダー、ポリメチルシルセスキオキサンパウダー、ポリウレタンパウダー、ウールパウダー、シルクパウダー、N−アシルリジン等の有機粉体類、微粒子酸化チタン被覆マイカチタン、微粒子酸化亜鉛被覆マイカチタン、硫酸バリウム被覆マイカチタン、酸化チタン含有シリカ、酸化亜鉛含有シリカ等の複合粉体類等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いることができる。また、これらを表面処理を施したものを用いても良い。表面処理剤としては、フッ素化合物、シリコーン系化合物、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、金属石鹸、界面活性剤、水溶性高分子等の通常公知のものを使用できる。
本発明の易崩壊性造粒組成物は、さらに成分(B)油剤を組み合わせて使用することで、保形性やなめらかな使用感を付与する作用を有する。本発明における成分(B)は、化粧料に通常使用される油剤であれば、特に限定されず、例えば、動物油、植物油、合成油等の起源、及び、固形油、半固形油、液体油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類、油溶性樹脂等が挙げられる。
具体的には、例えば、エチレンホモポリマー、(エチレン/プロピレン)コポリマー、パラフィンワックス、セレシンワックス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、フィッシャトロプシュワックス、流動パラフィン、ワセリン、スクワラン、スクワレン、イソドデカン、イソヘキサデカン、ポリイソブチレン、ポリブテン等の炭化水素油類、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、キャンデリラワックス、ミツロウ、ライスワックス、モクロウ、ゲイロウ、モンタンワックス、カルナウバワックス、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ステアリン酸イソプロピル、ステアリン酸イソブチル、ステアリン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸ブチル、イソステアリン酸デシル、イソステアリン酸ラウリル、イソデカン酸イソデシル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコ−ル、ジカプリン酸プロピレングリコ−ル、ジカプリル酸プロピレングリコ−ル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、モノイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ジグリセリル、セバシン酸ジエチル、2−エチルヘキサン酸セチル、パルミチン酸エチルヘキシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸エチル、N−ラウロイル−グルタミン酸ジ(フィトステリル/2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−グルタミン酸ジ(コレステリル/2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/2−オクチルドデシル)、N−ラウロイル−サルコシン−イソプロピル、ダイマージリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸ジリノレイル、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル、ロジン酸ペンタエリトリット、ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、水添ヒマシ油、水添ヒマシ油脂肪酸エステル、マカデミアンナッツ油脂肪酸フィトステリル、水添ホホバ油等のエステル油類、トリメチルシロキシケイ酸、メタクリル変性ポリシロキサン、ステアリル変性メチルポリシロキサン、オレイル変性メチルポリシロキサン、ベヘニル変性メチルポリシロキサン、ポリビニルピロリドン変性メチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、アルコキシ変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン等のシリコーン油類、デキストリン脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類、α−オレフィン・ビニルピロリドン共重合体等が挙げられ、必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
本発明における成分(B)の含有量は、特に限定されないが、保形性となめらかな使用感の観点から0.1〜20%が好ましく、さらに1〜12%がより好ましい。
本発明の易崩壊性造粒組成物は、さらに成分(C)平均粒子径1〜20μmのタルクを組み合わせることで、保形性を向上させることができる。本発明に用いられる成分(C)は、通常化粧料に使用されるタルクであれば球状、板状、針状等の形状、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず用いることができる。また、これらを表面処理を施したものを用いても良い。表面処理剤としては、フッ素化合物、シリコーン系化合物、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、金属石鹸、界面活性剤、水溶性高分子等の通常公知のものを使用できる。市販品としては、ハイフィラーK−5(平均粒子径5μm)、クラウンタルクPP(平均粒子径8μm)(いずれも村松産業社製)、タルクJA−46R(平均粒子径5〜7μm)、タルクJA−68R(平均粒子径9〜12μm)(いずれも浅田製粉社製)等が挙げられる。なお、平均粒子径は、株式会社島津製作所製のレーザー回折式粒度分布計(型番:SALD−2300)を用いて測定することができる。
本発明における成分(C)の含有量は、特に限定されないが、保形性の観点から20〜60%が好ましく、さらには25〜50%がより好ましい。
本発明の易崩壊性造粒組成物は、化粧料に応用することができる。化粧料の形態としては、メイクアップ化粧料、スキンケア化粧料等が挙げられ、目的に応じ種々の製品形態とすることができる。さらに詳細には、ファンデーション、頬紅、白粉、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ、フェイスパウダー、ボディパウダー等の粉末化粧料が挙げられる。また、異なる色や使用感の2種以上の易崩壊性造粒組成物を混合することで、化粧料としての彩りや華やかさを演出することができ、圧縮成型した際に、境界が明瞭で高い審美性が得られる固形粉末化粧料が好ましい。
本発明の易崩壊性造粒組成物の製造方法は、特に限定されず、例えば、水に分散させた成分(A)と、必要に応じて成分(B)〜(C)、その他の成分とを常法を用いて混合し、造粒粉砕機等により粉砕造粒し、乾燥機等で乾燥して水を除去することで易崩壊性造粒組成物を得ることができる。成分(A)を水に分散させることで、易崩壊性造粒組成物における成分(A)の分散性が向上し、保形性が得られる点で好ましい。造粒方法としては、例えば、スーパーミキサー等を用いる攪拌造粒法、造粒粉砕機等を用いる押し出し造粒法、噴霧乾燥法(スプレードライ法)等が挙げられる。造粒に用いられる機器としては、例えば、スーパーミキサー(SMP−2/カワタ社製)、ディスクアトマイザー(スプレードライヤーSD12型/三井鉱山社製)等が挙げられる。粒子径の大きい易崩壊性造粒組成物を得る場合には、攪拌造粒法が好ましく、粒子径の小さい易崩壊性造粒組成物を得る場合には、流動層造粒法が好ましい。さらに、造粒粉砕では、目的の粒子径に合わせてスクリーン径を選択することで、易崩壊性造粒組成物を目的の粒子径に調整することができる。これらの造粒方法は、求める粒子径の大きさに合わせて何れの方法も選択できる。
本発明の易崩壊性造粒組成物は成分(A)を水に分散し、粉体等と混合して造粒した後、真空吸引、乾燥等で該水を除去することにより得ることが好ましい。また、請求項5に記載の発明は、当該物をその構造又は特性により直接特定することは困難であり、成分(A)を含有するあらゆる易崩壊性造粒組成物について、本発明の効果を奏するかどうかを評価することは、現実的ではない量の易崩壊性造粒組成物を評価しなければならず、過大な経済的支出を伴うものであるため、非実際的である。
さらに、本発明の易崩壊性造粒組成物を用いて固形粉末化粧料を製造する方法としては、特に限定されず、例えば、1種または2種以上の易崩壊性造粒組成物を容器に充填した後、圧縮成型する方法等が挙げられる。また、異なる色や使用感の2種以上の易崩壊性造粒組成物を組み合わせて用いることが好ましく、各色が点在し、審美性が高まるという観点から、容器に充填する前に予め混合しておくことが好ましい。
本発明の易崩壊性造粒組成物には、本発明の効果を妨げない範囲であれば、上記成分(A)〜(C)の他に、通常化粧料に使用される成分として、水性成分、界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止剤、美容成分、糖類、防腐剤、香料等を含有することができる。
水性成分としては、水に可溶な成分であれば何れでもよく、例えば、エチルアルコール、プロピルアルコール等の低級アルコール類、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセロール類、アロエベラ、ウイッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液等が挙げられ、水溶性高分子としては、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体類、アルギン酸ソーダ、カラギーナン、クインスシードガム、寒天、ゼラチン、キサンタンガム、ローカストビーンガム、ペクチン、ジェランガム等の天然高分子類、ポリビニルアルコール、カルボシキビニルポリマー、アルキル付加カルボシキビニルポリマー、ポリアクリル酸ソーダ、ポリメタクリル酸ソーダ、ポリアクリル酸グリセリンエステル、ポリビニルピロリドン等の合成高分子類等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いることができる。
界面活性剤としては、化粧料に一般に使用される界面活性剤であれば、いずれでも良く、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。例えば、非イオン界面活性剤としては、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物等が挙げられる。アニオン界面活性剤としては、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。カチオン系界面活性剤としては、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム及び塩化ベンザルコニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものが挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
紫外線吸収剤としては、通常、化粧料に用いられるものであれば何れでもよく、例えば、ベンゾフェノン系としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸ナトリウム、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,4,6−トリアニリノ−パラ−(カルボ−2’−エチルヘキシル−1’−オキシ)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[{4−(2−エチルヘキシロキシ)−2−ヒドロキシ}−フェニル]−6−(4−メトキシフェニル)−(1,3,5)−トリアジン、2−2’−メチレン−ビス−{6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3、−テトラメチルブチル)フェノール}等が挙げられ、PABA系としては、p−アミノ安息香酸、p−アミノ安息香酸エチル、p−アミノ安息香酸グリセリル、p−ジメチルアミノ安息香酸アミル、p−ジメチルアミノ安息香酸−2−エチルヘキシル、p−ジヒドロキシプロピル安息香酸エチル、2−{4−(ジエチルアミノ)−2−ヒドロキシベンゾイル}安息香酸ヘキシル等が挙げられ、ケイ皮酸系としては、p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−メトキシケイ皮酸−2−エトキシエチル等が挙げられ、サリチル酸系としてはサリチル酸−2−エチルヘキシル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル等、ジベンゾイルメタン系としては、4−tert−4’−メトキシジベンゾイルメタン等、また、2−2’−メチレン−ビス−{6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)フェノール}等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いることができる。
保湿剤としては、例えば、タンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等、酸化防止剤としては、例えば、α−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えば、ビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜6及び比較例1〜8:易崩壊性造粒組成物
実施例7〜9及び比較例9〜12:アイシャドウ
表1及び2に示す易崩壊性造粒組成物を調製し、イ.保形性、ロ.ざらつきのなさについて下記の評価方法にて評価し判定した。また、表1及び2に示す易崩壊性造粒組成物を組み合わせて表3に示すアイシャドウを調製し、ハ.境界の明瞭性、ニ.なめらかな使用感について下記の評価方法にて評価し判定した。その結果も併せてイとロについては表1及び2に、ハとニについては表3に示す。
*1:COLORONA MICA BLACK(メルク社製)
*2:FLAMENCO SPARKLE GOLD 220J(BASF社製)
*3:レオクリスタC−2SP(第一工業製薬社製)
*4:セオラスPH F20JP(旭化成ケミカルズ社製)を水に分散したもの
*5:KCフロック W−100G(日本製紙ケミカル社製)を水に分散したもの
(製造方法)
A.成分(1)〜(5)を均一に混合する。
B.成分(6)〜(9)を50℃で均一に溶解し、Aに加えて均一に分散する。
C.成分(10)〜(13)を精製水20質量部に分散する。
D.BにCを加えスーパーミキサーで造粒後、スピードミル(スクリーン径2mm)にて粉砕処理する。
E.50℃で8時間の乾燥して平均粒子径2mmの易崩壊性造粒組成物を得た。
*6:FLAMENCO RED 420C(BASF社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(4)を均一に混合する。
B.成分(5)〜(8)を50℃で均一に溶解し、Aに加えて均一に分散する。
C.成分(9)〜(12)を精製水20質量部に分散する。
D.BにCを加えスーパーミキサーで造粒後、スピードミル(スクリーン径2mm)にて粉砕処理する。
E.50℃で8時間の乾燥して平均粒子径2mmの易崩壊性造粒組成物を得た。
(製造方法)
A.成分(1)〜(14)を均一に混合し、金皿に充填する。
B.Aを圧縮成型し、アイシャドウを得た。
<評価方法>
イ.保形性
実施例1〜6及び比較例1〜8をそれぞれ3gを遠沈管に入れ、振盪機(ヤヨイ社製 YS−8D)でストローク幅80mm、1分間に180往復、10分間振盪させた各試料を600μmメッシュにかけ、通過せず残った資料の重さを量り、残存率を算出し、以下の判断基準に従って保形性を判定した。尚、残存率は600μmメッシュを通過せずに残ったものの重さを分子とし、仕込み量を分母として算出した。
(判定基準)
(判定):(残存率)
◎ :70%以上
〇 :50%以上70%未満
△ :30%以上50%未満
× :30%未満
ロ.ざらつきのなさ
化粧品評価専門パネル20名に、実施例1〜6及び比較例1〜8を使用してもらい、易崩壊性造粒組成物を肌に塗布した時に、ざらつきのなさについて評価してもらった。各自が以下の評価基準に従って4段階評価し評点を付し、全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
(評価基準)
(評点):(評価)
4 :非常に良い
3 :良い
2 :悪い
1 :非常に悪い
(判定基準)
(判定):(評点の平均点)
◎ :3点以上
○ :2.5点以上3点未満
△ :1点以上2.5点未満
× :1点未満
ハ.境界の明瞭性
実施例7〜9及び比較例9〜12について、易崩壊性造粒組成物同士が混色せず、各色の境界がはっきりと見えるかどうかについて評価し、以下の判定基準に従って境界の明瞭性を判定した。
(判定基準)
(判定)
◎ :境界が明瞭である
○ :混色は見られるが、境界が明瞭である
× :混色してしまい各色の中間色になってしまい、境界が不明瞭である
ニ.なめらかな使用感
化粧品評価専門パネル20名に、実施例7〜9及び比較例9〜12を使用してもらい、各自が以下の評価基準に従って4段階評価し評点を付し、全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。
(評価基準)
(評点):(評価)
4 :非常に良い
3 :良い
2 :悪い
1 :非常に悪い
(判定基準)
(判定):(評点の平均点)
◎ :3点以上
○ :2.5点以上3点未満
△ :1点以上2.5点未満
× :1点未満
表1及び2の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜6は、保形性、ざらつきのなさの全ての項目において、比較例より優れたものであった。また、実施例7〜8は、境界の明瞭性、なめらかな使用感の全ての項目において、比較例より優れたものであった。
これに対して、成分(A)セルロース繊維を含有しない比較例1および5では、成型することはできるものの、外的刺激に弱く、保形性に劣るものであった。また、数平均繊維径の大きい結晶セルロースやセルロース末を用いた比較例2、3、6、7では、繊維径の大きさからざらつきが生じてしまい、さらに賦形剤としての効果が低く、保形性に劣るものであった。また、キサンタンガムを用いた比較例4および8は、保形性に劣るものであった。
表3の結果から明らかなように、実施例7〜9のアイシャドウは、境界の明瞭性、なめらかな使用感の全ての項目において、比較例より優れたものであった。
一方、比較例9は、混合時に混色してしまい、境界の明瞭性に劣るものであった。また、比較例10および11は、共に混合時に混色してしまい、境界の明瞭性に劣り、なめらかな使用感においても劣るものであった。また、比較例12は、造粒組成物の保形性が低く、境界の明瞭性に劣るものであった。
実施例10 易崩壊性造粒組成物
(成分) (部)
1.マイカ 29
2.タルク(平均粒子径12μm) 25
3.合成金雲母 10
4.窒化ホウ素 8
5.球状ナイロン 2
6.球状のポリメタクリル酸メチル 2
7.酸化チタン 1.7
8.シリカ 1
9.ベンガラ 0.1
10.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 0.6
11.ステアリルジメチコン 1
12.ジメチルポリシロキサン(20mm/s、25℃) 7.6
13.流動パラフィン 6
14.合成ワックス 3
15.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2
16.セルロース繊維(数平均繊維径15nm)(2%)水分散物 10
(製造方法)
A.成分(1)〜(10)を均一に混合する。
B.成分(11)〜(15)を70℃で均一に溶解し、Aに加え均一に混合する。
C.成分(16)を精製水20質量部に溶解し、均一に混合分散し、Bに加え均一に混合分散する。
D.Cをスーパーミキサーを用いて300rpmにて10mmに造粒し、40℃で10時間の乾燥して易崩壊性造粒組成物を得た。
得られた易崩壊性造粒組成物は、保形性に優れ、ざらつきのなさの全ての項目において優れたものであった。
実施例11 頬紅
(成分) (%)
1.実施例10の易崩壊性造粒組成物 50
2.実施例2の易崩壊性造粒組成物 50
(製造方法)
A.(1)、(2)を予め混合し、樹脂皿に充填する。
B.Aを圧縮成型して頬紅を得た。
得られた頬紅は、境界の明瞭性、なめらかな使用感の全ての項目において優れたものであった。
実施例12 易崩壊性造粒組成物
(成分) (部)
1.タルク(平均粒子径5μm) 40
2.マイカ 20
3.雲母チタン*6 30
4.グンジョウ 0.4
5.ジメチルポリシロキサン(100mm/s、25℃) 4
6.流動パラフィン 4
7.ワセリン 0.8
8.スクワラン 0.8
9.セルロース繊維(2%)水分散物*3 3
(製造方法)
A.成分(1)〜(4)を均一に混合する。
B.Aに成分50℃で均一に溶解した(5)〜(8)を加え、均一に混合する。
C.成分(9)を精製水20質量部に溶解し、Bに加えスーパーミキサーで造粒する。
D.Cをスピードミル(スクリーン径2mm)にて粉砕処理し、50℃で8時間の乾燥して平均粒子径2mmの易崩壊性造粒組成物を得た。
得られた易崩壊性造粒組成物は、保形性に優れ、ざらつきがなく優れたものであった。
実施例13 ボディパウダー
(成分) (%)
1.マイカ 残量
2.タルク(平均粒子径5μm) 20
3.ラウロイルリシン 9
4.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 9
5.球状ナイロン 4
6.メタクリル酸メチルクロスポリマー 3.5
7.メトキシケイヒ酸エチルヘキシル 2
8.窒化ホウ素 1
9.酸化チタン 2
10.酸化亜鉛 3.5
11.合成金雲母 10
12.黄酸化鉄 0.1
13.黒酸化鉄 0.1
14.ジメチルポリシロキサン(100mm/s、25℃) 0.2
15.ワセリン 0.3
16.スクワラン 0.3
17.実施例12の易崩壊性造粒組成物 25
(製造方法)
A.成分(1)〜(13)を均一に混合する。
B.Aに50℃で均一に溶解した成分(14)〜(16)を加え、均一に混合する。
C.Bに成分(17)を加え均一に混合し、ボディパウダーを得た。
得られたボディパウダーは、なめらかな使用感の全ての項目において優れたものであった。

Claims (9)

  1. 成分(A)数平均繊維径2〜150nmのセルロース繊維を含有する易崩壊性造粒組成物。
  2. 前記成分(A)を0.01〜1質量%含有する請求項1に記載の易崩壊性造粒組成物。
  3. さらに、成分(B)油剤を含有する請求項1または2に記載の易崩壊性造粒組成物。
  4. さらに、成分(C)平均粒径1〜20μmのタルクを含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の易崩壊性造粒組成物。
  5. 前記成分(A)の水分散物と粉体とを造粒し、乾燥させて水を除去する請求項1〜4のいずれか1項に記載の易崩壊性造粒組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の易崩壊性造粒組成物を含有する化粧料。
  7. 粉末化粧料である請求項6に記載の化粧料。
  8. 固形粉末化粧料である請求項7に記載の粉末化粧料。
  9. 成分(A)数平均繊維径2〜150nmのセルロース繊維を水に分散する工程と、成分(A)の水分散物と粉体とを混合して造粒する工程と、乾燥させて水を除去し易崩壊性造粒組成物を得る工程とを含む易崩壊性造粒組成物の製造方法。
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