JP2010037199A - 化粧料組成物 - Google Patents

化粧料組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2010037199A
JP2010037199A JP2008197848A JP2008197848A JP2010037199A JP 2010037199 A JP2010037199 A JP 2010037199A JP 2008197848 A JP2008197848 A JP 2008197848A JP 2008197848 A JP2008197848 A JP 2008197848A JP 2010037199 A JP2010037199 A JP 2010037199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cellulose
acid
cosmetic composition
cellulose fiber
fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008197848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5269512B2 (ja
Inventor
Akira Isogai
明 磯貝
Hideyuki Sumi
英行 角
Yosuke Goi
洋介 後居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd filed Critical Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
Priority to JP2008197848A priority Critical patent/JP5269512B2/ja
Publication of JP2010037199A publication Critical patent/JP2010037199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5269512B2 publication Critical patent/JP5269512B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】保形性能、分散安定性、耐塩性に優れた化粧料組成物を提供する。
【解決手段】下記の(A)〜(C)成分を含有する化粧料組成物である。
(A)最大繊維径が1000nm以下で、数平均繊維径が2〜100nmのセルロース繊維であって、そのセルロースが、セルロースI型結晶構造を有すると共に、セルロース分
子中のグルコースユニットのC6位の水酸基が選択的に酸化されてアルデヒド基およびカルボキシル基に変性されており、カルボキシル基の量が0.6〜2.2mmol/gである、セルロース繊維。
(B)水。
(C)機能性添加剤。
【選択図】なし

Description

本発明は、化粧料組成物に関するものであり、詳しくは、クリーム状、ゲル状、乳液状あるいは液体状の剤型を有する化粧料等に用いられる化粧料組成物に関するものである。
従来より、クリーム状、ゲル状、乳液状あるいは液体状の剤型を有する化粧料には、水やアルコール、油等の分散媒体に、高分子材料等を配合した組成物が用いられている。上記高分子材料は、増粘や分散安定性を維持するための保形成能(保形性)を付与する目的で使用されるものであり、例えば、メチルセルロース,カルボキシメチルセルロース塩等の水溶性のセルロース誘導体、ポリビニルアルコール,ポリビニルピロリドン,カルボキシビニルポリマー,ポリエチレングリコール等の合成高分子、クインスシード,ビーガム,キサンタンガム,ヒアルロン酸塩等の天然高分子多糖類等が用いられている。これら高分子材料の多くは水溶性であるため、糸引き性を示し使用感が悪く、また、耐塩性が悪いものが多い。
このような背景から、水溶性高分子特有の使用感がなく、分散安定性に優れた化粧料組成物が求められている。このような化粧料組成物としては、例えば、天然セルロースを再生処理することなく、加水分解と物理粉砕により得られるセルロース粒子を用いた化粧料組成物が提案されている(特許文献1)。このものは、脂肪分率を従来の化粧料組成物よりも低くした組成物であり、クリーム状あるいは乳液状の性状を達成できるが、粒子径の大きなものが含まれるため、分散性が不充分で、ざらつき感の原因となっている。
また、セルロースを高度に分散させる技術として、パルプの水懸濁液を高圧ホモジナイザーで処理し、ミクロフィブリルレベルまで粉砕する微小繊維状セルロースの製法が提案されている(特許文献2)。この製法により得られるセルロースの高度分散物は、非常に多くのエネルギーを用いて処理する必要があり、また分散の程度も不充分であるため、特有のざらつき感を払拭することができない。さらに、従来の微細化セルロース分散物は、いずれも白色不透明性であり、透明性が要求される化粧料には適用できないという課題もある。
そこで、このような問題を解決するため、ナノサイズに微粒子化したセルロースを用いた化粧料組成物が提案されている(特許文献3)。
特開平5−32519号公報 特開昭56−100801号公報 特開2000−26229号公報
上記特許文献3に記載のものは、ナノ粒子化したセルロース微粒子を用いることにより皮膚に塗布した際のべとつき感や、ざらつき感がない使用感を得ることができる。しかしながら、セルロース微粒子の製造に大量の硫酸を必要とするため、環境負荷や作業性に問題がある。また、セルロース微粒子の分散物の耐塩性が低いため、適用範囲が大きく制限される等の課題もある。
このように、従来の技術では、分散の程度が不充分であり、ざらつき感を払拭できなかったり、耐塩性が低く適用範囲が大きく制限される等、化粧料の素材として充分な性能を得ることができないという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、保形性能、分散安定性、耐塩性に優れた化粧料組成物の提供をその目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の化粧料組成物は、下記の(A)〜(C)成分を含有するという構成をとる。
(A)最大繊維径が1000nm以下で、数平均繊維径が2〜100nmのセルロース繊維であって、そのセルロースが、セルロースI型結晶構造を有すると共に、セルロース分
子中のグルコースユニットのC6位の水酸基が選択的に酸化されてアルデヒド基およびカルボキシル基に変性されており、カルボキシル基の量が0.6〜2.2mmol/gである、セルロース繊維。
(B)水。
(C)機能性添加剤。
すなわち、本発明者らは、保形性能、分散安定性、耐塩性に優れた化粧料組成物を得るため、鋭意研究を重ねた。その研究の過程で、最大繊維径が1000nm以下で、数平均繊維径が2〜100nmのセルロース繊維であって、そのセルロースが、セルロースI型結
晶構造を有すると共に、セルロース分子中のグルコースユニットのC6位の水酸基が選択的に酸化されてアルデヒド基およびカルボキシル基に変性されており、カルボキシル基の量が0.6〜2.2mmol/gである、微細なセルロース繊維を突き止めた。そして、この特定の微細セルロース繊維を、液状分散媒体である水に分散した分散体を用いることにより、保形性能、分散安定性、耐塩性に優れた化粧料組成物が得られることを見いだし、本発明に到達した。
このように、本発明の化粧料組成物は、最大繊維径が1000nm以下で、数平均繊維径が2〜100nmのセルロース繊維であって、そのセルロースが、セルロースI型結晶
構造を有すると共に、セルロース分子中のグルコースユニットのC6位の水酸基が選択的に酸化されてアルデヒド基およびカルボキシル基に変性されており、カルボキシル基の量が0.6〜2.2mmol/gであるセルロース繊維(A)と、液状分散媒体である水(B)と、機能性添加剤(C)とを含有している。そのため、保形性能や分散安定性に優れるとともに、化粧料として要求される性状と性能を満足する耐塩性にも優れている。また、上記特定のセルロース繊維(A)が極めて微細であるため、皮膚に塗布した際のべたつき感,ざらつき感もなく、使用感に優れている。また、本発明の化粧料組成物は、50℃以上の高温においても粘度低下が起こらず、温度安定性にも優れている。
さらに、上記のようにセルロース繊維表面上のグルコースユニットのC6位の水酸基が選択的にアルデヒド基およびカルボキシル基に酸化されたセルロース繊維を用いるため、従来のセルロース微粒子からは得られなかった塗布時の表面の滑らかさ、水溶性高分子特有のべとつき感のなさを容易に付与することができるようになる。また、従来のセルロース微粒子や水溶性高分子を用いた場合では困難であった、塩類を含有する化粧料組成物を増粘、分散安定させることが可能となり、耐塩性が向上する。
そして、上記(A)成分のセルロース繊維が、2,2,6,6−テトラメチルピペリジン(TEMPO)等のN−オキシル化合物の存在下、共酸化剤を用いてセルロース繊維の水酸基の一部をアルデヒド基およびカルボキシル基に酸化されたものであると、数平均繊維径が2〜100nmである微細なセルロース繊維を容易に得ることができるようになる。
つぎに、本発明の実施の形態を詳しく説明する。
本発明の化粧料組成物は、特定のセルロース繊維(A成分)と、水(B成分)と、機能性添加剤(C成分)とを用いてなるものである。
ここで、本発明は、最大繊維径が1000nm以下で、数平均繊維径が2〜100nmのセルロース繊維であって、そのセルロースが、セルロースI型結晶構造を有すると共に
、セルロース分子中のグルコースユニットのC6位の水酸基が選択的に酸化されてアルデヒド基およびカルボキシル基に変性されており、カルボキシル基の量が0.6〜2.2mmol/gである、微細なセルロース繊維(A成分)を用いることが特徴である。これは、上記セルロース繊維が、I型結晶構造を有する天然由来のセルロース固体原料を表面酸化し微細化した繊維であることを意味する。すなわち、天然セルロースの生合成の過程においては、ほぼ例外なくミクロフィブリルと呼ばれるナノファイバーがまず形成され、これらが多束化して高次な固体構造を構成するが、上記ミクロフィブリル間の強い凝集力の原動となっている表面間の水素結合を弱めるために、その水酸基の一部が酸化され、アルデヒド基およびカルボキシル基に変換されているものである。
ここで、上記特定のセルロース繊維(A成分)を構成するセルロースがI型結晶構造を有することは、例えば、広角X線回折像測定により得られる回折プロファイルにおいて、2シータ=14〜17°付近と、2シータ=22〜23°付近の2つの位置に典型的なピークをもつことから同定することができる。
また、上記特定のセルロース繊維(A成分)は、最大繊維径が1000nm以下で、かつ数平均繊維径が2〜100nmであり、分散安定性の点から、好ましくは数平均繊維径が3〜80nmである。すなわち、上記数平均繊維径が2nm未満であると、本質的に分散媒体に溶解してしまい、逆に上記数平均繊維径が100nmを超えると、セルロース繊維が沈降してしまい、セルロース繊維を配合することによる機能性を発現することができないからである。また、同様に、上記最大繊維径が1000nmを超えると、セルロース繊維が沈降してしまい、セルロース繊維を配合することによる機能性を発現することができないからである。
上記特定のセルロース繊維(A成分)の数平均繊維径・最大繊維径は、例えば、つぎのようにして測定することができる。すなわち、セルロース繊維に水を加え、セルロースの固形分を1重量%とする。これを、超音波ホモジナイザー,高圧ホモジナイザー,回転速度15,000rpm以上の能力を有するブレンダー等を用いて、分散させた後、凍結乾燥により試料を調製する。これを走査型電子顕微鏡(SEM)等により観察し、得られた画像からセルロース繊維の数平均繊維径・最大繊維径を測定・算出することができる。
そして、上記特定のセルロース繊維(A成分)は、セルロース分子中のグルコースユニットのC6位の水酸基が選択的に酸化されてアルデヒド基およびカルボキシル基に変性されており、カルボキシル基の量が0.6〜2.2mmol/gとなる。さらに、保形性能、分散安定性の点から、特に好ましくは0.6〜2.0mmol/gの範囲である。すなわち、上記カルボキシル基量が0.6mmol/g未満であると、セルロース繊維の分散安定性に乏しく、沈降を生じる場合があり、逆に上記カルボキシル基量が2.2mmol/gを超えると、水溶性が強くなりべたついた使用感を与える傾向がみられるからである。
上記特定のセルロース繊維(A成分)のカルボキシル基量の測定は、例えば、電位差滴定により行うことができる。すなわち、乾燥させたセルロース繊維を水に分散させ、0.01Nの塩化ナトリウム水溶液を加えて、充分に撹拌してセルロース繊維を分散させる。つぎに、0.1Nの塩酸溶液をpH2.5〜3.0になるまで加え、0.04Nの水酸化ナトリウム水溶液を毎分0.1mlの速度で滴下し、得られたpH曲線から過剰の塩酸の中和点と、このセルロース繊維由来のカルボキシル基の中和点との差から、カルボキシル基量を算出することができる。
なお、カルボキシル基量の調整は、後述するように、セルロース繊維の酸化工程で用いる共酸化剤の添加量や反応時間を制御することにより行うことができる。
本発明における上記特定のセルロース繊維(A成分)は、セルロース繊維表面上のグルコースユニットのC6位の水酸基のみが選択的にアルデヒド基およびカルボキシル基に酸化されている。このセルロース繊維表面上のグルコースユニットのC6位の水酸基のみが選択的にアルデヒド基およびカルボキシル基に酸化されているかどうかは、例えば、13C−NMRチャートにより確認することができる。すなわち、酸化前のセルロースの13C−NMRチャートで確認できるグルコース単位の1級水酸基のC6位に相当する62ppmのピークが、酸化反応後は消失し、代わりに178ppmにカルボキシル基に由来するピークが現れる。このようにして、グルコース単位のC6位水酸基のみがアルデヒド基およびカルボキシル基に酸化されていることを確認することができる。
つぎに、本発明の化粧料組成物には、上記特定のセルロース繊維(A成分)とともに、水(B成分)が用いられる。
本発明の化粧料組成物には、上記特定のセルロース繊維(A成分)および水(B成分)に加えて、さらに機能性添加剤(C成分)が用いられる。上記機能性添加剤(C成分)としては、例えば、下記に示す油性原料,界面活性剤,アルコール類,機能性成分等が用いられ、これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。そして、これらA〜C成分を配合することにより化粧料組成物となる。
〔油性原料〕
上記油性原料としては、例えば、ホホバ油、マカデミアナッツ油、アボガド油、月見草油、ミンク油、ナタネ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、トウモロコシ油、カカオ油、ヤシ油、コメヌカ油、オリーブ油、アーモンド油、ごま油、サフラワー油、大豆油、椿油、パーシック油、綿花油、モクロウ、パーム油、パーム核油、卵黄油、ラノリン、スクワレン等の天然動植物油脂類;合成トリグリセライド、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、イソパラフィン等の炭化水素類;カルナバウロウ、パラフィンワックス、鯨ロウ、ミツロウ、キヤンデリラワックス、ラノリン等のワックス類;セタノール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール等の高級アルコール類、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸、リノール酸、オキシステアリン酸、ウンデシレン酸、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、軟質ラノリン脂肪酸等の高級脂肪酸類;コレステリル−オクチルドデシル−ベヘニル等のコレステロールおよびその誘導体;イソプロピルミリスチン酸、イソプロピルパルミチン酸、イソプロピルステアリン酸、2−エチルヘキサン酸グリセロール、ブチルステアリン酸等のエステル類;ジエチレングリコールモノプロピルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンペンタエリトリトールエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテル、リノール酸エチル等の極性オイル等があげられる。また、上記油性原料としては、例えば、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、カルビノール変性シリコーン、メタクリル変性シリコーン、メルカプト変性シリコーン、フェノール変性シリコーン、片末端反応性シリコーン、異種官能基変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、メチルスチリル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、親水性特殊変性シリコーン、高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸含有シリコーン、フッ素変性シリコーン等があげられ、より具体的には、シリコーン樹脂、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、オクタンメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ポリオキシエチレン−メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン−メチルポリシロキサン共重合体、ポリ(オキシエチレン−オキシプロピレン)メチルポリシロキサン共重合体、メチルハイドロゲンポリシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、ステアロキシメチルポリシロキサン、セトキシメチルポリシロキサン、メチルポリシロキサンエマルジョン、高重合メチルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、架橋型メチルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン、架橋型メチルフェニルポリシロキサン等の各種誘導体を含むシリコーン類等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
〔界面活性剤〕
上記界面活性剤としては、例えば、プロピレングリコール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンひまし油、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合体、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸(塩)等の非イオン界面活性剤やアルキル硫酸エステル塩;ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩等のアニオン界面活性剤;塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化ジアルキルジメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム等のカチオン界面活性剤;レシチン、ラノリン、コレステロール、サポニン等の界面活性能を有する天然物;スルホコハク酸エステル類やエチレンオキシド−プロピレンオキシドブロック共重合体等のような低刺激性界面活性剤;ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の両性界面活性剤等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
〔アルコール類〕
上記アルコールとしては、例えば、水に可溶なエタノール,イソプロパノール等の水溶性アルコール、グリセリン,エチレングリコール,プロピレングリコール,ブタンジオール等の水溶性多価アルコール、およびこれらの混合物等があげられる。
〔機能性成分〕
上記機能性成分としては、例えば、パラアミノ安息香酸およびその誘導体、ホモメチル−7N−アセチルアラントイラニレート、ブチルメトキシベンゾイルメタン、ジ−パラメトキシケイ皮酸−モノ−2−エチルへキサン酸グリセリル、オクチルシンナメート等のパラメトキシケイ皮酸誘導体、アミノサリシレート等のサリチル酸誘導体、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノリン誘導体、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリンプロピオン酸エチルヘキシル、酢酸液状ラノリン、コガネバナ根抽出エキス、トリアニリノ−p−カルボエチルヘキシルオキシ−トリアジン等の紫外線吸収剤;アルブチン、コウジ酸、リン酸アスコルビン酸マグネシウム等のアスコルビン酸およびその誘導体、グルタチオン、甘草エキス、チョウジエキス、茶抽出物、アスタキサンチン、牛胎盤エキス、トコフェロールおよびその誘導体、トラネキサム酸およびその塩、アズレン、γ−ヒドロキシ酪酸等の美白成分;マルチトール、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリコール等の多価アルコール、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、酪酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム等の有機酸およびその塩、ヒアルロン酸ナトリウム等のヒアルロン酸およびその塩、酵母および酵母抽出液の加水分解物、酵母培養液、乳酸菌培養液等の醗酵代謝産物、コラーゲン、エラスチン、ケラチン、セリシン等の水溶性タンパク、コラーゲン加水分解物、カゼイン加水分解物、シルク加水分解物、ポリアスパラギン酸ナトリウム等のペプチド類およびその塩、トレハロース、キシロビオース、マルトース、ショ糖、ブドウ糖、植物性粘質多糖類の糖類、多糖類およびその誘導体、水溶性キチン、キトサン、ペクチン、コンドロイチン硫酸およびその塩等のグリコサミノグリカンおよびその塩、グリシン、セリン、スレオニン、アラニン、アスパラギン酸、チロシン、バリン、ロイシン、アルギニン、グルタミン、プロリン酸等のアミノ酸、アミノカルボニル反応物等の糖アミノ酸化合物、アロエ、マロニエ等の植物抽出液、トリメチルグリシン、尿素、尿酸、アンモニア、レシチン、ラノリン、スクワラン、スクワレン、グルコサミン、クレアチニン、DNA、RNA等の核酸関連物質等の保湿剤;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アラビアガム、キサンタンガム、カラギーナン、ガラクタン、ペクチン、マンナン、デンプン、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、ポリアクリル酸エステル共重合体、ポリビニルアルコール、ニトロセルロース、シリコーンレジン、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド等のポリオキシエチレン脂肪酸エステルメチルグリコシド、テトラデセンスルホン酸等の増粘剤;エチレンジアミン四酢酸およびその塩類、リン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸塩類、メタリン酸塩類等の金属イオン封鎖剤;エタノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の有機溶剤、ブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、フィチン酸等の酸化防止剤;安息香酸およびその塩、パラオキシ安息香酸アルキルエステル(エチルパラベン、ブチルパラベン等)およびその塩、デヒドロ酢酸およびその塩類、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、ホウ酸、レゾルシン、トリブロムサラン、オクトフェニルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、チラム、感光素201号、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゾトニウム、ハロカルバン、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニド、酢酸トコフェロール、ジンクピリチオン、ヒノキチオール、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、2,4,4−トリクロロ−2−ヒドロキシフェノール、ヘキサクロロフェン等の抗菌、防腐剤;クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、アジピン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、マレイン酸等の有機酸;ビタミンAおよびその誘導体;ビタミンB6 塩酸塩、ビタミンB6 トリパルミテート、ビタミンB6 ジオクタノエート、ビタミンB2 およびその誘導体等のビタミンB類;アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸リン酸エステル等のビタミンC類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸等のビタミン類、ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γ−オリザノール、アラントイン、グリチルチン酸(塩)グリチルレチン酸およびその誘導体、ヒノキチオール、ムシジン、ビサボロール、ユーカリプトール、チモールイソシトール、サポニン類(キラヤサポニン、アズキサポニン、ヘチマサポニン等)、トラネキサム酸、パントテルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、セファランジン、プラセンタエキス、センブリエキス、セファランチン、ビタミンEおよびその誘導体、ガンマ−オリザノール等の血行促進剤、トウガラシチンキ、ショオウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステル等の局所刺激剤、アミノ酸等の栄養剤、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸誘導体、塩化カルプロニウム、ノニル酸ワニルアミド、アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤、酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸等の収斂剤、メントール、カンフル等の清涼剤、抗ヒスタミン剤、高分子シリコーン、環状シリコーン等のシリコン系物質、BHA、BHT、没食子酸、NDGA等の酸化防止剤等の各種薬剤;サッカロマイセス等の酵母、糸状菌、バクテリア、牛胎盤、人胎盤、人せい帯、酵母、コラーゲン、牛乳由来タンパク、小麦、大豆、牛血液、豚血液、鶏冠、カミツレ、きゅうり、米、シアバター、シラカバ、茶、トマト、にんにく、ハマメリス、バラ、ヘチマ、ホップ、桃、杏、レモン、キウイ、どくだみ、トウガラシ、クララ、ギシギシ、コウホネ、セージ、ノコギリ草、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、アロエベラ、オウゴン、オウバク、コウカ、ベニバナ、サンシン、シコン、タイソウ、チンピ、ニンジン、ヨクイニン、ハトムギ、クチナシ、サワラ等の動植物、微生物およびその一部から有機溶媒、アルコール、多価アルコール、水、水性アルコール等で抽出または加水分解して得た天然エキス;色素類;炭酸カルシウム、タルク、カオリン、マイカ、イオウ、ラウロイルリジン、微粒子シリカ、二酸化チタン、二酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ナイロン12粉末、ポリメチルメタクリレート粉末、ポリエチレン粉末、ポリスチレン粉末等の粉末成分;カチオン化セルロース、カルボキシビニルポリマー、カルボニルピロリドン、ポリビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体、キサンタンガム、ヒドロキシエチルセルロース等の高分子添加剤;香料類;キレート剤;トリエタノールアミンや水酸化カリウム、ホウ砂等のアルカリ;酸化防止剤等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。
本発明の化粧料組成物に使用されるセルロース繊維(A成分)は、例えば、つぎのようにして作製することができる。すなわち、まず、針葉樹パルプ等の天然セルロースを、水に分散させてスラリー状としたものに、臭化ナトリウム、N−オキシラジカル触媒を加え、充分撹拌して分散・溶解させる。つぎに、次亜塩素酸水溶液等の共酸化剤を加え、pH10.5を保持するように0.5N水酸化ナトリウム水溶液を滴下しながらpH変化が見られなくなるまで反応を行なう。上記反応により得られたスラリーは未反応原料、触媒等を除去するために、水洗,濾過を行なうことにより精製し目的物とする、繊維表面が酸化された特定のセルロース繊維(A成分)の水分散体を得ることができる。なお、化粧料組成物としてより高い透明性が求められる場合、高圧ホモジナイザー,超高圧ホモジナイザー等の強力な分散力を有する分散装置を用いて処理することにより良好な透明性を持つ組成物を得ることができる。
上記N−オキシラジカル触媒としては、例えば、2,2,6,6−テトラメチルピペリジノオキシラジカル(TEMPO)、4−アセトアミド−TEMPO等があげられる。上記N−オキシラジカル触媒の添加は、触媒量で充分であり、好ましくは0.1〜4mmol/l、さらに好ましくは0.2〜2mmol/lの範囲で反応水溶液に添加する。
また、上記共酸化剤としては、例えば、次亜ハロゲン酸またはその塩、亜ハロゲン酸またはその塩、過ハロゲン酸またはその塩、過酸化水素、過有機酸等があげられる。これらは単独でもしくは二種以上併せて用いられる。なかでも、次亜塩素酸ナトリウム、次亜臭素酸ナトリウム等のアルカリ金属次亜ハロゲン酸塩が好ましい。そして、上記次亜塩素酸ナトリウムを使用する場合は、臭化ナトリウム等の臭化アルカリ金属の存在下で反応を進めることが、反応速度の点において好ましい。上記臭化アルカリ金属の添加量は、上記N−オキシラジカル触媒に対して約1〜40倍モル量、好ましくは約10〜20倍モル量である。
本発明の化粧料組成物は、上記のようにして得られたセルロース繊維(A成分)の水分散体に、化粧品用途として用いられる機能性添加剤(C成分)、すなわち、油性原料,界面活性剤,アルコール類,機能性成分等の機能性添加剤を適宜に配合し、混合処理することにより調製することができる。上記混合処理には、例えば、真空ホモミキサー、ディスパー、プロペラミキサー、ニーダー等の各種混練器、各種粉砕機、ブレンダー、ホモジナイザー、超音波ホモジナイザー、コロイドミル、ペブルミル、ビーズミル粉砕機、高圧ホモジナイザーや超高圧ホモジナイザー等を用いることができる。
本発明の化粧料組成物における特定のセルロース繊維(A成分)の配合量は、求める機能により異なるが、通常、0.01〜6.0重量%の範囲であり、使用感の点からは、0.1〜2.0重量%の範囲が好ましい。また、上記油性原料、界面活性剤もしくは機能性成分の配合量は、化粧料の用途に応じて適量用いられる。なお、上記セルロース繊維(A成分)の濃度、各成分の配合量、混合時の分散化処理条件を変更することにより、所望の性状の化粧料組成物を調製することができる。
このようにして得られる本発明の化粧料組成物は、例えば、化粧水、乳液、コールドクリーム、バニシングクリーム、マッサージクリーム、エモリエントクリーム、クレンジングクリーム、美容液、パック、ファンデーション、サンスクリーン化粧料、サンタン化粧料、モイスチャークリーム、ハンドクリーム、美白乳液、各種ローション等の皮膚用化粧料、シャンプー、リンス、ヘアコンディショナー、リンスインシャンプー、ヘアスタイリング剤(ヘアフォーム,ジェル状整髪料等)、ヘアトリートメント剤(ヘアクリーム,トリートメントローション等)、染毛剤やローションタイプの育毛剤あるいは養毛剤等の毛髪用化粧料、さらにはハンドクリーナーのような洗浄剤、プレシェーブローション、アフターシェーブローション、芳香剤や歯磨剤、軟膏、貼布剤等の用途に用いることができる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
まず、実施例および比較例に先立ち、セルロース繊維およびセルロース微粒子を、つぎのようにして作製した。
〔セルロース繊維T1の作製〕
針葉樹パルプ2g(乾燥重量)に水150ml、臭化ナトリウム0.025g、TEMPO(N−オキシラジカル触媒)0.025gを加え、充分撹拌して分散させた後、13重量%次亜塩素酸ナトリウム水溶液(共酸化剤)を、1.0gのパルプに対して次亜塩素酸ナトリウム量が5.4mmol/gとなるように加え、pHを10〜11に保持するように0.5N水酸化ナトリウム水溶液を滴下しながらpH変化が見られなくなるまで反応させた(反応時間:120分)。反応終了後、0.1N塩酸を添加して中和した後、ろ過と水洗を繰り返して精製し、繊維表面が酸化されたセルロース繊維T1を得た。
〔セルロース繊維T2〜T3,H1〜H2の作製〕
添加する次亜塩素酸ナトリウム水溶液の量および反応時間を、下記の表1に示すように変更する以外は、セルロール繊維T1の作製に準じて、各セルロール繊維を作製した。
〔セルロース繊維H3の作製〕
針葉樹パルプの代わりに、針葉樹パルプを18%水酸化ナトリウム水溶液に一夜浸漬しセルロールI型結晶構造をセルロースII型結晶構造に変換したマーセル化セルロースを用いてセルロース繊維T1と同じ条件にて反応させた。セルロース繊維H3は、反応途中から溶解し、反応終了時には均一な水溶液となった。得られた水溶液を0.1N塩酸水溶液でpH7〜8に中和し、透析用セルロース膜(Spectra/PorCE 、分画分子量500)を用いて流水中に10日間放置することにより残存する塩類、未反応原料、触媒を除去した。得られた水溶液を凍結乾燥して、セルロース繊維H3の粉体を得た。
Figure 2010037199
〔セルロース微粒子H4の作製〕
特開2000−26229号公報に記載の実施例1に準じて、低結晶性セルロース微粒子を調製した。すなわち、平均重合度(DP)760の木材パルプを、−5℃で60重量%硫酸水溶液にセルロース濃度が4重量%になるように溶解してセルロースドープを得た。このセルロースドープを重量で2.5倍量の水中(5℃)に撹拌しながら注ぎ、セルロースをフロック状に凝集させ懸濁液を得た。この懸濁液を80℃の温度に達してから10分間加水分解し、ついで洗液のpHが4以上になるまで充分に水洗と減圧脱水を繰り返し、セルロース濃度6重量%のペースト状のセルロース微粒子の半透明白色ペースト状物を得た。さらに、このペーストを水でセルロース濃度5重量%に希釈し、ブレンダーで15000rpm以上の回転速度で5分間混合し、低結晶性セルロース微粒子H4を含有する半透明白色ペースト状物を得た。
このようにして得られたセルロース繊維およびセルロース微粒子を用い、下記の基準に従って各項目の測定を行った。これらの結果を、上記の表1に併せて示した。
〔数平均繊維径・最大繊維径〕
各セルロース繊維に水を加え、セルロースの固形分を1重量%とした。これを、超高圧ホモジナイザー(みずほ工業社製、Microfluidizer M-110EH)を用いて、分散させた後、凍結乾燥により試料を調製し、走査型電子顕微鏡(SEM)(日本電子社製、JSM−6380LV)により得られた画像(倍率:10000倍)から、各セルロース繊維の数平均繊維径・最大繊維径を測定した。
〔カルボキシル基量〕
セルロース繊維表面のカルボキシル基の定量は、電位差滴定により行った。すなわち、乾燥させた各セルロース繊維0.3gを水55mlに分散させ、0.01Nの塩化ナトリウム水溶液5mlを加えて、充分に撹拌してセルロース繊維を分散させた。つぎに、0.1Nの塩酸溶液をpH2.5〜3.0になるまで加え、0.04Nの水酸化ナトリウム水溶液を毎分0.1mlの速度で滴下し、得られたpH曲線から過剰の塩酸の中和点と、このセルロース繊維由来のカルボキシル基の中和点との差から、カルボキシル基量を算出した。
〔アルデヒド基量〕
セルロース繊維表面のアルデヒド基の定量は、以下に示す方法により行った。すなわち、試料を水に分散させ、酢酸酸性下で亜塩酸ナトリウムを用いてアルデヒド基を全てカルボキシル基まで酸化させた試料のカルボキシル基量を測定し、酸化前のカルボキシル基量の差をもってアルデヒド基量とした。
13C−NMRチャートでの確認〕
セルロース繊維表面上のグルコースユニットのC6位の水酸基のみが選択的にカルボキシル基に酸化されているかどうかについて、13C−NMRチャートで確認した。すなわち、酸化前のセルロースの13C−NMRチャートで確認できるグルコース単位の1級水酸基のC6位に相当する62ppmのピークが、酸化反応後は消失し、代わりに178ppmにカルボキシル基に由来するピークが現れていた。このことから、セルロース繊維T1〜T3は、いずれもグルコース単位のC6位水酸基のみがアルデヒド基およびカルボキシル基に酸化されていることが確認された。
つぎに、上記各セルロース繊維を用いて、実施例および比較例の化粧料組成物を調製した。
〔実施例1A〕
下記の表2に示すように、セルロース繊維T3を固形分として1.0重量%、界面活性剤A(ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウム)を10重量%、水を89重量%添加して混合し、真空中で15,000rpm以上の回転速度で10分間撹拌することにより、化粧料組成物を調製した。
〔実施例2A,3A、比較例1A〜4A〕
下記の表2に示すように、各成分の種類、配合量を変更する以外は、実施例1Aに準じて、化粧料組成物を調製した。
Figure 2010037199
このようにして得られた実施例1A〜3A、比較例1A〜4Aの化粧料組成物を用い、下記の基準に従い、各特性の評価を行った。これらの結果を、上記表2に併せて示した。
〔粘度〕
各化粧料組成物の粘度を、BH型粘度計(ローターNo.4、回転数2.5rpm、3分、25℃)を用いて測定した。
〔分散安定性〕
各化粧料組成物の混合処理後の均一性の経時変化を調べ、分散安定性を評価した。すなわち、各化粧料組成物を40℃の密閉された環境で10日放置した後、状態を評価した。
上記表2の結果から、実施例品は、粘度が高く、分散安定性に優れていた。また、実施例品は、分散安定性の評価において、2ヶ月以上ほぼ安定な状態を維持することも確認された。
これに対して、セルロース繊維H1を用いた比較例1A品は、粘度が低く、分散安定性評価において、不均一となり分散安定性に劣るものであった。また、セルロース繊維H2を用いた比較例2A品は、粘度は高かったが、分散安定性に劣るものであった。セルロース繊維H3を用いた比較例3A品は、非常に粘度が低いものが得られた。そして、セルロース微粒子H4を用いた比較例4A品は、粘度が低く、分離し分散安定性が劣っていた。
〔実施例1B〕
セルロース繊維T3に水を加えてセルロース固形分1wt%に調整し、高圧分散器(スギノマシン社製、アルティマイザーHJP−25003、操作圧力150MPa)で1回処理して透明なゲル状物を得た。つぎに、下記の表3に示すように、このゲル状物10gに、イソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル30g、シリコンオイルA(信越化学社製、KF96−100CS)30g、スクワラン30gを加え、ホモミキサー(プライミクス社製、T.Kロボミックス、8,000rpm×1分)を用いて混合し、化粧料組成物を調製した。
〔実施例2B〕
下記の表3に示すように、実施例1BのシリコンオイルAに代えて、シリコンオイルB(信越化学社製、KF995)を用いる以外は、実施例1Bと同様にして、化粧料組成物を調製した。
〔比較例1B〕
下記の表3に示すように、実施例1Bのゲル状物に代えて、水を用いる以外は、実施例1Bと同様にして、化粧料組成物を調製した。
〔比較例2B〕
下記の表3に示すように、実施例2Bのゲル状物に代えて、水を用いる以外は、実施例2Bと同様にして、化粧料組成物を調製した。
Figure 2010037199
このようにして得られた実施例1B,2B、比較例1B,2Bの化粧料組成物を用い、下記の基準に従い、各特性の評価を行った。これらの結果を、上記表3に併せて示した。
〔粘度〕
前記と同様の基準に従い、評価を行った。
〔べたつき感〕
各化粧料組成物を、無作為に抽出した10人の上腕に塗布した。評価は、(A)べたつきなし、(B)べたつく、(C)非常にべたつくの3段階で行い、(A)が8人以上を◎、5〜7人を○、2〜4人を△、1人以下を×とした。
〔ざらつき感〕
各化粧料組成物を、無作為に抽出した10人の上腕に塗布した。評価は、(A)きわめてなめらか、(B)ややざらつく、(C)非常にざらつくの3段階で行い、(A)が8人以上を◎、5〜7人を○、2〜4人を△、1人以下を×とした。
〔分散安定性〕
前記と同様の基準に従い、評価を行った。
上記表3の結果から、実施例品は、粘度が高く、分散安定性に優れ、べたつき感、ざらつき感の評価も良好であった。また、実施例品は、分散安定性の評価において、2ヶ月以上ほぼ安定な状態を維持することも確認された。
これに対して、セルロース繊維T3含有ゲル状物を含有しない比較例1B品は、実施例品よりも粘度が低く、またべたつき感があり、分散安定性の評価に劣るものであった。また、セルロース繊維T3含有ゲル状物を含有しない比較例2B品は、分散安定性に関しては良好であったが、粘度が低く、べたつき感があるものであった。
〔実施例1C〕
下記の表4に示すように、セルロース繊維T1を固形分として1.0重量%、流動パラフィンを20重量%、グリセリンを5重量%添加し、ホモミキサー(プライミクス社製、T.Kロボミックス、12,000rpm×10分)を用いて分散して、化粧料組成物を調製した。
〔実施例2C〜3C〕
下記の表4に示すように、実施例1Cのセルロース繊維T1に代えて、セルロース繊維T2〜T3をそれぞれ用いる以外は、実施例1Cと同様にして、化粧料組成物調製した。
〔比較例1C〕
下記の表5に示すように、実施例1Cのセルロース繊維T1を用いず、これに代えて水を用いる(水を増量)以外は、実施例1Cと同様にして、化粧料組成物を調製した。
〔比較例2C〕
下記の表5に示すように、実施例1Cのセルロース繊維T1に代えて、ヒドロキシエチルセルロース(東京化成工業製)を用い、実施例1Cに準じて、化粧料組成物を調製した。
〔比較例3C〜5C〕
下記の表5に示すように、実施例1Cのセルロース繊維T1に代えて、セルロース繊維H1〜H3をそれぞれ用いる以外は、実施例1Cと同様にして、化粧料組成物調製した。
Figure 2010037199
Figure 2010037199
このようにして得られた実施例1C〜4C、比較例1C〜5Cの化粧料組成物を用い、前記と同様の基準に従い、各特性の評価を行った。これらの結果を、上記表4および表5に併せて示した。
上記表4の結果から、実施例品は、粘度が高く、分散安定性に優れ、べたつき感、ざらつき感の評価も良好であった。また、実施例品は、分散安定性の評価において、2ヶ月以上ほぼ安定な状態を維持することも確認された。特に、カルボキシル基量が高いセルロース繊維T1〜T3を用いた実施例1C〜3C品は、各評価においてより良好な結果が得られた。
これに対して、セルロース繊維T1を含有しない比較例1C品は、粘度が低く、べたつき感および分散安定性の評価が劣っていた。また、セルロース繊維T1に代えて、ヒドロキシエチルセルロースを用いた比較例2C品も、粘度が低く、べたつき感および分散安定性の評価が劣っていた。セルロース繊維H1を用いた比較例3C品は、実施例品に比べて粘度が低く、べたつき感があり、かつざらつき感および分散安定性の評価が劣っていた。セルロース繊維H2を用いた比較例4C品も、実施例品に比べて粘度が低く、かつべたつき感の評価が劣っていた。セルロース繊維H3を用いた比較例5C品は、粘度が低く、かつべたつき感の評価が劣っていた。
本発明の化粧料組成物は、例えば、化粧水、乳液、コールドクリーム、バニシングクリーク、マッサージクリーム、エモリエントクリーム、クレンジングクリーム、美容液、パック、ファンデーション、サンスクリーン化粧料、サンタン化粧料、モイスチャークリーム、ハンドクリーム、美白乳液、各種ローション等の皮膚用化粧料、シャンプー、リンス、ヘアコンディショナー、リンスインシャンプー、ヘアスタイリング剤(ヘアフォーム,ジェル状整髪料等)、ヘアトリートメント剤(ヘアクリーム,トリートメントローション等)、染毛剤やローションタイプの育毛剤あるいは養毛剤等の毛髪用化粧料、さらにはハンドクリーナーのような洗浄剤、プレシェーブローション、アフターシェーブローション、芳香剤や歯磨剤、軟膏、貼布剤等の用途に用いることができる。

Claims (3)

  1. 下記の(A)〜(C)成分を含有することを特徴とする化粧料組成物。
    (A)最大繊維径が1000nm以下で、数平均繊維径が2〜100nmのセルロース繊維であって、そのセルロースが、セルロースI型結晶構造を有すると共に、セルロース分
    子中のグルコースユニットのC6位の水酸基が選択的に酸化されてアルデヒド基およびカルボキシル基に変性されており、カルボキシル基の量が0.6〜2.2mmol/gである、セルロース繊維。
    (B)水。
    (C)機能性添加剤。
  2. 上記(A)成分のセルロース繊維が、N−オキシル化合物の存在下、共酸化剤を用いて酸化されたものである請求項1記載の化粧料組成物。
  3. 上(C)成分の機能性添加剤が、油性原料、界面活性剤、アルコール類および機能成分からなる群から選ばれた少なくとも一つである請求項1または2記載の化粧料組成物。
JP2008197848A 2008-07-31 2008-07-31 化粧料組成物 Active JP5269512B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008197848A JP5269512B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 化粧料組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008197848A JP5269512B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 化粧料組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010037199A true JP2010037199A (ja) 2010-02-18
JP5269512B2 JP5269512B2 (ja) 2013-08-21

Family

ID=42010104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008197848A Active JP5269512B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 化粧料組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5269512B2 (ja)

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010090330A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Kao Corp 芳香性組成物
JP2011057746A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd ゲル状組成物
JP2011057569A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 殺虫剤組成物およびスプレー式殺虫剤
JP2011057571A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 水性農薬組成物
JP2011057570A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 昆虫忌避剤組成物およびスプレー式昆虫忌避剤
WO2011089709A1 (ja) * 2010-01-22 2011-07-28 第一工業製薬株式会社 粘稠な組成物
JP2012087256A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 粘性水系組成物およびその製法
JP2012126788A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 粘性水系組成物
JP2012193139A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Daicel Corp 化粧料
JP2013151661A (ja) * 2011-12-28 2013-08-08 Kao Corp ポリエステル樹脂組成物からなる成形体
JP2013151636A (ja) * 2011-12-28 2013-08-08 Kao Corp ポリエステル樹脂組成物
JP2014141675A (ja) * 2014-02-14 2014-08-07 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 増粘剤組成物
JP2015067573A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 凸版印刷株式会社 増粘発色抗菌剤およびその製造方法並びにパーソナルケア製品用組成物
EP2929874A4 (en) * 2012-12-04 2016-06-08 Nissan Chemical Ind Ltd COSMETIC ADDITIVE AND COSMETIC PRODUCT CONTAINING SAME
JP5939695B1 (ja) * 2015-12-16 2016-06-22 第一工業製薬株式会社 粘性水系組成物およびその製造方法
JP2016155971A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 花王株式会社 微細セルロース繊維複合体
US9554978B2 (en) 2013-06-27 2017-01-31 The Procter & Gamble Company Personal care articles
WO2017022830A1 (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 王子ホールディングス株式会社 化粧料
JP2017048142A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 王子ホールディングス株式会社 化粧料
JP6139754B1 (ja) * 2016-06-17 2017-05-31 株式会社ユーグレナ 細胞増殖促進剤
WO2017150950A1 (ko) 2016-03-03 2017-09-08 주식회사 엘지생활건강 바이오셀룰로오스 미세섬유 수분산체 네트워크 조성물
JP2017178888A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社コーセー 易崩壊性造粒組成物、その製造方法及びそれを含有する化粧料
JP2017197473A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 花王株式会社 皮膚化粧料
WO2018221519A1 (ja) * 2017-05-31 2018-12-06 株式会社 資生堂 仕上げ用化粧料
JP2019011287A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 大王製紙株式会社 化粧料組成物
JPWO2018230228A1 (ja) * 2017-06-16 2020-04-16 株式会社マツモト交商 水中油型日焼け止め化粧料

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11116427A (ja) * 1997-10-16 1999-04-27 Kao Corp 再分散型非乳化化粧料
JP2000309503A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Asahi Chem Ind Co Ltd セルロース微粒子を含む液状又はクリーム状化粧料
JP2000319117A (ja) * 1999-04-30 2000-11-21 Asahi Chem Ind Co Ltd セルロース微粒子含有保湿性組成物
JP2003180812A (ja) * 2001-12-17 2003-07-02 Toppan Printing Co Ltd 酸化多糖類材料を被覆又は含浸させた材料および生体適合材料
JP2003252903A (ja) * 2002-02-27 2003-09-10 Hirotaka Ihara セルロース誘導体粒子及びその製造方法並びにそれを用いた化粧料
JP2007091618A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Toppan Printing Co Ltd 包接担体およびその製造方法、並びに包接担体を用いた包接体、抗菌剤、および、水溶性を付与する方法
JP2007169413A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Toppan Printing Co Ltd 包接担体
JP2007291192A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Toppan Printing Co Ltd 保湿剤、並びに、それを用いた皮膚外用剤
JP2008001728A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Asahi Kasei Corp 微細セルロース繊維
JP2009161893A (ja) * 2007-12-11 2009-07-23 Kao Corp セルロース分散液の製造方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11116427A (ja) * 1997-10-16 1999-04-27 Kao Corp 再分散型非乳化化粧料
JP2000309503A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Asahi Chem Ind Co Ltd セルロース微粒子を含む液状又はクリーム状化粧料
JP2000319117A (ja) * 1999-04-30 2000-11-21 Asahi Chem Ind Co Ltd セルロース微粒子含有保湿性組成物
JP2003180812A (ja) * 2001-12-17 2003-07-02 Toppan Printing Co Ltd 酸化多糖類材料を被覆又は含浸させた材料および生体適合材料
JP2003252903A (ja) * 2002-02-27 2003-09-10 Hirotaka Ihara セルロース誘導体粒子及びその製造方法並びにそれを用いた化粧料
JP2007091618A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Toppan Printing Co Ltd 包接担体およびその製造方法、並びに包接担体を用いた包接体、抗菌剤、および、水溶性を付与する方法
JP2007169413A (ja) * 2005-12-21 2007-07-05 Toppan Printing Co Ltd 包接担体
JP2007291192A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Toppan Printing Co Ltd 保湿剤、並びに、それを用いた皮膚外用剤
JP2008001728A (ja) * 2006-06-20 2008-01-10 Asahi Kasei Corp 微細セルロース繊維
JP2009161893A (ja) * 2007-12-11 2009-07-23 Kao Corp セルロース分散液の製造方法
JP2009161723A (ja) * 2007-12-11 2009-07-23 Kao Corp セルロース分散液の製造方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6013006245; 'Homogeneous Suspensions of Individualized Microfibrils from TEMPO-Catalyzed Oxidation of Native Cell' Biomacromolecules Volume7, Number6, 200606, 第1687-1691頁 *

Cited By (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010090330A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Kao Corp 芳香性組成物
JP2011057746A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd ゲル状組成物
JP2011057569A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 殺虫剤組成物およびスプレー式殺虫剤
JP2011057571A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 水性農薬組成物
JP2011057570A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 昆虫忌避剤組成物およびスプレー式昆虫忌避剤
WO2011089709A1 (ja) * 2010-01-22 2011-07-28 第一工業製薬株式会社 粘稠な組成物
US9801802B2 (en) 2010-01-22 2017-10-31 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Viscous composition
US9901527B2 (en) 2010-01-22 2018-02-27 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Viscous composition
US9248090B2 (en) 2010-01-22 2016-02-02 Dai-Ichi Kogyo Seiyaku Co., Ltd. Viscous composition
JP2012087256A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 粘性水系組成物およびその製法
JP2012126788A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 粘性水系組成物
JP2012193139A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Daicel Corp 化粧料
JP2013151636A (ja) * 2011-12-28 2013-08-08 Kao Corp ポリエステル樹脂組成物
US10093798B2 (en) 2011-12-28 2018-10-09 Kao Corporation Polyester resin composition
JP2013151661A (ja) * 2011-12-28 2013-08-08 Kao Corp ポリエステル樹脂組成物からなる成形体
US10010490B2 (en) 2012-12-04 2018-07-03 Nissan Chemical Industries, Ltd. Cosmetic composition comprising cellulose fibers with small fiber diameter and comparatively small aspect ratio
EP2929874A4 (en) * 2012-12-04 2016-06-08 Nissan Chemical Ind Ltd COSMETIC ADDITIVE AND COSMETIC PRODUCT CONTAINING SAME
JPWO2014088034A1 (ja) * 2012-12-04 2017-01-05 日産化学工業株式会社 化粧料用添加剤およびそれを配合した化粧料
US10357441B2 (en) 2013-06-27 2019-07-23 The Procter & Gamble Company Personal care articles
US11090244B2 (en) 2013-06-27 2021-08-17 The Procter & Gamble Company Personal care compositions and articles
US9554978B2 (en) 2013-06-27 2017-01-31 The Procter & Gamble Company Personal care articles
US9907738B2 (en) 2013-06-27 2018-03-06 The Procter & Gamble Company Personal care compositions and articles
JP2015067573A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 凸版印刷株式会社 増粘発色抗菌剤およびその製造方法並びにパーソナルケア製品用組成物
JP2014141675A (ja) * 2014-02-14 2014-08-07 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 増粘剤組成物
JP2016155971A (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 花王株式会社 微細セルロース繊維複合体
US11382842B2 (en) 2015-08-04 2022-07-12 Oji Holdings Corporation Cosmetic
WO2017022830A1 (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 王子ホールディングス株式会社 化粧料
KR102306949B1 (ko) * 2015-08-04 2021-09-29 오지 홀딩스 가부시키가이샤 화장료
KR20210031546A (ko) * 2015-08-04 2021-03-19 오지 홀딩스 가부시키가이샤 화장료
JP2017048142A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 王子ホールディングス株式会社 化粧料
JP5939695B1 (ja) * 2015-12-16 2016-06-22 第一工業製薬株式会社 粘性水系組成物およびその製造方法
JP2017110085A (ja) * 2015-12-16 2017-06-22 第一工業製薬株式会社 粘性水系組成物およびその製造方法
WO2017150950A1 (ko) 2016-03-03 2017-09-08 주식회사 엘지생활건강 바이오셀룰로오스 미세섬유 수분산체 네트워크 조성물
JP2017178888A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 株式会社コーセー 易崩壊性造粒組成物、その製造方法及びそれを含有する化粧料
JP2017197473A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 花王株式会社 皮膚化粧料
JP2017155030A (ja) * 2016-06-17 2017-09-07 株式会社ユーグレナ 細胞増殖促進剤
JP6139754B1 (ja) * 2016-06-17 2017-05-31 株式会社ユーグレナ 細胞増殖促進剤
WO2018221519A1 (ja) * 2017-05-31 2018-12-06 株式会社 資生堂 仕上げ用化粧料
JPWO2018230228A1 (ja) * 2017-06-16 2020-04-16 株式会社マツモト交商 水中油型日焼け止め化粧料
JP7356107B2 (ja) 2017-06-16 2023-10-04 株式会社マツモト交商 水中油型日焼け止め化粧料
JP2019011287A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 大王製紙株式会社 化粧料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP5269512B2 (ja) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5269512B2 (ja) 化粧料組成物
EP2526922B1 (en) Viscous composition
JP4236064B2 (ja) 低結晶性のセルロース微粒子を含む化粧料組成物
JP5502712B2 (ja) 粘性水系組成物
JP5269513B2 (ja) スプレー用組成物およびそれを用いたスプレー噴霧装置
JP5722021B2 (ja) 粘性水系組成物およびその製法、並びにそれに用いるセルロース繊維
JP6769748B2 (ja) 発泡性エアゾール組成物
JP6229090B1 (ja) H型カルボキシル化セルロースナノファイバー
JP2019206521A (ja) カルボキシメチル化セルロースナノファイバーを含む添加剤
JP2019011287A (ja) 化粧料組成物
JP7462717B2 (ja) 乳化組成物、化粧料組成物、及び乳化組成物の製造方法
JP2014141675A (ja) 増粘剤組成物
JP2001520180A (ja) 少なくとも1種のポリヒドロキシル化有機化合物と組み合わされた本質的に非晶質のセルロースナノフィブリルの、化粧品調合物中における使用
JP2016094358A (ja) セルロースナノファイバー分散体およびこれを用いた化粧料組成物。
CN1158988C (zh) 化妆品制剂
JP2021059502A5 (ja)
JP7214359B2 (ja) レチノイドと低刺激性ポリマー洗浄剤とを含む局所組成物
JP2016065031A (ja) 化粧料組成物
US11578142B2 (en) Acid type carboxylated cellulose nanofiber
JP2000319117A (ja) セルロース微粒子含有保湿性組成物
WO2012171725A2 (en) Aqueous gels

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130411

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130508

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5269512

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150