JP2017197473A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2017197473A
JP2017197473A JP2016089515A JP2016089515A JP2017197473A JP 2017197473 A JP2017197473 A JP 2017197473A JP 2016089515 A JP2016089515 A JP 2016089515A JP 2016089515 A JP2016089515 A JP 2016089515A JP 2017197473 A JP2017197473 A JP 2017197473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
cosmetic
skin
less
cellulose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016089515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6722033B2 (ja
Inventor
秀隆 岩井
Hidetaka Iwai
秀隆 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP2016089515A priority Critical patent/JP6722033B2/ja
Publication of JP2017197473A publication Critical patent/JP2017197473A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6722033B2 publication Critical patent/JP6722033B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】化粧料に含まれる成分の徐放性に優れるとともに、皮膜を形成することができる皮膚化粧料を提供する。【解決手段】成分(A):平均繊維長が、10nm以上0.1mm未満の未変性の繊維状セルロース、および、成分(B):ヒドロキシベンゼンカルボン酸またはその誘導体を含み、成分(B)のIOB値が0.90以上6.5以下である、皮膚化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、皮膚化粧料に関する。
繊維状のセルロースに関する技術として、特許文献1〜5に記載のものがある。
特許文献1(特開2015−157796号公報)には、セルロースの分散流体を100〜245MPaの高圧噴射処理により解繊することによりセルロースナノファイバーが得られることが記載されている。
特許文献2(特開2009−293167号公報)には、セルロースの水酸基の一部に多塩基酸無水物を半エステル化してカルボキシル基を導入することにより、多塩基酸半エステル化セルロースを調製し、これを微細繊維化することにより、ナノ繊維を製造する技術が記載されている。
特許文献3(特開2013−127141号公報)には、セルロースを含む繊維原料をリンのオキソ酸またはその塩により処理した後、セルロースを解繊処理することにより微細繊維状セルロースを製造する技術が記載されている。
また、前述した特許文献1には、繊維状セルロースを化粧品分野に用いようとすることも記載されている。すなわち、同文献によれば、同文献に記載の方法で得られる繊維状セルロースを乳化剤として用いると、一般的な乳化剤よりも低濃度でありながら、水と油が分離しない状態を長期に亘って維持することができるため、化粧料に余分な添加剤の割合を低くできるとされている。
特許文献4(特開昭62−39507号公報)には、マイクロフィブリル化セルロースと水溶性高分子を必須に配合することを特徴とする皮膚手入れ用化粧料が記載されており、顔面又は身体に塗布後擦り落として使用することが記載されている。
また、特許文献5(特開2006−240994号公報)には、ポリビニルアルコールとマイクロフィビリル化セルロースを必須成分として含む化粧品用パック剤が、造膜性と塗膜の伸び、適切な乾燥速度、塗布性、良好な剥離感を待たすことが記載され、同文献には、マイクロフィビリル化セルロースの平均繊維長が0.1〜1.0mmであることが記載されている。
特開2015−157796号公報 特開2009−293167号公報 特開2013−127141号公報 特開昭62−39507号公報 特開2006−240994号公報
ここで、化粧料およびこれに含まれる有効成分の経皮吸収は、化粧料と皮膚との濃度勾配に従うため、化粧料を皮膚に適用した直後に高い浸透性が生じる一方、時間が経過すると皮膚への浸透性が低下してしまう。
一方、近年、長時間にわたって徐々に経皮吸収させることができ、成分の効果の持続性を持たせる化粧料が求められるようになってきた。
しかしながら、背景技術の項で前述した各特許文献に記載の技術においては、化粧料を皮膚へ適用する際に、化粧料中の成分の徐放効果を高めるという観点からの検討はなされていない。また、従来のセルロース含有の化粧料は、洗浄剤として使われていたり、パック剤にして適用しなければいけないなど、用途等も限られていた。
そこで、本発明は、化粧料に含まれる成分の徐放性に優れるとともに、皮膜を形成することができる皮膚化粧料を提供するものである。
本発明者は、化粧料剤型に適したセルロースと、機能性成分として特定のヒドロキシベンゼンカルボン酸またはその誘導体とを組み合わせて用いることで、化粧料を皮膚に適用した際に、機能性成分の経皮吸収に徐放性が発現することを見出した。
すなわち、本発明によれば、
以下の成分(A)および(B):
(A)平均繊維長が、10nm以上0.1mm未満の未変性の繊維状セルロース、
(B)ヒドロキシベンゼンカルボン酸またはその誘導体
を含み、前記成分(B)のIOB値が0.90以上6.5以下である、皮膚化粧料が提供される。
また、本発明によれば、前述した本発明における皮膚化粧料を皮膚に適用するステップを含む、皮膚化粧料の使用方法が提供される。
本発明によれば、化粧料に含まれる成分の徐放性に優れるとともに、皮膜を形成することができる皮膚化粧料を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態において、皮膚化粧料は、以下の成分(A)および(B)を含む。
(A)平均繊維長が、10nm以上0.1mm未満の未変性の繊維状セルロース
(B)ヒドロキシベンゼンカルボン酸またはその誘導体
そして、成分(B)のIOB値が0.90以上6.5以下である。
以下、各成分について具体例を挙げて説明する。なお、各成分はいずれも単独でまたは2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、本明細書において、「皮膚化粧料」を単に「化粧料」ともよぶ。
(成分(A))
成分(A)は、天然セルロースの微小繊維体であり、未変性のセルロースである。
ここで、未変性とは、セルロース骨格の2位、3位および6位の水酸基に、酸化、エーテル化、エステル化等による意図的な化学修飾がなされていないことをいう。
なお、成分(A)は、セルロース骨格の2位、3位および6位の水酸基に、成分(A)の原料となる天然セルロースに由来する不可避的な修飾基、具体的にはカルボキシ基を含んでもよい。ここで、天然セルロース中に含まれる不可避的な修飾基として、天然セルロースの原料である植物に含まれる成分に由来する修飾基、植物から天然セルロースの単離、精製過程で不可避的に生じる修飾基等が挙げられ、これらの修飾基はたとえばカルボキシ基である。たとえば、成分(A)の原料である天然セルロースが、2〜100μmol/g程度のカルボキシ基を含むものであってもよい。
成分(A)のセルロース原料の由来に制限はなく、木材繊維(パルプ)等の植物原料由来のもの等が挙げられる。
成分(A)は、たとえば、セルロース原料を機械的方法等により解砕して所定の繊維径および特定の繊維長の繊維状とすることにより得られる。得られた成分(A)は、好ましくは水に不溶である。
成分(A)の平均繊維径は、成分(B)の徐放効果を向上させる観点、成分(A)の製造安定性を向上させる観点、および、化粧料の皮膚への馴染み性を向上させる観点から、好ましくは1nm以上であり、より好ましくは3nm以上、さらに好ましくは4nm以上、さらにより好ましくは8nm以上、殊更好ましくは9nm以上、殊更好ましくは10nm以上、殊更好ましくは15nm以上、殊更好ましくは25nm以上である。
また、水等の分散媒への分散性を高める観点から、成分(A)の平均繊維径は、好ましくは10000nm以下であり、より好ましくは5000nm以下、さらに好ましくは200nm以下、さらにより好ましくは50nm以下、殊更好ましくは40nm以下、殊更好ましくは30nm以下である。
ここで、成分(A)の平均繊維径は後述する方法で測定される。
このような微小繊維状の未変性セルロースの作製方法として、たとえば特開2012−51991号公報に記載の方法を用いることができる。
成分(A)の平均繊維長は、成分(B)の徐放効果を高める観点、および、皮膚に適用された化粧料の耐汗性や耐摩擦性を向上させる観点から、10nm以上であり、好ましくは50nm以上、より好ましくは300nm以上、さらに好ましくは500nm以上、さらにより好ましくは1000nm以上、殊更好ましくは1500nm以上である。
また、成分(A)の水等の分散媒への分散性を高める観点から、成分(A)の平均繊維長は、0.1mm(100μm)未満であるが、好ましくは90μm以下、さらに好ましくは50μm以下、さらにより好ましくは10μm以下、殊更好ましくは5μm以下、殊更好ましくは3μm以下である。
ここで、繊維状セルロースの平均繊維長は後述する方法で測定される。
また、成分(A)の平均アスペクト比(平均繊維長/平均繊維径)は、成分(B)の徐放効果と成分(A)の水等の分散媒への分散性とのバランスを向上させる観点から、好ましくは10以上であり、より好ましくは20以上、さらに好ましくは50以上、さらにより好ましくは55以上であり、また、好ましくは5000以下であり、より好ましくは1000以下、さらに好ましくは500以下、さらにより好ましくは400以下、殊更好ましくは100以下、殊更好ましくは75以下である。
ここで、成分(A)の平均繊維径、平均繊維長および平均アスペクト比の測定は、以下の方法で測定される。すなわち、繊維状のセルロースの平均繊維径および平均繊維長は、電界放出型走査電子顕微鏡(FE−SEM)を用いて、ランダムに選んだ200本の繊維について解析し、200本の算術平均を算出する。また、平均アスペクト比は下記の式により算出する。
平均アスペクト比=平均繊維長/平均繊維径
また、成分(A)の2質量%分散液の粘度は、成分(A)の分散安定性を向上させる観点から、好ましくは100mPa・s以上であり、より好ましくは400mPa・s以上、さらに好ましくは2500mPa・s以上、さらにより好ましくは3000mPa・s以上であり、また、好ましくは10000mPa・s以下であり、より好ましくは8000mPa・s以下である。
ここで、成分(A)の2質量%分散液の粘度は、成分(A)の2質量%の分散液(分散媒:水)について、B型粘度計(VISCOMETER TVB−10、東機産業社製、ローターNo.4)を用いて、回転数60rpm、1分で25℃にて測定するものである。
また、成分(B)の徐放効果を高める観点、成分(A)の分散安定性を高める観点、および、化粧料の皮膚への馴染み性を向上させる観点から、成分(A)は、好ましくは、平均繊維径が25nm以上50nm以下であって、平均繊維長が1500nm以上3000nm以下のものであり、より好ましくは平均繊維径および平均繊維長が上記範囲にあるとともに、平均アスペクト比が50以上75以下であるものであり、さらに好ましくは平均繊維径、平均繊維長および平均アスペクト比が上記範囲にあるとともに、2質量%分散液の粘度が2500mPa・s以上8000mPa・s以下であるものである。
成分(A)として、成分(B)の徐放性を向上させる観点、化粧料の皮膚への馴染み性を向上させる観点、および入手のしやすさから、一般工業用の微小繊維状セルロースを用いることができる。微小繊維状セルロースの市販品の具体例として、BiNFi−sシリーズのセルロース(スギノマシン社製)、ナノセルロース(大王製紙社製)、ACCナノセルロース(中越パルプ工業社製)等が挙げられる。
また、成分(A)として、特開2012−51991号公報に記載の方法により得られるものから、特定の繊維長のものを選抜して用いることもできる。
化粧料中の成分(A)の含有量は、成分(B)の徐放効果の持続性をさらに向上させる観点から、化粧料全体に対して好ましくは0.01質量%以上であり、より好ましくは0.1質量%以上、さらに好ましくは0.2質量%以上、さらにより好ましくは0.25質量%以上、殊更好ましくは0.3質量%以上である。
また、化粧料の滑らかな使用感をさらに高める観点からは、化粧料中の成分(A)の含有量は、化粧料全体に対して好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは5質量%以下、さらに好ましくは2質量%以下であり、さらにより好ましくは1.5質量%以下、殊更好ましくは1.2質量%以下である。
(成分(B))
成分(B)は、ヒドロキシベンゼンカルボン酸またはその誘導体である。成分(B)のIOB値は0.90以上6.5以下である。
本実施形態においては、成分(B)が成分(A)とともに化粧料中に含まれるため、化粧料が皮膜を形成することができるものであって、成分(B)が化粧料中に適度に保持されて、徐々に放出される。このため、たとえば、化粧料を皮膚に適用した直後には、化粧料が皮膚に穏やかに作用し、また、皮膚への適用後の化粧料の作用を経時的に持続させることも可能となる。
成分(B)のIOB値は、化粧料中に成分(B)を安定的に保持する効果と化粧料が成分(B)を徐放する効果とのバランスを向上させる観点から、0.90以上であり、より好ましくは0.95以上、さらに好ましくは0.97以上、さらにより好ましくは1.0以上であり、また、さらに好ましくは1.2以上であり、また、6.5以下であり、より好ましくは5.5以下、さらに好ましくは4.5以下、さらにより好ましくは2.0以下であり、また、さらに好ましくは1.8以下、殊更好ましくは1.4以下である。
ここで、成分(B)のIOB値(Inorganic-Organic Balance)は、下記式:
IOB値=Σ無機性値/Σ有機性値
により計算される。上記式中、「無機性値」および「有機性値」のそれぞれについては、たとえば、分子中の炭素原子1個について「有機性値」が20、同水酸基1個について「無機性値」が100といったように、各種原子および官能基毎に設定された「無機性値」および「有機性値」に基づいて、油剤等の有機化合物を構成する原子および官能基の「無機性値」および「有機性値」を積算することにより算出することができる(甲田善生著、「有機概念図−基礎と応用−」、第11〜17頁、三共出版、1984年発行参照)。
なお、化粧料が複数のヒドロキシベンゼンカルボン酸またはその誘導体を含む場合、成分(B)のIOB値は、個々のIOB値に質量割合を乗じることにより得られる加重平均値である。
成分(B)のうち、ヒドロキシベンゼンカルボン酸誘導体は、好ましくはヒドロキシベンゼンカルボン酸塩、ヒドロキシベンゼンカルボン酸エステルおよびその塩からなる群から選択される1種または2種以上であり、より好ましくは2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸エステル、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸エステルおよびこれらの塩からなる群から選択される1種または2種以上である。
塩を構成する対イオンの具体例としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;チタン等の上記以外の金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸由来のカチオンが挙げられ、好ましくはナトリウム、マグネシウムおよびチタンからなる群から選択される金属由来のイオンである。
また、成分(B)の具体例として、2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸(IOB1.89)、2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸ジプロピレングリコール(IOB1.13)、2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸Na(IOB5.46)、2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸チタン(IOB3.32)、2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸メチル(IOB1.09)、2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸アセトアミドフェニル(IOB1.30)、2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸エチレングリコール(IOB1.53)、2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸ジフェンヒドラミン(IOB1.52)等の2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸またはその誘導体;および
4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸(IOB1.89)、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸メチルNa(IOB4.22)、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸エチルNa(IOB3.75)、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸プロピルNa(IOB3.38)、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸イソブチルNa(IOB3.21)、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸ブチルNa(IOB3.07)、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸メチル(IOB1.09)、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸エチル(IOB0.97)、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸イソプロピル(IOB0.92)等の4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸またはその誘導体が挙げられる。
成分(B)の徐放効果を高める観点から、成分(B)は、好ましくは、ヒドロキシベンゼンカルボン酸エステルおよびその塩からなる群から選択される1種または2種以上を含み、より好ましくは2−ヒドロキシベンゼンカルボン酸エチレングリコール、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸メチルおよび4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸エチルからなる群から選択される1種または2種以上であり、さらに好ましくは、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸メチルおよび4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸エチルからなる群から選択される1つまたは2つである。
皮膚化粧料中の成分(B)の含有量は、化粧料中に成分(B)を安定的に保持する効果と化粧料が成分(B)を徐放する効果とのバランスを向上させる観点から、化粧料全体に対して好ましくは0.02質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、さらに好ましくは0.1質量%以上、さらにより好ましくは0.15質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは6質量%以下、さらに好ましくは5質量%以下、さらにより好ましくは4質量%以下、殊更好ましくは3質量%以下である。
また、化粧料中の成分(A)の含有量に対する成分(B)の含有量の質量比((B)/(A))は、化粧料中に成分(B)を安定的に保持する効果と化粧料が成分(B)を徐放する効果とのバランスを向上させる観点から、好ましくは0.01以上であり、より好ましくは0.1以上、さらに好ましくは0.2以上であり、さらにより好ましくは0.5以上であり、また、好ましくは100以下であり、より好ましくは50以下、さらに好ましくは20以下であり、さらにより好ましくは15以下である。
本実施形態において、成分(B)の徐放効果を高める観点、成分(A)の分散安定性を高める観点、および、化粧料の皮膚への馴染み性を向上させる観点から、成分(A)および(B)の組み合わせは、好ましくは、成分(A)の平均繊維径が25nm以上50nm以下であり、成分(A)の平均繊維長が1500nm以上3000nm以下であるとともに、成分(B)のIOB値が0.90以上1.4以下であって;
より好ましくは、成分(A)の平均繊維径および平均繊維長が上記範囲にあり、成分(A)の平均アスペクト比が50以上75以下であるとともに、成分(B)が、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸メチルおよび4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸エチルから選択される1種または2種であって;
さらに好ましくは、成分(A)の平均繊維径、平均繊維長および平均アスペクト比が上記範囲にあり、2質量%分散液の粘度が2500mPa・s以上8000mPa・s以下であるとともに、成分(B)が、4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸メチルおよび4−ヒドロキシベンゼンカルボン酸エチルから選択される1つまたは2つである。
本実施形態において、化粧料は、上記以外の成分を含んでいてもよい。
たとえば、化粧料が水等の分散媒を含んでもよい。水等の分散媒の含有量は、たとえば化粧料中の水以外の成分を除いた残部とすることができる。
また、化粧料が、水以外の溶媒を含んでもよく、このような溶媒として、たとえば、エタノール、2−プロパノール等の炭素数1以上4以下のアルコールが挙げられる。本実施形態の化粧料を皮膚に塗布することにより形成される皮膜の動きに対する追従性を向上させる観点から、炭素数1以上4以下のアルコールの化粧料中の含有量は、化粧料全体に対して好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは0.5質量%以上、さらに好ましくは1質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下、さらに好ましくは5質量%以下である。
また、本実施形態において、化粧料が、成分(B)の徐放効果が得られる範囲で、ビタミン類、消臭剤、制汗剤、冷感剤、香料、温感剤、グリセリン等の多価アルコールまたは他の保湿剤、油剤、pH調整剤等、必要に応じて通常化粧料に配合される成分であって、成分(A)および(B)以外のものを含んでいてもよい。
本実施形態の化粧料を皮膚に塗布することにより形成される皮膜の動きに対する追従性を向上させる観点から、多価アルコールの化粧料中の含有量は、化粧料全体に対して好ましくは0.1質量%以上であり、より好ましくは1質量%以上、さらに好ましくは2質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下であり、より好ましくは8質量%以下、さらに好ましくは6質量%以下である。
次に、本実施形態における化粧料の製造方法を説明する。
本実施形態における化粧料は、皮膚化粧料の形態に応じて所定の手順により製造することができる。たとえば、化粧料の製造方法が、水を含む分散媒に成分(A)を分散させて分散液を得る工程と、この分散液に成分(B)を溶解または分散させる工程と、を含んでもよい。
また、得られる化粧料の形態は、ローション状、溶液状、乳液状、クリーム状、軟膏状、ゲル状等とすることができ、さらに具体的には、乳液、化粧水、ジェルが挙げられる。
また、化粧料が、皮膚に適用した際、皮膚上に皮膜を形成するものであることが好ましい。
本実施形態の化粧料は、特定の成分(A)および(B)を含むため、化粧料を皮膚に適用した後の成分(B)の徐放性に優れるものである。
さらに具体的には、本実施形態においては、化粧料中の成分(B)が成分(A)と適度に相互作用するため、化粧料を皮膚へ適用した直後に、成分(B)が過度に高い濃度で一過的に浸透することを抑制できる。このため、皮膚への適用直後の化粧料の作用を穏やかなものとし、たとえば皮膚への過度の刺激を抑制することができる。その詳細なる理由は不明なるも、成分(B)である特定のIOB値を有するヒドロキシベンゼンカルボン酸またはその誘導体のベンゼン環と、成分(A)である特定の繊維長を有するセルロースとの相互作用により、成分(B)をトラップしているためと考えられる。
加えて、本実施形態においては、化粧料中の成分(B)が成分(A)と適度に相互作用するため、成分(B)が化粧料から徐々に放出される。このため、化粧料を皮膚に適用後、成分(B)を長時間にわたって徐々に経皮吸収させることができる。よって、化粧料中の成分(B)の効果の持続性を得ることができる。
また、本実施形態の化粧料は、成分(A)および(B)を含んでいるため、皮膚に適用された化粧料が皮膚上に皮膜を形成することができる。また、本実施形態によれば、たとえば耐摩擦性に優れており、擦れやひっかきに強く、使用感が良好な皮膜を得ることも可能となる。
さらに具体的には、本実施形態によれば、たとえば化粧料が親水性の化粧料である場合にも、耐水性であって擦れに対して強固な皮膜を形成することが可能となる。このため、発汗や皮膚の擦れに対する耐性に優れており、化粧料の皮膚への作用を長時間持続させることができる。
また、本実施形態の化粧料を用いることにより、たとえば、強固な皮膜を形成することも可能となる。このため、たとえば、襟による皮膚の擦れが低減され、襟汚れ、すなわち、皮膚角層メラニン色素の付着を予防することもできるため、襟汚れ防止能を発現させることも可能となる。
また、本実施形態の化粧料を用いることにより、たとえば、化粧料を皮膚に適用した後に生じた汗を化粧料の皮膜中に拡散させることもできる。そして、生じた汗が化粧料の皮膜に広がり、化粧料の皮膜を濡らすことで、汗が外気に触れる表面積が増加するため、たとえば発汗した後の汗の速乾性に優れた構成とすることも可能となる。また、これにより体臭を抑制することも可能となる。
次に、化粧料の使用方法を説明する。
本実施形態における化粧料の使用方法は、たとえば、化粧料を皮膚に適用するステップを含み、好ましくは化粧料を皮膚に塗布するステップを含む。さらに具体的には、化粧料の使用方法が、化粧料を皮膚に塗布して皮膜を形成するステップを含んでもよい。
また、本実施形態における化粧料は、皮膚上に皮膜を形成するために用いられるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
はじめに、以下の例では、セルロースとして、以下の素材を用いた。
(繊維状セルロース)
未変性の繊維状セルロースとしては、以下の成分(A1)〜(A5)を用いた。
(A1)BiNFi−s WMa−10002:微小繊維状セルロース、スギノマシン社製(2質量%分散液の粘度:3000mPa・s、平均繊維径:30nm、平均繊維長:1800nm、平均アスペクト比:60)
(A2)BiNFi−s FMa−10002:微小繊維状セルロース、スギノマシン社製(2質量%分散液の粘度:700mPa・s、平均繊維径:20nm、平均繊維長:550nm、平均アスペクト比:27.5)
(A3)BiNFi−s AMa−10002:微小繊維状セルロース、スギノマシン社製(2質量%分散液の粘度:2500mPa・s、平均繊維径:30nm、平均繊維長:550nm、平均アスペクト比:18.3)
(A4)BiNFi−s BMa−10002:微小繊維状セルロース、スギノマシン社製(2質量%分散液の粘度:7000mPa・s、平均繊維径:30nm、平均繊維長:2100nm、平均アスペクト比:70)
(A5)BiNFi−s IMa−10002:微小繊維状セルロース、スギノマシン社製(2質量%分散液の粘度:7500mPa・s、平均繊維径:40nm、平均繊維長:2300nm、平均アスペクト比:57.5)
(他のセルロース)
他のセルロースとしては、以下の成分(A'1)〜(A'5)を用いた。
(A'1)KMN−01:酸化セルロース微小繊維、花王社製(2質量%分散液の粘度:4900mPa・s、平均繊維径:3.3nm、平均繊維長:830nm、平均アスペクト比:251.5、カルボキシ基含有量:1.4mmol/g、製造方法については後述する。)
(A'2)サンローズSLD−FM:微細粉末状カルボキシメチルセルロースナトリウム、日本製紙社製(平均粒子径:20μm)
(A'3)CMCダイセル1190:水溶性カルボキシメチル化セルロース、ダイセルファインケム社製(2質量%分散液の粘度:2980Pa・s、分子量:68万、カルボキシメチル置換度:3.45mmol/g)
(A'4)HECダイセル SE850:水溶性ヒドロキシエチルセルロース、ダイセルファインケム社製(2質量%分散液の粘度:5380mPa・s、平均分子量:115万、エーテル化度:1.3)
(A'5)セリッシュ FD−100G:微小繊維状セルロース、ダイセルファインケム社製(2質量%分散液の粘度:2800mPa・s、平均繊維長:0.3〜0.5mm)
また、上記のうち、成分(A'1)の酸化セルロース微小繊維(KMN−01)の製造方法は以下の通りである。
(酸化セルロース微小繊維の製造)
針葉樹の漂白クラフトパルプ(フレッチャー チャレンジ カナダ社製、商品名「Machenzie」、CSF650ml)を天然セルロース繊維として用いた。TEMPOとしては、市販品(ALDRICH社製、Free radical、98質量%)を用いた。次亜塩素酸ナトリウムとしては、市販品(和光純薬工業社製)を用いた。臭化ナトリウムとしては、市販品(和光純薬工業社製)を用いた。
まず、針葉樹の漂白クラフトパルプ繊維100gを9900gのイオン交換水で十分に攪拌した後、パルプ質量100gに対し、TEMPO1.25質量%、臭化ナトリウム12.5質量%、次亜塩素酸ナトリウム28.4質量%をこの順で添加した。pHスタットを用い、0.5M水酸化ナトリウムを滴下してpHを10.5に保持し、酸化反応をおこなった。酸化反応を120分間おこなった後に滴下を停止し、酸化パルプを得た。イオン交換水を用いて酸化パルプを十分に洗浄し、次いで脱水処理をおこなった。その後、酸化パルプ3.9gとイオン交換水296.1gをミキサー(Vita−Mix−Blender ABSOLUTE、大阪化学社製)によって10分間攪拌した。その操作によって繊維の微細化処理をおこない、セルロース微小繊維の分散液を得た。分散液の固形分濃度は、1.3質量%であった。このセルロース微小繊維の平均繊維径は3.3nm、平均繊維長は830nm、平均アスペクト比は251.5、カルボキシ基含有量は1.4mmol/gであった。
(実施例1〜7、比較例1〜5)
表1に示す成分を常温(25℃、以下同じ。)で混合して皮膚化粧料を調製し、化粧料中の成分の保持量を評価した。評価結果を表1にあわせて示す。
成分(A1)〜(A5)または(A'1)〜(A'3)のいずれかのセルロースを水に分散させて分散液を調製した。得られた分散液に、成分(B)または(B')を溶解して試料を得た。試料中の各成分の濃度は表1に記載のとおりである。
得られた試料をメンブランフィルター(ADVANTEC社製、DISMIC、PTFEメンブランフィルター25HPO45AN)にてろ過し、得られたろ液中に含まれる成分(B)または(B')の濃度を測定した。また、得られた濃度の定量値から、各例の皮膚化粧料中に保持された成分(B)または(B')の割合を下記式にて算出した。
成分(B)または(B')の保持量(%)=(添加量−定量値)/添加量×100
Figure 2017197473
表1より、各実施例で得られた皮膚化粧料は、各比較例のものに比べて、成分(B)の保持効果に優れていることがわかる。
(実施例8〜10、比較例6〜11)
表2に示す成分を常温で混合して皮膚化粧料を調製し、化粧料の使用性、化粧料中の成分の皮膚への浸透性を評価した。評価結果を表2にあわせて示す。
成分(A1)、(A5)または(A'2)〜(A'5)のいずれかのセルロースを水に分散させて分散液を調製した。得られた分散液に、成分(B)または(B')を溶解して各例の皮膚化粧料を得た。化粧料中の各成分の濃度は表2に記載のとおりである。
1名の専門パネラーが得られた化粧料を人上腕に塗布し(40μL/4cm2)、肌塗布時の使用性として、均一に化粧料を塗布することができるかどうかを評価した。
また、塗布から1時間または6時間経過後に、皮膚表面の化粧料を湯せんにて洗浄後、皮膚中に浸透した成分(B)または(B')をカップシェイク法(溶媒:水)で回収し、回収した試料液中に含まれるヒドロキシベンゼンカルボン酸誘導体含量を、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて後述する方法および条件で定量した。
そして、得られた定量値から、成分(B)または(B')の塗布量に対する皮膚への浸透量(%)を算出した。化粧料を皮膚に適用してからの経過時間が1時間と6時間の場合について、各々評価した。
(HPLC測定方法)
(測定条件)
紫外部吸収検出器付高速液体クロマトグラフを用い、以下の条件とした。
カラム:L−column ODS 5μm、4.6×150mm(化学物質評価機構製)
カラム温度:40℃
移動相:メタノール/5mmolL-1クエン酸(6:4)
流量:1.0mL/min
注入量:10μL
測定波長:254nm
(定量方法)
実施例または比較例で用いた各ヒドロキシベンゼンカルボン酸について、上記条件にてあらかじめ検量線を作成した。
次に、各例において皮膚表面から回収された試料液について、上記条件にてHLPC測定をおこない、検量線を用いて試料液中のヒドロキシベンゼンカルボン酸誘導体の濃度(μg/mL)を求め、次式に基づきヒドロキシベンゼンカルボン酸誘導体含量(g/kg)を算出した。
ヒドロキシベンゼンカルボン酸誘導体含量(g/kg)=C/(25×W)
(上記式中、Cは試料液中のヒドロキシベンゼンカルボン酸誘導体の濃度(μg/mL)であり、Wは、試料液(10μL)の採取量(g)である。)
Figure 2017197473
表2より、各実施例で得られた皮膚化粧料は、皮膚に均一に塗布されて皮膜を形成するものであった。そして、各実施例で得られた皮膚化粧料では、各比較例のものに比べて、化粧料を皮膚へ適用して1時間後の成分(B)の過度の浸透が抑制されるとともに、化粧料を皮膚へ適用して6時間後にも成分(B)が持続的に浸透していることがわかる。

Claims (4)

  1. 以下の成分(A)および(B):
    (A)平均繊維長が、10nm以上0.1mm未満の未変性の繊維状セルロース、
    (B)ヒドロキシベンゼンカルボン酸またはその誘導体
    を含み、前記成分(B)のIOB値が0.90以上6.5以下である、皮膚化粧料。
  2. 前記成分(B)が、ヒドロキシベンゼンカルボン酸エステルおよびその塩からなる群から選択される1種または2種以上を含む、請求項1に記載の皮膚化粧料。
  3. 皮膚に適用した際、皮膚上に皮膜を形成する、請求項1または2に記載の皮膚化粧料。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載の皮膚化粧料を皮膚に適用するステップを含む、皮膚化粧料の使用方法。
JP2016089515A 2016-04-27 2016-04-27 皮膚化粧料 Active JP6722033B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016089515A JP6722033B2 (ja) 2016-04-27 2016-04-27 皮膚化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016089515A JP6722033B2 (ja) 2016-04-27 2016-04-27 皮膚化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017197473A true JP2017197473A (ja) 2017-11-02
JP6722033B2 JP6722033B2 (ja) 2020-07-15

Family

ID=60238783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016089515A Active JP6722033B2 (ja) 2016-04-27 2016-04-27 皮膚化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6722033B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7341588B2 (ja) 2018-10-04 2023-09-11 エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド 皮膚用ベース化粧料組成物

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239507A (ja) * 1985-08-13 1987-02-20 Daicel Chem Ind Ltd 皮膚手入れ用化粧料
JP2006240994A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Daicel Chem Ind Ltd 化粧用パック剤
JP2010037199A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 化粧料組成物
WO2014088034A1 (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 日産化学工業株式会社 化粧料用添加剤およびそれを配合した化粧料

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6239507A (ja) * 1985-08-13 1987-02-20 Daicel Chem Ind Ltd 皮膚手入れ用化粧料
JP2006240994A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Daicel Chem Ind Ltd 化粧用パック剤
JP2010037199A (ja) * 2008-07-31 2010-02-18 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 化粧料組成物
WO2014088034A1 (ja) * 2012-12-04 2014-06-12 日産化学工業株式会社 化粧料用添加剤およびそれを配合した化粧料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7341588B2 (ja) 2018-10-04 2023-09-11 エルジー ハウスホールド アンド ヘルスケア リミテッド 皮膚用ベース化粧料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP6722033B2 (ja) 2020-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5502712B2 (ja) 粘性水系組成物
JP6308531B2 (ja) 皮膚外用剤
JP6439937B2 (ja) 増粘性組成物
KR102399486B1 (ko) 미세먼지 차단용 바이오셀룰로오스 미세섬유 수분산체 네트워크 조성물
JP6769748B2 (ja) 発泡性エアゾール組成物
KR20150040308A (ko) 안정화된 다상 수성 조성물
JP2013082650A (ja) 貼付剤用ゲル及びそれを有する貼付剤
WO2021033725A1 (ja) 化粧料
JP6368133B2 (ja) フィルム状化粧料
JP2015078167A (ja) 皮膚外用剤
Caruso et al. A review on biopolymer-based treatments for consolidation and surface protection of cultural heritage materials
JP2017197473A (ja) 皮膚化粧料
JP2019507162A (ja) バイオセルロース微細繊維水分散体ネットワーク組成物
JP2007303028A (ja) 保湿紙およびその製造方法
JP6225712B2 (ja) 衛生紙用柔軟剤
EP2506858B1 (de) Stärkederivatmischungen
JP2016064996A (ja) 皮膚化粧料
JP6731277B2 (ja) 皮膚化粧料
EP3081208B1 (en) Skin care spray compositions comprising microfibrillated cellulose
JP2011514310A (ja) シクロデキストリン誘導体、におい物質及びポリソルベートを含有する水性エマルション
JP6645917B2 (ja) ゲル状シート組成物およびその製造方法
JP7239964B2 (ja) 耐水性忌避剤
JP7453036B2 (ja) 皮膚外用剤
JP6277842B2 (ja) 衛生紙用柔軟剤
JP7376064B2 (ja) 表皮タンパク質のカルボニル化抑制剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200619

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6722033

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250