JPS6239507A

JPS6239507A - 皮膚手入れ用化粧料

Info

Publication number: JPS6239507A
Application number: JP17694185A
Authority: JP
Inventors: Takahiro Koyama; 小山　隆弘
Original assignee: Daicel Chemical Industries Ltd
Current assignee: Daicel Corp
Priority date: 1985-08-13
Filing date: 1985-08-13
Publication date: 1987-02-20
Also published as: JPH0560446B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は新規な皮膚手入れ用化粧料に関するものであり
、その目的は皮膚の老廃物や汚れとなじみ易く、容易に
擦り落とすことができ、しかも皮膚に刺激を与えず、安
全性に優れた皮膚手入れ用化粧料を提供することにある
。

（従来の技術）従来、この種の化粧料としては、ピーリング式美肌材（
特開昭５１−１３６８３８、特開昭５９−２１０００９
）がある。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら特開昭５１−１３６８３８号による化粧料
は、その特許請求の範囲にも明記されているように、粘
液体であり、しかもポリビニルアルコールのような粘着
性のある水溶性高分子樹脂を主要成分としているので、
皮膚の老廃物や汚れを擦り落とすためには、皮膚に塗布
した後、強い力で擦らなければならず、このことが皮膚
刺激の原因となり、安全性を損う結果になっていた。　
　　“ 又、特開昭５９−２１０００９号による化粧料は上記欠
陥はかなり解決されているものの、化粧料の分散安定性
が今−歩であり、かつ結晶セルロースの必要使用量が多
過ぎてコスト高となることが不可避となる。更にこの化
粧料は皮膚の老廃物や汚れの除去に関しては不充分であ
る。

（発明の目的・構成・効果）そこで本発明者は、上記欠点を一掃し、実用上極めて優
れた皮膚手入れ用化粧料を得るべ（鋭意研究を続けた結
果、本発明に到達した。

すなわち、本発明はマイクロフィブリル化セルロースと
水溶性高分子とを必須に含有することで構成される皮膚
手入れ用化粧料であり、その使用法としては、顔面又は
身体に塗布後擦り落として使用する。ものである。

本発明によって得られる皮膚手入れ用化粧料の特徴は、
分散安定性が非常に良く、皮膚の老廃物や汚れとなじみ
易く、擦り落とすことが容易であり、皮膚の老廃物や汚
れを完全に除去してしまい、しかも皮膚に刺激を与えず
安全性に優れていることである。又、使用中は、べたつ
かず、使用後の皮膚には潤いが残るので使用感上におい
ても優れた化粧料である。

本発明で必須成分として配合されるマイクロフィブリル
化セルロースは特開昭５６−１００８１号明細書に示さ
れた方法によりパルプ繊維をスラリー状で叩解して得ら
れるもので、強力な剪断力を加えることにより、パルプ
のセルロース繊維の微細構造に変化を与え、微細フィブ
リル化したものであって、上記明細書には「微小繊維状
セルロース」として定義されている。このマイクロフィ
ブリル化セルロース（以下ＭＦＣと略称）の供給形態は
０．５〜６％程度の水スラリー（ペースト状）又は特開
昭５９−１８９１４１号′に示された廚に濃度約５０％
の乾燥品がある。その配合量はＭＦＣ固形分換算で０．
１〜５重量％、好ましくは０．５〜２．０重量％が良い
。

また、もう一種の必須成分として配合される水溶性高分
子としては、その種類は限定されないが例えば、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、アルギン酸ナトリウ
ム、カルボキシビニルポリマー、ヒドロキシエチルセル
ロース、カルボキシメチルヒドロキシアルキルセルロー
ス等カ挙ケラれる。これらは単独で用いてもよく、ある
いは複数で用いてもよく、その使用量は０．０５〜４０
重量％１、好ましくは０．１〜２０重量％が良い。

更に水溶性高分子として特にエーテル化度（以下ＤＳと
略称）が２．０以上のカルボキシメチルセルロースナト
リウム（以下ＣＭＣと略称）を選択すれば、なめらかな
使い易い展延性が得られ、長期間にわたって分散安定性
の良い粘度変化の無い化粧料が得られることが判った。

この理由はＤＳ２．０以上のＣＭＣはゲルの無いなめら
かな流動性を持つと共に、耐細菌性・耐酵素性・抗酸化
性・耐アルカリ性に非常に優れているためと推定される
。

なお、本発明の皮膚手入れ用化粧料はクリーム状、乳液
状又はゲル状の形態が好ましいが、必須成分であるＭＦ
Ｃ及び水溶性高分子以外の成分としては通常前記化粧料
形態に用いられる原料が必要に応じて配合され得る。

次に本発明について実施例を挙げて説明するが本発明は
、これらによって限定されるものではない。

（実施例）実施例１．　肘・原子入れ用クリーム（処方）　　　　　　　　　　　　　　（重量％）（１
）ＭＦＣ（固形分３％水スラリー）　　　　　　　　　
２０．０ｆ２１　　ヒドロキシエチルセルロース　　　
　　　　　　　１゜（３）非球状シラス凝集物　　　　
　　　　　　　　　　０．８（平均粒径　１５０ミクロ
ン）（４）シラスバルーン　　　　　　　　　　　　　　　
　１．２（５）　　１．３−ブチレングリコール　　　
　　　　　　　　７．０（６）エタノール　　　　　　
　　　　　　　　　　　　８．０（７）ステアリン酸　
　　　　　　　　　　　　　　　　０１（８）ベヘニル
アルコール　　　　　　　　　　　　　０．０２（９）
流動パラフィン　　　　　　　　　　　　　　　　０．
ｏ４（１０）　　モノオレイン酸ポリオキシ　　　　　
　　　　　　　０．ｏ２エチレンソルビタン　（２０Ｅ
、０）ａｌｌ　　水酸化ナトリウム　　　　　　　　　　　　
　　　０．０２αり　ベントナイト　　　　　　　　　
　　　　　　　　４゜（１３香　　　料　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　０．ｏ５１００．００（製法）（Ａ）　　（７）〜（１０）を加熱溶解する。

（Ｂ）０υおよびαａの各々の一部を取り、加熱溶解し
たものの中へ（Ａ）を加えて乳化する。

（Ｃ）　　（Ｂ）を冷却し、（１４）の残部に分散する
。

（Ｄ）　　（１）〜（６）、αυの残部、α２、α■を
混合し、さらに（Ｃ）を加えて製品とする。

以上の如くして得られた肘・原子入れ用クリームは、肘
や膝の老廃物や汚れとなじみ易（、容易に擦り落とすこ
とによって老廃物や汚れがきれいに除去され、しかも皮
膚に刺激を与えず安全性に優れていた。また、使用中は
べたつかず、さっばりとした使用感であった。

実施例２．　マツサージ乳液（処方）　　　　　　　　　　　　　（重量％）（１）
ＭＦＣ（乾燥粉末品）１．０（２１ＣＭＣ（ＤＳｏ、７５）　　　　　　　　　　０
．５（３）プロピレングリコール　　　　　　　　　　
　１５．０（４）ハラオキシ安息香酸メチル　　　　　
　　　　　０．１（５）Ｎ−ステアロイル−Ｌ−グルタ
ミン酸　　　　　３．０（６）セタノール　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　０．３（７）スクワラン　
　　　　　　　　　　　　　　　　０．８（８）セスキ
オレイン酸ソルビタン　　　　　　　　　０．３（９）
水酸化ナトリウム　　　　　　　　　　　　　　　０．
１（１０香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　０．０５１００．００（製法）囚　（５）〜（８）を加熱溶解する。

（Ｂ）　　（９）を０１）の一部へ加えて加熱溶解し、
さらに（５）を加えて乳化する。

（Ｃ）　　（Ｂ）を冷却し、ａυの残部に分散する。

（Ｄ）　　（１１〜（４）およびα０を混合し、さらに
（Ｃ）を加えて製品とする。

以上の如くして得られたマツサージ乳液を顔面に塗布し
てマツサージしたと、ころ、顔面の老廃物や汚れとなじ
み易（、容易に擦り落とすことによって老廃物や汚れが
きれいに除去され、しかも皮膚に刺激を与えず安全性に
優れていた。

また、使用中はべたつ−かす、さっばりとした使、用感
であった。

実施例３．　マツサージ乳液（処方）実施例２の処方中、成分（２）のＣＭＣ（ＤＳ０７５）
をＤＳ２．．５のＣＭＣに変更し、他は全て実施例２と
同様にした。

（製法）実施例２と同様の方法でつくった。

以上の如くして得られたマツサージ乳液は実施例２で得
られた乳液の効果に加うるに、使い易い、なめらかな展
延性を示し、かつ常温で６ケ月放置しても分散性・粘度
等測の変化も起こさなかった。実施例２の乳液は６ケ月
放置で粘度低下を示し、透明な分離層が生じた。

実施例４．　水性ゲル状皮膚手入れ用化粧料（処方）　
　　　　　　　　　　　　　（重量％）＋１１　　ＭＦ
Ｃ（固形分３％水スラリー）　　　　　　２５．０（２
）　　カルボキシビニルポリマー　　　　　　　　　０
．５（３）　　プロピレングリコール　　　　　　　　
　　　７，０（４）　　グリセリン　　　　　　　　　
　　　　　３．０（５）　パラオキシ安息香酸メチル　
　　　　　　　　０．１（６）　　水酸化ナトリウム　
　　　　　　　　　　　　　０．０２１００．００（製法）（Ａ）　　（２１〜（力を混合して均一とする。

（Ｂ）　　（Ａ）と（１１を混合して製品とする。

以上の如くして得られた水性ゲル状皮膚手入れ用化粧料
は皮膚の老廃物や汚れとなじみ易く、容易に擦り落とす
ことによって老廃物や汚れをきれいに除去することがで
き、しかも皮膚に刺激を与えず、安全性に優れていた。

また使用中は、べたつかず、さっばりとした使用感であ
った。

実施例５．　水性ゲル状皮膚手入れ用化粧料（処方）実施例４の処方中、（１）のＭＦＣ２５，０％を３０．
０％に、（２）のカルボキシビニルポリマー０、５％を
ＣＭＣ（Ｄ３２．１　）１．５％に、（７）の精製氷６
４．３８％を５８．３８％に変更し、他は全て実施例４
と同様にした。

（製法）実施例４と同様にした。

以上の如くして得られた化粧料は実施例４で得られた化
粧料の効果に加うるに、使い易い、なめらかな展延性を
示し、かつ常温で６ケ月放置しても分散性・粘度等測の
変化も起こさなかった。

実施例４の化粧料は６ケ月放置で粘度低下を示し、透明
な分離層が生じた。

Claims

【特許請求の範囲】１）マイクロフィブリル化セルロースと水溶性高分子と
を必須に配合することを特徴とする皮膚手入れ用化粧料
。２）クリーム状、乳液状またはゲル状である特許請求の
範囲第１項記載の皮膚手入れ用化粧料。３）水溶性高分子の一部又は全量にエーテル化度が２．
０以上のカルボキシメチルセルロースナトリウムを使用
する特許請求の範囲第１項記載の皮膚手入れ用化粧料。