JPH08143420A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JPH08143420A
JPH08143420A JP26930094A JP26930094A JPH08143420A JP H08143420 A JPH08143420 A JP H08143420A JP 26930094 A JP26930094 A JP 26930094A JP 26930094 A JP26930094 A JP 26930094A JP H08143420 A JPH08143420 A JP H08143420A
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秀和 田中
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耕作 山田
Yoshinori Endo
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】洗浄性に優れ、洗い流し感のよいクレンジング
用化粧料として適したゲル化粧料、化粧水及び乳液等と
して適した安定なマイクロエマルジョン化粧料、及び優
れた密着性を有し、薄づきでのびが良くかつ透明感のあ
るアイシャドウ等として適した化粧料を提供する。 【構成】レシチン0.1〜5重量%、親水性ショ糖脂肪
酸エステル0.1〜5重量%、親油性ショ糖脂肪酸エス
テル0.1〜5重量%、親水性ショ糖脂肪酸エステル以
外の親水性非イオン界面活性剤0.1〜5重量%、多価
アルコール1〜20重量%、液状油30〜90重量%、
水1〜20重量%を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧料に関するもので
あり、特にクレンジング用またはマッサージ用のゲル化
粧料として適した化粧料、並びにアイシャドウ等として
適した化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】皮膚の
汚れやメイクアップ化粧料を落とす目的で、あるいは皮
膚をマッサージする目的で、油成分を皮膚へ適用する化
粧料として、クレンジング化粧料及びマッサージ化粧料
が知られている。これらの化粧料は、皮膚に塗布しての
ばし、その使用目的を果たした後は、ティッシュを用い
て拭き取るティッシュオフや水による洗い流しによって
皮膚から除去されるものである。このようなクレンジン
グ化粧料等としては、オイル状のもの、水中油型エマル
ジョンもしくは油中水型エマルジョンのクリーム状のも
の、界面活性剤中油型エマルジョンのゲル状のもの、及
び一相型液晶の形態のものが知られている。
【0003】しかしながら、これらのオイル状、クリー
ム状、ゲル状のクレンジング化粧料やマッサージ化粧料
は、使用時にベトつき、保存安定性等が悪いという欠点
があった。また、一相型液晶のクレンジング化粧料やマ
ッサージ化粧料は、発汗時、または浴室内等の水分の多
い状況下での使用に際して、水分の混入により粘度が増
加してのびが重くなり、使用感が好ましくないという問
題があった。さらに、一相型液晶の化粧料は、保存時の
水分の混入または蒸発により、容易に相安定性が損なわ
れるおそれがあるため、外気の混入を防ぐ手段を施し
た、チューブまたはポンプ容器等に包装しなければなら
ないという問題があった。
【0004】特公昭62−49247号公報には、油性
スティックファンデーション、パウダーファンデーショ
ン、アイシャドウ等の化粧料に用いることができる化粧
料として、窒化ホウ素粉末を配合した化粧料が開示され
ている。このように窒化ホウ素粉末を化粧料に配合する
ことにより、密着性を改善することができると共に、肌
への軽い・柔らかい使用感を付与することができるとさ
れている。しかしながら、アイシャドウ等の化粧料にお
いては、密着性と共に、のびのよさや透明感が重要であ
り、このような点からは、未だ不充分な化粧料であっ
た。
【0005】本発明の第1の目的は、上記クレンジング
化粧料やマッサージ化粧料に適した化粧料を提供するこ
とにあり、洗浄性に優れ、洗い流し感が良く、水のみで
除去可能な化粧料として用いることができる化粧料、並
びに化粧水及び乳液等として適し安定性に優れた水中油
型エマルジョンとして用いることができる化粧料を提供
することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、上記アイシャドウ
等に適した化粧料を提供することにあり、良好な密着性
を有し、薄づきでのびが良く、かつ透明感のあるアイシ
ャドウ等として用いることができる化粧料を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の局面に従
う化粧料は、レシチン0.1〜5重量%、親水性ショ糖
脂肪酸エステル0.1〜5重量%、親油性ショ糖脂肪酸
エステル0.1〜5重量%、上記親水性ショ糖脂肪酸エ
ステル以外の親水性非イオン界面活性剤0.1〜5重量
%、多価アルコール1〜20重量%、液状油30〜90
重量%、及び水1〜20重量%を含有することを特徴と
している。
【0008】第1の局面に従う化粧料は、特にクレンジ
ング用またはマッサージ用の透明または半透明のゲル化
粧料として適したものである。第1の局面に従うさらに
好ましい配合としては、レシチン1〜2重量%、親水性
ショ糖脂肪酸エステル1〜2重量%、親油性ショ糖脂肪
酸エステル0.5〜1重量%、上記親水性ショ糖脂肪酸
エステル以外の親水性非イオン界面活性剤1〜2重量
%、多価アルコール9〜20重量%、液状油60〜85
重量%、及び水4〜15重量%の配合が挙げられる。
【0009】本発明の第2の局面に従う化粧料は、レシ
チン0.1〜5重量%、親水性ショ糖脂肪酸エステル
0.1〜5重量%、親油性ショ糖脂肪酸エステル0.1
〜5重量%、上記親水性ショ糖脂肪酸エステル以外の親
水性非イオン界面活性剤0.1〜3重量%、多価アルコ
ール1〜30重量%、液状油1〜20重量%、及び水3
2〜96.7重量%を含有することを特徴としている。
第2の局面に従う化粧料は、化粧水または乳液などの透
明または半透明のマイクロエマルジョンに適したもので
ある。
【0010】本発明において親水性とは、HLBがおよ
そ9以上のものをいい、親油性とは、HLBがおよそ9
より小さいものをいう。なおHLBとは、親水性と親油
性のバランスを示すものであり、本発明においては、小
田、寺村らによる知識により算出した値を用いた。
【0011】
【数1】
【0012】第1の局面及び第2の局面において用いら
れるレシチンは、化粧料として用いられるのに適したも
のであればどのようなものでもよく、大豆レシチン、ト
ウモロコシレシチン、落花生レシチン、菜種レシチンな
どの植物性レシチン、卵黄レシチンなどの動物性レシチ
ン、及びこれらを精製誘導した精製レシチン、水添レシ
チンなどが好ましい。特に大豆由来の精製・水添レシチ
ンが好ましい。レシチンは、第1の局面において組成物
全体の0.1〜5重量%(以下、重量%を単に%で示
す)、好ましくは1〜2%、さらに好ましくは1.5〜
1.8%含有され、第2の局面においては1〜5%、好
ましくは0.5〜2.0%含有される。
【0013】第1の局面及び第2の局面において用いら
れる親水性ショ糖脂肪酸エステルは、上記HLBが9以
上のショ糖脂肪酸エステルであれば、特に限定されるも
のではない。脂肪酸残基の炭素数としては、8〜36で
あることが好ましい。ショ糖脂肪酸エステルは、1種を
単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いて
もよい。親水性ショ糖脂肪酸エステルの配合量は、第1
の局面において組成物全体の0.1〜5%、好ましくは
1〜2%、第2の局面においては0.1〜5%、好まし
くは0.1〜2.5%である。
【0014】第1の局面及び第2の局面において用いら
れる親油性ショ糖脂肪酸エステルとしては、上記HLB
が9より小さいものであれば特に限定されるものではな
い。親油性ショ糖脂肪酸エステルの脂肪酸残基の炭素数
としては、8〜36が好ましい。親油性ショ糖脂肪酸エ
ステルは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み
合わせて用いてもよい。親油性ショ糖脂肪酸エステルの
配合量は、第1の局面において組成物接待の0.1〜5
%、好ましくは0.5〜1%、第2の局面においては
0.1〜5%、好ましくは0.1〜2.5%である。
【0015】第1の局面及び第2の局面において用いら
れる多価アルコールとしては、例えば、プロピレングリ
コール、イソプレングリコール、1,3−ブタンジオー
ル、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリ
ン、トリグリセリン、ポリグリセリン、トリメチロール
プロパン、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ソ
ルビタン、ソルビトール、グルコース、マルチトール、
サッカロース、トレハロース、糖または糖誘導体のエチ
レンオキサイドまたはプロピレンオキサイド付加物、ポ
リエチレングリコール等が挙げられ、特にグリセリン、
1,3−ブタンジオールが好ましい。これらは単独で、
または2種以上を組み合わせて使用される。これら多価
アルコールの種類及び配合量は、組成物の使用感、調
度、他の成分との溶解性等により異なる。多価アルコー
ルの配合量は、第1の局面において組成物全体の1〜2
0%、好ましくは9〜20%であり、第2の局面におい
て1〜30%、好ましくは5〜20%である。
【0016】第1の局面及び第2の局面において用いら
れる上記親水性ショ糖脂肪酸エステル以外の親水性非イ
オン界面活性剤としては、アルキルグルコシド類、ポリ
グリセリン脂肪酸エステル類、ポリグリセリンアルキル
エーテル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エス
テル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステルの酸
化エチレン誘導体、モノもしくはポリグリセリン脂肪酸
エステルの酸化エチレン誘導体、トリメチロールプロパ
ン脂肪酸エステルの酸化ヒマシ油、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油ピログルタミン酸エステル、ポリオキシエチレ
ングリセリルピログルタミン酸エステル等のポリオキシ
アルキレン型非イオン界面活性剤等が挙げられる。これ
らは、アルキル基、フェニル基、脂肪酸残基等の疎水基
の炭素数が8〜36の非イオン界面活性剤である。これ
らは単独で、または2種以上を組み合わせて使用され
る。親水性非イオン界面活性剤の配合量としては、第1
の局面において組成物全体の0.1〜5%、好ましは1
〜2%であり、第2の局面において0.1〜3%、好ま
しくは0.2〜2.0%である。
【0017】第1の局面及び第2の局面に用いられる液
状油は、化粧料等に通常使用されるものを用いることが
できる。ここでいう液状とは、25℃で液体状またはペ
ースト状のものであり、揮発性のものでもよい。このよ
うなものとして、例えば、炭化水素類、油脂類、高級ア
ルコール類、高級脂肪酸類、高級脂肪酸エステル類、シ
リコーン類等が挙げられる。液状油として好ましくは、
流動パラフィンが用いられる。これらの液状油は1種を
単独で、または2種以上組み合わせて使用することがで
きる。液状油の配合量は、第1の局面において組成物全
体の30〜90%、好ましくは60〜85%であり、第
2の局面において1〜20%、好ましくは1.0〜10
%である。
【0018】第1の局面及び第2の局面において水分量
は、他の成分及びその量に応じて適宜選択されるが、第
1の局面においては、1〜20%、好ましくは4〜15
%が含有され、第2の局面においては、32〜96.7
%が含有される。
【0019】第1の局面及び第2の局面の化粧料組成物
には、さらに化粧料等に通常使用される陰イオン界面活
性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、保湿成
分、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、紫外線・赤外線遮断
剤、酸化防止剤、有機及び無機粉体、色素、香料等を必
要に応じて配合することができる。また、発明の効果を
損なわない範囲で、固形油分、半固形油分等を加えるこ
とができる。
【0020】第1の局面及び第2の局面に従う化粧料組
成物は、以上の各成分を配合して混合することにより製
造することができる。このような配合組成は、通常行う
各成分の配合試験等により適宜決定することができる。
通常各成分をそれらの融点以上の温度で混合して溶解
し、これを攪拌しながら室温付近まで冷却することによ
り製造することができる。特に好ましい製造方法におい
ては、レシチンを多価アルコール等で膨潤もしくは溶解
させた後、得られた混合物を界面活性剤や油性成分と混
合し、最後に水と混合する。このような方法により、レ
シチンの組成中における分散を確保することができる。
【0021】第1の局面に従う化粧料は、特にクレンジ
ング用またはマッサージ用化粧料として適したものであ
り、メイクアップ化粧料除去用のクレンジング用化粧料
として特に好ましく用いられる。
【0022】第2の局面の化粧料は、化粧水、乳液等の
化粧料として特に適したものである。本発明の第3の局
面に従う化粧料は、窒化ホウ素粉体を含有し、かつジイ
ソステアリン酸ジグリセリル及び/またはトリイソステ
アリン酸ジグリセリルをバインダ中に含有することを特
徴としている。
【0023】第3の局面において、窒化ホウ素粉体の含
有量は2〜60%が好ましい。窒化ホウ素粉体の含有量
が少なすぎると、軽くソフトでのびのよい使用特性が得
られず、多すぎると、過剰な光沢が生じたり密着性が強
くなりすぎて好ましくない。
【0024】またジイソステアリン酸ジグリセリル及び
/またはトリイソステアリン酸ジグリセリルの含有量
は、0.2〜5%が好ましい。これらの含有量が少なす
ぎると、薄づきでのびがよく、密着性に優れた使用特性
が得られず、多すぎると、使用時にパフへのとれが悪く
なり、使用感触が重くなる。
【0025】第3の局面において用いる窒化ホウ素粉体
としては、h−BN、w−BN、c−BN、r−BN、
t−BNなどが挙げられ、それらの中でも、特にh−B
Nが好ましい。窒化ホウ素粉体の平均粒径は、特に限定
されるものではないが、4〜5μmが好ましい。
【0026】第3の局面における化粧料には、通常化粧
料に用いられる一般的な成分を適宜配合することができ
る。例えばマイカ、タルク、カオリン、セリサイトなど
の無機粉末、合成樹脂パウダーなどの有機粉体、酸化チ
タン、酸化亜鉛、ベンガラなどの無機系顔料、天然色
素、各種炭化水素、高級脂肪酸、油脂類、エステル類、
高級アルコール、ロウ類等の油分、有機溶剤、可塑剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性剤、保湿
剤、香料、水、アルコール、増粘剤等が挙げられる。
【0027】第3の局面において、窒化ホウ素粉体に
は、メチルハイドロゲンポリシロキサン等のシリコーン
などにより疎水化処理がなされていてもよい。第3の局
面に従う化粧料は、特にアイシャドウとして適したもの
である。
【0028】
【発明の作用効果】第1の局面に従えば、水分量の変化
に対して安定な化粧料を得ることができる。従って、洗
浄性に優れ、洗い流し感がよく、ティッシュオフ無しに
水のみで除去可能な、クレンジング用及びマッサージ用
の化粧料として好適な化粧料とすることができる。水分
量の変化に対して安定であるため、チューブ、ポンプ、
ジャー、及びエアゾールなどの広範囲な形態の容器に包
装可能なゲル化粧料とすることができる。また、第1の
局面に従えば、優れた使用感を有し、ベタツキなどのな
い化粧料とすることができる。
【0029】第2の局面に従えば、安定な半透明または
透明状のマイクロエマルジョンを得ることができる。こ
のため、化粧水、乳液などとして好適な化粧料とするこ
とができる。
【0030】第3の局面に従えば、優れた密着性を有
し、軽い・柔らかい使用感があり、薄づきでのびがよく
かつ透明感がある化粧料とすることができ、アイシャド
ウ等として好適な化粧料を得ることができる。特にアイ
シャドウとして用いた場合、タルクの多い配合組成に比
べ、優れた透明感を発揮する。
【0031】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げて本発明の第1
の局面、第2の局面及び第3の局面を説明するが、本発
明はこれらの実施例に制限されるものではない。
【0032】まず、本発明の第1の局面に従う実施例に
ついて説明する。実施例1 下記の表1に示す配合組成によりクレンジング用ゲル化
粧料を調製した。表1中に示す成分のうち、レシチン、
グリセリン、メチルパラベンを80℃で加熱溶解混合す
る。水を除くその他の成分を、別途80℃で加熱溶解混
合する。得られたそれぞれの混合物を混合した後、室温
付近で水と攪拌混合し、冷却して、化粧料組成物を得
る。
【0033】
【表1】
【0034】以上のようにして得られた化粧料組成物
は、水分量の変化に対し安定なものであり、塗布時及び
洗浄時に優れた使用感を有し、洗浄性に優れ洗い流し感
のよい化粧料であり、クレンジング用及びマッサージ用
のゲル化粧料に適したものであった。
【0035】次に、第2の局面に従う実施例について説
明する。実施例2 下記の表2に示す配合組成の化粧料を調製した。表2中
の成分のうち、水を除く全ての成分を80℃で加熱溶解
し、この混合物に80℃に加熱した水を攪拌しながらゆ
っくりと添加する。これを室温まで冷却し、マイクロエ
マルジョンの化粧料を得る。
【0036】
【表2】
【0037】以上のようにして得られたマイクロエマル
ジョンは、非常に安定なマイクロエマルジョンであり、
化粧水及び乳液等として好適な化粧料であった。
【0038】次に、第3の局面に従う実施例について説
明する。実施例3 下記の表3に示す配合組成の化粧料を調製した。まずフ
ェーズAに示す各成分をヘンシェルミキサーで混合した
後粉砕し混合分散する。次にフェーズBに示す各成分を
ステンレスケトルで加熱攪拌(85℃)し、均一に溶解
する。フェーズBの混合物をフェーズAに添加し、混合
し粉砕する。得られた混合物を、トレイ中に入れ、プレ
ス成形する。これによって、アイシャドウとして適した
化粧料が得られる。
【0039】なお、フェーズAの成分のうち、窒化ホウ
素は、メチルハイドロジェンポリシロキサンを1〜3%
処理することによりシリコーン処理を施したものであ
る。また、マイカ、セリサイトは、焼成処理、ベンガラ
による表面処理及びシリコーン処理を施したものであ
る。
【0040】
【表3】
【0041】以上のようにして得られた化粧料は、優れ
た密着性を示し、薄づきでのびが良くかつ透明感のある
アイシャドウとして適した化粧料であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/032 7/48 (72)発明者 遠藤 義則 滋賀県野洲郡野洲町南桜1300−65 (72)発明者 宮田 順雄 滋賀県大津市見世1−6−15

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レシチン0.1〜5重量%、親水性ショ
    糖脂肪酸エステル0.1〜5重量%、親油性ショ糖脂肪
    酸エステル0.1〜5重量%、前記親水性ショ糖脂肪酸
    以外の親水性非イオン界面活性剤0.1〜5重量%、多
    価アルコール1〜20重量%、液状油30〜90重量
    %、及び水1〜20重量%を含有する化粧料。
  2. 【請求項2】 前記化粧料がクレンジング用またはマッ
    サージ用の透明または半透明のゲル化粧料である請求項
    1に記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 レシチン1〜5重量%、親水性ショ糖脂
    肪酸エステル0.1〜5重量%、親油性ショ糖脂肪酸エ
    ステル0.1〜5重量%、前記親水性ショ糖脂肪酸エス
    テル以外の親水性非イオン界面活性剤0.1〜3重量
    %、多価アルコール1〜30重量%、液状油1〜20重
    量%、及び水32〜96.7重量%を含有する化粧料。
  4. 【請求項4】 前記化粧料が透明または半透明のマイク
    ロエマルジョンである請求項3に記載の化粧料。
  5. 【請求項5】 窒化ホウ素粉体を含有し、かつジイソス
    テアリン酸ジグリセリル及び/またはトリイソステアリ
    ン酸ジグリセリルをバインダ中に含有することを特徴と
    する化粧料。
  6. 【請求項6】 前記窒化ホウ素粉体の含有量が2〜60
    重量%であり、前記ジイソステアリン酸ジグリセリル及
    び/またはトリイソステアリン酸ジグリセリルの含有量
    が0.2〜2重量%である請求項5に記載の化粧料。
  7. 【請求項7】 前記化粧料がアイシャドウである請求項
    5または6に記載の化粧料。
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