JPH10139628A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
- Publication number
- JPH10139628A JPH10139628A JP34514297A JP34514297A JPH10139628A JP H10139628 A JPH10139628 A JP H10139628A JP 34514297 A JP34514297 A JP 34514297A JP 34514297 A JP34514297 A JP 34514297A JP H10139628 A JPH10139628 A JP H10139628A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cosmetic
- boron nitride
- powder
- content
- diglyceryl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 優れた密着性を有し、薄づきでのびが良くか
つ透明感のあるアイシャドウ等として適した化粧料を得
る。 【解決手段】 窒化ホウ素粉体を含有し、かつジイソス
テアリン酸ジグリセリル及び/またはトリイソステアリ
ン酸ジグリセリルをバインダ中に含有することを特徴と
している。
つ透明感のあるアイシャドウ等として適した化粧料を得
る。 【解決手段】 窒化ホウ素粉体を含有し、かつジイソス
テアリン酸ジグリセリル及び/またはトリイソステアリ
ン酸ジグリセリルをバインダ中に含有することを特徴と
している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関するも
のであり、特にアイシャドウ等として適した化粧料に関
するものである。
のであり、特にアイシャドウ等として適した化粧料に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】特公昭
62−49247号公報には、油性スティックファンデ
ーション、パウダーファンデーション、アイシャドウ等
の化粧料に用いることができる化粧料として、窒化ホウ
素粉末を配合した化粧料が開示されている。このように
窒化ホウ素粉末を化粧料に配合することにより、密着性
を改善することができると共に、肌への軽い・柔らかい
使用感を付与することができるとされている。しかしな
がら、アイシャドウ等の化粧料においては、密着性と共
に、のびのよさや透明感が重要であり、このような点か
らは、未だ不充分な化粧料であった。
62−49247号公報には、油性スティックファンデ
ーション、パウダーファンデーション、アイシャドウ等
の化粧料に用いることができる化粧料として、窒化ホウ
素粉末を配合した化粧料が開示されている。このように
窒化ホウ素粉末を化粧料に配合することにより、密着性
を改善することができると共に、肌への軽い・柔らかい
使用感を付与することができるとされている。しかしな
がら、アイシャドウ等の化粧料においては、密着性と共
に、のびのよさや透明感が重要であり、このような点か
らは、未だ不充分な化粧料であった。
【0003】本発明の目的は、上記アイシャドウ等に適
した化粧料を提供することにあり、良好な密着性を有
し、薄づきでのびが良く、かつ透明感のあるアイシャド
ウ等として用いることができる化粧料を提供することに
ある。
した化粧料を提供することにあり、良好な密着性を有
し、薄づきでのびが良く、かつ透明感のあるアイシャド
ウ等として用いることができる化粧料を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の化粧料は、窒化
ホウ素粉体を含有し、かつジイソステアリン酸ジグリセ
リル及び/またはトリイソステアリン酸ジグリセリルを
バインダ中に含有することを特徴としている。
ホウ素粉体を含有し、かつジイソステアリン酸ジグリセ
リル及び/またはトリイソステアリン酸ジグリセリルを
バインダ中に含有することを特徴としている。
【0005】本発明において、窒化ホウ素粉体の含有量
は2〜60%が好ましい。窒化ホウ素粉体の含有量が少
なすぎると、軽くソフトでのびのよい使用特性が得られ
ず、多すぎると、過剰な光沢が生じたり密着性が強くな
りすぎて好ましくない。
は2〜60%が好ましい。窒化ホウ素粉体の含有量が少
なすぎると、軽くソフトでのびのよい使用特性が得られ
ず、多すぎると、過剰な光沢が生じたり密着性が強くな
りすぎて好ましくない。
【0006】またジイソステアリン酸ジグリセリル及び
/またはトリイソステアリン酸ジグリセリルの含有量
は、0.2〜5%が好ましい。これらの含有量が少なす
ぎると、薄づきでのびがよく、密着性に優れた使用特性
が得られず、多すぎると、使用時にパフへのとれが悪く
なり、使用感触が重くなる。
/またはトリイソステアリン酸ジグリセリルの含有量
は、0.2〜5%が好ましい。これらの含有量が少なす
ぎると、薄づきでのびがよく、密着性に優れた使用特性
が得られず、多すぎると、使用時にパフへのとれが悪く
なり、使用感触が重くなる。
【0007】本発明において用いる窒化ホウ素粉体とし
ては、h−BN、w−BN、c−BN、r−BN、t−
BNなどが挙げられ、それらの中でも、特にh−BNが
好ましい。窒化ホウ素粉体の平均粒径は、特に限定され
るものではないが、4〜5μmが好ましい。
ては、h−BN、w−BN、c−BN、r−BN、t−
BNなどが挙げられ、それらの中でも、特にh−BNが
好ましい。窒化ホウ素粉体の平均粒径は、特に限定され
るものではないが、4〜5μmが好ましい。
【0008】本発明における化粧料には、通常化粧料に
用いられる一般的な成分を適宜配合することができる。
例えばマイカ、タルク、カオリン、セリサイトなどの無
機粉末、合成樹脂パウダーなどの有機粉体、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、ベンガラなどの無機系顔料、天然色素、
各種炭化水素、高級脂肪酸、油脂類、エステル類、高級
アルコール、ロウ類等の油分、有機溶剤、可塑剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性剤、保湿剤、
香料、水、アルコール、増粘剤等が挙げられる。
用いられる一般的な成分を適宜配合することができる。
例えばマイカ、タルク、カオリン、セリサイトなどの無
機粉末、合成樹脂パウダーなどの有機粉体、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、ベンガラなどの無機系顔料、天然色素、
各種炭化水素、高級脂肪酸、油脂類、エステル類、高級
アルコール、ロウ類等の油分、有機溶剤、可塑剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性剤、保湿剤、
香料、水、アルコール、増粘剤等が挙げられる。
【0009】本発明において、窒化ホウ素粉体には、メ
チルハイドロゲンポリシロキサン等のシリコーンなどに
より疎水化処理がなされていてもよい。本発明に従う化
粧料は、特にアイシャドウとして適したものである。
チルハイドロゲンポリシロキサン等のシリコーンなどに
より疎水化処理がなされていてもよい。本発明に従う化
粧料は、特にアイシャドウとして適したものである。
【0010】
【発明の作用効果】本発明に従えば、優れた密着性を有
し、軽い・柔らかい使用感があり、薄づきでのびがよく
かつ透明感がある化粧料とすることができ、アイシャド
ウ等として好適な化粧料を得ることができる。特にアイ
シャドウとして用いた場合、タルクの多い配合組成に比
べ、優れた透明感を発揮する。
し、軽い・柔らかい使用感があり、薄づきでのびがよく
かつ透明感がある化粧料とすることができ、アイシャド
ウ等として好適な化粧料を得ることができる。特にアイ
シャドウとして用いた場合、タルクの多い配合組成に比
べ、優れた透明感を発揮する。
【0011】
【実施例】以下、具体的な実施例を挙げて本発明を説明
するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものでは
ない。
するが、本発明はこれらの実施例に制限されるものでは
ない。
【0012】実施例1 下記の表1に示す配合組成の化粧料を調製した。まずフ
ェーズAに示す各成分をヘンシェルミキサーで混合した
後粉砕し混合分散する。次にフェーズBに示す各成分を
ステンレスケトルで加熱攪拌(85℃)し、均一に溶解
する。フェーズBの混合物をフェーズAに添加し、混合
し粉砕する。得られた混合物を、トレイ中に入れ、プレ
ス成形する。これによって、アイシャドウとして適した
化粧料が得られる。
ェーズAに示す各成分をヘンシェルミキサーで混合した
後粉砕し混合分散する。次にフェーズBに示す各成分を
ステンレスケトルで加熱攪拌(85℃)し、均一に溶解
する。フェーズBの混合物をフェーズAに添加し、混合
し粉砕する。得られた混合物を、トレイ中に入れ、プレ
ス成形する。これによって、アイシャドウとして適した
化粧料が得られる。
【0013】なお、フェーズAの成分のうち、窒化ホウ
素は、メチルハイドロジェンポリシロキサンを1〜3%
処理することによりシリコーン処理を施したものであ
る。また、マイカ、セリサイトは、焼成処理、ベンガラ
による表面処理及びシリコーン処理を施したものであ
る。
素は、メチルハイドロジェンポリシロキサンを1〜3%
処理することによりシリコーン処理を施したものであ
る。また、マイカ、セリサイトは、焼成処理、ベンガラ
による表面処理及びシリコーン処理を施したものであ
る。
【0014】
【表1】
【0015】以上のようにして得られた化粧料は、優れ
た密着性を示し、薄づきでのびが良くかつ透明感のある
アイシャドウとして適した化粧料であった。
た密着性を示し、薄づきでのびが良くかつ透明感のある
アイシャドウとして適した化粧料であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592043805 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA
Claims (3)
- 【請求項1】 窒化ホウ素粉体を含有し、かつジイソス
テアリン酸ジグリセリル及び/またはトリイソステアリ
ン酸ジグリセリルをバインダ中に含有することを特徴と
する化粧料。 - 【請求項2】 前記窒化ホウ素粉体の含有量が2〜60
重量%であり、前記ジイソステアリン酸ジグリセリル及
び/またはトリイソステアリン酸ジグリセリルの含有量
が0.2〜2重量%である請求項1に記載の化粧料。 - 【請求項3】 前記化粧料がアイシャドウである請求項
1または2に記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34514297A JPH10139628A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34514297A JPH10139628A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 化粧料 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6269300A Division JP2849339B2 (ja) | 1994-11-02 | 1994-11-02 | 化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10139628A true JPH10139628A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=18374571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34514297A Pending JPH10139628A (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10139628A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1080713A3 (de) * | 1999-08-21 | 2003-06-18 | Beiersdorf Aktiengesellschaft | Wasserhaltige kosmetische oder pharmazeutische Stifte |
FR2854067A1 (fr) * | 2003-04-28 | 2004-10-29 | Oreal | Composition detergente contenant du nitrure de bore associe a au moins une huile. |
FR2854068A1 (fr) * | 2003-04-28 | 2004-10-29 | Oreal | Utilisation du nitrure de bore associe a au moins une huile pour le conditionnement des cheveux et composition cosmetique les comprenant. |
JP2020075845A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | 株式会社トクヤマ | 六方晶窒化ホウ素粉末 |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34514297A patent/JPH10139628A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1080713A3 (de) * | 1999-08-21 | 2003-06-18 | Beiersdorf Aktiengesellschaft | Wasserhaltige kosmetische oder pharmazeutische Stifte |
FR2854067A1 (fr) * | 2003-04-28 | 2004-10-29 | Oreal | Composition detergente contenant du nitrure de bore associe a au moins une huile. |
FR2854068A1 (fr) * | 2003-04-28 | 2004-10-29 | Oreal | Utilisation du nitrure de bore associe a au moins une huile pour le conditionnement des cheveux et composition cosmetique les comprenant. |
JP2020075845A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | 株式会社トクヤマ | 六方晶窒化ホウ素粉末 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000725 |