JPS62298511A - メ−キヤツプ化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分野コ 本発明はメーキャップ化粧料、ざらに詳しくは耐水性、
耐汗性および耐油性良好で、化粧もちに優れ、安定性の
優れたメーキャップ化粧ｆ３［に関する。

本発明でいうメーキャップ化粧料は通常のメーキャップ
化粧料に加えてその下地に用いる化粧下地をも含有する
。

［従来の技術］ メーキャップ化粧ｔ■は、粉末と油分とを配合してなる
固形ファンデーション、固形アイシャドー油性ファンデ
ーション、口紅など種々の形態と種類がある。また乳化
系をベースとした乳化ファンデーションなどもあるが、
いずれもタルク、カオリン、酸化鉄、酸化チタン、チタ
ン・マイカ系パール顔料などの無機粉末およびナイロン
、セルロース、タール顔料などの有機顔料を多く含むこ
とが特徴である。これらのメーキャップ化粧料は、皮脂
や汗あるいはほかの化粧料の油分などによって、よれた
り流れたりの化粧くずれを生じる。とくに夏季の高温多
湿条件下の化粧くずれは、女性共通の悩みとして改良が
望まれていた。

一方、化粧下地はメーキャップ化粧料ののりを良くした
り仕上りをきれいにする目的で使用されるが、メーキャ
ップ化粧料の化粧もちを考慮しているものは少ない。

［発明が解決しようとする問題点］ 化粧くずれを防止する技術としては、石油樹脂等の水不
溶性の樹脂を配合することが知られているが、これは皮
脂に対して耐性が劣り、化粧くずれ防止効果は不十分で
あった。さらに特開昭６１−１８７０８では、例えば有
機トリクロロシランと有機ジクロロシランとを加水分解
した後、縮合し、架橋硬化させて作られるシリコーン樹
脂を配合しているが、分子量の小ざいシリコーン樹脂は
化粧油分には良く溶解するが粘着性に富みベタっきがあ
るうえに、十分な化粧くずれ防止効果が得られない。十
分な化粧くずれ防止効果を得るために粘着性がなくなる
までに重合度を上げ三次元網状構造を形成きせると溶剤
や油分に溶けにくくなり、ついには不溶となる等不安定
であり、経時で架橋を起こすため、特に高温での製品の
安定性が悪いという問題点を有していた。

［問題点を解決するための手段］ 本発明者等は、このような事情に鑑み、化粧く−ずれ防
止効果に優れるメーキャップ化粧料を得ることを目的に
鋭意研究を行った結果、特定の有機シリコーン樹脂を用
い、これに粉末を加えたならば、のびがよく、さっばり
とした使用感を有し且つ化粧くずれ防止効果良好なメー
キャップ化粧料が得られることを見出し、この知見に基
づいて本発明を完成するに至った。

すなわち、本発明は７０モル％以上が Ｒ３５ｉＯ＋７２単位（Ｒは炭素数１〜６までの炭化水
素基またはフェニル基を表す）および５ｉ０２単位から
なりＲ３５ｉＯｒ７２単位と５ｉ０２単位のモル比が０
．５／１〜１．５／１である有機シリコーン樹脂１〜７
０重量％、および粉末０．５〜５５重量％を含有するこ
とを特徴とするメーキャップ化粧料である。

なお、本発明で用いる有機シリコーン樹脂はＲ３５ｉＯ
１７２単位および５Ｘ０２単位の他に、３０モル％以下
であればＲ２５ｉＯ単位および／またはＲＳ　ｉ　Ｏ３
／２単位を含むことが出来る。少量のＲ２５ｉＯ単位お
よび／またはＲＳｉＯ３７２単位を含むことは、有機シ
リコーン樹脂に柔軟性と可塑性を与え望ましい場合もあ
る。

本発明で用いる有機シリコーン樹脂は対応する既知のシ
ラン類を混合した後、トルエン、ヘキサン等の溶剤で希
釈した後加水分解を行ない、ざらに加熱重合することに
より容易に得ることが出来る。５ｉ０２単位はシラン類
の替わりに水ガラスを使用しても同様なシリコーン樹脂
が得られる。

また、本発明で用いる粉末は一般にメーキャップ化粧料
に用いられる粉末であって、たとえば、タルク、マイカ
、カオリン、炭酸カルシウム、亜鉛華、二酸化チタン、
赤酸化鉄、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、水酸化ク
ロム、オキシ塩化ビスマス、チタン・マイカ系パール顔
料などの無機粉末類、および赤色２０１号、赤色２０２
号、黄色５号アルミニウムレーキ、青色１号アルミニウ
ムレーキなどの有機粉末類、ナイロン、セルロース、ポ
リエチレンなどの樹脂粉末類、各種金属石Ｑなどを例示
することができる。

必須構成成分の適正な組成割合は次の通りである。有機
シリコーン樹脂４脂はメーキャップ化粧料全量中の１〜
７０重量％、粉末はメーキャップ化粧料全量中の０．５
〜５５重量％である。

本発明のメーキャップ化粧料には上記の必須構成成分の
他に、目的に応じて本発明の効果を損なわない量的質的
範囲内で、オリーブ油、ヤシ油、サフラワー油、ヒマシ
油、綿実油などの油脂類、ラノリン、ホホバ油、カルナ
バロウなどの日つ類、流動パラフィン、スクワラン、ワ
セリン、揮発性イソパラフィンなどの炭化水素油、脂肪
酸類、アルコール類、オクタン酸セチル、ミリスチン酸
イソプロピルなどのエステル油、ジメチルポリシロキサ
ン、メヂルフェニルボリシロキサンなどのシリコーン油
、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、消炎剤、ビタミ
ン、ホルモンなどの薬剤、香料などの通常化粧品に配合
される他の成分を配合することは可能である。

また、当然のことながら、精製水および水溶性成分およ
び適切な界面活性剤を配合して乳化技術を駆使すること
によって化粧くずれ防止効果を有したままで油中水型あ
るいは水中油型の乳化メーキャップ化粧料とすることも
可能である。

以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。本
発明は、これらによって限定されるものではない。配合
量は全て重量％である。

実施例　１　油性ファンデーション （１）カオリン　　　　　　　　　　　　２５．０％（
２）二酸化チタン　　　　　　　　　　１５・０（３）
赤酸化鉄　　　　　　　　　　　　３・０（４）マイク
ロクリタリンワックス　　　４．０（５）流動パラフィ
ン　　　　　　　　　１０．０（６）ソルビタンセスキ
オレート　　　　　１．０のジメチルポリシロキサン　
２０Ｃ３３０，０（８）　（ＣＨ３）　３ｓｉｏ＋／２
／５ｉ０２／　（ＣＨ３）　２ｓｉ。

＝２．４／１．６／１　よりなる 有機シリコーン樹脂　　　　　　　２．０（９）ミリス
チン酸イソプロピル　　　　１０．０（１０）香料　　
　　　　　　　　　　　適量（４）から（９）を７０〜
８０℃で撹拌溶解した後、（１）〜（３）を加えて分散
する。脱気後（１０）を加えて所定の容器に充填して油
性ファンデーションを得た。

比較例　１　油性ファンデーション （１）カオリン　　　　　　　　　　　　２５．０％（
２）二酸化チタン　　　　　　　　　　１５．０（３）
赤酸化鉄　　　　　　　　　　　　３．０（４）マイク
ロクリスタリンワックス　　４．０（５）流動パラフィ
ン　　　　　　　　　１２．０（６）ソルビタンセスキ
オレート１．０のジメチルポリシロキサン　２０Ｃ３３
０，０（８）ミリスチン酸イソプロピル　　　　１０．
０（９）香料　　　　　　　　　　　　　　適量（４）
〜（８）を７０〜８０℃で撹拌溶解した後、（１）〜（
３）を加えて分散する。脱気後（９）を加えて所定の容
器に充填して油性ファンデーションを得た。

実施例１、比較例１について以下の評価を行った。

水またはスクワレンをしみ込ませた濾紙を用意し、これ
に実施例１または比較例１を塗布して乾燥させたナイロ
ン板を圧着して１０回の上下動を行う。上下動終了後の
ナイロン板から濾紙上への試料の転写量を色の濃さで肉
眼判定する。

［評点コ １　　全く転写しない。

２　　わずかに転写する。

３　　転写が著しい。

結果は合計５回の実験測定の平均値で表１に示す。

表　　１ 従来のもちのよい油性ファンデーションである比較例１
に比べても、実施例１は水やスクワレンに落ちにくい、
すなわち、耐水性及び耐油性良好な化粧もちに優れたメ
ーキャップ化粧料であることがわかる。

実施例　２　液状口紅 （１）オクタン酸セチル　　　　　　　　　４０，０χ
（２）オリーブ油　　　　　　　　　　　　４．０（３
）　（ＣＨ３）３ｓｉＯｔｚ２／５ｉ０２／　（ＣＨ３
）２５ｉｏ／Ｃ５Ｈ５ＳｉＯ３／２＝１．６／３．１／
１．０／１．０よりなる有機シリコーン樹脂　　　　　
　４０．０（４）グリセリルトリイソステアレート　　
６．０（５）赤色２２６号　　　　　　　　　　　　　
ｉｏ、。

（６）香料　　　　　　　　　　　　　　　適量（１）
〜（３）を７０〜８０℃で撹拌溶解し、別に（４）と（
５）をローラー処理したものを加えて分散する。

脱気後（６）を加えて液状口紅を得た。

実施例２の液状口紅は耐水性、耐油性、耐汗性に優れ、
またコツプなどへの付着による化粧くずれも少ないもの
であった。使用感もきっばりしていた。

実施例　３　マスカラ （１）メチルフェニルポリシロキサン　　　４．５χ（
２）揮発性イソパラフィン　　　　　　　１０．０（３
）　（ＣＨ３）　３ｓｉＯ＋ｚ２／５ｉ（ｈ／　（ＣＨ
３）５ｉ０３／２＝４４１５５／１　　よりなる 有機シリコーン樹脂　　　　　　　７０．０（４）黒酸
化鉄　　　　　　　　　　　　　１５．０（５）ＰＯＥ
（２０）ソルビタンモノラウレート０．５（６）香料　
　　　　　　　　　　　　　　適量（１）　〜（３”ｌ
を７０〜８０℃で撹拌溶８’４後、（４）および（５）
を添加して分散する。脱気Ｋｌ（６）を加えてマスカラ
を得た。

実施例３のマスカラは涙などむこよるイヒ粧くずれも少
なく、まぶたへの付着もなし）マスカラであった。

実施例　４　化粧下地 （１）カオリン　　　　　　　　　　　　１０．Ｏχ（
２）二酸化チタン　　　　　　　　　　　５．０（３）
赤酸化鉄　　　　　　　　　　　　　０．３（４）黄酸
化鉄　　　　　　　　　　　　　０．２（５）メチルフ
ェニルボ１ノシロキサン　　２０．０（６）スクワラン
　　　　　　　　　　　　１０．０の固形パラフィン　
　　　　　　　　　５．０（８）マイクロクリスタリン
ワックス　　　４．０（９）ソルビタンセスキオレート
　　　　　１．０（１０）　（ＣＨ３）３ｓｉＯ＋／２
／ＳｉＯ□／　（ＣＨ３）２５ｉＯ／　（Ｃ）１３）Ｓ
ｉＯ３／２＝１５／１５／２．５／１．０　　よりなる
有機シリコーン樹脂　　　　　　　２．０（１１）ミリ
スチン酸イソプロピル　　　　２４．５（１２）香料　
　　　　　　　　　　　　　適量（１）〜（４）を混合
粉砕する。別に（５）〜（１１）を７０〜８０℃で混合
溶解する。両者を撹拌混合し、脱気後（１２）を加えて
化粧下地を得た。

実施例４の化粧下地は、このものの上に重ねるメーキャ
ップ化粧料のの９をよくし、化粧くずれも抑える効果を
有していた。

実施例　５　ハイライター （１）オクタン酸セチル　　　　　　　　　９５．０％
（２）　（ＣＨ３）　３ｓｉｏｔ／２／５ｉ０２／　（
ＣＨ３）　２ｓｉＯ＝２．２５／１．７５／１．０　　
よりなる有機シリコーン樹脂　　　　　　　　４．３（
３）チタン・マイカ系パール顔料　　　　０．５（４）
香料　　　　　　　　　　　　　　　適量（１）および
（２）を加熱溶解し、（３）（４）を加え分散してハイ
ライターを得た。

実施例５は化粧くずれが少なく、ざっばりした使用感の
ハイライターであった。

［発明の効果］ 本発明のメーキャップ化粧料は耐水性、耐汗性および耐
油性良好で化粧もちに優れ化粧くずれが少ないメーキャ
ップ化粧料である。さらに、使用感触も、のびがよくき
っばりしていてすぐれている。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ７０モル％以上がＲ＿３ＳｉＯ＿１＿／＿２単位（Ｒは
   炭素数１〜６までの炭化水素基またはフェニル基を表す
   ）およびＳｉＯ＿２単位からなりＲ＿３ＳｉＯ＿１＿／
   ＿２単位とＳｉＯ＿２単位のモル比が０．５／１〜１．
   ５／１である有機シリコーン樹脂１〜７０重量％、およ
   び粉末０．５〜５５重量％を含有することを特徴とする
   メーキャップ化粧料。