JP2005272439A - 固形粉末化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐衝撃性や使用感を損なうことなく、化粧持続性に優れた水性スラリー成型による固形粉末化粧料を提供する。
【解決手段】粉体を主成分とする化粧料基材を、揮発性の水性溶媒と混合してスラリー状とし、これを容器に充填した後、溶媒を除去して成型して得られる化粧料において、特定の、結合成型剤、複合粉体及び油剤を含有することを特徴とする固形粉末化粧料である。
【選択図】なし

Description

本発明は、粉体を主成分とする化粧料基材を、揮発性の水性溶媒と混合してスラリー状とし、これを容器に充填した後、溶媒を除去して成型して得られる化粧料において、特定の、結合成型剤、複合粉体及び油剤を含有することにより、化粧持続性に優れ、且つ、耐衝撃性や使用感にも優れる固形粉末化粧料に関する。
化粧料基材を溶媒と混合してスラリー状とし、これを容器に充填した後、溶媒を除去して成型するスラリー成型においては、従来、揮発性シリコーン油や低沸点炭化水素等の揮発性油剤を溶媒として用いてきたが、近年、環境保護の観点から、揮発性の水性溶媒を用いる必要がでてきた。
一般的にスラリー成型においては、溶媒を除去する際の粉体の凝集力を利用して固形状に成型するため、成型品の収縮による品質のばらつきや、耐衝撃性の低下、さらに、プレスドタイプの固形粉末化粧料に比べて、粉体の肌への密着性が劣ることによる化粧持続性の低下等の問題があり、これらを解消するために、水性スラリー成型においても、結合成型剤として石膏を配合する技術(例えば特許文献1)や、粉体を油剤や金属石鹸等で疎水化処理して配合する技術(例えば特許文献2)等が知られている。
特開平7−196433号公報 特開平10−95711号公報
しかしながら、上記の固形粉末化粧料は、結合成型剤として石膏を配合した場合、石膏は急速に硬化するため充填条件の調整が困難であり、成型品の品質のばらつきが大きく、使用感についてもざらつきがあり、化粧持続性についても満足されるものではなかった。又、化粧持続性向上のため全ての粉体を疎水化処理した場合、遠心分離による脱水等、成型の工程が煩雑で、通常の乾燥成型では、耐衝撃性に問題があった。
一方、一般的なメーキャップ化粧料においては、皮脂吸着性のあるハイドロキシアパタイトや酸化亜鉛等を配合し、化粧持続性を向上させる技術が知られているが、これを水性スラリー成型に応用し、ハイドロキシアパタイトや酸化亜鉛を単独で配合すると、親水性が強いため強固に凝集し、成型品は塗布具への取れが悪く、その使用性において不都合を生じた。
このため、耐衝撃性や使用感を損なうことなく、化粧持続性に優れた水性スラリー成型による固形粉末化粧料を提供することが課題とされていた。
かかる実情を鑑み、本発明者は前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、水性溶媒を用いるスラリー成型において、特定の結合成型剤と、板状粉体表面にハイドロキシアパタイト及び/又は酸化亜鉛を被覆し更に疎水化処理した複合粉体と、特定の油剤成分とを配合することにより、化粧持続性に優れ、且つ、耐衝撃性や使用感にも優れる固形粉末化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させた。
即ち本発明は、粉体を主成分とする化粧料基材を、揮発性の水性溶媒と混合してスラリー状とし、これを容器に充填した後、溶媒を除去して成型して得られる化粧料において、該化粧料基材が、成分(A)〜(C);
(A)表面が親水性で結合成型性のある粉体 5〜50質量%
(B)板状粉体表面にハイドロキシアパタイト及び/又は酸化亜鉛を被覆し、更に疎水化処理した複合粉体 1〜30質量%
(C)炭化水素油を含有する油剤 0.5〜20質量%
を含有することを特徴とする固形粉末化粧料を提供するものである。
又、さらに化粧料基材中に、疎水性及び/又は疎水化処理された球状粉体及び/又は、多価アルコール及び/又は親水性界面活性剤を含有する固形粉末化粧料を提供するものである。
本発明の固形粉末化粧料は、粉体を主成分とする化粧料基材を、揮発性の水性溶媒と混合してスラリー状とし、これを容器に充填した後、溶媒を除去して成型して得られる化粧料において、化粧持続性に優れ、且つ、耐衝撃性や使用感にも優れた品質を有するものである。
本発明に用いられる成分(A)の粉体は、水と水和結合することにより比較的強い凝集性を示す、表面が親水性の粉体であり、本発明の固形粉末化粧料において結合成型剤として作用し、成型品に成型性及び耐衝撃性を与える成分である。即ち、以下に詳述する方法により選択された粉体であれば何れのものでも良く、例えば、タルク、マイカ、合成マイカ、セリサイト、合成金雲母、雲母チタン、硫酸バリウム、無水珪酸、炭酸カルシウム、結晶セルロース等が挙げられ、これらを一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。又、表面処理や複合化により表面が親水化された粉体も同様に、以下に詳述する方法により選択されたものであれば、本発明における結合成型剤として用いることができる。
ここで、本発明に用いられる成分(A)の粉体の選択方法を以下に詳述する。
表面が親水性である粉体100質量部に対し、外相に存在する水が連続である形態、即ちスラリー状を示す様に、水を200質量部添加して混合する。次に、金皿(直径50mmの円形、深さ4.0mm)に前記スラリーを流し込み、圧縮成型することなく、30℃の恒温槽にて完全乾燥を行う。前記の乾燥した金皿中の固形物について、レオメーター(RHEOTHCH FUDOH RHEO METER レオテックス社製)を用いて、針径2.0mmΦ、針入速度2cm/min、針入0.5mmの条件で、針入荷重値の測定を行い、その結果、上記条件におけるレオメーターが示す最大針入荷重値が30〜300gである粉体を、表面が親水性で結合成型性のある粉体として選択した。
前記記載の手法により選択された粉体は、本発明の固形粉末化粧料の使用性に何ら問題を生じることなく、耐衝撃性を与える、結合成型性を示す成分である。前記記載の手法により示される針入荷重値が30g未満の粉体では、結合成型剤としての効果が顕著には得られず、耐衝撃性を十分に確保できない。又、300gを超える粉体については、粉体と水との水和結合が強すぎ、成型品の取れが悪くなり、成型品表面がケーキングを起こす等、使用性に不都合を生じる。
更に、化粧持続性の観点からも、本発明における化粧料基材中の成分(A)以外の粉体は、疎水化処理を施して用いることがより好ましい。
本発明における成分(A)の含有量は、成型性、耐衝撃性及び使用感の観点から化粧料基材中5〜50質量%(以下、単に「%」で示す)であり、特に好ましくは10〜40%である。成分(A)の含有量が、5%未満では、結合成型剤としての効果が顕著には得られないため、耐衝撃性を十分に確保できず、又、含有量が50%を超えた場合には成型品が硬すぎて、伸び広がりのよさ及び滑らかさが得られない。従って、成分(A)の含有量が、5〜50%の範囲であると、成型性や耐衝撃性、使用感に優れた固形粉末化粧料を得ることができる。
本発明に用いられる成分(B)は、板状粉体表面にハイドロキシアパタイト及び/又は酸化亜鉛を被覆し、更に疎水化処理した複合粉体で、皮脂を吸着して化粧持続性を付与させる成分である。
ハイドロキシアパタイト及び酸化亜鉛は親水性が強く、本発明における水性溶媒を用いたスラリー成型では、水との水和結合により強固に凝集し、成型品のひび等の原因となったり、更には、感触的にもざらつき感が大きい。そこで、強い凝集性を抑制しつつ、滑らかな使用感や化粧持続性を向上させるため、板状粉体表面に該粉体を被覆し、更に疎水化処理を施して配合する。
疎水化処理を行う以前の複合粉体は、平均粒径が0.1〜600μm、アスペクト比が10〜100の通常化粧料に用いられる板状粉体の表面に、ハイドロキシアパタイト及び/又は酸化亜鉛を、複合粉体の全質量に対して0.5〜50%被覆させたもので、具体的には、特開2002−20218号公報に記載されているもの等が例示され、市販品としてはPOWDER La Vie(三好化成社製)等が挙げられる。
該複合粉体に用いられる疎水化処理剤としては、シリコーン系化合物、フッ素系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いて通常公知の方法により、複合粉体の全質量に対して0.1〜10%程度の表面処理を行い、本発明における固形粉末化粧料に用いる。
本発明における成分(B)の含有量は、化粧料基材中1〜30%であり、特に好ましくは、3〜20%である。成分(B)の含有量が、1%未満では化粧持続性の効果が顕著に得られない。一方、30%を超えた場合には、該複合粉体に含まれるハイドロキシアパタイト及び/又は酸化亜鉛のざらつき感の影響により、伸び広がりのよさ及び滑らかさが得られず、使用感が良くない。従って、成分(B)の含有量が、1〜30%の範囲であると、化粧持続性に優れ、且つ、使用感にも優れた固形粉末化粧料を得ることができる。
本発明に用いられる成分(C)の油剤としては、炭化水素油を含有し、通常化粧料に用いられるものであれば何れでも良い。
炭化水素油は、液状、ペースト状、固形状の何れでも良く、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマー、モンタンワックス、フィッシャトロプシュワックス等が挙げられ、これらの一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。
また、成分(C)の油剤は、炭化水素油の割合が40%以上であることが好ましい。水との相互作用が大きい油剤(例えば、アミノ酸コレステロール誘導体や糖鎖を含有する脂肪酸エステル等の抱水性を有する油剤)は、本発明のスラリー成型において、水性溶媒を除去する際に水と相互作用することにより、成型品の表面に乾燥ムラを発生させ外観品質上の問題を生じたり、成型性を低下させたりする場合がある。従って、水との相互作用の無い炭化水素油の割合が40%以上で構成されている油剤を用いれば、外観品質上問題が無く、成型性に優れる固形粉末化粧料を得ることができる。
本発明における成分(C)の含有量は、化粧料基材中0.5〜20%であり、特に好ましくは2〜18%である。成分(C)の含有量が、0.5%未満では肌への付着性が低下し、化粧持続性が低下する。一方、20%を越えた場合には、成型品を繰り返し使用することで表面がケーキング(固化)を起こし、塗布具への取れが悪くなる等、使用性に不都合を生じる。従って、成分(C)の含有量が、0.5〜20%の範囲であると、化粧持続性に優れ、且つ、使用感にも優れた固形粉末化粧料を得ることができる。
さらに、本発明において、成型品の取れをより向上させ、さらなる伸び広がり及び滑らかさを付与する成分として、成分(D)の疎水性及び/又は疎水化処理された球状粉体を配合することが出来る。配合量は、使用性の観点から、化粧料基材中に概ね0.1〜10%が好ましく、特にこの範囲であれば、化粧持続性に優れ、且つ、耐衝撃性や使用感にも優れた固形粉末化粧料を得ることができる。本発明の水性溶媒を用いたスラリー成型法においては、水との相互作用が大きい親水性の球状粉体を用いると、凝集してしまい、伸び及び滑らかさ等の使用感において、効果を十分に発揮することができない場合があるため、疎水性及び/又は疎水化処理された球状粉体を配合することが好ましい。
疎水性の球状粉体としては、オルガノポリシロキサンエラストマー、ナイロン、スチレン等が挙げられ、市販品としては、KSP シリーズ(信越化学工業株式会社製)、東レ ナイロン粉末 シリーズ(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製)、ガンツパール シリーズ(ガンツ化成社製)等が挙げられる。
疎水化処理される球状粉体としては、ポリアクリル酸アルキル、無水珪酸、ポリウレタン等が挙げられ、市販品としては、マツモトマイクロスフェアー シリーズ(松本油脂製薬社製)、ゴッドボール シリーズ(鈴木油脂工業社製)等が挙げられる。前記球状粉体に用いられる疎水化処理剤としては、シリコーン系化合物、フッ素系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等が挙げられ、これらの一種又は二種以上を用いて通常公知の方法により表面処理を行い、本発明における固形粉末化粧料に用いることができる。
また、本発明において、成型品が乾燥ムラのない外観品質を得るためには、均一なスラリー状態を形成させる必要がある。そのため、粉体の表面張力を低下させる目的で、成分(E)の多価アルコール及び/又は親水性界面活性剤を、化粧料基材中に予め配合しておくことがより好ましい。配合量は、化粧料基材中に概ね0.5〜5%が好ましく、特にこの範囲であれば、成型品の外観品質や使用感に、より優れる固形粉末化粧料を得ることができる。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
界面活性剤としては、親水性のものであれば、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤の何れでも良い。具体的には、非イオン性界面活性剤としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンラノリンアルコール、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン水素添加ステロール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸・リン酸塩等、カチオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド等が挙げられる。これらの界面活性剤から選ばれる、一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。
さらに、本発明において、伸び広がり及び滑らかさ等の使用感を向上させるためには、化粧料基材中の粉体の40%以上が板状粉体で構成されていることがより好ましい。板状粉体は、通常化粧料に用いられ、粒径が1〜100μm、アスペクト比が10〜100のものであれば特に限定されず、本発明の成分(A)、(B)を含め、タルク、マイカ、合成マイカ、セリサイト、合成金雲母、雲母チタン、硫酸バリウム、無水珪酸、オキシ塩化ビスマス、若しくはこれらを母体とした複合粉体等が挙げられ、一種又は二種以上組み合わせて用いることができる。
また、本発明に用いられる水性溶媒は、化粧料基材をスラリー状にする溶剤として用いられるもので、水又は、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、正ブタノール等の低沸点アルコールから選ばれる一種又は二種以上の水溶液である。さらに水性溶媒中の水の割合は、水性溶媒を除去後に得られる成型品の、耐衝撃性や使用感の観点から、80%以上が好ましく、特に好ましくは水単独である。低沸点アルコール水溶液を水性溶媒として用いることで、溶媒除去効率を向上させることは可能であるが、低沸点アルコールの割合が水性溶媒中の20%以上となると、配合油剤との相互作用により成型品の乾燥ムラを生じたり、また、成型品中の配合油剤の濃度勾配を生じ、成型品表層と下層において使用感が異なったり、更には耐衝撃性の低下を招いてしまう場合がある。
さらに、本発明において、水性溶媒を用いて化粧料基材を均一なスラリー状にするためには、化粧料基材100質量部に対して水性溶媒50〜100質量部を用いることが好ましい。この量比で形成させたスラリーであれば、容器に充填を行いやすく、また結合成型剤の効果が十分に発揮され、成型品の表面の亀裂及び容器の周囲との隙間ができにくくなり、より耐衝撃性に優れる固形粉末化粧料を得ることができる。
本発明の化粧料には、前記成分(A)〜(C)以外の各種成分、例えば、粉体、油剤、紫外線吸収剤、保湿剤、皮膜形成剤、酸化防止剤、水溶性高分子、美容成分、防腐剤、香料等を、各種の効果を付与するために、本発明の効果を損なわない範囲で、適宜配合することができる。
着色、紫外線遮断、感触調整、賦形効果等を目的として用いられる、請求項に記載した以外の粉体としては、通常化粧料粉体として用いられる粉体であれば、球状、板状、針状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられる。尚、これらの粉体は、成型品の使用性において伸び広がり、滑らかさ、化粧持続性に優れる特徴を付与させるために、シリコーン系化合物、フッ素系化合物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の一種又は二種以上を用いて通常公知の方法により、表面処理したものを用いるのが好ましい。
成型性の向上や、エモリエント感の付与等を目的として用いられる油剤としては、通常化粧料に用いられる油剤であれば特に限定されず、動物油、植物油、合成油等の起源、及び、固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン等、皮膜形成剤としては、例えばトリメチルメトキシケイ酸、アクリル変性シリコーン等、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、水溶性高分子としては、例えばメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、カラギーナン、グアガム、寒天、ペクチン等、美容成分としては、例えばビタミン類、アミノ酸類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が挙げられる。
本発明の固形粉末化粧料は、ファンデーション、アイシャドー、頬紅、アイブロウ、白粉等に適用できる。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
(実験例:結合成型剤の選択方法)
粉体100質量部に対して水200質量部を加え、完全にスラリー状とし、金皿(直径50mmの円形、深さ4.0mm)に圧縮成型することなく、該スラリーを流し込み、30℃の恒温槽にて一昼夜乾燥を行い、前述したレオメーターによる手法を用いて最大針入荷重値を測定した結果を表1に示す。
本発明品1〜16及び比較品1〜3:ファンデーション
表2に示す組成の固形粉末化粧料を下記の製造方法にて調製し、これらの「化粧持続性」、「耐衝撃性」、「伸び広がりの良さ」、「滑らかさ」、の各項目について以下に示す評価方法及び判断基準により評価し、結果と併せて表2に示す。
(製造方法)
A.成分(20)〜(22)を混合し、加熱して50℃に保つ。
B.成分(1)〜(19)を混合分散する。
C.BにAを添加して、混合する。
D.Cに成分(23)及び成分(24)を添加して、混合する。
E.Dに成分(25)及び成分(26)を添加して、混合する。
F.Eを金皿に充填して、30℃の恒温槽にて一昼夜乾燥することにより水性溶媒を取り除き、ファンデーションを得た。
(評価方法1)
化粧品専門パネル20名に上記本発明品及び比較品のファンデーションを使用してもらい、「化粧持続性」、「伸び広がりの良さ」、「滑らかさ」、について、各自が下記の絶対評価基準にて7段階評価した。更に、試料ごとに全パネルの評点の合計から平均値を算出し、下記判定基準に従って判定した。
(評価基準)
[評価] :[評点]
非常に良好 : 6
良好 : 5
やや良好 : 4
普通 : 3
やや不良 : 2
不良 : 1
非常に不良 : 0
(判定基準)
[評点の平均値] :[判定]
5.0以上 : ◎
3.0以上〜5.0未満 : ○
2.0以上〜3.0未満 : △
2.0未満 : ×
(評価方法2) 「耐衝撃性」の評価
成型品の耐衝撃性に関しては、成型品を容器にセットしたサンプルを、パネル50名に、1週間、持ち運びと使用(顔あるいは上腕への塗布)を繰り返してもらい、成型品のかけ、割れ、はがれの発生の有無を目視にて観察し、その発生レベルを4段階に分けて判定した。その際、1つの実施例に対してn=10となるように、パネルには3〜4個のサンプルを配布した。
(判定基準)
サンプル10個中、かけ、割れ、はがれの発生が1個未満:◎
サンプル10個中、かけ、割れ、はがれの発生が2個未満:○
サンプル10個中、かけ、割れ、はがれの発生が3個未満:△
サンプル10個中、かけ、割れ、はがれの発生が5個以上:×
表2の結果から明らかなように、本発明品1〜16のファンデーションは、「化粧持続性」、「耐衝撃性」、「伸び広がりの良さ」、「滑らかさ」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。一方、成分(A)を含有しない(表面を疎水化処理した粉体を配合)比較品1は、耐衝撃性に劣っていた。更に、成分(A)が少なく、水和結合により強い凝集性を示す粉体(前記実験例:結合成型剤の選択方法にて最大針入荷重値が300gを超えるもの)を配合した比較品2は、伸び広がりの良さ、滑らかさに劣っていた。更に、成分(B)を含有しない(疎水化処理していない複合粉体を配合)比較品3は、化粧持続性が十分ではなく、しかも伸び広がりの良さ及び滑らかさに劣っていた。
アイシャドゥ
(成分) (%)
1.タルク (注1) 25
2.マイカ (注2) 10
3.シリコーン5%処理セリサイト (注3を処理) 残量
4.シリコーン5%処理雲母チタン (注5を処理) 35
5.オルガノポリシロキサンエラストマー (注9) 2
6.シリコーン4%処理セリサイト・ハイドロキシアパタイト・
酸化亜鉛複合粉体 (注8を処理) 5
7.パラオキシ安息香酸メチル 適量
8.シリコーン2%処理赤色226 0.5
9.ワセリン 2
10.流動パラフィン 5
11.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2
12.シリコーン油 2
13.α−トコフェロール 適量
14.ジグルセリン 0.5
(水性溶媒) (上記成分100質量部に対して)
15.精製水 80質量部
(製造方法)
A.成分(9)〜(13)を混合し、加熱して50℃に保つ。
B.成分(1)〜(8)を混合分散する。
C.BにAを添加して、混合する。
D.Cに成分(14)を添加して、混合する。
E.Dに成分(15)を添加して、混合する。
F.Eを金皿に充填して、30℃の恒温槽にて一昼夜乾燥により水性溶媒を取り除き、アイシャドゥを得た。
実施例2のアイシャドゥは「化粧持続性」、「耐衝撃性」、「伸び広がりの良さ」、「滑らかさ」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。
頬紅
(成分) (%)
1.タルク (注1) 25
2.マイカ (注2) 20
3.シリコーン5%処理セリサイト (注3を処理) 残量
4.雲母チタン (注5) 5
5.ポリスチレン (注11) 3
6.シリコーン処理4%セリサイト・ハイドロキシアパタイト・
酸化亜鉛複合粉体 (注8を処理) 20
7.パラオキシ安息香酸メチル 適量
8.シリコーン2%処理赤色226 0.2
9.シリコーン2%処理ベンガラ 0.5
10.シリコーン1%処理黄酸化鉄 1
11.シリコーン1%処理黒酸化鉄 0.2
12.ワセリン 1
13.スクワラン 4
14.ジペンタエリトリット脂肪酸エステル (注12) 1
15.シリコーン油 2
16.α−トコフェロール 適量
17.ジプロピレングリコール 1
(水性溶媒) (上記成分100質量部に対して)
18.精製水 80質量部
注11 ガンツパール GS−0605(ガンツ化成社製)
注12 コスモール168ARN(日清オイリオ社製)
(製造方法)
A.成分(12)〜(16)を混合し、加熱して50℃に保つ。
B.成分(1)〜(11)を混合分散する。
C.BにAを添加して、混合する。
D.Cに成分(17)を添加して、混合する。
E.Dに成分(18)を添加して、混合する。
F.Eを金皿に充填して、30℃の恒温槽にて一昼夜乾燥により水性溶媒を取り除き、頬紅を得た。
実施例3の頬紅は「化粧持続性」、「耐衝撃性」、「伸び広がりの良さ」、「滑らかさ」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。
アイブロウ
(成分) (%)
1.タルク (注1) 30
2.マイカ (注2) 5
3.シリコーン5%処理セリサイト (注3を処理) 残量
4.金属石鹸5%処理ポリウレタン 4
5.シリコーン4%処理セリサイト・ハイドロキシアパタイト・
酸化亜鉛複合粉体 (注8を処理) 30
6.パラオキシ安息香酸メチル 適量
7.シリコーン2%処理ベンガラ 1
8.シリコーン1%処理黄酸化鉄 3
9.シリコーン1%処理群青 2
10.シリコーン1%処理黒酸化鉄 5
11.ワセリン 2
12.流動性パラフィン 5
13.2−エチルヘキサン酸セチル 3
14.シリコーン油 2
15.モノステアリン酸ポリオキシエチレン(20)ソルビタン 1
(水性溶媒) (上記成分100質量部に対して)
16.精製水 90質量部
(製造方法)
A.成分(11)〜(14)を混合し、加熱して50℃に保つ。
B.成分(1)〜(10)を混合分散する。
C.BにAを添加して、混合する。
D.Cに成分(15)を添加して、混合する。
E.Dに成分(16)を添加して、混合する。
F.Eを金皿に充填して、30℃の恒温槽にて一昼夜乾燥により水性溶媒を取り除き、アイブロウを得た。
実施例4のアイブロウは「化粧持続性」、「耐衝撃性」、「伸び広がりの良さ」、「滑らかさ」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。
白粉
(成分) (%)
1.タルク (注1) 15
2.合成金雲母 (注4) 20
3.シリコーン5%処理セリサイト (注3を処理) 残量
4.オルガノポリシロキサンエラストマー 2
5.シリコーン4%処理セリサイト・ハイドロキシアパタイト・
酸化亜鉛複合粉体 (注8を処理) 20
6.パラオキシ安息香酸メチル 適量
7.シリコーン2%処理ベンガラ 0.1
8.シリコーン1%処理黄酸化鉄 0.2
9.シリコーン1%処理群青 0.05
10.シリコーン1%処理黒酸化鉄 0.05
11.ワセリン 0.5
12.スクワラン 6
13.トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2
14.シリコーン油 2
15.1,3−ブチレングリコール 3
(水性溶媒) (上記成分100質量部に対して)
16.精製水 60質量部
(製造方法)
A.成分(11)〜(14)を混合し、加熱して50℃に保つ。
B.成分(1)〜(10)を混合分散する。
C.BにAを添加して、混合する。
D.Cに成分(15)を添加して、混合する。
E.Dに成分(16)を添加して、混合する。
F.Eを金皿に充填して、30℃の恒温槽にて一昼夜乾燥により水性溶媒を取り除き、白粉を得た。
実施例5の白粉は「化粧持続性」、「耐衝撃性」、「伸び広がりの良さ」、「滑らかさ」の全ての項目に優れた固形粉末化粧料であった。

Claims (6)

  1. 粉体を主成分とする化粧料基材を、揮発性の水性溶媒と混合してスラリー状とし、これを容器に充填した後、溶媒を除去して成型して得られる化粧料において、該化粧料基材が、次の成分(A)〜(C);
    (A)表面が親水性で結合成型性のある粉体 5〜50質量%
    (B)板状粉体表面にハイドロキシアパタイト及び/又は酸化亜鉛を被覆し、更に疎水化処理した複合粉体 1〜30質量%
    (C)炭化水素油を含有する油剤 0.5〜20質量%
    を含有することを特徴とする固形粉末化粧料。
  2. さらに、化粧料基材中に成分(D)として、疎水性及び/又は疎水化処理された球状粉体を含有することを特徴とする請求項1記載の固形粉末化粧料。
  3. さらに、化粧料基材中に成分(E)として、多価アルコール及び/又は親水性界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の固形粉末化粧料。
  4. 前記化粧料基材中の全粉体の40質量%以上が板状粉体で構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかの項に記載の固形粉末化粧料。
  5. 前記水性溶媒が、水又は低沸点アルコール水溶液であり、水性溶媒中の水の割合が80質量%以上であることを特徴とする請求項1〜4の何れかの項に記載の固形粉末化粧料。
  6. 前記水性溶媒が、化粧料基材100質量部に対して50〜100質量部であることを特徴とする請求項1〜5の何れかの項に記載の固形粉末化粧料。
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