JP2003231611A - 固形化粧料 - Google Patents

固形化粧料

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 経時安定性や充填成形性を損なうことなく視
覚的な効果や使用性・使用感に優れた固形化粧料を提供
すること。 【解決手段】 成形後の固形化粧料の表面に平均粒径が
50μm以上の粉体を付着せしめたことを特徴とする固
形化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固形化粧料に関す
る。さらに詳しくは、従来使用されていたものより平均
粒径が大きい粉体をその表面に付着させることにより、
煌びやかな雰囲気を演出することのできる固形化粧料に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固形化粧料においては、油剤類、
粉体類、その他通常化粧料に使用される成分の配合量を
変えることにより、様々な官能や質感、色調を演出する
試みがなされてきた。最近では、輝きのある煌びやかな
外観を付与する化粧が流行し、固形化粧料にパール剤や
ラメ剤といった光輝性粉体を配合する場合が多い。これ
らの光輝性粉体は、塗布後に肌上でその化粧効果を発揮
するのみでなく、塗布前にも化粧料の表面で光り輝かせ
ることができれば、この化粧料に煌びやかな雰囲気を与
えることができるとともに、使用による化粧効果を期待
させ、商品価値を上げることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、固形化粧料
は、前記した各成分を溶解、分散等させた後混合し、充
填成形することにより製造されている。しかし、このよ
うな方法により成形された場合、化粧料の表面に見える
光輝性粉体は、配合された量の一部であり、しかも全て
が扁平な面を向けて充填されるものではないため、固形
化粧料の外観を煌びやかにしたり、塗布後の効果を予想
させるまでの効果は発揮しにくいものであった。
【0004】一方、光輝性粉体を、成形後の固形化粧料
の外観を煌びやかにする程度の量で配合した場合には、
固形化粧料自体の伸びが悪くなったり、塗布時にざらつ
く等の使用性、使用感の低下につながるという問題があ
った。また、配合する光輝性粉体によっては、発粉がみ
られる等の経時安定性の低下や、充填成形性に問題が生
じる場合があった。
【0005】このため、固形化粧料自体の使用性・使用
感や経時安定性、充填成形性等を損なうことなく、外観
に高い装飾性を与え、煌びやかな雰囲気を演出すること
のできる手段の開発が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑み、本発
明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結
果、成形した後の固形化粧料表面に一定の平均粒径以上
の粉体を付着させることにより、経時安定性や充填成形
性を損なうことなく視覚的な効果や使用性・使用感に優
れた固形化粧料が得られることを見出し、本発明を完成
した。
【0007】すなわち本発明は、成形後の固形化粧料の
表面に平均粒径が50μm以上の粉体を付着せしめたこ
とを特徴とする固形化粧料を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の固形化粧料は、常法によ
り充填、成形することにより調製された固形化粧料(以
下、「未処理固形化粧料」という)の表面に、平均粒径
が50μm以上の粉体(以下、「一定粒径粉体」とい
う)を噴霧処理等することにより付着させて得られるも
のである。
【0009】本発明の固形化粧料の調製方法は、特には
限定されないが、例えば、まず、常法に従って、粉体成
分や油剤等の固形化粧料基剤成分を混合した後、容器に
充填して固形に成形して、未処理固形化粧料を製造し、
次に、その化粧料表面に一定粒径粉体を付着させること
により実施できる。
【0010】一定粒径粉体の付着方法としては、該粉体
を固形化粧料表面に付着させることができるものであれ
ば、特には制限されないが、その好ましい例としては、
以下の方法を挙げることができる。
【0011】すなわち、未処理固形化粧料の表面処理を
行いたい部分を、あらかじめ設けられた閉空間中に露出
させ、この露出部分に運動状態にある一定粒径粉体を付
着させることにより、本発明の固形化粧料を調製するこ
とができる。
【0012】上記の方法は、閉空間内の圧力変化に伴う
粉体の運動状態の変化を利用して、一定粒径粉体を固形
化粧料の表面に付着させるものであり、粉体をその状態
で、すなわち、溶剤等の他成分を使用せずに固形化粧料
の表面に付着させることが可能である。
【0013】粉体を固形化粧料の表面に付着させるに
は、粉体を運動状態とし、付着に十分な力を加えること
が必要であるが、そのために、閉空間を減圧することに
より形成される粉体の運動を、間欠的あるいは断続的な
外気の導入で乱し、これにより生じる粉体のランダム運
動を利用することができる。
【0014】具体的に粉体を運動状態とする方法として
は、例えば、図1に示す装置を用いる方法が挙げられ
る。まず、固形化粧料4をセットした閉空間3を、減圧
ポンプ7で吸引し、減圧状態とする。この状態の閉空間
3内に、光輝性粉体10を含む気流をある程度の角度を
持って流入させると、この気流は、閉空間3の壁面に沿
って激しく回転運動を行う。そして、このような光輝性
粉体10を含む気流が激しく回転する状態で、開閉弁5
から、外気を間欠的あるいは断続的に流入させると、流
入する外気の運動が、激しい回転運動に加わって乱流と
なり、一定粒径粉体10にはランダムな運動力が与えら
れ、運動状態となる。そして、ランダムな運動力が与え
られた一定粒径粉体10はバラバラな方向に運動し、固
形化粧料4表面に扁平面を向けて付着することになる。
【0015】また、未処理固形化粧料の表面が、そのま
までは粉体が付着しにくい場合は、接着性改善処理を行
ってから、粉体で表面処理を行うことが好ましい。この
接着性改善処理としては、例えば、未処理固形化粧料に
ある程度の温度を与える方法や、各種の油成分等接着性
を向上させることができるものを、噴霧または塗布する
方法等が挙げられる。
【0016】なお、以上述べた表面処理方法により、本
発明の固形化粧料が得られるのであるが、本発明の固形
化粧料の表面処理方法が上記に限られるものではないこ
とはいうまでもない。例えば、上記の一定粒径粉体を低
級アルコール、軽質イソパラフィン、環状シリコーン等
の揮発溶剤中に分散させた溶液を調製し、この溶液の中
に未処理固形化粧料を浸漬させた後、固形化粧料を取り
出して表面を風乾させ、固形化粧料に表面処理を施す方
法等を用いてもよい。
【0017】上記の方法に使用される一定粒径粉体とし
ては、適用部位に装飾性を与えることを目的として通常
化粧料に配合されるものであれば、その平均粒径が50
μm以上であることを除き、特に制限なく使用すること
ができるが、光輝性粉体を使用することが好ましい。ま
た、粉体の平均粒径は65μm以上であることが好まし
く、このような平均粒径のものであれば、隠蔽性が低
く、充分な輝きを有するため、固形化粧料表面の色味を
生かしながら、煌びやかな雰囲気を演出することができ
る。その一方で、平均粒径が1000μm以上となる
と、塗布時の使用感の点で好ましくない場合がある。
【0018】更に、上記の一定粒径粉体は、その形状や
粒子構造等は特に制限されず、例えば、板状、鱗片状、
薄片状、紡錘状、針状、球状等の形状、多孔質、無孔質
等の粒子構造、また、有機性、無機性、剛性、弾性等の
特性を有する粉体を使用することができる。この中で、
形状としては、板状、鱗片状、薄片状であることが好ま
しい。
【0019】具体的な光輝性粉体としては、例えば、酸
化チタン被覆ガラス末、酸化チタン処理合成金雲母、酸
化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマ
ス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン
処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等の光輝
性粉体、酸化鉄コーティング雲母、有機顔料処理雲母チ
タン、アルミニウムパウダー、ポリエチレンテレフタレ
ート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテ
レフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエ
チレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層
フィルム末、無水ケイ酸・ベンガラ処理アルミニウム末
等を挙げることができる。
【0020】これらの光輝性粉体のうち、強い輝きを与
え、装飾効果も高いという点で、酸化チタン被覆ガラス
末、酸化チタン処理合成金雲母を使用することが好まし
く、酸化チタン被覆ガラス末を使うことがさらに好まし
い。酸化チタン被覆ガラス末を用いれば、未処理固形化
粧料を表面処理した際に、化粧料表面の色味を生かし、
輝きを演出できるという点で有効である。市販品として
は、酸化チタン被覆ガラス末については、メタシャイン
5090シリーズ、1080シリーズ(ともに日本板硝
子(株)製)等が挙げられ、酸化チタン処理合成金雲母
については、プロミネンスDシリーズ、Fシリーズ、H
シリーズ(全てトピー工業(株)製)等が挙げられ
る。)
【0021】これらの光輝性粉体は、必要に応じて、1
種を単独で、または2種以上を組み合わせて用いること
ができる。また、該光輝性粉体の表面は、油剤処理、シ
リコーン化合物処理、フッ素化合物処理、金属石鹸処
理、界面活性剤処理、アミノ酸系化合物処理、水溶性高
分子処理等を施してあってもよい。
【0022】本発明において、固形化粧料の表面に付着
させる一定粒径粉体の量は、特に制約はないが、固形化
粧料重量に対し、1/2500〜1/100が好まし
く、特に1/1500〜1/200が好ましく、例えば
1本当たり約4.2gの固形化粧料に対しては、約0.
005g程度付着させればよい。該粉体を上記の範囲で
用いて、未処理固形化粧料に表面処理を施せば、固形化
粧料表面に煌びやかな外観を付与することができるので
好ましい。また、表面を覆うに十分な量を付着した場合
には、固形化粧料表面の色合いが隠れるため、使用前に
見た色味と、使用後の色味が異なり、使用時にそのミス
マッチを演出することも可能となる。
【0023】以上のようにして表面に一定粒径粉体が付
着させられる固形化粧料としては、棒状のものでも、皿
状容器に充填するタイプのものでも良く、また、その形
態は、固形状からワックス状、ゲル状のものであっても
よい。また、本発明の固形化粧料の具体的形態として
は、例えば、スティック状口紅、皿状口紅、リップクリ
ーム、リップグロス、コンシーラー、アイカラー、頬紅
等の油性固形化粧料、アイシャドウ、ファンデーショ
ン、白粉等の粉末固形化粧料等を挙げることができる。
この中でもスティック状口紅を用いて、上記した粉体で
表面処理を行えば、視覚的な効果、使用性、使用感、経
時安定性、充填成形性の点において顕著な効果が得られ
るので好ましい。
【0024】本発明の固形化粧料を構成する基剤成分と
しては、通常化粧料に使用される成分、例えば、感触調
整や着色の目的で粉体成分や、基材、エモリエント成分
として油性成分、水性成分、粉体分散、感触調整の為の
界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、水溶性被膜形成性
樹脂、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防
腐剤、香料などを、本発明の効果を損なわない範囲で適
宜配合することができる。
【0025】このうち、粉体成分としては、前記光輝性
粉体およびそれ以外の各種粉体が利用される。前記光輝
性粉体以外の粉体成分は、板状、紡錘状、針状等の形
状、粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に
限定されず、無機粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複
合粉体類等を使用することができる。具体的には、コン
ジョウ、群青、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チ
タン、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化セリウム、二
酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、酸化クロム、水酸化ク
ロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸
マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイ
カ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タル
ク、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、ベントナイ
ト、スメクタイト、窒化硼素等の無機粉体類、ステアリ
ン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジ
ン、ナイロン等の有機粉体類、有機タール系顔料、有機
色素のレーキ顔料等の色素粉体類、微粒子酸化チタン被
覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バ
リウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸
化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体が挙げられ、これら
を1種又は2種以上を用いることができる。また、これ
ら粉体は1種又は2種以上の複合化したものを用いても
良く、その表面を油剤処理、シリコーン化合物処理、フ
ッ素化合物処理、金属石鹸処理、界面活性剤処理、アミ
ノ酸系化合物処理、水溶性高分子処理等を施してあって
もよい。
【0026】また油性成分としては、動物油、植物油、
合成油等の起源、及び、固形油、半固形油、液体油、揮
発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ
類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコー
ル類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体
類、油性ゲル化剤類等を使用することができる。具体的
には、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイ
ソブチレン、ポリブテン、パラフィンワックス、セレシ
ンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ポリエチ
レンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー、モン
タンワックス、フィッシャートロプシュワックス等の炭
化水素類、モクロウ、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ
油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツ
ロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲ
イロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチ
ン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリス
チン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、
ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリ
ン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸
ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチ
ルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラ
ウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニ
ル・オクチルドデシル)等のエステル類、ステアリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘン酸、イソステア
リン酸、オレイン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコー
ル、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイル
アルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアル
コール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシ
ロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルフ
ェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキ
サン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、架橋型オ
ルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の
シリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオク
タン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、
ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピ
ル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキスト
リン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂
肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステア
リン酸カルシウム、12−ヒドロキシステアリン酸等の
油性ゲル化剤類等が挙げられる。
【0027】更に水性成分としては、水に可溶な成分で
あれば何れでもよく、例えば、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコール等のアルコール類、プロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレング
リコール、ポリエチレングリコール等のグリコール類、
グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン等のグリセ
ロール類、ソルビトール、マルチトール、ショ糖、でん
ぷん糖、ラクチトール等の糖類、グアーガム、コンドロ
イチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラ
ビアガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン、メチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキ
シメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリ
ル酸ナトリウム等の水溶性高分子、塩化ナトリウム、塩
化マグネシウム、乳酸ナトリウム等の塩類、アロエベ
ラ、ウィッチヘーゼル、ハマメリス、キュウリ、レモ
ン、ラベンダー、ローズ等の植物抽出液等及び水を使用
できる。
【0028】更にまた、界面活性剤としては、化粧品一
般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも
使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げら
れる。非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリ
ン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加
物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレン
グリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂
肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソ
ルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコ
ール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステ
ル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキ
ルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加
物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、
ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。アニオン
界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン
酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン
硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化
脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−
アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシ
ル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ
酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。カチ
オン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、
ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アル
キル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が
挙げられる。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプ
やベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、ス
ルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対
して安全とされるものが使用できる。例えば、N,N−
ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアン
モニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレ
ンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフ
ォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキ
ル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニ
ウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−
1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシ
チン等が挙げられる。
【0029】また更に、紫外線吸収剤としては、例えば
ベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル
酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾ
イルメタン、オキシベンゾン等、保湿剤としては、例え
ばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケ
ラチン等、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロ
ール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビ
タミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパ
ラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等が
挙げられる。
【0030】
【作用】以上のようにして得られる本発明の固形化粧料
は、その表面上に一定粒径粉体を付着せしめたものであ
るため、外観は華美であり、しかも当該化粧料の化粧効
果を期待させるものである。
【0031】しかも、化粧料の配合組成自体は、従来の
ものとほぼ同じであるため、化粧料としての基本的性
能、例えば、使用性・使用感、充填成形性や経時安定性
について何の問題も生じないものである。
【0032】
【実施例】次に、実施例及び試験例を挙げて本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例等に何ら制
約されるものではない。
【0033】実 施 例 1 スティック状口紅の製造:表1に示す処方及び下記の製
法を用いて、本発明品1〜3及び比較品1〜3のスティ
ック状口紅を調製した。
【0034】
【表1】
【0035】( 製 造 方 法 ) A. 成分(1)〜(8)を加熱溶解し、成分(9)〜
(14)を加えて均一に混合する。 B. 「A.」を容器に充填して、表面が未処理のステ
ィック状口紅を得た。 C. 「B.」に対して、成分(15)〜(19)を、
下記方法にて表面処理して、スティック状口紅を得た。
【0036】( 粉体の付着方法 )図1に示す表面処理
装置1を使用して、固形化粧料4の表面に光輝性粉体を
付着させた。まず、表1に示した所定量の光輝性粉体1
0を、粉体タンク6に充填した。本装置1は粉体タンク
6が2個あり、2種類の粉体10をそれぞれ粉体タンク
6に入れた。また、収容体2の開口部9から、処理すべ
き部分を露出した固形化粧料(スティック状口紅)4を
装着した。
【0037】次に、開閉弁5及びトラップ弁16を
「閉」の状態とし、減圧ポンプ7のスイッチを入れて、
閉空間3の空気を吸引し、減圧状態とした。この状態で
制御弁13を開け、粉体タンク6に収容されている粉体
10を、通気孔11から流入する空気と共に閉空間に流
し込んだ。本装置1において、吐出口14は、中心から
外れた方向を向いているため、ここから流入する粉体1
0を含む気流は、閉空間3の壁面に沿って回転運動を開
始する。また、閉空間3が所定の減圧状態になると、閉
空間3に設置された圧力センサー17が作動し、これと
連動する開閉弁5が開き、開閉弁5から外部の空気が閉
空間3に流れ込む。
【0038】外部の空気が流れ込むと、回転運動してい
た粉体10を含む気流が乱流となり、乱流状態の粉体1
0は、閉空間3のほぼ中央に装着された固形化粧料4の
被処理表面に付着する。所定量の粉体10が固形化粧料
4の表面に付着したところで終了とした。以上の操作に
より、粉体10による固形化粧料4の表面処理を施し
た。
【0039】試 験 例 1 性 能 試 験 :実施例1で得られたスティック状口紅に
ついて、「(a)口紅表面の輝きの美しさ」、「(b)
塗布時の使用性・使用感」、「(c)肌上での輝きの美
しさ」及び「(d)使用前後における輝きの印象変化」
の4項目で、下記の評価方法及び基準により官能評価を
行った。
【0040】また、「(e)充填成形性」及び「(f)
経時安定性」の2項目についても、下記の評価方法及び
判定基準により評価を行った。
【0041】( 評価方法 )上記項目のうち、「(a)
口紅表面の輝きの美しさ」、「(b)塗布時の使用性・
使用感」、「(c)肌上での輝きの美しさ」及び
「(d)使用前後における輝きの印象変化」の4項目に
ついては、本発明品1〜3および比較品1〜3のスティ
ック状口紅を10名の官能検査パネルに使用してもら
い、各パネルが各口紅ごとに下記絶対評価基準を用いて
7段階に評点を付した。また、各口紅ごとに全パネルの
評点の平均値を算出し、下記の判定基準を用いて4段階
に評価した。結果を表2に示す。
【0042】
【0043】 ( 判定基準 ) 評 点 内 容 判 定 5点を超える : 非常に良好 : ◎ 3点を超えて5点以下 : 良好 : ○ 1点を超えて3点以下 : やや不良 : △ 1点以下 : 不良 : ×
【0044】また、「(e)充填成形性」については、
充填時の各スティック状口紅の状態を観察し、充填の効
率性を、下記の判定基準により、4段階に評価した。結
果を表2に示す。
【0045】 ( 判定基準:充填成形性 ) 内 容 : 判 定 粘度が低く、容易に充填可能である : ◎ やや粘度が高いが、充填可能である : ○ 粘度が高く、充填にやや難あり : △ 充填できない : ×
【0046】さらに、「(f)経時安定性」について
は、各スティック状口紅の40℃で1ヶ月保存の状態を
観察し、室温保存品と比較して、下記の判定基準によ
り、4段階に評価した。以上(a)〜(f)の6項目の
判定結果を表2に示す。
【0047】( 判定基準:経時安定性 ) 内 容 判 定 非常に良好 : ◎ 良好 : ○ やや不良 : △ 不良 : ×
【0048】( 結 果 )
【表2】
【0049】表2の結果から明らかなように、本発明品
1〜3のスティック状口紅は、口紅表面の輝きの美しさ
や塗布時の使用性・使用感、肌上での輝きの美しさ及び
使用前後における輝きの印象変化のすべての項目で、比
較品1〜3に対して、はるかに優れた特性を有してい
た。また、充填成形性や経時安定性においてもはるかに
優れていた。
【0050】一方、比較品1〜3のように、粉体で表面
処理を施さない、もしくは粒径の小さい粉体で表面処理
を施したスティック状口紅、外観の輝きが充分ではな
く、かつ多量で表面処理させた場合には、使用性・使用
感や充填成形性及び経時安定性に劣るものであり、満足
のいくものが得られなかった。
【0051】実 施 例 2 口紅(皿状):下記の処方及び製法で口紅(皿状)を製
造した。
【0052】 ( 処 方 ) 成 分 質量% 1. マイクロクリスタリンワックス 5.0 2. ポリエチレンワックス 3.0 3. キャンデリラワックス 5.0 4. 2−エチルへキサン酸セチル 残量 5. トリイソステアリン酸ポリグリセリル 30.0 6. セレシンワックス 4.0 7. ワセリン 5.0 8. ショ糖脂肪酸エステル*3 2.0 9. タルク 12.0 10. シリカ 1.0 11. 赤202号 0.2 12. ベンガラ 0.2 13. 黒酸化鉄 0.1 14. 防腐剤 0.2 15. 紫外線吸収剤 0.1 <表面処理する粉体> 16. 酸化鉄雲母チタン(平均粒径70μm) 0.02 17. 雲母チタン(平均粒径30μm) 0.02 *3:シュガーワックスS−10E(第一工業製薬(株)製)
【0053】( 製 法 ) A. 成分(1)〜(8)を加熱溶解して均一に混合し
た後、成分(9)〜(15)を加え、均一に混合する。 B. 「A.」を皿に充填して、表面が未処理の口紅
(皿状)を得た。 C. 「B.」に対して、成分(16)、(17)を、
実施例1で用いた方法と同様の方法で表面処理を行い、
口紅(皿状)を得た。
【0054】実施例2で得られた口紅(皿状)は、使用
前に煌びやかな雰囲気を演出し、使用性・使用感、充填
成形性及び経時安定性に優れた口紅(皿状)であった。
【0055】実 施 例 3 ファンデーション:下記の処方及び製法でファンデーシ
ョンを製造した。
【0056】 ( 処 方 ) 成 分 質量% 1. マイクロクリスタリンワックス 5.0 2. 2−エチルへキサン酸セチル 15.0 3. トリウンデシル酸グリセリド (m.p.30℃) 5.0 4. セレシンワックス 5.0 5. セスキオレイン酸ソルビタン 1.0 6. セリサイト 残量 7. タルク 12.0 8. マイカ 15.0 9. シリカ 10.0 10. ベンガラ 0.2 11. 黒酸化鉄 0.1 12. 黄酸化鉄 1.5 13. 防腐剤 0.2 14. 紫外線吸収剤 5.0 <表面処理する粉体> 15. 酸化チタン被覆ガラス末(平均粒径80μm) 0.02 16. 雲母チタン(平均粒径30μm) 0.02
【0057】( 製 法 ) A. 成分(1)〜(5)を加熱溶解して均一に混合し
た後、成分(6)〜(14)を加え、均一に混合する。 B. 「A.」を皿に充填し、表面が未処理のファンデ
ーションを得た。 C. 「B.」に対して、成分(15)、(16)を、
実施例1で用いた方法と同様の方法で表面処理を行い、
ファンデーションを得た。
【0058】実施例3で得られたファンデーションは、
使用前に煌びやかな雰囲気を演出し、使用性・使用感、
充填成形性及び経時安定性に優れたファンデーションで
あった。
【0059】実 施 例 4 頬 紅 :下記の処方及び製法で頬紅を製造した。
【0060】 ( 処 方 ) 成 分 質量% 1. パラフィン 5.0 2. 2−エチルへキサン酸セチル 10.0 3. セレシンワックス 5.0 4. トリヤシ油脂肪酸グリセリル(m.p.35℃) 3.0 5. セスキオレイン酸ソルビタン 1.0 6. セリサイト 残量 7. 窒化ホウ素 10.0 8. ナイロン粉末 7.0 9. シリカ 5.0 10. 酸化チタン 20.0 11. ベンガラ 2.0 12. 黄酸化鉄 1.5 13. 防腐剤 0.2 <表面処理する粉体> 14. 雲母チタン(平均粒径30μm) 0.04 15. 酸化チタン処理合成金雲母(平均粒径90μm) 0.04
【0061】( 製造方法 ) A. 成分(1)〜(5)を加熱溶解して均一に混合し
た後、成分(6)〜(13)を加え、均一に混合する。 B. 「A.」を皿に充填し、表面が未処理の頬紅を得
た。 C. 「B.」に対して、成分(14)、(15)を、
実施例1で用いた方法と同様の方法で表面処理を行い、
頬紅を得た。
【0062】実施例4で得られた頬紅は、使用前に煌び
やかな雰囲気を演出し、使用性・使用感、充填成形性及
び経時安定性に優れた頬紅であった。
【0063】実 施 例 5 アイカラー:下記の処方及び製法でアイカラーを製造し
た。
【0064】 ( 処 方 ) 成 分 質量% 1. パラフィン 5.0 2. 流動パラフィン 10.0 3. トリミリスチン酸グリセリル(m.p.48℃) 5.0 4. ワセリン 6.8 5. ポリブテン 5.0 6. セリサイト 残量 7. 窒化ホウ素 10.0 8. マイカ 10.0 9. フッ素化合物処理鱗片状シリカ(平均粒径30μm)10.0 10. 黄色酸化鉄 3.0 11. 赤色酸化鉄 4.0 12. 黒色酸化鉄 1.0 13. 防腐剤 0.2 <表面処理する粉体> 14. ポリエチレンテレフタレート 0.1 ・ポリオレフィン積層フィルム末(平均粒径150μm) 15. 酸化チタン処理合成金雲母(平均粒径90μm) 0.1
【0065】( 製造方法 ) A. 成分(1)〜(5)を加熱溶解して均一に混合し
た後、成分(6)〜(13)を加え、均一に混合する。 B. 「A.」を皿に充填し、表面が未処理のアイカラ
ーを得た。 C. 「B.」に対して、成分(14)、(15)を、
実施例1で用いた方法と同様の方法で表面処理を行い、
アイカラーを得た。
【0066】実施例5で得られたアイカラーは、使用前
に煌びやかな雰囲気を演出し、使用性・使用感、充填成
形性及び経時安定性に優れたアイカラーであった。
【0067】実 施 例 6 スティック状口紅:下記の処方及び製法でスティック状
口紅を製造した。
【0068】 ( 処 方 ) 成 分 質量% 1. マイクロクリスタリンワックス 5.0 2. ポリエチレンワックス 3.0 3. キャンデリラワックス 3.0 4. ジペンタエリスリット脂肪酸エステル 5.0 5. トリイソステアリン酸ポリグリセリル 適量 6. セリシンワックス 3.0 7. ロジン酸ペンタエリスリット 5.0 8. イソノナン酸イソトリデシル 20.0 9. ポリブテン 20.0 10. シリカ 1.0 11. 赤202号 0.2 12. ベンガラ 0.2 13. 黒色酸化鉄 0.1 14. 防腐剤 0.2 15. 紫外線吸収剤 0.1 <表面処理する粉体> 16. 酸化鉄雲母チタン (平均粒径80μm) 0.02 17. 雲母チタン(平均粒径100μm) 0.02
【0069】( 製造方法 ) A. 成分(1)〜(9)を加熱溶解して均一に混合し
た後、成分(10)〜(15)を加え、均一に混合す
る。 B. 「A.」を容器に充填し、表面が未処理のスティ
ック状口紅を得た。 C. 「B.」に対して、成分(16)、(17)を、
下記方法にて表面処理し、スティック状口紅を得た。
【0070】( 粉体の付着方法 )表面処理する粉体
(成分(16)及び(17))を揮発溶剤(メタノー
ル)中に分散させた溶液にスティック状口紅を10秒程
度間浸漬させた。浸漬後、スティック状口紅を取り出し
を風乾させた。このようにして、スティック状口紅に粉
体を付着させた。
【0071】実施例6で得られたスティック状口紅は、
使用前に煌びやかな雰囲気を演出し、充填成形性、経時
安定性の全てにおいて良好なスティック状口紅であっ
た。
【0072】
【発明の効果】本発明の固形化粧料は、平均粒径が50
μm以上という、従来使用されていたものより平均粒径
が大きい粉体がその表面に付着しているので、製品とし
ての視覚的な効果や、化粧効果を予測させるものであ
り、商品価値を高めることができるものである。
【0073】しかも、華美な外観を有しながら、配合さ
れる光輝性粉体の量は従来のものとあまり変わらないた
め、使用性・使用感に優れ、充填成形性や経時安定性も
良好な固形化粧料である。
【0074】従って、本発明の固形化粧料は、スティッ
ク状口紅、皿状口紅、リップクリーム、リップグロス、
コンシーラー、アイカラー、頬紅等の油性固形化粧料、
アイシャドウ、ファンデーション、白粉等の粉末固形化
粧料として有利に利用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 光輝性粉体を付着させるために用いる装置の
概略図である。
【符号の説明】
1 …… 表面処理装置 9 …… 化粧料収容
体の開口部 2 …… 化粧料収容体 10 …… 光輝性粉体 3 …… 閉空間 11 …… 通気孔 4 …… 固形化粧料 13 …… 制御弁 5 …… 開閉弁 14 …… 吐出孔 6 …… 光輝性粉体タンク 16 …… トラップ弁
7 …… 減圧ポンプ 17 …… 圧力センサ
ー 8 …… トラップ 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/032 A61K 7/032 (72)発明者 三井田 淳 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究本部内 (72)発明者 中林 治郎 東京都北区栄町48番18号 株式会社コーセ ー研究本部内 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB152 AB172 AB232 AB242 AB371 AB372 AB431 AB432 AC012 AC022 AC342 AC352 AC372 AC402 AC422 AC442 AC792 AD022 AD072 AD152 AD222 AD412 AD512 BB23 CC11 CC12 CC13 CC14 DD11 DD21 EE01 EE06 FF06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形後の固形化粧料の表面に平均粒径が
    50μm以上の粉体を付着せしめたことを特徴とする固
    形化粧料。
  2. 【請求項2】 粉体が光輝性粉体である請求項第1項記
    載の固形化粧料。
  3. 【請求項3】 光輝性粉体が酸化チタン被覆ガラス末ま
    たは酸化チタン処理合成金雲母なる群から選ばれる1種
    または2種以上である請求項第2項記載の固形化粧料。
  4. 【請求項4】 固形化粧料が油性固形化粧料である請求
    項第1項ないし第3項のいずれかの項記載の固形化粧
    料。
  5. 【請求項5】 油性固形化粧料がスティック状口紅であ
    る請求項第4項記載の固形化粧料。
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