JP2002128640A - 口唇化粧料 - Google Patents
口唇化粧料Info
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Abstract
付着性に優れた化粧膜を唇上に形成し、唇を際立たせる
といった化粧効果及びその持続性に優れ、経時に優れた
口唇化粧料を提供する。 【解決手段】成分(a)有機変性粘土鉱物、成分(b)
アスペクト比が15〜200である板状粉体、成分
(c)エチレン・プロピレンコポリマー及び/又はポリ
エチレンワックスを含有する口唇化粧料。また、成分
(a)の含有量が0.1〜20重量%、(b)の含有量
が0.1〜30重量%、(c)の含有量が0.1〜30
重量%である前記口唇化粧料、更には、成分(b)の板
状粉体が、合成金雲母及び/又はシリカである前記何れ
かの口唇化粧料。
Description
物、アスペクト比が15〜200である板状粉体及びエ
チレン・プロピレンコポリマー及び/又はポリエチレン
ワックスとを含有することを特徴とする口唇化粧料に関
し、更に詳しくは、塗布時に軽く、滑らかな使用性を有
し、均一で付着性に優れた化粧膜を唇上に形成し、唇を
際立たせるといった化粧効果及びその持続性に優れ、経
時安定性の良好な口唇化粧料に関するものである。
類、ペースト油、液体油及び着色顔料、光輝性顔料、体
質粉体等で構成され、それらの配合量を変えることによ
り、様々な官能や色調を具現化してきた。例えば、塗布
時の滑らかな使用感を演出するために、ペースト油、液
体油を多量に配合する方法、唇上で球が転がる特性を利
用し、球状粉体を配合する方法等がなされてきた。
ス、ロウ類の全配合量に対してペースト油、液体油の比
率が大きくなると、形成される化粧膜が柔らかくなり、
唇への付着性が低下し、化粧持続性に劣る場合があっ
た。また、高温条件下ではワックスが液体油を保持しき
れないため、離しょうや分離、発汗等の現象を生じ、経
時安定性が低下する場合もあった。更に、球状粉体を配
合すると、のび広がりが軽い使用感は得られるものの、
唇上に形成される化粧膜の平滑性が失われ、艶の無い、
マットな仕上がりになる傾向があり、また、唇の皺に粉
体が入り込み、化粧膜の均一性を欠くといった欠点を生
じる場合があった。このため、塗布時に軽く、滑らかな
使用性を有し、均一で付着性に優れた化粧膜を唇上に形
成し、唇を際立たせるといった化粧効果及びその持続性
に優れ、経時安定性の良好な口唇の開発が望まれてい
た。
発明者は、鋭意研究した結果、有機変性粘土鉱物とエチ
レン・プロピレンコポリマー及び/又はポリエチレンワ
ックスとを含有する口唇化粧料に、特定のアスペクト比
を有する板状粉体を含有させると、上記課題を解決する
口唇化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させ
た。
エチレンワックスを含有する口唇化粧料を提供するもの
である。また、成分(a)の含有量が0.1〜20重量
%、(b)の含有量が0.1〜30重量%、(c)の含
有量が0.1〜30重量%である前記口唇化粧料、更に
は、成分(b)の板状粉体が、合成金雲母及び/又はシ
リカである前記何れかの口唇化粧料を提供するものであ
る。
本発明に用いられる成分(a)有機変性粘土鉱物は、通
常化粧品で油ゲル化剤として使用されるものであり、本
発明の口唇化粧料において、塗布時の滑らかな使用感及
び経時安定性を向上させる成分である。具体的には、モ
ンモリロナイト、ラポナイト及びヘクトライト等の天然
又は合成のモンモリロナイト、ナトリウムシリシックマ
イカ、ナトリウム又はリチウムテニオライト等の合成雲
母等から選ばれる一種又は二種以上の水膨潤性粘土鉱物
に、第4級アンモニウム塩型に代表されるカチオン性活
性剤及び/又はノニオン性の高級有機極性化合物を化学
的に結合させたものが例示できる。このような有機変性
粘土鉱物は、市販品として、ベントン27、ベントン3
4、ベントン38(何れも、ナショナルヘッド社製)、
ルーセンタイトSAN、ルーセンタイトSTN、ルーセ
ンタイトSEN、ルーセンタイトSPN(何れも、コー
プケミカル社製)等が例示できる。また、これらは必要
に応じて一種又は二種以上を用いることができる。
含有量は、0.1〜20質量%(以下、単に「%」と略
す。)が好ましく、1〜10%が特に好ましい。この範
囲であれば、軽く、滑らかな使用性や化粧膜の均一性、
唇への付着性、化粧持続性等の点で満足のいくものが得
られる。
比が15〜200の板状粉体は、本発明の口唇化粧料に
おいて、唇を際だたせる化粧効果を演出し、化粧膜の均
一性を高める粉体であり、通常、化粧品に使用される粉
体より選択されるものである。具体的には、白雲母、金
雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、合成金雲母、絹雲
母、合成セリサイト、窒化ホウ素、シリカ、酸化チタン
被覆雲母、酸化チタン被覆合成雲母、酸化チタン被覆合
成金雲母、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カ
ルミン処理雲母チタン、更に、アルミニウム粉、金粉、
銀粉等の金属粉体等が挙げられ、これらを一種又は二種
以上用いることができる。尚、これら粉体は、フッ素系
化合物、シリコーン系化合物、金属石鹸、レシチン、水
素添加レシチン、コラーゲン、炭化水素、高級脂肪酸、
高級アルコール、エステル、ワックス、ロウ、界面活性
剤等の通常公知の粉体処理剤を通常公知の粉体処理方法
により、表面処理を施して用いることも可能である。
の平均粒径を平均厚さで除した値を指すものである。本
発明に用いられる成分(b)におけるアスペクト比が、
15未満の板状粉体は、唇上でののび広がりが悪くなり
好ましくない、一方、200を超えると、唇への付着性
が悪く、均一な化粧膜が形成されないため好ましくな
い。尚、本発明の成分(b)に用いられるアスペクト比
が15〜200の板状粉体の平均粒径は、化粧効果及び
使用性の観点より、10〜300μmが好ましく、20
〜150μmが特に好ましい。
合成金雲母及び又はシリカを選択すると、化粧膜の透明
性、艶感に優れ、配合される色材の発色を阻害しない等
の点が特に優れる口唇化粧料が得られる。
含有量は、0.1〜30%が好ましく、1〜15%が特
に好ましい。この範囲であれば、使用性、化粧膜の均一
性、化粧持続性等の点で満足のいくものが得られる。
プロピレンコポリマー及び/又はポリエチレンワックス
は、通常化粧料でワックスとして用いられるものであ
り、本発明の口唇化粧料においては、唇への付着性、化
粧持続性及び経時安定性を向上させる成分である。また
成分(c)の融点は、唇への付着性、化粧持続性及び経
時安定性を向上させる観点より、75〜120℃が好ま
しい。このような成分(c)は、市販品として、PER
FORMALENE500、PERFORMALENE
655、EP−700(何れも、Baker Petr
olite社製)等が例示できる。また、これらは必要
に応じて一種又は二種以上を用いることができる。
含有量は、0.1〜30%が好ましく、1〜15%が特
に好ましい。この範囲であれば、使用性や化粧膜の均一
性、化粧持続性、経時安定性等の点で満足のいくものが
得られる。
本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、成分
(a)及び成分(b)以外の粉体、成分(c)以外の油
剤、界面活性剤及び、ベンゾフェノン系、PABA系、
ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−
4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等
の紫外線吸収剤、グリセリン、タンパク質、ムコ多糖、
コラーゲン、エラスチン等の保湿剤、α−トコフェロー
ル、アスコルビン酸等の酸化防止剤、ビタミン類、消炎
剤、生薬等の美容成分、パラオキシ安息香酸エステル、
フェノキシエタノール等の防腐剤、トリメチルメトキシ
ケイ酸、アクリル変性シリコーン等の被膜形成剤、メチ
ルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキ
シビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリ
マー、キサンタンガム、カラギーナン、グアーガム、寒
天、ペクチン等の水溶性高分子、水、香料等を適宜配合
することができる。
(a)及び成分(b)以外の粉体は、着色、紫外線遮
断、メーキャップ効果、感触調整効果等を目的として用
いられるものであり、通常化粧用粉体として用いられて
いる粉体であれば、球状、針状等の形状、煙霧状、微粒
子、顔料級等の粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等
により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有
機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等が挙げられる。具
体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸
バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラッ
ク、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青等の有色無
機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合
成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオ
リン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケ
イ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジル
コニウム、酸化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニ
ウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カ
ルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト
等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被
覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲
母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビスマ
ス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリエチレン系樹脂、ポリ
アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、
セルロース系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−ア
クリル共重合樹脂等のコポリマー樹脂、ポリプロピレン
系樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の有機高分子
樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン等の有
機低分子性粉体、澱粉、シルク粉末、セルロース粉末等
の天然有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色2
05号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、
橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔
料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色
205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等
のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の
有機顔料粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒
子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタ
ン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪
素等の複合粉体等が挙げられ、これらを一種又は二種以
上を用いることができる。尚、これら粉体は、通常公知
の表面処理剤であるフッ素系化合物、シリコーン系化合
物、金属石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲ
ン、炭化水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステ
ル、ワックス、ロウ、界面活性剤等の一種又は二種以上
を用いて表面処理を施してあっても良い。本発明の口唇
化粧料における、これら粉体の含有量は、粉体の配合目
的等により異なるが、概ね0.1〜40%である。
(c)以外の油剤は、成形性の向上や、エモリエント感
の付与等を目的として用いられるものであり、通常化粧
料に用いられる油剤であれば特に限定されず、動物油、
植物油、合成油等の起源及び、固形油、半固形油、液体
油、揮発性油等の性状を問わず、炭化水素類、油脂類、
ロウ類、硬化油類、エステル油類、脂肪酸類、高級アル
コール類、シリコーン油類、ラノリン誘導体類等の油剤
が挙げられる。具体的には、流動パラフィン、α−オレ
フィンオリゴマー、スクワラン、ワセリン等の炭化水素
類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカ
デミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワ
ックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、
セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、
パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデ
シル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸
ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、
トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリット
エステル等のエステル類、N−ラウロイル−L−グルタ
ミン酸ジ(フィトステアリル・2−オクチルドデシ
ル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステ
リル・ベヘニル・オクチルドデシル)、N−ラウロイル
−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・オクチルドデシ
ル)等のアミノ酸系油剤、ステアリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステアリン酸、オレイ
ン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等の脂肪酸類、ス
テアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアル
コール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合
度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシ
クロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシ
アルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポ
リシロキサン共重合体、アルコキシ変性ポリシロキサ
ン、架橋型オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、
ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピ
ル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキスト
リン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂
肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸アルミニ
ウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が
挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができ
る。本発明の口唇化粧料における、これら油剤の配合量
は、概ね1〜99%である。
剤、化粧持続性向上等の目的で、界面活性剤を配合する
ことができる。ここで用いられる界面活性剤としては、
通常化粧料に用いられている界面活性剤であれば、何れ
でも良く、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性
剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げら
れる。具体的には、非イオン界面活性剤としては、例え
ば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリ
コール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びその
アルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂
肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソ
ルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール
付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキ
レングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪
酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレ
ンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコ
ール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリ
コーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられ、こ
れらを一種又は二種以上を用いることができる。アニオ
ン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリ
ン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼ
ン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスル
ホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン
化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N
−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−ア
シル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リン
ゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられ、これ
らを一種又は二種以上を用いることができる。カチオン
界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリ
アミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル
四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げ
られ、これらを一種又は二種以上を用いることができ
る。両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタイ
ンタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸
型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全
とされるものが使用できる。例えば、N−アルキル−
N,N−ジメチル−N−カルボキシルメチルアンモニウ
ムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカル
ボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアル
キレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−
N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウム
ベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−
カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン
等が挙げられ、これらを一種又は二種以上を用いること
ができる。本発明の口唇化粧料における、界面活性剤の
配合量は、界面活性剤の配合目的により異なるが、概ね
0.01〜10%である。
(c)及びその他の油剤を混合溶解し、次いで、成分
(a)及び成分(b)添加混合し、必要に応じてその他
の成分を添加し、均一分散する方法等の通常公知の製法
により調製されるものである。
する油中に、成分(a)及び成分(b)を分散させた、
いわゆる油性剤型の化粧料であることが好ましい。ま
た、その形態としては、スティック状、皿流し込みタイ
プの固型状、ゲル状、ペースト状、液状等が挙げられる
が、この中でも本発明の効果が発揮されやすい形態は、
スティック状、皿流し込みタイプの固型状等の固型状で
ある。更に、本発明の口唇化粧料は、口紅、リップグロ
ス、下地用のリップベース、口紅オーバーコート、リッ
プクリーム等に適用することができる。
が、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
ク状口紅 表1及び表2に示す組成のスティック状口紅を下記製法
により調製し、「軽く、滑らかな使用性」、「化粧膜の
均一性」、「唇への付着性」、「化粧持続性」、「経時
安定性」の各項目について以下に示す評価方法により評
価し、結果を併せて表1及び表2に示した。
る。 C.Bを再び加熱し、脱泡後、容器に充填して、スティ
ック状口紅を得た。
「化粧膜の均一性」、「唇への付着性」、「化粧持続
性」)20名の化粧品専門パネルに、上記の実施例及び
比較例のスティック状口紅を使用してもらい、各々に対
して、「軽く、滑らかな使用性」、「化粧膜の均一
性」、「唇への付着性」、「化粧持続性」の各評価項目
について、下記の評価基準に基づき7段階評価した。
尚、化粧持続性については、塗布6時間後における化粧
効果について評価してもらった。更に、その全パネルの
評点の平均点より、下記判定基準に従って判定した。
の評価については、上記の実施例及び比較例のスティッ
ク状口紅を室温と40℃で一ヶ月間保存し、その時の状
態を観察し室温保存品と比較して、下記3段階判定基準
により評価した。 判定基準: 室温品と比較した結果 :[判 定] 変化なし : ◎ 若干変化あり : △ 変化あり : ×
本発明のスティック状口紅は、軽く、滑らかな使用性、
化粧膜の均一性、唇への付着性に優れ、また化粧持続
性、経時安定性の全ての項目が優れたものが得られた。
一方、成分(c)を配合しない比較例1では、化粧膜の
均一性、化粧持続性、経時安定性に、成分(a)を配合し
ない比較例2では、軽く、滑らかな使用性、また成分
(b)の代わりにアスペクト比10の合成雲母を配合し
た比較例3では、化粧膜の均一性の項目において、球状
シリカを配合した比較例4では、化粧膜の均一性、唇へ
の付着性の点で満足のいく評価が得られなかった。
する。 C.Bを再び加熱し、脱泡後、容器に充填して、ゲル状
リップグロスを得た。 実施例6のゲル状リップグロスは、軽く、滑らかな使用
性、化粧膜の均一性、唇への付着性に優れ、良好な化粧
持続性、経時安定性を有するものであった。
する。 C.Bを再び加熱し、脱泡後、容器に充填して、スティ
ック状リップベースを得た。 実施例7のスティック状リップベースは、軽く、滑らか
な使用性、化粧膜の均一性、唇への付着性に優れ、良好
な化粧持続性、経時安定性を有するものであった。
する。 C.Bを再び加熱し、脱泡後、容器に充填して、ゲル状
口紅を得た。 実施例8のゲル状口紅は、軽く、滑らかな使用性、化粧
膜の均一性、唇への付着性に優れ、良好な化粧持続性、
経時安定性を有するものであった。
は、塗布時に軽く、滑らかな使用性を有し、均一で付着
性に優れた化粧膜を唇上に形成し、唇を際立たせるとい
った化粧効果及びその持続性に優れ、経時安定性である
という優れた品質を有するものであった。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の成分(a)〜(c); (a)有機変性粘土鉱物 (b)アスペクト比が15〜200である板状粉体 (c)エチレン・プロピレンコポリマー及び/又はポリ
エチレンワックスを含有することを特徴とする口唇化粧
料。 - 【請求項2】 成分(a)の含有量が0.1〜20重量
%、(b)の含有量が0.1〜30重量%、(c)の含
有量が0.1〜30重量%であることを特徴とする請求
項1記載の口唇化粧料。 - 【請求項3】 成分(b)の板状粉体が、合成金雲母及
び/又はシリカであることを特徴とする請求項1又は2
記載の口唇化粧料。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000317428A JP2002128640A (ja) | 2000-10-18 | 2000-10-18 | 口唇化粧料 |
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