JP2010047528A - 固形粉末化粧料及びその製造方法 - Google Patents

固形粉末化粧料及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010047528A
JP2010047528A JP2008213946A JP2008213946A JP2010047528A JP 2010047528 A JP2010047528 A JP 2010047528A JP 2008213946 A JP2008213946 A JP 2008213946A JP 2008213946 A JP2008213946 A JP 2008213946A JP 2010047528 A JP2010047528 A JP 2010047528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
mass
meth
slurry
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008213946A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5342195B2 (ja
Inventor
Fumiko Tada
文子 多田
Masaki Nemoto
正樹 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Key Trading Co Ltd filed Critical Key Trading Co Ltd
Priority to JP2008213946A priority Critical patent/JP5342195B2/ja
Publication of JP2010047528A publication Critical patent/JP2010047528A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5342195B2 publication Critical patent/JP5342195B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】滑らかなタッチで、瑞々しい質感を有し、フィット感等の官能特性に優れ、かつ耐衝撃性に優れ、安全性及び環境に配慮した湿式製法の固形粉末化粧料を提供する。
【解決手段】本発明は、下記成分(a)〜(d);(a)疎水化処理粉末 10〜95質量%、(b)ポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末 0.1〜20質量%、(c)多価アルコール 0.1〜15質量%、(d)HLB10以下の界面活性剤 0.01〜5質量%を含有し、上記(a)〜(d)及び水を含有するスラリー状組成物を容器に充填する工程(1)及び上記工程(1)に次いで行われる上記スラリー状組成物から水を除去する工程(2)を有する製造方法によって製造された固形粉末化粧料である。
【選択図】なし

Description

本発明は、湿式製法によって製造され、使用性に優れた固形粉末化粧料に関する。さらに詳しくは、滑らかなタッチで、瑞々しい質感を有し、フィット感等の官能特性に優れ、かつ耐衝撃性に優れ、安全性及び環境に配慮した湿式製法の固形粉末化粧料及びその製造方法に関する。
固形粉末化粧料は、携帯性、化粧方法の簡便性等の利点から、多くの顧客から支持を受けている。固形粉末化粧料は、一般的には、粉体と油剤を混合し、容器に充填後、加圧成型することにより製造されている(以下、このような製造方法を「乾式製法」と略す)。しかし、乾式製法によって製造された固形粉末化粧料は、ザラツキ感、乾燥感を感じる、粉っぽいとの不評も多くある。他方、乾式製法によって製造しつつ官能特性を差別化することは限界がある。
粉体及び油剤からなる化粧料基剤に揮発性溶媒を加え、混合してスラリー化して、該スラリーを容器に充填した後、上記揮発性溶媒を除去して製造する方法(以下、このような製造方法を「湿式製法」と記す)においては、粉体個々の粒子に油分が効率的に付着するので粉っぽさがなくなる、滑らかなタッチで、フィット感に優れたものが得られ易いとの可能性から、近年、盛んに開発が試みられている。非特許文献1では、湿式製法について詳述されている。また、特許文献1には、湿式製法において、特定のオルガノポリシロキサン球状粉体を特定量配合することにより、使用性を向上させるとの記述がある。
FRAGRANCE JOURNAL 2006‐6 34‐39 特許3434881号公報
化粧品市場をみると、湿式製法による固形粉末化粧料の占める割合は、必ずしも多くない。その理由はいくつか挙げられ、具体的には下記のようである。まず、湿式製法は、製造工程が多岐に亘るので、生産効率が悪くなり、コスト高になる。しかし、それを補って余りあるほどに官能特性を向上させることは困難である。更に、製造工程でバルク表面にクラックが生じやすく、出荷後の耐衝撃性においても懸案を残すものが多い。このため、固形粉末化粧料の品質を制御しにくくなる。加えて、非特許文献1及び特許文献1において、揮発性溶媒は油剤の溶解性が強い低分子量のアルコール、ヘキサン、イソパラフィン等が好適であると記載されている。これらは、いずれも引火点の低い有機溶剤であることから、防爆対策や作業員の吸入による安全対策が必須であり、環境問題から溶剤の回収も必要となる。
上記状況を踏まえ、滑らかなタッチで、瑞々しい質感を有し、フィット感等の官能特性に優れ、かつ耐衝撃性に優れ、安全性及び環境に配慮した湿式製法の固形粉末化粧料が望まれていた。
本発明は、下記成分(a)〜(d);
(a)疎水化処理粉末 10〜95質量%
(b)ポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末 0.1〜20質量%
(c)多価アルコール 0.1〜15質量%
(d)HLB10以下の界面活性剤 0.01〜5質量%
を含有し、上記(a)〜(d)及び水を含有するスラリー状組成物を容器に充填する工程(1)及び上記工程(1)に次いで行われる上記スラリー状組成物から水を除去する工程(2)を有する製造方法によって製造されたことを特徴とする固形粉末化粧料である。
上記成分(a)は、メチルポリシロキサン処理粉末及び/又はアシルグルタミン酸塩処理粉末であることが好ましい。上記成分(c)は、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソペンチルジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールからなる群から選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。
上記成分(d)は、モノイソステアリン酸ソルビタン、ジイソステアリン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ポリエーテル変性シリコーンからなる群から選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。
本発明は、(a)疎水化処理粉末 10〜95質量%
(b)ポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末 0.1〜20質量%
(c)多価アルコール 0.1〜15質量%(d)HLB10以下の界面活性剤 0.01〜5質量%
及び水を含有するスラリー状組成物を容器に充填する工程(1)及び上記工程(1)に次いで行われる上記スラリー状組成物から水を除去する工程(2)を有する固形粉末化粧料の製造方法でもある。
本発明によって、滑らかなタッチで、瑞々しい質感を有し、フィット感等の官能特性に優れ、かつ耐衝撃性に優れ、安全性及び環境に配慮した湿式製法の固形粉末化粧料が得られる。
以下、本発明を詳細に説明する。上述した特定の成分(a)〜(d)及び水を含有するスラリーは、水中での各成分の分散性が非常に良好である。このように優れた分散性を有するスラリーを使用して製造された化粧料は、優れた感触特性、化粧持続性、耐衝撃性に優れた性質を有するものとなるのである。すなわち、本発明はこのような知見に基づくものであり、上記特定の成分を含有するスラリーを使用した湿式製法によって優れた性能を有する化粧品が得られることを見出すことによって完成されたものである。
本発明における疎水化処理粉末(a)は、化粧料に用いられる粉末をシリコーン類、フッ素化合物、金属石鹸、油剤、アシルグルタミン酸塩等の物質にて、公知の方法で疎水化処理されたものであれば良い。このような疎水化処理粉末(a)は、数多くの種類のものが市販され、汎用されている。疎水化処理の主目的は、分散性向上、官能特性向上、湿潤性向上、粉塵性防止、表面活性抑制等にある。なかでも、メチルポリシロキサン処理及び/又はアシルグルタミン酸塩処理された粉末は、分散性向上及び滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感等の官能特性向上、化粧持続性向上のため、好適に用いられる。疎水化処理粉末の配合量は10〜95質量%(対固形粉末化粧料の全量)である。上記配合量の下限は20質量%であることがより好ましく、30質量%であることが更に好ましい。上記配合量の上限は90質量%であることがより好ましく、85質量%であることが更に好ましい。
上記疎水化処理粉末(a)の基材となる粉末としては、特に限定されず、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄等の無機着色顔料、雲母チタン、ベンガラ被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラスフレーク等の光輝性着色顔料、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト、二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機粒子等の化粧品において汎用される材料を使用することができる。
また、上述した疎水化処理粉末(a)に加えて、ポリエチレン末、ナイロン末、架橋ポリスチレン、セルロースパウダー等の有機粒子を併用するものであってもよい。有機粒子を併用すると、のび、すべり等の官能特性を調整することができる。有機粒子を併用する場合、添加量は固形粉末化粧料の全量に対して1〜30質量%であることが好ましい。
本発明におけるポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末(b)は、本発明においては柔軟性を有する樹脂粒子であり、主として滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感等の官能特性向上のために使用される。
上記柔軟性有機樹脂粉末(b)の形状は特に限定されないが、真球状であることが好ましい。粒径は特に限定されないが、1〜30μmが好適である。これらの柔軟性有機樹脂粉末は、公知の方法で疎水化処理されても、未処理で用いても良い。また、均一な樹脂組成からなるものであっても、コアシェル型の複合樹脂粒子であってもよい。
上記ポリウレタン粉末はポリウレタンからなる樹脂粉末である。樹脂粉末を構成するポリウレタン樹脂の組成は特に限定されず任意のものを使用することができる。なかでも、6〜7モルのヘキシルラクトンでエステル化したトリメチロールプロパンとヘキサメチレンジイソシアネートの反応で得られる架橋縮合重合体が好ましい。このようなポリウレタン粉末の市販品としては、PLASTIC POWDER D−400、PLASTIC POWDER D−400HP、PLASTIC POWDER D−800(東色ピグメント社)等を挙げることができる。
上記ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末は、アクリル酸アルキル(C1−C4)、メタクリル酸アルキル(C1−C4)、アクリル酸又はメタクリル酸から選択される1種又は2種以上のモノマー及び必要に応じて使用されるジビニル単量体を主体として構成される重合体をいう。なかでも、2種以上のモノマーで構成される共重合体が好ましい。上記ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末の市販品としては、ガンツパールGBM−55COS(ガンツ化成社)等がある。
上記エチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末は、エチレンとアクリル酸アルキル(C1−C4)、メタクリル酸アルキル(C1−C4)、アクリル酸又はメタクリル酸から選択される1種又は2種以上のモノマー及び必要に応じて使用されるジビニル単量体の共重合体をいう。上記エチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末の市販品としてはソフトビーズ(住友精化社)等がある。
なお、柔軟性有機樹脂粉末としては、架橋型オルガノポリシロキサン重合物が市販・汎用されているが、該粉末は凝集性が強いので分散が困難で、得られた固形粉末化粧料において耐衝撃性の劣化を招くことがある。また、上記架橋型オルガノポリシロキサン重合物の粉末は吸油量が高く、それに伴って膨潤する属性があるので、製造工程或いは経時で状態が変化してしまう等の理由によって、固形粉末化粧料の品質制御が困難になる。
上記柔軟性有機樹脂粉末(b)は、固形粉末化粧料の全量に対して0.1〜20質量%の割合で含まれる。0.1質量%未満であると、官能特性の向上が充分ではなく、20質量%を超えると、成型性が低下するという問題を生じる。上記下限は、0.5質量%であることがより好ましく、上記上限は10質量%であることがより好ましい。
上記多価アルコール(c)としては、化粧料分野において一般的に使用される公知のものを使用することができ、例えば、ジプロピレングリコール、1,3‐ブチレングリコール、イソペンチルジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、マルチトール、ラフィノース等を挙げることができる。これらは市販品として容易に入手することができる。上記多価アルコール(c)は、必要に応じて、1種又は2種以上を用いることができる。なかでも、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソペンチルジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールを使用すると、分散性向上及び滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感等の官能特性向上を特に良好に得ることができるため、好適に使用することができる。
上記多価アルコール(c)は、0.1〜15質量%(対固形粉末化粧料の全量)の割合で含まれる。0.1質量%未満であると、官能特性の向上が充分ではなく、15質量%を超えると、ベタツキが生じたり、パフへ取れにくくなるなど、官能特性が悪化する。上記下限は、0.5質量%であることがより好ましく、上記上限は5質量%であることがより好ましい。
本発明におけるHLB10以下の界面活性剤(d)は、グリフィン法に基づくHLB値が10以下であれば任意に選択できる。好ましくは、モノイソステアリン酸ソルビタン、ジイソステアリン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ポリエーテル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上を組み合わることが好ましい。HLB10を超える界面活性剤では、分散性向上及び滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感等の官能特性向上に資することができない。また、化粧持続性等の使用性が著しく悪くなる。
上記HLB10以下の界面活性剤(d)は、0.01〜5質量%(対固形粉末化粧料の全量)の割合で含まれる。0.01質量%未満であると、水を含有するスラリー状組成物を得る際に均一に分散することが困難となる。5質量%を超えると、ベタツキが生じたり、化粧持続性が低下する。上記下限は、0.5質量%であることがより好ましく、上記上限は3質量%であることがより好ましい。
本発明においては、上記成分に加えて化粧料において一般的に使用される油剤を併用するものであってもよい。このような油剤としては、油脂類、ロウ類、硬化油類、炭化水素類、エステル油類、脂肪酸類、高級アルコール類、シリコーン油類等を挙げることができる。上記油剤を使用する場合、20質量%以下(対固形粉末化粧料の全量)の割合で含まれることが好ましい。
本発明の固形粉末化粧料には、上記成分に加えて、化粧料において一般に用いられるその他の成分、例えば、薬効成分、着香剤、清涼剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、懸濁剤、安定化剤、湿潤剤、抗酸化剤、pH調整剤、粘度調整剤、着色剤、防腐剤等を配合するものであってもよい。
本発明の固形粉末化粧料は、上記(a)〜(d)及び水を含有するスラリー状組成物を調整し、これを容器に充填し次いで水を除去することによって得られたものである。本発明においては、製造工程において使用する揮発性溶媒として水を用いることから、溶媒の除去に特別な装置を用いる必要がない。また、水は化粧料基剤中の油剤成分と混和しないため、溶媒の除去により、成型品の表層と下層において油剤成分の濃度勾配を生じることがない。そのため、表層と下層における使用感が異ならず、また、ひび割れや収縮を起こさない点でも好ましい。
製造工程において化粧料基剤に加える水の割合は、化粧料基剤100質量部に対して20〜200質量部が好ましく、より好ましくは30〜150質量部である。水の添加量が30質量部未満であると、粉体が充分に水に濡れず、不均一となり成型性が悪くなることがある。水の添加量が200質量部を超えると、水を充分に揮散させるために要する時間が長くなり生産効率が低下する。
本発明の固形粉末化粧料を製造するに際して、水に加えて揮発性溶媒としてメチルアルコール、イソプロピルアルコール、アセトン、酢酸エチル、ヘキサン、フロン等の低沸点有機溶剤を用いることは、安全性及び環境問題の配慮から好ましいものではない。
上記製造方法は、より具体的には例えば、以下のようにして行うことができる。まず、上記(a)〜(d)を含有する化粧料原料を常法によって均一に混合して化粧料基剤を調製する。次いでこの化粧料基剤を水と混合してスラリー状組成物とする。次いで、このスラリー状組成物を容器に充填する(工程(1))。充填容器は金皿等の通常の固形粉末化粧料用容器を使用することができる。更にまた、充填時にスラリー状組成物の容器等への拡がりが悪い場合には、充填物がこぼれない程度に軽い振動を与えると均一に充填することができる。このようにして容器等に充填した後、上記スラリー状組成物から水を除去する(工程(2))。水の除去は常法、例えば、自然乾燥、加温乾燥、温風乾燥、真空吸引等によって行われる。これらの製造方法の詳細は特公昭57−60004号公報、特公昭61−54766号公報等に記載されている。
以上のような方法で得られる固形粉末化粧料は、メイクアップ化粧料として好適に使用することができ、より具体的には例えば、ファンデーション、白粉、頬紅、アイシャドウ、アイブロウ等として用いることができる。上述した化粧料の製造方法も本発明の一部である。
以下に、実施例を示して本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、配合量はすべて質量%を表す。
実施例に先立ち、本発明で用いた試験法、評価法を説明する。
(評価方法1:分散性)
化粧料基剤に精製水を加えて混合して得られたスラリー1.0gを、スライドガラスに1.5cm四方に拡げて塗布し、目視にてその表面状態を観察し、以下の4段階の判定基準に従って判定した。
(判定基準)
内容 :判定
粉体の固まりがなく、水ときめ細かく混ざり合っている:◎
粉体の固まりはないが、水と粗雑に混ざり合っている :○
粉体の固まりがやや残っている :△
粉体の固まりが残っている :×
(評価方法2,3:官能特性(滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感)及び化粧持続性)
化粧品評価専門パネル20名に実施例及び比較例の化粧料を使用してもらい、官能特性(滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感)及び化粧持続性について各自が以下の基準に従って5段階評価し、化粧料毎に評点を付し、さらに全パネルの評点の平均点を以下の4段階の判断基準に従って判定した。尚、化粧持続性については、化粧料塗布直後の状態と塗布後5時間(日常生活)の状態を比較し、評価した。
(評価基準)
評価結果 : 評点
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
(判定基準)
評点の平均点 : 判定
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満 : ○
1.5以上〜3.5未満 : △
1.5未満 : ×
(評価方法4:耐衝撃性)実施例及び比較例の化粧料をそれぞれ5個用意し、コンパクト内に収容した状態で、40cmの高さから塩ビ板上に正立方向で繰り返し5回自由落下させ、落下後の中味表面状態を目視にて以下の基準に従って4段階評価した。そして化粧料毎に評点を付し、さらにn=5の評点の平均点を以下の4段階の判定基準に従って判定した。
(評価基準)
内容 : 評点
変化なし : 4点
僅かにヒビ割れがあるが、使用性に問題なし: 3点
ヒビ割れ、スキマ有り : 2点
大きなヒビ割れやスキマ有り : 1点
(判定基準)
n=5の評点の平均点 : 判定
3.5以上 : ◎
3.0以上〜3.5未満 : ○
2.0以上〜3.0未満 : △
2.0未満 : ×
実施例1〜5及び比較例1〜7:パウダーファンデーション
表1に示す組成のパウダーファンデーションを下記の方法により調製した。
(パウダーファンデーションの製造方法;実施例1〜5及び比較例1〜5)
A.油剤成分19〜26を75℃に加熱溶解し、均一に分散する。
B.粉末成分1〜18をヘンシェルミキサーで均一に分散する。
C. Bをヘンシェルミキサーで攪拌しながら、Aを添加し、均一分散して化粧料基剤を得る。
D.Cの化粧料基剤100質量部に対して、成分27の精製水75質量部を添加し、均一混合して、スラリー状とする。
E.Dを金皿に充填し、表面に吸水シートを置き、多孔質吸引ヘッドを用いて吸引圧縮成型する。
F.Eを70℃の恒温槽に一晩放置し、精製水を完全に除去して、パウダーファンデーションを得た。
(パウダーファンデーションの製造方法;比較例6)
A〜Cは上記実施例1〜5及び比較例1〜5と同様の方法で行った。
D.Cの化粧料基材100質量部に対して成分28のイソプロピルアルコール50質量部を添加し、均一混合してスラリー状とする。
E.Dを金皿に充填し、表面に溶剤吸収シートを置き、多孔質吸引ヘッドを用いて吸引圧縮成型する。
F.Eを70℃の恒温槽に一晩放置し、イソプロピルアルコールを完全に除去して、パウダーファンデーションを得た。
(パウダーファンデーションの製造方法;比較例7)
A〜Cは上記実施例1〜5及び比較例1〜5と同様の方法で行った。
D.Cを金皿に充填し、圧縮成型してパウダーファンデーションを得た。
表1から明らかなように、本発明のパウダーファンデーションは、分散性、官能特性(滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感)、耐衝撃性において非常に良好であった。
実施例6:白粉
(1) アシルグルタミン酸塩3.0%処理タルク(*11) 60.0
(2) アシルグルタミン酸塩3.0%処理セリサイト(*12) 残量
(3) アシルグルタミン酸塩3.0%処理酸化チタン(*13) 3.0
(4) アシルグルタミン酸塩3.5%処理ベンガラ 0.1
(5) アシルグルタミン酸塩3.5%処理黄酸化鉄 0.2
(6) アシルグルタミン酸塩3.5%処理黒酸化鉄 0.05
(7) アシルグルタミン酸塩3.5%処理群青 0.05
(8) ミリスチン酸亜鉛(*14) 5.0
(9) ポリ(メタ)アクリル酸エステル(*6) 1.0
(10) ジプロピレングリコール 1.0
(11) トリイソステアリン酸ポリグリセリル‐2(*8) 0.3
(12) ミネラルオイル 2.0
(13) 精製水 100重量部
*11 NAI‐タルクJA‐46R(三好化成社)
*12 NAI‐セリサイトFSE(三好化成社)
*13 NAI-チタンCR‐50(70%)(三好化成社)
*14 パウダーベースM(日本油脂社)
(製法)実施例1と同様の方法で固形白粉を得た。
実施例7:頬紅
(1) メチルポリシロキサン2.0%処理タルク(*1) 60.0
(2) メチルポリシロキサン2.0%処理マイカ(*15) 残量
(3) メチルポリシロキサン2.0%処理酸化チタン(*3) 1.0
(4) メチルポリシロキサン2.0%処理ベンガラ 3.0
(5) メチルポリシロキサン2.0%処理赤色226 0.5
(6) メチルポリシロキサン2.0%処理黄酸化鉄 3.0
(7) メチルポリシロキサン2.0%処理黒酸化鉄 0.3
(8) メチルポリシロキサン2.0%処理雲母チタン(*16) 4.0
(9) 窒化ホウ素 1.0
(10) ポリウレタン(*17) 2.0
(11) 1,2‐ペンタンジオール 1.0
(12) ポリエーテル変性シリコーン(*18) 0.5
(13) ワセリン 0.5
(14) ミネラルオイル 2.0
(15) 精製水 120重量部
*15 SA‐合成マイカ9WB(三好化成社)
*16 SA‐ティミロンMP‐115(三好化成社)
*17 PLASTIC POWDER D-400(東色ピグメント社)
*18 KF‐6015(HLB 4.5)(信越化学工業社)
(製法)実施例1と同様の方法で頬紅を得た。
実施例8:アイシャドウ
(1) メチルポリシロキサン2.0%処理タルク(*1) 40.0
(2) メチルポリシロキサン2.0%処理マイカ(*15) 残量
(3) メチルポリシロキサン2.0%処理ベンガラ 0.8
(4) メチルポリシロキサン2.0%処理赤色226 0.2
(5) メチルポリシロキサン2.0%処理黄酸化鉄 3.0
(6) メチルポリシロキサン2.0%処理黒酸化鉄 4.0
(7) メチルポリシロキサン2.0%処理ベンガラ被覆雲母チタン(*19)
20.0
(8) メチルポリシロキサン2.0%処理雲母チタン(*20) 8.0
(9) 球状シリカ 5.0
(10) ポリ(メタ)アクリル酸エステル(*6) 2.0
(11) ジプロピレングリコール 2.0
(12) ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2(*21) 0.5
(13) ワセリン 1.0
(14) ミネラルオイル 2.0
(15) 精製水 150重量部
*19 SA‐クロイゾネゴールド(三好化成社)
*20 SA‐ティミロン スーパーグリーン(三好化成社)
*21 DISG-2(HLB 4)(日本エマルジョン社)
(製法)
A〜C 実施例1と同様の方法で化粧料基剤を得る。
D.Cの化粧料基剤100重量部に対して、成分(15)の精製水200重量部を添加し、均一混合して、スラリー状とする。
E.底面に充填孔を有する樹脂皿の開口部を吸水シートを介在して多孔質吸引ヘッドで閉ざし、前記充填孔よりバックインジェックションマシンを用いて加圧充填して成型する。
F.Eを70℃の恒温槽に一晩放置し、精製水を完全に除去して、アイシャドウを得た。
実施例9:アイブロウ
(1) メチルポリシロキサン2.0%処理タルク(*1) 残量
(2) メチルポリシロキサン2.0%処理ベンガラ 6.0
(3) メチルポリシロキサン2.0%処理黄酸化鉄 4.0
(4) メチルポリシロキサン2.0%処理黒酸化鉄 15.0
(5) メチルポリシロキサン2.0%処理群青 3.0
(6) メチルポリシロキサン2.0%処理酸化チタン(*3) 10.0
(7) ポリ(メタ)アクリル酸エステル(*6) 2.0
(8) ジプロピレングリコール 1.0
(9) モノイソステアリン酸ソルビタン(*9) 0.3
(10) ミネラルオイル 8.0
(11) 精製水 120重量部
(製法)実施例1と同様の方法でアイブロウを得た。
実施例6〜9の化粧料は、スラリーの分散性に優れ、また、滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感等の官能特性に優れ、かつ良好な耐衝撃性を有する化粧料であった。
以上説明したように、本発明によれば、滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感等の官能特性に優れ、かつ良好な耐衝撃性を有したパウダーファンデーション、白粉、頬紅、アイシャドウ、アイブロウ等の化粧料を得ることができる。

Claims (5)

  1. 下記成分(a)〜(d);
    (a)疎水化処理粉末 10〜95質量%
    (b)ポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末 0.1〜20質量%
    (c)多価アルコール 0.1〜15質量%
    (d)HLB10以下の界面活性剤 0.01〜5質量%
    を含有し、
    前記(a)〜(d)及び水を含有するスラリー状組成物を容器に充填する工程(1)及び
    前記工程(1)に次いで行われる前記スラリー状組成物から水を除去する工程(2)を有する製造方法によって製造されたことを特徴とする固形粉末化粧料。
  2. 前記成分(a)は、メチルポリシロキサン処理粉末及び/又はアシルグルタミン酸塩処理粉末である請求項1記載の固形粉末化粧料。
  3. 前記成分(c)は、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、イソペンチルジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオールからなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項1又は2記載の固形粉末化粧料。
  4. 前記成分(d)は、モノイソステアリン酸ソルビタン、ジイソステアリン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ポリエーテル変性シリコーンからなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項1,2又は3記載の固形粉末化粧料。
  5. (a)疎水化処理粉末 10〜95質量%
    (b)ポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末 0.1〜20質量%
    (c)多価アルコール 0.1〜15質量%
    (d)HLB10以下の界面活性剤 0.01〜5質量%
    及び水を含有するスラリー状組成物を容器に充填する工程(1)及び前記工程(1)に次いで行われる前記スラリー状組成物から水を除去する工程(2)を有する固形粉末化粧料の製造方法。
JP2008213946A 2008-08-22 2008-08-22 固形粉末化粧料及びその製造方法 Active JP5342195B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008213946A JP5342195B2 (ja) 2008-08-22 2008-08-22 固形粉末化粧料及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008213946A JP5342195B2 (ja) 2008-08-22 2008-08-22 固形粉末化粧料及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010047528A true JP2010047528A (ja) 2010-03-04
JP5342195B2 JP5342195B2 (ja) 2013-11-13

Family

ID=42064935

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008213946A Active JP5342195B2 (ja) 2008-08-22 2008-08-22 固形粉末化粧料及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5342195B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012020982A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Pola Chemical Industries Inc プレス状粉体化粧料
WO2014104348A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 花王株式会社 固形粉末化粧料
JP2015137246A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 日本メナード化粧品株式会社 固形粉末化粧料
JP2016147821A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 紀伊産業株式会社 固形化粧料
JP2019172583A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 株式会社ファンケル ジェル状化粧料

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02157208A (ja) * 1988-12-08 1990-06-18 Kao Corp 固型粉体化粧料
JPH07196433A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Kose Corp メークアップ化粧料及びその製造方法
JPH1095711A (ja) * 1996-06-05 1998-04-14 Us Cosmetics Corp 化粧品用スラリー組成物及びその使用方法
JP2003321318A (ja) * 2002-05-09 2003-11-11 Tokiwa Corp 非水系基剤
JP2005272439A (ja) * 2004-02-23 2005-10-06 Kose Corp 固形粉末化粧料
JP2007210895A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Shiseido Co Ltd 粉末化粧料およびその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02157208A (ja) * 1988-12-08 1990-06-18 Kao Corp 固型粉体化粧料
JPH07196433A (ja) * 1993-12-28 1995-08-01 Kose Corp メークアップ化粧料及びその製造方法
JPH1095711A (ja) * 1996-06-05 1998-04-14 Us Cosmetics Corp 化粧品用スラリー組成物及びその使用方法
JP2003321318A (ja) * 2002-05-09 2003-11-11 Tokiwa Corp 非水系基剤
JP2005272439A (ja) * 2004-02-23 2005-10-06 Kose Corp 固形粉末化粧料
JP2007210895A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Shiseido Co Ltd 粉末化粧料およびその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012020982A (ja) * 2010-07-16 2012-02-02 Pola Chemical Industries Inc プレス状粉体化粧料
WO2014104348A1 (ja) * 2012-12-28 2014-07-03 花王株式会社 固形粉末化粧料
JP2014141483A (ja) * 2012-12-28 2014-08-07 Kao Corp 固形粉末化粧料
CN104902868A (zh) * 2012-12-28 2015-09-09 花王株式会社 固体粉末化妆品
JP2015137246A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 日本メナード化粧品株式会社 固形粉末化粧料
JP2016147821A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 紀伊産業株式会社 固形化粧料
JP2019172583A (ja) * 2018-03-27 2019-10-10 株式会社ファンケル ジェル状化粧料
JP7027214B2 (ja) 2018-03-27 2022-03-01 株式会社ファンケル ジェル状化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP5342195B2 (ja) 2013-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5432656B2 (ja) 固形粉末化粧料及びその製造方法
JP5236380B2 (ja) 固形粉末化粧料及びその製造方法
KR102033449B1 (ko) 파우더를 포함하는 화장료 조성물 및 그 제조방법
CN102143735B (zh) 粉体化妆料
KR102011508B1 (ko) 분말을 함유하는 화장 케어 또는 메이크업 조성물과 이들의 제조 방법
JP5588658B2 (ja) 固形粉末化粧料の製造方法
TW201804982A (zh) 具有改善敷塗特性以及成形性的壓粉化妝品組成物
JP7007099B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP5342195B2 (ja) 固形粉末化粧料及びその製造方法
CN109071824A (zh) 弹性体
JP6022282B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP6026237B2 (ja) 固形粉末化粧料
CN107427443A (zh) 固态粉末化妆用品
TWI247612B (en) Powdered composition
KR20200120672A (ko) 고형 분말 화장료
WO2019138793A1 (ja) 固形粉末化粧料及び固形粉末化粧料の製造方法
JP2010168332A (ja) 固形粉末化粧料
JP2008214267A (ja) 粉末化粧料の製造方法
JP2015189685A (ja) 固形粉末化粧料
JP6955757B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP5122756B2 (ja) 油性化粧料
JP2013209308A (ja) 化粧料
JP2009242282A (ja) 固形粉末化粧料
JP6652241B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP5519114B2 (ja) 固形粉末化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130326

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130625

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130806

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130809

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5342195

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150