JP2010168332A - 固形粉末化粧料 - Google Patents

固形粉末化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2010168332A
JP2010168332A JP2009014371A JP2009014371A JP2010168332A JP 2010168332 A JP2010168332 A JP 2010168332A JP 2009014371 A JP2009014371 A JP 2009014371A JP 2009014371 A JP2009014371 A JP 2009014371A JP 2010168332 A JP2010168332 A JP 2010168332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
water
meth
silicone
cosmetics
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009014371A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Nemoto
正樹 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Key Trading Co Ltd
Original Assignee
Key Trading Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Key Trading Co Ltd filed Critical Key Trading Co Ltd
Priority to JP2009014371A priority Critical patent/JP2010168332A/ja
Publication of JP2010168332A publication Critical patent/JP2010168332A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】撥水撥油性、水との混和性、化粧持続性、使用感、耐衝撃性等のすべての性能においてバランスのとれた、優れた固形粉末化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(a)〜(c)
(a)ポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末 1.0〜15.0重量%
(b)シリコーン変性アクリルポリマー 0.1〜5.0重量%
(c)非イオン性界面活性剤 0.01〜2重量%
を含有する固形粉末化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、粉体と油剤を含有し、圧縮成型して得られる固形粉末化粧料に関するもので、使用時(パウダー/水使用)にスポンジやパフ等の小道具への取れ具合が良好で、のび、広がりに優れ、さらに化粧持続性、耐衝撃性にも優れた両用使用(パウダー/水使用)することができる固形粉末化粧料に関するものである。
固形粉末化粧料には、コンパクトケースに収納され使用されるパウダーファンデーション等に代表される化粧料剤型が挙げられるが、近年、必要に応じ固形粉末化粧料表面を直接スポンジやパフ等の小道具で塗擦して使用する方法(パウダー使用)と、小道具に水を含ませてから使用する方法(水使用)を兼ね備えた両用使用タイプのものが数多く上市されている。これら両用使用タイプの固形粉末化粧料は、パウダー使用時、水使用時どちらの場合でも、スポンジやパフ等の小道具への取れ具合や肌上での伸び具合等の使用感および化粧持続性が満足できるものでなければならない。
また、これらは携帯性の良さから、ハンドバック等に入れて持ち歩かれる。その際、衝撃が加わるため、その衝撃に耐えうるものでなければならない。
上記両用使用タイプの固形粉末化粧料には、通常、水使用時の化粧料の混和性を良くするため、界面活性剤や多価アルコール等の親水成分が配合されている。しかし、このような固形粉末化粧料は耐水性が低下するため、多価アルコール、界面活性剤に加えフッ素系油剤を配合する技術(特許文献1)が提案されている。
しかしながら、上記方法では撥水撥油性は高まるものの、経時で皮膚から分泌される皮脂や汗に化粧膜が浮いてしまい、外見上、よれ等、化粧膜が不均一に見えるという問題があった。また水との混和性、化粧持続性のほか、使用感、耐衝撃性すべてを満足するものがなかった。
特許第321687号
本発明は上記に鑑み、撥水撥油性、水との混和性、化粧持続性、使用感、耐衝撃性等のすべての性能においてバランスがとれており、特にパウダー/水使用の両用使用に適する、優れた固形粉末化粧料を提供することを目的とするものである。
本発明は、次の成分(a)〜(b)
(a)ポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末 1.0〜15重量%
(b)シリコーン変性アクリルポリマー 0.1〜5.0重量%
(c)非イオン性界面活性剤 0.01〜2重量%
を含有することを特徴とする固形粉末化粧料である。
上記成分(b)は、融点20〜60℃の固形油であることが好ましい。
上記成分(c)は、 HLB10以下の非イオン性界面活性剤であることが好ましい。
本発明の固形粉末化粧料は、撥水撥油性、水との混和性、化粧持続性、使用感、耐衝撃性等のすべての性能においてバランスのとれた優れた性能を有し、特に両用使用(パウダー/水使用)に適したものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は、使用感を向上するポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末と、密着性が高く、耐水耐油性に優れた特定のシリコーン変性アクリルポリマーを特定量含有するものである。これによって、スポンジやパフ等の小道具への取れ具合が良好で、のび、広がりに優れ、化粧持続性、耐衝撃性にも優れた固形粉末化粧料を提供するものである。更に、非イオン性界面活性剤を特定量配合することにより、スポンジ、パフ等の小道具へ水を含ませて使用する水使用の際は、化粧料と水の混和性が良好となり、使用性が向上する。
本発明における成分(a)はポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末である。上記成分(a)は、化粧品分野において汎用されている柔軟性樹脂粉末であるシリコーン系ゴム状粉末に比べて吸油量は抑えられ、品質上安定的なものが得られている点で好ましいものである。更に、いずれも市販されている材料を使用することができる。
本発明におけるポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末(b)は、本発明においては柔軟性を有する樹脂粒子であり、主として滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感等の官能特性向上のために使用される。
上記柔軟性有機樹脂粉末(a)の形状は特に限定されないが、真球状であることが好ましい。粒径は特に限定されないが、1〜30μmが好適である。これらの柔軟性有機樹脂粉末は、公知の方法で疎水化処理されても、未処理で用いてもよい。また、均一な樹脂組成からなるものであっても、コアシェル型の複合樹脂粒子であってもよい。
上記ポリウレタン粉末はポリウレタンからなる樹脂粉末である。樹脂粉末を構成するポリウレタン樹脂の組成は特に限定されず任意のものを使用することができる。なかでも、6〜7モルのヘキシルラクトンでエステル化したトリメチロールプロパンとヘキサメチレンジイソシアネートの反応で得られる架橋縮合重合体が好ましい。このようなポリウレタン粉末の市販品としては、PLASTIC POWDER D−400、PLASTIC POWDER D−400HP、PLASTIC POWDER D−800(東色ピグメント社)等を挙げることができる。
上記ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末は、アクリル酸アルキル(C1−C4)、メタクリル酸アルキル(C1−C4)、アクリル酸又はメタクリル酸から選択される1種又は2種以上のモノマー及び必要に応じて使用されるジビニル単量体を主体として構成される重合体をいう。なかでも、2種以上のモノマーで構成される共重合体が好ましい。上記ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末の市販品としては、マツモトマイクロスフェアS-100、マツモトマイクロスフェアS-102(ガンツ化成社)等がある。
上記エチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末は、エチレンとアクリル酸アルキル(C1−C4)、メタクリル酸アルキル(C1−C4)、アクリル酸又はメタクリル酸から選択される1種又は2種以上のモノマー及び必要に応じて使用されるジビニル単量体の共重合体をいう。上記エチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末の市販品としてはソフトビーズ(住友精化社)等がある。
上記柔軟性有機樹脂粉末(a)としてより好ましくは、ポリ(メタ)アクリル酸エステルで、コア部の主成分がアクリル酸ブチル、シェル部の主成分がメタクリル酸メチルの2層構造からなる柔軟性有機樹脂粉末が、分散性向上及び滑らかなタッチ、伸び広がりの良さ等の官能特性向上において優れた性能を有している。このようなコアシェル構造の柔軟性樹脂粉末の市販のものとしては、ガンツパールGBM-55COS(ガンツ化成社)等を挙げることができる。
なお、柔軟性有機樹脂粉末としては、架橋型オルガノポリシロキサン重合物が市販・汎用されているが、該粉末は凝集性が強いので分散が困難で、得られた固形粉末化粧料において耐衝撃性の劣化を招くことがある。また、上記架橋型オルガノポリシロキサン重合物の粉末は吸油量が高く、それに伴って膨潤する属性があるので、製造工程或いは経時で状態が変化してしまう等の理由によって、固形粉末化粧料の品質制御が困難になる。
上記柔軟性有機樹脂粉末(a)は、固形粉末化粧料の全量に対して0.1〜15質量%?の割合で含まれる。0.1質量%未満であると、官能特性の向上が充分ではなく、15質量%を超えると、成型性が低下するという問題を生じる。上記下限は、0.5質量%であることがより好ましく、上記上限は10質量%であることがより好ましい。
上記シリコーン変性アクリルポリマー(b)は、シリコーンとアクリルの共重合物である。上記成分シリコーン変性アクリルポリマー(b)を添加する目的は、耐水耐油性の向上と、肌上での化粧料塗布膜の密着性を高めることにより、化粧持続性を向上させることである。
従来、化粧料の原料として用いられるアクリル系の原料は、優れた皮膜形成性を有し、密着性に優れ、色移りを防止し化粧持続性を向上させる効果があるが、反面、皮膜が固くなったり、ベタつきを生じたりという問題があった。上記シリコーン変性アクリルポリマー(b)を使用すると、アクリルの欠点を補うためシリコーンの特性を付加することで耐水・耐油性、透湿性に加え、感触の良さも改善され、これを使用し、かつ、上記(a)(c)といった他の必須成分とともに含有させることで、使用性の良い化粧持続性に優れた化粧料を実現することができるものである。
上記成分(b)は、融点が20〜60℃の固形油であることが好ましい。上記成分(b)の市販のものとしてはKP−561P、KP−562P(信越化学工業社)等が挙げられる。上記成分(b)は、成分(b)以外の油剤と併用して化粧料に含有することが好ましい。(b)以外の油剤と併用して含有することにより、のび、広がりのよさ等の良好な使用感を維持したまま、耐油性を向上し、色移り防止、化粧持続性を効果的に上げる点で好ましい。
上記成分(b)の含有量は化粧料の全成分中0.1〜5重量%であり、0.5〜3.0重量%がより好ましい。上記成分(b)の配合量が0.1%を下回ると耐衝撃性が低下するという点で好ましくない。上記成分(b)の配合量が5%を超えると、化粧料をスポンジやマット等の小道具で塗擦する際にとれが極めて悪くなり、のび、広がり等の使用感も悪化するという点で好ましくない。
なお、上述した成分(b)と併用して含有することができる(b)以外の油剤としては、化粧料において汎用される油剤であれば特に限定されず、植物性、動物性、鉱物性等の液状油、ワックス、ペースト状油等の任意のものを1種又は2種以上で使用することができる。上記(b)以外の油剤の含有量は化粧料中の全成分中1.0〜15.0重量%が好ましい。
本発明における非イオン性界面活性剤(c)は、特に限定されるものではないが、グリフィン法に基づくHLB値が10以下であることが好ましい。HLBが10を超える非イオン性界面活性剤を使用することによって、分散性向上及び滑らかなタッチ、瑞々しい質感、フィット感等の官能特性向上を得ることができ、化粧持続性等の使用性においてもより優れた性能が得られる。HLB値が10以下である非イオン性界面活性剤としては特に限定されず、例えば、モノイソステアリン酸ソルビタン、ジイソステアリン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ポリエーテル変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上を組み合わせて、油剤と混和させて用いることができ、水使用時の使用性が向上する。
上記非イオン性界面活性剤(c)は、固形粉末化粧料の全量に対して0.01〜2重量%の割合で含まれるものである。化粧料中2.0重量%を超えると化粧持続性が極端に低下する。0.01重量%未満であると、水使用時の水との混和性が悪くなり使用性が低下するため、好ましくない。
本発明の固形粉末化粧料には、上記成分の他に、使用目的に応じ任意の成分を適宜配合することができる。かかる成分としては、一般に化粧料に用いられる粉末、またこれを疎水化処理したもの(シリコーン類、フッ素化合物、金属石鹸、油剤、アシルグルタミン酸塩等の物質にて、公知の方法で疎水化処理されたもの)、油剤、薬効成分、着香剤、清涼剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、懸濁剤、安定化剤、湿潤剤、抗酸化剤、pH調整剤、粘度調整剤、着色剤、防腐剤等を配合することができる。
本発明においては更に、粉末を含有することが好ましい。粉末としては、化粧料分野において広く使用される任意の粉末を使用することができ、疎水化処理を行ったものも使用することができる。
上記粉末としては、特に限定されず、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄等の無機着色顔料、雲母チタン、ベンガラ被覆雲母チタン、酸化チタン被覆ガラスフレーク等の光輝性着色顔料、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト、二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機粒子等の化粧品において汎用される材料を使用することができる。
上記粉末において、疎水化処理を行う場合の疎水化処理方法としては、シリコーン類、フッ素化合物、金属石鹸、油剤、アシルグルタミン酸塩等の物質等を使用した、公知の方法による疎水化処理を挙げることができる。上記疎水化処理粉末は数多く市販され、汎用されている。疎水化処理の主目的は、分散性向上、官能特性向上、湿潤性向上、粉塵性防止、表面活性抑制等にある。なかでもフッ素化合物処理は撥水・撥油性に特に優れ、汗、皮脂による化粧崩れを防止するのに最適である。フッ素化合物処理は、フッ素を表面に有することができる処理であれば特に限定されず、化粧品分野で公知の各種方法による処理を適用することができる。例えば、フッ素樹脂、フッ化シランによる表面処理等を挙げることができる。また、異なる処理方法で疎水化処理した粉体を組合わせて使用してもよい。例えば、フッ素化合物処理粉末は、撥水・撥油性に優れる反面、付着力が弱いことから、金属石鹸処理粉末と併用することでその欠点が補えるという点で好ましい効果が得られる。
上記粉末としては、上述したもののうち、2種以上を併用して使用するものであってもよい。更に疎水化処理を行っていない粉末を上記疎水化処理粉末と併用して使用するものであってもよい。
上記粉末を配合する場合、その含有量は、粉末固形化粧料の全成分中10〜95重量%が好ましく、20〜70重量%がより好ましい。10重量%を下回ると、化粧持続性が低下するという点で好ましくなく、95重量%を超えると、成形性が悪くなるという点で好ましくない。
以下に、実施例を示して本発明を更に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、配合量はすべて重量%を表す。
実施例に先立ち、本発明で用いた試験法、評価法を説明する。
(評価方法1〜4及び6:とれ、のび、フィット感 、化粧持続性、水との混和性)
化粧品評価専門パネル20名に実施例及び比較例の化粧料を使用してもらい、とれ、のび、フィット感、及び化粧持続性について各自が以下の基準に従って5段階評価し、化粧料毎に評点を付し、更に全パネルの評点の平均点を以下の4段階の判断基準に従って判定した。
化粧持続性については、化粧料塗布直後の状態と塗布後5時間(日常生活)の状態を比較し、評価した。
水との混和性は水使用(パフに水を含ませて使用する)時のパフへの取れ具合、塗布したときの均一性について評価した。
(評価基準)
評価結果 : 評点
非常に良好 : 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
(判定基準)
評点の平均点 : 判定
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満 : ○
1.5以上〜3.5未満 : △
1.5未満 : ×
(評価方法5:耐衝撃性)
実施例及び比較例の化粧料をそれぞれ10個用意し、コンパクト内に収容した状態で、40cmの高さから塩ビ板上に水平落下させ、落下後の中味表面状態を目視にて以下の基準に従って5段階評価した。そして化粧料毎に評点を付し、更にn=10の評点の平均点を以下の4段階の判定基準に従って判定した。
(評価基準)
破損がおきた回数
10回以上: 3点
5回〜9回: 2点
5回未満: 1点
(判定基準)
n=10の評点の平均点: 判定
2.8以上 : ◎
2.5〜2.8未満 : ○
2.0〜2.5未満 : △
2.0未満 : ×
実施例1〜4、及び比較例1〜4:パウダーファンデーション
表1に示す組成のパウダーファンデーションを下記の方法により調製した。
(製法)
A.油剤成分12〜17を75℃に加熱溶解し、均一に分散する。
B.粉末成分1〜11をヘンシェルミキサーで均一に分散する。
C. Bをヘンシェルミキサーで攪拌しながら、Aを添加し、均一分散して化粧料基剤を得る。
D.Cを金皿に充填し、圧縮成型し、パウダーファンデーションを得た。
表1から明らかなように、本発明のパウダーファンデーションはパフに良好にとれ、伸び、フィット感等の官能特性に優れ、耐衝撃性、化粧持続性も満足する結果が得られた。
また、水使用時に於いての官能特性、化粧持続性及び水との混和性も良好であり、両用(パウダー/水使用)使用としても満足のいくものである。
実施例5:白粉
(1)シリコーン処理タルク 65.0
(2)シリコーン処理セリサイト 残量
(3)シリコーン処理酸化チタン 3.0
(4)シリコーン酸化鉄 0.5
(5)ミリスチン酸亜鉛 5.0
(6)ポリ(メタ)アクリル酸エステル 注1 1.0
(7)シリコーン変性アクリルポリマー 注3 0.5
(8)ジメチコン 1.5
(9)イソノナン酸イソトリデシル 1.0
(10)プロピレングリコール 1.5
(11)モノイソステアリン酸ポリグリセリル 注4 0.1
(製法)実施例1と同様の方法で固形白粉を得た。
実施例6:頬紅
(1)フッ素処理タルク 40.0
(2)フッ素処理マイカ 残量
(3)金属石鹸処理酸化チタン 1.0
(4)酸化鉄 5.7
(5)赤色226 0.5
(6)雲母チタン 1.0
(7)ポリウレタン 注5 1.0
(8)シリコーン変性アクリルポリマー 注6 1.0
(9)ジメチコン 2.0
(10)流動パラフィン 2.0
(11)1,2‐ペンタンジオール 1.0
(12) PEG-10ジメチコン 注7 0.5
注5 PLASTIC POWDER D-400(東色ピグメント社)
注6 KP-562P(信越化学工業社;融点45〜55 ℃)
注7 KF-6017(信越化学工業;HLB4.5 )
(製法)実施例1と同様の方法で頬紅を得た。
実施例7:アイシャドウ
(1)金属石鹸処理タルク 40.0
(2)金属石鹸処理マイカ 残量
(3)シリコーン処理酸化鉄 7.8
(4)シリコーン処理赤色226 0.2
(5)雲母チタン 20.0
(6)球状シリカ 5.0
(7)ポリ(メタ)アクリル酸エステル注1 2.0
(8)シリコーン変性アクリルポリマー注6 0.5
(9)ジメチコン 4.0
(10)ワセリン 1.0
(11)流動パラフィン 2.0
(12)ジイソステアリン酸ポリグリセリル 注8 0.5
(13)PEG-10ジメチコン注9 0.5
注8 NIKOL Decaglyn2-ISV(日光ケミカルズ;HLB10)
注9 KF-6017 (信越化学工業;HLB4.5)
(製法) 実施例1と同様の方法で化粧料基剤を得た。
実施例8:アイブロウ
(1)シリコーン処理タルク(*1) 残量
(2)シリコーン処理酸化鉄 28.0
(3)シリコーン処理酸化チタン 5.0
(4)ポリ(メタ)アクリル酸エステル 注1 3.0
(5)シリコーン変性アクリルポリマー 注3 1.0
(6)ジプロピレングリコール 1.0
(7)モノイソステアリン酸ソルビタン 注10 0.5
(8)トリポリヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル 注11 0.5
(9) ジメチコン 3.0
(10) 流動パラフィン 5.0
注10 NIKOL SI-10RV (日光ケミカルズ;HLB5.0 )
注11 サラコスWO-6(日清オイリオ社;HLB2.3 )
(製法)実施例1と同様の方法でアイブロウを得た。
実施例5〜8の化粧料は、パフ、ブラシ、チップ等の小道具に良好にとれ、伸び、フィット感等の官能特性に優れ、耐衝撃性、化粧持続性も満足する結果が得られた。また、水使用時に於いての官能特性、化粧持続性及び水との混和性も良好であり、両用(パウダー/水使用)使用としても満足できるものであった。
以上説明したように、本発明によれば、スポンジやパフ等の小道具への取れ具合が良好で、のび、広がりに優れ、化粧持続性、耐衝撃性にも優れたパウダーファンデーション、白粉、頬紅、アイシャドウ、アイブロウ等の化粧料を得ることができる。また、スポンジ、パフ等の小道具へ水を含ませて使用する水使用の際は、化粧料と水の混和性が良好となり、使用性が向上し、パウダー使用時同様の使用感を得ることができるものである。
本発明の固形粉末化粧料は、パウダーファンデーション、白粉、頬紅、アイシャドウ、アイブロウ等の化粧料として使用することができる。特に、パウダー/水使用の両用使用の固形粉末化粧料として好適に使用することができる。

Claims (3)

  1. 次の成分(a)〜(c)
    (a)ポリウレタン粉末、ポリ(メタ)アクリル酸エステル粉末及びエチレン/(メタ)アクリル酸エステル共重合体粉末から選ばれる1種又は2種以上の柔軟性有機樹脂粉末 1.0〜15.0重量%
    (b)シリコーン変性アクリルポリマー 0.1〜5.0重量%
    (c)非イオン性界面活性剤 0.01〜2重量%
    を含有することを特徴とする固形粉末化粧料。
  2. 前記成分(b)は、融点20〜60℃の固形油である請求項1記載の固形粉末化粧料。
  3. 前記成分(c)はHLB10以下の非イオン性界面活性剤である請求項1又は2記載の固形粉末化粧料。
JP2009014371A 2009-01-26 2009-01-26 固形粉末化粧料 Pending JP2010168332A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009014371A JP2010168332A (ja) 2009-01-26 2009-01-26 固形粉末化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009014371A JP2010168332A (ja) 2009-01-26 2009-01-26 固形粉末化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010168332A true JP2010168332A (ja) 2010-08-05

Family

ID=42700819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009014371A Pending JP2010168332A (ja) 2009-01-26 2009-01-26 固形粉末化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010168332A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137246A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 日本メナード化粧品株式会社 固形粉末化粧料
JP2016147821A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 紀伊産業株式会社 固形化粧料
JP2017149705A (ja) * 2016-02-19 2017-08-31 紀伊産業株式会社 固形粉末化粧料
KR20190011008A (ko) * 2017-07-24 2019-02-01 한국콜마주식회사 사용감 및 낙하 안정성이 우수한 고형 화장료 조성물 및 이의 제조방법

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07138130A (ja) * 1993-11-12 1995-05-30 Kose Corp 水乾両用固型粉末化粧料
JP2002138020A (ja) * 2000-10-30 2002-05-14 Shiseido Co Ltd 固形粉末化粧料及びその製造方法
JP2002241230A (ja) * 2001-02-19 2002-08-28 Shiseido Co Ltd 固形粉末化粧料
JP2005306845A (ja) * 2004-03-24 2005-11-04 Kose Corp 固形粉末化粧料
JP2005306847A (ja) * 2004-03-26 2005-11-04 Kose Corp 固形粉末化粧料
JP2005325123A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 L'oreal Sa アクリルパウダーを含む化粧品パウダー

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07138130A (ja) * 1993-11-12 1995-05-30 Kose Corp 水乾両用固型粉末化粧料
JP2002138020A (ja) * 2000-10-30 2002-05-14 Shiseido Co Ltd 固形粉末化粧料及びその製造方法
JP2002241230A (ja) * 2001-02-19 2002-08-28 Shiseido Co Ltd 固形粉末化粧料
JP2005306845A (ja) * 2004-03-24 2005-11-04 Kose Corp 固形粉末化粧料
JP2005306847A (ja) * 2004-03-26 2005-11-04 Kose Corp 固形粉末化粧料
JP2005325123A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 L'oreal Sa アクリルパウダーを含む化粧品パウダー

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137246A (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 日本メナード化粧品株式会社 固形粉末化粧料
JP2016147821A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 紀伊産業株式会社 固形化粧料
JP2017149705A (ja) * 2016-02-19 2017-08-31 紀伊産業株式会社 固形粉末化粧料
KR20190011008A (ko) * 2017-07-24 2019-02-01 한국콜마주식회사 사용감 및 낙하 안정성이 우수한 고형 화장료 조성물 및 이의 제조방법
KR101966166B1 (ko) * 2017-07-24 2019-04-05 한국콜마주식회사 사용감 및 낙하 안정성이 우수한 고형 화장료 조성물 및 이의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102453363B1 (ko) 묻어남이 개선된 메이크업 조성물 및 이의 제조 방법
JP6068205B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP2018509420A (ja) 多孔性高分子に無機粉体が含浸された複合粉体、これを含む化粧料組成物及びこの製造方法
CN1370514A (zh) 油性固体化妆品
JP2010168332A (ja) 固形粉末化粧料
JP6026237B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP2010037207A (ja) 固形粉末化粧料及びその製造方法
JP5342195B2 (ja) 固形粉末化粧料及びその製造方法
JP5368805B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP6085475B2 (ja) 固形粉末化粧料
JP5066372B2 (ja) 水系二層分離型化粧料
JP2002370924A (ja) 固型化粧料
JP4495870B2 (ja) 化粧料
JP2002047140A (ja) 液体メークアップ化粧料
JP4537525B2 (ja) 粉末化粧料
KR102610811B1 (ko) 메이크업 화장료 조성물 및 이의 제조방법
JP6087178B2 (ja) 固形粉末化粧料
KR101426854B1 (ko) 반고형 색조 화장료 조성물 및 제조방법
JP2602445B2 (ja) 二層型化粧料
JP5394168B2 (ja) マスカラ下地化粧料
KR20170007589A (ko) 즉각적 계란 형상 형성능을 갖는 화장료 조성물
JP2005306845A (ja) 固形粉末化粧料
JP6553886B2 (ja) 固形化粧料
JP2020164462A (ja) 化粧料
JP7284529B2 (ja) 親水化有機パウダー及び親水化有機パウダーを配合した化粧料

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20111116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130409

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130610

A02 Decision of refusal

Effective date: 20130903

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02