JP5368805B2 - 固形粉末化粧料 - Google Patents
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Description
(a)疎水化処理粉末 10〜95重量%
(b)シリコーン変性アクリルポリマー 0.1〜10重量%
(c)平均粒子径1.0〜20μmの柔軟性球状複合粉末 1〜10重量%
(d)HLB5.5以下の界面活性剤 0.01〜2重量%
を含有し、
前記成分(d)は、モノイソステアリン酸ソルビタン、ジイソステアリン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ポリエーテル変性シリコーンからなる群から選ばれる1種又は2種以上であり圧縮成型によって得られたことを特徴とし、水を用いて使用する固形粉末化粧料である。
本発明に用いられる疎水化処理粉末(a)は、シリコーン類、フッ素化合物、金属石鹸、油剤、アシルグルタミン酸塩等の物質にて、公知の方法で疎水化処理された粉体を使用することができる。上記疎水化処理粉末は数多く市販され、汎用されている。疎水化処理の主目的は、分散性向上、官能特性向上、湿潤性向上、粉塵性防止、表面活性抑制等にある。なかでもフッ素化合物処理は撥水・撥油性に特にすぐれ、汗、皮脂による化粧崩れを防止するに最適である。フッ素化合物処理は、フッ素を表面に有することができる処理であれば特に限定されず、化粧品分野で公知の各種方法による処理を適用することができる。例えば、フッ素樹脂、フッ化シランによる表面処理等を挙げることができる。また、異なる処理方法で疎水化処理した粉体を組合わせて使用してもよい。例えば、フッ素化合物処理粉末は、撥水・撥油性に優れる反面、付着力が弱いことから、金属石鹸処理粉末と併用することでその欠点が補えるという点で好ましい効果が得られる。
上記疎水化処理粉末(a)としては、上述したもののうち、2種以上を併用して使用するものであってもよい。更に疎水化処理を行っていない粉末を上記疎水化処理粉末と併用して使用するものであっても良い。
TI、ラウロイルリシン被覆したREP−9289 LL、酸化アルミニウムで被覆したREP−9293 AL(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)や、シリコーンレジンで被覆したKSP−100、KSP−101、KSP−105、KSP−300(信越化学工業株式会社)等が挙げられる。
評価方法1:使用感(水との混和性、とれの良さ、のび・広がり、密着性、つっぱり感がなく保湿感を感じるか)、及び色移り、化粧持続性について
化粧品評価専門パネル20名に実施例および比較例の化粧料を使用してもらい、各項目で各自が以下の基準に従って5段階評価し、化粧料毎に評点を付し、さらに全パネルの評点の平均点を以下の4段階の判断基準に従って判定した。尚、化粧持続性については、化粧料塗布直後の状態と塗布後5時間(日常生活)の状態を比較し、表1の基準で評価した。
評価結果 : 評点
非常に良好: 5点
良好 : 4点
普通 : 3点
やや不良 : 2点
不良 : 1点
(判定基準)
評点の平均点 : 判定
4.5以上 : ◎
3.5以上〜4.5未満: ○
1.5以上〜3.5未満: △
1.5未満 : ×
表1に示した各原料を用いて以下に示す製法に従って固形粉末化粧料を製造した。
A.油剤成分15〜22を75℃に加熱溶解し、均一に分散する。
B.粉末成分1〜14をヘンシェルミキサーで均一に分散する。
C. Bをヘンシェルミキサーで攪拌しながら、Aを添加し、均一分散して化粧料基剤を得る。
D.Cの化粧料基剤を加圧成型しパウダーファンデーションを得た。
(1)金属石鹸処理タルク 注12 60.0
(2)金属石鹸処理セリサイト 注13 残量
(3)金属石鹸処理酸化チタン 注14 3.0
(4)未処理酸化鉄 3.7
(5)未処理群青 1.2
(6)柔軟性球状複合粉末 注15 2.0
(7)ナイロンパウダー 2.0
(8)シリコーン変性アクリルポリマー 注16 5.0
(9)パラベン 適量
(10)ジメチコン 3.0
(11)イソノナン酸イソノニル 2.2
(12)オクチルドデカノール 2.2
(13)ジプロピレングリコール 2.2
(14)モノイソステアリン酸ソルビタン 注17 1.0
注12 MI−タルクJA−46R (三好化成社)
注13 MI−セリサイトFSE (三好化成社)
注14 MI−チタンCR−50 (三好化成社)
注15 KSP−300 (信越化学工業社)
注16 KP−561P (信越化学工業社)
注17 NIKKOL SI−10RV (日光ケミカルズ社) ※HLB値 5
(製法)実施例1と同様の方法でコントロールカラーを得た。
(1)フッ素化合物処理タルク 注18 60.0
(2)フッ素化合物処理マイカ 注19 残量
(3)金属石鹸処理酸化チタン 注20 1.0
(4)未処理赤色226 0.5
(5)未処理酸化鉄 6.3
(6)雲母チタン 4.0
(7)窒化ホウ素 5.0
(8)柔軟性球状複合粉末 注21 6.0
(9)パラベン 適量
(10)シリコーン変性アクリルポリマー 注22 10.0
(11)ジメチコン 2.0
(12)イソノナン酸イソノニル 1.5
(13)オクチルドデカノール 1.5
(14)1.2ペンタジオール 2.0
(15)モノステアリン酸ポリグリセリル 注23 1.0
注18 FOTS−52 TALC JA−46R(大東化成工業社)
注19 FOTS−52 マイカY−3000 (大東化成工業社)
注20 MI−チタンCR−50 (三好化成社)
注21 KSP−100 (信越化学工業社)
注22 KP−561P (信越化学工業社)
注23 MSG−2 (日本エマルジョン社)※HLB値 8
(製法)実施例1と同様の方法で頬紅を得た。上記頬紅は撥水・撥油性に優れ、化粧崩れを生じにくく、同時に付着性においても特に優れた効果を有する。
(1)シリコーン処理タルク 注24 40.0
(2)シリコーン処理マイカ 注25 残量
(3)未処理酸化鉄 7.2
(4)未処理赤色226 0.2
(5)雲母チタン 20.0
(6)球状シリカ 2.0
(7)柔軟性球状複合粉末 注26 2.0
(8)パラベン 適量
(9)シリコーン変性アクリルポリマー 注27 5.0
(10)ジメチコン 2.0
(11)ミネラルオイル 2.0
(12)1.3ブチレングリコール 2.0
(13)セスキイソステアリン酸ソルビタン 注28 1.0
注24 SA−タルクJA−46R (三好化成社)
注25 SA−マイカM−302 (三好化成社)
注26 REP−9293
AL (東レ・ダウコーニング株式会社)
注27 KP−562P (信越化学工業社)
注28 NIKKOL SI−15RV (日光ケミカルズ社) ※HLB値 4.5
(製法)実施例1と同様の方法で化粧料基剤を得た。
Claims (4)
- 次の成分(a)〜(d);
(a)疎水化処理粉末 10〜95重量%
(b)シリコーン変性アクリルポリマー 0.1〜10重量%
(c)平均粒子径1.0〜20μmの柔軟性球状複合粉末 1〜10重量%
(d)HLB5.5以下の界面活性剤 0.01〜2重量%
を含有し、
前記成分(d)は、モノイソステアリン酸ソルビタン、ジイソステアリン酸ソルビタン、トリイソステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ジグリセリル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ポリエーテル変性シリコーンからなる群から選ばれる1種又は2種以上であり
圧縮成型によって得られた
ことを特徴とする水を用いて使用する固形粉末化粧料。 - 前記成分(a)は、フッ素化合物処理粉末である請求項1記載の固形粉末化粧料。
- 前記成分(b)は、融点20℃〜60℃の固形油である請求項1又は2記載の固形粉末化粧料。
- 前記成分(c)は、オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉末を母粉末とする複合球状粉末からなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項1、2又は3記載の固形粉末化粧料。
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