JP2010047495A - 凹凸補正用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛穴や傷跡を美しく隠し続けることが可能な凹凸補正用組成物の提供。
【解決手段】1)25℃における硬度が450以上であるワックスを全体の10〜70質量%含有し、2)特定のシリコーン化多糖化合物、ポリブテン及びトリメチルシロキシケイ酸からなる群の成分を、以下の条件(i)〜(iii)に従い配合する;(i)特定のシリコーン化多糖化合物を、全体の2〜20質量%配合する;(ii)特定のシリコーン化多糖化合物、ポリブテン及び/又はトリメチルシロキシケイ酸を、全体の2〜20質量%配合する;(iii)ポリブテンを、全体の3〜20質量%配合する;3)粉末を全体の5〜30質量%含有する;4)前記1)記載以外の油分を全体の15〜60質量%含有する;5)水の含有量は全体の5質量%以下である(0質量%を含む);6)界面活性剤の含有量は全体の5質量%以下である(0質量%を含む)。
【選択図】なし

Description

本発明は、外用組成物、より具体的には、高度の皮膚補正効果である、皮膚における凹凸補正効果が認められる凹凸補正用組成物に関する発明である。
凹凸補正用組成物は、特に、傷跡ややけど後、にきび跡、大きな毛穴等の、肌上の凹凸を補正することを目的とする外用組成物として提供されている(特許文献1、2)。当該特許文献1、2は、共に特許登録公報であり、「凹凸補正」という用途について既定の用途として認められている。
特許文献1には、異なる粘度のシリコーン油と特定の屈折率の粉末成分を含んでなる凹凸補正用組成物が開示されており、特許文献2には、シリコーン化プルラン、特定の粘度のシリコーン油、特定の平均ゴム硬度のゴム粉末成分及び特定の屈折率の粉末成分を含んでなる、凹凸補正用組成物として用いることが可能な外用組成物が開示されている。
特許第3652483号公報 特許第3689588号公報 特開平2007−223961号公報 特開平10−29910号公報 特開平3−134103号公報
上記両特許文献に開示された技術は、肌上の凹凸を効果的に補正することが可能であるが、更に高い機能の要望もまた認められる。
すなわち、特許文献1に開示された組成物は、肌に塗布する際、ある程度の厚みを確保することはできるものの、塗膜の強靱性に限界があるため、目や口の周り等、皮膚がよく動く部分に用いた場合、よれてしまう傾向がある。また、特許文献2に開示された組成物は、特許文献1の発明に比べて強靱になったものの、塗膜を厚くすると、長時間の肌の動きには耐えられずに、なおよれてしまう傾向が認められる。
そこで、本発明が解決すべき課題は、凹凸補正力を保ちつつ、長時間の使用にもよれ難い強度を有し、毛穴や傷跡を美しく隠し続けることが可能な、凹凸補正用組成物を提供することにある。
本発明者は、今般、下記(1)〜(6)により規定される、凹凸補正用組成物(以下、本発明の組成物ともいう)を提供することにより、上記の課題を解決し得ることを見出した。
(1)25℃における硬度が450以上であるワックスを全体の10〜70質量%含有する。当該ワックスの硬度は、質量比で15:85のワックスとシクロメチコン(別名:オクタメチルシクロテトラシロキサン)の混合物を、加熱溶解させて固化した組成物における硬度である。
(2)下記式にて表されるシリコーン化多糖化合物(a)、ポリブテン及びトリメチルシロキシケイ酸からなる群の成分を、以下の条件(i)〜(iii)に従い配合する;
(i)シリコーン化多糖化合物(a)を、全体の2〜20質量%配合し、かつ、ポリブテン及びトリメチルシロキシケイ酸は配合しない。
(ii)シリコーン化多糖化合物(a)、並びに、ポリブテン及び/又はトリメチルシロキシケイ酸を、全体の2〜20質量%配合する。
(iii) ポリブテンを、全体の3〜20質量%配合し、かつ、シリコーン化多糖化合物(a)は配合しない。
Figure 2010047495
[式中、Glcは多糖化合物の糖残基、Xは2価結合基、Yは2価脂肪族基を意味し、Rは炭素原子数1〜8の1価有機基、R、R及びRはそれぞれ、炭素原子数1〜8の1価有機基若しくは−OSiRにて示されるシロキシ基を意味する。ここで、R、R及びRはそれぞれ炭素原子数が1〜8の1価有機基である。そして、aは0、1又は2を意味する(ただそ、本化学式を名付ける(a)は除く)。]
(3)粉末を全体の5〜30質量%含有する。
(4)前記(1)記載以外の油分を全体の15〜60質量%含有する。
(5)水の含有量は全体の5質量%以下である(0質量%を含む)。
(6)界面活性剤の含有量は全体の5質量%以下である(0質量%を含む)。
(本発明において配合量、含有量を示す基となる「全体」は、特に断らない限り、「組成物全体」を意味するものとする。)
なお、上記の既定条件(1)におけるワックスの硬度は、ワックスとシクロメチコンを質量比で、それぞれ15:85を混合して加熱溶解し、これを型に流し込み、十分冷えたところで25℃の恒温槽に1時間放置し、フドーレオメーターRT−2002D・D型に直径5.8mmφのプローブをセットし、速度2cm/minでサンプルを上昇させ、プローブが1mm進入したときの最大荷重(g)として計測される値である。
上述したように、凹凸補正用組成物とは、特に、傷跡ややけど後、にきび跡、大きな毛穴等の、肌上の凹凸を補正することを目的とする外用組成物であり、通常のメーキャップ化粧料では隠蔽することが困難な肌上の凹凸を隠蔽可能な組成物であり、本発明においては、後述する実施例に開示した「凹凸平滑効果」と「凹凸補正効果」の評価が、共に「○」又は「◎」である組成物とする。
例えば、特許文献3には、色剤の色合いにより、皮膚のメラニン不足部分をカバーすることを主要な目的とする外用組成物が開示されているが、これは、皮膚上の色合いを補正するもので、皮膚上の凹凸の補正を主要な目的とするものではなく、凹凸補正用組成物とは異なり、皮膚上の凹凸を平滑化して補正を行うことができない。
また、特許文献4には、シリコーン化プルランが配合された化粧料が開示されているが、当該化粧料は、メーキャップ化粧料等の耐水性や耐油性を向上させて、化粧崩れを防止することを主要な目的とするものではなく、当該特許文献に開示された化粧料では、皮膚上の凹凸の補正を十分に行うことはできない。
本発明により、凹凸補正力を保ちつつ、長時間の使用にもよれる難い強度を有し、毛穴や傷跡を美しく隠し続けることが可能な、凹凸補正用組成物が提供される。
[配合成分]
(1)ワックスとシクロメチコンが質量比で15:85の混合物を加熱溶解させた組成物の25℃における硬度が450以上であるワックス
このような比較的硬いワックスを所定量配合することによって、経時的な使用にもかかわらずよれにくい、本発明の効果を発揮することができる。
上記硬度のワックスとしては、例えば、ポリエチレンワックス、セレシンワックス、合成炭化水素ワックス、キャンデリラロウ、精製キャンデリラロウ、コメヌカロウ、精製カルナウバロウ、精製コメヌカロウ等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。本発明の組成物において、ワックスは1種又は2種以上配合可能であり、配合したワックス全体として「25℃における硬度が450以上」という条件を満たすことが必要である。よって、配合するワックスの全ての当該硬度が450以上である場合の他に、一部当該硬度条件を満たさないワックス(例えば、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ、ビーズワックス等)を配合しつつ、ワックスの混合物としての硬度が500以上の場合も、上記硬度条件を満たす。
当該ワックスの配合量は、全体の10〜70質量%、好適には15〜30質量%である。当該配合量が全体の10質量%未満であると、肌上の凹凸を補正するための塗りの厚みを十分に出すことが困難となり、70質量%を超える被膜にひびが入りやすくなる傾向がある。
(2)シリコーン化プルランとポリブテン
上記式のシリコーン化プルランとポリブテンは、いずれか一方又は双方を、本発明の組成物に所定量を配合することが必要である。
シリコーン化プルランを示す上記式(a)において、Glcは多糖化合物の糖残基を意味するが、多糖化合物としては、公知の各種多糖化合物、例えば、セルロース、ヘミセルロース、アラビアガム、トラガントガム、タマリンドガム、ペクチン、デンプン、マンナン、グアーガム、ローカストビーンガム、クインスシードガム、アルギン酸、カラギーナン、寒天、キサンタンガム、デキストラン、プルラン、キチン、キトサン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸等の他、これらの多糖化合物の誘導体、例えば、カルボキシメチル化誘導体、硫酸化誘導体、リン酸化誘導体、メチル化誘導体、エチル化誘導体、エチレンオキサイドやプロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイド付加誘導体、アシル化誘導体、カチオン化誘導体、低分子量化誘導体等の多糖化合物誘導体を挙げることができる。これらの多糖化合物のうち、エチルセルロース又はプルランを選択することが好ましく、特に、プルランを選択することが好ましい。また、多糖化合物の分子量は、多糖化合物の種類により異なるが、概ね1000〜5000000である。
これらの多糖化合物は、その種類に応じて、水酸基、カルボキシル基等の反応性官能基の1種又は2種以上を少なくとも1つ以上含有している。Xで示される2価結合基は、この多糖化合物が含有する反応性官能基と、下記一般式(b)
Figure 2010047495
[式中、Y、R、R、R、R及びaは、式(a)中と同様に定義される。また、Aは、多糖化合物の反応性官能基と反応し得る官能基、例えば、イソチアネート基、エポキシ基、ビニル基、アクリロイル基、メタクリロイル基、アミノ基、イミノ基、水酸基、カルボキシル基、メルカプロ基等である。]
で表されるシリコーン化合物と反応させることにより形成される。A由来の2価結合基である。なお、このような多糖化合物とシリコーン化合物との反応には、公知の方法を用いることができる。
このように形成される2価結合基Xとしては、例えば、カルバモイル基、−CHCH(OH)−、カルボニル基、アミノ基、エーテル基等が挙げられるが、反応性の点から、Aがイソシアネート基(O=C=N−)である式(b)で表される化合物と、多糖化合物の反応性官能基である水酸基が反応して形成されるカルバモイル基(−CONH−)が好ましい。なお、この場合の多糖化合物の糖残基Glcは、イソシアネート基と反応している水酸基の水素原子を除いた多糖化合物の残りの部分を意味する。その他の反応の場合も、多糖化合物の糖残基とは、これに準ずるものを意味する。
Yは、2価脂肪族基を意味する。2価脂肪族基としては、例えば、アルキレン基、主鎖中に酸素原子、窒素原子、硫黄原子等を有するアルキレン基、主鎖中にフェニレン基等のアリーレン基を有するアルキレン基、主鎖宙にカルボニルオキシ基又はオキシカルボニル基を有するアルキレン基等を挙げることができる。これらの2価脂肪族基は、ヒドロキシ基、アルコキシ基、アルキル基等の置換基を有することが可能であり、また、脂肪族基の末端原子が酸素原子、窒素原子、硫黄原子等のヘテロ原子であってもよい。Yを例示すると、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−(CH−、−[CH2CH(CH3)]−、−(CHO(CH−、−CHCH(OH)−CH−等が挙げられ、このうち、−(CH−で示されるプロピレン基が好ましい。
、R、R及びRは、炭素原子数1〜8の1価有機基を意味し、R、R及びRは、炭素原子数1〜8の1価有機基を意味し得る。このような1価有機基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;フェニル基等のアリール基;ベンジル基等のアラルキル基;ビニル基、アリル基等のアルケニル基;3,3,3−トリフルオロプロピル基等のフッ化アルキル基等を挙げることができる。
また、R、R及びRは、それぞれ、−OSiRにて示されるシロキシ基であり得る。このようなシロキシ基としては、例えば、トリメチルシロキシ基、エチルジメチルシロキシ基、フェニルジメチルシロキシ基、ビニルジメチルシロキシ基、3,3,3−トリフルオロプロピルジメチルシロキシ基等が挙げられる。
、R、R、R、R、R及びRは、互いに同一であっても異なってもよいが、R、R及びRがいずれもメチル基であることが好ましい。また、aは0、1又は2を意味するが、a=0であることが好ましい。
本発明において用いるシリコーン化多糖化合物として、特に好ましいものは、下記式(c)
Figure 2010047495
[式中、Rは水素原子、又は、[(CHSiO]Si(CHNHCO基を意味する。また、結合数nは、多糖化合物の分子量が1000〜5000000の範囲となる数であることが好適である。]
で表されるシリコーン化プルラン(特許文献5)である。
本発明の組成物に配合されるシリコーン多糖化合物(a)における、多糖化合物の反応性官能基に対するシリコーン化合物の結合割合は、必ずしも100%である必要はないが、多糖化合物に対するシリコーン化合物の結合割合が低すぎると、本発明の効果が配合量に見合って発揮され難くなる。当該結合割合は、具体的には、シリコーン化合物及び多糖化合物の種類によっても異なるが、多糖化合物の構成糖1単位あたりのシリコーン化合物の平均結合数(置換度)が、0.5〜2.5であることが好ましい。なお、当該置換度は、シリコーン化多糖化合物中のSi含有量(質量%)から換算したものである。
シリコーン化多糖化合物(a)は、公知の製造方法により製造して用いることも可能であり、市販されているものについては、これを配合することも可能である。
本発明の組成物におけるシリコーン化多糖化合物(a)の配合量は、これをポリブテン及びトリメチルシロキシケイ酸と共に配合しない場合には、全体の2〜20質量%、好適には15〜20質量%である。当該配合量が全体の10質量%未満では、得られる組成物の皮膚への密着性や強靱性に欠ける傾向にあり、20質量%を超えると、得られる組成物を皮膚上で塗り伸ばすことが困難になる傾向がある。
また、ポリブテン又はトリメチルシロキシケイ酸と共に、あるいは、ポリブテン及びトリメチルシロキシケイ酸と共に、シリコーン化多糖化合物(a)を配合する場合、当該シリコーン化多糖化合物(a)を含むこれらの成分の配合量は、全体の2〜20質量%、好適には10〜20質量%である。当該配合量が全体の10質量%未満では、得られる組成物の皮膚への密着性や強靱性に欠ける傾向にあり、20質量%を超えると、得られる組成物を皮膚上で塗り伸ばすことが困難になる傾向がある。
また、本発明の組成物には、ポリブテンを配合することにより、シリコーン化多糖化合物(a)の配合を行うことなしに、本願発明の効果を発揮させることもできる。このような場合のポリブテンの配合量は、全体の3〜20質量%、好適には5〜15質量%である。
(3)粉末
本発明の組成物に配合する粉末は特に限定されず、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、二酸化ケイ素、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム等)、窒化ホウ素、酸化チタン(色剤・顔料として後述する)等の無機成分を基にした粉末成分;
ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、メタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸との共重合体樹脂粉末、ベンゾクアナミン樹脂粉末、シリコーン樹脂粉末、シリコーンゴム粉末、シリコーン樹脂被覆ゴム粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等の有機粉末成分等を例示することができる。
また、これらの粉末成分を、シリコーン化合物、フッ素変性シリコーン化合物、フッ素化合物、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、金属石鹸、アミノ酸又はアルキルホスフェート等で表面処理を施した粉末成分を必要に応じて配合することができる。
二酸化ケイ素粉末は、いわゆるシリカ粉末として市販されており〔例えば、ケミセレン(住友化学製)、球状シリカP−1500(触媒化成工業株式会社)、アエロジル#200(デグサ社製)、アエロジルR972、シルデックスL−51(旭硝子株式会社製)等〕、本発明の組成物においては、これらの市販品を用いることも可能である。二酸化ケイ素粉末の配合は、皮膚への密着力を確保に有利である。
シリコーン樹脂粉末は、多官能性シロキサン成分を共重合させることによりなるシリコーン樹脂を粉末化したものであり、多種多様のシリコーン樹脂粉末が市販されている。例えば、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製のトスパールシリーズ(トスパール145A等)を挙げることができる。シリコーン樹脂粉末は、特に屈折率がシリコーン化多糖化合物に近似している。
シリコーンゴム粉末は、オルガノポリシロキサンエラストマー組成物又はオルガノポリシロキサン樹脂組成物を原料としたオルガノポリシロキサン硬化物粉体(特公平4−17162号公報)等が例示され、多様な製品が市販されている。例えば、東レダウコーニングシリコーン製のトレフィルシリーズ(トレフィルE506W、トレフィルE505C、トレフィルE506C、トレフィルE505W等)を挙げることができる。特に、これらのシリコーンゴム粉末は、他の粉末成分に比べて弾力性が大きいことが特徴である。
シリコーン樹脂被覆ゴム粉末は、シリコーンゴム球状微粒子にポリオルガノシルセスキオキサン樹脂を被覆したもの(特開平7−196815号公報)であり、市販品としては、例えば、信越化学工業社製のKSP-100等を挙げることができる。シリコーン樹脂被覆ゴム粉末を用いることで、組成物の塗り伸ばし性の向上を行うことができる。
本発明の組成物中に配合され得る、上記の粉末成分の具体的な種類や組み合わせは、必要に応じて適宜選択することができる。
粉末成分の粒子の形状には、主に、球状、板状又は無定形等があるが、特に粒子形状は限定されない。また、近似した粒子形状の異なる素材の粉末粒子を組み合わせることも可能であり、異なる粒子形状の異なる素材の粉末粒子を組み合わせることも可能である。また、粉末粒子の平均一次粒子径も特に限定されないが、概ね100nm〜30μm、好適には1〜10μm程度である。
本発明の組成物においては、その態様によっては、あえて積極的に着色を行うこともできる。かかる場合には、色剤や顔料を、本発明の組成物に配合することができる。
この色剤や顔料としては、通常公知のものを用いることが可能であり、例えば二酸化チタン,酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ),チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄,黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄,カーボンブラック,低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット,コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム,水酸化クロム,チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青,紺青等の無機青色系顔料;酸化チタンコーティッドマイカ,酸化チタンコーティッドオキシ塩化ビスマス,酸化チタンコーティッドタルク,着色酸化チタンコーティッドマイカ,オキシ塩化ビスマス,魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー,カッパーパウダー等の金属粉末成分顔料;赤色201号,赤色202号,赤色204号,赤色205号,赤色220号,赤色226号,赤色228号,赤色405号,橙色203号,橙色204号,黄色205号,黄色401号,青色404号等の有機顔料;赤色3号.赤色104号,赤色106号,赤色227号,赤色230号,赤色401号,赤色505号,橙色205号,黄色4号,黄色5号,黄色202号,黄色203号,緑色3号,青色1号等のジルコニウム,バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料等を挙げることができる。
なお、これらの色剤や顔料のうち、本発明の組成物中に配合後、粉末粒子として存在する色剤や顔料は、本発明における「粉末」として扱うものとする。
粉末全体の本発明の組成物における配合量は、配合する粉末の種類や比表面積(配合する粉末成分の比表面積が大きくなる程、粉末の好適な配合量は少量になる)等に応じて適宜設定されるべきものであり特に限定されるものではないが、概ね組成物全体の5〜30質量%である。この配合量が全体の5質量%未満であると、組成物を皮膚上で使用する場合のたれ落ちが十分抑止されなくなり、同30質量%を超えて配合すると、組成物がひび割れる傾向がある。
(4)前記(1)記載以外の油分
本発明の組成物には、油分を全体の1〜60質量%、好適には20〜45質量%配合する。油分としては、油分として、流動パラフィン、イソ流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素油;オリーブ油,パーム油、ヤシ油、マカデミアナッツ油、ホホバ油等の油脂;イソステアリルアルコール等の高級アルコール;高級脂肪酸、ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油、さらに極性油、シリコーン油等を本発明の組成物中に配合することができる。
これらの油分の中で、シリコーン油を選択することが好適である。すなわち、本発明の組成物に配合する油分は、全部又は一部がシリコーン油であることが好適である。また、後述するように、本発明の組成物に配合する油分の全部又は一部を揮発性油とすることができる。当該揮発性油としてもシリコーン油を用いることが好適である。なお、油分全体中の揮発性油の含有量は、油分全体に対して25〜40質量%が好適である。
本発明の組成物に配合可能なシリコーン油としては、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシクロシロキサン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、カルボキシル変性シリコーン、クロロアルキル変性シリコーン、アルキル高級アルコールエステル変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等のオルガノポリシロキサンを挙げることができる。
これらのシリコーン油のうち、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン又はメチルフェニルポリシロキサンを選択して本発明の組成物中に配合することが、皮膚に対する本発明組成物の安全性、配合した場合の本発明の組成物の透明性、さらには現時点における入手の容易性を考慮すると好ましい。
揮発油として用いる油としては、例えば、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン等の低沸点鎖状シリコーン油;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、テトラデカメチルシクロヘプタシロキサン等の低沸点環状シリコーン油、2,2,4,6,6−ペンタメチルヘプタンのような揮発性炭化水素等を上げることができる。
(5)水
水の含有量は全体の5質量%以下である(0質量%を含む)。これは、本発明の組成物は、実質的に非乳化型の剤形であることを意味するものである。具体的には、油性製剤を代表的な剤形として挙げることができる。
(6)界面活性剤
本発明の組成物には、一般的な外用組成物と同様に、界面活性剤(カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤)を配合することが可能であるが、上述のように本発明の組成物は実質的に非乳化型の剤形であることから、界面活性剤の配合量は、全体の5質量%以下である(0質量%を含む)。特に、各配合成分の相溶性を向上させるために、上記配合限度(5質量%)内の少量の界面活性剤を用いることは有益である。
(7)他の配合成分について
本発明組成物には必要に応じて、本発明の所期の効果を損なわない限りにおいて、さらに、メタノール等の低級アルコール、紫外線吸収剤、保湿剤、血行促進剤、清涼剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤、消炎剤、ビタミン、酸化防止剤、酸化防止助剤、防腐剤、香料等を補助成分として配合することができる。
[製品等]
本発明の組成物は、上述した配合成分に関する事項を既定条件として、常法に従って製造を行うことにより、所凹凸補正力を保ちつつ、長時間の使用にもよれる難い強度を有し、毛穴や傷跡を美しく隠し続けることが可能な、凹凸補正用組成物とすることができる。本発明の組成物の剤形は、上述したように、非乳化型製剤であり、具体的には、主に油性製剤である。
また、このようにして得られる本発明の組成物は引っ張り強度に富んでおり、具体的には、1mm厚に塗布した基剤の平面引っ張り接着強さが150gf/cm2以上であることが認められる。
以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、これにより本発明の範囲が限定されるものではない。特に断らない限り、配合量は配合対象に対する質量%である。
[試験方法]
本実施例において行う各試験の試験方法と内容について説明する。
(1)平面引っ張り接着強さ(gf/cm2)の測定
この力は、試料の表面に密着させたプローブを、速度2cm/minで上方に引っ張って、当該平面の接触面が、試料の表面から剥がれる際の力を測定することにより算出した。この力が強いほど、試料の引っ張り力に対する強度が優れていることを示すものである。なお、本試験ではフドーレオメーターRT−2002D・D型を用いて、一平方センチあたりの平面引っ張り接着強さの測定を行った。
(2)凹凸平滑効果の検討
凹凸補正用組成物は、有効に皮膚上の凹凸を補正するために、従来のメーキャップ化粧料等よりも厚く塗布することにより、皮膚上の凹凸を平滑化することが可能であることが必要である。
本試験においては、基準となる塗布層の厚さを5mmに設定して、各試験品において厚塗りが可能で、凹凸平滑効果が認められるか否かを検討した。
<試験方法>
各試料を指で頬に塗布した後、表面を均一に整えるため、塗布膜にジメチコンオイルを少量たらし、指でのばしながら塗布膜表面をなめらかに整えて(パネルは、火傷跡,傷跡若しくは深いしわのいずれかを顔に有する女性パネル2名で構成した。)、5mm以上の厚さ(耳たぶ程度の厚み)に塗布できるかを評価した。
<評価基準>
◎:2名中、2名が、5mm以上の厚さに塗布することが可能であると評価した。
○:2名中、2名が、概ね5mm以上の厚さに塗布することが可能であると評価した。
△:2名中、1名が、概ね5mm以上の厚さに塗布することが可能であると評価した。
×:2名中、0名が、5mm以上の厚さに塗布することが可能であると評価した。
(3)凹凸補正効果
凹凸補正用組成物は、火傷跡、傷跡若しくは深いしわ等の、皮膚上の凹凸を視覚的に補正することを目的とする組成物であるから、可能な限り皮膚上の凹凸がなくなったように見えることが好ましい。本試験では、試験品におけるこの凹凸補正効果について検討した。
<試験方法>
各試料を頬に塗布した後、表面を均一に整えるため、塗布膜にジメチコンオイルを少量たらし、指でのばしながら塗布膜表面をなめらかに整えて(パネルは、火傷跡,傷跡若しくは深いしわ、通常のしわ、ニキビ跡のいずれかを顔に有する女性パネル8名で構成した。)、パネラーの火傷跡,傷跡、深いしわ、通常のしわ、ニキビ跡等による凹凸がなくなったように見えるか否かを視感評価した。
<評価基準>
◎:8人中、7〜8名が、凹凸がなくなったように見えると評価した。
○:8人中、5〜6名が、凹凸がなくなったように見えると評価した。
△:8人中、3〜4名が、凹凸がなくなったように見えると評価した。
×:8人中、0〜2名が、凹凸がなくなったように見えると評価した。
(4)皮膚への密着性(よれの抑制)
本発明の組成物は、継続的な皮膚の動きに対しても、さらによれが生じにくい凹凸補正用組成物である。これは、上記(1)の平面引っ張り接着強さが大きいことで、計量的に表されるものであるが、実際に動きの激しい箇所(目尻)に用いた場合の評価のために、実使用試験を行った。
<試験方法>
各試料を女性パネラー4名(皮膚凹凸は特になし)の目尻にへらを使って付着させ、さらに表面を均一に整えるため、塗布膜にジメチコンオイルを少量たらし、指でのばしながら塗布膜表面をなめらかに整えた。その後、目の辺りを意識して動かし、10分後の状態を下記の基準で評価した。評価は、上記男性パネラー以外の者(化粧品評価の専門者)が行った。
<評価基準>
○:しっかりと試料が皮膚に付着しており、よれが認められない。
△:試料は皮膚に付着しているが、よれが認められる。
×:試料が皮膚から剥がれている。
(5)ワックスの評価
本発明の組成物に配合するワックスの硬度は500以上であるが、実際に各種のワックスの硬度を測定して、それぞれのワックスを配合した試料を調製し、各試料(実施例1の精製ライスワックスを、それぞれのワックスに代えた製品(マイクロクリスタリンワックスは比較例1)について、上記の評価を行った。
硬度の測定は、ワックスとシクロメチコン(オクタメチルテトラシロキサン)を質量比で15:85取り、加熱溶解を行った。次いで、型に流し込み、十分に冷えたところで、25℃の恒温槽に1時間放置し、フドーレオメーターRT−2002D・D型に、直径5.8mmφのプローブをセットし、速度2cm/minで試料を上昇させ、プローブが試料に1mm進入したときの最大荷重(g)を硬度とした。
この方法で、何種類かのワックスの硬度を測定した。25℃でのそれぞれのワックスの硬度は括弧内に示す。それぞれ、精製コメヌカロウ(953:実施例1)、ポリエチレンワックス(626)、高融点ポリエチレンワックス(1280:1b)、セレシンワックス(646)、マイクロクリスタリンワックス(258:比較例1)、合成炭化水素ワックス(553)、キャンデリラロウ(850)、精製キャンデリラロウ(1256)、コメヌカロウ(953)、カルナウバロウ(103)、精製カルナウバロウ(1438)、ビーズワックス(140)、であった。すなわち、マイクロクリスタリンワックス、カルナウバロウ及びビーズワックスについては上記硬度が500未満であったが、それ以外は500を超えていた。
[試験例]
下記表1に示す処方の組成物を、油性の組成物を製造する際の常法により調製して、上記(1)〜(4)の試験を行った。結果を表2に示す。なお、実施例は本発明品であり、比較例は比較品である。なお、比較例2は、特許第3689588号(特許文献2)の実施例2に相当する。なお、表1の処方において、精製コメヌカロウ18質量%とマイクロクリスタリンワックス2質量%のワックス混合物の硬度は463であった。
Figure 2010047495
Figure 2010047495
実施例1と比較例1により、ワックス以外の本発明の組成物の要件を満たしていても、ワックスの25℃における硬度が450未満のもの(マイクロクリスタリンワックス)を用いると、平面引っ張り強さ150(gf/cm2)より小さくなり、皮膚への密着性試験においても「よれ」を十分に抑制できないことが明らかになった。
また、実施例2により、ポリブテンやトリメチルシロキシケイ酸を配合せずに、シリコーン化プルランを配合しても、本発明の効果を発揮することが可能であることが明らかになった。また、実施例3〜4により、シリコーン化プルランとポリブテンを組み合わせることによっても、本発明の効果を発揮することが可能であることが明らかになった。さらに、実施例5により、シリコーン化プルランなしにポリブテンを配合しても本発明の効果を発揮することもまた明らかになった。
なお、比較例2により、従来の凹凸補正用組成物は、レベルの高いよれ防止効果を発揮することが困難であることが示されている。
上述したように、下記表3に、実施例1(比較例1)の処方において、精製コメヌカロウ(マイクロクリスタリンワックス)に代えて、上述した7種類のワックスを配合した場合の上記の試験(1)〜(4)を行った結果を示した。左の欄には、このようにして用いたワックスの名称を記載した。
Figure 2010047495
表3に示した結果により、25℃で硬度が450未満のワックスを単独で用いても、本発明の効果は発揮され難いことが明らかになった。
以下に、本発明の組成物の処方例を示す。
配合成分 配合量(質量%)
1.コメヌカロウ 18.0
2.マイクロクリスタリンワックス 2.0
3.シリコーン化プルラン(純分換算値) 16.5
4.球状シリコーンゴム粉末(5μm、屈折率1.39、ゴム硬度60) 20.0
5.ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 4.0
6. 黄酸化鉄 0.13
7.赤酸化鉄 0.03
8.黒酸化鉄 0.01
9.酸化チタン 0.83
<製造方法>
3〜9を攪拌混合したスラリーを作る。1及び2を加熱溶解し、先のスラリーと混合する。得られた生成物を3本ローラーにて混練したのち、容器に充填する。なお、上記の処方において、コメヌカロウ18.0質量%とマイクロクリスタリンワックス2.0質量%のワックス混合物の硬度は463であった。

Claims (6)

  1. 下記(1)〜(6)により規定される、凹凸補正用組成物。
    (1)25℃における硬度が450以上であるワックスを全体の10〜70質量%含有し、(2)下記式にて表されるシリコーン化多糖化合物(a)、ポリブテン及びトリメチルシロキシケイ酸からなる群の成分を、以下の条件(i)〜(iii)に従い配合する;
    (i)シリコーン化多糖化合物(a)を、全体の2〜20質量%配合し、かつ、ポリブテン及びトリメチルシロキシケイ酸は配合しない。
    (ii)シリコーン化多糖化合物(a)、並びに、ポリブテン及び/又はトリメチルシロキシケイ酸を、全体の2〜20質量%配合する。
    (iii) ポリブテンを、全体の3〜20質量%配合し、かつ、シリコーン化多糖化合物(a)は配合しない。
    Figure 2010047495
    [式中、Glcは多糖化合物の糖残基、Xは2価結合基、Yは2価脂肪族基を意味し、Rは炭素原子数1〜8の1価有機基、R、R及びRはそれぞれ、炭素原子数1〜8の1価有機基若しくは−OSiRにて示されるシロキシ基を意味する。ここで、R、R及びRはそれぞれ炭素原子数が1〜8の1価有機基である。そして、aは0、1又は2を意味する(ただそ、本化学式を名付ける(a)は除く)。]
    (3)粉末を全体の5〜30質量%含有する;
    (4)前記(1)記載以外の油分を全体の15〜60質量%含有する;
    (5)水の含有量は全体の5質量%以下である(0質量%を含む);
    (6)界面活性剤の含有量は全体の5質量%以下である(0質量%を含む)。
  2. 組成物の剤形が非乳化型である、請求項1記載の凹凸補正用組成物。
  3. 25℃における硬度が450以上であるワックスが、ポリエチレンワックス、セレシンワックス、合成炭化水素ワックス、キャンデリラロウ、精製キャンデリラロウ、コメヌカロウ、精製カルナウバロウ、及び、精製コメヌカロウからなる群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1又は2記載の凹凸補正用組成物。
  4. 油分が全て揮発性油分であるか、若しくは、揮発性油分を含有する、請求項1〜3のいずれかに記載の凹凸補正用組成物。
  5. 油分がシリコーン油であるか、若しくは、シリコーン油を含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の凹凸補正用組成物。
  6. 1mm厚に塗布した基剤の平面引っ張り接着強さが150gf/cm2以上である、請求項1〜5のいずれかに記載の凹凸補正用組成物。
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