JP2016124846A - 粉体化粧料 - Google Patents
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Abstract
【課題】 粉体化粧料において、仕上がり、使用感及び化粧持続効果を向上せしめる技術を提供すること。【解決手段】 (A)球状(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー粉体1〜20重量%、(B)球状ポリシリコーン−22粉体0.1〜10重量%、(C)球状ポリウレタン粉体0.5〜10重量%、(D)球状シリカ粉体0.1〜20重量%、(E)干渉色の色調がオレンジ色であるパール顔料および/または干渉色の色調が紫色であるパール顔料0.1〜20重量%を含有すること。【選択図】 なし
Description
本発明は、仕上がり、使用感及び化粧持続効果に優れた粉体化粧料に関する。
パウダーファンデーションや白粉等の粉体化粧料はベースメイク化粧料として、肌のしみ・くすみ等の色むらや、にきび跡、毛穴などの凹凸といった肌の欠点を隠すことを主な目的として使用されている。
色むらを隠すために着色顔料を多く配合すると、不自然で人工的な仕上がりになるため、透明感や立体感のある仕上がりを得るため、パール顔料を用いる方法が提案されている(特許文献1)。また凹凸補正のためには一般に拡散反射光成分の多い球状粉体が用いられるが、その場合には立体感がなく、マットな仕上がりになるため、オルガノポリシロキサンエラストマー球状粉体とパール顔料を組み合わせて、凹凸補正と自然な仕上がりを両立させた凹凸補正用油性化粧料が提案されている(特許文献2)。
しかしながら、粉体化粧料においては、単に球状粉体と板状粉体であるパール顔料等を組み合わせただけでは、一定の仕上がり効果は得られるものの、肌への伸びが悪いものでは、粉体同士が不均一に凝集したままなので、仕上がり効果が得にくく、肌への密着性が悪いものもまた、十分な仕上がり効果が得られないという問題があった。また、塗付直後は球状粉体による拡散反射によって、凹凸補正効果があるものでも、経時的に皮膚からの皮脂の分泌のため、てかりが発生し、そのため鏡面反射成分が増加し、凹凸が目立つという問題があった。
本発明は、このような事情を背景になされたものであり、粉体化粧料において、仕上がり、使用感及び化粧持続効果を向上せしめる技術を提供することを課題とする。
かかる状況を鑑みて、本発明者らは粉体化粧料において、仕上がり、使用感及び化粧持続効果を向上せしめる技術を提供すべく鋭意研究努力を重ねた結果、4種類の球状粉体と特定の色調の干渉色を呈するパール顔料とを同時に配合することにより、仕上がり、使用感及び化粧持続効果に優れた粉体化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下に示す通りである。
次の成分(A)〜(E)
(A)球状(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー粉体1〜20重量%
(B)球状ポリシリコーン−22粉体0.1〜10重量%
(C)球状ポリウレタン粉体0.5〜10重量%
(D)球状シリカ粉体0.1〜20重量%
(E)干渉色の色調がオレンジ色であるパール顔料および/または干渉色の色調が紫色であるパール顔料0.1〜20重量%
を含有することを特徴とする粉体化粧料。
次の成分(A)〜(E)
(A)球状(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー粉体1〜20重量%
(B)球状ポリシリコーン−22粉体0.1〜10重量%
(C)球状ポリウレタン粉体0.5〜10重量%
(D)球状シリカ粉体0.1〜20重量%
(E)干渉色の色調がオレンジ色であるパール顔料および/または干渉色の色調が紫色であるパール顔料0.1〜20重量%
を含有することを特徴とする粉体化粧料。
本発明によれば、凹凸補正効果が高く、透明感が高く、明るく自然な仕上がりで、使用感も良く、仕上がりの化粧持続性に優れた粉体化粧料を提供することができる。
(A)球状(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー粉体について
本発明の(A)成分の球状粉体は化粧品表示名称で(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーとして特定される成分であるが、フェニル基を有するシリコーンゴムパウダーをシリコーンレジンで被覆した構造の複合パウダーであることが好ましく、このような複合パウダーは内部のゴムパウダー部分がフェニル基の存在のために屈折率が高いため、より効果的に透過光を散乱させることができ、凹凸補正効果が高い。また内部がゴムパウダーであるため、肌当たりが柔らかく、尚且つシリコーンレジンで被覆していない通常のシリコーンゴムパウダーに比べ、粉体同士が凝集しにくいため、滑り性が良く、皮膚への伸び広がりが良い。
本発明の(A)成分の球状粉体は化粧品表示名称で(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマーとして特定される成分であるが、フェニル基を有するシリコーンゴムパウダーをシリコーンレジンで被覆した構造の複合パウダーであることが好ましく、このような複合パウダーは内部のゴムパウダー部分がフェニル基の存在のために屈折率が高いため、より効果的に透過光を散乱させることができ、凹凸補正効果が高い。また内部がゴムパウダーであるため、肌当たりが柔らかく、尚且つシリコーンレジンで被覆していない通常のシリコーンゴムパウダーに比べ、粉体同士が凝集しにくいため、滑り性が良く、皮膚への伸び広がりが良い。
(A)成分の球状粉体の粒子径は体積平均粒径において0.1〜20μmであることが好ましく、より好ましくは1〜15μmであり、更に好ましくは3〜10μmである。体積平均粒径が0.1μm未満では、肌への伸び広がり性に劣るとともに、光散乱による凹凸補正効果が低下する。体積平均粒径が20μmを越える場合は、凹凸補正効果が低下するとともに肌への密着性も低下する。
体積平均粒径は、レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(例えば、堀場製作所製LA−950)を用いて測定することができる。
(A)成分の球状粉体のシリコーンゴムパウダー部分の硬度はJIS K 6253に規定されているタイプAデュロメーターの値が10〜60であることが好ましい。タイプAデュロメーターの値が10未満では肌へののび広がりが悪くなり、60を越えると肌当たりが悪く、肌への密着性も低下する。
(A)成分の球状粉体の配合量は粉体化粧料に対して0.1〜20重量%である。0.1重量%未満では光散乱による凹凸補正効果が得られず、20重量%を超えると粉体化粧料中の板状粉体に対する球状粉体の比率が大きくなるため肌への付着性やなじみが低下する。より好ましい配合量は1〜10重量%である。
(A)成分の球状粉体であるフェニル基を有するシリコーンゴムパウダーをシリコーンレジンで被覆した構造の複合パウダーとしては、信越化学工業社から、KSP−300の商品名で市販されているものがある。このものの体積平均粒径は5μmで、シリコーンゴムパウダー部分のタイプAデュロメーターの値は40であり、好適に用いることができる。
なお、本明細書において、「球状」とは、粉体粒子の形状が、真球であるだけでなく、最長軸の長さ/最短軸の長さ( アスペクト比)が平均して、通常、1 〜 4、好ましくは1〜2、より好ましくは1〜1.6、さらにより好ましくは1〜1.4の範囲にある変形した球でもあることを意味する。粒子の形状は該粒子を光学顕微鏡、電子顕微鏡等にて観察することにより確認することができる。
(B)球状ポリシリコーン−22粉体について
本発明の(B)成分の球状粉体は化粧品表示名称でポリシリコーン−22として特定される成分であり、ハイドロゲンジメチコンとドデセンの反応によって得られたものをビスビニルジメチコンで架橋し(シリコーンゴムパウダー部分)、更にメチルトリメトキシシラン及びアミノプロピルトリメトキシシランにより処理して架橋シロキサン上に樹脂状被覆物を形成させた複合パウダーである。
本発明の(B)成分の球状粉体は化粧品表示名称でポリシリコーン−22として特定される成分であり、ハイドロゲンジメチコンとドデセンの反応によって得られたものをビスビニルジメチコンで架橋し(シリコーンゴムパウダー部分)、更にメチルトリメトキシシラン及びアミノプロピルトリメトキシシランにより処理して架橋シロキサン上に樹脂状被覆物を形成させた複合パウダーである。
(B)成分の球状粉体はシリコーンゴムパウダー部分にアルキル基を有するため、炭化水素油、エステル油、皮脂等を吸収する性質がある。そのため球状形態による光散乱効果を有するだけではなく、化粧料を肌に塗布した後に皮脂の分泌があっても、それによって化粧膜が濡れ、鏡面反射(所謂てかり)が生じ、光拡散による凹凸補正効果が減じられるのを防ぐ効果を有し、化粧仕上がりの持続性を向上させる。
(B)成分の球状粉体の粒子径は体積平均粒径において1〜20μmであることが好ましく、より好ましくは3〜15μmである。体積平均粒径が1μm未満では、肌への伸び広がり性に劣るとともに、光散乱による凹凸補正効果が低下する。体積平均粒径が20μmを越える場合は、凹凸補正効果が低下するとともに肌への密着性も低下する。
(B)成分の球状粉体のシリコーンゴムパウダー部分の硬度は肌当たりの感触の点からアスカーC型硬度計による測定で、10〜95の範囲であることが好ましく、より好ましくは20〜85の範囲である。硬度が10未満では肌へののび広がりが悪くなり、95を越えると肌当たりが悪く、肌への密着性も低下する。
(B)成分の球状粉体の配合量は粉体化粧料に対して0.1〜10重量%である。0.1重量%未満では皮脂吸収による化粧持続効果が得られず、10重量%を超えると粉体化粧料中の板状粉体に対する球状粉体の比率が大きくなるため肌への付着性やなじみが低下する。より好ましい配合量は0.5〜8重量%である。
(B)成分の球状粉体としては、信越化学工業社から、KSP−441の商品名で市販されているものがある。このものの体積平均粒径は12μmで、好適に用いることができる。
(C)球状ポリウレタン粉体について
本発明の(C)成分はポリウレタン樹脂からなる球状粉体であり、化粧品表示名称で(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマーとして特定される成分からなる粉体を含む。
本発明の(C)成分はポリウレタン樹脂からなる球状粉体であり、化粧品表示名称で(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマーとして特定される成分からなる粉体を含む。
(C)成分の球状粉体は(A)成分、(B)成分と同じくゴム弾性の性質を有し、肌への柔らかな感触と凹凸補正効果に優れるものであるが、(A)成分、(B)成分よりも硬度が高いため、転がりによる肌への伸び広がり性に優れ、(A)成分、(B)成分とともに球状粉体を均一に肌上に分布させ、凹凸補正効果を高める効果を有する。
(C)成分の球状粉体の粒子径は体積平均粒径において1〜20μmであることが好ましく、より好ましくは3〜15μmである。体積平均粒径が1μm未満では、肌への伸び広がり性に劣るとともに、光散乱による凹凸補正効果が低下する。体積平均粒径が20μmを越える場合は、凹凸補正効果が低下するとともに肌への密着性も低下する。
(C)成分の球状粉体の硬度は肌当たりの感触と転がり性の点からJIS K 6253に規定されているタイプAデュロメーターの値が30〜90であることが好ましく、より好ましくは50〜85の範囲である。タイプAデュロメーターの値が30未満では肌へののび広がりが悪くなり、90を越えると肌当たりが悪く、肌への密着性も低下する。
(C)成分の球状粉体の配合量は粉体化粧料に対して0.5〜10重量%である。0.5重量%未満では凹凸補正効果および伸び広がりの改善効果が乏しく、10重量%を超えると粉体化粧料中の板状粉体に対する球状粉体の比率が大きくなるため肌への付着性やなじみが低下する。より好ましい配合量は1〜8重量%である。
(C)成分の球状粉体は、凝集防止、ハンドリング性の向上等のため、シリカ粉体で表面被覆された複合粉体およびシリカ粉体を内包した複合粉体であっても良い。
(C)成分の球状粉体としては、プラスティックパウダーD−400、プラスティックパウダーD−800(東色ピグメント社製)、ダイミックビーズUCN−8150CMクリヤー、ダイミックビーズUCN−8070CMクリヤー(大日精化工業社製)等の市販品を用いることができる。
(D)球状シリカ粉体について
本発明の(D)成分の球状シリカ粉体は、球状の多孔質、無孔質のものが共に用いられる。
本発明の(D)成分の球状シリカ粉体は、球状の多孔質、無孔質のものが共に用いられる。
(D)成分の球状粉体は(A)成分、(B)成分、(C)成分と同じく球状であるため凹凸補正効果に優れるものであるが、硬質であり、転がりによる肌への伸び広がり性に優れるため、(A)、(B)、(C)成分とともに球状粉体を均一に肌上に分布させ、凹凸補正効果を高める効果を有する。
(D)成分の球状粉体の粒子径は体積平均粒径において0.1〜30μmであることが好ましく、より好ましくは3〜20μmである。体積平均粒径が0.1μm未満では、肌への伸び広がり性に劣るとともに、光散乱による凹凸補正効果が低下する。体積平均粒径が30μmを越える場合は、凹凸補正効果が低下するとともに肌への密着性も低下する。
(D)成分の球状粉体の配合量は粉体化粧料に対して0.1〜20重量%である。0.1重量%未満では凹凸補正効果および伸び広がりの改善効果が乏しく、20重量%を超えると粉体化粧料中の板状粉体に対する球状粉体の比率が大きくなるため肌への付着性やなじみが低下する。より好ましい配合量は0.5〜10重量%である。
(D)成分の球状粉体の市販品の例としては、多孔性のものとしては、SILICA MICROBEAD P−1500(日揮触媒化成社製)、SUNSPHERE H−31、H−51、H−32、H−52、H−33、H−53、L−31、L−51(AGCエスアイテック社製)等が挙げられ、無孔質のものとしては、NP−30(平均粒径4μm)(AGCエスアイテック社製)等が挙げられる。
(E)干渉色の色調がオレンジ色であるパール顔料および/または干渉色の色調が紫色であるパール顔料について
本発明の(E)成分のパール顔料は、板状の母粉体を金属酸化物粒子で被覆することにより、干渉色を発するものである。ここで、被覆される母粉体としては、例えば雲母、板状酸化チタン、板状酸化鉄、板状アルミナ、板状シリカ、板状ガラス、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス等が挙げられ、特に雲母、板状ガラスが好ましい。また、金属酸化物としては、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、アルミナ等が挙げられ、これらの1 種以上を使用でき、特に酸化チタンが好ましい。
本発明の(E)成分のパール顔料は、板状の母粉体を金属酸化物粒子で被覆することにより、干渉色を発するものである。ここで、被覆される母粉体としては、例えば雲母、板状酸化チタン、板状酸化鉄、板状アルミナ、板状シリカ、板状ガラス、魚鱗箔、オキシ塩化ビスマス等が挙げられ、特に雲母、板状ガラスが好ましい。また、金属酸化物としては、例えば酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化ジルコニウム、アルミナ等が挙げられ、これらの1 種以上を使用でき、特に酸化チタンが好ましい。
(E)成分のパール顔料は、(A)〜(D)成分のみでは凹凸補正はできるものの、マットで人工的な仕上がりになるため、より自然な仕上がりを得るために配合される。パール光沢により自然な光沢を付与するとともに、オレンジ色干渉色のパール顔料は血色の良い印象を与え、紫色パール顔料は透明感を付与する。着色顔料による着色では減法混色になるのに対し、干渉色で着色する場合はより明るい肌色を演出できる。
干渉色の色調は黒地の基体、例えば黒色の人工皮革に塗布することにより、より明確に視認でき、また測色機等により測色することができる。測色機を用いて測色する場合は例えば以下の手順による。
[干渉色の測定]
黒色の人工皮革であるビューラックス社製「バイオスキンプレート」にパール顔料を8mg/100cm2の量で塗布し、分光測色計X−Rite SP−60(X−Rite社製)を用い、光源D65、10度視野の条件で測色し、得られたa*、b*値から色相角度h=tan−1(b*/a*)を求め、干渉色の色調とする。
黒色の人工皮革であるビューラックス社製「バイオスキンプレート」にパール顔料を8mg/100cm2の量で塗布し、分光測色計X−Rite SP−60(X−Rite社製)を用い、光源D65、10度視野の条件で測色し、得られたa*、b*値から色相角度h=tan−1(b*/a*)を求め、干渉色の色調とする。
(E)成分の干渉色がオレンジ色であるパール顔料の干渉色の色調は、色相角度hが−10°(350°)〜41°であることが好ましく、更に好ましくは−1°(359°)〜31°である。マンセル表色系においては好ましい色相H値が2.5R〜5YRであり、更に好ましい色相H値は5R〜2.5YRである。色相角度が−10°より小さい場合または、H値が2.5Rより黄色味が少ない場合は、明るい肌色とならず、色相角度が41°より大きい場合または、H値が5YRより黄色味の場合は、血色の良い自然な肌色を得ることができない。
(E)成分の干渉色が紫色であるパール顔料の干渉色の色調は、色相角度hが283°〜352°であることが好ましく、更に好ましくは297°〜336°である。マンセル表色系においては好ましい色相H値が5PB〜10RPであり、更に好ましい色相H値は10PB〜5RPである。色相角度が283°より小さい場合または、H値が5PBより青味の場合は、顔色が悪く見え、色相角度が352°より大きい場合または、H値が10RPより赤味の場合は、透明感のある肌色にならない。
(E)成分のパール顔料の粒子径は体積平均粒径において2〜80μmであることが好ましく、より好ましくは5〜40μmである。体積平均粒径が2μm未満では、透明感や立体感に劣り、自然な仕上がり効果が低下する。体積平均粒径が80μmを越える場合は、光輝性が高すぎ、これも不自然な仕上がりになる。
(E)成分のパール顔料の配合量は粉体化粧料に対して0.1〜20重量%である。0.1重量%未満では自然な仕上がりが得られず、20重量%を超えると光沢が強すぎ、これもまた不自然な仕上がりになる。より好ましい配合量は0.5〜10重量%である。
(E)成分のパール顔料の市販品の例としては、オレンジ色干渉色のものとしては、FLAMENCO ORANGE、FLAMENCO SPARKLE ORANGE、FLAMENCO SATIN ORANGE(BASF社製)等が挙げられ、紫色干渉色のものとしては、FLAMENCO VIOLET、FLAMENCO SPARKLE VIOLET、FLAMENCO SATIN VIOLET(BASF社製)、Timilon Super Violet、Timilon Splendid Violet(Merck社製)等が挙げられる。
(A)〜(E)の粉体成分は必要により表面疎水化処理をして用いることができる。かかる表面処理としては、例えばメチルハイドロジェンポリシロキサン、(ジメチコン/メチコン)コポリマー等のシリコーンによる焼付け処理、ステアリン酸等の脂肪酸処理、ステアリン酸アルミニウムやステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属石ケン処理、アシル化アミノ酸処理、アシル化アミノ酸(塩)と脂肪酸(塩)の混合処理であるリポアミノ酸処理、パーフルオロアルキルリン酸塩等のフッ素処理、シリル化処理、セバシン酸イソステアリル等の酸性エステル処理等公知の表面処理を使用することができるが、使用感、化粧持続性の面から酸性エステル処理、アミノ酸処理、リポアミノ酸処理が特に好ましい。
(F)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物及び低粘度シリコーン油からなるシリコーンゲル組成物について
本発明の粉体化粧料は(F)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物及び低粘度シリコーン油からなるシリコーンゲル組成物を含有することが好ましい。(F)成分を含有することにより、粉体成分を肌に密着させることができ、仕上がりと化粧持続性が向上する。また、固形粉体化粧料とした場合は、成形物の耐衝撃性を向上することができる。
本発明の粉体化粧料は(F)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物及び低粘度シリコーン油からなるシリコーンゲル組成物を含有することが好ましい。(F)成分を含有することにより、粉体成分を肌に密着させることができ、仕上がりと化粧持続性が向上する。また、固形粉体化粧料とした場合は、成形物の耐衝撃性を向上することができる。
(F)成分のシリコーンゲル組成物としては、ベンゼンに不溶であるが、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重合物で、特公平8−6035号公報等に記載されているものが好適に使用できる。これは、ベンゼンに不溶であるが、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる三次元架橋構造を有するシリコーン重合物と、低粘度シリコーン油とからなるもので、シリコーン重合構造物に低粘度シリコーン油が混和されている。
ベンゼンに不溶で、自重と同重量以上のベンゼンを含みうる三次元架橋構造を有するシリコーン重合物は、オルガノポリシロキサンを架橋結合させて得られる重合物であり、一部に三次元架橋構造を有し、R2SiO単位及びRSiO1.5単位よりなり、R3SiO0.5単位及び/又はSiO2単位を含んでいても良い。但し、前記した各構成単位のRは、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基、フェニル基、トリル基等のアリール基、及びビニル基等の脂肪族不飽和基等が例示され、同種又は異なった基であっても良い。係るシリコーン重合物において、R2SiO単位とRSiO1.5単位の比率が1〜30:1であると、後述する低粘度シリコーン油との混和の際、充分に膨潤し、安定性が良好なものとなり好ましい。
一方、(F)成分を構成する低粘度シリコーン油は、特に限定されるものではないが、粘度50cs程度以下のものであれば好適に使用することができる。これは高粘度になるにつれ、それを多量に用いた結果として感触的に油性感を生じ、使用感上好ましくない方向となるからである。
そして、低粘度シリコーン油としては低重合度鎖状のジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、環状のオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が例示され、必要に応じてこれらの一種又は二種以上を適宜選択して用いることができる。
(F)成分のシリコーンゲル組成物は、前述したシリコーン重合物と低粘度シリコーン油とを充分に混練等し、膨潤させることで容易に調製することができる。この場合、シリコーン重合物と低粘度シリコーン油との混合割合は、重量比で好ましくは5:95〜30:70、より好ましくは5:95〜25:75である。シリコーン重合物の比率が過度に低い場合は、粉体を肌に密着させる効果が乏しく、またこの比率が過度に高い場合は、粉体と均一に混合することができず、効果を発揮できない。市販品としては、シリコーンゲル組成物にシリコーン油を配合したものとして、例えば、KSG−15、KSG−16、KSG−17、KSG−18( 以上、いずれも信越化学工業社製) 等が挙げられる。
(F)成分の配合量は粉体化粧料に対して0.1〜10重量%であることが好ましい。0.1重量%未満では密着性向上の効果が得られず、10重量%を超えると伸び広がり性が悪くなり好ましくない。より好ましい配合量は0.5〜5重量%である。
本発明の粉体化粧料では、上記必須成分である(A)〜(E)の粉体以外の粉体成分を併用することが好ましい。併用することができる無機粉体としては、酸化チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、酸化セリウム、タルク、白雲母、合成雲母、金雲母、黒雲母、合成フッ素金雲母、(E)成分以外の雲母チタン、雲母状酸化鉄、セリサイト、ゼオライト、カオリン、ベントナイト、クレー、球状以外のシリカ、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、窒化ホウ素、オキシ塩化ビスマス、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化クロム、カラミン、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素およびこれらの複合体等が挙げられる。これらの中でもタルク、窒化ホウ素、セリサイト、合成フッ素金雲母は使用感が優れ、好ましい。これらの無機粉体は、使用感、化粧持続性の点から表面疎水化処理をすることが好ましい。かかる表面処理としては、例えばメチルハイドロジェンポリシロキサン、(ジメチコン/メチコン)コポリマー等のシリコーンによる焼付け処理、ステアリン酸等の脂肪酸処理、ステアリン酸アルミニウムやステアリン酸亜鉛等の脂肪酸金属石ケン処理、アシル化アミノ酸処理、アシル化アミノ酸(塩)と脂肪酸(塩)の混合処理であるリポアミノ酸処理、パーフルオロアルキルリン酸塩等のフッ素処理、シリル化処理、セバシン酸イソステアリル等の酸性エステル処理等公知の表面処理を使用することができるが、使用感、化粧持続性の面から酸性エステル処理、アミノ酸処理、リポアミノ酸処理が特に好ましい。体質顔料としてセバシン酸イソステアリル処理タルク1〜60重量%、より好ましくは10〜45重量%を必須成分である(A)〜(E)の粉体と併用することが、使用感、付着性の点から好ましい。セバシン酸イソステアリル処理タルクの配合量が過度に少ない場合は粉体の肌への付着性に乏しく、過度に多い場合は、肌への伸び広がり性が低下する。
同じく併用することができる有機粉体としては、(A)および(B)成分以外のシリコーン粉末およびシリコーン弾性粉末、セルロース粉末、ナイロン粉末、シルク粉末、PMMA粉末、ラウロイルリシン、スターチ、ポリエチレン粉末、ポリスチレン粉末、カーボンブラック、タール色素、天然色素、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸等およびこれらの複合体等が挙げられるが、中でもラウロイルリシンが伸び広がり性と付着性の両方に優れ、好ましい。
本発明の粉体化粧料には通常化粧料で使用される油性成分を配合することができる。かかる油性成分としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類、流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類、オレイン酸、イソステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール等、イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、アクリル変性ポリシロキサン、シリコーンデンドリマー変性樹脂、プロピルシルセスキオキサン樹脂、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類等が挙げられる。
油性成分に加え、界面活性剤類を配合することが肌へのなじみ、パフへの取れ等の使用感の面から好ましい。かかる界面活性剤類としては脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類、ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン等)、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等)、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類等を挙げられる。中でも好ましい界面活性剤はHLB7以下の親油性非イオン界面活性剤であり、0.1〜3重量%配合することが好ましい。
本発明の粉体化粧料には本発明の効果を損なわない範囲で通常化粧料で使用されるその他の任意成分を配合することができる。かかる任意成分としては、例えば、ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類、ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB6塩酸塩,ビタミンB6トリパルミテート,ビタミンB6ジオクタノエート,ビタミンB2又はその誘導体,ビタミンB12,ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール,β−トコフェロール,γ−トコフェロール,ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類などが好ましく例示できる。パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン等の有機紫外線吸収剤類を配合することによりより高いSPF値、PA値が得られるが、安全性を重視する場合にはこれら有機紫外線吸収剤を含まないことが好ましい。
本発明の粉体化粧料は、これらの原料の組成を適宜変えて、種々の目的の粉体化粧料に適用することが出来る。本発明の粉体化粧料は、粉体化粧料の応用が既に知られているものであれば特段の限定無く適用することが出来、例えば、ファンデーション、下地パウダー、仕上げパウダー、チークカラー、アイカラー、紫外線防御化粧料、水使用ケーキ、両用ケーキ、ボディーパウダーなどが好適に例示でき、その形態は、粉末状、固形状の何れでもよい。この中でも、本発明の効果が発揮されやすい形態としては、固形粉末状のメイクアップ化粧料である。
本発明の粉体化粧料は、常法に従い粉体成分と必要によりその他成分を均一に混合することによって得ることができる。この混合粉体をそのまま容器に充填し、ルースパウダーとして使用することも可能であり、さらに混合粉体を容器に充填した後プレスして、固形パウダーとすることも可能である。固形パウダーとする場合は混合粉体に水、低級アルコール、揮発性シリコーン、軽質流動イソパラフィン等から選ばれる1種以上の揮発性溶剤を加えた後、プレスし、乾燥することが、使用感および保型性(割れにくさ)の点から好ましい。
[実施例]
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明が実施例のみに限定されないことは言うまでもない。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明が実施例のみに限定されないことは言うまでもない。
<実施例1〜5>・<比較例1〜3>
次の表1に記載した処方のパウダーファンデーションを以下に示す製法にて調製し、「毛穴・小じわの目立ちにくさ」、「自然な仕上がり」、「健康的な肌に見える」、「透明感のある仕上がり」、「仕上がりの持続性」、「伸びの良さ」、「肌へのなじみ」の各項目について評価し、結果を併せて表1に示した。
次の表1に記載した処方のパウダーファンデーションを以下に示す製法にて調製し、「毛穴・小じわの目立ちにくさ」、「自然な仕上がり」、「健康的な肌に見える」、「透明感のある仕上がり」、「仕上がりの持続性」、「伸びの良さ」、「肌へのなじみ」の各項目について評価し、結果を併せて表1に示した。
評価方法:
女性専門パネル10名に各ファンデーションを使用してもらい、評価した。各項目別に、「良い(評点:2)」「どちらとも言えない(評点:1)」「悪い(評点:0)」の3段階で評価し、評点の平均点から下記基準で判定した。
[判定] : [評点の平均点]
5 : 1.5以上
4 : 1.2以上1.5未満
3 : 0.8以上1.2未満
2 : 0.3以上0.8未満
1 : 0.3未満
女性専門パネル10名に各ファンデーションを使用してもらい、評価した。各項目別に、「良い(評点:2)」「どちらとも言えない(評点:1)」「悪い(評点:0)」の3段階で評価し、評点の平均点から下記基準で判定した。
[判定] : [評点の平均点]
5 : 1.5以上
4 : 1.2以上1.5未満
3 : 0.8以上1.2未満
2 : 0.3以上0.8未満
1 : 0.3未満
注1: KSP−300(平均粒径5μm、信越化学工業社製)
注2: KSP−441(平均粒径12μm、信越化学工業社製)
注3: ダイミックビーズUCN−8070CMクリヤー(平均粒径7μm、大日精化工業社製)
注4: SILICA MICROBEAD P−1500(平均粒径5μm、日揮触媒化成社製)
注5: FLAMENCO ORANGE(BASF社製)
注6: FLAMENCO VIOLET(BASF社製)
注7: KSP−100(平均粒径5μm、信越化学工業社製)
注8: SP−500(平均粒径5μm、東レ社製)
注9: HS−タルクJA−46R(三好化成社製)
注10: アミホープLL(味の素社製)
注11: KSG−16((ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマーとジメチコンの混合物、信越化学工業社製)
製造方法:
A: 成分1〜17を混合する。
B: Aに成分18〜21を添加し、混合する。
C: Bを金皿に充填し、プレス成形して、パウダーファンデーションを得た。
A: 成分1〜17を混合する。
B: Aに成分18〜21を添加し、混合する。
C: Bを金皿に充填し、プレス成形して、パウダーファンデーションを得た。
表1の結果から明らかなように、本発明に係わる実施例1〜5のパウダーファンデーションは、「毛穴・小じわの目立ちにくさ」、「自然な仕上がり」、「健康的な肌に見える」、「透明感のある仕上がり」、「仕上がりの持続性」、「伸びの良さ」、「肌へのなじみ」の全ての項目において優れたものであった。それに対し、比較例1〜3は、全ての項目を満足するものは得られなかった。
製造方法:
A: 成分1〜14を混合する。
B: Aに成分15〜18を添加し、混合する。
A: 成分1〜14を混合する。
B: Aに成分15〜18を添加し、混合する。
実施例6の粉白粉は凹凸補正効果と自然な仕上がりに優れ、持続性、使用感にも優れるものであった。
本発明によれば、凹凸補正効果と自然な仕上がりに優れ、且つ化粧持続性も高い粉体化粧料が提供される。
Claims (2)
- 次の成分(A)〜(E)
(A)球状(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー粉体1〜20重量%
(B)球状ポリシリコーン−22粉体0.1〜10重量%
(C)球状ポリウレタン粉体0.5〜10重量%
(D)球状シリカ粉体0.1〜20重量%
(E)干渉色の色調がオレンジ色であるパール顔料および/または干渉色の色調が紫色であるパール顔料0.1〜20重量%
を含有することを特徴とする粉体化粧料。 - さらに、
(F)部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物及び低粘度シリコーン油からなるシリコーンゲル組成物
を含有することを特徴とする請求項1に記載の粉体化粧料。
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-
2015
- 2015-01-07 JP JP2015001521A patent/JP2016124846A/ja active Pending
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