JP2010037216A - 粉体化粧料 - Google Patents

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JP2010037216A JP2008198494A JP2008198494A JP2010037216A JP 2010037216 A JP2010037216 A JP 2010037216A JP 2008198494 A JP2008198494 A JP 2008198494A JP 2008198494 A JP2008198494 A JP 2008198494A JP 2010037216 A JP2010037216 A JP 2010037216A
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桃子 古川
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Abstract

【課題】肌への感触、伸展性など使用感触が良好で、しかも使用時の粉っぽさがないしっとり感のある化粧効果の持続性に優れた粉体化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)〜(C)を用いて調製されることを特徴とする粉末化粧料。(A)水溶性高分子またはその水溶液
(B)油剤
(C)シリコーン粉末の分散液
【選択図】なし

Description

本発明は粉体化粧料に関し、詳しくは化粧効果の持続性に優れ、また肌への感触、伸展性など使用感触が良好で、しっとり感があり、さらには耐衝撃性の優れた粉体化粧料に関する。
従来、粉体メイクアップ化粧料には、紫外線遮蔽効果を付与する目的や肌の欠点を隠すなどカバー効果を付与する目的で、酸化チタンなどの屈折率の高い無機白色顔料を配合するが、これら無機白色顔料を多量に配合すればするほど、紫外線遮蔽効果やカバー効果はより上がるものの、肌上でののびが重く、きしみ感、ひっかかりなど伸展性が悪くなる傾向がある。そのため、使用時に粉っぽさ、感触の硬さを感じ、しっとり感の向上が課題とされてきた。
また、使用感を改善するためには、球状樹脂粉末を配合するのが一般的であるが、その中でも柔らかさや滑らかさなどの使用感を付与する目的でシリコーンエラストマーなどのシリコーン粉末を配合する方法が採られている(特許文献1参照)。しかしながら、シリコーンエラストマーはその凝集性が大きいため、該粉末を化粧料中に均一に分散させることは非常に困難である。そのため、密閉多段式ズリせん段押し出し機を用いる方法(特許文献2参照)、湿式粉砕装置を用いる方法(特許文献3参照)などを利用して、化粧料に配合しやすいよう改質する技術の開発がなされているが、これら改質されたシリコーンエラストマーを配合した粉末化粧料を通常の乾式製造法にて製造した場合、伸展性や滑らかな感触あるいは固化したときの成型性は良好になるものの、シリコーンエラストマーの高い吸油性のために、使用時においては粉末化粧料特有の粉っぽさという面からの使用感は十分なものではなかった。また、使用感向上のためにシリコーンエラストマー多量に配合すると、通常柔らかさは増すものの、耐衝撃性が低下する傾向にあった。
一方、化粧料においては、肌への密着性や馴染み、保湿性を高めるために、顔料の表面を水溶性高分子により被覆処理することが従来行われている(特許文献4または5参照)。これらの被覆処理粉体は、実際の粉体の保水性を高めるために使用されているが、使用時の柔らかさや滑らかさなどの感触面においては十分に考慮されていない。
特開平8−26932号公報 特許第3126553号公報 特許第3468971号公報 特開2000−119135号公報 特許第3436626号公報
すなわち本発明は、水溶性高分子を配合して安定性、使用感および皮膚に対する保湿作用などに優れているにもかかわらず、肌への感触、皮膚上における延展性が良好であり、水溶性高分子特有のべたつき感がなく、かつ耐衝撃性にも優れた粉体化粧料を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明者が検討を行った結果、(A)水溶性高分子またはその水溶液、(B)油剤、および(C)シリコーン粉末の分散液を均一に混合し、さらに
乾燥して得られた混合粉末を配合することにより、しっとり感に優れ、パフへのとれ、肌への伸展性の良好な化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C)を用いて調製されることを特徴とする粉体化粧料にある。
(A)水溶性高分子またはその水溶液
(B)油剤
(C)シリコーン粉末の分散液
本発明によれば、水溶性高分子を配合して安定性、使用感および皮膚に対する保湿作用などに優れているにもかかわらず、パフへのとれが良く、肌への伸展性、滑らかさなどの使用感触に優れ、粉っぽさのないしっとり感のある粉体化粧料を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について詳述する。
本発明における(A)成分の水溶性高分子としては、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、例えば、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、チューベロース多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸などの天然水溶性高分子、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウムなどの合成水溶性高分子などを挙げることができるが、この中でも保湿性の面から天然水溶性高分子が好ましい。粉体化粧料中への配合量としては、特に制限がないが、0.001〜25質量%が好ましく、更に好ましくは0.005〜10質量%、特に好ましくは0.01〜3質量%である。0.001質量%未満だと塗布時に十分な保湿感が得られなかったり、逆に25質量%を超えると粉体成分がかえって凝集し、肌上に均一な状態で適度な量の化粧料を付着させることが難しくなり、結果として、化粧効果および伸展性など使用感触が損なわれてしまう場合がある。また水溶性高分子は水溶液として配合することもできる。
本発明における(B)成分の油剤としては、一般的に化粧品で汎用されているものであり製品の安定性、安全性を損なわない範囲であれば特に限定されるものではなく、動物油、植物油、合成油などの起原や、固形油、半固形油、液状油などの性状を問わず、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類などの油剤が挙げられる。例としては、セチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノールなどの高級アルコール;イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸などの脂肪酸;グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール;ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチルなどのエステル類;流動パラフィン、ワセリン、スクワランなどの炭化水素;ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウなどのロウ;ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油などの油脂;ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲルなどのシリコーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フルオロアルコールなどのフッ素化合物などが挙げられ、これらより一種または二種以上を用いることがで
きる。
また、本発明の粉体化粧料における油剤の配合量は使用する品種により異なるが、適正配合量範囲は最終製品の総量を基準として、0.5〜30質量%が好ましく、更に好ましくは1〜15質量%であり、特に好ましくは2〜12質量%である。配合量が0.5質量%未満では、肌への塗布時に化粧料の肌への付着効果が乏しくなる場合があり、30質量%を超えて配合した場合には、肌への塗布時に伸びが悪過ぎ、どちらの場合にも、肌上に均一な状態で適度な量の化粧料を付着させることが難しくなり、結果として、化粧効果およびしっとり感の持続も損なわれてしまう場合がある。
本発明における(C)成分のシリコーン粉末の分散液は、シリコーン粉末が水や揮発性シリコーンなどの溶媒に安定で均一に分散されているものである。この分散液の性状としては、液状、クリーム状、スラリー状などが例示されるが、粉体化粧料への均一分散のし易さなどの点から液状であることが好ましい。また、シリコーン粉末の形状としては、球状、偏平状、不定形状などが例示されるが、肌への滑り性を考慮すると球状であることが好ましい。
本発明で用いられるシリコーン粉末の例としては、シリコーン樹脂粉体、シリコーンエラストマー粉体、シリコーン樹脂被覆シリコーンエラストマー粉体などが挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。これらの中でもシリコーンエラストマー粉体が滑らかさ、柔らかさなどの使用感触に優れているため好適である。
斯かるシリコーン粉末の平均粒子径は0.1〜100μmの範囲にあることが好ましく、さらに好ましくは1〜20μmである。0.1μm未満では化粧料を使用した際に顕著な滑り性向上効果を付与することが不可能な場合があり、100μmを超えると化粧料を使用した際に、ザラつき感がでて、感触が悪くなる場合があり、0.1〜100μmの範囲内あることが好ましい。
またシリコーン粉末を分散させる溶媒としては、水、重合度0〜5の直鎖状ジメチルポリシロキサン、およびオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサンなどの重合度3〜7の環状シリコーンなどの揮発性シリコーン、ならびにエタノールなどの低級アルコールなどが挙げられる。
本発明における(C)シリコーン粉末の分散液としては、具体的にはBY29−129(固形分量63%、平均粒子径4μm、東レ・ダウコーニング社製)などを挙げることができ、これに水、低級アルコールなどを加えるなどにより粘度調整を行い、使用することも可能である。また、シリコーン粉末を水などの溶媒中に予め一次粒子に近い状態まで分散させて使用することも可能である。分散方法は例えばマイクロスやビーズミルなどの媒体型粉砕機を用いることができるが、シリコーン粉末が水などの溶媒に安定で均一に分散しているものが得られればこれらに限定はされない。シリコーン粉末の例としては、東レ・ダウコーニング社製のトレフィルシリーズ(トレフィルE505C、トレフィルE508など)や、信越化学工業社製のKSPシリーズ(KSP−100、KSP−101など)を挙げることができる。
本発明における(C)成分としてのシリコーン粉末分散液の粉体化粧料中への配合量は、化粧料の剤型、および(C)成分の分散液におけるシリコーン粉末純分量(固形分量)に応じて変えることができるが、シリコーン粉末純分量(固形分量)として、本発明化粧料中0.1〜75質量%が好ましく、更に好ましくは0.5〜30質量%であり、特に好ましくは1〜10質量%である。0.1質量%未満では本発明の効果を発現することが困難な場合があり、一方、75質量%を超えると固化した場合の成形性が低下してしまう場
合があり、好ましくない。
本発明の粉末化粧料には、前述の成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常化粧料に配合される粉体成分を配合する。粉体の例としては、例えば赤色104号、赤色102号、赤色226号、赤色201号、青色404号などの有機色素;青色1号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色203号バリウムレーキなどのレーキ色素;黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青などの有色顔料;タルク、マイカ、セリサイト、カオリン、合成金雲母などの体質顔料;雲母チタンなどのパール顔料;硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウムなどの金属塩;シリカ、アルミナなどの無機粉体;ナイロンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、セルロースパウダー、テフロンパウダー、ポリエチレン末などの有機粉体;ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛などの無機粉体が挙げられる。粉体の大きさとしては5〜100μmの範囲に入るものが好ましく、さらに好ましくは10〜25μmである。また、これら上記粉体を、疎水化処理さらには複合処理を行った後、配合してもよい。疎水化処理の例としては、シリコーン処理、フッ素処理、金属セッケン処理、樹脂ポリマー処理等が挙げられ、その配合量は、好ましくは、20〜95質量%であり、特に好ましくは50〜90質量%である。疎水化処理粉体を配合することで、肌への感触など使用感を向上することができる。
また本発明の粉末化粧料には、必要に応じ、界面活性剤、粘剤、防腐剤、香料、紫外線防御剤(有機系紫外線吸収剤を含む)、生理活性成分、保湿剤、塩類、酸化防止剤などの成分を配合することができる。
本発明の粉末化粧料の製造方法は、水溶性高分子またはその水溶液、油剤、およびシリコーン粉末の分散液を常法によって均一に混合する。ここでいう常法とは例えばV型ミキサー、リボンミキサー、ヘンシェルミキサーのように攪拌作用により混合し、次いでハンマーミル、ピンミルのような衝撃式粉砕機で粉砕する方法、ボールミル、擂潰機のような混合を兼ねた粉砕機を用いる方法、トレロミキサー、プラネタリーミキサー、ニーダーなどが挙げられる。この時、混合の補助的役割で界面活性剤、アルコール、または水分などを加えてもよい。
上記混合液に水分を添加する場合、水分の添加量は化粧料粉体の組成および油剤の種類、量、および製造方法によって異なるが、本発明の効果および乾燥の効率性を考慮すると乾燥後の粉体化粧料100部に対し、2〜30部、特に好ましくは2〜10部になるようにするのが好ましい。また水分を添加しなくても、本発明においては水溶性高分子の水溶液、及びシリコーン粉末を分散液として配合し、その後乾燥工程を経ることで本発明の効果を得ることが可能である。
次いで、このように得られた混合物の水分などの溶媒除去を行う。使用する装置は水分あるいは必要により加えた低級アルコールなどの溶媒を除去する目的であれば特に制限されず、例えば自然乾燥、加温乾燥、熱風乾燥などによって行われる。
本発明の粉末化粧料の具体的な用途としては特に限定されないが、ファンデーション、白粉、ボディパウダー、アイシャドウ、頬紅、アイブロウなどが挙げられ、その形態は、粉末状、固形状の何れでもよい。この中でも、本発明の効果が発揮されやすい形態としては、固形粉末状のメイクアップ化粧料である。
以下、実施例および比較例によって本発明を詳細に説明する。なお、本発明はこれらの
実施例により限定されるものではない。配合量に関しては特に断りのない限り質量%を示す。
・皮膚有用性評価
化粧品専門パネル10名を用いて、洗顔後、実施例および比較例を塗布し、使用感触(のびの軽さ、粉っぽさの無さ、しっとり感)、仕上がりのカバー効果、3時間後の化粧持続性について下記に示す評価基準により評価した。
基 準 判定
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
10名中8名以上が良好と感じた ◎
10名中6〜7名が良好と感じた ○
10名中4〜5名が良好と感じた △
10名中3名以下が良好と感じた ×
・耐衝撃性試験方法
固形状化粧料を中皿に圧縮成形したままの状態で、40cmの高さから繰り返しアクリル樹脂板に落下させ、割れたときの落下回数を下記に示す評価基準により評価した。
基 準 判定
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
11回目以降に割れた場合 ◎
7〜10回目に割れた場合 ○
5、6回目に割れた場合 △
1〜4回目に割れた場合 ×
(製造方法;実施例1〜4、比較例1,2(パウダーファンデーション))
各実施例および比較例の処方は、表1の通りである。表1に示す組成のパウダーファンデーションを下記の方法により調製した。
粉体成分(1)〜(6)をヘンシェルミキサーにて均一混合し、これに油剤成分(7)〜(10)と防腐剤(11)、水溶性高分子水溶液(12)〜(15)およびシリコーンエラストマーの水分散液(16)の混合物を加えて再び均一になるまで混合した。混合物を熱風乾燥機に入れ、50℃、4時間乾燥後、これを金皿に充填しプレス成型してパウダーファンデーションを得た。
Figure 2010037216
表2に実施例1〜4および比較例1,2についての前記評価結果を示す。
Figure 2010037216
表記載の結果から、本発明の実施例は比較例と比べて、しっとり感とのびの良さ、粉っぽさの無い使用感触、パフへの取れに優れていることがわかる。これに対して比較例ではいずれかの項目において評価が悪かった。
・実施例5、比較例3,4(固形白粉)
表3に示す各成分から固形白粉を調製した。
Figure 2010037216
Figure 2010037216
(製造方法;実施例5、比較例3,4(固形白粉))
表3に示す組成の固形白粉を以下の方法により調製した。
粉体成分(1)〜(7)をヘンシェルミキサーにて均一混合し、これに油剤成分(8)〜(11)と防腐剤(12)、水溶性高分子水溶液(13)およびシリコーンエラストマーの水分散液(14)の混合物を加えて再び均一になるまで混合した。混合物を熱風乾燥機に入れ、50℃、4時間乾燥後、これを金皿に充填しプレス成型して固形白粉を得た。
表4から明らかなように、本発明に係る粉体化粧料は、しっとり感とのびの良さを両立した優れた使用感触と、パフへの取れの良さ、仕上がり化粧持続性、対衝撃性のいずれの項目においても優れていた。
応用例1(パウダーファンデーション)
(成分) (配合量%)
・シリコーン処理(2%)ベンガラ 0.75
・シリコーン処理(2%)黄酸化鉄 2.6
・シリコーン処理(2%)黒酸化鉄 0.3
・シリコーン処理酸化チタン 15.0
・シリコーン処理(2%)タルク 25.0
・シリコーン処理(2%)マイカ 15.59
・シリコーン処理(2%)合成金雲母 10.0
・シリコーン処理(2%)合成金雲母鉄 5.0
・ナイロン末(*1) 5.0
・ワセリン 1.0
・ジメチルポリシロキサン(*2) 4.0
・ミリスチン酸イソセチル 3.0
・パラメトキシケイ皮酸2−エチルへキシル 2.0
・メチルパラベン 0.2
・ヒアルロン酸ナトリウム(1%)液(*3) 5.0
・シリコーンエラストマー水分散液(*4) 5.0
・オウバクエキス(*5) 0.2
・ディオスコレアコンポジタエキス(*6) 0.1
・N―アセチルグルコサミン(*7) 0.1
・豆乳発酵液(*8) 0.1
・オレンジ果汁(*9) 0.01
・酵母エキス(*10) 0.01
・海藻エキス(*11) 0.01
・チョウジエキス(*12) 0.01
・クチナシエキス(*13) 0.01
・チンピエキス(*14) 0.01
* 1;SP−500(東レ社製)
* 2;シリコンKF96−A(6CS)(信越化学工業社製)
* 3;ヒアルロン酸FCH−SU(紀文フードケミカル社製)
* 4;シリコンBY29−129(東レ・ダウコーニング社製)
固形分63% 固形換算
* 5;オウバク抽出液J(丸善製薬社製)
* 6;ディオスコレアコンポジタ根エキス(三井化学社製)
* 7;マリンスウィートF(焼津水産社製)
* 8;豆乳発酵液(三省製薬社製)
* 9;ホモフルーツ(オレンジ)N (香栄興業社製)
*10;ディスムチンBTJ(ペンタファーム社製)
*11;マリンパージ(一丸ファルコス社製)
*12;チョウジ抽出液(丸善製薬社製)
*13;サンシン抽出液BG(丸善製薬社製)
*14;チンピ抽出液BG40(丸善製薬社製)
応用例2(パウダーファンデーション)
(成分) (配合量%)
・フッ素処理(5%)ベンガラ 0.8
・フッ素処理(5%)黄酸化鉄 3.8
・フッ素処理(5%)黒酸化鉄 0.35
・フッ素処理(5%)酸化チタン 18.0
・フッ素処理(5%)タルク 15.0
・フッ素処理(5%)セリサイト 24.44
・フッ素処理(5%)合成金雲母 15.0
・ポリアクリル酸アルキル(*15) 5.0
・重質流動イソパラフィン 0.5
・イソステアリン酸硬化ヒマシ油 0.5
・メチルポリシロキサン(*2) 2.0
・メチルフェニルポリシロキサン(*16) 2.0
・α―オレフィンオリゴマー(*17) 3.8
・1,3−ブチレングリコール 1.0
・メチルパラベン 0.2
・チューベロース多糖体(1%)液(*18) 2.0
・シリコーンエラストマー水分散液(*4) 5.0
・ローズ水(*19) 0.2
・ローズヒップ油(*20) 0.1
・トリポリヒドロキシステアリン酸
ジペンタエリスリチル(*21) 0.1
・ローヤルゼリーエキス(*22) 0.1
・2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・ 0.1
メタクリル酸ブチル共重合体液(*23)
・加水分解コンキオリン液(*24) 0.01
* 2;シリコンKF96−A(6CS)(信越化学工業社製)
* 4;シリコンBY29−129(東レ・ダウコーニング社製)
固形分63% 固形換算
*15;マイクロスフェアーM(松本油脂製薬社製)
*16;シリコンFZ−209(東レ・ダウコーニング社製)
*17;ノムコートHPD−C(日清オイリオ社製)
*18;ソフケアTP−SB(花王社製)
*19;バラ抽出液(香栄興業社製)
*20;ローズヒップ油(日光ケミカル社製)
*21;サラコスWO−6(日清オイリオ社製)
*22;ローヤルゼリー抽出液BG(アピ社製)
*23;LIPIDURE PMB(日本油脂社製)
*24;真珠たん白抽出液K(丸善製薬社製)
応用例3(固形白粉)
(成分) (配合量%)
・シリコーン処理(2%)ベンガラ 0.3
・シリコーン処理(2%)黄酸化鉄 0.5
・シリコーン処理(2%)黒酸化鉄 0.05
・シリコーン処理(2%)タルク 40.0
・シリコーン処理(2%)合成金雲母 20.0
・シリコーン処理(2%)マイカ 11.43
・雲母チタン 5.0
・ミリスチン酸マグネシウム 3.0
・ナイロン末(*1) 5.0
・メチルパラベン 0.2
・ワセリン 1.0
・乳酸オクチルドデシル 2.0
・トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 2.0
・イソノナン酸イソノニル 2.0
・水溶性コラーゲン(0.5%)水溶液(*25) 2.0
・シリコーンエラストマー水分散液(*4) 5.0
・オリーブ葉エキス(*26) 0.2
・オトギリソウエキス(*27) 0.1
・ユズエキス(*28) 0.1
・アボガドエキス(*29) 0.1
・チャ実エキス(*30) 0.01
・ツバキエキス(*31) 0.01
* 1;SP−500(東レ社製)
* 4;シリコンBY29−129(東レ・ダウコーニング社製)
固形分63% 固形換算
*25;ネプチゲンN(一丸ファルコス社製)
*26;オリーブ葉抽出液BG(丸善製薬社製)
*27;ファルコレックスオトギリソウB(一丸ファルコス社製)
*28;ユズ抽出液(丸善製薬社製)
*29;ファルコレックス アボガドB(一丸ファルコス社製)
*30;茶の実抽出物(丸善製薬社製)
*31;ツバキ種子抽出物(丸善製薬社製)
応用例4(粉白粉)
(成分) (配合量%)
・シリコーン処理(2%)ベンガラ 0.3
・シリコーン処理(2%)黄酸化鉄 0.5
・シリコーン処理(2%)黒酸化鉄 0.05
・タルク 60.0
・シリコーン処理(2%)処理マイカ 20.0
・板状硫酸バリウム 5.0
・流動パラフィン 2.5
・メチルパラベン 0.15
・水溶性コラーゲン(0.5%)水溶液(*25) 5.0
・シリコーンエラストマー水分散液(*4) 6.0
・L−プロリン(*32) 0.05
・L−アラニン(*33) 0.05
・シルク抽出液(*34) 0.2
・酵母エキス(*35) 0.2
* 4;シリコンBY−29129(東レ・ダウコーニング社製)
固形分63% 固形換算
*25;ネプチゲンN(一丸ファルコス社製)
*32;L−プロリン(味の素社製)
*33;L−アラニン(味の素社製)
*34;シルクプロテインエキス(一丸ファルコス社製)
*35;TONISKIN(Silab社製)
応用例5(フェースカラー)
(成分) (配合量%)
・シリコーン処理(2%)ベンガラ 1.0
・シリコーン処理(2%)黄酸化鉄 0.5
・シリコーン処理(2%)黒酸化鉄 0.2
・赤色226号 0.08
・シリコーン処理(2%)タルク 50.0
・N−ステアロイル−L−グルタミン酸ナトリウム
処理(2.7%)マイカ 22.82
・雲母チタン 10.0
・メチルパラベン 0.1
・ワセリン 1.5
・メチルフェニルポリシロキサン(*16) 2.5
・オクチルドデカノール 2.5
・キサンタンガム(1%)水溶液(*36) 2.0
・シリコーンエラストマー水分散液(*4) 6.3
・セイヨウニワトコエキス(*37) 0.1
・カンゾウ抽出末(*38) 0.1
・コムギ胚芽エキス(*39) 0.1
・ヨクイニンエキス(*40) 0.1
・ユキノシタエキス(*41) 0.1
* 4;シリコンBY−129(東レ・ダウコーニング社製)
固形分63% 固形換算
*16;シリコンFZ−209(東レ・ダウコーニング社製)
*36;ケルトロール(ケルコ社製)
*37;ニワトコ抽出液BG90(丸善製薬社製)
*38;カンゾウ抽出液(丸善製薬社製)
*39;クラリスキン(Silab社製)
*40;ヨクイニン抽出液BG−S(丸善製薬社製)
*41;ユキノシタエキス(一丸ファルコス社製)
本発明は、肌への感触、伸展性など使用感触が良好で、しかも使用時の粉っぽさがないしっとり感に優れる粉体化粧料を得ることができる。

Claims (5)

  1. (A)水溶性高分子またはその水溶液、(B)油剤、および(C)シリコーン粉末の分散液を含有することを特徴とする粉体化粧料。
  2. 成分(A)の配合量が粉体化粧料の総量を基準として0.001〜25質量%である請求項1記載の粉体化粧料。
  3. 成分(A)、(B)および(C)を均一混合後、乾燥工程を経て調製することを特徴とする請求項1または2記載の粉体化粧料。
  4. 更に(D)疎水化処理粉体を粉体化粧料の総量を基準として20〜95質量%を含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の粉体化粧料。
  5. 成分(A)が、ムコ多糖類、ヒアルロン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、チューベロース多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、アルギン酸からなる群より選ばれる一種または二種以上である請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉体化粧料。
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