JP2007186433A - 粉末状化粧料 - Google Patents

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章子 佐野
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Abstract

【課題】塗布時の均一性・付着性とカバー効果をあわせ持ち、外観色と化粧肌色の合致性に優れ、さらに、経時による塗布色の変化の少ない粉末状化粧料を提供する。
【解決手段】平均粒子径が0.5μm〜2.0μmである酸化チタン、あるいは平均二次粒子径が0.5μm〜2.0μmである強凝集性酸化チタン 5〜40質量%と、塗布時と近い濡れ状態の粉体がその吸油量に達するまでに起こす色変化が少なく、さらに吸油量に達したときの表面色の明るさが一定以上の粉体を配合することを特徴とする粉末状化粧料。
【選択図】なし

Description

本発明は、粉末状化粧料に関し、詳しくは、塗布時の均一性・付着性とカバー効果をあわせ持ち、外観色と化粧肌色の合致性に優れ、さらに、経時による塗布色の変化の少ない粉末状化粧料に関する。
粉末状化粧料は、塗布時の肌に対する感触が軽く、簡便な方法で均一に塗布できるという特徴から、粉おしろいをはじめとした仕上げ用化粧料に用いられている。しかし、これらの粉末状化粧料では、カバー効果を持たせるために酸化チタンなどの白色顔料を配合すると、肌に対する付着性が上がり伸びにくくなったり、パフなどの塗布具に均一にのりにくいなどの理由から、均一感が損なわれたり、外観色から予測される色に対して塗布色が白く浮いた印象を受け、化粧効果が不自然になるといった問題がある。
また、粉体を含む化粧料においては、配合される粉体が汗や皮脂に濡れることによって、粉体表面の光散乱状態が変化し、色が変化する(くすむ)ということが常に問題として挙げられる。特に、液状成分の配合量の少ない粉末状化粧料においては、製剤中における粉体の濡れ具合が低いため、皮膚上において皮脂や汗で濡れることによる粉体表面の光散乱状態の変化が大きく、そのために色が暗くなり、くすみの原因になると考えられる。さらに、粉末状化粧料では、パフなどを用いて軽い力で肌に塗布するため、塗布した膜の状態が不安定になることから、光散乱状態の変化がさらに大きくなることも、くすみの原因として起因している。
くすみや持続効果に対しては、特定の着色粉体と常温で液体の油剤を特定の割合で配合したり(特許文献1参照)、特定形状の塩基性炭酸カルシウムを配合する(特許文献2参照)などが開示されており、また、塗布時の自然さに対しては、特定の平均粒子径を持つ酸化チタンの配合(特許文献3、4参照)によ粉体化粧料が開示されているが、特にルース状の粉末化粧料においては未だ不十分である。
特許第3445519号公報 特開2005−220053号公報 特公平6−62388号公報 特開平2005−225827号公報
本発明は、塗布時の均一性・付着性とカバー効果をあわせ持ち、外観色と化粧肌色の合致性に優れ、さらに、経時による塗布色の変化の少ない粉末状化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は、上記事情に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、平均粒子径が0.5μm〜2.0μmである酸化チタン、又は平均二次粒子径が0.5μm〜2.0μmである強凝集性酸化チタンを5〜40質量%と、塗布時と近い濡れ状態の粉体がその吸油量に達するまで
に起こす色変化が少なく、さらに吸油量に達したときの表面色の明るさが一定以上の粉体を配合することにより、塗布時の均一性・付着性とカバー効果をあわせ持ち、外観色と化粧肌色の合致性に優れ、さらに、経時による塗布色の変化の少ない粉末状化粧料を提供できるに至った。
即ち、第1の発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)平均粒子径が0.5μm〜2.0μmである酸化チタン、あるいは平均二次粒子径が0.5μm〜2.0μmである強凝集性酸化チタン 5〜40質量%
(B)粉体89.6質量部に対し、赤色酸化鉄0.4質量部、スクワラン10質量部を攪拌混合した物を、丸型金皿容器に打型した際の表面色と、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色との色差(ΔE)が20.0以下となる粉体 50質量%以上
を含有することを特徴とする粉末状化粧料にある。
第2の発明は、さらに、成分(B)中に、成分(C)すなわち、粉体89.6質量部に対し赤色酸化鉄0.4質量部、スクワラン10質量部を攪拌混合した物を丸型金皿容器に打型した際の表面色と、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色との色差(ΔE)が20.0以下であり、かつ、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色のメトリック明度(L*)の値が50.0以上である粉体を、(B)成分中の20%以上含有することを特徴とする粉末状化粧料にある。
第3の発明は、さらに成分(C)が、硫酸バリウム・ラウロイルリシンである上記第1又は2発明の粉末状化粧料にある。
本発明において、粉末状化粧料とは、常温、常圧下で自由に流動でき、外観が粉末状である化粧料である。
本発明により、塗布時の均一性・付着性とカバー効果をあわせ持ち、外観色と化粧肌色の合致性に優れ、さらに、経時による塗布色の変化の少ない粉末状化粧料を提供することができる。即ち、塗布時にかかる力が軽い粉体化粧料であっても均一に付着し、カバー効果と白浮き感のない自然な仕上がりをもち、さらに、経時で汗や皮脂にぬれたときにもカバー効果の持続があり、色ぐすみしない粉末化粧料である。
以下、本発明の実施の形態を詳述する。本発明で用いる酸化チタンは平均一次粒子径あるいは強凝集性の場合の平均二次粒子径が0.5μm〜2.0μmであり、好ましくは0.6μm〜1.2μmである。0.5μm以下であるものは、粉末状化粧料にファンデーションとしてのカバー効果が期待できる程度の量を配合する場合には、凝集性が強く感じられ、塗布時の均一性が得られないことに加え、外観色に対して塗布色が白く感じられたり、仕上がりの白浮き感があり不自然に感じられる。また、2.0μm以上であると、カバー効果が得られない、あるいはカバー効果を出すために大量の配合が必要となり、感触が硬くなったり、経時でのカバー効果の持続が得られないという欠点がある。なお、本発明でいう強凝集性酸化チタンとは、通常工業的に用いる条件で機械的分散を行っても容易に一次粒子まで解砕されず、ほとんどが二次粒子として残るものをいう。
本発明で用いる酸化チタンの配合量は5〜40質量%であり、好ましくは10〜25質量%である。5質量%以下であると好ましいカバー効果が得られない場合があり、40質量%以上であると感触が固くなったり、肌に対しての軽い感触が失われる場合があり、好
ましくない。
本発明の酸化チタンは、固体触媒活性や光触媒活性を抑制する目的で、粒子表面に、Al、Si、Zr、Ti、Znからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素の含水酸化物および/または酸化物が被覆されていても良く、さらにこれらの処理と同時又は単独で、シリコーン化合物、シラン、金属石鹸、フッ素化合物、水溶性高分子化合物、N−アシル化リジン、ポリオール、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂などからなる群より選ばれた少なくとも1種の有機物で被覆されていても良い。
本発明で用いる酸化チタンの具体例としては、テイカ社より発売されている、MP−100、MP−70、石原産業社より発売されているTTO−A−1等が挙げられる。
本発明で用いる、粉体89.6質量部に対し、赤色酸化鉄0.4質量部、スクワラン10質量部を攪拌混合した物を、丸型金皿容器に打型した際の表面色と、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色との色差(ΔE)が20.0以下となる粉体は、塗布時と近い濡れ状態の粉体がその吸油量に達するまでに起こす色変化が少ない粉体であり、従来公知の各種表面処理を施していても良い。丸型金皿容器に打型する圧力は、上記スクワラン10質量部を用いた場合において、同じ物を打型しても圧力に応じては表面色が変わらなくなる程度以上の圧力で行う。つまり、その圧力以上では何ら表面色の変化が生じないという圧力で行う。ΔEはL*a*b*表色系における3次元での距離をもって表す。表面処理を施した場合、その状態でΔEが20以下であれば良く、さらに、特開平2004−368773号公報に示されているような、ΔEを小さくすることができる表面処理を用いるとなお良い。この粉体は、経時で汗や皮脂にぬれたときに色変化が少ない、すなわち、くすみ感の少ないという効果を発揮するためには、50質量%以上の配合が必要である。
さらに、粉体89.6質量部に対し赤色酸化鉄0.4質量部、スクワラン10質量部を攪拌混合した物を丸型金皿容器に打型した際の表面色と、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色との色差(ΔE)が20.0以下であり、かつ、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色のメトリック明度(L*)の値が50.0以上である粉体は、吸油量に達したときの表面色の明るさが一定以上の粉体であり、すなわち、上記の酸化チタンとあわせて配合することによるカバー効果を持続させることができる粉体である。この粉体についても、上記の性質を持つ範囲であれば、任意の表面処理を施してもかまわない。
本発明で用いる、粉体89.6質量部に対し赤色酸化鉄0.4質量部、スクワラン10質量部を攪拌混合した物を丸型金皿容器に打型した際の表面色と、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色との色差(ΔE)が20.0以下であり、かつ、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色のメトリック明度(L*)の値が50.0以上である粉体としては、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、ラウロイルリシン、ステアリン酸亜鉛などがあり、特に配合時の付着性と分散性が良好であることから、硫酸バリウム、ラウロイルリシンが好ましい。また、配合量としては、粉体89.6質量部に対し赤色酸化鉄0.4質量部、スクワラン10質量部を攪拌混合した物を丸型金皿容器に打型した際の表面色と、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色との色差(ΔE)が20.0以下である粉体の総量の20%以上が好ましく、それ以下であると、経時変化で粉体が濡れた時の明度が低いため、経時でのカバー効果が得られないため好ましくない。
本発明の粉末化粧料には、上記の各成分以外に、本発明の効果を損なわない範囲で、通常化粧料に用いられる油剤、粉体(顔料、色素、樹脂)、フッ素化合物、樹脂、界面活性
剤、粘剤、防腐剤、香料、紫外線吸収剤(有機系、無機系を含み、UV−A、Bのいずれに対応していても構わない)、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、昆虫忌避剤等の成分を使用することができる。
上記の油剤としては、通常化粧料に用いられる揮発性および不揮発性の油剤、溶剤、ならびに樹脂等が挙げられ、常温で液体、ペースト、固体のいずれであっても構わない。油剤の例としては、例えばセチルアルコール、イソステアリルアルコール、ラウリルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オクチルドデカノール等の高級アルコール、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等の多価アルコール、ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オキシステアリン酸オクチル等のエステル類、流動パラフィン、パラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素、ラノリン、還元ラノリン、カルナバロウ、キャンデリラロウ、セレシン、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス等のロウ、ミンク油、カカオ脂、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油等の油脂、ポリエチレンワックス、エチレン・α−オレフィン・コオリゴマー、エチレンプロピレンポリマー等が挙げられる。
また、別の形態の油剤の例としては、例えばジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリコーン化合物、パーフルオロポリエーテル、フッ化ピッチ、フルオロカーボン、フルオロアルコール等のフッ素化合物が挙げられる。
粉体の例としては、赤色104号、赤色102号、赤色226号、赤色201号、赤色202号、黄色4号、黒色401号等の色素、青色1号アルミニウムレーキ、黄色4号アルミニウムレーキ、黄色5号アルミニウムレーキ、黄色203号バリウムレーキ等のレーキ色素、ナイロンパウダー、シルクパウダー、ウレタンパウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、シリコーンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、シリコーンエラストマー球状粉体、ポリエチレン末等の高分子、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化セリウム等の白色顔料、マイカ、セリサイト、カオリン等の体質顔料、雲母チタン、ベンガラ被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、紺青被覆雲母チタン、黒酸化鉄被覆雲母チタン等のパール顔料、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム等の金属塩、シリカ、アルミナ等の無機粉体、ベントナイト、スメクタイト、窒化ホウ素、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛等が挙げられる。
これら各種の粉体は、従来公知の各種表面処理、例えば、シリコーン処理、シラン処理、金属石鹸処理、フッ素化合物処理、油剤処理、水溶性高分子化合物処理、N−アシル化リジン処理、樹脂処理、ワックス処理、金属酸化物処理、プラズマ処理、メカノケミカル処理、粘剤処理などが行われていてもいなくてもかまわない。
溶媒の例としては、精製水、環状シリコーン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N−メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン、次世代フロン等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えばアニオン型界面活性剤、カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活性剤、ベタイン型界面活性剤を用いることができる。
粘剤、樹脂の例としては、ポリアクリル酸ナトリウム、セルロースエーテル、アルギン酸カルシウム、カルボキシビニルポリマー、エチレン/アクリル酸共重合体、ビニルピロリドン系ポリマー、ビニルアルコール/ビニルピロリドン共重合体、窒素置換アクリルアミド系ポリマー、ポリアクリルアミド、カチオン化ガーガム等のカチオン系ポリマー、ジメチルアクリルアンモニウム系ポリマー、アクリル酸メタクリル酸アクリル共重合体、POE/POP共重合体、ポリビニルアルコール、プルラン、寒天、ゼラチン、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム、カラギーナン、ハイメトキシルペクチン、ローメトキシルペクチン、ガーガム、アラビアゴム、結晶セルロース、アラビノガラクタン、カラヤガム、トラガカントガム、アルギン酸、アルブミン、カゼイン、カードラン、ジェランガム、デキストラン、セルロース、ポリエチレンイミン、高重合ポリエチレングリコール、カチオン化シリコーン重合体、合成ラテックス等が挙げられる。
以下、実施例、及び比較例に基づいて本発明を詳明する。実施例及び比較例の粉末化粧料の各種特性に対する評価方法を以下に示す。
・化粧料の皮膚有用性評価
専門パネラーを各評価項目ごとに10名ずつ用意し(但し、項目によりパネラーが重複する場合もある)、下記に示す評価基準に従って評価を行い、全パネラーの合計点数を以て評価結果とした。従って、点数が高いほど評価項目に対する有用性が高いことを示す。(満点:50点)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
評 価 基 準 点数
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
効果が高く感じられる 5
効果が感じられる 4
効果はやや感じられる 3
効果はわずかしか感じられない 2
効果が感じられない 1
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・実施例1
下記に示す処方と製造方法に従い、ルース状ファンデーションを作製した。
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成分名 配合量(質量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
成分A
(1)ベンガラ 0.35
(2)黄酸化鉄 1.00
(3)黒酸化鉄 0.18
(4)平均一次粒子径1.0μmのシリコーン処理酸化チタン 15.00
(5)板状硫酸バリウム 5.00
(ΔE:12.0、L*:51.1 )
(6)ラウロイルリシン粉末 20.00
(ΔE:16.4、L*:52.9 )
(7)タルク 35.47
(ΔE:10.0、L*:45.8 )
(8)コーンスターチ 10.00
(ΔE:18.7、L*:44.0 )
(9)ポリメタクリル酸メチルパウダー *注1 4.00
(10)雲母チタン *注2 4.00
成分B
(11)ジメチルポリシロキサン 2.50
(12)イソステアリン酸水添ヒマシ油 1.50
(13)1,3−ブチレングリコール 1.00
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*注1;松本油脂製薬社製 マツモトマイクロスフェアーM
*注2;メルク社製 Timiron Super Gold
・製造方法
成分Aをミキサーにて混合した。次いで、均一に混合・溶解した成分Bを成分Aに加えてさらに混合した。得られた粉末をアトマイザーにて粉砕し、メッシュを通した後、容器に充填して製品を得た。
・実施例2
下記に示す処方と製造方法に従い、ルース状ファンデーションを作製した。
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成分名 配合量(質量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
成分A
(1)ベンガラ 0.60
(2)黄酸化鉄 1.60
(3)黒酸化鉄 0.28
(4)平均二次粒子径0.87μmの強凝集性酸化チタン 12.00
(5)分岐型シリコーン、メチルハイドロジェン
ポリシロキサン二重処理セリサイト *注3 20.00
(ΔE:6.6、L*:52.0 )
(6)炭酸カルシウム 10.00
(ΔE:19.4、L*:54.5 )
(7)タルク 36.52
(ΔE:10.0、L*:45.8 )
(8)セルロースパウダー 10.00
(ΔE:18.0、L*:44.6 )*注4
(9)ナイロンパウダー 5.0
成分B
(10)ジメチルポリシロキサン 2.50
(11)スクワラン 1.00
(12)ジカプリル酸プロピレングリコール 0.50
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
*注3;特開2004−368773号公報 実施例1記載の処理粉体
セリサイト100質量部に対し、信越化学工業社製KF−9909(トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキサンエチルヘキシルジメチコン)15質量部とイソプロピルアルコール300質量部を溶剤としてスラリー化して、湿式処理にて被覆処理した後、減圧乾燥にてイソプロピルアルコールを留去し、次いで信越化学工業社製KF−9
901(メチルハイドロジェンポリシロキサン)5質量部をヘキサン5質量部を溶剤としたものと、攪拌、混合して、乾式処理にて被覆処理した。その後、乾熱オーブンにて140℃で8時間加熱して得た処理粉体。
*注4;旭化成工業社製 アビセルPH−M06
・実施例3
実施例1で用いたラウロイルリシン粉末(ΔE:16.4、L*:52.9)の代わりに、タルク(ΔE:10.0、L*:45.8であり、50.0以上を満たさない)を用いた他は全て実施例1と同様に行い、ルース状ファンデーションを得た。
・比較例1
実施例1で用いた平均一次粒子径1.0μmのシリコーン処理酸化チタンの代わりに、平均一次粒子径0.3μmのシリコーン処理酸化チタンを用いた他は全て実施例1と同様に行い、ルース状ファンデーションを得た。
・比較例2
実施例2で用いた平均二次粒子径0.87μmの強凝集性酸化チタンの代わりに、平均二次粒子径2.5μmの凝集性酸化チタンを用いた他は全て実施例2と同様に行い、ルース状ファンデーションを得た。
・比較例3
実施例1で用いたタルク(ΔE:10.0)の代わりに、平均粒子径10μmの合成マイカ(ΔE:24.9)を用いた他は全て実施例1と同様に行い、ルース状ファンデーションを得た。
・比較例4
実施例2で用いたセルロースパウダー(ΔE:18.0 )の代わりに、ポリメタクリル酸メチルパウダー(ΔE:36.8)、分岐型シリコーン・メチルハイドロジェンポリシロキサン二重処理セリサイト(ΔE:6.6、L*:52.0)の代わりに、ミリスチン酸亜鉛処理セリサイト(ΔE24.1、L*:53.8 )を用いた他は全て実施例2と同様に行い、ルース状ファンデーションを得た。
上記の各実施例及び比較例で得られた粉末化粧料の評価結果を以下に示す。
(粉末化粧料の塗布時の評価結果)
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評価項目
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塗布時の均一性・ カバー効果 塗布色の自然さ・
付着性 外観色との一致
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実施例1 47 43 46
実施例2 41 46 41
実施例3 46 41 47
比較例1 27 43 17
比較例2 36 20 46
比較例3 43 43 45
比較例4 42 46 40
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(粉末化粧料の経時での評価結果)
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評価項目
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
カバー効果の持続 色変化のなさ
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実施例1 43 42
実施例2 45 46
実施例3 39 38
比較例1 46 35
比較例2 18 25
比較例3 19 17
比較例4 21 16
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上記結果より、本発明の各実施例は比較例と比べてより高い評価を示していることが判った。実施例1〜3は、本発明を用いた粉末化粧料に関するものであり、各評価項目に関して高い評価を得た。これに対して、比較例1は平均1次粒子径が小さい酸化チタンを用いた例であり、カバー効果はあるものの、均一感あるいは塗布色の自然さに欠け、また、表面色に対し塗布色が白く浮いた感じに仕上がる傾向が見られた。また、比較例2は二次粒子径が大きくなるよう凝集させた酸化チタンを用いた例であり、自然さはあるものの、カバー力とその持続において不充分である。
また、比較例3、4は、ΔEあるいはL*が条件を満たさない場合であるが、カバー効果はあるものの、いずれも、カバー効果の持続や色変化のなさにおいて不十分であった。
以下、種々の処方からなる本発明に係る粉末化粧料の応用例を示す。
・応用例1
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成分名 配合量(質量%)
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(1)ベンガラ 0.3
(2)黄酸化鉄 0.9
(3)黒酸化鉄 0.15
(4)平均一次粒子径0.7μmのシリコーン処理酸化チタン 12.0
テイカ社製MP−70にメチルハイドロジェンポリシロキサンを
1%被覆処理したもの
(5)ラウロイルリシン粉末 味の素社製 アミホープLL 20.0
(ΔE:16.4、L*:52.9)
(6)ベタイン・ラフィノース被覆処理板状硫酸バリウム 5.0
(ΔE:10.5、L*:48.9)
(7)タルク(ΔE:10.0、L*:45.8) 30.0
(8)コーンスターチ(ΔE:18.7、L*:44.0) 10.0
(9)合成金雲母(ΔE:21.9、L*:49.7) 残 余
(10)ポリメタクリル酸メチルパウダー 4.0
松本油脂製薬社製マツモトマイクロスフェアーM
(11)雲母チタン メルク社製
Timiron Super Gold 2.5
Timiron Super Red 1.5
(12)シルクパウダー 0.5
KBセーレン社製 シルクパウダーX
(13)メチルフェニルポリシロキサン 1.2
(14)イソステアリン酸水添ヒマシ油 1.2
(15)1,3−ブチレングリコール 1.2
(16)加水分解コンキオリン 0.1
(17)防腐剤 適 量
・応用例2
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
成分名 配合量(質量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(1)ベンガラ 0.3
(2)黄酸化鉄 0.9
(3)黒酸化鉄 0.15
(4)ラウロイルリシン処理平均二次粒子径0.87μmの 12.0
強凝集性酸化チタン
(5)ラウロイルリシン処理セリサイト 10.0
(ΔE:14.4、L*:52.6)
(6)ラウロイルリシン処理板状硫酸バリウム 20.0
(ΔE:1.3、L*:52.4)
(7)(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン/
ステアリルメタクリレート)共重合体被覆処理タルク
(ΔE:11.5、L*:48.84) 5.0
(8)シリコーン処理タルク(ΔE:11.4、L*:50.6) 10.0
(9)シリコーン処理セリサイト(ΔE:21.8、L*:52.3) 残 余
(10)ポリメチルシルセスキオキサン 5.0
GE東芝シリコーン社製シリコン145A
(11)ジメチルポリシロキサン 3.5
(12)流動パラフィン 2.0
(13)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 0.5
(14)水溶性コラーゲン 0.1
(15)防腐剤 適 量
(16)香料 適 量
・応用例3
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
成分名 配合量(質量%)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
(1)シリコーン処理ベンガラ 0.35
(2)シリコーン処理黄酸化鉄 1.0
(3)シリコーン処理黒酸化鉄 0.2
(4)平均一次粒子径1.0μmのシリコーン処理酸化チタン 20.0
テイカ社製MP−100にメチルハイドロジェンポリ
シロキサンを1%被覆処理したもの
(5)分岐型シリコーン、メチルハイドロジェンポリシロキサン 20.0
二重処理セリサイト
(ΔE:6.6、L*:52.0)
(6)ステアリン酸亜鉛 5.0
(ΔE:8.5、L*:52.8)
(7)シリコーン処理タルク 20.0
(ΔE:11.4、L*:50.6)
(8)(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン/ 10.0
ステアリルメタクリレート)共重合体被覆処理タルク
(ΔE:11.5、L*:48.8)
(9)シリコーン処理セリサイト 残 余
(ΔE:21.8、L*:52.3)
(10)(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 2.0
(11)ナイロンパウダー 2.0
東レ社製 SP−500
(12)ジメチルポリシロキサン 3.0
(13)α−オレフィンオリゴマー 2.0
(14)ジカプリル酸プロピレングリコール 1.0
(15)チンピエキス 0.1
(16)ホエイ 0.1
(17)防腐剤 適 量
本発明により、塗布時の均一性・付着性とカバー効果をあわせ持ち、外観色と化粧肌色の合致性に優れ、さらに、経時による塗布色の変化の少ない粉末状化粧料を提供できる。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)及び(B)を含有することを特徴とする粉末状化粧料。(A)平均一次粒子径0.5μm〜2.0μmの酸化チタン、又は平均二次粒子径0.5μm〜2.0μmの強凝集性酸化チタンを5〜40質量%。
    (B)粉体89.6質量部に対し、赤色酸化鉄0.4質量部、スクワラン10質量部を攪拌混合した物を、丸型金皿容器に打型した際の表面色と、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色との色差(ΔE)が20.0以下となる粉体 50質量%以上。
  2. さらに、成分(B)中に、成分(C)を、(B)成分中の20%以上含有することを特徴とする粉末状化粧料。
    (C)粉体89.6質量部に対し赤色酸化鉄0.4質量部、スクワラン10質量部を攪拌混合した物を丸型金皿容器に打型した際の表面色と、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色との色差(ΔE)が20.0以下であり、かつ、その混合物に吸油量までスクワランを加えたものを同じ容器に充填した際の表面色のメトリック明度(L*)の値が50.0以上である粉体。
  3. さらに成分(C)が、硫酸バリウム・ラウロイルリシンである請求項1又は2記載の粉末状化粧料。
  4. ファンデーションである請求項1〜3のいずれか1項記載の粉末状化粧料。
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