JP2014166962A - 含水粉末化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 次の成分(A)〜(E);(A)比表面積80m2/g以上の疎水性粉体、」(B)水性ゲル化剤、(C)水、(D)シリコーン処理タルク、シリコーン処理雲母、シリコーン処理セリサイト、シリコーン処理合成雲母から選ばれる1種又は2種以上の体質粉体、(E)シリコーン樹脂粉体及び(メタ)アクリル酸アルキル(共)重合体粉体から選ばれる1種又は2種以上で、その平均粒子径が1〜50μmである粉体、
を含有し、塗擦により水が放出されることを特徴とする含水粉末化粧料に関する。
【選択図】 なし
Description
また、含水粉末化粧料は、ビタミンCのような、水溶性で、水溶液では安定性の悪い薬剤の化粧料中での保存安定性をあげるために用いられることが多いため、含水粉末化粧料の密着性や化粧効果についても、改善する余地があった。
そこで、特定の疎水化無水ケイ酸を特定量と粉末成分を特定量、水性成分を特定量配合し、更にパール剤・ラメ剤を配合した際に、それらが有する質感(パール感・ラメ感)、色感、色合いなどを損なうことなく、透明性高く発揮することができる技術や(例えば、特許文献2参照)、含水粉体と界面活性能を有するシリコーン系粉粒物とを含有し、使用時に早く冷感を感じ、粉っぽさやきしみ感がなく、みずみずしい使用感を有し、仕上がりの化粧膜の均一性や化粧持続性に優れ保存安定性にも優れる技術が開発されている(例えば、特許文献3参照)。
そこで、含水粉末化粧料の塗布時のきしみ感やベタつき感を軽減し、みずみずしい感触と伸び広がりが良好で、肌への密着性を向上し、肌のキメを整え、透明感が得られる化粧膜が形成される化粧料の開発が望まれていた。
次の成分(A)〜(E);
(A)比表面積80m2/g以上の疎水性粉体
(B)水性ゲル化剤
(C)水
(D)シリコーン処理タルク、シリコーン処理雲母、シリコーン処理セリサイト、シリコーン処理合成雲母から選ばれる1種又は2種以上の体質粉体
(E)シリコーン樹脂粉体及び(メタ)アクリル酸アルキル(共)重合体粉体から選ばれる1種又は2種以上で、その平均粒子径が1〜50μmである粉体
を含有し、塗擦により水が放出されることを特徴とする含水粉末化粧料を提供するものである。
(2)また、前記成分(B)水性ゲル化剤が寒天、ゼラチン、カラギーナン、ジェランガム又はケイ酸ナトリウムマグネシウムから選ばれる1種又は2種以上の水性ゲル化剤であることを特徴とする前記(1)記載の含水粉末化粧料。
(3)前記成分(B)及び成分(C)から構成される水性ゲルを成分(A)で被覆してなる含水組成物と前記成分(D)、(E)を含有することを特徴とする前記(1)又は(2)記載の含水粉末化粧料。
(4)前記成分(B)及び成分(C)から構成される水性ゲルを凍結粉砕して粉末状の水性ゲル粒子とし、次いでこの水性ゲル粒子を疎水性粉体で被覆してなる含水組成物であることを特徴とする前記(1)〜(3)の何れかに記載の含水粉末化粧料。
(5)前記成分(A)の粒子径が、成分(B)及び成分(C)から構成される水性ゲル粒子の粒子径の1/10以下であることを特徴とする前記(1)〜(4)の何れかに記載の含水粉末化粧料。
(6)前記成分(E)のシリコーン樹脂粉体が、架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体であることを特徴とする前記(1)〜(5)の何れかに記載の含水粉末化粧料。
(7)前記成分(A)〜(C)を含有する含水組成物の平均粒径が、10μm〜400μmであることを特徴とする前記(1)〜(6)の何れかに記載の含水粉末化粧料。
(8)前記成分(E)の粉体の含有量が1〜10質量%であることを特徴とする前記(1)〜(7)の何れかに記載の含水粉末化粧料。
(9)そして、前記成分(C)の含有量が20〜80質量%であることを特徴とする前記(1)〜(8)の何れかに記載の含水粉末化粧料を提供するものである。
本発明の含水粉末化粧料は、使用前は粉末形態でありながら、使用時には塗擦により内部の水性成分が放出されることを特徴とする化粧料である。
本発明においては、成分(C)水に(B)水性ゲル化剤を含有させることにより水性ゲルを形成せしめることができ、その水性ゲルを(A)比表面積80m2/g以上の疎水性粉体で被覆して含水粉末化粧料とすることが好ましい。
本発明においては、粉末が疎水性であるか否かは、粉末を25℃の水に分散することにより判断され、デスパーを用いて1000rpmで5分間撹拌した場合、沈降したり分散したりせず、水に浮いているものが疎水性粉末とした。
本発明において、疎水化された粉体中の疎水化剤の比率は1〜40%が好ましく、更に好ましくは、2〜30%である。この範囲であると、水性ゲルを粉末状にしたものの保存安定性の点において好ましい。
成分(A)の比表面積80m2/g以上の疎水性粉体は1種又は2種以上を用いることができる。
これらの水性ゲル化剤は、高速剪断や凍結粉砕時の粉砕のし易さや、保存安定性の向上の観点より、寒天、ゼラチン、カラギーナン、ジェランガム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、スクレロチウムガム等のように水と硬いゲルを形成するものが好ましい。
また、これらを1種又は2種以上用いることができる。
具体的には、INCI名(International Nomenclature Cosmetic Ingredient labeling names)で表すと、ジメチコン、メチコン、ハイドロゲンジメチコン、トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルジメチコン、トリエトキシシリルエチルポリジメチルシロキシエチルヘキシルジメチコン、(アクリレーツ/アクリル酸トリデシル/メタクリル酸トリエトキシシリルプロピル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー、トリエトキシカプリリルシランが挙げられ、これらの1種又は2種以上用いることができる。
そして、シリコーン処理する方法も、特に限定されず、通常公知の方法、例えば、溶媒を用いた湿式法、気相中で処理する乾式法等を用いることができる。例えば、処理剤と、イソプロピルアルコール等の揮発性有機溶媒の混合溶液を体質粉末に添加し、ヘンシェルミキサー等の混合機で均一に攪拌し、加熱工程で溶媒除去することにより得ることができる。
シリコーン樹脂粉体としては、例えば、網状型シリコーンや架橋型シリコーン、これらの複合粉体である架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体等のシリコーン粉体が挙げられ、特に伸び広がりや肌のキメを整え、透明感の点において、架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体が好ましい。
具体的には、例えば、INCI名で、ポリメチルシルセスキオキサン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー、(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー等を挙げることができ、エラストマーであるものやエラストマーでないもの等がある。
市販品としては、例えば、トレフィルE505、E506、E701(何れも、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)、トスパール2000B*(東芝シリコーン社製)、KSP−100、101、102、105、300(何れも信越化学工業社製)等が挙げられる。
具体的には、例えば、INCI名で、ポリメタクリル酸メチル、メタクリル酸メチルクロスポリマー等をあげることができる。
市販品としては、例えば、マツモトマイクロスフェアーM−101、305(何れも、松本油脂製薬社製)、ガンツパールGM−2800(アイカ工業社製)、ケミスノーMR−5C(総研化学社製)等が挙げられる。
具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、コンジョウ、群青、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化クロム、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、スメクタイト、ベントナイト、カオリン、炭化珪素、硫酸バリウム、窒化硼素等の無機粉体類、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、有機顔料被覆雲母チタン、アルミニウムパウダー等の光輝性粉体類、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン、ポリスチレン、ナイロン等の有機粉体類等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。また、これら粉体は1種又は2種以上の複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施したものであっても良いが、成分(A)は含まないものである。
酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等が、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等が、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル等がそれぞれ挙げられる。
このように、本発明の含水粉末化粧料は、成分(A)〜(E)で調製される含水組成物をそのまま含水粉末化粧料として使用することができる。
成分(A)〜(C)の水性ゲルは、保存安定性の観点から、水性ゲルを粒子状に固めた状態で用いることが好ましい。水性ゲル粒子を製造するための方法としては、特に限定はされないが、水相と水性ゲル化剤で調製される水性ゲルを加熱して高速剪断する方法や、凍結粉砕する方法等が挙げられる。高速剪断する方法としては、高速ピンミルやカッターミキサー等を用いる方法が挙げられる。また、凍結粉砕する方法としては、水性ゲルを液体窒素等の冷媒を用いて凍結して粉砕する方法が挙げられる。得られる水性ゲル粒子の平均粒子径としては、1〜400μmが好ましい。
表1に示す、実施例1〜7及び比較例1〜4の組成の含水粉末白粉を下記の製造方法で調製した。得られた含水粉末白粉について、使用時のきしみ感のないみずみずしさ、肌への密着感、塗布時の伸び広がり、化粧膜としては肌のキメが整い透明感があるかどうかについて評価を行った。その結果も併せて表1に示す。
(注2) ジメチコン2%処理
(注3) パーフルオロオクチルトリエトキシシラン3%処理
(注4) KSP−100 (信越化学工業社製)(平均粒子径 5μm)
(注5) KSP−101 (信越化学工業社製)(平均粒子径 12μm)
(注6) マツモトマイクロスフェアーM−101 (松本油脂製薬社製)(平均粒子径 5〜16μm)
(注7) ガンツパール GS−0605 (アイカ工業社製)(平均粒子径 6μm)
A.成分1〜4を85℃で加熱溶解し、冷却固化後、−80℃で粉砕することにより、水性ゲル粒子(約10〜100μm)を得た。
B.室温にて、Aに成分5を加え、ヘンシェルミキサー(三井三池社製)で混合して、含水組成物を調製した。
C.あらかじめ混合しておいた成分6〜16にBを加え、ヘンシェルミキサーで混合して、含水粉末白粉を調製した。
下記(イ)〜(ホ)の評価項目については、各試料を専門パネル20名による使用テストを行い、パネル各人が下記評価基準にて7段階に評価し評点を付け、各試料ごとにパネル全員の評点から、その平均値を算出し、下記判定規準により4段階で判定した。尚、(イ)〜(ホ)は使用直後を評価した。
評価項目:
(イ)使用時のみずみずしさ
(ロ)きしみ感のなさ
(ハ)肌への密着感
(ニ)塗布時の伸び広がり
(ホ)化粧膜の透明感
(評点):(評価)
6 :非常に良い
5 :良い
4 :やや良い
3 :普通
2 :やや悪い
1 :悪い
0 :非常に悪い
判定基準:
(評点の平均点) : (判定)
5.0以上 :◎(非常に良好)
3.5以上5.0未満:○(良好)
1.5以上3.5未満:△(普通)
1.5未満 :×(不良)
表1から明らかなように、実施例1〜7の含水粉末白粉は、みずみずしさを与える優れた使用感を有し、きしみ感も少なく伸び広がり、キメ細やかな透明感のある化粧膜が得られた。
成分(D)の代わりに、未処理タルクを用いた比較例2では、含水粉末中の一部が崩れ、みずみずしさを感じにくく、肌上で粘着感のあるものとなった。これは、未処理タルクが親水性の為、含水粉末の安定化剤(成分(A))が水分を抱え込みにくくなり、一部水分が放出され乾いたきしみのある感触になったと考えられる。
成分(E)を含有していない比較例3は、伸びが悪く、膜白い仕上がりとなり満足のいくものが得られなかった。これは、成分(E)のような球状で肌を転が粉体が含有されていなかった為、化粧膜の均一性がなくなり、透明感も得られなくなたと考えられる。
成分(E)の代わりに、架橋ポリスチレンを用いた比較例4では、肌上での伸びが悪く満足のいくものが得られなかった。
(成分) (%)
1.寒天 1.5
2.カラギーナン 0.1
3.グリセリン 1
4.1,3−ブチレングリコール 10
5.パラオキシ安息香酸メチル 0.3
6.精製水 44.6
7.疎水化無水ケイ酸(注1) 2.5
8.シリコーン化合物処理酸化チタン(注8) 10
9.シリコーン化合物処理タルク(注2) 10
10.シリコーン化合物処理セリサイト(注2) 8.2
11.架橋型シリコーン・網状型シリコーン
ブロック共重合体(注4) 10
12.フッ素化合物処理ベンガラ(注3) 0.2
13.フッ素化合物処理黄色酸化鉄(注3) 1.5
14.フッ素化合物処理黒色酸化鉄(注3) 0.1
(注8) トリエトキシカプリリルシラン3%処理
A.成分1〜6を85℃で加熱溶解し、冷却固化後、−80℃で粉砕することにより、水性ゲル粒子(140〜250μm)を得た。
B.Aに成分7を加え、ヘンシェルミキサーで混合して、含水組成物を調製した。C.成分8〜14を混合し、そこにBを加え混合して、含水粉末ファンデーションを調製した。
(成分) (%)
1.ゼラチン 3
2.ジェランガム 0.2
3.グリセリン 1
4.1,3−ブチレングリコール 10
5.パラオキシ安息香酸メチル 0.3
6.精製水 45.2
7.疎水化無水ケイ酸(注1) 3
8.フッ素化合物処理酸化チタン(注3) 5
9.シリコーン処理タルク(注2) 10
10.メタクリル酸アルキル重合体(注6) 10
11.架橋型シリコーン・網状型シリコーン
ブロック共重合体(注4) 10
12.ジメチルポリシロキサン 1
13.シリコーン化合物赤色202号(注2) 0.3
14.シリコーン化合物処理黄色酸化鉄(注9) 1
(注9) ジメチコン/ハイドロゲンジメチコン4%処理
A.成分1〜6を85℃で加熱溶解し、冷却固化後、−80℃で粉砕することにより、水性ゲル粒子(100〜250μm)を得た。
B.Aに成分7を加え、ヘンシェルミキサーで混合して、含水組成物を調製した。C.成分8〜14を混合し、そこにBを加え混合して、含水粉末頬紅を調製した。
(成分) (%)
1.寒天 1.5
2.カラギーナン 0.1
3.1,3−ブチレングリコール 10
4.パラオキシ安息香酸メチル 0.3
5.精製水 50.05
6.疎水化無水ケイ酸(注1) 3
7.フッ素化合物処理酸化チタン(注3) 2
8.シリコーン処理微粒子酸化亜鉛(注2) 1
9.シリコーン処理タルク(注8) 10
10.架橋型シリコーン・網状型シリコーン
ブロック共重合体(注4) 20
11.2−エチルヘキサン酸トリグリセリル 1
12.パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 1
13.4−tert−ブチル−4‘
−メトキシベンゾイルメタン 0.05
A.成分1〜5を85℃で加熱溶解し、冷却固化後、−80℃で粉砕することにより、水性ゲル粒子(約5〜150μm)を得た。
B.Aに成分6を加え、ヘンシェルミキサーで混合して、含水組成物を調製した。C.成分7〜13を混合し、そこにBを加え混合して、含水粉末ボディパウダーを調製した。
実施例11 含水粉末制汗パウダー
(成分) (%)
1.寒天 1.5
2.カラギーナン 0.5
3.グリセリン 5
4.1,3−ブチレングリコール 10
5.パラオキシ安息香酸メチル 0.3
6.精製水 50.6
7.疎水化無水ケイ酸(注1) 5
8.カンファ 0.05
9.シリコーン処理タルク(注2) 5
10.架橋型シリコーン・網状型シリコーン
ブロック共重合体(注4) 10
11.架橋型シリコーン・網状型シリコーン
ブロック共重合体(注10) 10
12.l−メントール 0.05
13.エタノール 2
(注10)KSP−300 (信越化学工業社製)(平均粒子径 5μm)
A.成分8〜13を混合する。
B.成分1〜6を85℃で加熱溶解し、Aを添加混合する。
C.Bを冷却固化し、−80℃で粉砕することにより、水性ゲル粒子(140〜250μm)を得た。
D.Cに成分7を加え、ヘンシェルミキサーで混合して、含水粉末制汗パウダーを調製した。
(成分) (%)
1.寒天 1
2.カラギーナン 0.1
3.1,3−ブチレングリコール 10
4.パラオキシ安息香酸メチル 0.3
5.精製水 30.3
6.疎水化無水ケイ酸(注1) 2
7.シリコーン処理合成金雲母(注2) 10
8.シリコーン処理雲母チタン(注2) 15
9.シリコーン処理セリサイト(注11) 10
10.架橋型シリコーン・網状型シリコーン
ブロック共重合体(注4) 10
11.シリコーン化合物処理グンジョウピンク(注9) 0.3
12.シリコーン化合物処理ベンガラ被覆雲母(注9) 11
(注11) (アクリレーツ/アクリル酸トリデシル/メタクリル酸トリエトキシシリルプロピル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー10%処理
A.成分1〜5を85℃で加熱溶解し、冷却固化後、−80℃で粉砕することにより、水性ゲル粒子(100〜250μm)を得た。
B.Aに成分6を加え、ヘンシェルミキサーで混合して、含水組成物を調製した。C.成分8〜12を混合・粉砕し、そこにBを加え混合して、含水粉末アイカラーを調製した。
Claims (9)
- 次の成分(A)〜(E);
(A)比表面積80m2/g以上の疎水性粉体
(B)水性ゲル化剤
(C)水
(D)シリコーン処理タルク、シリコーン処理雲母、シリコーン処理セリサイト、シリコーン処理合成雲母から選ばれる1種又は2種以上の体質粉体
(E)シリコーン樹脂粉体及び(メタ)アクリル酸アルキル(共)重合体粉体から選ばれる1種又は2種以上で、その平均粒子径が1〜50μmである粉体
を含有し、塗擦により水が放出されることを特徴とする含水粉末化粧料。 - 前記成分(B)水性ゲル化剤が寒天、ゼラチン、カラギーナン、ジェランガム又はケイ酸ナトリウムマグネシウムから選ばれる1種又は2種以上の水性ゲル化剤であることを特徴とする請求項1記載の含水粉末化粧料。
- 前記成分(B)及び成分(C)から構成される水性ゲルを成分(A)で被覆してなる含水組成物と前記成分(D)、(E)を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の含水粉末化粧料。
- 前記成分(B)及び成分(C)から構成される水性ゲルを凍結粉砕して粉末状の水性ゲル粒子とし、次いでこの水性ゲル粒子を疎水性粉体で被覆してなる含水組成物であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の含水粉末化粧料。
- 前記成分(A)の粒子径が、成分(B)及び成分(C)から構成される水性ゲル粒子の粒子径の1/10以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の含水粉末化粧料。
- 前記成分(E)のシリコーン樹脂粉体が、架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の含水粉末化粧料。
- 前記成分(A)〜(C)を含有する含水組成物の平均粒径が、10μm〜400μmであることを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の含水粉末化粧料。
- 前記成分(E)の粉体の含有量が1〜20質量%であることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の含水粉末化粧料。
- 前記成分(C)の含有量が20〜80質量%であることを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の含水粉末化粧料。
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