JP2012136495A - メーキャップ化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に発色が良く、化粧持ちに優れ、とれが良好で、弾力に富んだ感触であっても製品のよれがないメーキャップ化粧料を提供する。
【解決手段】 (A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン及びシリコーンオイルを含むシリコーンゲル、(B)油分、及び(C)粉末を含有することを特徴とするメーキャップ化粧料を提供する。前記シリコーンゲルとしては、20〜30質量%の架橋型ポリエーテル変性シリコーンと70〜80質量%のシリコーンオイルとを含むゲルを用いるのが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、架橋型ポリエーテル変性シリコーンを配合したメーキャップ化粧料に関する。より詳しくは、発色に優れ、とれが良く、なおかつ化粧持ちに優れた粉末メーキャップ化粧料に関する。
アイシャドーは、まぶたや目尻に塗布して陰影をつけ、立体感を出すことによって目の美しさを強調するメーキャップ化粧料であり、その色調はアイメーキャップの中で最も多彩であり、かかる多彩な色調を出すために、従来の無機顔料に加えて、チタン・マイカ系の有色パール顔料などが配合され、様々な光沢や質感を有する化粧料が得られている(非特許文献1)。
製品形態としては、液状〜ペースト状(油性系、乳化系を含む)のものと固形状(粉末固形状、油性スティック状、鉛筆状を含む)のものがあるが、平皿状の容器内に圧縮成型した粉末固形状のものが主流である。
一般にアイシャドーには、(1)ぼかしやすく、なおかつ密着感があること、(2)塗膜が油光りしないこと、(3)色変化がないこと、(4)塗膜が汗や皮脂でにじまず、化粧持ちが良いこと、(5)安全性が良いこと等が必要とされるが、それ以外にも、転写やうすれがない耐移り性、べたつかずさっぱりした感触を与えるといった使用感、あるいは容器からの製品のとれやすさ等が求められる。
アイシャドー等のメーキャップ化粧料に求められるこれらの性能の中で、容器から製品を取り出す際のとれやすさや、塗布したときののび、感触といった使用感には、製品のレオロジーが関係している。メーキャップ化粧料のレオロジーを改善する試みも種々行われており、例えば特許文献1には、従来の粉末固形型に欠けていたさっぱりとしたタッチとソフト感、弾力性を改善する試みが記載されている。
具体的には、特許文献1に記載されたメーキャップ化粧料は、(A)長鎖アルキル基を含有する部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物、(B)前記(A)以外の部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物(具体的には(ジメチコン/ビニルメチコン)クロスポリマー)の組み合わせと、(C)シリコーン油、(D)炭化水素油及び/又はエステル油、及び(E)粉体を含有することを特徴としており、製品のとれ、使用時の弾力感、化粧持ち等に優れるとされている。しかしながら、長鎖アルキル基を有する部分架橋型オルガノシロキサン重合物を配合した化粧料では、発色が弱いという別の欠点が生じていた。
再公表WO2006/120876号公報
「新化粧品学 第2版」、光井武夫編、南山堂、2001年、第428頁
本発明は、上記したような従来のメーキャップ化粧料の欠点を悉く克服し、特に発色が良く、化粧持ちに優れ、とれが良好で、ソフトで弾力に富んだ感触であっても製品のよれがないメーキャップ化粧料を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者等は鋭意検討を重ねた結果、架橋型のポリエーテル変性シリコーンゲルを配合することにより、前記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、(A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン及びシリコーンオイルを含むシリコーンゲル、(B)油分、及び(C)粉末を含有することを特徴とするメーキャップ化粧料を提供する。
本発明のメーキャップ化粧料は、架橋型ポリエーテル変性シリコーン及びシリコーンオイルを含むシリコーンゲルを配合することにより、化粧持ちに優れ、容器からの製品のとれが良好であり、弾力に富んだソフトな感触であっても製品のよれ(製品が容器内で片寄ってしまう現象)がなく、なおかつ発色に優れたものである。さらに、前記シリコーンゲルを少なめに配合したハードな製品においては、特にパール感が際だつという予想外の効果も得られた。
以下に、本発明のメーキャップ化粧料を詳細に説明する。
本発明のメーキャップ化粧料は、架橋型ポリエーテル変性シリコーン及びシリコーンオイルを含むシリコーンゲル(成分A)を必須成分として含有している。
本発明で使用される架橋型ポリエーテル変性シリコーン及びシリコーンオイルを含むシリコーンゲルは、特に限定されるものではないが、例えば、20〜30質量%の架橋型ポリエーテル変性シリコーンと、70〜80質量%のシリコーンオイルとを混和させたシリコーンゲルが好ましい。このようなシリコーンゲルは、乳化系の化粧料においては従来から汎用されていたが、油性化粧料に配合された例は知られていない。
架橋型ポリエーテル変性シリコーンとしては、従来から化粧料等に使用されているものであればよく、特に限定されない。具体例としては、下記式(I):
(式中、nは3〜30、pは1〜10、qは1〜250の整数である)で表わされる(ジメチコン/PEG−10/15)クロスポリマー等が挙げられる。
当該シリコーンゲルを構成するシリコーンオイルは、従来から化粧料などに使用されているものであればよく、特に限定されない。具体例としては、鎖状ポリシロキサン(例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等);環状ポリシロキサン(例えば、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等)、揮発性シリコーン(メチルトリメチコン(例えば、信越化学社製TMF−1.5)等)などが挙げられる。
本発明のメーキャップ化粧料に配合されるシリコーンゲルは市販品でもよく、例えば、信越化学社製のKSG210(20〜30%質量のジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマーと70〜80質量%のジメチコンを含むゲル)、KSG240(15〜25%質量のジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマーと75〜85質量%のシクロペンタシロキサンを含むゲル)等が好ましい例として挙げられる。
本発明のメーキャップ化粧料におけるシリコーンゲルの配合量は、5〜40質量%とするのが好ましい。この配合量は、意図する製品の弾力性(ソフト又はハード)に応じて変動し、例えば、100〜900のレオメータ硬度(2mmφ、1.5mm針入、2cm/min、室温)を有するハードな化粧料とする場合は、シリコーンゲルの配合量を5〜20質量%とするのが好ましい。
一方、例えば、50〜200のレオメータ硬度(2mmφ、1.5mm針入、2cm/min、室温)を有するソフトな化粧料とする場合は、シリコーンゲルの配合量を20〜40質量%とするのが好ましい。
本発明のメーキャップ化粧料は、前記シリコーンゲル(成分A)に加えて、油分(成分B)及び粉末(成分C)を必須成分として含有する。
油分(成分B)は、従来から化粧料などに使用されている低粘度(好ましくは50cs以下)のシリコーン油あるいはエステル油から選択されればよく、特に限定されない。
シリコーン油としては、前記シリコーンゲル(成分A)を構成するシリコーンオイルと同一でも異なっていてもよい。具体例を挙げれば、例えば、低重合度の直鎖状ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、メチルフェニルポリシロキサン、ジメチルシロキサン・メチルフェニルシロキサン共重合体や、環状のオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等である。これらは1種又は2種以上を混合して配合してもよい。また、シリコーン油は市販品でもよく、例えば、シリコーンKF−96(6CS)、シリコーンKF−96(10CS)、シリコーンKF−96(20CS)、KF−995、シリコーンKF−56等を好ましい例として挙げることができる。
エステル油としては、従来から化粧料等に用いられているものから適宜選択してよく、例えば、リンゴ酸ジイソステアリル、エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等をあげることができる。中でも、特にハードタイプの化粧料とする場合には、リンゴ酸ジイソステアリルを配合することにより、まぶたへのパールのつき、パールの輝き感が格段に向上する。
一方、ソフトタイプの化粧料とする場合には、油分としてシリコーン油から選択される1種又は2種以上を配合するのが好ましい。
本発明のメーキャップ化粧料における油分(成分B)の配合量は、1〜60質量%、好ましくは2〜30質量%、より好ましくは 2〜15質量%である。配合量が1質量%未満であると塗布時ののびが悪くなり、60質量%を越えて配合すると輸送時のよれが生じやすくなる傾向がある。
粉末(成分C)は、体質顔料、色剤、パール剤などを含み、従来からメーキャップ化粧料等に使用されているものでよい。
体質顔料としては、例えば、マイカ、セリサイト、タルク、カオリンなどの粘度鉱物の粉砕品、無水ケイ酸、酸化セリウム、シリカ、ステアリン酸亜鉛、含フッ素金雲母、合成タルク、硫酸バリウム、窒化ホウ素、オキシ塩化ビスマス、アルミナ、炭酸マグネシウムなどを挙げることができる。
色剤(着色顔料)としては、例えば、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、酸化チタン、酸化亜鉛、コンジョウなどを挙げることができる。
パール剤としては、二酸化チタン被覆雲母(雲母チタン)、酸化鉄被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、カルミン・コンジョウ被覆雲母チタン、酸化鉄・カルミン処理雲母チタン、コンジョウ処理雲母チタン、酸化鉄・コンジョウ処理雲母チタン、酸化クロム処理雲母チタン、黒酸化チタン雲母チタン、アクリル樹脂被覆アルミニウム末、酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、着色酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆合成マイカ、酸化チタン被覆シリカ、酸化チタン被覆アルミナ、酸化チタン被覆ガラス粉、ポリエチレンテレフタレート・ポチメチルメタクリレート積層フィルム末、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等が代表例として挙げられる。
本発明のメーキャップ化粧料における粉末の配合量は、5〜80質量%、好ましくは15〜70質量%、より好ましくは20〜70質量%である。配合量が5質量%未満であると輸送時のよれが生じやすくなる傾向があり、80質量%を越えて配合すると、とれが少なくケーキングする傾向がある。
本発明の化粧料には、上記した必須成分A〜Cに加えて、メーキャップ化粧料に通常使用されている他の成分を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合してもよい。
他の成分としては、例えば、炭化水素油、界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、保湿剤、薬剤、香料等が含まれる。
本発明のメーキャップ化粧料は、特に限定されないが、例えば、粉末成分及びオイル成分を別々に混合し、それらとシリコーンゲルとをアルコールで分散して湿式成型することにより好適に製造することができる。
本発明のメーキャップ化粧料は、その特性から、油性メーキャップ化粧料、中でもアイシャドーとするのに特に適している。アイシャドーとして使用する際に、本発明の化粧料は、弾力性に富み、容器からのとれが良好であって、なおかつ発色に優れ、しかも化粧持ちが良いものとなる。
本発明について以下に実施例を挙げてさらに詳述するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。なお、配合量は特記しない限り質量%を意味する。
下記表1に示す処方に従って、シリコーンゲルを30質量%含有するソフトタイプの化粧料(アイシャドー)を調製した。
製造方法としては、粉末成分(表中の分類C)をエミーデミキサーを用いて2000rpmで5秒間2回混合し、オイル成分(表中の分類B)をエミーデミキサーを用いて2000rpmで10秒間2回混合し、それらの混合物とシリコーンゲル(表中の分類A)とを混合してアルコールで分散させ(ディスパー装置、3000rpmで2分間)、容器に充填して圧縮成型し、60℃で乾燥させた。
得られた各化粧料の特性を下記の評価方法、評価基準に従って評価した。また、その硬度も測定した。それらの結果を表1に併せて示す。
(評価方法)
化粧持ち、発色、指取れについては、各化粧料をパネリスト(10名)に使用してもらい、5段階の官能評価(スコア)した。そのスコア平均値により、下記評価基準で判定した。
(スコア)
5:非常に優れている
4:優れている
3:普通
2:劣る
1:非常に劣る
(評価基準)
◎:評価値(平均値)4.0以上5.0点以下
○:評価値(平均値)3.0以上4.0点未満
△:評価値(平均値)2.0以上3.0点未満
×:評価値(平均値)1.0以上2.0点未満
架橋型ポリエーテル変性シリコーンゲルを配合した実施例1の化粧料は、容器からのとれが良好で発色に優れ、化粧持ちも良好であった。それに対して、特許文献1で使用されている長鎖アルキル基を持つ架橋型オルガノシロキサン重合体又は架橋型のアルキル変性シリコーンを配合した比較例1及び2では、十分な発色が得られず、指とれも劣っていた。
また、実施例1の化粧料は硬すぎず柔らかすぎず、適度な弾力性を持つ使用感に優れたものであった。
(実施例2〜6)
下記表2に示す処方に従って、シリコーンゲルを15質量%含有するハードタイプの化粧料(アイシャドー)を調製した。
製造方法としては、粉末成分(表中の分類C1)をヘンシェルミキサーを用いて2300rpmで2分間混合し、他の粉末成分(表中の分類C2)をヘンシェルミキサーを用いて2300rpmで1分間混合し、オイル成分(表中の分類B)をヘンシェルミキサーを用いて2300rpmで1分間3回混合し、それらの混合物とシリコーンゲル(表中の分類A)とを混合してアルコールで分散させ(ディスパー装置、3000rpm)、容器に充填して圧縮成型し、60℃で乾燥させた。
得られた化粧料の硬度及び落下強度を測定した。
落下強度の測定方法として、各化粧料の成型物をコンパクト容器にセットし、箱に入れた状態で30cmの高さからコンパクトが下向きになるように金属板上に落下させ、何回目で割れたかをN=3で調べ、その平均値により耐衝撃性を評価した。
それらの結果を表2に併せて示す。
架橋型ポリエーテル変性シリコーンゲルを15質量%含有する本発明の化粧料は、十分な硬度を有し、落下強度にも優れていた。また、これらのハードタイプの化粧料は、際立ったパール感が得られた。
下記の表3に示す組成の化粧料(ハードタイプ)を前記実施例と同様にして製造した。表3に記載した実施例7〜11の各化粧料をパネリスト(10名)に使用してもらい、パールの輝度について5段階の官能評価(スコア)した。そのスコア平均値により、上記評価基準で判定した。その結果も併せて示す。
さらに、下記の表4に示す組成の化粧料(ハードタイプ)を同様にして製造した。表4に記載した実施例12〜16の各化粧料をパネリスト(10名)に使用してもらい、まぶたへのパールのつき具合、パールの輝き感について5段階の官能評価(スコア)した。そのスコア平均値により、上記評価基準で判定した。その結果も併せて示す。
なお、「パールのつき」とは、塗布した際にパール剤が頬や衣服に落下する現象(ラメ落ち)が生じずに肌に良好に付着する性質を意味している。
前記表3及び4に示した結果から明らかなように、特にシリコーンゲルを10〜20質量%配合したハードタイプの化粧料においては、油分としてエステル油、中でもリンゴ酸ジイソステアリルを配合することによってパール感(まぶたへのパールつき及びパールの輝度)が格段に向上した。

Claims (7)

  1. (A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン及びシリコーンオイルを含むシリコーンゲル、
    (B)油分、及び
    (C)粉末を含有することを特徴とするメーキャップ化粧料。
  2. 前記架橋型ポリエーテル変性シリコーンを含むシリコーンゲルが、
    20〜30質量%の下記式(I):
    (式中、nは3〜30、pは1〜10、qは1〜250の整数である)で表わされる(ジメチコン/PEG−10/15)クロスポリマーと、
    70〜80質量%のシリコーンオイルを含んでなるシリコーンゲルである、請求項1に記載の化粧料。
  3. 前記シリコーンオイルがジメチコンである、請求項2に記載の化粧料。
  4. 前記(A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン及びシリコーンオイルを含むシリコーンゲルを20〜40質量%含有し、レオメータ硬度が50〜200である、請求項1から3のいずれか一項に記載の化粧料。
  5. 前記(A)架橋型ポリエーテル変性シリコーン及びシリコーンオイルを含むシリコーンゲルを5〜20質量%含有し、レオメータ硬度が100〜900である、請求項1から3のいずれか一項に記載の化粧料。
  6. 前記(B)油分がリンゴ酸ジイソステアリルである、請求項5に記載の化粧料。
  7. アイシャドーである、請求項1から6のいずれか一項に記載の化粧料。
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