JP2003081806A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JP2003081806A
JP2003081806A JP2001270198A JP2001270198A JP2003081806A JP 2003081806 A JP2003081806 A JP 2003081806A JP 2001270198 A JP2001270198 A JP 2001270198A JP 2001270198 A JP2001270198 A JP 2001270198A JP 2003081806 A JP2003081806 A JP 2003081806A
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JP2001270198A
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Kyoko Hayashi
京子 林
Joji Mitamura
譲嗣 三田村
Yoshihiro Tokunaga
義弘 徳永
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Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手肌に利用するに際し、使用感が良好で、か
つ美白効果、保湿効果、荒れ肌促進効果など様々な効果
に優れ、更に乳化安定性にも優れた皮膚化粧料の提供。 【解決手段】 架橋型ポリエーテル変性シリコーンとメ
チルポリシロキサンとを剪断力下で混練処理して得られ
るシリコーン混合物、及び、ポリシロキサン鎖を主鎖と
し、該主鎖の側鎖及び末端の少なくとも一部にポリオキ
シアルキレン鎖及び/又はアルキル鎖を有するシリコー
ン−グラフト共重合体から選ばれる1種又は2種以上
と、 メラニン生成抑制剤、角質剥離剤、保湿剤、荒れ
肌改善剤、抗炎症剤、抗酸化剤、しわ改善剤、血行促進
剤、ニキビ予防剤及び皮脂コントロール剤から選ばれる
1種又は2種以上の生理活性物質と、を含有することを
特徴とする皮膚化粧料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚化粧料に関
し、特に、手肌に利用するに際し、使用感(特にサラサ
ラ感、すべすべ感、べたつきのなさ、ぬるつきのなさ)
が良好で、かつ美白効果、保湿効果、荒れ肌促進効果な
ど様々な効果に優れ、更に乳化安定性にも優れた乳化型
の皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒトの肌は、紫外線照射、乾燥、肌荒れ
等の要因の他、加齢と共に、きめが粗くなり、シワが生
成し、シミ、そばかすが生じる。また、肌の色がくすん
だり、赤黒く変化する、などの様々なトラブルが発生す
る。
【0003】これに対し、メラニン生成抑制、角質剥離
防止、ニキビ予防、皮脂コントロール、抗炎症、抗酸
化、血行促進、保湿、荒れ肌改善、しわ改善などの効果
に優れた皮膚化粧料は多数提案されている(特開平11
−322569号公報、特開平5−139949号公
報、特開平9−268119号公報、特開平10−29
913号公報、特開2000−247866号公報
等)。
【0004】しかしながら、メラニン生成抑制、角質剥
離防止、ニキビ予防、皮脂コントロール、抗炎症、抗酸
化、血行促進、保湿、荒れ肌改善、しわ改善などの効果
に優れ、かつ使用感レベルの良好な(特に、顔以外の手
肌への使用に耐え得るレベル)皮膚化粧料はほとんど存
在しないのが現状である。
【0005】一方、UV−B(波長280〜320nm
の間の紫外線)吸収剤、メラニン生成抑制剤、しわ改善
剤、角質剥離剤、荒れ肌改善剤、抗炎症剤、抗酸化剤、
血行促進剤から選ばれる1種以上の化合物を含む皮膚化
粧料組成物は、既知である(特開平6−48935号公
報、特開平8−283122号公報等)。
【0006】しかしながら、ケイ皮酸系のP−メトキシ
ケイ皮酸−2−エチルヘキシルに代表される従来使用さ
れているUV−B吸収剤について、その紫外線遮蔽効果
が十分に発揮される程度まで、UV−B吸収剤を配合す
ると、使用した際に、特有の油性感があり、べたつき感
が感じられ、使用者に不快感を与えてしまう。また、不
快感が感じられなくなるまで、UV−B吸収剤の配合量
を低減すると、紫外線遮蔽効果が十分に発揮されなくな
ってしまうという問題がある。
【0007】また、皮膚の老化現象は、年齢や遺伝的要
素などの内的因子に加えて、紫外線、活性酸素、外気に
よる乾燥等の外的因子が関係する。従って、上述したよ
うに各種UV−B吸収剤を配合した皮膚化粧料が数多く
提案されているが、これらは老化現象の一要因である紫
外線に対応するだけにすぎず、これだけでは皮膚の老化
予防・改善には不充分であり、更なる改善が望まれてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達
成することを課題とする。即ち、本発明は、しみ、し
わ、肌荒れといった皮膚の老化現象に対して、高い予防
・改善効果を有しているのみならず、使用感(特にサラ
サラ感、すべすべ感、べたつきのなさ、ぬるつきのな
さ)が良好な乳化型の皮膚化粧料を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討を重ねた結果、下記(A)〜(C)成分
から選ばれる1種又は2種以上と、下記(D)成分の生
理活性物質とを組み合わせて配合することにより、メラ
ニン生成抑制、角質剥離防止、ニキビ予防、皮脂コント
ロール、抗炎症、抗酸化、血行促進、保湿、荒れ肌改
善、しわ改善などのそれぞれの効果が高く、しかも良好
な使用感(特にサラサラ感、すべすべ感、べたつきのな
さ、ぬるつきのなさ)を有する皮膚化粧料が得られるこ
とを見出し、本発明をなすに至った。 (A)架橋型ポリエーテル変性シリコーンと、メチルポ
リシロキサンとを剪断力下で混練処理して得られるシリ
コーン混合物。 (B)ポリシロキサン鎖を主鎖とし、該主鎖の側鎖及び
末端の少なくとも一部にポリオキシアルキレン鎖及び/
又はアルキル鎖を有するシリコーン−グラフト共重合
体。 (C)ポリシロキサン鎖を有するUV−B吸収剤。 (D)メラニン生成抑制剤、角質剥離剤、保湿剤、荒れ
肌改善剤、抗炎症剤、抗酸化剤、しわ改善剤、血行促進
剤、ニキビ予防剤及び皮脂コントロール剤から選ばれる
1種又は2種以上の生理活性物質。
【0010】即ち、本発明は、上記課題を解決するた
め、下記の皮膚化粧料を提供する。
【0011】請求項1の発明は、下記(A)〜(C)成
分から選ばれる1種又は2種以上と、下記(D)成分と
を含有することを特徴とする皮膚化粧料である。 (A)架橋型ポリエーテル変性シリコーンと、メチルポ
リシロキサンとを剪断力下で混練処理して得られるシリ
コーン混合物。 (B)ポリシロキサン鎖を主鎖とし、該主鎖の側鎖及び
末端の少なくとも一部にポリオキシアルキレン鎖及び/
又はアルキル鎖を有するシリコーン−グラフト共重合
体。 (C)ポリシロキサン鎖を有するUV−B吸収剤。 (D)メラニン生成抑制剤、角質剥離剤、保湿剤、荒れ
肌改善剤、抗炎症剤、抗酸化剤、しわ改善剤、血行促進
剤、ニキビ予防剤及び皮脂コントロール剤から選ばれる
1種又は2種以上の生理活性物質。
【0012】請求項2の発明は、(A)成分のシリコー
ン混合物が、下記一般式(1)で表される架橋型ポリエ
ーテル変性シリコーンとメチルポリシロキサンとを、質
量比で1:0.01〜100の割合で混練してなる請求
項1記載の皮膚化粧料である。
【0013】
【化4】 (式(1)中、Lは1〜20、mは1〜200、nは1
〜10の数である。)
【0014】請求項3の発明は、(B)成分のシリコー
ン−グラフト共重合体が、下記一般式(2)で表される
ポリエーテル変性アルキル変性シリコーン共重合体及び
/又は下記一般式(3)で表されるポリエーテル変性オ
ルガノシロキサンである請求項1又は2記載の皮膚化粧
料である。
【0015】
【化5】 〔式(2)及び(3)中、Rはメチル基又はポリオキ
シアルキレン基であり、式(3)の3つのRのうち少
なくとも一つはポリオキシアルキレン基である。R
炭素数1〜15のアルキル基を示し、xは1〜30、y
は10〜200、zは1〜100、pは1〜180の数
である。〕
【0016】請求項4の発明は、(C)成分のポリシロ
キサン鎖を有するUV−B吸収剤が、下記式で示される
請求項1乃至3のいずれか1項記載の皮膚化粧料であ
る。
【0017】
【化6】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明について更に詳しく
説明する。本発明の皮膚化粧料は、下記(A)〜(C)
成分から選ばれる少なくとも1種と、下記(D)成分と
を含有することを特徴とする。 (A)架橋型ポリエーテル変性シリコーンと、メチルポ
リシロキサンとを剪断力下で混練処理して得られるシリ
コーン混合物。 (B)ポリシロキサン鎖を主鎖とし、側鎖にポリオキシ
アルキレン鎖及び/又はアルキル鎖を有する1種又は2
種以上のシリコーン−グラフト共重合体。 (C)ポリシロキサン鎖を有するUV−B吸収剤。 (D)メラニン生成抑制剤、角質剥離剤、保湿剤、荒れ
肌改善剤、抗炎症剤、抗酸化剤、しわ改善剤、血行促進
剤、ニキビ予防剤及び皮脂コントロール剤から選ばれる
1種又は2種以上の生理活性物質。
【0019】前記(A)成分のシリコーン混合物は、架
橋型ポリエーテル変性シリコーンと、メチルポリシロキ
サンとを剪断力下で混練処理して得られるものであり、
下記一般式(1)で表される架橋型ポリエーテル変性シ
リコーンと、メチルポリシロキサンとを混練処理したも
のが好ましい。
【0020】
【化7】
【0021】上記式(1)中、Lは1〜20、mは1〜
200、nは1〜10の数である。
【0022】この場合、架橋型ポリエーテル変性シリコ
ーンとメチルポリシロキサンとを、質量比で架橋型ポリ
エーテル変性シリコーン:メチルポリシロキサン=1:
0.01〜100、好ましくは1:0.1〜10の割合
で剪断力下で混練して得られるものが好適である。
【0023】前記(A)成分のシリコーン混合物を皮膚
化粧料に用いる場合には、その配合量は皮膚化粧料全量
に対して、0.01〜20質量%であることが好まし
く、より好ましくは1〜10質量%である。(A)成分
の配合量が少なすぎると、乳化安定性や使用感レベルが
不十分となる場合がある。一方、20質量%を超えて配
合しても、それ以上の効果は発揮されない場合がある。
【0024】前記(B)成分のポリシロキサン鎖を主鎖
とし、該主鎖の側鎖及び末端の少なくとも一部にポリオ
キシアルキレン鎖及び/又はアルキル鎖を有するシリコ
ーン−グラフト共重合体としては、例えば、下記一般式
(2)で表されるポリエーテル変性アルキル変性シリコ
ーン共重合体及び/又は下記一般式(3)で表されるポ
リエーテル変性オルガノシロキサンが好適である。
【0025】
【化8】
【0026】上記式(2)及び(3)中、Rはメチル
基又はポリオキシアルキレン基であり、式(3)中の3
つのRのうち少なくとも一つはポリオキシアルキレン
基である。前記ポリオキシアルキレン基としては、例え
ば、一般式−CO(C O)(C
O)R’(但し、式中、R’は水素原子、アシル基
及び炭素数1〜4のアルキル基から選ばれる基であり、
aは1〜50の整数、bは1〜50の整数である。)な
どが好適である。Rは炭素数1〜15のアルキル基を
示し、xは1〜30、yは10〜200、zは1〜10
0、pは1〜180の数である。
【0027】前記(B)成分のシリコーン−グラフト共
重合体の平均分子量が15000以下、特に13000
以下であることが好ましい。
【0028】このような(B)成分のシリコーン−グラ
フト共重合体としては、例えば、ABL(R)EM9
0、ABIL(R)WE09、ABIL(R)EM9
7、ABIL(R)Care85(いずれもgolds
chmidt社製)などを用いることができる。
【0029】前記(B)成分のシリコーン−グラフト共重
合体を皮膚化粧料に用いる場合には、その配合量は皮膚
化粧料全量に対して、0.01〜20質量%であること
が好ましく、より好ましくは1〜10質量%である。
(B)成分の配合量が少なすぎると、乳化安定性や使用
感レベルが不十分となる場合があり、一方、多すぎる
と、通常それ以上の効果は発揮されない場合がある。
【0030】前記(C)成分のポリシロキサン鎖を有す
るUV−B吸収剤としては、下記式で示されるものが好
適である。
【0031】
【化9】
【0032】なお、上記式中、Rはメチル基を示し、
nは100以下、特に70以下の整数である。
【0033】これらの中でも、下記式で表されるベンジ
リデンマロネートポリシロキサン(benzylide
ne malonate polysiloxane)
を用いることが好ましい。このベンジリデンマロネート
ポリシロキサンとしては、市販品を用いることができ、
例えば、PARSOL SLX(ロッシュ・ビタミンズ
・ジャパン社製)などが好適である。
【0034】
【化10】
【0035】前記(C)成分のUV−B吸収剤を皮膚化粧
料に用いる場合には、その配合量は化粧料全量に対し
て、0.01〜20質量%であることが好ましく、より
好ましくは1〜10質量%である。(C)成分の配合量
が少なすぎると、紫外線遮蔽効果が不十分となる場合が
あり、一方、多すぎると、他のUV−B吸収剤と同様
に、一部の敏感な使用者にとって刺激が感じられる場合
がある。
【0036】前記(D)成分の生理活性物質としては、
メラニン生成抑制剤、角質剥離剤、保湿剤、荒れ肌改善
剤、抗炎症剤、抗酸化剤、しわ改善剤、血行促進剤、ニ
キビ予防剤及び皮脂コントロール剤から選ばれる1種又
は2種以上の化合物が用いられ、これらを上記(A)〜
(C)から選ばれる1種又は2種以上と組み合わせて用
いることができる。中でも、(A)成分と(D)成分と
の組み合わせ、(B)成分と(D)成分との組み合わ
せ、(C)成分と(D)成分との組み合わせなどが好ま
しい。
【0037】前記メラニン生成抑制剤としては、例え
ば、エラグ酸、コウジ酸、アルブチン、ルシノール、ア
スコルビン酸、アゼライン酸、リノール酸等の不飽和脂
肪酸及びこれらの誘導体、亜硫酸化合物、プラセンタエ
キス、ユキノシタ、ブドウ、クワ、オウゴン、リンゴ、
チャ、キューバカンバー、チンピ、コケモモ、オドリコ
ソウ、カミツレ、油溶性甘草などの植物抽出物、イオ
ウ、乳酸、トラネキサム酸などが挙げられ、これらの1
種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。
【0038】前記角質剥離剤としては、例えば、サリチ
ル酸、グリコール酸、ピルビン酸、クエン酸、リンゴ酸
等のα−ヒドロキシ酸などが挙げられ、これらの1種を
単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0039】前記保湿剤、荒れ肌改善剤、及び抗炎症剤
としては、例えば、グリセリン、ジプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコー
ル、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、
ソルビトール、トレハロース、ヒアルロン酸ナトリウ
ム、トリメチルグリシン、プロリン、クレアチニン、ア
ルギニン、メチオニン、アラニン、ピロリドンカルボン
酸ナトリウム、クインスシードエキス、アラントイン、
グリチルレチン酸及びその誘導体、グリチルリチン酸及
びその誘導体、尿素、塩化リゾチーム、γ-オリザノー
ル、コラーゲン、ムコ多糖類、コンドロイチン硫酸など
が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み
合わせて用いることができる。
【0040】前記抗酸化剤としては、一般に抗酸化作用
の知られている植物エキス、ポリフェノール、タンニン
酸、カテキン類、ビタミンE、ビタミンE誘導体及びそ
の塩、米糠抽出物、米糠油、トコトリエノールなどが挙
げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わ
せて用いることができる。
【0041】前記しわ改善剤としては、例えば、パント
テン酸、パントテン酸誘導体及びその塩、コエンザイム
A、酸化型コエンザイムA及びその塩、ビタミンA、ビ
タミンA誘導体及びその塩、海藻抽出物、ヒアルロン酸
及びその塩、NMF成分、アミノ酸及びアミノ酸誘導
体、αヒドロキシ酸等が挙げられ、これらの1種を単独
で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0042】前記血行促進剤としては、例えば、ニコチ
ン酸アミド、ニコチン酸メチル、酢酸トコフェロール、
ヒドロキシシトロネラール、シトロネラール、アルニカ
エキス、サルビアエキス、メリッサエキス、マロニエエ
キス、コレウスエキス、センブリエキス、ショウブコン
エキスなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種
以上を組み合わせて用いることができる。
【0043】前記ニキビ予防剤及び皮脂コントロール剤
としては、例えば、サリチル酸、ピロクトンオラミン、
感光素、油溶性甘草エキス、クマセバエキス、シタンエ
キス、ウスベニアオイエキス、センブリエキス、イヌエ
ンジュエキスなどが挙げられ、これらの1種を単独で又
は2種以上を組み合わせて用いることができる。
【0044】前記(D)成分の配合量は、皮膚化粧料全量
に対して合計量で0.001〜10質量%であることが
好ましく、より好ましくは0.01〜5質量%である。
(D)成分の配合量が少なすぎると、(D)成分の配合
効果を発揮するのに不十分な場合があり、一方、多すぎ
ると、通常それ以上の効果は発揮されない場合がある。
【0045】本発明の皮膚化粧料には、上記(A)〜
(D)成分以外にも、通常皮膚化粧料に用いられる任意
成分となる配合剤、例えば、界面活性剤、防腐・殺菌・
抗菌剤、油分、アルコール類、酸化防止剤、増粘剤、キ
レート剤、pH調整剤、、ビタミン類、アミノ酸類、香
料、色素、水等を目的に合わせて適宜配合することがで
きる。なお、任意成分は、これらに限定されるものでは
ない。
【0046】前記界面活性剤としては、具体的には、親
油型グリセリンモノステアレート、自己乳化型グリセリ
ンモノステアレート、ポリグリセリンモノステアレート
等のポリグリセリン脂肪酸エステル類、ソルビタンモノ
オレエート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポリエチ
レングリコールモノステアレート等のポリエチレングリ
コール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノオレエート等のポリオキシエチレンソルビタン脂
肪酸エステル類、ポリオキシエチレンセチルエーテル等
のポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシ
エチレンフィトステロール等のポリオキシエチレンステ
ロール類、ポリオキシエチレン化ラノリン、ポリオキシ
エチレン化ミツロウ、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
類等のノニオン界面活性剤;ステアリンナトリウム、パ
ルミチン酸カリウム、セチル硫酸ナトリウム、ラウリル
リン酸ナトリウム、パルミチン酸トリエタノールアミ
ン、ポリオキシエチレンラウリン酸ナトリウム、N−ア
シルグルタミン酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤;
塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化ス
テアリルトリメチルアンモニウム等のカチオン界面活性
剤;塩酸アルキルアミノエチルグリシン液、レシチン等
の両性界面活性剤などを例示することができ、これらの
1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることが
できる。
【0047】前記防腐・殺菌・抗菌剤としては、例え
ば、安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラオキシ安息香
酸エステル、塩化ジステアリルメチルアンモニウム、塩
化ベンゼトニウム、塩酸クロルヘキシジン、塩化ベンザ
ルコニウム、1,2−ペンタンジオール、デヒドロ酢
酸、エタノール、感光素101号、感光素201号、サ
リチル酸、サリチル酸ナトリウム、ソルビン酸、ハロカ
ルバン、レゾルシン、パラクロロフェノール、フェノキ
シエタノール、ビサボロール、ヒノキチオール、メント
ール、キトサン、キトサン分解物、ジユエキス、クジン
エキス、エンメイソウエキス、ビワエキス、ユッカエキ
ス、アロエエキス、ケイヒエキス、ガジュツエキスなど
が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み
合わせて用いることができる。
【0048】前記油分としては、ヒマシ油、オリーブ
油、カカオ油、椿油、ヤシ油、木ロウ、ホホバ油、グレ
ープシード油、アボガド油等の植物油脂類;ミンク油、
卵黄油等の動物油脂類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、
カルナウバロウ、キャンデリラロウ等のロウ類;流動パ
ラフィン、スクワラン、マイクロクリスタリンワック
ス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ワセリン
等の炭化水素類;ラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリ
ン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸等の
天然及び合成脂肪酸類;セタノール、ステアリルアルコ
ール、ヘキシルデカノール、オクチルドデカノール、ラ
ウリルアルコール等の天然及び合成高級アルコール類;
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピ
ル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチ
ルドデシル、コレステロールオレート等のエステル類;
メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状シリ
コーン;デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメ
チルシクロテトラシロキサン等の環状シリコーンなどを
例示することができ、これらの1種を単独で又は2種以
上を組み合わせて用いることができる。
【0049】前記アルコール類としては、例えば、ラウ
リルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、ラノリンアルコール、水添ラノリンアルコール、
オレイルアルコール、ヘキサデシルアルコール、2−オ
クチルドデカノール、グリセリン、ソルビトール、プロ
ピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチ
レングリコール又はその重合体、ブドウ糖、白糖、コレ
ステロール、フィトステロール、セトステアリルアルコ
ールなどが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以
上を組み合わせて用いることができる。
【0050】前記酸化防止剤としては、例えば、ジブチ
ルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、
没食子酸プロピル、アスコルビン酸、ビタミンE、ルチ
ンなどが挙げられる。
【0051】前記キレート剤としては、例えば、エデト
酸二ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸塩、エデト
酸、ピロリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩、クエン酸、酒
石酸、グルコン酸などが挙げられる。
【0052】前記pH調整剤としては、例えば、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、
トリイソプロパノールアミン、アンモニア水、ホウ酸、
ホウ砂、リン酸水素カリウムなどが挙げられる。
【0053】前記ビタミン類としては、例えば、ビタミ
ンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンD、ビタミ
ンE、ビタミンF、ビタミンK、ビタミンP、ビタミン
U、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、α−
リポ酸、オロット酸及びその誘導体等を例示することが
できる。
【0054】前記アミノ酸類としては、例えば、グリシ
ン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、フェ
ニルアラニン、トリプトファン、シスチン、システイ
ン、メチオニン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アス
パラギン酸、グルタミン酸、アルギニン、ヒスチジン、
リジン及びその誘導体等を例示することができる。
【0055】前記香料としては、例えば、メントール、
カルボン、オイゲノール、アネトール、ハッカ油、スペ
アミント油、ペパーミント油、ユーカリ油、アニス油な
どが挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組
み合わせて用いることができる。
【0056】このように構成される本発明の皮膚化粧料
は、通常の方法に従って調製することができ、剤型とし
ては、クリーム、乳液、美容液、不織布に含浸したシー
ト状化粧料などいずれにも使用可能である。
【0057】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明につ
いて更に詳述するが、本発明は下記実施例に何ら限定さ
れるものではない。
【0058】〔実施例1〜10、比較例1〜3〕下記表
1,2に示す組成のクリームを下記方法により調製し
た。具体的には、実施例1〜6は、水性成分と油性成分
を均一に混合した後、混合乳化し、その後、一定時間攪
拌を行った。実施例7〜10は、水性成分と油性成分を
それぞれ85℃で加熱溶解した後、混合乳化し、35℃
まで冷却した後、ホモミキサーにより乳化を行い、その
後、一定時間攪拌を行った。なお、香料成分は冷却途中
で加えた。
【0059】得られた実施例1〜10及び比較例1〜3
のクリームについて、下記方法により、美白効果、使用
感を評価した。結果を表1,2に併記する。
【0060】<美白効果確認試験>手肌の色味を気にし
ている女性5名(20〜40才)を被験者とし、1日2
回(朝、夜)、手全体に使用させる方法で確認した。塗
布開始1ヶ月後の肌の状態を、色味の改善度合い(白
さ)を指標として、下記基準で評価した。 <評価基準> ◎:やや有効以上の人が5人 ○:やや有効以上の人が3〜4人 △:やや有効以上の人が2人 ×:やや有効以上の人が1人以下
【0061】<使用感確認試験>手全体に使用した際の
すべすべ感、べたつきのなさについて女性5名を被験者
とし、下記基準で評価した(5段階絶対評価)。 <評価基準> ◎:5名の評価点の平均値が4.1〜5.0 ○:5名の評価点の平均値が3.1〜4.0 △:5名の評価点の平均値が2.1〜3.0 ×:5名の評価点の平均値が1.0〜2.0
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】 *シリコーン混合物A:架橋型ポリエーテル変性シリコ
ーンとメチルポリシロキサンを剪断力下で混練処理した
ペースト状ポリエーテル変性シリコーン組成物であり、
かつその組成物における架橋型ポリエーテル変性シリコ
ーンとメチルポリシロキサンとの質量比が1:0.1〜
10であるもの。
【0064】表1,2の結果から明らかなように、本発
明範囲となる実施例1〜10は、本発明の範囲外となる
比較例1〜3に較べ、美白効果が高く、かつ、使用感が
良好であることが判明した。
【0065】〔実施例11〜20、比較例4,5〕下記
表3,4に示す組成のクリームを下記方法により調製し
た。具体的には、実施例11〜16及び比較例4は、水
性成分と油性成分を均一に混合した後、混合乳化し、そ
の後、一定時間攪拌を行った。実施例17〜20及び比
較例5は、水性成分と油性成分をそれぞれ85℃で加熱
溶解した後、混合乳化し、35℃まで冷却した後にホモ
ミキサーにより乳化を行い、その後、一定時間攪拌を行
った。なお、香料成分は冷却途中で加えた。
【0066】得られた実施例11〜20及び比較例4,
5のクリームについて、上記実施例1と同じ方法によ
り、美白効果、使用感を評価した。結果を表3,4に併
記する。
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】 *1:シリコーン混合物A:架橋型ポリエーテル変性シ
リコーンとメチルポリシロキサンを剪断力下で混練処理
したペースト状ポリエーテル変性シリコーン組成物であ
り、かつその組成物における架橋型ポリエーテル変性シ
リコーンとメチルポリシロキサンとの質量比が1:0.
1〜10であるもの。 *2:ロッシュ・ビタミンズ社 ベンジリデンマロネー
トポリシロキサン
【0069】表3,4の結果から明らかなように、本発
明に係る実施例11〜20は、比較例4,5に較べて、
美白効果が高く、かつ、使用感が良好であることが認め
られた。
【0070】以下に、本発明に係る配合のクリームを調
製した実施例21〜44を表5〜表8にそれぞれ示す。
【0071】
【表5】
【0072】
【表6】
【0073】
【表7】
【0074】
【表8】
【0075】表5〜表8に示した実施例のクリームは、
いずれも上記実施例と同様に、メラニン生成抑制、角質
剥離、保湿、荒れ肌改善、抗炎症、抗酸化、しわ改善、
血行促進、ニキビ予防、皮脂コントロール等の各効果に
優れ、かつ使用感が良好なものであることが認められ
た。
【0076】以下に、本発明に係る配合のクリームを調
製した実施例45〜66を表9〜表12にそれぞれ示
す。
【0077】
【表9】
【0078】
【表10】
【0079】
【表11】
【0080】
【表12】 表9〜表12の実施例のクリームは、いずれも上記実施
例と同様に、メラニン生成抑制、角質剥離、荒れ肌改
善、抗炎症、抗酸化、しわ改善、血行促進等の各効果に
優れ、かつ使用感が良好なものであることが確認でき
た。
【0081】
【表13】 機能性クリーム *1:東レ・ダウコーニングシリコーン社製 SH24
5 *2:東レ・ダウコーニングシリコーン社製 SH20
0C(30cs) *3:和光純薬工業(株)製 シンタレンM *4:大日本製薬(株)製 エコーガムT *5:大日本製薬(株)製 モナートガムDA *6:ロッシュ・ビタミンズ社 ベンジリデンマロネー
トポリシロキサン
【0082】
【表14】 乳液 *1:東レ・ダウコーニングシリコーン社製 SH−2
00C(10cs) *2:東レ・ダウコーニングシリコーン社製 SH24
5 *3:和光純薬工業(株)製 ハイビスワコー105 *4:ダイセル化学工業(株)社製 CMC1380 *5:大日本製薬(株)製 モナートガムDA *6:ロッシュ・ビタミンズ社 ベンジリデンマロネー
トポリシロキサン
【0083】
【表15】 ハンドクリーム *1:ロッシュ・ビタミンズ社 ベンジリデンマロネー
トポリシロキサン *2:東レ・ダウコーニングシリコーン社製 SH20
0C(30cs) *3:Goodrich社製 Carbopol 93
4 *4:大日本製薬(株)製 モナートガムDA
【0084】
【表16】 美容液 *1:ロッシュ・ビタミンズ社 ベンジリデンマロネー
トポリシロキサン *2:大日本製薬(株)製 エコーガムT *3:Goodrich社製 TR−1
【0085】
【表17】 シート状パック *1:東レ・ダウコーニングシリコーン社製 SH20
0C(30cs) *2:ロッシュ・ビタミンズ社 ベンジリデンマロネー
トポリシロキサン *3:日本曹達(株) HPC−L *4:大日本製薬(株)製 モナートガムDA *5:和光純薬工業(株)製 ハイビスワコー105
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、通常の方法に従って調
製することができ、手肌に利用するに際し、使用感(特
にサラサラ感、すべすべ感、べたつきのなさ、ぬるつき
のなさ)が良好で、かつメラニン生成抑制、角質剥離防
止、ニキビ予防、皮脂コントロール、抗炎症、抗酸化、
血行促進、保湿、荒れ肌改善、しわ改善などの様々な効
果に優れ、更に乳化安定性にも優れた乳化型の皮膚化粧
料が得られる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月7日(2002.5.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 (式(1)中、Lは1〜20、mは1〜200、nは1
〜10の数である。)
【化2】 〔式(2)及び(3)中、Rはメチル基又はポリオキ
シアルキレン基であり、式(3)の3つのRのうち少
なくとも一つはポリオキシアルキレン基である。R
炭素数1〜15のアルキル基を示し、xは1〜30、y
は10〜200、zは1〜100、pは1〜180の数
である。〕
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項1の発明は、架橋型ポリエーテル変
性シリコーンとメチルポリシロキサンとを剪断力下で混
練処理して得られるシリコーン混合物、及び、ポリシロ
キサン鎖を主鎖とし、該主鎖の側鎖及び末端の少なくと
も一部にポリオキシアルキレン鎖及び/又はアルキル鎖
を有するシリコーン−グラフト共重合体から選ばれる1
種又は2種以上と、メラニン生成抑制剤、角質剥離剤、
保湿剤、荒れ肌改善剤、抗炎症剤、抗酸化剤、しわ改善
剤、血行促進剤、ニキビ予防剤及び皮脂コントロール剤
から選ばれる1種又は2種以上の生理活性物質と、を含
有することを特徴とする皮膚化粧料である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】請求項2の発明は、前記シリコーン混合物
が、下記一般式(1)で表される架橋型ポリエーテル変
性シリコーンとメチルポリシロキサンとを、質量比で
1:0.01〜100の割合で混練してなる請求項1記
載の皮膚化粧料である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】請求項3の発明は、前記シリコーン−グラ
フト共重合体が、下記一般式(2)で表されるポリエー
テル変性アルキル変性シリコーン共重合体及び/又は下
記一般式(3)で表されるポリエーテル変性オルガノシ
ロキサンである請求項1又は2記載の皮膚化粧料であ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 義弘 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 Fターム(参考) 4C083 AA112 AA122 AB332 AB432 AB442 AC012 AC022 AC102 AC112 AC122 AC132 AC212 AC302 AC312 AC342 AC352 AC392 AC402 AC432 AC442 AC472 AC482 AC542 AC582 AC682 AC692 AC842 AC852 AC902 AD022 AD042 AD092 AD151 AD152 AD161 AD162 AD332 AD352 AD392 AD492 AD532 AD572 AD662 BB41 CC05 EE01 EE06 EE12 EE14 EE16 EE17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(A)〜(C)成分から選ばれる1
    種又は2種以上と、下記(D)成分とを含有することを
    特徴とする皮膚化粧料。 (A)架橋型ポリエーテル変性シリコーンと、メチルポ
    リシロキサンとを剪断力下で混練処理して得られるシリ
    コーン混合物。 (B)ポリシロキサン鎖を主鎖とし、該主鎖の側鎖及び
    末端の少なくとも一部にポリオキシアルキレン鎖及び/
    又はアルキル鎖を有するシリコーン−グラフト共重合
    体。 (C)ポリシロキサン鎖を有するUV−B吸収剤。 (D)メラニン生成抑制剤、角質剥離剤、保湿剤、荒れ
    肌改善剤、抗炎症剤、抗酸化剤、しわ改善剤、血行促進
    剤、ニキビ予防剤及び皮脂コントロール剤から選ばれる
    1種又は2種以上の生理活性物質。
  2. 【請求項2】 (A)成分のシリコーン混合物が、下記
    一般式(1)で表される架橋型ポリエーテル変性シリコ
    ーンとメチルポリシロキサンとを、質量比で1:0.0
    1〜100の割合で混練してなる請求項1記載の皮膚化
    粧料。 【化1】 (式(1)中、Lは1〜20、mは1〜200、nは1
    〜10の数である。)
  3. 【請求項3】 (B)成分のシリコーン−グラフト共重
    合体が、下記一般式(2)で表されるポリエーテル変性
    アルキル変性シリコーン共重合体及び/又は下記一般式
    (3)で表されるポリエーテル変性オルガノシロキサン
    である請求項1又は2記載の皮膚化粧料。 【化2】 〔式(2)及び(3)中、Rはメチル基又はポリオキ
    シアルキレン基であり、式(3)の3つのRのうち少
    なくとも一つはポリオキシアルキレン基である。R
    炭素数1〜15のアルキル基を示し、xは1〜30、y
    は10〜200、zは1〜100、pは1〜180の数
    である。〕
  4. 【請求項4】 (C)成分のポリシロキサン鎖を有する
    UV−B吸収剤が、下記式で示される請求項1乃至3の
    いずれか1項記載の皮膚化粧料。 【化3】
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