JPH1179935A - 抗色素沈着剤、美白剤及び美白用皮膚外用剤 - Google Patents
抗色素沈着剤、美白剤及び美白用皮膚外用剤Info
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- JPH1179935A JPH1179935A JP25136297A JP25136297A JPH1179935A JP H1179935 A JPH1179935 A JP H1179935A JP 25136297 A JP25136297 A JP 25136297A JP 25136297 A JP25136297 A JP 25136297A JP H1179935 A JPH1179935 A JP H1179935A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 美白効果の優れた抗色素沈着剤、美白剤、美
白用皮膚外用剤を提供すること。 【構成】 L−オルニチン及びその塩類からなる群から
選ばれた一種または二種以上からなる抗色素沈着剤、美
白剤及びこれらを含有する美白用皮膚外用剤である。
白用皮膚外用剤を提供すること。 【構成】 L−オルニチン及びその塩類からなる群から
選ばれた一種または二種以上からなる抗色素沈着剤、美
白剤及びこれらを含有する美白用皮膚外用剤である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、美白作用に優れた
新規な抗色素沈着剤、美白剤及びこれらを配合した美白
用皮膚外用剤に関する。
新規な抗色素沈着剤、美白剤及びこれらを配合した美白
用皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】目尻のしわやしみ、そばかすなどの色素
沈着に代表される皮膚の老化現象は、他の組織や臓器に
比較して早く現れ、20代半ばから観察される場合が多
い。これは、皮膚が生体の最外層にあり、紫外線、酸
素、化学物質などの外的刺激(ストレス)を受けやすい
ためと考えられる。
沈着に代表される皮膚の老化現象は、他の組織や臓器に
比較して早く現れ、20代半ばから観察される場合が多
い。これは、皮膚が生体の最外層にあり、紫外線、酸
素、化学物質などの外的刺激(ストレス)を受けやすい
ためと考えられる。
【0003】このような紫外線、ストレスによるしみ、
そばかすなどのメラニン色素の皮膚での沈着は、メラニ
ン産生細胞である色素細胞の増殖や色素細胞内でのメラ
ニン産生機能が亢進することによって生じる。
そばかすなどのメラニン色素の皮膚での沈着は、メラニ
ン産生細胞である色素細胞の増殖や色素細胞内でのメラ
ニン産生機能が亢進することによって生じる。
【0004】最近の研究では、紫外線やストレスによっ
て、皮膚内にこのように色素細胞を活性化する因子が増
加することによってしみ、そばかすが生じることが明ら
かになりつつある。
て、皮膚内にこのように色素細胞を活性化する因子が増
加することによってしみ、そばかすが生じることが明ら
かになりつつある。
【0005】メラニン産生機能の防止及び美白を目的と
する皮膚外用剤には、従来より、例えば、アスコルビン
酸およびその誘導体、ハイドロキノン等の美白剤が用い
られている。
する皮膚外用剤には、従来より、例えば、アスコルビン
酸およびその誘導体、ハイドロキノン等の美白剤が用い
られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来用
いられているアスコルビン酸ないしその誘導体、ハイド
ロキノン等では、色素沈着の阻害効果を十分に発揮する
ことが困難であった。
いられているアスコルビン酸ないしその誘導体、ハイド
ロキノン等では、色素沈着の阻害効果を十分に発揮する
ことが困難であった。
【0007】一方、 L−オルニチンの化粧料への応用
例は、特開昭52-156787号公報、特開平1-9285号公報、
特開平6-32718号公報等に記されているが、主に、L−
オルニチンを含む塩基性アミノ酸が、製剤もしくは他の
有効成分の安定化に優れているために利用されているに
すぎない。
例は、特開昭52-156787号公報、特開平1-9285号公報、
特開平6-32718号公報等に記されているが、主に、L−
オルニチンを含む塩基性アミノ酸が、製剤もしくは他の
有効成分の安定化に優れているために利用されているに
すぎない。
【0008】また、特開平6-279227号公報においては、
トレハロースとアミノ酸の一種または二種以上を併用す
ることにより、肌荒れ改善、創傷治癒、皮膚老化防止効
果を有し、且つ安定な皮膚外用剤及び化粧料を提供する
ことができることが記されているが、L−オルニチン及
びその塩類に、抗色素沈着作用すなわち美白作用がある
ことは、未だ全く知られていなかった。
トレハロースとアミノ酸の一種または二種以上を併用す
ることにより、肌荒れ改善、創傷治癒、皮膚老化防止効
果を有し、且つ安定な皮膚外用剤及び化粧料を提供する
ことができることが記されているが、L−オルニチン及
びその塩類に、抗色素沈着作用すなわち美白作用がある
ことは、未だ全く知られていなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の技術
的課題に鑑みて鋭意研究した結果、L−オルニチン及び
その塩類が優れた抗色素沈着作用を有し、しかも、安全
性の点でも優れているという新たな知見を見い出し本発
明を完成するに致った。
的課題に鑑みて鋭意研究した結果、L−オルニチン及び
その塩類が優れた抗色素沈着作用を有し、しかも、安全
性の点でも優れているという新たな知見を見い出し本発
明を完成するに致った。
【0010】本発明は、色素沈着を効率的且つ安全に抑
制することのできる新規な抗色素沈着剤、美白剤及びこ
れらを配合した美白用皮膚外用剤を提供することを目的
とする。
制することのできる新規な抗色素沈着剤、美白剤及びこ
れらを配合した美白用皮膚外用剤を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、L
−オルニチン及びその塩類からなる群から選ばれた一種
または二種以上からなることを特徴とする抗色素沈着剤
を提供するものである。
−オルニチン及びその塩類からなる群から選ばれた一種
または二種以上からなることを特徴とする抗色素沈着剤
を提供するものである。
【0012】また、本発明は、L−オルニチン及びその
塩類からなる群から選ばれた一種または二種以上からな
ることを特徴とする美白剤を提供するものである。
塩類からなる群から選ばれた一種または二種以上からな
ることを特徴とする美白剤を提供するものである。
【0013】さらに、本発明は、L−オルニチン及びそ
の塩類からなる群から選ばれた一種または二種以上を含
有することを特徴とする美白用皮膚外用剤を提供するも
のである。
の塩類からなる群から選ばれた一種または二種以上を含
有することを特徴とする美白用皮膚外用剤を提供するも
のである。
【0014】また、本発明は、さらにトラネキサム酸及
び/又はアルブチンを含有することを特徴とする上記の
美白用皮膚外用剤を提供するものである。
び/又はアルブチンを含有することを特徴とする上記の
美白用皮膚外用剤を提供するものである。
【0015】さらに、本発明は、前記L−オルニチン及
びその塩類からなる群から選ばれた一種または二種以上
の含有量が美白用皮膚外用剤全量に対して1.5〜5.
0重量%である前記の美白用皮膚外用剤を提供するもの
である。
びその塩類からなる群から選ばれた一種または二種以上
の含有量が美白用皮膚外用剤全量に対して1.5〜5.
0重量%である前記の美白用皮膚外用剤を提供するもの
である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
する。
【0017】本発明は、L−オルニチン及びその塩類
が、皮膚での色素細胞活性化因子の産生を抑制する作用
があり、その結果、色素細胞のメラニン産生および色素
細胞の増殖を抑制するという新たな効果を見出した結果
完成された用途発明である。
が、皮膚での色素細胞活性化因子の産生を抑制する作用
があり、その結果、色素細胞のメラニン産生および色素
細胞の増殖を抑制するという新たな効果を見出した結果
完成された用途発明である。
【0018】本発明においては、上記の作用効果のこと
を抗色素沈着作用と称することとし、通常用いられてい
る美白作用と同義である。本発明の抗色素沈着剤及び美
白剤は実質的にL−オルニチン及び/又はその塩類を有
効成分とするものである。
を抗色素沈着作用と称することとし、通常用いられてい
る美白作用と同義である。本発明の抗色素沈着剤及び美
白剤は実質的にL−オルニチン及び/又はその塩類を有
効成分とするものである。
【0019】本発明に用いるL−オルニチンは、下記化
学式で表される物質である。
学式で表される物質である。
【化1】
【0020】L−オルニチンは、非タンパク質性の塩基
性アミノ酸であるが、NMF(Natural Moisturizing F
actar)の一成分として表皮角質層に存在することが知
られている。しかしながら、その抗色素沈着作用及び美
白作用はこれまで全く知られていない。
性アミノ酸であるが、NMF(Natural Moisturizing F
actar)の一成分として表皮角質層に存在することが知
られている。しかしながら、その抗色素沈着作用及び美
白作用はこれまで全く知られていない。
【0021】本発明に用いるL−オルニチンの塩は、通
常使用されるものとして、塩酸塩、硫酸塩、Mg,C
a,K等の金属塩、アスパラギン酸等の他のアミノ酸と
の塩等が挙げられるが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
常使用されるものとして、塩酸塩、硫酸塩、Mg,C
a,K等の金属塩、アスパラギン酸等の他のアミノ酸と
の塩等が挙げられるが、本発明はこれらに限定されるも
のではない。
【0022】本発明のL−オルニチン及び/又はその塩
類からなる抗色素沈着剤及び美白剤を配合した本発明の
美白用皮膚外用剤において、L−オルニチン及び/又は
その塩類の配合量は、その使用形態、使用目的、使用方
法、剤型などに応じて適宜選択できるが、通常は、美白
用皮膚外用剤に対して、0.05〜20.0重量%、好
ましくは、0.1〜10.0重量%である。
類からなる抗色素沈着剤及び美白剤を配合した本発明の
美白用皮膚外用剤において、L−オルニチン及び/又は
その塩類の配合量は、その使用形態、使用目的、使用方
法、剤型などに応じて適宜選択できるが、通常は、美白
用皮膚外用剤に対して、0.05〜20.0重量%、好
ましくは、0.1〜10.0重量%である。
【0023】また、本発明の美白用皮膚外用剤を、老人
性色素斑等の治療剤に用いる場合には、1.0重量%以
上の範囲が好適に選択される。さらに好ましくは、美白
用皮膚外用剤全量に対して、1.5〜5.0重量%を使
用することが望ましい。
性色素斑等の治療剤に用いる場合には、1.0重量%以
上の範囲が好適に選択される。さらに好ましくは、美白
用皮膚外用剤全量に対して、1.5〜5.0重量%を使
用することが望ましい。
【0024】L−オルニチン及びその塩類は、トラネキ
サム酸及び/またはアルブチンと併用することによって
美白作用はさらに増強される。ここで用いられるトラネ
キサム酸およびアルブチンの美白作用は公知である(特
開昭62−249134号公報、特公平4−15764
号公報)。その場合のトラネキサム酸および/またはア
ルブチンの配合量は、適宜選択できるが、通常は、美白
用皮膚外用剤全量に対して、0.05〜20.0重量
%、好ましくは、0.1〜5.0重量%である。これら
は、1種または2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。
サム酸及び/またはアルブチンと併用することによって
美白作用はさらに増強される。ここで用いられるトラネ
キサム酸およびアルブチンの美白作用は公知である(特
開昭62−249134号公報、特公平4−15764
号公報)。その場合のトラネキサム酸および/またはア
ルブチンの配合量は、適宜選択できるが、通常は、美白
用皮膚外用剤全量に対して、0.05〜20.0重量
%、好ましくは、0.1〜5.0重量%である。これら
は、1種または2種以上を組み合わせて用いることがで
きる。
【0025】さらに、本発明の抗色素沈着剤及び美白剤
は、α−トコフェロール、アスコルビン酸、ブチルヒド
ロキシトルエン等の抗酸化剤や紫外線吸収剤とともに用
いても良い。
は、α−トコフェロール、アスコルビン酸、ブチルヒド
ロキシトルエン等の抗酸化剤や紫外線吸収剤とともに用
いても良い。
【0026】本発明の美白用皮膚外用剤は、常法に従っ
て、乳液、ローション、クリーム、ゼリー、パック、粉
末剤、軟膏等の種々の剤型の皮膚化粧料および皮膚医薬
用製剤とすることができ、さらに前述した必須成分以外
に、皮膚外用剤に通常用いられる他の成分、例えば、賦
形剤、油分、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、香料、水、
アルコール、増粘剤、色剤等を必要に応じて適宜配合す
ることができる。
て、乳液、ローション、クリーム、ゼリー、パック、粉
末剤、軟膏等の種々の剤型の皮膚化粧料および皮膚医薬
用製剤とすることができ、さらに前述した必須成分以外
に、皮膚外用剤に通常用いられる他の成分、例えば、賦
形剤、油分、界面活性剤、防腐剤、保湿剤、香料、水、
アルコール、増粘剤、色剤等を必要に応じて適宜配合す
ることができる。
【0027】また、本発明の抗色素沈着剤及び美白剤を
内服剤として利用する場合は、錠剤、顆粒剤、散剤、シ
ロップ剤、ドリンク剤等の種々の剤型の医薬用製剤とす
ることができる。
内服剤として利用する場合は、錠剤、顆粒剤、散剤、シ
ロップ剤、ドリンク剤等の種々の剤型の医薬用製剤とす
ることができる。
【0028】本発明の美白用皮膚外用剤とは、化粧料、
医薬品、医薬部外品として、美白を目的として外皮(頭
皮を含む)に適用されるものを指し、例えば、化粧水、
乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料やファ
ンデーション、口紅、アイシャドー等のメーキャップ化
粧料やボディー化粧料、芳香化粧料、頭皮頭髪化粧料、
洗浄料、軟膏等に用いることができる。
医薬品、医薬部外品として、美白を目的として外皮(頭
皮を含む)に適用されるものを指し、例えば、化粧水、
乳液、クリーム、パック等のフェーシャル化粧料やファ
ンデーション、口紅、アイシャドー等のメーキャップ化
粧料やボディー化粧料、芳香化粧料、頭皮頭髪化粧料、
洗浄料、軟膏等に用いることができる。
【0029】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を更に詳細に説
明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。
明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるもの
ではない。
【0030】「実施例1〜4、比較例1〜4:美白用化
粧水」「表1」及び「表2」の処方に基づき常法によっ
て化粧水を調製し、以下の方法により抗色素沈着及び美
白効果を確認した。
粧水」「表1」及び「表2」の処方に基づき常法によっ
て化粧水を調製し、以下の方法により抗色素沈着及び美
白効果を確認した。
【0031】<試験方法>顔面に、しみ、そばかす等を
有する年齢27〜45才の女性50名をパネルとし、一
群10名とし5群に分け、実施例及び比較例の化粧水を
1日1回3ケ月間、毎日顔面に塗布させ、使用後の美白
効果を下記の判定基準に基づいて判定した。 <判定基準> 著効:色素沈着が目立たなくなった。 有効:色素沈着がかなり薄くなった。 やや有効:色素沈着がやや薄くなった。 無効:色素沈着に変化がなかった。 <判定> ◎:被験者のうち著効および有効の示す割合が90%以
上の場合 ○:被験者のうち著効および有効の示す割合が70〜9
0%の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜7
0%の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が50%未
満の場合
有する年齢27〜45才の女性50名をパネルとし、一
群10名とし5群に分け、実施例及び比較例の化粧水を
1日1回3ケ月間、毎日顔面に塗布させ、使用後の美白
効果を下記の判定基準に基づいて判定した。 <判定基準> 著効:色素沈着が目立たなくなった。 有効:色素沈着がかなり薄くなった。 やや有効:色素沈着がやや薄くなった。 無効:色素沈着に変化がなかった。 <判定> ◎:被験者のうち著効および有効の示す割合が90%以
上の場合 ○:被験者のうち著効および有効の示す割合が70〜9
0%の場合 △:被験者のうち著効および有効の示す割合が50〜7
0%の場合 ×:被験者のうち著効および有効の示す割合が50%未
満の場合
【0032】
【表1】 ----------------------------------------------------------------------- (処方) 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 ----------------------------------------------------------------------- L−オルニチン塩酸塩 1.5 1.0 0.5 0.5 ハイドロキノン - - - - アスコルビン酸 - - - - トラネキサム酸 - - 0.5 - アルブチン - - - 0.5 グリセリン 5.0 5.0 5.0 5.0 エタノール 55.0 55.0 55.0 55.0 ポリオキシエチレン(25モル) 硬化ヒマシ油エーテル 2.0 2.0 2.0 2.0 ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量 適量 適量 適量 酸化防止剤・防腐剤 適量 適量 適量 適量 イオン交換水 残余 残余 残余 残余 ----------------------------------------------------------------------- 判定結果 ◎ ○ ◎ ◎ -----------------------------------------------------------------------
【0033】
【表2】 ----------------------------------------------------------------------- (処方) 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 ----------------------------------------------------------------------- L−オルニチン塩酸塩 - - - - ハイドロキノン 1.5 - - - アスコルビン酸 - 1.5 - - トラネキサム酸 - - 1.0 - アルブチン - - - 1.0 グリセリン 5.0 5.0 5.0 5.0 エタノール 55.0 55.0 55.0 55.0 ポリオキシエチレン(25モル) 硬化ヒマシ油エーテル 2.0 2.0 2.0 2.0 ヘキサメタリン酸ナトリウム 適量 適量 適量 適量 酸化防止剤・防腐剤 適量 適量 適量 適量 イオン交換水 残余 残余 残余 残余 ----------------------------------------------------------------------- 判定結果 △ △ ○ ○ -----------------------------------------------------------------------
【0034】「表1」及び「表2」の結果より、本発明
の抗色素沈着剤及び美白剤を配合した実施例1〜4の美
白用化粧料は、ハイドロキノン又はアスコルビン酸を配
合した比較例の美白用化粧料よりも優れた美白効果を有
し、さらに、トラネキサム酸又はアルブチンと併用した
場合には、相乗的な効果が発揮されることがわかる。
の抗色素沈着剤及び美白剤を配合した実施例1〜4の美
白用化粧料は、ハイドロキノン又はアスコルビン酸を配
合した比較例の美白用化粧料よりも優れた美白効果を有
し、さらに、トラネキサム酸又はアルブチンと併用した
場合には、相乗的な効果が発揮されることがわかる。
【0035】以下に本発明の美白用皮膚外用剤の他の実
施例を挙げる。配合量は重量%である。
施例を挙げる。配合量は重量%である。
【0036】「実施例5 バニシングクリーム 」 ステアリン酸 5.0 ステアリルアルコール 4.0 ステアリン酸ブチルアルコールエステル 8.0 グリセリンモノステアリン酸エステル 2.0 プロピレングリコール 10.0 グリセリン 4.0 L−オルニチングルタミン酸塩 0.5 苛性カリ 0.2 防腐剤・抗酸化剤 適量 香料 適量 イオン交換水 残余 (製法)イオン交換水にプロピレングリコール、苛性カ
リおよびL−オルニチングルタミン酸塩を加え、溶解
し、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に
保ち反応を起こさせる。その後、ホモミキサーで均一に
乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
リおよびL−オルニチングルタミン酸塩を加え、溶解
し、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
徐々に加え、全部加え終わってからしばらくその温度に
保ち反応を起こさせる。その後、ホモミキサーで均一に
乳化し、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0037】 (製法)イオン交換水にアルブチンおよびL−オルニチ
ンを加え、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を
混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油
相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化
した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
ンを加え、加熱して70℃に保つ(水相)。他の成分を
混合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油
相を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化
した後、よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0038】 (製法)イオン交換水に石鹸粉末、硼砂、トラネキサム
酸およびL−オルニチン塩酸塩を加え、加熱溶解して7
0℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加熱融解して
70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜながら徐
々に加え、反応を行う。反応終了後、ホモミキサーで均
一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却
する。
酸およびL−オルニチン塩酸塩を加え、加熱溶解して7
0℃に保つ(水相)。他の成分を混合し、加熱融解して
70℃に保つ(油相)。水相に油相をかきまぜながら徐
々に加え、反応を行う。反応終了後、ホモミキサーで均
一に乳化し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却
する。
【0039】 (製法)イオン交換水にポリエチレングリコール、トリ
エタノールアミン及びL−オルニチンカリウム塩を加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相
を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化
し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
エタノールアミン及びL−オルニチンカリウム塩を加
え、加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混
合し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相
を加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化
し、乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0040】 (製法)イオン交換水にプロピレングリコール、トラネ
キサム酸及びL−オルニチンアスパラギン酸塩を加え、
加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、
乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
キサム酸及びL−オルニチンアスパラギン酸塩を加え、
加熱溶解して70℃に保つ(水相)。他の成分を混合
し、加熱融解して70℃に保つ(油相)。水相に油相を
加え、予備乳化を行い、ホモミキサーで均一に乳化し、
乳化後よくかきまぜながら30℃まで冷却する。
【0041】「実施例10 化粧水」 (アルコール相) 95%エチルアルコール 10.0 ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0 プロピレングリコール 4.0 オレイルアルコール 0.1 レシチン 2.5 (水相) グリセリン 0.8 L−オルニチンカリウム塩 3.0 イオン交換水 残余 紫外線吸収剤 適量 (製法)水相、アルコール相を調製後、可溶化する。
【0042】 (製法)80℃にて水相を調製し、50℃に冷却する。
次いで室温で調製したアルコール相を添加後、均一に混
合し、冷却する。
次いで室温で調製したアルコール相を添加後、均一に混
合し、冷却する。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、抗色素沈着効果及び美
白効果に優れた抗色素沈着剤及び美白剤を提供すること
が出来る。また、肌のしみ、そばかすを防ぎ、きめの整
ったしっとりとした皮膚にする安全性の高い美白用皮膚
外用剤を提供できる。
白効果に優れた抗色素沈着剤及び美白剤を提供すること
が出来る。また、肌のしみ、そばかすを防ぎ、きめの整
ったしっとりとした皮膚にする安全性の高い美白用皮膚
外用剤を提供できる。
Claims (5)
- 【請求項1】 L−オルニチン及びその塩類からなる群
から選ばれた一種または二種以上からなることを特徴と
する抗色素沈着剤。 - 【請求項2】 L−オルニチン及びその塩類からなる群
から選ばれた一種または二種以上からなることを特徴と
する美白剤。 - 【請求項3】 L−オルニチン及びその塩類からなる群
から選ばれた一種または二種以上を含有することを特徴
とする美白用皮膚外用剤。 - 【請求項4】 さらにトラネキサム酸及び/又はアルブ
チンを含有することを特徴とする請求項3記載の美白用
皮膚外用剤。 - 【請求項5】 前記L−オルニチン及びその塩類からな
る群から選ばれた一種または二種以上の含有量が美白用
皮膚外用剤全量に対して1.5〜5.0重量%である請
求項3または4記載の美白用皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25136297A JPH1179935A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 抗色素沈着剤、美白剤及び美白用皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25136297A JPH1179935A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 抗色素沈着剤、美白剤及び美白用皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1179935A true JPH1179935A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17221707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25136297A Withdrawn JPH1179935A (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 抗色素沈着剤、美白剤及び美白用皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1179935A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007161589A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Naris Cosmetics Co Ltd | 角質剥離剤 |
JP2014097934A (ja) * | 2012-11-13 | 2014-05-29 | Ajinomoto Co Inc | アミノ酸化合物の酢酸塩を含有する化粧料組成物 |
KR101482722B1 (ko) * | 2013-04-26 | 2015-01-14 | 주식회사 엘지생활건강 | 오르니틴 또는 오르니틴에 아미노산이 펩티드 결합된 디펩티드를 포함하는 피부 미백용 조성물 |
WO2018093150A3 (ko) * | 2016-11-15 | 2018-07-12 | 한국과학기술연구원 | 개똥쑥 추출물을 유효성분으로 포함하는 피부질환을 개선시키기 위한 조성물 및 그 제조방법 |
-
1997
- 1997-09-01 JP JP25136297A patent/JPH1179935A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007161589A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Naris Cosmetics Co Ltd | 角質剥離剤 |
JP2014097934A (ja) * | 2012-11-13 | 2014-05-29 | Ajinomoto Co Inc | アミノ酸化合物の酢酸塩を含有する化粧料組成物 |
KR101482722B1 (ko) * | 2013-04-26 | 2015-01-14 | 주식회사 엘지생활건강 | 오르니틴 또는 오르니틴에 아미노산이 펩티드 결합된 디펩티드를 포함하는 피부 미백용 조성물 |
WO2018093150A3 (ko) * | 2016-11-15 | 2018-07-12 | 한국과학기술연구원 | 개똥쑥 추출물을 유효성분으로 포함하는 피부질환을 개선시키기 위한 조성물 및 그 제조방법 |
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