JP5933207B2 - 化粧品用皮膚刺激緩和剤、及び、化粧品組成物 - Google Patents

化粧品用皮膚刺激緩和剤、及び、化粧品組成物 Download PDF

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本発明は、化粧品用皮膚刺激緩和剤、及び、このような化粧品用皮膚刺激緩和剤が配合された化粧品組成物に関する。
皮膚または毛髪の外観を改善し、美化し、状態を処置し、より乾燥していないように、または、より柔軟にするために、多くの化合物が化粧品組成物において使用されている。そして、残念ながらこれらの化合物の一部は、皮膚または粘膜に適用されたときに知覚刺激を引き起こすことがある。
また、人により、皮膚が、特定の、または、不自然な化学的環境、つまり、酸、アルカリ、酸化剤、もしくは、還元剤のような各種の化学物質に接触すると刺激を受け、かゆみや刺痛、あるいは、緊縮の反応が生じることがある。これら反応によってかなりの不快が引き起こされる。
これらに加え、各種の局所用組成物中に用いられる多くの成分もまた、既知の刺激物質であるか、または刺激を起こす可能性がある。そのような刺激性成分としては、界面活性剤、香料、防腐剤、溶媒、プロペラント及び他の多くの成分が挙げられる。
さらに、多くの局所用の化粧品組成物の活性成分も、皮膚への適用により知覚刺激を起こす。そのような成分としては、例えば、次のようなものが挙げられる。
エキスフォリアント及び皮膚細胞再生剤、抗アクネ薬物、制汗化合物、抗ヒスタミン剤、抗炎症剤、皮膚保護剤、防虫剤、サンスクリーンなどの多くの成分。
特に、近年ヘアスタイルの多様化により、染毛剤やパーマ剤などで毛髪を処理する機会が増加している。通常、こうした化粧品組成物にはアルカリ、酸化剤をはじめとする皮膚に知覚刺激を与える刺激物質が含まれている。そのため化粧品組成物の使用中または使用後においては、頭皮などの接触部位で、知覚刺激により痛みを感じることが多くなっている。
このような問題を解決するために、これまでにも様々な技術が提案されている。たとえば、レチノイン酸による知覚刺激を低減するために、水溶性のポリウレタンを使用することが提案されている(国際特許公開Wo/93/21904号公報)。さらにある種のポリマー誘導体、例えば、ポリビニルピロリドン(フランス国特許公開第2224126号公報)またはポリオキシエチレン化ポリシロキサン(フランス国特許公開第266921号公報)を皮膚刺激緩和剤として化粧品組成物に添加して皮膚の知覚刺激を減少させる方法も知られている。また、カルシウム、アルミニウムやストロンチウム等の金属に、さらにカフェイン等の抗刺激剤を配合する皮膚刺激緩和剤が報告されている(特表平10−511360号公報、特表平11−502504号公報、特表平11−502505号公報)。それに関し、有機ポリアミンとカフェイン等の抗刺激剤を配合した皮膚刺激緩和剤が報告されている(特表平10−513452)。様々な知覚刺激緩和作用を有する抽出物を皮膚刺激緩和剤として配合する方法も提案されている(特開2009−149585公報、特開2006−193487公報、特表平03−530332号公報、特開平09−110658号公報、特開平07−330624号公報)。
また、その他、例えばカルボンとメントールもしくはカンファ(特開2010−59079号公報)、無機/有機複合体(特開2001−114625公報)、α-リポ酸もしくはその誘導体(特表平09−539783号公報)、オキサゾリジノン誘導体(特開平10−114620号公報)、サリチル酸と乳酸(特表平08−501553号公報)とを配合した皮膚刺激緩和剤が提案されている。
このように、化粧品組成物の知覚刺激による弊害を防止するために皮膚刺激緩和剤に関して様々な提案がなされている。
これらの皮膚刺激緩和剤によって現状ある程度の改善効果が得られるが、使用者によっては必ずしも皮膚に対する知覚刺激感の発生を抑制できない場合があり、あるいは、使用感等の点で、添加対象の化粧品組成物の品質に悪影響を及ぼしてしまう等、現在のところ十分とはいえないのが実情である。
国際特許公開Wo/93/21904号公報 フランス国特許公開第2224126号公報 フランス国特許公開第266921号公報 特表平10−511360号公報 特表平11−502504号公報 特表平11−502505号公報 特開2009−149585公報 特開2006−193487公報 特表平03−530332号公報 特開平09−110658号公報 特開平07−330624号公報 特開2010−59079号公報 特開2001−114625公報 特表平09−539783号公報 特開平10−114620号公報 特表平08−501553号公報 米国特許第5470579号公報 米国特許第4931066号公報 国際特許公開Wo/85/05270号公報 国際特許公開Wo/84/04038号公報 国際特許公開Wo/85/05272号公報 特開2009−298787公報 特開2004−244355公報 特開2004−269453公報 特表2002−506801公報 特表2009−599394公報 特表2001−517688公報 特開2003−128537公報 特開2004−75645公報 特表平08−501553号公報 特表2009−526755公報
本発明は、上記した従来の問題点を改善する、すなわち、化粧品組成物による化学的接触による皮膚の知覚刺激をきわめて効果的に抑制しうる化粧品用皮膚刺激緩和剤、及び、そのような化粧品用皮膚刺激緩和剤成分が配合された皮膚刺激が緩和された化粧品組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を達成するために鋭意検討を重ねた結果、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを併用することで、それぞれを単独で使用する場合に比べて相乗的に、皮膚の知覚刺激を劇的に抑制できること見出した。本発明者は、かかる知見に基づき、さらに研究を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤は上記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを含有することを特徴とする化粧品用皮膚刺激緩和剤である。
また、本発明の化粧品組成物は、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを含有する化粧品組成物であって、かつ、該化粧品組成物が、酸化染毛剤組成物、または、毛髪脱色剤組成物であることを特徴とする。
また、本発明の化粧品組成物は、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを含有する化粧品組成物であって、かつ、該化粧品組成物が、パーマネントウェーブ剤、または、縮毛矯正剤であることを特徴とする。
本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤によれば、化粧品組成物に混合し、または、化粧品組成物と同時に、あるいは、化粧品組成物の使用前に用いることにより、化粧品組成物による皮膚刺激をきわめて効果的に低減させることができる。
本発明の化粧品組成物によれば、化粧品組成物による皮膚刺激をきわめて効果的に低減させることができる。
本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤において、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを含有することが必要である。
ここで、カフェインはコーヒー類に含まれるアルカロイドの一種でキサンチン誘導体である。
このようなカフェインは頭髪及び皮膚の着色に使用することが報告されている(米国特許第5470579号公報)。また、カフェインを別の化合物と共に染毛に使用できることが開示されている(米国特許第4931066号公報)。カフェインはまた、ホスホジエステラーゼ阻害剤として含有され、抜け毛治療用のトリートメントに有用であるとして提案されている(国際特許公開Wo/85/05270号公報、国際特許公開Wo/84/04038号公報及び国際特許公開Wo/85/05272号公報)。またそのホスホジエステラーゼ阻害剤としての効力から抗老化(特開2009−298787公報)や痩身を目的とした製剤への配合も提案されている(特開2004−244355公報、特開2004−269453公報、特表2002−506801公報)。また、カフェインのアクアポリン刺激化合物としての効果から保湿剤としての使用(特表2009−599394公報)や、細胞外マトリックス構成成分の合成促進効果から抗老化目的の製剤への配合も提案されている(特表2001−517688公報)。その他、光耐性の付与(特開2003−128537公報)や、美白成分として配合する技術(特開2004−75645公報)が提案されている。ここで、抗知覚刺激のためには先述の金属と共に配合する方法や、サリチル酸及び乳酸と共に配合する技術(特表平08−501553号公報)や、N−(ホスホノアルキル)−アミノ酸)と共に配合する技術(特表2009−526755公報)が提案されているが、これら技術では酸化染毛剤組成物、毛髪脱色剤組成物やパーマ剤等による強い知覚刺激を抑制する前処理剤としては、十分な皮膚刺激緩和効果が得られない。
一方、4−t−ブチルシクロヘキサノールは、脂肪族高級アルコール類で酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸等とのエステルとして洗剤等の汎用品向け香料に用いられている。
4−t−ブチルシクロヘキサノールはアンモニアのマスキングに使用する技術(特開2004−107208公報)や、虫歯防止剤として使用する(特開平03−60802号公報)が開示されているが、知覚刺激抑制剤としての使用方法は知られていない。
このように、単独では皮膚刺激緩和効果がほとんど得られないこうしたカフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを併用すると皮膚の知覚刺激を抑制する効果が極めて高いことを本発明者等が見いだし、本発明に至った。
化粧品組成物への添加する場合におけるカフェインの含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、化粧品組成物中0.01質量%以上10質量%以下とすることが好ましく、0.05質量%以上5質量%以下とするのがより好ましい。すなわち、0.01質量%未満の場合には本発明の効果が得られない場合があり、10質量%を越えて配合しても、配合量の増加に見合った効果の向上が得られない場合がある。
また、化粧品組成物への添加する場合における4−t−ブチルシクロヘキサノールの含有量は、本発明の効果が発揮されれば特に限定されないが、化粧品組成物中、0.05質量%以上10質量%以下とすることが好ましく、0.1質量%以上5質量%以下とするのがより好ましい。すなわち、0.05質量%未満の場合には本発明の効果が得られない場合があり、10質量%を越えて配合しても、配合量の増加に見合った効果の向上が得られない場合がある。
さらに、本発明において、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとの配合(質量)比が、1:1000〜200:1の範囲(境界値含む)となるようにすることが高い知覚刺激抑制効果を得るために好ましく、さらに好ましい範囲は1:100〜50:1の範囲(境界値含む)である。
本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤では1回使用量当たりカフェインが0.01質量%以上10質量%以下、4−t−ブチルシクロヘキサノールが0.05質量%以上10質量%以下となり、かつ、これら2成分の配合比が上述の範囲となるように、必要に応じて水、有機溶媒、各種化粧用成分、乳液、香料などの増量剤とともに配合する。
本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤は、化粧品組成物に配合して用いても良く、また、化粧品組成物と同時に使用する併用剤、あるいは、化粧品組成物の使用に先行して使用する前処理剤とすることで、化粧品組成物による皮膚刺激を効果的に緩和することができる。
また、順次用いられる、もしくは、混合して用いられる複数の剤から構成される化粧品組成物の場合には、皮膚刺激を生じる成分を有する剤、あるいは、皮膚刺激を生じる成分を有する剤よりも先に使用される剤に本発明に係る化粧品用皮膚刺激緩和剤を配合することにより、本発明の優れた皮膚刺激緩和効果を得ることができる。順次用いられる複数の剤から構成されるこのような化粧品組成物として、特にパーマネントウェーブ剤、縮毛矯正剤を挙げることができる。また、混合して用いられる複数の剤から構成されるこのような化粧品組成物として、特に酸化染毛剤、毛髪脱色脱染剤を挙げることができる。
ここで、酸化染毛剤や毛髪脱色脱染剤には、従来からアルカリ剤を含む第1剤と酸化剤を含有する第2剤とから構成される2剤式のものが汎用されている。さらにこれらに過硫酸塩を含有する酸化助剤を加える3剤式、さらに2剤式や3剤式に添加剤を加える多剤式のものが従来から知られている。これらは使用時に混合した組成物として用いられるものである。
こうした酸化染毛剤や毛髪脱色脱染剤では、アルカリ剤が系をアルカリ性にすることによって毛髪を膨潤させ組成物の浸透しやすくする他、第1剤と第2剤とを混合した際に、第2剤の有効成分である酸化剤と反応し、毛髪中のメラニン色素を分解し、毛髪を脱色する作用を有する。また、酸化染毛剤においては、酸化染料を酸化重合させ毛髪を染色させる作用も有している。
このような酸化染毛剤や毛髪脱色脱染剤において、第1剤に含有されるアルカリ剤としては、一般的にアンモニアとその塩類や、モノエタノールアミンのような有機アミンが使用されている。また、第2剤に用いられる酸化剤としては過酸化水素が、酸化助剤に用いられる成分としては過硫酸塩類が一般的である。しかし、これらには不快感を伴う一過性の皮膚刺激を起こす場合がある。特にハイブリーチと呼ばれる3剤型の脱色剤や、高明度の明るい髪に染める酸化染毛剤にはこれらの成分が多く含まれており、その刺激には深刻なものがあり、消費者の安全性志向の高まりから使用が避けられる傾向にあり、頭皮などに対する刺激を緩和することが重要な課題となっているが、本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤によればこのような課題を容易に解決することができる。
本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤は、顔及び/または体の皮膚、粘膜及び/又は毛髪用のクレンジング用、保護用、処置用、ケア用、またはメークアップ用の化粧品用組成物とともに、必要に応じて混合して使用することができる。
さらに本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤は、特には顔、手、または体用の処置用またはケア用(例えばデイクリーム、ナイトクリーム、日焼け止めクリーム、ペースト状パック)、保護用またはケア用(クレンジングローション、日焼け止めローション)、スキンケア用の化粧品組成物に応用できる。
また、化学的色素または顔料を含む、頬、唇、まつ毛、及びまぶた用のメークアップ用の化粧品組成物、例えばファンデーション、口紅、及びアイシャドーに応用できる。
さらに、毛髪用、ヘアケア用の化粧品組成物、例えばシャンプー、トリートメント、毛髪用再生用、抜け毛防止用、駆虫性用製品等の化粧品組成物にも応用できる。
特に、本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤は染毛剤の知覚刺激から頭皮を保護する染毛剤用前処理剤、パーマ剤の知覚刺激から頭皮を保護するパーマ剤用前処理剤に好適に応用される。
本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤が応用されるこれらの化粧用組成物の性状としては、クリーム、乳液、化粧水、スティック、ロールオン式ファンデーション、泡状整髪剤、エアゾールスプレー、パッド適用処方物、粉末、および、エマルジョンが挙げられる。
本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤は、使用される量および使用者の皮膚の敏感度により、多かれ少なかれ知覚刺激性が有るか過敏化させることがわかっている任意の成分へ適用することができる。例えば、剥離剤成分、すなわち角質溶解および/または面皰溶解特性を有する活性剤成分、サンスクリーン剤成分、防腐剤成分、界面活性剤成分、および、香料成分を挙げることができる。
活性剤成分としては、特にアンモニア及びその塩類、アルカノールアミン(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等)及びその塩類、有機アミン類(2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、グアニジン等)及びその塩類、塩基性アミノ酸(アルギニン、リジン等)及びその塩類、無機アルカリ(重炭酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等)等のアルカリ剤、過酸化水素、過酸化尿素、アルカリ金属臭酸塩、アルカリ金属過酸塩(過臭酸塩、過硫酸塩、過ホウ酸塩)等の酸化剤、α−ヒドロキシ酸(グリコール酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、またはマンデル酸)、β−ヒドロキシ酸(サリチル酸およびその誘導体、例えば5−n−オクタノイルサリチル酸、5−n−デカノイルサリチル酸、5−n−ドデカノイルサリチル酸、5−n−オクチルサリチル酸、5−n−ヘプチルオキシサリチル酸、および4−n−ヘプチルオキシサリチル酸)、α−ケト酸、β−ケト酸、レチノイド類(レチノール、レチノイン酸、レチナール、およびそれらの誘導体)、アントラリン(ジオキシアントラノール)、アントラノイド類、過酸化物類(特に、過酸化ベンゾイル)、ミノキシジル、代謝拮抗物質、例えば5−フルオロウラシル、芳香を発するアルコール溶液(香料、オード・トワレ(eaux de toilette)、アフターシェービング、および脱臭剤)、制汗剤(ある種のアルミニウム塩)、脱毛またはパーマネントウェーブ用活性剤(チオール類)、色素脱失剤(ヒドロキノン)および化学遮蔽剤などの成分を挙げることができる。
本発明の化粧品用皮膚刺激緩和剤には、また、通常、化粧品等に用いられる成分、例えば、美白剤、保湿剤、収斂剤、清涼剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、界面活性剤、液体油脂、固体油脂、ロウ類、エステル油、炭化水素油、ステロール類、増粘・ゲル化剤、水溶性高分子、油溶性高分子、フッ素化合物、シリコーン類、pH安定剤、キレート剤、抗炎症剤、植物抽出エキス、溶剤、アルコール類、有機酸類、粉末成分、防腐剤、色剤、水、香料、各種皮膚栄養剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
<含トウガラシチンキ配合物による基礎検討>
知覚刺激原因物質(ここではトウガラシチンキ)およびカフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを配合した下記の表1に示す組成(質量部)で各配合物を調製し、また、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールのいずれも配合していない対照例1の配合物とともに、知覚刺激緩和性について評価した。表中EDTA−2Naはエチレンジアミン四酢酸2ナトリウムを示す。
Figure 0005933207
Figure 0005933207
(調製法)表1〜2中Bに記載された成分を混合してB液とし、これに表中Aに記載された成分を混合・溶解させて調製したA液を混合し、それぞれ各配合物を得た。
これら配合物の評価は次のように行った。
まず、トウガラシチンキに対して刺激を感じるパネラーを次のようにして選定した。すなわち、本試験の2週間前に、スポンジアプリケーターを用い、対照例1の配合物を鼻の中心線から頬中央に亘る線状の部分、及び、頬骨から顎に亘る線状の部分に、それぞれ塗布し、その際に刺激を感じた人をパネラーとした。
試験例1〜13と各比較例1及び2のうちの1つをそれぞれ対照例1と対にした計15の実験系を、これらの各実験系に対してそれぞれパネラー10人の被験者の顔に適用して試験を行った。
コットン綿棒またはスポンジアプリケーターを用いて、対照例1の配合物をパネラーの顔の鼻の中心線から右または左頬中央に亘る線状の部分、及び、右または左頬骨から顎に亘る線状の部分にそれぞれ塗布し、試験例1〜13と各比較例1及び2のうちの1つの配合物は対照例1の配合物を塗布したのとは反対側の、鼻の中心線から頬中央に亘る線状の部分、及び、頬骨から顎に亘る線状の部分にそれぞれ塗布した。
このとき、各配合物による刺激について、対照例1の配合物での刺激と比較したときに、各パネラーによるモニター結果(人数)を表3に示す。
Figure 0005933207
表3より、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを配合した配合物では、知覚刺激物質による皮膚の知覚刺激を大きく低減できることが理解できる。なお、試験例7と試験例13は他の試験例同様に皮膚の知覚刺激を低減することができたが、これらは配合量の増加に見合った効果の向上が得られなかった。
<化粧品組成物への応用例>
以下に本発明のカフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを配合した化粧品組成物の処方例として実施例1〜4と各比較例3〜10を挙げ、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールを含まない対照例との刺激抑制効果の検証を行った。
Figure 0005933207
(調製法)表中Aの各成分、Bの各成分を80℃に加熱しながら、それぞれ混合してA剤及びB剤を得る。A剤をホモミキサーで攪拌しながらB剤を徐々に添加する。添加終了後、パドルミキサーで攪拌しながら35℃まで冷却し、日焼け止め乳液を得た。
Figure 0005933207
(調製法)表中Aの各成分、及び、Bの各成分をそれぞれ混合してA液及びB液を調製し、次いで、A液にB液を加えて可溶化した後、濾過して化粧水を得た。
Figure 0005933207
(調製法)表中Aの成分を粉砕機で混合して、70℃に加熱し溶解したBの成分に添加し、撹拌機で分散混合する。この混合物に70℃に保たれたCの成分を加えホモミキサー処理し、W/O乳化型クリームファンデーションを得た。
Figure 0005933207
(調製法)Aの成分を70℃で加熱溶解させて、70℃に保ったBの成分からなる混合物を徐々に加え均一化し、クレンジングジェルを得る。
<実施例1〜4及び比較例3〜10の刺激抑制効果について>
実施例1〜4及び比較例3〜10の配合物の評価は、前記した<含トウガラシチンキ配合物による基礎検討>と同様に行った。
まず、本試験の2週間前に対照例2〜5の化粧品組成物をそれぞれ被験者の顔に適用し、その結果、刺激を感じた被験者を敏感肌パネラーとして、以降の各試験にそれぞれ10名ずつ用いた。各パネラーには、試験当日にはメークアップせず、かつ、フェイシャルローションを用いないように指示した。
実施例1と比較例3及び4に対して対照例2、実施例2と比較例5及び6に対して対照例3、実施例3と比較例7及び8に対して対照例4、実施例4と比較例9及び10に対して対照例5をそれぞれ対にした実験系で、顔の一方の片側には実施例もしくは比較例にかかる化粧品組成物を、他方の片側には対照例にかかる化粧品組成物をそれぞれ塗布した。
このとき、各実施例と比較例の化粧品組成物による刺激について、対照例の化粧品組成物での刺激と比較したときに、各パネラーによるモニター結果(人数)を表8に示す。
Figure 0005933207
表8より、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを配合することにより、各種化粧品配合物による皮膚の知覚刺激を極めて低減できることが理解できる。
<化粧品組成物への応用例2>
以下に本発明のカフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを配合した化粧品組成物の処方例として実施例5〜6と各比較例11〜14を示し、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを含まない対照例との刺激抑制効果の違いについて検証を行った。
Figure 0005933207
(調製法)Aの成分及びBの成分をそれぞれ80℃に加温して均一に溶解してA液およびB液を得た後、A液にB液を加え、攪拌を続けて室温まで冷却し、ヘアーシャンプーを得た。
Figure 0005933207
Aの成分とBの成分とをそれぞれ75℃で加温溶解してA液とB液とを得て、これらをよく攪拌しながら混合した後、徐々に冷却する。40℃程度となったときにCの成分を加え混合し、ヘアートリートメントを得た。
<実施例5〜6及び比較例11〜14の刺激抑制効果について>
これら配合物の評価は次のように行った。
まず、対照例6及び対照例7に対して、それぞれ刺激を感じるパネラーを次のようにして選定した。すなわち、本試験の2週間前に、対照例6または対照例7の化粧品組成物を被験者に常法でそれぞれ10g適用し、刺激を感じた被験者を以下それぞれパネラーとした。
実施例5及び比較例11と12に対し対照例6、実施例6及び比較例13と14に対し対照例7をそれぞれ対にした実験系とし、これらの各実験系に対して各10人のパネラーの頭に各化粧品組成物を適用して試験を行った。
具体的には、それぞれのパネラーの頭を頭頂部から左右それぞれ半分に区画し、一方の区画には実施例もしくは比較例の化粧品組成物を、他方の区画には対照例の化粧品組成物を、それぞれ5gずつ常法により適用した。
このとき、各実施例と比較例の化粧品組成物による刺激について、対照例6あるいは対照例7の化粧品組成物での刺激と比較したときに、各パネラーによるモニター結果(人数)を表11に示す。
Figure 0005933207
表11より、カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを配合することにより、各種化粧品配合物による皮膚の知覚刺激を極めて低減できることが理解できる。
<化粧品用皮膚刺激緩和剤による酸化染毛剤組成物における皮膚刺激緩和効果について>
表12及び表13に配合比(質量%)を示した、実施例7〜19、比較例15及び16の計15種類の化粧品用皮膚刺激緩和剤、及び、カフェイン及び4−t−ブチルシクロヘキサノールの両者を含まない対照例8をそれぞれ前処理剤として調整した。
Figure 0005933207
Figure 0005933207
(調製法)表中Bの成分を混合してB液を調製した。一方、Aの成分であるエタノールにAの他の成分を溶解してA液を調製した。B液にA液を加えて可溶化し各配合物を得た。
上記16種類の化粧品用皮膚刺激緩和剤に対してそれぞれ、パネラー10人ずつを選び、各パネラーの頭皮を頭頂部から左右それぞれ半分に区画し、一方の区画には化粧品用皮膚刺激緩和剤を前処理剤として、他方の区画には対照例8の前処理剤を、それぞれ6gずつ塗布した。
上記の前処理剤の塗布の20〜30分後に、表12にその配合量(質量%)を示す酸化染毛剤の第1液と第2液とを1:1で混合して酸化染毛剤組成物を調製し、得られた酸化染毛剤組成物を各モニターの毛髪に常法で塗布し、25分間常温放置することで酸化染毛処理を行い、その際の頭皮における一過性の皮膚刺激を評価した。このとき、酸化染毛処理による刺激について、実施例7〜19、及び、比較例15及び16の前処理剤による前処理区画での刺激と対照例8の前処理剤による前処理区画での刺激とを比較したときに、各パネラーによるモニター結果(人数)を表14に示す。
Figure 0005933207
(調製法)酸化染毛剤第1液:表中Aの成分とBの成分とを80℃に加温溶解し、よく攪拌しながら混合してそれぞれA液及びB液を得た後、徐々に冷却させる。55℃程度でCの成分を加え混合させ、45℃程度でDの成分を加え混合し、酸化染毛剤第1液を得た。
酸化染毛剤第2液:各成分を混合し酸化染毛剤第2液を得る。
Figure 0005933207
表15によれば、本発明に係る化粧品用皮膚刺激緩和剤を用いた系では酸化染毛処理において皮膚刺激が効果的に緩和されることが判る。
<化粧品用皮膚刺激緩和剤によるパーマネントウェーブ剤組成物における皮膚刺激緩和効果について>
上記の酸化染毛組成物による酸化染毛処理の代わりに表16にその配合量(質量%)を示すパーマネントウェーブ剤組成物(第1液及び第2液から構成された)によってパーマネントウェーブ処理を行い、そのときの皮膚刺激緩和効果を調べた。
このとき、前処理剤である化粧品用皮膚刺激緩和剤としては、上記同様に、表11に配合比(質量%)を示した、実施例7〜19、比較例15及び16の計15種類の化粧品用皮膚刺激緩和剤、及び、カフェイン及び4−t−ブチルシクロヘキサノールの両者を含まない対照例8をそれぞれ用いた。
Figure 0005933207
(調製法)パーマネントウェーブ剤第1液:表中Aの成分を混合し60℃で加熱溶解して得たA液を、60℃に加熱したBの成分を添加し可溶化した後、さらにCの成分に加え混合し、パーマネントウェーブ剤第1液を得た。
パーマネントウェーブ剤第2液:Aの成分を混合し60℃で加熱溶解して得たA液に、60℃で加熱したBの成分を添加し可溶化した後、さらにCの成分を加え混合し、パーマネントウェーブ剤第2液を得た。
上記の前処理の終了の20〜30分後に、上記パーマネントウェーブ剤組成物の第1液を毛髪に塗布した15分後に2分間水洗し、タオルドライして、パーマネントウェーブ剤の第2液を毛髪に塗布し15分放置、及び、水洗を順次行った。このとき、パーマネントウェーブ剤による刺激について、実施例7〜19、及び、比較例15及び16の前処理剤による前処理領域での刺激と対照例8の前処理剤による前処理領域での刺激とを比較したときに、各パネラーによるモニター結果(人数)を表17に示す。
Figure 0005933207
表17によれば、本発明に係る化粧品用皮膚刺激緩和剤を用いた系ではパーマネントウェーブ処理において皮膚刺激が効果的に緩和されることが判る。
<皮膚刺激緩和成分が配合された酸化染毛剤の検討>
上記では毛髪に対する処理に先行して本発明に係る化粧品用皮膚刺激緩和剤を用いたが、ここで、本発明に係る化粧品用皮膚刺激緩和剤があらかじめ混合された化粧品組成物の例として酸化染毛剤を示す。
表18及び表19に示した配合比(質量%)となるように実施例20〜32、比較例17及び18、対照例9の酸化染毛剤の第1液を調製した。第2液は<化粧品用皮膚刺激緩和剤による酸化染毛剤組成物における皮膚刺激緩和効果について>で表14に示したものと同じものを用いた。
Figure 0005933207
Figure 0005933207
(調製法)酸化染毛剤第1液:Aの成分とBの成分とを80℃に加温溶解し、よく攪拌しながら混合した後、徐々に冷却する。55℃程度でCの成分を加え混合し、45℃程度でDの成分を加え混合し、酸化染毛剤第1液を得た。
それぞれパネラー10人の被験者の頭皮を頭頂部から左右に半分に区画し、一方の区画には実施例20〜32、比較例17及び18の酸化染毛剤第1液を、他方の区画には対照例9の第1液を、それぞれ第2液と1:1で混合し、酸化染毛剤組成物として使用した。
上記の酸化染毛剤組成物を常法にて毛髪に塗布した後、25分常温放置し酸化染毛処理を行い、その際の頭皮への一過性の皮膚刺激を評価した。このとき、酸化染毛処理による刺激について、実施例20〜32、及び、比較例17及び18を用いた酸化染毛剤組成物による処理領域での刺激と対照例9を用いた酸化染毛剤組成物による処理領域での刺激とを比較したときに、各パネラーによるモニター結果(人数)を表20に示す。
Figure 0005933207
表20によれば、本発明に係る酸性染毛剤を用いた系では酸化染毛処理において皮膚刺激が効果的に緩和されることが判る。

Claims (3)

  1. カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを含有することを特徴とする化粧品用皮膚刺激緩和剤。
  2. カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを含有する化粧品組成物であって、かつ、該化粧品組成物が、酸化染毛剤組成物、または、毛髪脱色剤組成物であることを特徴とする化粧品組成物。
  3. カフェインと4−t−ブチルシクロヘキサノールとを含有する化粧品組成物であって、かつ、該化粧品組成物が、パーマネントウェーブ剤、または、縮毛矯正剤であることを特徴とする化粧品組成物
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