JP2002370924A - 固型化粧料 - Google Patents
固型化粧料Info
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- JP2002370924A JP2002370924A JP2001175766A JP2001175766A JP2002370924A JP 2002370924 A JP2002370924 A JP 2002370924A JP 2001175766 A JP2001175766 A JP 2001175766A JP 2001175766 A JP2001175766 A JP 2001175766A JP 2002370924 A JP2002370924 A JP 2002370924A
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- solid cosmetic
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリコーン系皮膜形成剤を含有し
ながらも、シリコーン系皮膜形成剤を含有しながらも、
化粧塗布具へのとれや肌上での伸びが良好でかつ化粧持
続性に優れる固型化粧料を提供する。 【解決手段】 圧縮強度が1.0MPa以下であ
る弾性有機粉体1〜50重量%と、シリコーン系皮膜形
成剤0.1〜30重量%とを固型化粧料に配合する。前
記弾性有機粉体としては、ポリウレタン,ポリメチルメ
タクリレート,ナイロンから選択される1種、又は2種
以上を用いることが好ましい。
ながらも、シリコーン系皮膜形成剤を含有しながらも、
化粧塗布具へのとれや肌上での伸びが良好でかつ化粧持
続性に優れる固型化粧料を提供する。 【解決手段】 圧縮強度が1.0MPa以下であ
る弾性有機粉体1〜50重量%と、シリコーン系皮膜形
成剤0.1〜30重量%とを固型化粧料に配合する。前
記弾性有機粉体としては、ポリウレタン,ポリメチルメ
タクリレート,ナイロンから選択される1種、又は2種
以上を用いることが好ましい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スポンジ,チッ
プ,ブラシ等の化粧塗布具へのとれが良好で、化粧料の
伸びがよく、且つ化粧持続性に優れる固型化粧料に関す
る。
プ,ブラシ等の化粧塗布具へのとれが良好で、化粧料の
伸びがよく、且つ化粧持続性に優れる固型化粧料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】汗や皮脂、外からの水の接触、あるいは
手や衣服が触れる物理的摩擦などによって生じる化粧崩
れを防ぐために、従来から高分子量の皮膜形成剤の配合
が試みられている。皮膜形成剤としては一般にシリコー
ン系の樹脂が汎用されており、例えば揮発性の成分とと
もに化粧料に配合して、化粧塗膜の密着性を向上させた
り、また粉体表面の疎水化改質処理剤として用いられ、
化粧塗膜の耐水性や撥水性を向上させるといったことが
実施されている。
手や衣服が触れる物理的摩擦などによって生じる化粧崩
れを防ぐために、従来から高分子量の皮膜形成剤の配合
が試みられている。皮膜形成剤としては一般にシリコー
ン系の樹脂が汎用されており、例えば揮発性の成分とと
もに化粧料に配合して、化粧塗膜の密着性を向上させた
り、また粉体表面の疎水化改質処理剤として用いられ、
化粧塗膜の耐水性や撥水性を向上させるといったことが
実施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般にプレス
成型や流し込み成型などにより製造される固型状の化粧
料類にシリコーン系皮膜形成剤を配合した場合には、化
粧持続性は向上するものの、化粧料の肌上での広がりが
悪く、滑らかな使用感触が損なわれてしまうため、塗布
時に肌への負担感があり、問題となっていた。
成型や流し込み成型などにより製造される固型状の化粧
料類にシリコーン系皮膜形成剤を配合した場合には、化
粧持続性は向上するものの、化粧料の肌上での広がりが
悪く、滑らかな使用感触が損なわれてしまうため、塗布
時に肌への負担感があり、問題となっていた。
【0004】また、スポンジ,チップ,ブラシ等の化粧
塗布具へのとれが悪くなり、化粧料の表面が硬化し、塗
布具では全く化粧料がとれなくなる状況が生じるなど、
使用性にも問題が生じていた。
塗布具へのとれが悪くなり、化粧料の表面が硬化し、塗
布具では全く化粧料がとれなくなる状況が生じるなど、
使用性にも問題が生じていた。
【0005】そこで本発明は、シリコーン系皮膜形成剤
を含有しながらも、スポンジ,チップ,ブラシ等の化粧
塗布具へのとれや肌上での伸びが良好でかつ化粧持続性
に優れる固型化粧料を提供することを目的とする。
を含有しながらも、スポンジ,チップ,ブラシ等の化粧
塗布具へのとれや肌上での伸びが良好でかつ化粧持続性
に優れる固型化粧料を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、先の課題を
解決するために鋭意検討を行った結果、シリコーン系皮
膜形成剤と、特定の圧縮強度をもつ弾性有機粉体とを組
み合わせて用いることにより、化粧塗布具へのとれや肌
上での伸びが良好でかつ化粧持続性に優れる固型化粧料
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
解決するために鋭意検討を行った結果、シリコーン系皮
膜形成剤と、特定の圧縮強度をもつ弾性有機粉体とを組
み合わせて用いることにより、化粧塗布具へのとれや肌
上での伸びが良好でかつ化粧持続性に優れる固型化粧料
が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、圧縮強度が1.0MP
a以下である弾性有機粉体を1〜50重量%と、シリコ
ーン系皮膜形成剤を0.1〜30重量%配合することを
特徴とする固型化粧料に係るものである。
a以下である弾性有機粉体を1〜50重量%と、シリコ
ーン系皮膜形成剤を0.1〜30重量%配合することを
特徴とする固型化粧料に係るものである。
【0008】ここで圧縮強度とは、微小硬度計にて粉末
粒子の直径が10%変形するのに要した力を測定し、次
の式、圧縮強度(MPa)=27.5×P/πd2(P
=粒子を10%変形させるのに必要な荷重(N)、d=
粒子径(mm))によって求められる値である。
粒子の直径が10%変形するのに要した力を測定し、次
の式、圧縮強度(MPa)=27.5×P/πd2(P
=粒子を10%変形させるのに必要な荷重(N)、d=
粒子径(mm))によって求められる値である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する。
【0010】本発明の固型化粧料に用いられる弾性有機
粉体は、圧縮強度が1.0MPa以下の有機粉体であ
り、特に限定されないが、例えばポリエチレン、ポリウ
レタン、ポリスチレン、ポリアクリル酸アルキル、ポリ
メチルメタクリレート、ポリメチルシルセスキオキサ
ン、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体、塩化ビ
ニリデン−メタクリル酸共重合体、ナイロン等が挙げら
れる。特にポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、
ナイロンは本発明の効果の点から好ましく用いられる。
かかる弾性有機粉体として、例えば市販のマイクロスフ
ェアS−102(松本油脂製,圧縮強度=0.6MP
a),プラスティックパウダーD−400(東色ピグメ
ント製,圧縮強度=0.25MPa),ナイロンパウダ
ーSNP(メタルカラー製,圧縮強度=0.8MPa)
を使用することもできる。これらの弾性有機粉体は、単
独で、若しくは2種以上を組み合わせて用いる。
粉体は、圧縮強度が1.0MPa以下の有機粉体であ
り、特に限定されないが、例えばポリエチレン、ポリウ
レタン、ポリスチレン、ポリアクリル酸アルキル、ポリ
メチルメタクリレート、ポリメチルシルセスキオキサ
ン、アクリロニトリル−メタクリル酸共重合体、塩化ビ
ニリデン−メタクリル酸共重合体、ナイロン等が挙げら
れる。特にポリウレタン、ポリメチルメタクリレート、
ナイロンは本発明の効果の点から好ましく用いられる。
かかる弾性有機粉体として、例えば市販のマイクロスフ
ェアS−102(松本油脂製,圧縮強度=0.6MP
a),プラスティックパウダーD−400(東色ピグメ
ント製,圧縮強度=0.25MPa),ナイロンパウダ
ーSNP(メタルカラー製,圧縮強度=0.8MPa)
を使用することもできる。これらの弾性有機粉体は、単
独で、若しくは2種以上を組み合わせて用いる。
【0011】弾性有機粉体は、任意の粒子径、粒子形状
のものを、目的に応じて選択することができ、特に1〜
30μm程度の粒子径のものが好ましく用いられる。
のものを、目的に応じて選択することができ、特に1〜
30μm程度の粒子径のものが好ましく用いられる。
【0012】弾性有機粉体の配合量は、固型化粧料全量
に対して1〜50重量%が適当であり、特に5〜20重
量%が好ましい。配合量が1重量%未満であると、塗布
時の肌への負担感が軽減されず、また50重量%を超え
て配合した場合には、固型化粧料の保型性が悪くなるか
らである。
に対して1〜50重量%が適当であり、特に5〜20重
量%が好ましい。配合量が1重量%未満であると、塗布
時の肌への負担感が軽減されず、また50重量%を超え
て配合した場合には、固型化粧料の保型性が悪くなるか
らである。
【0013】本発明の固型化粧料に用いられるシリコー
ン系皮膜形成剤としては、通常化粧料などに用いられる
成分を使用することができ、トリメチルシロキシケイ
酸、高重合度シリコーンが好ましい例として挙げられ
る。また、これらの重合体の変性物も用いることができ
る。これらのシリコーン系皮膜形成剤は、必要に応じて
1種又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
粉体の表面処理剤として使用することもできる。
ン系皮膜形成剤としては、通常化粧料などに用いられる
成分を使用することができ、トリメチルシロキシケイ
酸、高重合度シリコーンが好ましい例として挙げられ
る。また、これらの重合体の変性物も用いることができ
る。これらのシリコーン系皮膜形成剤は、必要に応じて
1種又は2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
粉体の表面処理剤として使用することもできる。
【0014】前述のシリコーン系皮膜形成剤は固型化粧
料への配合に際し、そのまま、若しくは揮発性溶剤に溶
解して用いる。本発明におけるシリコーン系皮膜形成剤
の配合量は、固形樹脂分換算で、化粧料全量に対して
0.1〜30重量%が適当である。0.1重量%未満の
配合量では、充分な化粧持続効果が得られず、また、3
0重量%を超えて配合した場合には、べたつき感が生
じ、良好な使用感触が損なわれるからである。さらに、
1〜5重量%の範囲で用いると、使用感触の滑らかさや
肌への負担感の軽減の点により優れる。
料への配合に際し、そのまま、若しくは揮発性溶剤に溶
解して用いる。本発明におけるシリコーン系皮膜形成剤
の配合量は、固形樹脂分換算で、化粧料全量に対して
0.1〜30重量%が適当である。0.1重量%未満の
配合量では、充分な化粧持続効果が得られず、また、3
0重量%を超えて配合した場合には、べたつき感が生
じ、良好な使用感触が損なわれるからである。さらに、
1〜5重量%の範囲で用いると、使用感触の滑らかさや
肌への負担感の軽減の点により優れる。
【0015】本発明の固型化粧料には、上記成分の他
に、その使用目的に応じて任意の成分を適宜配合するこ
とができる。かかる成分としては、粉体、油分、保湿
剤、アルコール類、界面活性剤、ビタミン類、美白剤、
細胞賦活剤、抗炎症剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、色
素、防腐剤等、一般に医薬部外品、化粧品に使用される
成分が挙げられる。
に、その使用目的に応じて任意の成分を適宜配合するこ
とができる。かかる成分としては、粉体、油分、保湿
剤、アルコール類、界面活性剤、ビタミン類、美白剤、
細胞賦活剤、抗炎症剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、色
素、防腐剤等、一般に医薬部外品、化粧品に使用される
成分が挙げられる。
【0016】本発明の固型化粧料は、通常用いられる製
造方法を用い、ケーキ状や軟膏状、スティック状などの
固型状の化粧料として提供できる。例えばファンデーシ
ョン、おしろい、口紅、アイシャドー、頬紅、アイブロ
ウ、コンシーラー等のメイクアップ化粧料や日焼け止め
化粧料等に好適に用いられる。
造方法を用い、ケーキ状や軟膏状、スティック状などの
固型状の化粧料として提供できる。例えばファンデーシ
ョン、おしろい、口紅、アイシャドー、頬紅、アイブロ
ウ、コンシーラー等のメイクアップ化粧料や日焼け止め
化粧料等に好適に用いられる。
【0017】
【実施例】さらに実施例により、本発明を詳しく説明す
る。
る。
【0018】[実施例1〜実施例3、比較例1,比較例
2] 固型状ファンデーション 表1に示す組成の固型状ファンデーションを次のように
調製した。成分1〜成分11を混合分散し、粉体相とす
る。前記粉体相に、加熱して均一に溶解させた成分12
〜成分14を添加混合した後、アトマイザーにて粉砕す
る。篩過した後、金皿に充填し、圧縮成型をして、固型
粉末状ファンデーションの各サンプルを得た。なお成分
7のポリメチルメタクリレート1としては松本油脂製マ
イクロスフェア S−102(圧縮強度:0.6MP
a)を、成分8のポリメチルメタクリレート2としては
松本油脂マイクロスフェア M−100(圧縮強度:2
4MPa)を、成分9のポリウレタンとしては東色ピグ
メント製のプラスティックパウダー D−400(圧縮
強度:0.24MPa)を、成分10のナイロン1とし
ては東レ製ナイロンパウダー SP−500(圧縮強
度:10MPa)を、成分11のナイロン2としては、
メタルカラー製ナイロンパウダー SNP(圧縮強度:
0.8MPa)をそれぞれ使用した。
2] 固型状ファンデーション 表1に示す組成の固型状ファンデーションを次のように
調製した。成分1〜成分11を混合分散し、粉体相とす
る。前記粉体相に、加熱して均一に溶解させた成分12
〜成分14を添加混合した後、アトマイザーにて粉砕す
る。篩過した後、金皿に充填し、圧縮成型をして、固型
粉末状ファンデーションの各サンプルを得た。なお成分
7のポリメチルメタクリレート1としては松本油脂製マ
イクロスフェア S−102(圧縮強度:0.6MP
a)を、成分8のポリメチルメタクリレート2としては
松本油脂マイクロスフェア M−100(圧縮強度:2
4MPa)を、成分9のポリウレタンとしては東色ピグ
メント製のプラスティックパウダー D−400(圧縮
強度:0.24MPa)を、成分10のナイロン1とし
ては東レ製ナイロンパウダー SP−500(圧縮強
度:10MPa)を、成分11のナイロン2としては、
メタルカラー製ナイロンパウダー SNP(圧縮強度:
0.8MPa)をそれぞれ使用した。
【0019】
【表1】
【0020】調製した各サンプルを用いて、使用したと
きのスポンジへのとれ、肌上での伸び、化粧持続性のそ
れぞれについて官能評価を行った。官能評価は、20才
〜39才の専門女性パネラー5名を1群とし、各群に実
施例及び比較例のそれぞれのサンプルをブラインドにて
使用させ、評価を行った。各評価は、スポンジへのと
れ,肌上での伸び,化粧持続性の3項目について、「良
い:◎」、「やや良い:○」、「普通:△」、「やや悪
い〜悪い:×」の4段階にて合議により評価を行い、結
果を表2に示した。
きのスポンジへのとれ、肌上での伸び、化粧持続性のそ
れぞれについて官能評価を行った。官能評価は、20才
〜39才の専門女性パネラー5名を1群とし、各群に実
施例及び比較例のそれぞれのサンプルをブラインドにて
使用させ、評価を行った。各評価は、スポンジへのと
れ,肌上での伸び,化粧持続性の3項目について、「良
い:◎」、「やや良い:○」、「普通:△」、「やや悪
い〜悪い:×」の4段階にて合議により評価を行い、結
果を表2に示した。
【0021】
【表2】
【0022】表2の評価結果から明らかなように、シリ
コーン系被膜剤であるトリメチルシロキシケイ酸のシク
ロメチコン溶液と、圧縮強度が1.0MPa以下の有機
弾性粉体を併用した本発明の実施例1〜実施例3におい
ては、塗布具であるスポンジへのとれ、肌上での伸び、
化粧持続性の全ての評価項目において、良好な結果が得
られた。これに対し、シリコーン系被膜剤と、圧縮強度
が1.0MPaをこえる有機弾性粉体を含有する比較例
1及び比較例2においては、化粧持続性は良好であった
が、スポンジへのとれ、肌上での伸びについて、普通若
しくは悪いという結果になっていた。
コーン系被膜剤であるトリメチルシロキシケイ酸のシク
ロメチコン溶液と、圧縮強度が1.0MPa以下の有機
弾性粉体を併用した本発明の実施例1〜実施例3におい
ては、塗布具であるスポンジへのとれ、肌上での伸び、
化粧持続性の全ての評価項目において、良好な結果が得
られた。これに対し、シリコーン系被膜剤と、圧縮強度
が1.0MPaをこえる有機弾性粉体を含有する比較例
1及び比較例2においては、化粧持続性は良好であった
が、スポンジへのとれ、肌上での伸びについて、普通若
しくは悪いという結果になっていた。
【0023】 [実施例4:固型油性ファンデーション] (1)流動パラフィン 18.5(重量%) (2)オクチルドデカノール 15.0 (3)酢酸ラノリン 4.0 (4)マイクロクリスタリンワックス 12.0 (5)セレシン 7.0 (6)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 1.0 (7)トリメチルシロキシケイ酸 10.0 シクロメチコン溶液(50%重量) (8)酢酸トコフェロール 0.5 (9)パラオキシ安息香酸ブチル 0.1 (10)トリメチルシロキシケイ酸3重量%処理タルク 5.0 (11)トリメチルシロキシケイ酸3重量%処理マイカ 3.0 (12)ポリウレタン *1 10.0 (13)シリコーン処理酸化チタン 11.0 (14)シリコーン処理ベンガラ 1.0 (15)シリコーン処理黄酸化鉄 1.6 (16)シリコーン処理黒酸化鉄 0.3 *1 東色ピグメント製プラスティックパウダー D−400 製法:成分(1)〜(9)を加熱混合し、溶解したもの
を油相とする。成分(10)〜(16)を混合し、先の
油相に加える。混合物をロールミルで混練した後、再び
加熱融解した混合物を容器に流し込み、放冷して固化さ
せる。
を油相とする。成分(10)〜(16)を混合し、先の
油相に加える。混合物をロールミルで混練した後、再び
加熱融解した混合物を容器に流し込み、放冷して固化さ
せる。
【0024】 [実施例5:固型アイシャドー] (1)シリコーン処理酸化チタン 5.0(重量%) (2)シリコーン処理タルク 35.0 (3)シリコーン処理セリサイト 10.0 (4)ステアリン酸亜鉛 7.0 (5)ポリメチルメタクリレート *2 20.0 (6)ベンガラ被覆雲母チタン 4.4 (7)黄酸化鉄被覆雲母チタン 8.0 (8)メチルポリシロキサン 3.0 (9)液状ラノリン 2.0 (10)トリメチルシロキシケイ酸 5.0 シクロメチコン溶液(50重量%) (11)ソルビタンセスキオレイン酸エステル 0.5 (12)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 *2 松本油脂製マイクロスフェア S−102 製法:成分(1)〜(7)を混合する。これに、成分
(8)〜(12)を混合均一化したものを添加し、混合
した後に粉砕する。粉砕後、金皿に充填して圧縮成型す
る。
(8)〜(12)を混合均一化したものを添加し、混合
した後に粉砕する。粉砕後、金皿に充填して圧縮成型す
る。
【0025】 [実施例6:固型頬紅] (1)タルク 55.0(重量%) (2)カオリン 12.0 (3)酸化チタン 5.0 (4)赤色202号 0.05 (5)黄酸化鉄 2.35 (6)ステアリン酸亜鉛 3.0 (7)炭酸マグネシウム 5.0 (8)ナイロン *3 12.0 (9)トリメチルシロキシケイ酸 2.0 シクロメチコン溶液(50重量%) (10)流動パラフィン 3.0 (11)モノオレイン酸ソルビタン 0.4 (12)パラオキシ安息香酸メチル 0.1 (13)香料 0.1 *3 メタルカラー製ナイロンパウダー SNP 製法:成分(1)〜(8)を混合する。これに、あらか
じめ混合均一化した成分(9)〜(11)を噴霧して加
え、混合粉砕する。粉砕後、金皿に充填して圧縮成型す
る。
じめ混合均一化した成分(9)〜(11)を噴霧して加
え、混合粉砕する。粉砕後、金皿に充填して圧縮成型す
る。
【0026】 [実施例7:スティック状口紅] (1)ミツロウ 6.0(重量%) (2)セレシン 9.0 (3)固形パラフィン 10.0 (4)トリメチルシロキシケイ酸 3.0 シクロメチコン溶液(50重量%) (5)リンゴ酸ジイソステアリル 36.35 (6)ミリスチン酸オクチルドデシル 20.0 (7)酢酸トコフェロール 0.5 (8)パラオキシ安息香酸ブチル 0.05 (9)酸化チタン 1.0 (10)赤色201号 1.0 (11)赤色202号 1.0 (12)青色1号アルミニウムレーキ 0.5 (13)雲母チタン 6.5 (14)ポリメチルメタクリレート *4 5.0 (15)香料 0.1 *4 松本油脂製マイクロスフェア S−102 製法:成分(1)〜(8)を加熱融解し、均一化する。
これに、成分(9)〜(14)を加えて攪拌した後、ロ
ールミルで混練する。混練後、再融解して成分(15)
を添加混合する。型に流し込み冷却固化させる。
これに、成分(9)〜(14)を加えて攪拌した後、ロ
ールミルで混練する。混練後、再融解して成分(15)
を添加混合する。型に流し込み冷却固化させる。
【0027】実施例4〜実施例7について、実施例1〜
実施例3と同様に官能評価を行い、結果を表3に示し
た。なお、塗布具としては、実施例4の油性固型ファン
デーションは通常の油性ファンデーション用スポンジ
を、実施例5の固型アイシャドウはアイシャドウ用チッ
プを、実施例6の固型頬紅は頬紅用ブラシを実施例7の
スティック状口紅は紅筆を、各パネラーに同一のものを
支給して使用させた。
実施例3と同様に官能評価を行い、結果を表3に示し
た。なお、塗布具としては、実施例4の油性固型ファン
デーションは通常の油性ファンデーション用スポンジ
を、実施例5の固型アイシャドウはアイシャドウ用チッ
プを、実施例6の固型頬紅は頬紅用ブラシを実施例7の
スティック状口紅は紅筆を、各パネラーに同一のものを
支給して使用させた。
【0028】
【表3】
【0029】表3に示したように、本発明の実施例4〜
実施例7においても、全ての評価項目で良好な結果が得
られた。
実施例7においても、全ての評価項目で良好な結果が得
られた。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
シリコーン系皮膜形成剤を含有しながらも、化粧塗布具
へのとれや肌上での伸びが良好でかつ化粧持続性に優れ
る固型化粧料を得ることができた。
シリコーン系皮膜形成剤を含有しながらも、化粧塗布具
へのとれや肌上での伸びが良好でかつ化粧持続性に優れ
る固型化粧料を得ることができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/032 A61K 7/032 Fターム(参考) 4C083 AA082 AB212 AB232 AB242 AB322 AB432 AB442 AC012 AC022 AC092 AC342 AC352 AC372 AC442 AC482 AC792 AC912 AD071 AD072 AD091 AD092 AD152 AD512 AD662 BB24 BB60 CC12 CC13 CC14 DD21
Claims (2)
- 【請求項1】 圧縮強度が1.0MPa以下である弾性
有機粉体1〜50重量%と、シリコーン系皮膜形成剤
0.1〜30重量%とを配合することを特徴とする固型
化粧料。 - 【請求項2】 弾性有機粉体が、ポリウレタン、ポリメ
チルメタクリレート、ナイロンから選ばれる1種又は2
種以上であることを特徴とする、請求項1に記載の固型
化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001175766A JP2002370924A (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 固型化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001175766A JP2002370924A (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 固型化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002370924A true JP2002370924A (ja) | 2002-12-24 |
Family
ID=19016840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001175766A Pending JP2002370924A (ja) | 2001-06-11 | 2001-06-11 | 固型化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002370924A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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