JP7098384B2 - 粉末化粧料 - Google Patents
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Description
前記成分(A)が、成分(A-1)ポリウレタン及び成分(A-2)油剤を含有するポリウレタンゲル組成物であり、
当該成分(A-1)は、
(i)(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン、又は、
(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO-R3-OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンであり、
前記成分(B)が、平均粒子径0.01~0.2μmの酸化チタン及び酸化亜鉛から選ばれる1種又は2種以上である、粉末化粧料に関するものである。
さらに、成分(A-1)ポリウレタンは、少なくとも以下の(i)又は(ii)のポリウレタンを含むものが好適である。
より好適には、前記成分(A-1)ポリウレタンは、(i)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンであるか、又は、(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO-R3-OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンである。
しかしながら、鋭意検討を行った結果、発明者らは、油剤存在下で、HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールを使用してポリウレタン合成を行ったところ、新規なゲル素材を偶然にも得た。当該新規なゲル素材は、後記実施例に示すように、ツヤが高く、弾力性があり、復元力がある特殊な機能を有していた。このことは、発明者らにとって予測し得ない効果であった。
なお、ポリウレタンは、ジイソシアネートとポリオールとを反応させて得られることが知られている。しかしながら、ポリウレタンを油溶性ゲル化剤として用いている例はなく、本発明のポリウレタンゲル組成物は油剤存在下で製造するという新たな着想により見出されたものである。
成分(A-1)ポリウレタンとして、(i)(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン、及び成分(A-2)油剤を含有する組成物。
組成物2:成分(A-1)(ii)ポリウレタン及び成分(A-2)油剤を含有するポリウレタンゲル組成物2;
成分(A-1)ポリウレタンとして、(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO-R3-OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン。
本発明において「末端」とは「両末端」を意味する。
nは、10~100の整数を表し、さらにnのより好ましい範囲は15~55である。
n1、n2は、各々独立して同一若しくは異なって、0又は1を表す。
本発明において一般式(1)の水添ポリブタジエン部分(上記一般式(6))を構成する繰り返し単位「C4H8」の立体構造が同一であっても異なっていてもよく、水添ポリブタジエン部分が一般式(6)で表される構造はすべて本発明に包含される。
一般式(1)で表される末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンとして、例えば、下記一般式(2)で表される化合物が例示され、当該化合物を用いることは本発明の効果の観点から好適である。
一般式(2)の化合物は、一般式(1)の末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンにおいて、R1がエチレン基、R2がヘキサメチレン基、n1=n2=1である場合に相当する。
前記(b)HO-R3-OHは、下記一般式(5)で示される化合物が示され、当該化合物は本発明の効果の観点から好適である。
成分(A)ポリウレタンゲル組成物中の成分(A-2)油剤の含有量は、好ましくは65~99質量%であり、より好ましくは70~95質量%、さらに好ましくは70~90質量%である。
当該範囲にすることにより、本発明の効果が顕著に得られる点からより好ましい。
成分(A)ポリウレタンゲル組成物に用いられる成分(A-2)油剤としては、動物油、植物油、合成油等の起源を問わず、例えば、炭化水素油、エステル油(特に、水酸基の数が0又は1個であるエステル油)、脂肪酸類、シリコーン油、フッ素系油類等が挙げられる。
これら炭化水素油、エステル油及びシリコーン油から選択された1種又は2種以上は、成分(A-2)油剤中に、好ましくは90質量%以上、より好ましくは95質量%以上含ませることが好適である。
また製造する際に、成分(A-2)油剤を、溶剤として使用することが好ましい。製造する際に当該油剤を使用することで製造されたポリウレタンゲル組成物の特性が良好になる。また製造されたポリウレタンゲル組成物に適宜油剤を使用することで組成物硬度を調整することができる。
針入荷重値測定の結果、このポリウレタンゲル組成物30部と流動パラフィン(ASTM D445測定方法による40℃における動粘度が8mm2/s)70部とを、85℃にて加熱溶解し、30℃に冷却し得られたゲルは、2cmφ球状アダプタを2cm/minで10mm針入させた時の荷重値が0.2~10Nと優れた特性を示した。この硬度特性は、本発明に用いる成分(A)ポリウレタンゲル組成物がゲル復元力を有することを示す。
また、透明性に関しては、本発明に用いる成分(A)ポリウレタンゲル組成物は700nmの波長の透過率が90%以上である。この高い透過性は、本発明に用いる成分(A)ポリウレタンゲル組成物は極めて高い透明性を有することを示す。
例えば、本発明のポリウレタンゲル組成物2は、(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエン、(b)HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコール、成分(A-2)油剤を仕込んで均一に混合し、(d)ジイソシアネート化合物を投入して反応させることによって製造することができる。
前記ポリウレタンゲル処理粉体を含む化粧料には、必要に応じて含有可能な成分を適宜用いることができる。
圧縮成形の方法としては、成分(A)、(B)及びその他の任意成分を均一分散した化粧料基剤を、金皿や樹脂皿等の容器に充填し、圧縮成型する乾式成形法。
成分(A)、(B)及びその他の任意成分を均一分散した化粧料基剤を、水、エタノール、揮発性油や、非揮発性油等の溶媒と混合し、これを充填成型した後、溶媒の一部または全てを除去して成型する湿式成型法。
本発明の固形粉末化粧料では、特に限定はされないが、使用性、生産コストの観点から、乾式成形方法による圧縮成形による製造方法が好ましい。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)と、2-エチルヘキサン酸セチル2450部、ヘキサメチレンジイソシアネート128部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらジブチル錫ジラウレート0.9部を投入し、3時間攪拌後、エチレングリコールを24部投入した。
投入終了後、80℃で5時間攪拌後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて10000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、2.5Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)と、2-エチルヘキサン酸セチル2450部、ヘキサメチレンジイソシアネート128部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらジブチル錫ジラウレート0.9部を投入し、3時間攪拌後、エチレングリコールを24部投入した。
投入終了後、80℃で10時間攪拌後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて50000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、5Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)と、2-エチルヘキサン酸セチル2450部、ヘキサメチレンジイソシアネート128部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらジブチル錫ジラウレート0.9部を投入し、3時間攪拌後、2-エチルヘキサン酸セチルで希釈しながら、エチレングリコールを24部投入した。
投入終了後、80℃で15時間攪拌後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて100000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、7.5Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)、エチレングリコール24部、ジブチル錫ジラウレート0.9部、2-エチルヘキサン酸セチル2450部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながらヘキサエチレンジイソシアネート128部を投入し、投入終了後80℃で10時間攪拌し、その後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて50000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、3Nであった。
3Lの三口フラスコに末端水酸基水素化ポリブタジエン899部(分子量2200)、エチレングリコール24部、ジブチル錫ジラウレート0.9部、2-エチルヘキサン酸セチル2450部を仕込み、均一に混合した。
60℃に制御しながら、ヘキサエチレンジイソシアネート128部を投入し、投入終了後80℃で15時間攪拌し、その後、エタノールを18部添加して反応を完結させた。
得られたポリウレタンゲル中のポリウレタンの重量平均分子量は、GPC測定(ポリスチレン換算)にて100000であった。また、得られたゲル30部を、流動パラフィン70部と、85℃にて加熱溶解、30℃に冷却したゲルの荷重値は、荷重測定機(FUDOH社製)による、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件の場合、4.5Nであった。
プラネタリーミキサー(攪拌・混練機)にて、溶剤であるイソプロピルアルコールに、製造実施例2で製造したポリウレタンゲル組成物1質量部を溶解後、合成金雲母(PDM-5L:平均粒径7μm、トピー工業社製)99質量部を添加し、スラリー状のまま、30分混練する。なお、溶媒とポリウレタンゲル組成物及び粉体の質量比は、(溶媒):(ポリウレタンゲル組成物及び粉体)=1:2で製造した。その後、真空状態にて、溶媒を除去しながら混練し、粉末状になった時点で取り出し、70℃、10時間にて乾燥しする。その後、アトマイザー(LM-05/ダルトン社)にて解砕処理し、ポリウレタンゲル表面処理合成金雲母を得た。
プラネタリーミキサー(攪拌・混練機)にて、溶剤であるイソプロピルアルコールに、製造実施例2で製造したポリウレタンゲル組成物2質量部を溶解後、タルク(JA-13R:平均粒子径5~8μm、浅田製粉社製)98質量部を添加し、スラリー状のまま、30分混練する。なお、溶媒とポリウレタンゲル組成物及び粉体の質量比は、(溶媒):(ポリウレタンゲル組成物及び粉体)=1:2で製造した。その後、真空状態にて、溶媒を除去しながら混練し、粉末状になった時点で取り出し、70℃、10時間にて乾燥しする。その後、アトマイザー(LM-05/ダルトン社)にて解砕処理し、ポリウレタンゲル表面処理タルクを得た。
架橋型シリコーンゲル(KSG-43 信越化学工業社製)100部を用いる。
[製造比較例2]
デキストリン脂肪酸エステル(レオパールISK 千葉製粉社製)35部と、2-エチルヘキサン酸セチル65部を、90℃にて加熱、冷却し、多糖類ゲルを調製した。
[製造比較例3]
結晶性ポリエチレンワックス(PERFORMALENE655 ニューフェーズテクノロジー社製)35部と、2-エチルヘキサン酸セチル65部を、90℃にて加熱、冷却し、ワックスオイルゲルを調製した。
なお、製造比較例1のシリコーンゲルは、ツヤが足りず復元力に欠けている。製造比較例2の多糖類ゲルは、復元性・復元力が弱い。製造比較例3のワックスオイルゲルは、ツヤが足りない。
前記製法により得られたポリウレタンゲルの中から、製造実施例2のポリウレタンゲル組成物に対して、化粧料に汎用される各種油剤に対するゲル荷重値、並びにゲルの透明性に関して評価した(試験例1~6)。その結果を表1に示す。また、種々の評価方法は、以下となる。なお、製造実施例1~5の成分(A)ポリウレタンゲル組成物のゲル荷重値は2.5~7.5N、重量均分子量は10000~100000であった。
製造実施例2のポリウレタンゲル組成物と、表1に記載の各種油剤を85℃にて加熱溶解、30℃に冷却し、弾力性のあるゲルを調製した(試験例1~6)。ゲルの荷重値に関しては、荷重測定機(FUDOH社製)を用いて、2cmφ球状アダプター、2cm/min、10mm針入の条件にて測定した。これによりゲル強度を評価した。試験例1~4の結果、分子中の水酸基数が少ない油剤ほど、荷重値が高い傾向にあることを確認した。これは、ポリウレタンゲルの親水基会合性増粘機構における、親水基部分に、油剤中の水酸基が影響を与え、増粘低下をもたらしたと考えられる。
表1に記載の各種ゲル(試験例1~6)に対する透明性は、透過度測定機(島津製作所社製)を用いて、700nmにおける透過率を測定した。その結果、試験例1~6全てのゲルにおいて、90%以上と、良好な透明性(◎)を示した。
製造実施例2のポリウレタンゲル組成物、及び製造比較例2のデキストリン脂肪酸エステルゲルを用いて、自己復元力の評価を実施した。測定サンプルは、各々、純分が10.5質量%になる様に2-エチルヘキサン酸セチルで希釈し、85℃にて加熱後、ジャー容器に流し込み、30℃に冷却することで弾力性のあるゲルを調製した。調製したサンプルに対し、テクスチュアアナライザー(英栄精機社製)を用いて、2cmφ球状アダプターにて5gの荷重をかけた時点から、1mm/minの速度、5mm針入する条件にて、7回、同じ動作を繰り返すことで、荷重によりゲル構造が破壊されず、復元力があるか確認した。測定の模式図を図1に示す。
その結果、製造比較例2のデキストリン脂肪酸エステルゲルは、繰り返しの荷重で、ゲル構造が破壊し、同じ曲線にならないのに対し、製造実施例2のポリウレタンゲル組成物は、繰り返しの荷重でゲルが崩壊することなく、同じ曲線を辿ることから、ゲルの復元性が高いことが分かった。また、荷重値自体の値も、製造比較例2のデキストリン脂肪酸エステルゲルと比較して高いことから、弾力性に優れることが分かった。
表2に示すファンデーションを調製し、小道具への均一な取れ、しっとり感、化粧膜の均一性、経時での乾燥感のなさについて下記の評価を実施し、下記判定基準により判定した。その結果も併せて表2に示す。
A.1~18をスーパーミキサーで均一に混合する。
B.17~25をで均一溶解する。
C.Aに、Bを添加混合する。
D.Cを粉砕処理する。
E.Dを容器に充填し、プレス後、固形粉末状のパウダーファンデーションを得た。
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.小道具への均一な取れ
ロ.しっとり感
ハ.化粧膜の均一性
ニ.経時での乾燥感のなさ
前記ファンデーションについて専門評価パネル20名による使用テストを行い、パフなどの小道具を使用した際の「小道具への均一な取れ」、塗布時の「しっとり感」、化粧の仕上がりとしての「化粧膜の均一性」、時間経過後の「経時での乾燥感のなさ」の其々の項目について、パネル各人が下記絶対評価にて6段階に評価し評点を付け、試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。なお「経時での乾燥感のなさ」は、肌上に塗布した3時間後に評価を行った。
<評価基準>
(評価結果):(評点)
非常に良好 :6点
良好 :6点
やや良好 :4点
普通 :3点
やや不良 :2点
不良 :1点
<4段階判定基準>
(判定):(評価基準)
◎ :5.0点を超える
○ :3.5点を超える5.0点以下
△ :2.0点を超える3.5点以下
× :2.0点以下
一方、成分(A)を含有しない比較例1は、金属酸化物に由来するきしみ感が抑制できず、しっとり感や経時での乾燥感も劣るものであった。成分(A)の代わりに、パルミチン酸デキストリンや、ポリエチレンワックスを用いた比較例2、4は粉体の凝集を促進し、小道具への均一なとれや、化粧膜の均一性に劣るものであった。成分(A)の代わりに、架橋型シリコーンゲルやトリメチルシロキシケイ酸を用いた比較例3,5では、しっとり感や、経時での乾燥感のなさに劣るものであった。さらに比較例5に関しては、小道具への均一な取れ、化粧膜の均一性にも劣るものであった。
(成分) (質量%)
1.製造実施例7のポリウレタンゲル表面処理タルク 40
2.酸化チタン(平均粒子径:0.035μm) *1 7
3.窒化ホウ素 *13 5
4.タルク 残量
5.雲母チタン 15
6.ラウロイルリシン板状粉体 *14 3
7.メタクリル酸メチルクロスポリマー *15 10
8.ベンガラ 1
9.黄酸化鉄 2
10.黒酸化鉄 0.3
11.パラオキシ安息香酸メチル 0.2
12.コハク酸ジ2-エチルヘキシル 0.2
13.テトライソステアリン酸ペンタエリスリチル 0.2
14.ジメチルポリシロキサン(6mPa・s) 0.2
15.スクワラン 0.2
*13:BORON NITRADE POWDER CCS-102(モメンティブ社製)
*14:アミホープLL(味の素社製)
*15:マツモトマイクロスフェアM-305(松本油脂製薬社製)
A.1~11をスーパーミキサーで均一に混合する。
B.12~15を均一溶解する。
C.Aに、Bを添加混合する。
D.Cを粉砕処理する。
E.Dを容器に充填し、粉末状の白粉を得た。
(成分) (質量%)
1.酸化チタン(平均粒子径:0.08μm) *16 2
2.酸化亜鉛(平均粒径:0.1μμm)*17 2
3.窒化ホウ素 *4 5
4.マイカ 15
5.赤色226号 0.5
6.オクチルトリエトキシシラン(3%)処理セリサイト 35
7.ナイロンパウダー(平均粒径10μm) 5
8.スチレンパウダー(平均粒径6μm) 5
9.ポリエチレン末 *18 5
10.タルク 残量
11.シリコーンエラストマー粉末 *19 1
12.ミリスチン酸亜鉛 1
13.メタクリル酸メチルクロスポリマー 4
14.メチルパラベン 0.2
15.製造実施例1のポリウレタンゲル組成物 0.5
16.セスキステアリン酸ソルビタン 0.5
17.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー *20 0.5
18.ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル 1
19.ジメチルポリシロキサン (6mPa・s) 2
20.トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 2
21.セージ油 0.1
22.アスタキサンチン 0.001
23.香料 適量
*16:MTY-700BS(テイカ社製)
*17:XZ-100F(堺化学工業社製)
*18:ミペロンPM-200(三井化学社製)
*19:トレフィルE-506C(東レダウコーニング社製)
*20:KSG-16(信越化学工業社製)
A.1~14をスーパーミキサーで均一に混合する。
B.15~23を均一溶解する。
C.Aに、Bを添加混合する。
D.C100部に溶剤(軽質流動イソパラフィン)を60部添加して混合し、スラリー状の混合物を得る。
E.Dを丸型の金皿(直径5.5cm)に充填し、圧縮プレスし、溶剤を一部除去する。F.Eを70℃で一昼夜乾燥し、溶剤を除去して固形粉末状の頬紅を得た。
(成分) (質量%)
1.酸化チタン(平均粒子径:0.08μm) *16 2
2.酸化チタン(平均粒径:0.145μm)ナイロン複合粉体*21 5
3.窒化ホウ素 *4 5
4.マイカ 15
5.赤色226号 0.8
6.黄色4号 0.5
7.ジメチルポリシロキサン1%処理黄酸化鉄 0.3
8.ジメチルポリシロキサン1%処理黒酸化鉄 0.3
9.グンジョウ 0.2
10.ジメチルポリシロキサン1%処理合成金雲母 11
11.合成金雲母 残量
12.タルク 20
13.ポリメチルシルセスキオキサン*22 4
14.酸化チタン被覆ガラス末 8
15.酸化鉄被覆雲母チタン 20
16.ジメチルポリシロキサン2%処理雲母チタン 3
17.製造実施例3のポリウレタンゲル組成物 1
14.ジメチルポリシロキサン (6mPa・s) 2
15.ワセリン 1
17.トリメリト酸トリトリデシル 2
18.ホホバ種子油 0.1
19.香料 0.01
*21:MTXO-70NL(ハヤテマテリアル社製)
*22:TOSPEARL 3000A(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアル社製)
A.1~16をスーパーミキサーで均一に混合する。
B.17~22を均一溶解する。
C.Aに、Bを添加混合する。
D.C100部に溶剤(軽質流動イソパラフィン)を60部添加して混合し、スラリー状の混合物を得る。
E.Dを丸型の金皿(直径5.5cm)に充填し、圧縮プレスし、溶剤を一部除去する。F.Eを70℃で一昼夜乾燥し、溶剤を除去して固形粉末状のアイシャドウを得た。
(成分) (質量%)
1.酸化亜鉛(平均粒子径:0.1μm)*17 2
2.窒化ホウ素 *4 5
3.マイカ 10
4.タルク 30
5.ベンガラ 0.5
6.黄酸化鉄 5
7.黒酸化鉄 1.5
8.メタクリル酸メチルクロスポリマー *15 2
9.無水ケイ酸(平均粒径2μm) 5
10.ラウロイルリシン 1
11.合成ワックス 2
12.リン脂質(1%)処理セリサイト 残量
13.製造実施例4のポリウレタンゲル組成物 0.5
14.ジメチルポリシロキサン (6mPa・s) 1
15.イソノナン酸イソトリデシル 2
16.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 0.5
17.リオレイン酸PEG-20酸ソルビタン 0.2
18.ヒドロキシステアリン酸コレステリル 1.5
19.加水分解コラーゲン 0.01
20.香料 適量
A.1~16をスーパーミキサーで均一に混合する。
B.17~22を均一溶解する。
C.Aに、Bを添加混合する。
D.Cを粉砕処理する。
E.Dを容器に充填し、プレス後、固形粉末状のアイブロウを得た。
Claims (7)
- 次の成分(A)及び成分(B)を含む、粉末化粧料であり、
前記成分(A)が、成分(A-1)ポリウレタン及び成分(A-2)油剤を含有するポリウレタンゲル組成物であり、
当該成分(A-1)は、
(i)(a)末端にイソシアネート基を持つ水添ポリブタジエンと(b)HO-R3-OH(式中、R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタン、又は、
(ii)(c)末端に水酸基を持つ水添ポリブタジエンと(d)ジイソシアネート化合物と(b)HO-R3-OH(式中R3はエーテル結合を有していてもよい直鎖若しくは分岐のC2~C6アルキレン基を表す)で表されるグリコールとの反応によって得られるポリウレタンであり、
前記成分(B)が、平均粒子径0.01~0.2μmの酸化チタン及び酸化亜鉛から選ばれる1種又は2種以上であり、
前記成分(A)と前記成分(B)の含有質量割合が、成分(A)/成分(B)=0.0002~10である、粉末化粧料。 - 前記成分(A-1)ポリウレタンが、油溶性ポリウレタンである、請求項1に記載の粉末化粧料。
- 前記成分(A-1)ポリウレタンが、重量平均分子量(Mw)10000~100000である、請求項1又は2に記載の粉末化粧料。
- 前記成分(A-2)油剤が、25℃で液状の油剤である、請求項1~3の何れか1項に記載の粉末化粧料。
- さらに成分(C)窒化ホウ素を含有する、請求項1~4の何れか1項に記載の粉末化粧料。
- 前記成分(A-2)を含む全て油剤の含有量が、2~45質量%である請求項1~5の何れか1項に記載の粉末化粧料。
- 前記成分(A)が、粉体の表面を被覆している請求項1~6の何れか1項に記載の粉末化粧料。
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