JP2020152670A - 固形粉末化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保湿感がある一方で、ほぐれ感を損なうことなく、肌への付着性があり、連続使用性および耐衝撃性に優れた固形粉末化粧料の提供。【解決手段】 次の成分(A)〜(C);(A)粉体(B)ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル(C)25℃でペースト状の油剤を含有し、油剤の含有量が化粧料全量中10〜50質量%である固形粉末化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、固形粉末化粧料に関し、更に詳しくは、保湿感が高いながらも使用時のほぐれ感、肌への付着性、連続使用性及び耐衝撃性に優れる固形粉末化粧料に関するものである。
固形粉末化粧料は、着色顔料、光輝性顔料、体質粉体等の粉体を主成分とし、油剤や水溶性成分等を加え、固形に成形して得られる化粧料であり、成分の組成や配合量を変えることによりさまざまな官能を演出することができる。固形粉末化粧料の中でもメイクアップ化粧料は、簡便な使用性と携帯性から、広く支持されており、例えば、目元用のメイクアップ化粧料は、幅広い世代の消費者に支持されている。また、目元用のメイクアップ化粧料は、瞬きにより化粧料が瞼から落ちやすく、高い化粧持ちを求められる場合がある。一方、固形粉末化粧料としては、使用中に化粧料表面が硬くなり取れにくくなるケーキングや、落とした場合にも化粧料のケーキが崩れない耐久性も基本品質として求められる。
ところで、目周りは加齢の影響を受けやすい部位であり、特に年代が高い消費者は乾燥やたるみを生じる場合がある。そのため年代が高い消費者は、従来通りの固形粉末化粧料では粉っぽさや乾燥感を感じやすく、たるんだ瞼に粉体が乗りづらく、付着性の悪さを感じやすい場合があった。即ち、年代の高い消費者の要望に応えるメイクアップ化粧料の開発には基本品質に加え、保湿感、ほぐれ感及び肌への付着性を両立する必要があった。
上記の問題を解決するために、剤型や成分の配合検討が行われてきた。例えば分子中に水酸基を有する液状やペースト状の油剤を含有する、保湿感に優れ、耐衝撃性を有する固型粉末化粧料(特許文献1)がある。また、球状粉体を多く配合しつつ表面処理粉体を組み合わせる、ほぐれ感と付着性、耐衝撃性に優れた固形粉末化粧料(参考文献2)がある。
特開2014−141483号公報 特開2018−123105号公報
しかしながら特許文献1のように、ペースト状の油剤を用いた場合は保湿感はあるが粉同士が固く凝集しほぐれ感が劣ったり、連続使用時に表面が硬くなり化粧料が取れにくくなるケーキングが起きる場合があった。また特許文献2のように球状粉体が多く総油剤量が少ない場合、経時での粉の肌への付着性や保湿感が劣る場合があった。また、ペースト状油と球状を併用した場合、耐衝撃性が劣る場合があった。従来技術では、保湿感がありながらも、ほぐれ感や肌への付着性を両立し、さらに連続使用性および耐衝撃性に優れる固形粉末化粧料を得ることが困難であった。
したがって、固形粉末化粧料でありながら、保湿感が高い一方で、ほぐれ感を損なうことなく、肌への付着性があり、連続使用性および耐衝撃性に優れた固形粉末化粧料が求められていた。
かかる実情において、本発明者は、固形粉末化粧料において、まず25℃でペースト状の油剤の種類から保湿感、ほぐれ感及び肌への付着性を両立する検討を行った。この場合、保湿感は高まるが、ほぐれ感や連続使用性の悪さが解消しなかった。さらに油剤量を多くしたところ、保湿感や肌への付着感は高まるが、ほぐれ感や連続使用性に劣る傾向があった。そのため、25℃でペースト状の油剤を使用し、油剤量が多い中で保湿感と付着性が高いままに、ほぐれ感、連続使用性に優れ、さらに耐衝撃性を満たす必要であった。そこで、鋭意検討した結果、ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシルを用いることで、粉体に対して油剤を多く含有しつつも成型性、連続使用性や耐久性に優れることを見出した。これは、低粘度液状油でありながら、極性が高いことが起因していると考えられる。このステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシルと25℃でペースト状の油剤とを組み合わせることで、保湿感がありながら塗布時のほぐれ感、肌への付着性が高く、連続使用性および耐衝撃性に優れた固形粉末化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)〜(C);
(A)粉体
(B)ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル
(C)25℃でペースト状の油剤
を含有し、油剤含有量が化粧料全量中10〜50質量%である固形粉末化粧料を提供するものである。
本発明により、保湿感が高いながら、ほぐれ感、肌への付着性や、連続使用性および耐衝撃性に優れる固形粉末化粧料を提供することができる。
次に、本技術の好ましい実施形態について詳細に説明する。ただし、本技術は以下の好ましい実施形態に限定されず、本技術の範囲内で自由に変更することができるものである。なお、本明細書において百分率は特に断りのない限り質量による表示であり、本明細書において、「〜」はその前後の数値範囲を表す際は、その範囲は両端の数値を含むものとする。
本発明において固形粉末化粧料とは、主成分を粉体とする化粧料基材に、油剤、水性成分、金属石鹸等の賦形剤、美容成分、感触調整剤等を含有し、固形に成形されたものをいう。
本発明の成分(A)の粉体は、通常化粧料に使用されるものであれば、特に限定されず、例えば、紡錘状、針状、繊維状、球状等の形状、煙霧状、微粒子、顔料級などの粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、光輝性粉体類、有機粉体類、色素粉体類、複合粉体類等のいずれも使用することができる。そのような粉体は、特に限定されないが、具体的には、マイカ、合成マイカ、タルク、窒化ホウ素、硫酸バリウム、ベントナイト、スメクタイト、カオリン、炭化珪素、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、無水ケイ酸、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、酸化クロム、水酸化クロム、酸化鉄、紺青、群青、ベンガラ、カーボンブラック、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム等の無機粉体類、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸、オキシ塩化ビスマス、有機顔料処理雲母チタン、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、二酸化チタン被覆合成金雲母、酸化チタン被覆合成金雲母、二酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、魚鱗箔、二酸化チタン被覆ガラス末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の樹脂積層末等の光輝性粉体、ナイロン末、N−アシルリジンシリコーン末、ポリメチルメタクリレート末、ウレタン末等の有機粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体、アルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体が挙げられ、これらを1種又は2種以上を用いることができる。また、これら粉体は1種又は2種以上の複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シリコーン油剤、金属石ケン、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理したものを使用できる。本発明の固形粉末化粧料においては、表面処理した粉体を用いると保湿感により優れより好ましく、シリコーン油剤処理をした粉体がより好ましい。本発明における粉体の表面処理量は特に限定されず、1〜10質量%(以下、単に%と省略する場合がある)が好ましく、1〜5%がより好ましい。この範囲であれば、使用時のほぐれ感と保湿感、連続使用性により優れる点でより好ましい。
本発明の成分(A)の含有量は特に限定されないが、50〜90%が好ましく、60〜80%がより好ましい。この範囲であれば、使用時のほぐれ感、連続使用性、耐久性により優れる点でより好ましい。特に、表面処理した粉体を用いる場合は、表面処理粉体の含有量が、成分(A)中の5〜30%が好ましく、10〜20%がより好ましい。この範囲であれば、肌への付着性、連続使用性により優れる点でより好ましい。
本発明の成分(B)ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシルは、ヒドロキシステアリン酸とステアリン酸のエステルにオクチルドデカノールをエステル結合した油剤である。中でも、12−ヒドロキシステアリン酸とステアリン酸のエステルにオクチルドデカノールを結合した、12−ヒドロキシステアロイルステアリン酸オクチルドデシルが好ましく用いられる。これらの市販品としてはCERAPHYL 847(IPSジャパン社製)、リソカスタODSHS(高級アルコール工業社製)等が挙げられる。
成分(B)の含有量は、特に限定されないが、固形粉末化粧料中に0.5〜15%が好ましく、1〜10%がより好ましい。この範囲であると、肌への付着性、ほぐれ感、連続使用性により優れるため、より好ましい。
本発明の成分(C)は、25℃でペースト状の油剤である。ここで、本発明における25℃でペーストとは、30℃の粘度が5000〜100000mPa・sのものを示す。本発明において、粘度は30℃恒温槽にて一昼夜放置した後、単一円筒型回転粘度計ビスメトロン(芝浦システム社製)を用いて測定できる。本発明の成分(C)は、25℃でペースト状であれば、特に限定されないが、融点30〜65℃が好ましい。ここで、本発明において、融点は、医薬部外品原料規格記載の第3法により測定することができる。本発明の成分(C)は、通常の化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、例えば、ワセリン、パラフィン、ジリノール酸ジエステル、マカデミアンナッツ油脂肪酸フィトステリル、オレイン酸フィトステリル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ラウロイルグルタミン酸ジエステル、アミノ酸フィトステロール、ステアリン酸硬化ヒマシ油、シア脂等の多価アルコール脂肪酸エステル、ヘキサグリセリン脂肪酸エステル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル、ヒドロキシステアリン酸コレステリル、パルミチン酸セチル、アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル、(カプリル/カプリン/ミリスチン/ステアリン酸)トリグリセリル、ステアリルジメチコン等を挙げることができ、これらを必要に応じて、一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。この中でも、ジリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)及び/又はワセリンを含有すると保湿感に優れるためより好ましく、ジリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)及びワセリンを含有するとより好ましい。
成分(C)の含有量は、特に限定されないが、固形粉末化粧料中に0.5〜10%が好ましく、3〜8%がより好ましい。この範囲であれば、使用時のほぐれ感、保湿感、連続使用性により優れる点でより好ましい。
本発明の固形粉末化粧料において、油剤の含有量は10〜50%である。本発明において、前記油剤は成分(B)及び成分(C)を含むものである。本発明における油剤の含有量は20〜40%が好ましく、25〜35%がより好ましい。この範囲であれば、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性及び耐久性により優れるため、より好ましい。
本発明においては、前記成分(A)粉体と油剤を適宜含有することで得られるものではあるものの、含有する質量割合を特定することにより、より高い効果が期待できるため好ましい。このような質量割合は特に限定されず、粉体と油剤の含有質量比は、9:1〜5:5が好ましく、8:2〜6:4がより好ましい。この範囲であれば、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性及び耐久性により優れるため、より好ましい。
本発明の固形粉末化粧料は、更に成分(D)ステアリン酸オクチルドデシルを含有することができる。成分(D)を含有することで、より連続使用性を高めることができ好ましい。成分(D)の含有量は、特に限定されないが、成分(B)との量比を特定することで本願効果をより高めることができ好ましい。このような量比は、質量比で成分(B):成分(D)が10:4〜10:6が好ましい。この範囲であれば、肌への付着性が高いながらも、ほぐれ感が良く、連続使用性に優れるためと、より好ましい。
本発明の固形粉末化粧料は、更に成分(E)オクチルドデカノールを含有することができる。成分(E)を含有することで、より連続使用性を高めることができ好ましい。成分(E)の含有量は、特に限定されないが、成分(B)との量比を特定することで本願効果をより高めることができ好ましい。このような量比は、質量比で成分(B):成分(E)=100:1〜10:1が好ましい。この範囲であれば、肌への付着性が高いながらも、ほぐれ感が良く、連続使用性に優れるため、より好ましい。
本発明の固形粉末化粧料は、本発明の効果を妨げない範囲であれば、上記成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)の他に、化粧料に通常使用される成分として、成分(B)〜(E)以外の油剤、水性成分、界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、酸化防止剤、美容成分、糖類、防腐剤、香料等を含有することができる。
本発明の固形粉末化粧料は、特に限定されず常法で製造することができる。例えば、成分(A)〜(E)及びその他の成分を混合した化粧料基材を容器に充填し、圧縮成型する方法、成分(A)〜(E)及びその他の成分を含有する化粧料基材に溶媒を添加し、容器に充填した後、該溶媒を除去する湿式成形方法等が挙げられる。本発明においては、湿式成型法で得られた固形粉末化粧料が、本発明の効果を発揮する点において好ましい。
湿式成形法に用いられる溶媒としては、常圧における沸点が260℃以下の揮発性化合物が好ましく、具体的には、水性成分として水、もしくはエチルアルコール、イソプロピルアルコールのような低沸点アルコール、油性成分としてイソドデカン、イソヘキサデカン、軽質流動イソパラフィン等の低沸点炭化水素油、低重合度のジメチルポリシロキサン、メチルトリメチコン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等の低沸点の鎖状もしくは環状シリコーン油、低沸点パーフルオロポリエーテル等の低沸点フッ素化合物等が挙げられ、これらは一種または二種以上を組み合わせて混合物として用いることができる。本発明においては、これらの溶媒の中でも、油性のものが好ましく用いられ、特にイソドデカン、軽質流動イソパラフィン等の揮発性炭化水素油が好ましく用いられる。これらの溶媒は、減圧吸引、加熱乾燥、加圧時に紙や不織布等の吸収体を用いた吸い取り、プレス型等に設けられた排出孔を通して除去する等の通常公知の方法を用いて除去することができる。
本発明の固形粉末化粧料は、ファンデーション、頬紅、白粉、アイシャドウ、アイライナー、アイブロウ等のメイクアップ化粧料、ボディーパウダー等のスキンケア化粧料等に用いることができ、特に加齢の影響を受ける目元部位に使用するアイシャドウに好適に用いることができる。
以下に実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜19及び比較例1〜5:アイシャドウ
表1及び表2に示すアイシャドウを調製し、イ.使用時のほぐれ感(とれの良さ)、ロ.肌への付着性、ハ.保湿感、ニ.連続使用性(ケーキングのなさ)、ホ.耐久性(落下強度)を下記の評価方法にて評価した。その結果も併せて表1及び2に示す。
*1:PDM−10L(トピー工業社製)
*2:COSMETICA SUPER WHITE N−8000S(CQV社製)
*3:GEMTONE TAN OPAL G005(BASF社製)
*4:マイクログラス メタシャインMT1080RY(日本板硝子社製)
*5:黄色酸化鉄:ベンガラ:黒色酸化鉄=1:4:4の割合で混合したもの
(製造方法)
A.成分(1)〜(7)を均一に混合する。
B.成分(8)〜(15)を70℃に加温し均一に混合する。
C.AにBを加え化粧料基材とし、化粧料基材100質量部に対し、イソドデカン20質量部を添加して混合混錬し、樹脂皿容器に充填し、圧縮しながらイソドデカンを除去し、その後、70℃で8時間乾燥してアイシャドウを得た。
<評価方法>
イ.使用時のほぐれ感(とれの良さ)
ロ.肌への付着性
ハ.保湿感
ニ.連続使用性(ケーキングのなさ)
ホ.耐久性(落下強度)
化粧品評価専門パネル20名に、実施例及び比較例のアイシャドウを使用してもらい、各々の項目について、各自が以下の評価基準に従って5段階評価し評点を付し、全パネルの評点の平均点を以下の判定基準に従って判定した。イ.使用時のほぐれ感(とれの良さ)については、試料を指で取った際に指に付着した量が適量かどうか、ロ.肌への付着性については、塗布膜が肌上に密着して化粧もちが良いかどうか、ハ.保湿感については試料を塗布した部位に乾燥感を感じず、しっとりとしたうるおいを感じるかどうか、ニ.連続使用性(ケーキングのなさ)については、各試料を指で往復60回なぞった後の試料表面状態が固化していないかどうかを評価した。
(評価基準)
(評点):(評価)
5 :非常に良い
4 :良い
3 :普通
2 :悪い
1 :非常に悪い
(判定基準)
(判定):(評点の平均点)
A :4.0以上
B :3.0点以上4.0点未満
C :2.0点以上3.0点未満
D :2.0点未満
ホ.耐久性(落下強度)
実施例及び比較例のアイシャドウを50cmの高さからコンクリート床に自由落下を行い、アイシャドウが破損するまでの回数を数え、以下の判定基準に従って耐衝撃性を判定した。ここで破損とは、固形状のアイシャドウが粉々になり樹脂皿容器から飛び出してしまうことと定義した。
(判定基準)
(判定):(破損までの落下回数)
A :5回で破損なし
B :4回で破損
C :3回で破損
D :2回で破損
表1及び表2の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜19のアイシャドウは、比較例1〜5のアイシャドウに比べて、使用時のほぐれ感(とれの良さ)、肌への付着性、保湿感、連続使用性(ケーキングのなさ)、耐久性(落下強度)のすべてにおいて優れたものであった。これに対して、成分(B)の含有量が少ない比較例1は、肌への付着性や保湿感、耐久性(落下強度)が満足のいくものが得られなかった。成分(B)の含有量が多い比較例2は、連続使用時にケーキングを起こし、満足のいくものが得られなかった。成分(B)を含有しない比較例3は、肌への付着性が劣り、連続使用時にケーキングを起こし、満足のいくものが得られなかった。成分(C)の含有がない比較例4は、粉の乾燥感が生じて保湿感に劣り満足のいくものが得られなかった。成分(C)を固形油に置き換えた比較例5は、使用時にほぐれにくくなり、連続使用時にケーキングを起こし満足のいくものが得られなかった。
実施例20:チーク
(成分) (%)
1.2%シリコーン処理タルク 残量
2.マイカ 25
3.窒化ホウ素(平均粒子径7μm) 15
4.球状シリカ(平均粒子径10μm) 5
5.ナイロンー12(平均粒子径:30μm) 15
6.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 1
7.酸化鉄混合物 ※5 2
8.赤色226号 1
9.酸化チタン 5
10.カプリリルグリコール 0.2
11.ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル 3
12.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 2
13.ステアリン酸オクチルドデシル 1.5
14.オクチルドデカノール 1
15.ジメチルポリシロキサン(25℃動粘度20mPa・s) 2
16.スクワラン 5
(製造方法)
A.成分(1)〜(9)を均一に混合をする。
B.事前に60℃で溶解した成分(10)〜(16)をAに加え均一に混合する。
C.Bを室温で粉砕する。
D.Cを樹脂皿に充填し、圧縮成型し、チークを得た。
(評価)
実施例20のチークは、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性および耐衝撃性に優れたものであった。
実施例21:アイブロウ
(成分) (%)
1.2%シリコーン処理タルク(板状、平均粒子径12μm) 残量
2.ラウリン酸亜鉛処理タルク(平均粒子径13μm) 6
3.ラウロイルリシン 5
4.メタクリル酸メチルクロスポリマー(平均粒子径30μm) 5
5.ステアリン酸亜鉛 0.5
6.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 1
7.窒化ホウ素(平均粒子径6μm) 5
8.2%トリエトキシカプリリルシラン処理酸化鉄混合物※5 20
9.酸化亜鉛 2
10.酸化チタン 3
11.メチルパラベン 0.2
12.ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル 5
13.ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル 3
14.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 1
15.ステアリン酸オクチルドデシル 1.5
16.オクチルドデカノール 1
17.エチルヘキサン酸セチル 1
18.精製水 5
(製造方法)
A.成分(1)〜(11)を均一に混合をする。
B.事前に60℃で溶解した成分(12)〜(18)をAに加え均一に混合する。
C.Bを室温で粉砕する。
D.Cを樹脂皿に充填し、圧縮成型し、アイブロウを得た。
(評価)
実施例21のアイブロウは、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性および耐久性に優れたものであった。
実施例22:アイライナー
(成分) (%)
1.タルク 残量
2.合成金雲母(平均粒子径:12μm) ※2 5
3.球状シリカ(平均粒子径:5μm) 5
4.合成金雲母・黒酸化鉄混合物 ※6 30
5.黒酸化鉄処理雲母 ※7 15
6.酸化鉄混合物 ※5 2
7.メチルパラベン 0.2
8.ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル 10
9.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 1.5
10.ステアリン酸オクチルドデシル 3
11.オクチルドデカノール 2
12.セスキステアリン酸ソルビタン 3
13.水添ポリイソブテン 5
14.トリメリト酸トリトリデシル 9
15.ジメチルポリシロキサン(25℃動粘度20mPa・s) 5
※6:NK−BLACK (日本光研工業社製)
※7:COLORONA BLACKSTAR BLUE(メルクパフォーマンスマテリアルズ社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(7)を均一に混合をする。
B.Aに成分(8)〜(15)を60℃で均一に混合する。
C.AにBを室温で加え化粧料基材とし、化粧料基材100質量部に対し、イソドデカン20質量部を添加して混合混錬し、樹脂皿容器に充填し、圧縮しながらイソドデカンを除去し、その後、70℃で8時間の乾燥してアイライナーを得た。
(評価)
実施例22のアイライナーは、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性および耐衝撃性に優れたものであった。
実施例23:ファンデーション
(成分) (%)
1.表面処理タルク ※8 残量
2.2%アモジメチコン処理マイカ(平均粒子径25μm) 10
3.窒化ホウ素(平均粒子径10μm) 10
4.酸化チタン(平均粒子径30nm) 10
5.酸化亜鉛(六角板状、平均粒子径300nm) 5
6.酸化鉄混合物 ※5 2
7.硫酸バリウム(平均粒子径30μm) 3
8.中空シリカ(平均粒子径16μm) 3
9.メチルパラベン 0.3
10.架橋型メリルポリシロキサン混合物 ※9 1
11.メチルフェニルポリシロキサン ※10 5
12.ジメチルポリシロキサン(25℃動粘度10mPa・s) 3
13.ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル 5
14.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 1.5
15.ステアリン酸オクチルドデシル 1.5
16.オクチルドデカノール 1
17.セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.2
18.イソノナン酸イソトリデシル 2
19.ポリシリコーン−15 8
20.ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル 3
※8:SE−TA−13 (三好化成社製)
※9:シリコン KSG−16 (信越化学工業社製)
※10:シリコン KF−56 (信越化学工業社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(9)を均一に混合をする。
B.Aに成分(10)〜(20)を80℃で均一に混合する。
C.AにBを室温で加え化粧料基材とし、化粧料基材100質量部に対し、イソドデカン20質量部を添加して混合混錬し、金皿容器に充填し、圧縮(プレスヘッドに花型の模様を刻印)しながらイソドデカンを除去し、その後、70℃で8時間の乾燥してファンデーション(表面に花型が浮き出たもの)を得た。
(評価)
実施例23のファンデーションは、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性および耐衝撃性に優れたものであった。
実施例24:フェイスパウダー
(成分) (%)
1.2%シリコーン処理タルク 残量
2.マイカ 10
3.合成金雲母(平均粒子径:12μm)※2 10
4.PET(平均粒子径:7μm) 3
5.メタクリル酸メチルクロスポリマー(平均粒子径:6μm) 3
6.ポリメタクリル酸メチル(平均粒子径:6μm) 2
7.酸化チタン(平均粒子径400nm) 2
8.酸化亜鉛(平均粒子径:3μm) 1
9.酸化鉄混合物 ※5 0.3
10.ペンチレングリコール 0.3
11.ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル 8
12.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 2
13.ステアリン酸オクチルドデシル 3
14.オクチルドデカノール 2
15.セスキオレイン酸ソルビタン 0.3
16.流動パラフィン 5
17.ワセリン 3
(製造方法)
A.成分(1)〜(10)を均一に混合をする。
B.Aに成分(11)〜(17)を60℃で均一に混合する。
C.AにBを室温で加え化粧料基材とし、化粧料基材100質量部に対し、イソドデカン20質量部を添加して混合混錬し、金皿容器に充填し、圧縮しながらイソドデカンを除去し、その後、70℃で8時間の乾燥してフェイスパウダーを得た。
(評価)
実施例24のファンデーションは、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性および耐衝撃性に優れたものであった。
実施例25:アイシャドウ
(成分) (%)
1.マイカ 残量
2.雲母チタン ※11 10
3.ベンガラ被覆ガラス末 ※12 5
4.酸化鉄混合物 ※5 1
5.ジメチルポリシロキサン (25℃動粘度2mPa・s) 5
6.軽質イソパラフィン 5
7.メチルフェニルポリシロキサン 5
8.流動パラフィン 3
9.ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル 10
10.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 3
11.ステアリン酸オクチルドデシル 5
12.オクチルドデカノール 5
13.トリメチルシロキシケイ酸・シクロメチコン混合物 ※13 5
14.フェノキシエタノール 0.1
15.ポリプロピレン 0.5
16.ステアリン酸イヌリン 0.1
17.イソステアリン酸デキストリン 0.5
※11:FLAMENCO SPARKLE RED 420J(BASF社製)
※12:マイクログラスメタシャイン TCシリーズ MT1080TA
(日本板硝子社製)
※13:シリコン KF−9021 (信越化学工業社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(4)を均一に混合する。
B.成分(5)〜(17)を80℃で均一に混合し、Aを添加し室温で混合する。
C.Bを容器に充填して、ドーム状に成形したアイシャドウを得た。
(評価)
実施例25のアイシャドウは、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性および耐衝撃性に優れたものであった。
実施例26:アイシャドウ
(成分) (%)
1.タルク 残量
2.セリサイト(平均粒子径12μm) 20
3.合成金雲母 ※2 5
4.多孔質シリカ(平均粒子径12μm) 3
5.ナイロンー12(平均粒子径10μm) 5
6.(ビニルジメチコン/メチルシルセスキオキサン)クロスポリマー 1
7.オキシ塩化ビスマス 0.1
8.合成ワックス 1
9.酸化亜鉛 2
10.黒色酸化鉄 1
11.カルミン 2
12.黄色4号 3
13.クロルフェネシン 0.2
14.ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル 5
15.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 1
16.ステアリン酸オクチルドデシル 1
17.オクチルドデカノール 1
18.流動パラフィン 3
19.水添ポリイソブテン 2
20.セスキステアリン酸ソルビタン 1
21.(アクリル酸/アクロイルジメチルタウリンNa)コポリマー 0.1
22.1,3−ブチレングリコール 2
23.EDTA−2Na 0.01
24.精製水 1
(製造方法)
A.成分(1)〜(13)を均一に混合をする。
B.Aに成分(14)〜(24)を加え均一に混合する。
C.Bを粉砕する。
D.Cを化粧料基材とし、化粧料基材100質量部に対し、精製水50質量部を添加して混合混錬し、金皿容器に充填し、圧縮しながら精製水を除去し、その後、40℃で24時間の乾燥してアイシャドウを得た。
(評価)
実施例26のアイシャドウは、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性および耐久性に優れたものであった。
実施例27:アイシャドウ
(成分) (%)
1.タルク 残量
2.マイカ 10
3.酸化チタン被覆ガラス末 ※14 5
4.雲母チタン ※15 10
5.メタクリル酸メチルクロスポリマー(平均粒子径30μm) 2
6.(PET/ポリメタクリル酸メチル)ラミネート 1
7.カプリン酸グリコール 0.3
8.ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル 7
9.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 1
10.ステアリン酸オクチルドデシル 3
11.オクチルドデカノール 2
12.リンゴ酸ジイソステアリル 5
13.エチルヘキサン酸セチル 5
14.トリエチルヘキサノイン 5
15.ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)
ジペンタエリスリチル 0.5
※14:マイクログラス メタシャイン MT1080RY (日本板硝子社製)
※15:HELIOS R100S (トピー工業社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(7)を均一に混合をする。
B.事前に60℃で溶解した成分(8)〜(15)をAに加え室温で均一に混合する。
C.Bを化粧料基材とし、化粧料基材100質量部に対し、イソドデカン20質量部とエチルヘキサン酸セチル10質量部を添加して混合混錬し、金皿容器に充填し、圧縮しながらイソドデカンを除去し、その後、70℃で8時間の乾燥してアイシャドウを得た。
(評価)
実施例27のアイシャドウは、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性および耐衝撃性に優れたものであった。
実施例28:アイシャドウ
(成分) (%)
1.タルク 残量
2.マイカ 10
3.(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー 5
4.(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー 5
5.球状ポリエチレン(平均粒子径10μm) 5
6.ベンガラ被覆雲母 ※16 2
7.酸化亜鉛 2
8.アニス酸 0.2
9.合成ワックス 2
10.酸化鉄混合物 ※5 1
11.雲母チタン ※17 5
12.ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル 8
13.ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル
/セチル/ステアリル/ベヘニル) 2
14.ステアリン酸オクチルドデシル 3
15.オクチルドデカノール 3
16.トリエチルヘキサノイン 10
17.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 10
18.パラフィン・マイクロクリスタリンワックス混合物 ※18 0.5
19.キャンデリラロウ 1.5
20.リンゴ酸ジイソステアリル 1.5
21.ジメチルポリシロキサン(25℃動粘度10mPa・s) 10
※16:BLONDIEE SUPER RUSSET N−2660S
(CQV社製)
※17:COSMETICA SUPER RED N−5401S
(CQV社製)
※18:合成セレシン JNP−81 (日本ナチュラルプロダクツ社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(11)を均一に混合をする。
B.成分(12)〜(21)を80℃で均一に混合する。
C.AにBを室温で加え化粧料基材とし、化粧料基材100質量部に対し、ジメチルポリシロキサン(25℃動粘度10mPa・S)10質量部を添加して混合混錬し、金皿容器に充填し、圧縮しながらジメチルポリシロキサンを除去し、その後、70℃で8時間の乾燥してアイシャドウを得た。
(評価)
実施例28のアイシャドウは、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性および耐衝撃性に優れたものであった。
実施例29:コンシーラー
(成分) (%)
1.酸化鉄被覆二酸化チタン(平均粒子径400nm) 3
2.微粒子二酸化チタン被覆ナイロン(平均粒子径10μm) 6
3.複合粉体 ※19(平均粒子径8μm) 10
4.ポリメチルシルセスキオキサン(平均粒子径0.5μm) 2
5.扁平セルロース末(平均粒子径20μm) 1
6.1%有機チタネート処理酸化亜鉛(平均粒子径200nm) 1
7.炭酸カルシウム 1
8.ジメチルシリル化シリカ 0.5
9.球状ポリスチレン(平均粒子径6μm) 5
10.結晶セルロース(平均粒子径20μm) 3
11.二酸化チタン被覆セリサイト(平均粒子径12μm) 3
12.2%パーフルオロトリエトキシシラン処理マイカ 4
13.3%ステアロイルグルタミン酸2Na処理黄色酸化鉄 1
14.2%ジメチコン処理タルク 残量
15.オキシ塩化ビスマス 0.1
16.ステアロイルステアリン酸オクチルドデシル 5
17.ワセリン 8
18.ミリスチン酸イソプロピル 1
19.オクチルドデカノール 15
20.流動パラフィン 2
21.フェノキシエタノール 0.5
22.ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 8
23.ジフェニルジメチコン 7
24.(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー 3
25.マイクロクリスタリンワックス 0.3
26.水素添加リン脂質 0.1
27.レモンエキス 0.01
28.アスタキサンチン 0.001
29.パルミチン酸アスコルビル 0.001
30.ナイアシンアミド 3
31.ケイケットウエキス 0.01
32.加水分解コラーゲン 0.001
33.ナツメエキス 0.001
34.ショウブエキス 0.001
35.シラカンバ樹皮エキス 0.001
36.加水分解ダイズエキス 0.001
37.発酵コメエキス 0.01
38.オレイン酸エチル 0.001
39.トリエタノールアミン 0.001
40.クエン酸 0.01
※19:タルク、セリサイト、ミツロウ、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル予備混合物
(製造方法)
A.成分(1)〜(15)を均一に混合をする。
B.成分(16)〜(25)を60℃で均一に混合する。
C.AにBを加え、室温で均一に混合する。
D.Cに成分(26)〜(40)を加え、均一に混合する。
E.Dを容器に充填した後、表面が立体的な花びら形状になるよう削り、花びら形状のコンシーラーを得た。
(評価)
実施例29のコンシーラーは、使用時のほぐれ感、肌への付着性、保湿感、連続使用性および耐衝撃性に優れたものであった。

Claims (5)

  1. 次の成分(A)〜(C);
    (A)粉体
    (B)ステアロイルオキシステアリン酸オクチルドデシル
    (C)25℃でペースト状の油剤
    を含有し、油剤の含有量が化粧料全量中10〜50質量%である固形粉末化粧料。
  2. 前記粉体と油剤の含有質量比が粉体:油剤=90:10〜50:50である請求項1に記載の固形粉末化粧料。
  3. 前記成分(C)がジリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)及び/又はワセリンである請求項1又は2に記載の固形粉末化粧料。
  4. 前記成分(B)の含有量が0.5〜15質量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載の固形粉末化粧料。
  5. 前記成分(A)〜(C)を含有し、油剤含有量が化粧料全量中10〜50質量%である化粧料基材に溶媒を添加してスラリー状とし、容器に充填した後、該溶媒を除去することにより成型される請求項1〜4のいずれか1項に記載の固形粉末化粧料。

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