JP6225712B2 - 衛生紙用柔軟剤 - Google Patents

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本発明は衛生紙用柔軟剤に関し、詳細には、長期にわたる低湿度環境下においても衛生紙に柔らかさを付与することができ、経時的な臭気発生を抑えることができる衛生紙用柔軟剤に関する。
衛生紙は、ティシュペーパーやトイレットペーパー、ペーパータオルなど日常において顔や手など人の肌に触れる目的にて使用されることが多く、良好な肌触りが求められている。中でもティシュペーパーは、顔に対して使用されることが多く、より良好な肌触りが求められ、薬剤をティシュペーパーに含有させて肌触りを向上させたティシュペーパー、いわゆるローションティシューが市販され人気を博している。
市販のローションティシューの多くは、良好な肌触りを付与するために、多価アルコールなどの保湿剤を含む薬剤が使用されている。日本における平均湿度は60〜70%RHであり、保湿剤を含む薬剤を含有するローションティシューは、保湿剤が保持する空気中の水分によって十分な柔らかさが付与される。しかしながら、低湿度環境下にてローションティシューを保存すると、保持できる水分が減少するので徐々に柔らかさを維持することが困難となる。
特許文献1には、グリセリンなどの保湿剤、柔軟剤としてアルキル燐酸エステル塩などの界面活性剤、およびアラビアガムやグアーガムのような中性多糖類などの親水性高分子を混合した薬剤を紙に含ませることで、紙が水を保持する能力を高め、湿度による肌触りの変化を少なくすることが開示されている。しかしながら、この方法では、長期における低湿度環境下においては水分の維持が困難となり、柔らかさの維持が不十分である。
また、特許文献2や特許文献3では、グリセリンなどの多価アルコールを含まず、ショ糖エステルなどのエステル類とオリーブ油や高級アルコールなどの油剤を混合した薬剤を紙に含有させることが示されている。これらの方法では、水分に依存することなく良好な肌触りを付与できるので、環境湿度の変化に対する肌触りの変化は少ないが、付与される柔らかさ自体が十分ではない。また、ローションティシューは顔周りに使用されることが多く、ティシュペーパーの臭気は使用時に不快感を与えるので、臭気はなるべく抑えることが好ましい。
例えば、冬の暖房の入った室内や、夏の車中のような高温の密閉空間となるような環境では、湿度が低下した状態に長時間さらされることとなり、ローション剤が塗布されているにも関わらず、ティシューの柔らかさが低下したり、臭気が生じたりすることがある。
このように、ローションティシューの柔らかさは水分含有量に依存するところが大きく、低湿度環境下では低下し、特に、長期にわたる低湿度環境下において水分が減少することから、保湿剤の保持する水分の含有量に関わらず、良好な柔らかさを付与することで肌触りの低下を抑制することが望まれていた。また、顔周りで使用する用途が多いことから、長期保存におけるティシューからの臭気発生を抑制することも望まれていた。
特開2009−263837号公報 特開2005−290618号公報 特表2007−534386号公報
本発明は、長期にわたる低湿度環境下においても衛生紙に柔らかさを付与することができ、経時的な臭気発生を抑えることができる衛生紙用柔軟剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、鋭意検討した結果、(A)グリセリン、および(B)特定のショ糖脂肪酸エステルを所定量で含有する組成物を衛生紙に含ませることによって、低湿度環境下でも柔らかさを有し、さらに経時的な臭気発生も抑制された衛生紙が得られることを見出した。
すなわち、本発明は、(A)グリセリン、および(B)還元性物質の含量が0.20質量%未満であって、炭素数10〜22のアシル基を有するショ糖脂肪酸エステルを含有し、(A)成分と(B)成分の質量比が(A)/(B)=95/5〜99.9/0.1である衛生紙用柔軟剤である。
また、本発明の衛生紙用柔軟剤は、さらに、(C)炭化水素油を含有し、(C)成分の含有量が(A)成分と(B)成分の合計質量100質量%に対して0.2〜2.5質量%であってもよい。
本発明の衛生紙用柔軟剤によれば、保湿剤が保持する水分量に依存することなく衛生紙に柔らかさを付与することができるので、低湿度環境下においても衛生紙の柔らかさを保持させることができる。また、長期保存における経時的な臭気発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。本発明の衛生紙用柔軟剤は、(A)グリセリン、および(B)特定のショ糖脂肪酸エステルを含有する。
(A)成分のグリセリンとしては、化粧品、医薬品等の原料として使用されているグリセリンが好適に使用される。
(B)成分のショ糖脂肪酸エステルは、Somogi-Nelson法(「還元糖の定量法」福井作蔵著、学会出版センター発行を参照)にて、グルコースを標準として検出される還元性物質の含量が0.20質量%未満である。
ショ糖脂肪酸エステルに含まれる還元性物質としては、不純物あるいは分解して生じた還元糖やアルデヒド化合物などが挙げられる。これら還元性物質は、そのものが臭気源であったり、経時的に臭気化合物に変化したりすることがある。本発明で用いるショ糖脂肪酸エステルは、臭気の原因となり得る還元性物質の含有量が0.20質量%未満であり、長期保存における経時的な臭気発生を抑制することができるので、顔周りで使用する用途が多い衛生紙に対して好適に使用することかできる。
また、(B)成分のショ糖脂肪酸エステルは炭素数10〜22のアシル基を有する。炭素数10〜22のアシル基としては、具体的に脂肪酸名で表記すると、例えばカプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸等の脂肪酸が挙げられる。また、混合脂肪酸由来のアシル基を用いることができ、かかる混合脂肪酸としては、ヤシ油脂肪酸、パーム油脂肪酸等が挙げられる。好ましいアシル基は、炭素数14〜22の範囲のものであり、より好ましくは炭素数16〜18の範囲のものであり、特に、直鎖で飽和のアシル基がさらに好ましい。ショ糖脂肪酸エステルが炭素数10〜22のアシル基を有することにより、良好な柔らかさを衛生紙に付与することができる。
また、(B)成分のショ糖脂肪酸エステルは、モノエステル含量が25〜95%であることが好ましく、65〜95%がより好ましい。
本発明の衛生紙用柔軟剤は、(A)成分と(B)成分の質量比が(A)/(B)=95/5〜99.9/0.1であり、好ましくは(A)/(B)=98/2〜99.8/0.2である。
(A)成分と(B)成分の質量の合計に対して、(A)成分が95質量%未満の場合は、湿度60%RH以上の湿度環境においてしっとり感が不十分となることがある。反対に(A)成分が99. 9質量%を超える場合は、低湿度環境下における柔らかさが不十分となることがある。
本発明の衛生紙用柔軟剤は、(A)成分および(B)成分に加えて、さらに(C)成分として炭化水素油を含有していてもよく、(C)成分を含有することにより、低湿度環境下での水分保持力がさらに向上する。
(C)成分の炭化水素油としては、例えば、水添ポリイソブテン、ポリブテン、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、流動パラフィン、スクワラン、水添ポリデセン、ワセリン等が挙げられる。好ましくは水添ポリイソブテンであり、水添ポリイソブテンのように分岐を有する炭化水素油は、低温低湿度環境下でも衛生紙が硬くなるのを抑えつつ保水性を維持させることができる。
炭化水素油の中でも、40℃における動粘度が4〜100mm/sであるものが好ましく、さらに40℃における動粘度が10〜50mm/sであるものがより好ましい。なお、炭化水素油の動粘度は、JIS K 2283記載の方法に従って測定することができる。
(C)成分の炭化水素油の含有量は、(A)成分と(B)成分の合計質量100質量%に対して0.2〜2.5質量%であることが好ましく、特に0.5〜1.5質量%であることがより好ましい。(C)成分の含有量が(A)成分と(B)成分の質量の合計に対して0.2質量%未満の場合は、水分保持力の向上が見られないことがあり、2.5質量%を超える場合は、湿度60%RH以上の湿度環境においてしっとり感が不十分となることがある。
本発明の衛生紙用柔軟剤は、ミリスチン酸イソプロピルやパルミチン酸エチルヘキシルなどのエステル油、高級アルコール、オリーブ油や大豆油などの油脂類、メチルポリシロキサンやその誘導体などのシリコーン油といった油性成分;アルキルリン酸エステル、アルキル硫酸エステル、アルキルスルホコハク酸塩などの陰イオン界面活性剤、四級アンモニウム塩やアルキルアミン塩などのカチオン性界面活性剤、アルキルベタインなどの両性界面活性剤、ソルビタン脂肪酸エステルやアルキルアルカノールアミドなどの非イオン性界面活性剤といった界面活性剤;ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ソルビトールなどの多価アルコール、およびそれらのオキシアルキレン基付加物;ポリエチレングリコールなどの保湿剤;セルロース誘導体、デンプン誘導体、ポリビニルアルコール、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、ゲランガム、グアーガム、カードラン、水溶性コラーゲンなどの水溶性高分子;安息香酸、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコニウム、メチルイソチアゾリノン、ブチルカルバミン酸ヨウ化イソプロピルといった防腐剤などを他の成分としてさらに含有してもよい。他の成分として、中でもポリエチレングリコールを含有することが好ましく、例えば、数平均分子量が200〜1000、さらに好ましくは数平均分子量が300〜600のポリエチレングリコールが(A)成分と(B)成分の質量の合計に対して0.5〜5質量%含まれていることが好ましい。なお、ポリエチレングリコールの数平均分子量は、通常、水酸基価より算出することができる。
本発明の衛生紙用柔軟剤は、取扱いを良くするために、水などの溶媒で希釈し粘度を低減させて使用することが好ましく、例えば、水で1〜1.5倍に希釈して使用することができる。
本発明の衛生紙用柔軟剤を含ませる衛生紙としては、ティシュペーパー、トイレットペーパー、キッチンペーパー等が挙げられる。衛生紙用柔軟剤を含ませる方法としては、塗布、含浸、流延などが挙げられる。例えば、水にて1.05〜1.25倍に希釈した衛生紙用柔軟剤をコーターまたは印刷機による塗布法、スプレー塗布法、浸漬法等により衛生紙に含ませることができる。これらの方法の中でも、グラビア印刷やフレキソ印刷等の印刷方式による塗布法が衛生紙への柔軟剤の付着のムラが少なくなる面で好ましい。
さらに、本発明の衛生紙用柔軟剤を衛生紙に含ませる工程において、衛生紙用柔軟剤を加温するなどして粘度を50〜300mPa・sec、好ましくは70〜150mPa・secに調整することにより衛生紙への付着のムラを低減することができる。
なお、上記の粘度は、40℃における粘度であり、B型粘度計にて測定することができる。
本発明の衛生紙用柔軟剤は、充分な効果を発揮するために、衛生紙100質量%に対して、5〜25質量%を衛生紙に含ませることが好ましい。
以下、本発明を実施例および比較例により具体的に説明する。
〔衛生紙用柔軟剤の調製例〕
グリセリンを99質量%、ショ糖ラウリン酸エステルを1質量%混合して、組成物1(実施例1)を得た。
また、実施例1と同様に、表1に示すショ糖脂肪酸エステルを用い、表2および表3に示すとおり、各成分を所定の割合で混合し、組成物2〜組成物17(実施例1〜13、比較例1〜4)を調製した。
なお、組成物4において(C)成分として混合したパールリーム6(日油株式会社製)は水添ポリイソブテンであり、40℃の動粘度は18.8mm/sである。
また、組成物13および17において(C)成分として混合したモレスコホワイトP−70(株式会社MORESCO製)は流動パラフィンであり、40℃の動粘度は12.6mm/sである。
さらに、組成物14および15において(C)成分として混合したスクワランは、40℃の動粘度が18.6mm/sである。
Figure 0006225712
表1に示すショ糖脂肪酸エステル(B1〜B5)における還元性物質量およびモノエステル含量は、それぞれ以下の方法で分析を行った。
(還元性物質量測定)
試験管に、20質量%ショ糖脂肪酸エステル溶液(水/エタノール=2/1)1mLとSomogyi 試薬を1mL添加し、沸騰湯浴に10分間保った。冷却後、Nelson呈色液を1mL加えて混ぜた。25mLになるよう水で希釈し、15分後600nmの吸光度を測定した。水を試料とした盲検値を差し引き、グルコースを用いた標準曲線からショ糖脂肪酸エステル中の還元性物質量を算出した。
(モノエステル含量測定)
ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)を用いて以下の条件にて測定し、モノエステルのピークの面積百分率比をモノエステルの成分含有量とした。
装置:東ソー株式会社製、HLC−8220
カラム:TSKgel Super H1000、Super H2000 、Super H4000
溶離液:THF
流速:0.2mL/min
検出器:RI
〔衛生紙用柔軟剤塗布ティシュペーパーの調製例〕
調製した衛生紙用柔軟剤を水にて1.1倍に希釈した後、40℃に加温して動粘度を70〜100mPa・secに調整し、ティシュペーパーに柔軟剤を印刷方式にて転写塗布した。塗布前後のティシュペーパーの重量差から、塗布前のティシュペーパー100質量部に対する塗布量を算出し、表2および表3に記載した。
〔柔らかさの評価〕
調製したティシュペーパーを温度23℃、湿度60%RHの恒温恒湿環境、および温度23℃、湿度30%RHの恒温恒湿環境に、それぞれ7日間保管した後に、2枚1組としてJAPAN TAPPI No.34 に準拠した方法にて柔軟度(mN/100mm)の評価を行なった。
〔保水力の評価〕
調製した直後のティシュペーパーは水分の変化が大きいので、温度23℃、湿度60%RHの環境に2日間保管して調湿した後、湿度30%RHにて7日間保管した際の保管開始時と7日後の質量を測定した。
(a)塗布直後のティシュペーパー質量
(b)60%RH、2日間保管後質量(30%RH保管開始質量)
(c)30%RH、7日間保管後質量
各組成物を塗布したティシュペーパーの塗布直後質量(a)と30%RH保管開始時の質量(b)から増量率を算出し、30%RH保管開始時の質量(b)と7日後の質量(c)から減量率を算出した。
増量率(%){(b)−(a)}/(a)×100
減量率(%){(b)−(c)}/(b)×100
標準サンプル:グリセリンを水にて1.1倍に希釈したものを塗布前(原紙)のティシュペーパー100質量部に対し18質量部塗布したもの。
増量率および減量率については、表4に示す標準サンプルの値との差が0.2以内のものは同等と判断した。
すなわち、増量率が標準サンプルよりも0.2より大きい場合は空気中の水分を保持する保水力が良好であり、0.2より小さい場合は空気中の水分を保持する保水力が不良であると判断した。
また、減量率が標準サンプルよりも0.2より小さい場合は低湿度での保水力が良好であり、0.2より大きい場合は低湿度での保水力が不良であると判断した。
〔臭気の評価〕
パネラー15人により、調製した衛生紙用柔軟剤を塗布したティシュペーパーについて官能評価を行なった。調製したティシュペーパーを50℃の恒温槽にて7日間保管後の臭気について評価した。標準サンプルと比較して臭気を感じた場合は不良「×」、標準サンプルと比較して同等もしくは良好であると感じた場合は良好「○」と評価した。パネラー15人の評価のうち5割以上を占めた評価を評価結果として、表2および表3に記載した。
標準サンプル:グリセリンを水にて1.1倍に希釈したものを塗布前(原紙)のティシュペーパー100質量部に対し18質量部塗布したもの。
Figure 0006225712
Figure 0006225712
Figure 0006225712
実施例1〜13の衛生紙用柔軟剤である組成物1〜4、9〜17が塗布されたティシュペーパーは、いずれも柔らかさ、保水力、臭気の点で優れていた。特に、(C)成分の炭化水素油を含有する実施例4〜13(組成物4、9〜17)では、減量率が標準サンプルよりも際立って小さいことから、低湿度環境下での保水力が特に良好であることがわかる。また、(A)、(B)、(C)成分に加えてポリエチレングリコールを加えることで、特に60%RHにおける柔らかさが向上した。
一方、比較例1では、ショ糖脂肪酸エステルの還元性物質の含量が0.20質量%以上であるので、臭気の点で劣る結果となった。
比較例2では、(A)成分と(B)成分の質量の合計に対して(A)成分が95質量%未満であるので、柔らかさの点で劣り、また空気中の水分を保持する保水力が不良であった。
比較例3では、(A)成分が含まれていないので、柔らかさの点で劣り、空気中の水分を保持する保水力が著しく不良であった。
比較例4では、(B)成分が含まれていないので、低湿度での柔らかさが不良であった。
さらに、本発明の衛生紙用柔軟剤の処方例を以下に具体的に示す。
Figure 0006225712
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Figure 0006225712
*1)表1記載の化合物
*2)パールリームEX(日油株式会社製)
*3)SM5511(東レ・ダウコーニング株式会社製)
*4)モレスコホワイトP−70(株式会社MORESCO製)
これらの処方例の衛生紙用柔軟剤は、塗布した衛生紙に低湿度環境下における柔らかさ、保水力を付与し、さらに衛生紙の経時的な臭気の発生抑制に対して良好であった。
本発明により、衛生紙に含ませることで低湿度環境下においても良好な柔らかさと保水力が保持され、さらに経時的な臭気の発生を抑制することができる衛生紙用柔軟剤が提供される。

Claims (2)

  1. (A)グリセリン、および
    (B)還元性物質の含量が0.20質量%未満であって、炭素数10〜22のアシル基を有するショ糖脂肪酸エステルを含有し、
    (A)成分と(B)成分の質量比が(A)/(B)=95/5〜99.9/0.1である衛生紙用柔軟剤。
  2. さらに、(C)炭化水素油を含有し、(C)成分の含有量が(A)成分と(B)成分の合計質量100質量%に対して0.2〜2.5質量%である請求項1に記載の衛生紙用柔軟剤。
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