JP2017178147A - 車両の乗員保護装置 - Google Patents

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【課題】エアバッグの個数増加を抑制しつつ、複数の衝突形態に対処できるようにする。
【解決手段】自動車1の乗員保護装置は、自動車1に乗車した乗員が着座するシート5と、シート5に着座した乗員の後側から展開されて上体の前へ回り込む抱込エアバッグ32を有するエアバッグ装置と、を有する。抱込エアバッグ32は、シート5に着座した乗員の後側から前方へ向かって展開して、乗員の脇下または上体側面の近くを通過して上体より前側に到達する前方展開部33と、前方展開部33の先端上部から上方または上後方へ向かって展開して、シート5に着座した乗員の上体の上側に回り込む上方展開部34と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両の乗員保護装置に関する。
自動車といった車両では、衝突時に乗員を保護するために、シートベルト装置やエアバッグ装置が用いられている。
そして、エアバッグ装置には、特許文献1のように乗員の前側から後向きに展開するフロントエアバッグがある。フロントエアバッグは、たとえば車両が前方から衝突する場合に展開され、前方衝突の際に前へ移動しようとする乗員を受け止めて支える。
また、特許文献2のように車両側面内側に沿って前後方向に展開するカーテンエアバッグがある。カーテンエアバッグは、たとえば車両の側方から衝突があった場合に展開され、側方衝突の際に車幅方向外側へ向かって移動しようとする乗員を受け止めて支える。
また、カーテンエアバッグの下側において、車両側面内側と乗員との間で展開するサイドエアバッグがある。サイドエアバッグは、カーテンエアバッグとともに、側方衝突の際に車幅方向外側へ向かって移動しようとする乗員を受け止めて支える。
特開2013−014176号公報 特開2015−067123号公報
このように、車両では、複数の衝突形態に対応するために、複数のエアバッグを設けている。エアバッグの個数は、対処しようとする衝突形態の数に応じて、略比例的に増加している。
車両では、エアバッグの個数増加を抑制しつつ、複数の衝突形態に対処できるようにすることが求められている。
本発明に係る車両の乗員保護装置は、車両に乗車した乗員が着座するシートと、前記シートに着座した乗員の後側から展開されて上体の前へ回り込む抱込エアバッグを有するエアバッグ装置と、を有し、前記抱込エアバッグは、前記シートに着座した乗員の後側から前方へ向かって展開して、乗員の脇下または上体側面の近くを通過して上体より前側に到達する前方展開部と、前記前方展開部の先端上部から上方または上後方へ向かって展開して、前記シートに着座した乗員の上体の上側に回り込む上方展開部と、を有する。
好適には、前記エアバッグ装置は、前記シートに着座した乗員の左右に一対で設けられ、左右の肩、左右の鎖骨、または左右の上腕の前側に回り込んで羽交い締めする、とよい。
好適には、前記上方展開部は、前記前方展開部の先端上部から上後方へ向かって展開して、前記シートに着座した乗員の上体の上側に回り込み、前記前方展開部との間に前記シートに着座した乗員の肩、鎖骨または上腕を挟む、とよい。
好適には、前記上方展開部と前記前方展開部との間の空間は、前記シートに着座した乗員が前方衝突の際に移動する方向に沿って鋭角的に延びる、とよい。
好適には、前記抱込エアバッグは、前記前方展開部の先端から前記シートの幅方向内側へ向かって展開して、前記シートに着座した乗員の上体の前側に回り込む内方展開部、を有する、とよい。
本発明では、抱込エアバッグは、シートに着座した乗員の後側から前方へ向かって展開して、乗員の脇下または上体側面の近くを通過して上体より前側に到達する前方展開部と、前方展開部の先端上部から上方または上後方へ向かって展開して、シートに着座した乗員の上体の上側に回り込む上方展開部と、を有する。よって、衝突の際にシートから離れる方向へ移動しようとする乗員の上体は、上方展開部に引っ掛かり、それ以上に移動し難くなる。これにより、たとえば前方衝突、側方衝突などの複数の衝突形態において、乗員の上体が移動し難くできる。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車の側面透視図である。 図2は、各種のエアバッグ装置による乗員保護状態の説明図である。 図3は、本実施形態の羽交締エアバッグ装置による乗員保護状態の説明図である。 図4は、図3の羽交締エアバッグ装置の制御系のブロック図である。 図5は、図3の羽交締エアバッグ装置の最初の展開状態の説明図である。 図6は、図5に続く羽交締エアバッグ装置の展開状態の説明図である。 図7は、抱込エアバッグの第一の変形例の説明図である。 図8は、抱込エアバッグの第二の変形例の説明図である。 図9は、抱込エアバッグの第三の変形例の説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る自動車1の側面透視図である。自動車1は、車両の一例である。図1には、この他にも自動車1の前を走行する他の自動車が図示されている。
図1の自動車1は、前室2、乗員室3、および後室4からなる車体を有する。前室2には、エンジン、電気モータ等の動力ユニットが配置される。後室4には、ラッゲージスペースが設けられる。乗員室3には、乗車した乗員が着座するシート5が設けられる。また、乗員室3において運転者用のシート5の前には、アクセルペダル、ブレーキペダル、ハンドルなどの操作部材が設けられる。自動車1は、運転者の操作に基づいて走行、停止、右左折する。
図2は、各種のエアバッグ装置による乗員保護状態の説明図である。
図2(A)には、シート5に着座した乗員の前から、乗員へ向かって後向きにフロントエアバッグ12を展開するフロントエアバッグ装置11が図示されている。フロントエアバッグ装置11は、インフレータ、未展開のフロントエアバッグ12、およびこれらを収容する本体13、を有する。本体13は、たとえばダッシュボードやハンドルに配置される。インフレータが点火されると、フロントエアバッグ12が後方へ向かって展開する。フロントエアバッグ12が、シート5に着座した乗員の前で展開することにより、たとえば前側からの衝突の際に前へ移動しようとする乗員を受け止めて支えることができる。
図2(B)には、シート5に着座した乗員の外側において、前後方向に沿ってカーテンエアバッグ17を展開するカーテンエアバッグ装置16と、カーテンエアバッグ17の下側で前後方向に沿ってサイドエアバッグ22を展開するサイドエアバッグ装置21と、が図示されている。カーテンエアバッグ装置16の本体18は、たとえばルーフレールに配置される。カーテンエアバッグ装置16は、AピラーからCピラーまでの範囲で、窓ガラスに沿って展開する。サイドエアバッグ装置21の本体23は、たとえばシート5の背部の外側部分に配置される。サイドエアバッグ装置21は、シート5の背部の外側部分から前へ向かってサイドエアバッグ22を展開する。カーテンエアバッグ17およびサイドエアバッグ22が、シート5に着座した乗員の車幅方向外側で展開することにより、たとえば側方からの衝突の際に車幅方向外側へ移動しようとする乗員を受け止めたり、乗員とドアとの間の空間を確保したりできる。
図2(C)には、フロントエアバッグ装置11と、サイドエアバッグ装置21とが図示されている。フロントエアバッグ12およびサイドエアバッグ22が、シート5に着座した乗員の前側および車幅方向外側で展開することにより、たとえば斜め前方からの衝突の際に前斜め外側へ移動しようとする乗員を受け止めて支えることができる。
このように、自動車1では、複数の衝突形態に対応するために、複数のエアバッグを設けている。エアバッグの個数は、対処しようとする衝突形態の数に応じて、略比例的に増加している。今後衝突安全基準が強化されたり見直されたりすることにより、より多くのエアバッグを、設ける必要に迫られる。
このため、自動車1では、エアバッグの個数増加を抑制しつつ、複数の衝突形態に対処できるようにすることが求められている。
図3は、本実施形態の羽交締エアバッグ装置31による乗員保護状態の説明図である。図3(A)は側面図であり、図3(B)は正面図であり、図3(C)は上面図である。
図3の羽交締エアバッグ装置31は、右エアバッグ装置と、左エアバッグ装置とを有する。シート5に着座した乗員の左右に一対で設けられる。
右エアバッグ装置は、右側の抱込エアバッグ32と、これとともにインフレータを収容する右側の本体39と、を有する。
右エアバッグ装置の本体39は、たとえばシート5の背部の右側に配置される。本体39は、シート5の座部の右側部分に配置されてもよい。この例において、シート5の右側とは、車幅方向内側をいう。
右側の抱込エアバッグ32は、前方展開部33、上方展開部34、内方展開部40、を有する。
前方展開部33は、シート5に着座した乗員の後側の本体39から前方へ向かって展開する部分である。前方展開部33は、前後方向に長く、上下幅を有する板形状を有する。前方展開部33は、シート5に着座した乗員の後側から、乗員の脇下または上体側面の近くを通過し、乗員の上体より前側に到達することができる。
上方展開部34は、前方展開部33の先端上部から上後方へ向かって展開する部分である。上方展開部34は、前方展開部33の上面から、上後方向へ向かう柱形状を有する。上方展開部34は、シート5に着座した乗員の上体の前側から、上体のたとえば肩の上側へ延びる。上方展開部34と前方展開部33との間には、後側に開口した凹形状の空間が形成され、乗員の肩部を挟み込むことができる。なお、上方展開部34は、上方へ向かって展開してもよい。
内方展開部40は、前方展開部33の先端からシート5幅方向内側へ向かって展開する部分である。内方展開部40は、シート5に着座した乗員の上体についてのシート5幅方向外側から内側へ延在する板形状を有する。内方展開部40と前方展開部33とは車体上から見て略L字形状に屈曲する。内方展開部40の下面は、シート5に着座した乗員の腿上に位置する。
左エアバッグ装置は、左側の抱込エアバッグ32と、これとともにインフレータを収容する左側の本体39と、を有する。
左エアバッグ装置の本体39は、たとえばシート5の背部の左側に配置される。本体39は、シート5の座部の左側部分に配置されてもよい。この例において、シート5の左側とは、車幅方向外側をいう。
左側の抱込エアバッグ32の形状および展開状態は、右側のものと同様であり説明を省略する。
図4は、図3の羽交締エアバッグ装置31の制御系のブロック図である。
図4の制御系は、撮像デバイス51、加速度センサ52、速度センサ53、ブレーキ操作センサ54、角速度センサ55、ベルト張力センサ56、ベルト巻取量センサ57、着座センサ58、タイマ59、およびこれらが接続された制御部60、を有する。また、図4には、制御部60に接続された制御対象であるシートベルト装置とエアバッグ装置とが併せて図示されている。ここでのエアバッグ装置には、羽交締エアバッグ装置31が含まれる。
撮像デバイス51は、たとえば一対の撮像素子であり、図に示すように乗員室3のルーフやフロントガラスに前向きに設けられ、自動車1の前方の周辺状況を撮像により観測する。制御部60は、撮像された画像から、自動車1の周辺状況として、たとえば自動車1前方の他の自動車などの障害物を特定し、該障害物の衝突の可能性を判断し得る。これにより、衝突前の自動車1の走行状況を検出し得る。
加速度センサ52は、車体に固定して設けられ、自動車1の走行状況として自動車1に作用する加速度を検出する。これにより、衝突前の自動車1の減速を検出し得る。また、衝突時には大きな減速が生じることから、自動車1の衝突を検出し得る。
速度センサ53は、車体に固定して設けられ、自動車1の走行状況として自動車1の速度を検出する。
ブレーキ操作センサ54は、乗員室3内に設けられ、乗員によるブレーキペダルの踏み込み操作を検出する。これにより、衝突前の自動車1の減速操作を検出し得る。
角速度センサ55は、車体に固定して設けられ、自動車1の走行状況として自動車1の速度を検出する。
ベルト張力センサ56は、たとえばリトラクタ装置に設けられ、ストラップに作用する張力を検出する。これより、追突時に相対的に前へ移動する乗員の身体の動き、または、その身体の動きによりストラップに作用する張力を検出し得る。
ベルト巻取量センサ57は、たとえばリトラクタ装置に設けられ、ストラップの巻取量を検出する。
着座センサ58は、たとえばシート5の座面に設けられ、乗員のシート5への着座、着座位置を検出する。
タイマ59は、時間を計測する。
制御部60は、これらセンサの検出信号に基づいて、シートベルト装置およびエアバッグ装置による乗員保護動作を制御する。制御部60は、たとえば、衝突予想に基づいて衝突前制御を実施し、衝突検出に基づいて衝突時制御を実施する。
図5および図6は、図3の羽交締エアバッグ装置31の展開状態の説明図である。図5(A)は側面図であり、図5(B)は正面図である。図6(A)は側面図であり、図6(B)は正面図である。図5が最初の展開状態であり、図6が、次の展開状態である。
図5に示すように、衝突前には、乗員はシート5に着座している。
制御部60は、たとえば撮像デバイス51の画像に基づいて衝突の可能性を周期的に予測する。そして、衝突の可能性がある場合、制御部60は、シートベルト装置を作動させ、乗員の上体をシート5に引き付ける。
その後、制御部60が、たとえば加速度センサ52の検出値などに基づいて衝突を検出する。そして、衝突が検出された場合、制御部60は、エアバッグ装置を作動させる。
羽交締エアバッグ装置31は、図5に示すように、抱込エアバッグ32を展開させる。抱込エアバッグ32では、まず、前方展開部33が、シート5の背部の左右両側面から前へ向かって展開する。前方展開部33は、シート5に着座した乗員の脇下または上体側面の近くを通過し、乗員の前へ突出するように展開する。この際、乗員の上肢が下りていた場合、前方展開部33が上肢と体幹との間に入り込み、これらの間を広げることができる。
次に、羽交締エアバッグ装置31は、次に、図6に示すように、上方展開部34および内方展開部40を展開する。
上方展開部34は、前方展開部33の上面から上後方向へ向かって展開し、シート5に着座した乗員の上体のたとえば肩の上側へ延びる。乗員の肩部は、上方展開部34と前方展開部33との間の凹形状の空間に入り込み、挟み込まれる。
内方展開部40は、前方展開部33の先端からシート5幅方向内側へ向かって展開し、シート5に着座した乗員の上体の前側に伸びる。乗員の腹部および胸部は、左右両側からシート5幅方向内側へ向かって展開した一対の内方展開部40により略覆われる。
この状態で、たとえば正面衝突の際に、シート5に着座した乗員の上体がシート5から離れる前方へ移動しようとすると、上体の肩が上方展開部34と前方展開部33との間に挟み込まれる。よって、上体の肩はそれ以上に移動し難くなる。
また、抱込エアバッグ32に対して荷重が作用して下方へ移動すると、前方展開部33の下面が乗員の腿に当たる。よって、抱込エアバッグ32は、それ以上下へ移動し難くなる。
以上のように、本実施形態では、抱込エアバッグ32は、シート5に着座した乗員の後側から前方へ向かって展開して、乗員の脇下または上体側面の近くを通過して上体より前側に到達する前方展開部33と、前方展開部33の先端上部から上方または上後方へ向かって展開して、シート5に着座した乗員の上体の上側に回り込む上方展開部34と、を有する。よって、衝突の際にシート5から離れる方向へ移動しようとする乗員の上体は、上方展開部34に引っ掛かり、それ以上に移動し難くなる。これにより、たとえば前方衝突、側方衝突などの複数の衝突形態において、乗員の上体がシート5から離れ難くできる。
また、本実施形態では、抱込エアバッグ32は更に、前方展開部33の先端からシート5の幅方向内側へ向かって展開して、シート5に着座した乗員の上体の前側に回り込む内方展開部40を有する。よって、シート5から離れようとする乗員の上体を肩とともに胸部または腹部において支えることができる。これにより、更に、衝突の際に乗員の上体はシート5から離れ難くなる。
また、本実施形態では、上方展開部34と前方展開部33との間に、シート5に着座した乗員の肩が挟み込まれる。なお、挟み込まれる部分は、鎖骨でも、上腕でもよい。これにより、乗員の上体は、それ以上に、シート5から離れるように移動し難くなる。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
図7は、抱込エアバッグ32の第一の変形例の説明図である。
図7の抱込エアバッグ32では、上方展開部34は、前方展開部33の先端上部から上方へ向かって展開し、さらに後方へ向かって屈曲して展開する屈曲柱形状を有する。この場合でも、上方展開部34と前方展開部33との間に、乗員の肩部を挟み込むことができる。
図8は、抱込エアバッグ32の第二の変形例の説明図である。
図8の抱込エアバッグ32では、上方展開部34は、図7よりも更に後に倒れた状態で展開する。この場合、上方展開部34と前方展開部33との間の空間は、シート5に着座した乗員が前方衝突の際に移動する方向に沿って鋭角的に延びる。そして、この鋭角的な凹部41に、乗員の肩部を挟み込むことができる。乗員の肩部が前へ移動する場合、乗員の肩部が上方展開部34に擦れることになるので、前への移動を抑えることができる。また、たとえばシート5に着座する乗員の体形等が違っていても、シート5に着座した乗員の肩を、鋭角的に設けられた上方展開部34と前方展開部33との間で捉えて支持し易くなる。
図9は、抱込エアバッグ32の第三の変形例の説明図である。
図9の抱込エアバッグ32は、前方展開部33と上方展開部34とを有する。この場合でも、上方展開部34と前方展開部33との間に乗員の肩部を挟み込み、乗員の上体がシート5から離れる方向へ移動することを抑制することができる。
1…自動車(車両)
2…前室
3…乗員室
4…後室
5…シート
11…フロントエアバッグ装置
12…フロントエアバッグ
13…本体
16…カーテンエアバッグ装置
17…カーテンエアバッグ
18…本体
21…サイドエアバッグ装置
22…サイドエアバッグ
23…本体
31…羽交締エアバッグ装置
32…抱込エアバッグ
33…前方展開部
34…上方展開部
39…本体
40…内方展開部
41…凹部
51…撮像デバイス
52…加速度センサ
53…速度センサ
54…ブレーキ操作センサ
55…角速度センサ
56…ベルト張力センサ
57…ベルト巻取量センサ
58…着座センサ
59…タイマ
60…制御部

Claims (5)

  1. 車両に乗車した乗員が着座するシートと、
    前記シートに着座した乗員の後側から展開されて上体の前へ回り込む抱込エアバッグを有するエアバッグ装置と、
    を有し、
    前記抱込エアバッグは、
    前記シートに着座した乗員の後側から前方へ向かって展開して、乗員の脇下または上体側面の近くを通過して上体より前側に到達する前方展開部と、
    前記前方展開部の先端上部から上方または上後方へ向かって展開して、前記シートに着座した乗員の上体の上側に回り込む上方展開部と、
    を有する、
    車両の乗員保護装置。
  2. 前記エアバッグ装置は、前記シートに着座した乗員の左右に一対で設けられ、左右の肩、左右の鎖骨、または左右の上腕の前側に回り込んで羽交い締めする、
    請求項1記載の車両の乗員保護装置。
  3. 前記上方展開部は、
    前記前方展開部の先端上部から上後方へ向かって展開して、前記シートに着座した乗員の上体の上側に回り込み、前記前方展開部との間に前記シートに着座した乗員の肩、鎖骨または上腕を挟む、
    請求項1または2記載の車両の乗員保護装置。
  4. 前記上方展開部と前記前方展開部との間の空間は、前記シートに着座した乗員が前方衝突の際に移動する方向に沿って鋭角的に延びる、
    請求項3記載の車両の乗員保護装置。
  5. 前記抱込エアバッグは、
    前記前方展開部の先端から前記シートの幅方向内側へ向かって展開して、前記シートに着座した乗員の上体の前側に回り込む内方展開部、を有する、
    請求項1から4のいずれか一項記載の車両の乗員保護装置。
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