JP2017136761A - 付箋収納具 - Google Patents

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信 藤澤
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Abstract

【課題】付箋を詰め替え可能に収納する付箋収納具であって、詰め替える付箋を収納し易い一方、収納された付箋が外に抜け出にくいものを提供する。
【解決手段】端部が互い違いに糊付けして積層された付箋Sを詰め替え可能に収納する付箋収納具1は、付箋Sが載置される底面部11と、底面部11の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部12と、一対の側面部12の端部から、底面部11と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部13とを有する。一対の上面部13の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋Sを引き出すためのスリット1bを構成し、上面部13には、幅方向に谷折部13aが形成され、上面部13のスリット1b側の側端部近傍は、上方に屈曲している。
【選択図】図1

Description

本発明は、付箋を詰め替え可能に収納する付箋収納具に関する。
書物やノートのページに貼り付けて用いられる付箋は、ページを開きやすくしたり、参照箇所を分かりやすくしたりするほか、メモ用紙としても用いられたりしている。
このような付箋は多くの場合、ケース等に入れられることなく、むき出しの状態のままで用いられているが、そのために汚れて使えなくなってしまうことも少なくない。
この点、例えば、特許文献1では、中央部裏面に一の方向に長い長方形状の窪みを凹設して窪みの内部を付箋収納室として板状の主部材と、付箋収納室内に収納した付箋積層体とからなり、窪み上方の板部分の一の方向の中間部に、付箋取出し口を開口してなる付箋収納具が提案されている。
また、特許文献2では、底面開放の箱形のケース本体の上板部に付箋の引出口を開設することによって、そのケース本体に、その高さ方向に離型される成形型を用いて成形可能な形状を具備させると共に、そのケース本体の周囲に成形型によって成形可能な凹入状の取付孔部を具備させ、その取付孔部に、壁面や机面などの固定面に当該ケース本体を定着させる吸着手段が取り付けられているプラスチック製付箋繰出しケースが提案されている。
また、特許文献3では、ケースと、底板とを含んでなり、該ケースは、中空で開口と、その周辺の適宜な位置に設けられた接続部と、取り出し口とを設けてなり、該取り出し口は内部に設けられた付箋紙を取り出すための経路として供し、該底板は、長手方向両側に内側に狭められた階段状の端縁部を設けてなり、ケースの開口の接続部と互いに対応して底板を開口に合わせて滑動させて閉じることができ、底板の一面には長手方向に円形の接続面を凹設することを特徴とする付箋紙座が提案されている。
特開2013−146921号公報 実用新案登録第3125073号公報 実用新案登録第3164410号公報
各特許文献に記載の収納具等によれば、付箋の汚れや紛失等を防ぎやすくなるが、容易に付箋を詰め替えて使用できるものではなかった。即ち、付箋を詰め替えるためには、収納具に設けられている蓋を開閉させるなど、詰め替えの手間がかかるものであった。また、詰め替えのための構造を設けたことで、収納具自体の製造コストが小さくないものであった。さらに、使用後に収納具まで廃棄するのでは環境にも良くない。
そこで、本発明は、付箋を詰め替え可能に収納する付箋収納具であって、詰め替える付箋を収納し易い一方、収納された付箋が外に抜け出にくいものを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一の観点に係る付箋収納具は、端部が互い違いに糊付けして積層された付箋を詰め替え可能に収納する付箋収納具であって、上記付箋が載置される底面部と、上記底面部の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部と、上記一対の側面部の端部から、上記底面部と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部と、を有し、上記一対の上面部の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋を引き出すためのスリットを構成し、上記上面部には、幅方向に谷折部が形成され、上記上面部の上記スリット側の側端部近傍は、上方に屈曲していることを特徴とする。
また、上記谷折部の幅方向の端部には切欠部が形成されているものとしてもよい。
また、上記上面部は、内部に収納される付箋の幅に応じて幅方向に分割された複数の上面片からなり、上記上面片ごとに、上記スリットと平行な幅方向に谷折部が形成されると共に、上記スリット側の側端部近傍で上方に屈曲するものとしてもよい。
また、上記上面片の谷折部の幅方向の端部には切欠部が形成されているものとしてもよい。
また、上記切欠部は、内側を頂点とした三角形状からなるものとしてもよい。
また、上記底面部の開口部近傍に、上記底面部の一部を切り起こした切起部が設けられているものとしてもよい。
また、上記切起部は、上記底面部の一部を外側に向かって切り起こしてなるものとしてもよい。
また、上記付箋は紙付箋又はフィルム付箋であるものとしてもよい。
また、上記底面部には、収納される複数の付箋を仕切る間仕切りが設けられているものとしてもよい。
また、本発明の別の観点に係る付箋収納具は、端部が互い違いに糊付けして積層された付箋を詰め替え可能に収納する付箋収納具であって、上記付箋が載置される底面部と、上記底面部の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部と、上記一対の側面部の端部から、上記底面部と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部と、を有し、上記一対の上面部の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋を引き出すためのスリットを構成し、上記上面部には、幅方向に谷折線が設けられていることを特徴とする。
また、上記谷折線の幅方向の端部には切欠部が形成されているものとしてもよい。
本発明によれば、付箋が詰め替え可能であって、詰め替える付箋を収納し易い一方、収納された付箋が外に抜け出にくい。
本発明の第一の実施形態に係る付箋収納具において、付箋を収納させた状態を示した斜視図である。 本実施形態に係る付箋収納具を示した斜視図である。 本実施形態に係る付箋収納具において、付箋を収納させた状態を示した側面図である。 本実施形態に係る付箋収納具において、谷折部を設ける前の状態を示した斜視図である。 本実施形態に係る付箋収納具において、別の構造からなる切起部を設けた例を示した一部省略図である。 本実施形態に係る付箋収納具において、別の構造からなる間仕切りを設けた例を示した一部省略図である。 本発明の第二の実施形態に係る付箋収納具を示した斜視図ある。 本発明の参考例に係る付箋収納具を示した斜視図ある。 本例に係る付箋収納具を示したA−A断面図である。 本発明の別の参考例に係る付箋収納具を示した斜視図であって、(a)一の側から見た図、(b)逆の側から見た図である。 本例に係る付箋収納具の使用時を説明する斜視図である。 本例に係る付箋収納具の使用時を説明する斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係る付箋収納具について説明する。
本実施形態に係る付箋収納具は、付箋を詰め替え可能に収納する収納具である。
なお、図1に示されるように、本実施形態に係る付箋収納具1に収納されて用いられる付箋Sは、端部が互い違いに糊付けして積層されたものである。この付箋Sの材質は、紙、フィルム状のプラスチックなど、広く一般に使用されている付箋について適用が可能であるが、特に本実施形態に係る付箋収納具1は、厚みのある紙製の付箋Sについて好適なものである。
また、付箋収納具1は例えば、厚紙、A−PET等のプラスチック等、形状維持が可能な材料を単独、あるいは各材質のものを組み合わせて作製される。特に本例では、適度な弾性を有する薄く透明なプラスチックによって構成され、内部に収納されている付箋が外側から見えるようになっている。
さらに、付箋収納具1は、一つの付箋だけでなく、複数の付箋をまとめて収納することができる。
図2に示されるように、本発明の第一の実施形態に係る付箋収納具1は、幅方向の両端に開口部1aを備えた略筒型形状からなる。
この付箋収納具1は、付箋Sが載置される底面部11、底面部11の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部12、及び、一対の側面部12の端部から、底面部11と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部13によって構成される。
この付箋収納具1において、付箋Sは、底面部11、側面部12、及び上面部13によって囲われる内部に収納されるようになっている。
なお、本例では、付箋Sは三つ、付箋収納具1の幅方向に沿って収納可能となっているが、付箋Sが図1に示すものの半分の幅からなるものであれば、6つ収納可能である。付箋収納具2の製作に際して、付箋収納具2の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
一対の上面部13の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋Sを引き出すためのスリット1bを構成する。
また、このスリット1bを介して、付箋収納具1内に付箋Sを収納することができる。即ち、付箋収納具1が有する可撓性により、一対の上面部13を観音開き様に上方へ可逆的に屈曲させることでき、これによりスリット1bが大きく開口し、スリット1bを介して付箋収納具1内に付箋Sを収納することができる。付箋収納具1内に収納された付箋Sは、スリット1bを介して外側へ引き出されるようになっている。
なお、上面部13のスリット1b近傍の角は、弧状に面取りされていてもよい。これにより付箋Sを付箋収納具1内に収納したり、付箋収納具1から引き出したりする際、開口部1aに付箋Sが引っかかりにくくなる。
底面部11の両端の開口部1a近傍には、底面部11の一部を幅方向内側に向かって帯状に切り起こした切起部10が設けられている。この切起部10は、底面部11の一部を、底面部11と連設した帯状に切り欠いてから、その切欠片を内側に向かって立ち上げることによって形成されている。
底面部11の中央付近には、収納される複数の付箋Sを仕切る間仕切り14が設けられている。この間仕切り14も切起部10と同様、本例では、底面部11の一部を帯状に切り起こしたものである。
一対の上面部13には夫々、幅方向に谷折部13aが形成されている。この谷折部13aは、ややスリット1bよりの位置において、一の開口部1aから他の開口部1aにかけ、下方に折り曲げることで形成されている。
上面部13に谷折部13aが設けられていることにより、図3に示されるように、谷折部13aの下面が付箋Sを押さえつけ、付箋Sが内部でぐらついたり、付箋Sが複数枚繋がった状態で引き出されたりするのを防ぐことができる。特に付箋Sが紙である場合、付箋Sに厚みがあるが、谷折部13aによって付箋Sが上面からしっかりと押さえ付けられる。また、使用によって付箋Sが減って厚みが小さくなった場合でも、谷折部13aの折り曲げ度合いを大きくすることで、谷折部13aによって付箋Sを上面からしっかりと押さえ付け、付箋Sのぐらつきを抑えたり、付箋Sが複数枚繋がった状態で引き出されるのを防いだりすることができる。さらに、付箋収納具1がプラスチック等の適度な弾性を有する材質で構成すれば、その弾性力に応じて谷折部13aで付箋Sをしっかりと押さえ付けることができる。
なお、谷折部13aには、断続的に切断あるいは穿孔されたミシン目が施されていてもよく、その場合、付箋Sの使用によって付箋Sの厚みが小さくなった際など、容易に折り曲げの度合いを大きくすることができる。
谷折部13aの両端部は、内側を頂点とする三角形状に切り欠かれており、当該切り欠かれた部分は切欠部13bを構成する。
切欠部13aの三角形状の内側の頂点が、谷折部13aと重なるように切欠部13bが設けられていることから、この切欠部13bを両端とした谷折部13aを形成しやすい。
また、上面部13のスリット1b側の側端部近傍は、谷折部13aが設けられていることにより上方に屈曲している。このように上面部13のスリット1b側の側端部近傍が上方に屈曲していることで、スリット1bから付箋Sを引き出す際、付箋Sが上面部13に引っ掛かることなく、スムーズに付箋Sを引き出すことができる。
このような構成からなる付箋収納具1を使用する場合には、一対の上面部13を観音開き様に上方へ可逆的に屈曲させてスリット1bを大きく開口させ、この状態でスリット1bを介して付箋収納具1内に付箋Sを収納する。この際、底面部11に切起部10や間仕切り14が設けられていることから、この切起部10や間仕切り14の間に付箋Sを位置決めし易く、また、付箋Sの向きを付箋収納具1の幅方向や長さ方向に合わせてしっかりと配置し易い。
他方、付箋収納具1に収納された付箋Sをスリット1bから引き出して使用し、付箋Sがなくなった場合には再び、スリット1bを介して付箋Sを詰め直すことができる。
また、この付箋収納具1は使用前において、図4に示されるように、谷折部13aを形成していない状態で使用者に提供してもよい。
この場合でも、谷折部13aが形成される箇所の両端部に内側を頂点とした三角形状の切欠部13bが設けられていることから、この切欠部13bを両端とした谷折部13aを形成しやすい。
なお、さらに容易に谷折部13aを形成可能とするために、谷折部13aとなる箇所に谷折線13cを設けておいてもよい。谷折線13cは、折り曲げ位置に目印として描画された線として構成してもよいし、折り曲げ位置に、断続的に切断あるいは穿孔されたミシン目等を施して容易に折曲可能な部分として構成してもよい。
また、切欠部13bについても、付箋収納具1の使用前は切り欠く前の状態とし、使用に際して切り欠いて設けるものとしてもよい。
この場合、切り欠く箇所に予め、断続的に切断あるいは穿孔されたミシン目等を施し、容易に切欠可能な部分としておいてもよいし、ミシン目加工に加えて、あるいはミシン目加工に代えて、切欠箇所に目印となる線を描画しておいてもよい。
なお、付箋収納具1内に付箋Sを収納させた際、使い初めに付箋Sの端部をスリット1bから引き出すときは、幅広の付箋を用い、当該幅広の付箋の粘着部分をスリット1bから付箋収納具1内に挿し入れ、付箋収納具1内に収納されている付箋Sの端部に貼着させてスリット1bから外側へ引き出すとよい。製品レベルでは、このような収納方法や使用方法についての取扱書を幅広の付箋で代用することも考えられる。後述の他の実施例においても、付箋Sの端部の引き出し方は本例と同様に行うとよい。
また、切起部10の立ち上がり角度が不十分な場合は、付箋Sを挿入した後、切起部10を切り起こすことによって形成された底面部11の孔から細長い棒状のもの、例えばボールペンを挿し込み、このボールペンで切起部10を内側に押すことで切起部10の立ち上がり角度を調整することができる。
以上の本実施形態に係る付箋収納具1によれば、付箋Sを簡単に詰め替えて利用することができる。また、谷折部13aの下面が付箋Sを押さえつけるため、付箋Sが内部でぐらつくのを防ぐことができるし、付箋Sが複数枚繋がった状態で引き出されたりするのを防いで、一枚ずつ確実に引き出せるようにすることができる。また、使用によって付箋Sが減って厚みが小さくなった場合でも、谷折部13aの折り曲げ度合いを大きくすることで、谷折部13aによって付箋Sを上面からしっかりと押さえ付け、付箋Sのぐらつきを抑えたり、付箋Sが複数枚繋がった状態で引き出されるのを防いだりすることができる。このようなことは特に、付箋Sが厚みの大きい紙付箋の場合により効果的である。
また、切り起こされた切起部10によって、付箋Sが外部へ抜け出るのを防ぐことができる。
また、付箋収納具1の谷折部13aは上面部13を折り曲げたものに過ぎず、また、切起部10も上面部13の一部を切り欠いたものにすぎないため、製造コストを抑えることができる。
さらに、付箋Sを詰め替えて何度でも使用できるので、環境にもよい。
なお、本実施形態に係る付箋収納具1において、付箋Sを付箋収納具1に収納する際には、切起部10を寝かせた状態で、開口部1aから内部へ、付箋Sを幅方向にスライドさせながら挿入することもできる。このように付箋Sを収納した後は、切起部10を立ち上げれば、内部に収納された付箋Sが外部に抜け出ることはない。
また、本実施形態に係る付箋収納具1においては、側面に開口部1aが設けられるものとしたが、方形状の底面部11の四辺すべてに側面部12を連設させ、箱型形状とすることもできる。この場合でも、上面部13の一辺のみを一の側面部12と連設させることで、上面部13は側面部12と連設する部分で屈曲可能となり、スリット1bを大きく開口させて付箋Sの詰め替え等を行うことができる。
また、切起部10は図5に示されるように、底面部11の一部を幅方向外側に向かって帯状に切り起こしたものであってもよい。このように構成すると、底面部11と連設する部分において、外側を谷として略直角に折曲することによって立ち上げられていることから、内側へ傾倒しやすい。そのため、開口部1aから付箋収納具1内に付箋Sをスライドさせて挿入する場合、切起部10が内側へ傾倒しやすく、容易に付箋Sを付箋収納具1内に挿入することができる。一方、付箋Sが付箋収納具1内に収納された状態においては、切起部10は内部に収納されている付箋Sを内側へ付勢するように押さえつけ、付箋Sが開口部1aから外側へ抜け出ないように保持している。
また、切起部10は、本実施形態では帯状からなるが、これに限らず、舌片状、角部が弧状に面取りされた略長方形状、半円形状など、他の形状とすることもできる。特に、切起部10を舌片状や半円形状に形成するときは、各開口部1aに複数個設けることもできる。また、この場合、舌片状あるいは半円形状の切起部10は、各開口部1a側において、一対の側面部12近傍に設けるとよい。このように切起部10を設ける位置を側面部12近傍とすることで、使用によって付箋Sの枚数が減り、上面部13が底面部11側へ撓む場合でも上面部13が切起部10に当たりにくく、これにより上面部13が切起部10を押し倒し、切起部10の立ち上がり角度が鈍化あるいは浅くなるのを防ぐことができる。
また、底面部11を開口部1aから外側へ延出させ、当該延出させた部分に切起部10を設けることもできる。
また、切起部10は、付箋収納具2の製造時、底面部11上の切起部10を設けるための切断箇所に、断続的に切断あるいは穿孔されたミシン目等を施して容易に切り起こし可能な部分として設けておき、使用者が使用する際にミシン目に沿って切り起こすことができるようになっていてもよい。また、ミシン目加工に加えて、あるいはミシン目加工に代えて、切断箇所に目印となる線を描画することもできる。
また、本実施形態において、間仕切り14は底面部11の一部を帯状に切り起こすものとしたが、その形状は、舌片状、半円状など、その他の形状に構成してもよいし、図6に示されるように観音開き状に一対で切り起こすものとしてもよい。また、底面部11とは別部材によって構成し、底面部11上に接着等して立設させたものとすることもできる。
続いて、図7に本発明の第二の実施形態に係る付箋収納具2を示す。
本実施形態に係る付箋収納具2は、付箋収納具1と同様、幅方向の両端に開口部2aを備えた略筒型形状からなる。
この付箋収納具2は、付箋Sが載置される底面部21、底面部21の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部22、及び、一対の側面部22の端部から、底面部21と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部23によって構成される
この付箋収納具2においても、付箋Sは、底面部21、側面部22、及び上面部23によって囲われる内部に収納されるようになっている。
また、付箋収納具2の製作に際して、付箋収納具2の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
一対の上面部23の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋Sを引き出すためのスリット2bを構成する。
また、このスリット2bを介して、付箋収納具2内に付箋Sを収納することができる。即ち、付箋収納具2が有する可撓性により、一対の上面部23を観音開き様に上方へ可逆的に屈曲させることができ、これによりスリット2bが大きく開口し、スリット2bを介して付箋収納具2内に付箋Sを収納することができる。付箋収納具2内に収納された付箋Sは、スリット2bを介して外側へ引き出されるようになっている。
底面部21の両端の開口部2a近傍には、底面部21の一部を幅方向内側に向かって帯状に切り起こした切起部20が設けられている。この切起部20は、底面部21の一部を、底面部21と連設した帯状に切り欠いてから、その切欠片を内側に向かって立ち上げることによって形成されている。
底面部21の中央付近には、収納される複数の付箋Sを仕切る間仕切り24が設けられている。この間仕切り24も切起部20と同様、本例では、底面部21の一部を帯状に切り起こしたものである。
上面部23は夫々、複数の上面片231から構成される。
この上面片231は、付箋Sの幅と略同じ幅を有している。また、各上面片231は、幅方向に隣接する上面片231と分離しており、隣接する上面片231と無関係に動かすことができる。
また、各上面片231には、谷折部23aが形成されている。この谷折部23aは、ややスリット2bよりの位置において、一の開口部2a側から他の開口部2a側にかけ、下方に折り曲げることで形成されている。
上面片231に谷折部23aが設けられていることにより、各上面片231の谷折部23aの下面が付箋Sを押さえつけ、付箋Sが内部でぐらつくのを防ぐことができるし、付箋Sが複数枚繋がった状態で引き出されたりするのを防いで、一枚ずつ確実に引き出すことができる。特に本実施形態の場合、上面片231が付箋Sの幅と略同じサイズからなると共に、隣接する上面片231同士が分離していることから、各上面片231が内部に収納されている複数の付箋Sを個別に押さえつける。その結果、付箋Sごとの使用量の違いによって付箋Sの厚みに差が出た場合であっても、各付箋Sを各上面片231によって上面からしっかりと押さえ付けることができる。
なお、第一の実施形態に係る付箋収納具1と同様、谷折部23aには、断続的に切断あるいは穿孔されたミシン目が施されていてもよく、その場合、付箋Sの使用によって付箋Sの厚みが小さくなった際など、容易に折り曲げの度合いを大きくすることができる。
各上面片231の谷折部23aの両端部は、内側を頂点とした三角形状に切り欠かれており、当該切り欠かれた部分は切欠部23bを構成する。
切欠部23bが設けられていることにより、この切欠部23bを両端とした谷折部23aを形成しやすい。
また、上面部23のスリット2b側の側端部近傍は、谷折部23aが設けられていることにより上方に屈曲している。このように上面部23のスリット1b側の側端部近傍が上方に屈曲していることで、スリット2bから付箋Sを引き出す際、付箋Sが上面部23に引っ掛かることなく、スムーズに付箋Sを引き出すことができる。
このような構成からなる付箋収納具2を使用する場合には、一対の上面部23を観音開き様に上方へ可逆的に屈曲させてスリット2bを大きく開口させ、この状態でスリット2bを介して付箋収納具2内に付箋Sを収納する。この際、底面部21に切起部20や間仕切り24が設けられていることから、この切起部20や間仕切り24の間に付箋Sを位置決めし易く、また、付箋Sの向きを付箋収納具1の幅方向や長さ方向に合わせてしっかりと配置し易い。
他方、付箋収納具2に収納された付箋Sをスリット2bから引き出して使用し、付箋Sがなくなった場合には再び、スリット2bを介して付箋Sを詰め直すことができる。
また、第一の実施形態に係る付箋収納具1と同様、この付箋収納具2も使用前において、谷折部23aを形成していない状態で使用者に提供してもよい。
この場合でも、谷折部23aの両端部に内側を頂点とした三角形状の切欠部23bが設けられていることから、この切欠部23bを両端とした谷折部23aを形成しやすい。
なお、さらに容易に谷折部23aを形成可能とするために、谷折部23aとなる箇所に谷折線を設けておいてもよい。谷折線は、折り曲げ位置に目印として描画された線として構成してもよいし、折り曲げ位置に、断続的に切断あるいは穿孔されたミシン目等を施して容易に折曲可能な部分として構成してもよい。
また、本実施形態に係る付箋収納具2においては、使用前において、幅方向に隣り合う各上面片231が分離可能に連設した状態で使用者に提供してもよい。
この場合、隣り合う上面片231同士を容易に分離させられるよう、各上面片231の境界に断続的に切断あるいは穿孔されたミシン目等を施しておくとよい。
また、第一の実施形態に係る付箋収納具1と同様、各上面片231の切欠部23bについても、付箋収納具2の使用前は切り欠く前の状態とし、使用に際して切り欠いて設けるものとしてもよい。
この場合、切り欠く箇所に予め、断続的に切断あるいは穿孔されたミシン目等を施し、容易に切欠可能な部分としておいてもよいし、ミシン目加工に加えて、あるいはミシン目加工に代えて、切欠箇所に目印となる線を描画しておいてもよい。
以上の本実施形態に係る付箋収納具2によっても、付箋Sを簡単に詰め替えて利用することができる。特に本実施形態では、隣接する上面片231同士が分離していることから、各上面片231が内部に収納されている複数の付箋Sを個別に押さえつけ、複数の付箋Sごとの厚みにかかわらず、各付箋Sを各上面片231によって上面からしっかりと押さえ付けることができる。
なお、第一の実施形態に係る付箋収納具1と同様、本実施形態においても、切起部20は、底面部11の一部を幅方向外側に向かって切り起こしたものであってもよいほか、帯状に限らず、舌片状、角部が弧状に面取りされた略長方形状、半円形状など、他の形状とすることもできる。また、切起部20は、付箋収納具2の製造時、底面部21上の切起部20を設けるための切断箇所に、断続的に切断あるいは穿孔されたミシン目等を施して容易に切り起こし可能な部分として設けておき、使用者が使用する際にミシン目に沿って切り起こすことができるようになっていてもよい。また、ミシン目加工に加えて、あるいはミシン目加工に代えて、切断箇所に目印となる線を描画することもできる。
また、付箋Sを付箋収納具2に収納する方法についても、切起部20を寝かせた状態で、開口部2aから内部へ、付箋Sを幅方向にスライドさせながら挿入することもできる。
また、付箋収納具2の形状についても、側面に開口部2aを設けることなく、方形状の底面部21の四辺すべてに側面部22を連設させると共に、上面部23の一辺のみを一の側面部22と連設させた箱型形状とすることもできる。
さらに、間仕切り24についても、その形状は、舌片状、半円状など、その他の形状に構成してもよいし、観音開き状に一対で切り起こすものとしてもよい。また、底面部21とは別部材によって構成し、底面部21上に接着等して立設させたものとすることもできる。
参考例1
続いて、図8及び図9に本発明の参考例に係る付箋収納具3を示す。
付箋収納具3は、付箋収納具1と同様、幅方向の両端に開口部3aを備えた略筒型形状からなる。
この付箋収納具3は、付箋Sが載置される底面部31、底面部31の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部32、一対の側面部32の端部から底面部31と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部33によって構成される
この付箋収納具3においても、付箋Sは、底面部31、側面部32、及び上面部33によって囲われる内部に収納されるようになっている。
なお、本例においても、付箋収納具3の製作に際して、付箋収納具3の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
また、底面部31の中央付近には、収納される複数の付箋Sを仕切る間仕切りを設けることもできる。
一対の上面部33の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋Sを引き出すためのスリット3bを構成する。
また、このスリット3bを介して、付箋収納具3内に付箋Sを収納することができる。即ち、付箋収納具3が有する可撓性により、一対の上面部33を観音開き様に上方へ可逆的に屈曲させることができ、これによりスリット3bが大きく開口し、スリット3bを介して付箋収納具3内に付箋Sを収納することができる。付箋収納具3内に収納された付箋Sは、スリット3bを介して外側へ引き出されるようになっている。
底面部31の両端の開口部3a近傍には、底面部31及び側面部32の一部を切り起こした切起部30が設けられている。この切起部30は、底面部31及び側面部32の一部を、底面部31及び側面部32と部分的に連設させつつ、内側へ切り起こすことによって形成されている。詳細には、底面部31及び側面部32から切り起こした状態において、底面部31に対して直角に切り起こされた部分と、側面部32に対して直角に切り起こされた部分とで構成され、底面部31と側面部32によって構成される角が内側へ立ち上げられた形状からなる。
なお、切起部30は、底面部31と側面部32の幅方向の端部に設けられていてもよい。
一対の上面部33には夫々、幅方向に谷折部33aが形成されている。この谷折部33aは、ややスリット3bよりの位置において、一の開口部3aから他の開口部3aにかけ、下方に折り曲げることで形成されている。
上面部33に谷折部33aが設けられていることにより、本発明の第一の実施形態に係る付箋収納具1と同様、谷折部33aの下面が付箋Sを押さえつけ、付箋Sが内部でぐらついたり、付箋Sが複数枚繋がった状態で引き出されたりするのを防ぐことができる。特に付箋Sが紙である場合、付箋Sに厚みがあるが、谷折部33aによって付箋Sが上面からしっかりと押さえ付けられる。また、
なお、谷折部33aには、断続的に切断あるいは穿孔されたミシン目が施されていてもよく、その場合、付箋Sの使用によって付箋Sの厚みが小さくなった際など、容易に折り曲げの度合いを大きくすることができる。
谷折部33aの両端部は、内側を頂点とした三角形状に切り欠かれており、当該切り欠かれた部分は切欠部33bを構成する。
切欠部33bが設けられていることにより、この切欠部33bを両端とした谷折部33aを形成しやすい。
また、上面部33のスリット3b側の側端部近傍は、谷折部33aが設けられていることにより上方に屈曲している。このように上面部33のスリット3b側の側端部近傍が上方に屈曲していることで、スリット3bから付箋Sを引き出す際、付箋Sが上面部33に引っ掛かることなく、スムーズに付箋Sを引き出すことができる。
付箋収納具3を使用する場合には、一対の上面部33を観音開き様に上方へ可逆的に屈曲させてスリット3bを大きく開口させ、この状態でスリット3bを介して付箋収納具3内に付箋Sを収納する。この際、切起部30や切起部34が設けられていることから、この切起部30や切起部40の間に付箋Sを位置決めし易く、また、付箋Sの向きを付箋収納具3の幅方向や長さ方向に合わせてしっかりと配置し易い。
付箋収納具3に収納された付箋Sをスリット3bから引き出して使用し、付箋Sがなくなった場合には再び、スリット3bを介して付箋Sを詰め直すことができる。
以上の本例に係る付箋収納具3によっても、付箋Sを簡単に詰め替えて利用することができる。また、切起部30を外側へ凹ませたり内側へ突出させたりすることができるため、付箋Sを内部へ挿入させやすいものでありながら、内部に収納された付箋Sが外部へ抜け出にくい。また、付箋Sの詰め替えのために設けられた切起部30は、底面部31及び側面部32の一部を切り起こしたものにすぎないため、製造コストを抑えることができる。
なお、本例においては、幅方向の中央部分にも切起部30と同様に切り起こされた切起部34を設けているが、この切起部34は、幅方向に隣接する付箋S同士を仕切る間仕切りとして機能するものであって、任意に設けられるものである。
また、本例においても、開口部3aから付箋収納具3内へ付箋Sをスライドさせながら挿入することもできる。この際には、切起部30を外側へ凹ませ、切起部30の底面部31と側面部32から切り起こした部分を夫々、底面部31と側面部32と面一な状態にすることで、付箋収納具3内に付箋Sを挿入することができる。付箋Sを付箋収納具3内に収納した後は、切起部30を内側へ突出させることにより、付箋Sが切起部30に当接し、付箋Sが開口部3aから外側へ抜け出ないように保持される。
また、付箋収納具3の形状についても、側面に開口部3aを設けることなく、方形状の底面部31の四辺すべてに側面部32を連設させると共に、上面部33の一辺のみを一の側面部32と連設させた箱型形状とすることもできる。
参考例2
続いて、図10から図12に本発明の他の参考例に係る付箋収納具4を示す。
付箋収納具4は、付箋Sを詰め替え可能に収納する箱状の収納具である。
この付箋収納具4は、長方形状の底面部41、底面部41の四辺のうち長さ方向の二辺から略直角に折曲して上方へ連設する一対の側面部42、底面部41の四辺のうち幅方向の二辺から略直角に折曲して上方へ一対の連設する431、432、一対の側面部42から夫々、底面部41と略平行に内側へ延出した一対の上面部44によって構成される。
図10(a)に示されるように、側面部431の略中央の上端には、半円状に上方へ延出した延出部4311が設けられている。
さらに、この延出部4311の略中央には、厚み方向外側に突起した略半球状からなる突起部431aが設けられている。
また、図10(b)に示されるように、側面部432の略中央の上方には、厚み方向外側に略半球状に凹んだ凹部432bが設けられている。
一対の上面部44は夫々、側面部42とのみ連設し、側面部42と連設する部分で折曲可能に構成されている。
また、一対の上面部44の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋Sを引き出すためのスリット4bを構成する。このスリット4bは、一対の上面部44を観音開き様に上方へ可逆的に屈曲させることにより大きく開口し、この状態でスリット4bを介して付箋Sの詰め替えを行うことができる。
この付箋収納具4は、二個一組で用いることで、付箋Sを携帯又は収納するのに好適な態様となる。
即ち、図11に示されるように、一の付箋収納具4の上面に、他の付箋収納具4の上面を合わせるように重ねる。このとき、一の付箋収納具4の側面部431と他の付箋収納具4の側面部432、及び一の付箋収納具4の側面部432と他の付箋収納具4の側面部431とが同じ側の面を構成するように重ねると共に、各付箋収納具4の側面部431を他の付箋収納具4の内側に挿し込む。
これにより、図12に示されるように、一の付箋収納具4の突起部431aと他の付箋収納具4の突起部431aが夫々、他の付箋収納具4の凹部432bと一の付箋収納具4の凹部432bに係合する。
このように係合し合った二個一組の付箋収納具4は、互いを引き離すことで係合が解除され、各付箋収納具4から付箋Sを引き出して使用することができる状態となる。
本例による付箋収納具4によれば、二個一組で重ねることで、付箋Sが外部に露出することがなく、また、付箋Sが付箋収納具4から落ちたりすることがない状態に保持され、付箋Sを汚したり落としたりすることなく容易に携行したり、しまっておいたりすることができる。
なお、本例においては、二個一組で用いられる付箋収納具4では、突出部431aと凹部432bとみよって係脱可能に係合する構成としたが、これに関わらず、二個一組の付箋収納具4を係脱可能に係合させることができれば、係合部の形状は三角形や四角形等でもよいし、係合の構造自体を他の構成とすることもできる。
また、本例における突出部431aや凹部432bといった係合手段を付箋収納具1、2、3に適用することで、付箋収納具1、2、3についても、二個一組で係合させて、汚れの防止や携行等に便利な態様とすることができる。
なお、以上の本発明の実施形態及び参考例では、幅方向の両端あるいは両端開口部近傍に、切起部10等(他に、切起部20、折返部30)を設けた例を示したが、これに限らず、一端側にのみ切起部10等を設け、他端側は閉じた構造として、一端側からのみ付箋Sを挿入可能とすることもできる。
また、一端側と他端側とで、異なる構造を採用することもできる。例えば、一端側には切起部10を設け、他端側には切起部20や折返部30を設けることもできる。
1 付箋収納具
1a 開口部
1b スリット
10 切起部
11 底面部
12 側面部
13 上面部
13a 谷折部
13b 切欠部
13c 谷折線
14 間仕切り
2 付箋収納具
2a 開口部
2b スリット
20 切起部
21 底面部
22 側面部
231 上面片
23a 谷折部
23b 切欠部
3 付箋収納具
3a 開口部
3b スリット
30 折起部
31 底面部
32 側面部
33 上面部
33a 谷折部
33b 切欠部
34 間仕切り
4 付箋収納具
4b スリット
41 底面部
42 側面部
431 側面部
4311 延出部
431a 突起部
432 側面部
432b 凹部
44 上面部
S 付箋

Claims (11)

  1. 端部が互い違いに糊付けして積層された付箋を詰め替え可能に収納する付箋収納具であって、
    上記付箋が載置される底面部と、
    上記底面部の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部と、
    上記一対の側面部の端部から、上記底面部と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部と、を有し、
    上記一対の上面部の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋を引き出すためのスリットを構成し、
    上記上面部には、幅方向に谷折部が形成され、
    上記上面部の上記スリット側の側端部近傍は、上方に屈曲している、
    ことを特徴とする付箋収納具。
  2. 上記谷折部の幅方向の端部には切欠部が形成されている、
    請求項1記載の付箋収納具。
  3. 上記上面部は、内部に収納される付箋の幅に応じて幅方向に分割された複数の上面片からなり、
    上記上面片ごとに、上記スリットと平行な幅方向に谷折部が形成されると共に、上記スリット側の側端部近傍で上方に屈曲する、
    請求項1記載の付箋収納具。
  4. 上記上面片の谷折部の幅方向の端部には切欠部が形成されている、
    請求項3記載の付箋収納具。
  5. 上記切欠部は、内側を頂点とした三角形状からなる、
    請求項2又は4記載の付箋収納具。
  6. 上記底面部の開口部近傍に、上記底面部の一部を切り起こした切起部が設けられている、
    請求項1乃至5いずれかの項に記載の付箋収納具。
  7. 上記切起部は、上記底面部の一部を外側に向かって切り起こしてなる、
    請求項6記載の付箋収納具。
  8. 上記付箋は紙付箋又はフィルム付箋である、
    請求項1乃至7いずれかの項に記載の付箋収納具。
  9. 上記底面部には、収納される複数の付箋を仕切る間仕切りが設けられている、
    請求項1乃至8いずれかの項に記載の付箋収納具。
  10. 端部が互い違いに糊付けして積層された付箋を詰め替え可能に収納する付箋収納具であって、
    上記付箋が載置される底面部と、
    上記底面部の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部と、
    上記一対の側面部の端部から、上記底面部と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部と、を有し、
    上記一対の上面部の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋を引き出すためのスリットを構成し、
    上記上面部には、幅方向に谷折線が設けられている、
    ことを特徴とする付箋収納具。
  11. 上記谷折線の幅方向の端部には切欠部が形成されている、
    請求項10記載の付箋収納具。
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