JP5978549B1 - 付箋収納具 - Google Patents
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Abstract
Description
このような付箋は多くの場合、ケース等に入れられることなく、むき出しの状態のままで用いられているが、そのために汚れて使えなくなってしまうことも少なくない。
また、特許文献2では、底面開放の箱形のケース本体の上板部に付箋の引出口を開設することによって、そのケース本体に、その高さ方向に離型される成形型を用いて成形可能な形状を具備させると共に、そのケース本体の周囲に成形型によって成形可能な凹入状の取付孔部を具備させ、その取付孔部に、壁面や机面などの固定面に当該ケース本体を定着させる吸着手段が取り付けられているプラスチック製付箋繰出しケースが提案されている。
また、特許文献3では、ケースと、底板とを含んでなり、該ケースは、中空で開口と、その周辺の適宜な位置に設けられた接続部と、取り出し口とを設けてなり、該取り出し口は内部に設けられた付箋紙を取り出すための経路として供し、該底板は、長手方向両側に内側に狭められた階段状の端縁部を設けてなり、ケースの開口の接続部と互いに対応して底板を開口に合わせて滑動させて閉じることができ、底板の一面には長手方向に円形の接続面を凹設することを特徴とする付箋紙座が提案されている。
本実施形態に係る付箋収納具は、付箋を詰め替え可能に収納する収納具である。
なお、図1に示されるように、本実施形態に係る付箋収納具1に収納されて用いられる付箋Sは、端部が互い違いに糊付けして積層されたものである。この付箋Sの材質は、紙、フィルム状のプラスチックなど、広く一般に使用されている付箋について適用が可能であるが、特に本実施形態に係る付箋収納具1は、厚みの薄いフィルム状のプラスチックからなる付箋Sについて好適なものである。
さらに、付箋収納具1は、一つの付箋だけでなく、複数の付箋をまとめて収納することができる。
この付箋収納具1は、付箋Sが載置される底面部11、底面部11の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部12、及び、一対の側面部12の端部から、底面部11と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部13によって構成される。
なお、本例では、付箋Sは四つ、付箋収納具1の幅方向に沿って収納可能となっているが、付箋Sが図1に示すものの2倍の幅を有するものであれば、2つ収納可能である。付箋収納具2の製作に際して、付箋収納具2の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
付箋Sは、開口部1aから内部へスライドして収納できるようになっており、付箋収納具1内に収納された付箋Sは、スリット1bを介して外側へ引き出されるようになっている。
また、本例においては、切起部10は底面部11上に計4つ形成されている場合を示したが、異なる数量の切起部10を設けることもできるし、底面部11を開口部1aから外側へ延出させ、当該延出させた部分に切起部10を設けることもできる。
また、切起部10の立ち上がり角度が不十分な場合は、付箋Sを挿入した後、切起部10を切り起こすことによって形成された底面部11の孔から細長い棒状のもの、例えばボールペンを挿し込み、このボールペンで切起部10を内側に押すことで切起部10の立ち上がり角度を調整することができる。
他方、付箋収納具1に収納された付箋Sをスリット1bから引き出して使用し、付箋Sがなくなった場合には再び、開口部1aから付箋Sを詰め直すことができる。
さらに、付箋収納具1において付箋Sの詰め替えのために設けられた切起部10は、底面部11の一部を切り起こしたものにすぎないため、製造コストを抑えることができる。
本実施形態に係る付箋収納具2は、付箋収納具1と同様、幅方向の両端に、付箋Sを内部に挿入可能な開口部2aを備えた略筒型形状からなる。
この付箋収納具2は、付箋Sが載置される底面部21、底面部21の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部22、及び、一対の側面部22の端部から、底面部21と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部23によって構成される
また、付箋収納具2の製作に際して、付箋収納具2の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
また、底面部21の中央付近には、収納される複数の付箋Sを仕切る間仕切りを設けることもできる。
付箋Sは、開口部2aから内部へスライドして収納できるようになっており、付箋収納具2内に収納された付箋Sは、スリット2bを介して外側へ引き出されるようになっている。
他方、付箋収納具2に収納された付箋Sをスリット2bから引き出して使用し、付箋Sがなくなった場合には再び、開口部2aから付箋Sを詰め直すことができる。
また、付箋収納具2において付箋Sの詰め替えのために設けられた切起部20は、底面部21の一部を切り起こしたものにすぎないため、製造コストを抑えることができる。
本実施形態に係る付箋収納具3は、付箋収納具1と同様、幅方向の両端に、付箋Sを内部に挿入可能な開口部3aを備えた略筒型形状からなる。
この付箋収納具3は、付箋Sが載置される底面部31、底面部31の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部32、及び、一対の側面部32の端部から、底面部31と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部33によって構成される
なお、本例においても、付箋収納具3の製作に際して、付箋収納具3の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
また、底面部31の中央付近には、収納される複数の付箋Sを仕切る間仕切りを設けることもできる。
付箋Sは、開口部3aから内部へスライドして収納できるようになっており、付箋収納具3内に収納された付箋Sは、スリット3bを介して外側へ引き出されるようになっている。
本例では、折返部30は上面部33から略直角に折曲しているが、直角よりも僅かに内側へ折り曲げられていてもよく、その場合、付箋収納具3内に収納された付箋Sがより外側へ抜け出にくくなる。
他方、付箋収納具3に収納された付箋Sをスリット3bから引き出して使用し、付箋Sがなくなった場合には再び、開口部3aから付箋Sを詰め直すことができる。
また、付箋収納具3において付箋Sの詰め替えのために設けられた折返部30は、上面部33の一部を折り返したものにすぎないため、製造コストを抑えることができる。
本実施形態に係る付箋収納具4は、付箋収納具1と同様、幅方向の両端に、付箋Sを内部に挿入可能な開口部4aを備えた略筒型形状からなる。
この付箋収納具4は、付箋Sが載置される底面部41、底面部41の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部42、一対の側面部42の端部から、底面部41と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部43、及び、底面部41の幅方向端部から幅方向外側に向かって延出した一対の延出部44によって構成される
なお、本例においても、付箋収納具4の製作に際して、付箋収納具4の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
また、底面部41の中央付近には、収納される複数の付箋Sを仕切る間仕切りを設けることもできる。
付箋Sは、開口部4aから内部へスライドして収納できるようになっており、付箋収納具4内に収納された付箋Sは、スリット4bを介して外側へ引き出されるようになっている。
この延出部44は、幅方向の中央部が弧状に上方へ屈曲しており、延出部44全体が断面半円の円筒形状からなる。
他方、付箋収納具4に収納された付箋Sをスリット4bから引き出して使用し、付箋Sがなくなった場合には再び、開口部4aから付箋Sを詰め直すことができる。
また、付箋収納具4において付箋Sの詰め替えのために設けられた延出部44は、底面部41を部分的に延出させたものにすぎないため、製造コストを抑えることができる。
本実施形態に係る付箋収納具5は、付箋収納具1と同様、幅方向の両端に、付箋Sを内部に挿入可能な開口部5aを備えた略筒型形状からなる。
この付箋収納具5は、付箋Sが載置される底面部51、底面部51の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部52、一対の側面部52の端部から、底面部51と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部53、及び、底面部51の幅方向端部から幅方向外側に向かって延出した一対の延出部54によって構成される
なお、本例においても、付箋収納具5の製作に際して、付箋収納具5の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
また、底面部51の中央付近には、収納される複数の付箋Sを仕切る間仕切りを設けることもできる。
付箋Sは、開口部5aから内部へスライドして収納できるようになっており、付箋収納具5内に収納された付箋Sは、スリット5bを介して外側へ引き出されるようになっている。
この延出部54には、上面側に、外側に傾斜面を向けた断面略直角三角形状の突起部50が設けられている。
一方、付箋Sが付箋収納具5内に収納された状態においては、断面略直角三角形状からなる突起部50は、底面部54から直角に立設した面を内側に向けており、内部に収納されている付箋Sは当該底面部54から直角に立設した面に当接する。その結果、付箋収納具5内に収納されている付箋Sは突起部50に引っ掛かり、付箋Sが開口部5aから外側へ抜け出ないように保持される。
他方、付箋収納具5に収納された付箋Sをスリット5bから引き出して使用し、付箋Sがなくなった場合には再び、開口部5aから付箋Sを詰め直すことができる。
また、付箋収納具5において付箋Sの詰め替えのために設けられた延出部54及び延出部54上の突起部50は、底面部51の一部を延出させ、そこに突起部50を設けたものにすぎないため、製造コストを抑えることができる。
本実施形態に係る付箋収納具6は、付箋収納具1と同様、幅方向の両端に、付箋Sを内部に挿入可能な開口部6aを備えた略筒型形状からなる。
この付箋収納具6は、付箋Sが載置される底面部61、底面部61の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部62、及び、一対の側面部62の端部から、底面部61と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部63によって構成される
なお、本例においても、付箋収納具6の製作に際して、付箋収納具6の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
また、底面部61の中央付近には、収納される複数の付箋Sを仕切る間仕切りを設けることもできる。
付箋Sは、開口部6aから内部へスライドして収納できるようになっており、付箋収納具6内に収納された付箋Sは、スリット6bを介して外側へ引き出されるようになっている。
この突出部60は、図11に示されるように、突出部している部分を反対側に押圧することで、反対側に突出させることができる。即ち、図10(c)に示されるように、突出部60は、上方に突出した状態から突出部60の上面を下方に押圧することで凹み、図11に示されるように、下方に突出した状態となる。一方、突出部60は、下方に突出した状態から、突出部60の下面を上方に押圧することで、再び上方に突出した状態となる。この上方又は下方への突出は、押圧によって可逆的に変形する。
一方、付箋Sが付箋収納具6内に収納された状態においては、下方に突出した突出部60の下面を上方に突出させた状態とする。その結果、付箋収納具6内に収納されている付箋Sは突出部60に引っ掛かり、付箋Sが開口部6aから外側へ抜け出ないように保持される。
他方、付箋収納具6に収納された付箋Sをスリット6bから引き出して使用し、付箋Sがなくなった場合には再び、突出部60を下方に突出した状態とし、付箋Sを開口部6aから詰め直すことができる。
また、付箋収納具6において付箋Sの詰め替えのために設けられた突出部60は、底面部61の一部を突出させたものにすぎないため、製造コストを抑えることができる。
これによっても、延出部上の突出部60を上方又は下方へ突出させることにより、付箋Sを内部へ挿入させやすいものでありながら、内部に収納された付箋Sが外部へ抜け出にくいものとすることができる。また、延出部上に突出部60を設けたに過ぎないため、製造コストも抑えられている。
付箋収納具7は、付箋収納具1と同様、幅方向の両端に、付箋Sを内部に挿入可能な開口部7aを備えた略筒型形状からなる。
この付箋収納具7は、付箋Sが載置される底面部71、底面部71の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部72、一対の側面部72の端部から、底面部71と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部73、及び、底面部71の幅方向端部から幅方向外側に向かって延出した一対の延出部74によって構成される
なお、本例においても、付箋収納具7の製作に際して、付箋収納具7の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
また、底面部71の中央付近には、収納される複数の付箋Sを仕切る間仕切りを設けることもできる。
付箋Sは、開口部7aから内部へスライドして収納できるようになっており、付箋収納具7内に収納された付箋Sは、スリット7bを介して外側へ引き出されるようになっている。
この延出部74は、開口部7aと略同じ寸法からなり、底面部71と連設する部分において折曲自在に構成されており、図12に示されるように、折曲させることにより開口部7aを開閉することができる。
付箋Sを付箋収納具7内に収納した後は、延出部74を折り曲げ、開口部7aを閉じることで、付箋Sが開口部7aから外側へ抜け出ないように保持される。
付箋収納具8は、付箋収納具1と同様、幅方向の両端に、付箋Sを内部に挿入可能な開口部8aを備えた略筒型形状からなる。
この付箋収納具8は、付箋Sが載置される底面部81、底面部81の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部82、一対の側面部82の端部から底面部81と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部83によって構成される
なお、本例においても、付箋収納具8の製作に際して、付箋収納具8の寸法は、付箋Sの寸法及び収納する付箋Sの個数に応じて決定すればよい。
また、底面部81の中央付近には、収納される複数の付箋Sを仕切る間仕切りを設けることもできる。
付箋Sは、開口部8aから内部へスライドして収納できるようになっており、付箋収納具8内に収納された付箋Sは、スリット8bを介して外側へ引き出されるようになっている。
付箋Sを付箋収納具8内に収納した後は、切起部80を内側へ突出させることにより、付箋Sが切起部80に当接し、付箋Sが開口部8aから外側へ抜け出ないように保持される。
また、一端側と他端側とで、異なる構造を採用することもできる。例えば、一端側には切起部10を設け、他端側には切起部20や折返部30を設けることもできる。
1a 開口部
1b スリット
10 切起部
11 底面部
12 側面部
13 上面部
14 間仕切り
2 付箋収納具
2a 開口部
2b スリット
20 切起部
21 底面部
22 側面部
23 上面部
3 付箋収納具
3a 開口部
3b スリット
30 折返部
31 底面部
32 側面部
33 上面部
4 付箋収納具
4a 開口部
4b スリット
41 底面部
42 側面部
43 上面部
44 延出部
5 付箋収納具
5a 開口部
5b スリット
50 突起部
51 底面部
52 側面部
53 上面部
54 延出部
6 付箋収納具
6a 開口部
6b スリット
60 突出部
61 底面部
62 側面部
63 上面部
7 付箋収納具
7a 開口部
7b スリット
71 底面部
72 側面部
73 上面部
74 延出部
8 付箋収納具
8a 開口部
8b スリット
80 切起部
81 底面部
82 側面部
83 上面部
84 切起部
S 付箋
Claims (10)
- 端部が互い違いに糊付けして積層された付箋を詰め替え可能に収納する付箋収納具であって、
幅方向の両端に、上記付箋を内部に挿入可能な開口部を備えた略筒型形状からなり、
上記付箋が載置される底面部と、
上記底面部の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部と、
上記一対の側面部の端部から、上記底面部と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部と、を有し、
上記一対の上面部の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋を引き出すためのスリットを構成し、
上記底面部の開口部近傍に、上記底面部の一部に外側に向かった切起部が設けられている、
ことを特徴とする付箋収納具。 - 上記切起部は、上記底面部の開口部及び側面部の近傍に設けられている、
請求項1記載の付箋収納具。 - 上記切起部は、舌片状又は半円状からなる、
請求項1記載の付箋収納具。 - 上記切起部は、上記底面部の開口部近傍に、上記底面部の一部を、直角をはさむ二辺のうちの一辺が長さ方向と平行且つ斜辺が上記開口部側に向いた略直角三角形状に切り起こしてなる、
請求項1記載の付箋収納具。 - 上記切起部に代えて、上記一対の上面部の幅方向の端部が、下方へ略直角に折曲すると共に、外側に向かって斜め上方へ折り返された折返部、をさらに有する、
請求項1記載の付箋収納具。 - 上記切起部に代えて、
上記底面部の幅方向の側端から外側に延び出した延出部と、
外側に傾斜面を向けた断面略直角三角形状の突起部と、をさらに有する、
請求項1記載の付箋収納具。 - 上記底面部の幅方向の側端から外側に延び出した延出部、をさらに有し、
上記突起部は、上記延出部上に設けられている、
請求項6記載の付箋収納具。 - 上記付箋は紙付箋又はフィルム付箋である、
請求項1乃至7いずれかの項に記載の付箋収納具。 - 上記底面部には、収納される複数の付箋を仕切る間仕切りが設けられている、
請求項1乃至8いずれかの項に記載の付箋収納具。 - 端部が互い違いに糊付けして積層された付箋を詰め替え可能に収納する付箋収納具であって、
幅方向の両端に、上記付箋を内部に挿入可能な開口部を備えた略筒型形状からなり、
上記付箋が載置される底面部と、
上記底面部の長さ方向の両側端から略直角に折曲して設けられた一対の側面部と、
上記一対の側面部の端部から、上記底面部と略平行に内側へ延出し、幅方向に沿って延びる間隙を隔てて相対する一対の上面部と、を有し、
上記一対の上面部の間を幅方向に沿って延びる間隙は、内部に収納された付箋を引き出すためのスリットを構成し、
上記底面部の開口部近傍に、上記底面部の一部に外側に向かった切起部を設けるために切断する箇所にミシン目線が設けられている、
ことを特徴とする付箋収納具。
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