JP4525368B2 - 表示ケース - Google Patents

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本発明は、毎月物の卓上カレンダーや各種の写真パネル類や商品のキャンペーン表示などの表示物を、上部の開口fから簡単に収容して表示する、板紙製やプラスチックシート製などの、1枚物のブランクを折込むだけで上部が開口fした偏平な収容部を形成することができる、工程が簡単で作製費用が廉価な表示ケースに関する。
従来から、毎月物の卓上カレンダーや各種の写真パネル類や商品のキャンペーン表示などの表示物を収容して表示する、例えば図2A ,Bに示す板紙製の、表示窓aを設けた正面板2と狭幅板3と裏面板4と狭幅板3とを筒状に貼着するなどして、左右部が開口f ,fした偏平な収容部を形成した後に、この偏平な収容部の裏面側に、通常の裏面貼着板i
,iと裏面支持板j ,jと繋止片kとから成る後傾保持部材8を装着するなどして、左右部が開口f ,fした偏平な収容部を後傾状態に保持した表示ケースが、一般に広く用いられている。
また従来から、前述した表示物を挿入して表示する、例えば図3に示す透明なプラスチック製の、裏面押え板9と狭幅板3と正面板2と後傾保持底板10とを順に連設して、正面板2が後傾状態になるように射出成形した表示ケースが、一般に広く用いられている。
特許文献は、特にありません。
ところが従来の、図2A ,Bに示す板紙製の、左右部が開口f ,fした偏平な収容部を後傾状態に保持した表示ケースについては、毎月物の卓上カレンダーや各種の写真パネル類や商品のキャンペーン表示などの表示物を、左右部の開口f ,fから簡単に収容して表示することができるものの、収容した表示物を押えるなどして固定していないために、表示ケースが振動したり傾いたりした時などに、表示物が左右にはみ出したりして、その表示効果などを損なう恐れがあった。
また従来の、図3に示す透明なプラスチック製の、正面板2が後傾状態になるように射出成形した表示ケースについては、前述した表示物を、左右部から正面板2と裏面押え板9との間に挿入して表示することができるものの、正面板2を裏面押え板9がやゝ強く押えているために、挿入した表示物を入替える時などに、表示物が皺になったり曲ったりして、その表示効果などを損なう恐れがあった。
そこで、本発明の目的は、毎月物の卓上カレンダーや各種の写真パネル類や商品のキャンペーン表示などの表示物を、上部の開口fから簡単に収容して表示する、表示物が左右にはみ出したりする恐れがない、また表示物が皺になったり曲ったりする恐れがない、板紙製やプラスチックシート製などの、1枚物のブランクを折込むだけで上部が開口fした偏平な収容部を形成することができる、工程が簡単で作製費用が廉価な表示ケースを提供することにある。
本発明の表示ケースは、図1Aに示すように、表示窓aを設けた正面板2の左右辺と下辺とに、裏面板4と折返し板5と後辺( 図1Aでは下辺 )に舌状片bを連設した後傾保持板6とを、それぞれ折り目線cと狭幅板3と折り目線cとを介して連設して、この裏面板
4の上辺に、舌状片bを繋止する横長孔dを設けた裏面支持板7を、谷折り線eを介して連設した表示ケースであって、
全ての折り目線c ,c ,c ,c ,c ,cを山折りして、図1B ,Cに示す上部が開口fした正面板2と狭幅板3 ,3 ,3と裏面板4とから成る偏平な収容部を形成した後に、図1B ,Cに示すように、裏面板4の上辺に連設した裏面支持板7を折倒して、この裏面支持板7の横長孔dに後傾保持板6の舌状片bを挿入して繋止して、上部が開口fした偏平な収容部を後傾状態に保持することを特徴とする表示ケースである。
本発明の表示ケースにおいては、後述する実施例1に示すように、美麗な印刷をした適宜の板紙やプラスチックシートなどを用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、前述した図1Aに示す表示ケースの、無駄が少ない1枚物のブランクを作製して、簡単な手作業又は機械工程で、全ての折り目線c ,c ,c ,c ,c ,cを山折りして、正面板2の裏面側に、狭幅板3 ,3 ,3を折立てて、裏面板4と折返し板5と後傾保持板6とを順に折込むだけで、図1B ,Cに示す上部が開口fした正面板2と狭幅板3 ,3 ,3と裏面板4とから成る偏平な収容部を形成した後に、
毎月物の卓上カレンダーや各種の写真パネル類や商品のキャンペーン表示などの表示物を収容して表示する時に、裏面板4の上辺に連設した裏面支持板7を折倒して、この裏面支持板7の横長孔dに後傾保持板6の舌状片bを挿入して繋止して、上部が開口fした偏平な収容部を、図1B ,Cに示す後傾状態に保持することができる、工程が簡単で作製費用が廉価な表示ケースを得ることができる。
しかも、図1B ,Cに示す本発明の、上部が開口fした偏平な収容部を後傾状態に保持することができる表示ケースにおいては、偏平な収容部を構成する狭幅板3 ,3 ,3が、収容する表示物の厚さに相当する、正面板2と裏面板4との間隔を適正に保持しているために、前述した表示物を、上部の開口fから簡単に収容して表示することができる、表示物が皺になったり曲ったりする恐れがない、また前述した表示物を、上部の開口fから収容して表示するために、表示物が左右にはみ出したりする恐れがない、その表示効果などが優れた表示ケースを得ることができる。
加えて、本発明の表示ケースは、図1A ,Cに示すように、裏面支持板7の横長孔dの左右端に、舌状片bがスライドする縦の切れ目h ,hを設けて、この裏面支持板7の上部( 図1Aでは下部 )に、小孔を有する吊下げ片gを設けたことを特徴とする表示ケースである。
本発明の表示ケースにおいては、裏面支持板7の横長孔dの左右端に、舌状片bがスライドする縦の切れ目h ,hを設けて、この裏面支持板7の上部に、小孔を有する吊下げ片gを設けたことによって、毎月物の卓上カレンダーや各種の写真パネル類や商品のキャンペーン表示などの表示物を収容して表示する時に、裏面板4の上辺に連設した裏面支持板7を折倒して、この裏面支持板7の横長孔dに後傾保持板6の舌状片bを挿入して繋止した後に、裏面支持板7の横長孔dの左右端の縦の切れ目h ,hに、挿入して繋止した後傾保持板6の舌状片bをスライドさせて、折倒した裏面支持板7を、上部が開口fした偏平な収容部に密着させた状態で、この裏面支持板7の上部の小孔を有する吊下げ片gを引き起して、そのまま吊下げて表示することができる、その表示効果などが優れた表示ケースを得ることができる。
また、本発明の表示ケースにおいては、裏面支持板7の横長孔dの左右端に、舌状片bがスライドする縦の切れ目h ,hを設けたことによって、前述した表示物を収容して表示する以前に、簡単な手作業などで、裏面板4の上辺に連設した裏面支持板7を折倒して、この裏面支持板7の横長孔dに後傾保持板6の舌状片bを挿入して繋止した後に、同様に裏面支持板7の横長孔dの左右端の縦の切れ目h ,hに、挿入して繋止した後傾保持板6
の舌状片bをスライドさせて、折倒した裏面支持板7を、上部が開口fした偏平な収容部に密着させた嵩張らない状態で保管することができるために、家庭や店頭などで、前述した表示物を収容して表示する時に、密着させた裏面支持板7を後退させるだけで、簡単に上部が開口fした偏平な収容部を後傾状態に保持することができる、その表示効果などが優れた表示ケースを得ることができる。
以上、本発明の表示ケースにおいては、毎月物の卓上カレンダーや各種の写真パネル類や商品のキャンペーン表示などの表示物を、上部の開口fから簡単に収容して表示する、板紙製やプラスチックシート製などの、1枚物のブランクを折込むだけで上部が開口fした偏平な収容部を形成した後に、簡単に後傾状態に保持することができる、工程が簡単で作製費用が廉価な表示ケースであって、
前述した表示物を、上部の開口fから簡単に収容して表示することができるために、表示物が皺になったり曲ったりする恐れがない、また前述した表示物を、上部の開口fから収容して表示するために、表示物が左右にはみ出したりする恐れがない、その表示効果などが優れた表示ケースを提供することができる。
以下、実施例1に示すとおりである。
図1Aは、本発明の実施例1における、表示ケースのブランクの平面図であって、図1B ,Cは、後傾状態に保持した表示ケースの斜視図である。
すなわち、92×148mmの表示窓aを設けた正面板2の左右辺と下辺とに、裏面板4と折返し板5と後辺( 図1Aでは下辺 )に舌状片bを連設した後傾保持板6とを、それぞれ折り目線cと4mm幅の狭幅板3と折り目線cとを介して連設して、この裏面板4の上辺に、舌状片bを繋止する横長孔dを設けた裏面支持板7を、谷折り線eを介して連設して、裏面支持板7の横長孔dの左右端に、舌状片bがスライドする縦の切れ目h ,hを設けて、この裏面支持板7の上部( 図1Aでは下部 )に、小孔を有する吊下げ片gを設けた、図1Aに示す表示ケースのブランクであって、美麗な印刷をした350g/m2の裏白コートボール紙を用いて、通常の打抜型を用いた打抜工程で、無駄が少ない1枚物の表示ケースのブランクを作製した。
次に、機械的な折込み工程で、図1Aに示す表示ケースのブランクの、全ての1点鎖線で示す折り目線c ,c ,c ,c ,c ,cを山折りして、正面板2の裏面側に、4mm幅の狭幅板3 ,3 ,3を折立てて、裏面板4と折返し板5と後傾保持板6とを順に折込んで、図1B ,Cに示す上部が開口fした正面板2と狭幅板3 ,3 ,3と裏面板4とから成る、厚さと横と高さとが4×178×132mmの、12枚物の卓上カレンダーを収容する偏平な収容部を形成した後に、簡単な手作業で、破線で示す谷折り線eを谷折りして、裏面板4の上辺に連設した裏面支持板7を折倒して、この裏面支持板7の横長孔dに後傾保持板6の舌状片bを挿入して繋止したところ、図1B ,Cに示す本実施例の、上部が開口fした偏平な収容部を後傾状態に保持した表示ケースが得られた。
また、機械的な折込み工程で、前述と同様に、厚さと横と高さとが4×178×132mmの、12枚物の卓上カレンダーを収容する偏平な収容部を形成した後に、簡単な手作業で、同様に破線で示す谷折り線eを谷折りして、裏面板4の上辺に連設した裏面支持板7を折倒して、この裏面支持板7の横長孔dに後傾保持板6の舌状片bを挿入して繋止して、裏面支持板7の横長孔dの左右端の縦の切れ目h ,hに、挿入して繋止した後傾保持板6の舌状片bをスライドさせたところ、図示していない本実施例の、折倒した裏面支持
板7を、上部が開口fした偏平な収容部に密着させた表示ケースが得られた。
図1B ,Cに示す本実施例の、上部が開口fした偏平な収容部を後傾状態に保持した表示ケースにおいては、厚さと横と高さとが4×178×132mmの偏平な収容部を構成する、4mm幅の狭幅板3 ,3 ,3が、収容する12枚物の卓上カレンダーの厚さに相当する、正面板2と裏面板4との間隔を適正に保持しているために、前述した卓上カレンダーを、上部の開口fから簡単に収容して表示することができる、12枚物の卓上カレンダーの1枚を入替える時などに、1枚の卓上カレンダーが皺になったり曲ったりする恐れがない、また前述した卓上カレンダーを、上部の開口fから収容して表示するために、卓上カレンダーが左右にはみ出したりする恐れがない、卓上カレンダーの表示効果などが優れた表示ケースを得ることができた。
また図示していない本実施例の、折倒した裏面支持板7を、上部が開口fした偏平な収容部に密着させた表示ケースにおいては、前述した卓上カレンダーを、同様に上部の開口fから簡単に収容して、密着させた裏面支持板7の上部の小孔を有する吊下げ片gを引き起して、そのまま吊下げて表示することができる、また密着させた裏面支持板7を後退させるだけで、簡単に上部が開口fした偏平な収容部を後傾状態に保持して表示することができる、家庭や店頭などで手間が係らず嵩張ることがない、卓上カレンダーの表示効果などが優れた表示ケースを得ることができた。
なお、本実施例の表示ケースにおける、正面板2に設けた表示窓aについては、12枚物の卓上カレンダーを表示する、92×148mmの角を丸めた長方形状の表示窓aを正面板2に設けたが、図示していない楕円形状やハート形状や上方を開放した長方形状などの、12枚物の卓上カレンダー以外の、各種の写真パネル類や商品のキャンペーン表示などの表示物に適合する表示窓aを、正面板2に設けることができる。また正面板2に、特に上方を開放した長方形状などの表示窓aを設けた時には、商品のキャンペーン表示などを、表示ケースの上方に大きくはみ出して表示することもできる。
本発明の実施例1における、図1Aは、表示ケースのブランクの平面図であって、図1B ,Cは、後傾状態に保持した表示ケースの斜視図である。 図2A ,Bは、従来の、後傾状態に保持した表示ケースの斜視図である。 従来の、後傾状態になるように射出成形した表示ケースの斜視図である。
符号の説明
2 …正面板
3 …狭幅板
4 …裏面板
5 …折返し板
6 …後傾保持板
7 …裏面支持板
8 …後傾保持部材
9 …裏面押え板
10 …後傾保持底板
a …表示窓
b …舌状片
c …折り目線
d …横長孔
e …谷折り線
f …開口
g …吊下げ片
h …切れ目
i …裏面貼着板
j …裏面支持板
k …繋止片

Claims (2)

  1. 表示窓aを設けた正面板2の左右辺と下辺とに、裏面板4と折返し板5と後辺に舌状片bを連設した後傾保持板6とを、それぞれ折り目線cと狭幅板3と折り目線cとを介して連設して、この裏面板4の上辺に、舌状片bを繋止する横長孔dを設けた裏面支持板7を、谷折り線eを介して連設した表示ケースであって、
    全ての折り目線c ,c ,c ,c ,c ,cを山折りして、上部が開口fした正面板2と狭幅板3 ,3 ,3と裏面板4とから成る偏平な収容部を形成した後に、裏面板4の上辺に連設した裏面支持板7を折倒して、この裏面支持板7の横長孔dに後傾保持板6の舌状片bを挿入して繋止して、上部が開口fした偏平な収容部を後傾状態に保持することを特徴とする表示ケース。
  2. 請求項1に記載の表示ケースにおいて、裏面支持板7の横長孔dの左右端に、舌状片bがスライドする縦の切れ目h ,hを設けて、この裏面支持板7の上部に、小孔を有する吊下げ片gを設けたことを特徴とする表示ケース。
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