JP3127626U - 卓上ディスプレイ装置 - Google Patents

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文雄 伊藤
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株式会社セイホー紙工
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Abstract

【課題】 2枚の展示物を同時に展示可能で、かつ上記展示物を夫々差し替え可能で、全体をコンパクト化しうる卓上ディスプレイ装置を提供する。
【解決手段】 正面部と背面部とに背中合わせで夫々展示物を保持しうる展示部が設けられ、正面部の展示部と背面部の展示部は互いに折り畳み可能で、かつ下端部が一定間隔だけ離間して相互の展示部が起立した状態を互いに保持しうる支持部となるように形成され、
上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部には夫々、差し替え用の複数の展示物を保持しうる収納部が設けられている。
【選択図】 図3

Description

本考案は卓上ディスプレイ装置に係り、特に、2枚の展示物を同時に展示しうると共に、上記展示物を夫々差し替え可能で、全体をコンパクトに形成しうる卓上ディスプレイ装置に関する。
テーブル等の上には写真立てや卓上カレンダー等が置かれることが多い。
上記写真立てや卓上カレンダーは別個に形成されており、別々に管理しなければならない、という煩雑がある。
なお、卓上カレンダーには、表裏両面に夫々カレンダー紙を展示しうるように形成されたものが存在するが、これは、カレンダー紙の両面にカレンダーを印刷してカレンダー紙を捲って反転させるように構成されている。
これに対し、別個のカレンダー紙と写真等を一緒に展示しうるように形成され、かつカレンダー紙と写真等を夫々差し替え可能に構成された卓上ディスプレイ装置は存在していない。
ところで、上記のようにカレンダー紙と写真等を一緒に保持して展示しうるディスプレイ装置を形成する場合、上記カレンダー紙と写真等は差し替えのために夫々複数枚づつ保持する必要があり、そのためには、複数枚のカレンダー紙と写真等を保持するための収納スペースを設ける必要がある。
したがって、全体の厚さ寸法を大きくしなければならず、テーブル等の上に置いた場合に嵩張って邪魔になるという不具合がある。
本出願人は、上記不具合を解消しうる卓上ディスプレイ装置について先行技術を調査したが、関連する先行技術文献を見出すことはできなかった。
そこで、本考案の課題は、2枚の展示物を同時に展示可能で、かつ上記展示物を夫々差し替え可能で、全体をコンパクト化しうる卓上ディスプレイ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本考案に係る卓上ディスプレイ装置は、正面部と背面部とに背中合わせで夫々展示物を保持しうる展示部が設けられ、正面部の展示部と背面部の展示部は互いに折り畳み可能で、かつ下端部が一定間隔だけ離間して相互の展示部が起立した状態を互いに保持しうる支持部となるように形成され、上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部には夫々、差し替え用の複数の展示物を保持しうる収納部が設けられていることを特徴とする。
すなわち、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置にあっては、上記正面部の展示部と背面部の展示部に同時に2枚の展示物を保持して展示することができる。また、正面部の展示部と背面部の展示部は互いに折り畳むことができるので、保管時や搬送時はコンパクトに折り畳んで嵩張らないようにすることができる。また、正面部の展示部と背面部の展示部の下端部を一定間隔だけ離間すれば、互いに相手の支持部となることができ、相手の展示部が起立した状態を保持することができるので、特に支持部を設ける必要がない。また、上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部に夫々設けられた上記収納部には、差し替え用の複数の展示物を挿入して保持することができる。
また、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置は、上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部は、上端部同士が折り畳み可能に連結されると共に、下端部間が一定幅を有して幅方向に対し直角方向に沿って折り畳み可能かつ展開可能な底板部を介して連結され、上記底板部には幅方向に沿って起立し展開状態を固定しうる折り起こし片が設けられていることを特徴とする。
すなわち、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置にあっては、上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部とが折り畳まれた状態では、上記底板部も折り畳まれた状態を維持し、上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部とを展開させると、上記底板部は伸長した状態になる。上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部の展開は、上記底板部により規制され、上記底板部が伸長した状態で停止する。したがって、上記正面部の展示部と上記背面部の展示部が展開した状態では側面形状が略三角形になる。上記底板部が伸長した状態で上記折り起こし片を起立させると、上記底板部の折り畳みが阻止され、伸長状態が維持されるので、上記正面部の展示部と上記背面部の展示部がやや傾斜して起立した状態が固定される。
また、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置は、上記正面部の展示部は、表面部に展示物を目視しうる窓部を有すると共に、裏面部に上記収納部を収納可能な凹部を有し、上記裏面部には背板部が折り畳み可能かつ展開可能に連結され、上記収納部は上面部に開口部を有する略箱状に形成されて上記背板部に一体に突出状態に設けられ、折り畳み状態で上記凹部に没入可能に形成されていることを特徴とする。
すなわち、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置にあっては、上記正面部の展示部に保持された展示物は上記窓部を通して目視することができる。また、上記正面部の展示部に展示物を保持させるには、上記裏面部に形成された上記凹部に展示物を収納すればよい。また、上記正面部の展示部の裏面部には背板部が折り畳まれて重ね合わされるので、上記凹部は隠蔽される。上記収納部は上面部に形成された上記開口部から差し替え用の複数枚の展示物を挿入して保管することができる。また、上記収納部は上記背板部に一体に突出状態に設けられるので、所要の収納スペースを容易に確保することができる。また、上記背板部を折り畳めば上記凹部に没入するので、上記収納部の厚さが上記正面部の展示部の厚さに吸収される。
また、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置は、上記背面部の展示部は、展示物を目視しうる窓部を有すると共に、上記窓部の背後に連通状態で上記収納部が設けられ、上記正面部の展示部における上記背板部の上端部と折り畳み可能かつ展開可能に連結されていることを特徴とする。
すなわち、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置にあっては、上記背面部の展示部に保持された展示物は上記窓部を通して目視することができる。また、上記窓部の背後に連通状態で設けられた上記収納部には差し替え用の展示物を挿入して保管することができる。また、上記背面部の展示部は、上記正面部の展示部における上記背板部の上端部と折り畳み可能に連結されることから、上記正面部の展示部において上記背板部を展開可能とすることができる。
また、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置は、上記正面部の展示部は写真等を飾るものとして形成され、上記背面部の展示部はカレンダー紙を展示するものとして形成され、上記背面部の展示部に設けられた上記収納部は略箱状に形成されて、その上面部にカレンダー紙を出し入れ可能な開口部が露呈する状態に設けられていることを特徴とする。
すなわち、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置にあっては、写真等とカレンダーとを同時に展示することができる。また、カレンダー紙を挿入する収納部は開口部が露呈しているので、カレンダー紙を迅速に差し替えることができる。
また、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置は、1枚の厚紙を切断することにより全体を展開した形状の平板な基板が形成されると共に、上記基板の所要箇所に折曲線が設けられ、上記基板が上記折曲線の位置で折り曲げられると共に、所要箇所が接着されることにより立体的に組み立てられて形成されたことを特徴とする。
すなわち、本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置にあっては、厚紙の切断して基板を形成し、上記基板の所要箇所を折り曲げ、さらに所要箇所を接着することにより容易に形成することができる。
請求項1記載の本考案に係る卓上ディスプレイ装置は、正面部と背面部とに背中合わせで夫々展示物を保持しうる展示部が設けられると共に、上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部には夫々、差し替え用の複数の展示物を保持しうる収納部が設けられていることから、2枚の展示物を同時に展示することができると共に、各展示物は他の展示物と差し替えることができる。
また、正面部の展示部と背面部の展示部は互いに折り畳み可能であることから、嵩張らないようにコンパクトに折り畳んで保管し、かつ搬送することができる。
また、正面部と背面部とに夫々設けられた一対の上記展示部は、下端部が一定間隔だけ離間して相互の展示部が起立した状態を互いに保持しうる支持部となるように形成されていることから、支持部を特別に設ける必要がなく、構造が複雑化するのを避けることができて、容易に形成することができる。
請求項2記載の本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置は、上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部は、上端部同士が折り畳み可能に連結されると共に、下端部間が一定幅を有して幅方向に対し直角方向に沿って折り畳み可能かつ展開可能な底板部を介して連結されていることから、上記正面部の展示部と上記背面部の展示部の下端部間の間隔が必要以上に離間するのを防止して、上記正面部の展示部と上記背面部の展示部を適宜な傾斜角度で起立させた状態を維持することができる。
また、上記底板部には幅方向に沿って起立し展開状態を固定しうる折り起こし片が設けられていることから、展開した上記底板部が意に反して折り畳まれることが防止され、上記正面部の展示部と上記背面部の展示部が起立した状態が安定し、上記展示部の転倒が防止される。
請求項3記載の本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置は、上記正面部の展示部は、表面部に展示物を目視しうる窓部を有すると共に、裏面部に上記収納部を収納可能な凹部を有し、上記裏面部には背板部が折り畳み可能かつ展開可能に連結され、上記収納部は上面部に開口部を有する略箱状に形成されて上記背板部に一体に突出状態に設けられていることから、上記収納部に差し替え用の複数の展示物を収納して保管し、使用する際に上記開口部から取り出して展示物を容易に差し替えることができる。
また、上記収納部は、上記背板部の折り畳み状態で上記凹部に没入可能に形成されていることから、上記収納部の厚さ寸法分が上記展示部の厚さに吸収され、全体の厚さ寸法の増大を回避して、嵩張らないようにコンパクトにすることができる。
また、上記収納部に保管された差し替え用の展示物は、外部から目視不可能に隠蔽されるので、汚れたり破損する可能性が小さくなる。
請求項4記載の本考案に係る上記卓上ディスプレイ装置は、上記背面部の展示部が、展示物を目視しうる窓部を有すると共に、上記窓部の背後に連通状態で上記収納部が設けられていることから、上記収納部に保管された展示物をそのまま上記展示部において展示することができる。したがって、展示物を差し替える場合は、上記収納部に保管された複数の展示物の位置を入れ替えるだけでよく、作業が容易である。
また、上記背面部の展示部は、上記正面部の展示部における上記背板部の上端部と折り畳み可能かつ展開可能に連結されていることから、上記正面部の展示部に上記背面部の展示部を折り畳み可能に連結しても、上記背板部の展開を可能とすることができるので、上記背板部を展開して上記正面部の展示部の展示物を支障なく差し替えることができる。
請求項5記載の本考案に係る卓上ディスプレイ装置は、上記正面部の展示部は写真等を飾るものとして形成され、上記背面部の展示部はカレンダー紙を展示するものとして形成されていることから、写真等とカレンダー紙とを一緒に展示し、装飾的な機能と実用的な機能を持たせることができる。
また、上記背面部の展示部に設けられた上記収納部は略箱状に形成されて、その上面部にカレンダー紙を出し入れ可能な開口部が露呈する状態に設けられていることから、カレンダー紙の上記収納部に対する出し入れが容易で、カレンダー紙の差し替えを簡便迅速に行うことができる。
請求項6記載の本考案に係る卓上ディスプレイ装置は、1枚の厚紙を切断することにより全体を展開した形状の平板な基板が形成されると共に、上記基板の所要箇所に折曲線が設けられ、上記基板が上記折曲線の位置で折り曲げられると共に、所要箇所が接着されることにより立体的に組み立てられて形成されたことから、厚紙の切断工程、基板の折曲工程、及び基板の所要箇所の接着工程のみで容易に製作することができ、製造コストを低減することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係る卓上ディスプレイ装置11は、図1及び図2に示すように、正面部と背面部とに背中合わせで夫々展示物13,16を保持しうる展示部12,15が設けられ、図4に示すように、正面部の展示部12と背面部の展示部15は互いに折り畳み可能で、かつ下端部が一定間隔だけ離間して相互の展示部12,15が起立した状態を互いに保持しうる支持部21,22となるように形成され、上記正面部の展示部12と、上記背面部の展示部15には夫々、図3及び図5に示すように、差し替え用の複数の展示物13,16を保持しうる収納部34,37が設けられている。
また、上記正面部の展示部12と、上記背面部の展示部15は、図3に示すように、上端部同士が折り畳み可能に連結されると共に、下端部間が一定幅を有して幅方向に対し直角方向に沿って折り畳み可能かつ展開可能な底板部18を介して連結され、上記底板部18には、図3及び図6に示すように、幅方向に沿って起立し展開状態を固定しうる折り起こし片25,26が設けられている。
また、上記正面部の展示部12は、図1に示すように、表面部に展示物を目視しうる窓部27を有すると共に、図5に示すように、裏面部28に上記収納部34を収納可能な凹部29を有し、上記裏面部28には、図3に示すように、背板部30が折り畳み可能かつ展開可能に連結され、図5に示すように、上記収納部34は上面部に開口部35を有する略箱状に形成されて上記背板部30に一体に突出状態に設けられ、図3に示すように、折り畳み状態で上記凹部29に没入可能に形成されている。
また、上記背面部の展示部15は、図2に示すように、展示物16を目視しうる窓部36を有すると共に、図3及び図5に示すように、上記窓部36の背後に連通状態で上記収納部37が設けられ、図3に示すように、上記正面部の展示部12における上記背板部30の上端部と折り畳み可能かつ展開可能に連結されている。
また、図1に示すように、上記正面部の展示部12は写真等14を飾るものとして形成され、上記背面部の展示部15は、図2に示すように、カレンダー紙17を展示するものとして形成され、図3及び図5に示すように、上記背面部の展示部15に設けられた上記収納部37は略箱状に形成されて、その上面部にカレンダー紙17を出し入れ可能な開口部38が露呈する状態に設けられている。
また、上記卓上ディスプレイ装置11は、1枚の厚紙41を切断することにより全体を展開した形状の平板な基板が形成されると共に、上記基板の所要箇所に折曲線が設けられ、上記基板が上記折曲線の位置で折り曲げられると共に、所要箇所が接着されることにより立体的に組み立てられて形成されている。
図は実施例に係る卓上ディスプレイ装置11を示したものである。
本実施例に係る卓上ディスプレイ装置11は、図1に示すように、正面部に展示部12が設けられ、上記展示部12には展示物13として写真等14を展示しうるように形成されている。
また、図2に示すように、背面部にも展示部15が設けられ、上記展示部15には展示物16としてカレンダー紙17を展示しうるように形成されている。
上記正面部の展示部12と、上記背面部の展示部15は背中合わせに配置されている。
図4に示すように、正面部の上記展示部12と背面部の上記展示部15は互いに折り畳み可能に形成されている。
すなわち、正面部の上記展示部12と背面部の上記展示部15は、図3に示すように、上端部が直に折り畳み可能及び展開可能に連結され、下端部は所要幅を有する底板部18を介して折り畳み可能及び展開可能に連結されている。
上記底板部18には、図6に示すように、幅方向の中央部に沿って折曲線19が設けられ、上記折曲線19により折り畳み可能で、かつ伸長可能に形成されている。
上記底板部18を伸長させると、図1〜図3に示すように、正面部の上記展示部12と背面部の上記展示部15は、下端部が一定間隔だけ離間して、側面形状が略三角形になり、正面部の上記展示部12と背面部の上記展示部15は夫々逆方向に傾斜して起立状態となる。
したがって、この状態でテーブル等20の上に載置することができる。
テーブル等20の上に載置した状態では、正面部の上記展示部12は背面部の上記展示部15の支持部21となり、背面部の上記展示部15は正面部の上記展示部12の支持部22となるように形成されている。
すなわち、正面部の上記展示部12と、背面部の上記展示部15は、相互に相手側の支持部21,22となるように形成されている。
上記底板部18には、図6に示すように、上記折曲線19上に半円状の切り込み23,24が設けられて、一対の折り起こし片25,26が形成されている。
上記折り起こし片25,26は、図3に示すように、幅方向に沿って起立することができ、上記底板部18が伸長した状態を固定することができる。
正面部の上記展示部12は、図1に示すように、額縁状に形成され、保持した写真等14を目視しうる窓部27が設けられている。
正面部の上記展示部12の裏面部28には、図5に示すように、方形の凹部29が設けられている。
上記凹部29は上記窓部27と連通するように形成されている。
したがって、上記写真等14は、上記凹部29から挿入して、上記窓部27の内面側に配置することができる。
正面部の上記展示部12の裏面部28は、図1〜図4に示すように、背板部30により被覆されるように形成されている。したがって、上記背板部30は上記凹部29の蓋の役割を果たすことができる。
上記背板部30は、図5に示すように、下端部の連結部31を介して正面部の上記展示部12に対し折り畳み可能かつ展開可能に連設されている。
上記背板部30は、図1〜図4に示すように、折り畳み状態で、前面部32が上記正面部の展示部12における上記裏面部28に密接するように形成されている。
また、上記正面部の展示部12には、展示された上記写真等14と差し替えるための、複数枚のその他の展示物33を収納しうる収納部34を備えている。
上記収納部34は、図3及び図5に示すように、上記背板部30の前面部32に突出する状態に一体に形成されている。
また、上記収納部34は、上面部に開口部35を有する中空の箱状に形成されている。したがって、上記その他の展示物33は、上記開口部35を通して上記収納部34に対し出し入れすることができる。
上記収納部34は、図3及び図5に示すように、上記凹部29に対し、没入可能な形状及びサイズに形成されている。
また、上記収納部34は、上記凹部29に没入した状態で、その前面部32が上記正面部の展示部12に保持された上記写真等14の裏面に当接しうるように形成されている。
上記収納部34は、図3に示すように、上記背板部30を上記正面部の展示部12に対し折り畳んだ際に、自動的に上記凹部29に没入する。
また、上記収納部34は、図5に示すように、上記背板部30を上記正面部の展示部12に対し展開させた際に、自動的に上記凹部29から脱出する。
上記収納部34は、図3に示すように、上記凹部29に没入すると、上記正面部の展示部12に保持された上記写真等14の裏面と、上記正面部の展示部12の上記裏面部28を被覆する上記背板部30の前面部32との間に、隠蔽された状態で配置されることになる。
上記背面部の展示部15には、図2に示すように、展示物16として保持したカレンダー紙17を目視しうる窓部36が形成されている。
また、上記窓部36の背後に連通状態で、差し替え用のカレンダー紙17を収納可能な収納部37が設けられている。
上記収納部37は略箱状に形成されて、その上面部にカレンダー紙17を出し入れ可能な開口部38が露呈する状態に設けられている。
上記背面部の展示部15は、図3に示すように、上記正面部の展示部12における上記背板部30の上端部と折り畳み可能かつ展開可能に連結されている。
2個所の上記収納部34,37には、図5に示すように、夫々、収納した展示物33,16を指で摘みやすくするための切欠部39,40が上縁部に設けられている。
上記卓上ディスプレイ装置11は全体が厚紙41により形成されている。
すなわち、1枚の厚紙41を切断することにより全体を展開した形状の平板な基板(図示せず)が形成されると共に、上記基板の所要箇所に折曲線が設けられ、上記基板が上記折曲線の位置で折り曲げられると共に、所要箇所が接着されることにより立体的に組み立てられることにより形成されている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記卓上ディスプレイ装置11は、図1〜図3に示すように、下端部の上記底板部18を伸長させ、上記折り起こし片25,26を起立させて固定することにより、正面部の上記展示部12と背面部の上記展示部15を夫々適度に傾斜するように起立させた状態で、テーブル等20の上に載置することができる。
上記卓上ディスプレイ装置11は、正面部の上記展示部12に写真等14を展示物13として展示することができる。また、背面部の上記展示部15にはカレンダー紙17を展示物16として展示することができる。
上記卓上ディスプレイ装置11は、上記収納部34,37を備えているので、上記写真等14やカレンダー紙17と差し替えるための、その他の展示物33,16を上記収納部34,37に収納して保持することができる。
上記収納部34,37は箱状に形成されていることから、上記展示物33,16を収納した状態で確実に保護され、破損の心配がない。
また、上記収納部34は背板部30から突出するように形成されているので、上記展示物33の収納スペースを十分に確保することができると共に、上記開口部35を通して上記展示物33を容易に出し入れすることができる。
また、上記収納部34は上記背板部30と一体に形成され、上記背板部30を正面部の上記展示部12に対し展開させることにより容易に露呈するので、上記展示物13とその他の展示物33の差し替えを容易に行うことができる。
また、上記背板部30と正面部の上記展示部12を折り畳むと、上記収納部34は上記凹部29に没入することから、上記収納部34は上記展示部12と上記背板部30との間に隠蔽されて外部から目視できない。したがって、上記収納部34が目障りにならない。
また、上記収納部34の厚さが正面部の上記展示部12の厚さに吸収されるので、全体の厚さ寸法の増大を回避することができ、全体をコンパクトにすることができる。
また、上記卓上ディスプレイ装置11は、1枚の厚紙41を切断し、折り曲げ、接着することにより容易に形成することができる。
本実施例に係る卓上ディスプレイ装置11にあっては、全体が紙製であることから、環境にやさしいエコロジカルなディスプレイ装置を提供することができる。
本考案はテーブル等の上に立てて置くディスプレイ装置に適用可能である。
本考案の実施例に係る卓上ディスプレイ装置の正面側の斜視図である。 本考案の実施例に係る卓上ディスプレイ装置の背面側の斜視図である。 本考案の実施例に係る卓上ディスプレイ装置の中央部縦断面図である。 本考案の実施例に係る卓上ディスプレイ装置の折り畳み状態の斜視図である。 本考案の実施例に係る卓上ディスプレイ装置において正面部の展示部に対し背板部を展開した状態の斜視図である。 本考案の実施例に係る卓上ディスプレイ装置における底板部の平面図である。
符号の説明
11 卓上ディスプレイ装置
12 展示部
13 展示物
14 写真等
15 展示部
16 展示物
17 カレンダー紙
18 底板部
19 折曲線
20 テーブル等
21 支持部
22 支持部
23 切り込み
24 切り込み
25 折り起こし片
26 折り起こし片
27 窓部
28 裏面部
29 凹部
30 背板部
31 連結部
32 前面部
33 展示物
34 収納部
35 開口部
36 窓部
37 収納部
38 開口部
39 切欠部
40 切欠部
41 厚紙

Claims (6)

  1. 正面部と背面部とに背中合わせで夫々展示物を保持しうる展示部が設けられ、正面部の展示部と背面部の展示部は互いに折り畳み可能で、かつ下端部が一定間隔だけ離間して相互の展示部が起立した状態を互いに保持しうる支持部となるように形成され、
    上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部には夫々、差し替え用の複数の展示物を保持しうる収納部が設けられていることを特徴とする卓上ディスプレイ装置。
  2. 上記正面部の展示部と、上記背面部の展示部は、上端部同士が折り畳み可能に連結されると共に、下端部間が一定幅を有して幅方向に対し直角方向に沿って折り畳み可能かつ展開可能な底板部を介して連結され、上記底板部には幅方向に沿って起立し展開状態を固定しうる折り起こし片が設けられていることを特徴とする請求項1記載の卓上ディスプレイ装置。
  3. 上記正面部の展示部は、表面部に展示物を目視しうる窓部を有すると共に、裏面部に上記収納部を収納可能な凹部を有し、上記裏面部には背板部が折り畳み可能かつ展開可能に連結され、上記収納部は上面部に開口部を有する略箱状に形成されて上記背板部に一体に突出状態に設けられ、折り畳み状態で上記凹部に没入可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の卓上ディスプレイ装置。
  4. 上記背面部の展示部は、展示物を目視しうる窓部を有すると共に、上記窓部の背後に連通状態で上記収納部が設けられ、上記正面部の展示部における上記背板部の上端部と折り畳み可能かつ展開可能に連結されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載された卓上ディスプレイ装置。
  5. 上記正面部の展示部は写真等を飾るものとして形成され、上記背面部の展示部はカレンダー紙を展示するものとして形成され、上記背面部の展示部に設けられた上記収納部は略箱状に形成されて、その上面部にカレンダー紙を出し入れ可能な開口部が露呈する状態に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載された卓上ディスプレイ装置。
  6. 1枚の厚紙を切断することにより全体を展開した形状の平板な基板が形成されると共に、上記基板の所要箇所に折曲線が設けられ、上記基板が上記折曲線の位置で折り曲げられると共に、所要箇所が接着されることにより立体的に組み立てられて形成されたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載された卓上ディスプレイ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008117452A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-02 Fujitsu Limited 電子機器

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WO2008117452A1 (ja) * 2007-03-27 2008-10-02 Fujitsu Limited 電子機器

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