JP5366343B1 - 収納箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】種々の物品を展示し得る収納箱を提供する。
【解決手段】収納箱1は、底板部11の四周に側板部22,23,23,24を設けた箱本体部10と、該箱本体部の開口を覆う蓋部30と、前記箱本体部の底板部に物品3を沿わせるようにして展示可能なように該底板部を設置面2に対して傾斜状態で支持するスタンド部15と、を備えており、前記箱本体部の四周の側板部は、前記底板部に対して略平行状に展開可能とされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、収納箱に関する。
従来より、物品等を展示する機能を有した収納箱が知られている。
例えば、下記特許文献1では、上部に開口する容器の開口を開閉可能な蓋の上面に、基端を揺動可能に取り付けたスタンドを備えた箱が提案されている。この箱は、容器を蓋の内側に裏返して収容させることで、容器に物を入れた状態で傾斜させて飾ることが可能な構成とされている。
また、下記特許文献2では、商品を収納する前面開口の包装箱を外嵌状態で収納するケースを、その略中間位置で下半部と上半部とに中折れ状態で二つ割り可能な構成としたスタンド兼用の商品収納ケースが提案されている。この商品収納ケースは、ケースを二つ割りし、側面視で逆V字型に立てた状態で、包装箱の略半分を下半部に収納させて展示可能な構成とされている。
また、下記特許文献3では、前板に上辺側から大きく切り欠かれた開口部を設け、背板に、ケースの上方及び前面側を覆うカバー板を連設するとともに、ケースを自立させる脚片を設けたハガキ梱包用ケースが提案されている。このケースは、カバー板を開け、このカバー板を二つ折りした状態でケース内に差し込み、脚片を背板に対して起こすことで、ケースに収容したハガキを開口部において露出させて展示可能な構成とされている。
特開平10−291523号公報 特開2006−219194号公報 特開2011−11772号公報
しかしながら、上記各特許文献に記載されたものでは、いずれも展示対象物品の全体や略半分が容器やケースに収納された状態で展示されることとなる。そのため、例えば、収納された物品よりも大判の物品を展示したり、写真や証書、額縁等の複数枚の平板状の薄型の物品を横並びに隣接させて展示したり、平板状で折り畳み展開可能な薄型の冊子状の物品等を展開状態で展示等することは困難な構成であり、更なる改善が望まれていた。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、種々の物品を展示し得る収納箱を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る収納箱は、底板部の四周に側板部を設けた箱本体部と、該箱本体部の開口を覆う蓋部と、前記箱本体部の底板部に物品を沿わせるようにして展示可能なように該底板部を設置面に対して傾斜状態で支持するスタンド部と、を備えており、前記箱本体の四周の側板部は、前記底板部に対して略平行状に展開可能とされていることを特徴とする。
本発明においては、前記底板部が傾斜状態において、前記設置面に沿うように配置され、前記物品が載置される下端側の側板部に、前記物品の下端部の反底板部側への移動を抑制するストッパー部を設けてもよい。
また、本発明においては、前記ストッパー部を、前記下端側の側板部に一体的に切り起こし状に設けられ、前記物品の下端部に当接されるストッパー片としてもよい。
また、本発明においては、前記箱本体部と前記蓋部とを分離させ、該蓋部を、該箱本体部の四周の側板部を外嵌するように前記開口を覆う構成とし、前記スタンド部を、前記箱本体部の底板部に対して略平行状に折り畳み可能に設けてもよい。
また、本発明においては、前記スタンド部を、前記底板部に一体的に切り起こし状に設けられ、前記設置面に当接される一対の支持脚状片と、前記底板部に一体的に切り起こし状に設けられ、これら一対の支持脚状片を保持する保持片と、を備えた構成としてもよい。
また、本発明においては、前記箱本体部の四周の側板部を、互いに隣り合う側板部同士が分離されたものとしてもよい。
また、本発明においては、前記底板部が傾斜状態において、前記設置面に沿うように配置される下端側の側板部以外の他の側板部及び前記底板部のうちの少なくとも一つに、物品が引っ掛けられる引掛部を設けてもよい。
また、本発明においては、当該収納箱を、平板状で折り畳み展開可能な薄型物品を収納するものとしてもよい。
本発明に係る収納箱は、上述のような構成としたことで、種々の物品を展示することができる。
(a)、(b)は、いずれも本発明の一実施形態に係る収納箱の一例を模式的に示す一部省略概略斜視図である。 (a)は、同収納箱が備える蓋部の一例を模式的に示す概略展開平面図、(b)は、同収納箱が備える箱本体部の一例を模式的に示す概略展開平面図である。 (a)は、同収納箱の概略斜視図、(b)は、同収納箱の概略分解斜視図である。 (a)、(b)は、いずれも同箱本体部の概略側面図である。 (a)は、同箱本体部の概略斜視図、(b)は、同箱本体部の概略正面図である。 (a)は、図5(b)に対応させた同箱本体部の概略正面図、(b)は、同箱本体部の一変形例を模式的に示す概略正面図である。 (a)、(b)は、いずれも同箱本体部の他の変形例をそれぞれ模式的に示し、図2(b)に対応させた概略展開平面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
図1〜図6(a)は、本実施形態に係る収納箱の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る収納箱1は、図3に示すように、底板部11の四周に側板部22,23,23,24を設けた箱本体部10と、この箱本体部10の開口を覆う蓋部30と、を備えている。また、収納箱1は、図1及び図4に示すように、箱本体部10の底板部11に物品3を沿わせるようにして展示可能なように底板部11を設置面2に対して傾斜状態で支持するスタンド部15を備えている。
本実施形態では、収納箱1は、箱本体部10と蓋部30とが分離されており、箱本体部としての箱本体10と、蓋部としての蓋体30と、を備えた構成とされている。
箱本体10は、図1及び図2(b)に示すように、その四周の側板部22,23,23,24が底板部11に対して略平行状に展開可能とされている。
本実施形態では、箱本体10の四周の側板部22,23,23,24を、互いに隣り合う側板部22,23,23,24同士が分離されたものとしている。つまり、四周の側板部22,23,23,24の隣り合う端部同士が接合されておらず、分離しており、これら四周の側板部22,23,23,24が底板部11に対して略平行状に展開可能とされている。
これら四周の側板部22,23,23,24は、それぞれの厚さ方向両面が底板部11の厚さ方向両面と略同一平面状となるように展開可能とされている。
また、図1(a)及び図4に示すように、スタンド部15によって設置面2に対して傾斜状態で底板部11を支持させた状態で、四周の側板部22,23,23,24のうちの下端側に配置される下端側の側板部(下側板部)24が設置面2に沿うように載置される構成とされている。
また、箱本体10は、図3(b)に示すように、底板部11と、その四周から立ち上がるように折り曲げられた四周の側板部22,23,23,24と、によって一方向に開口した物品3の収納空間を区画形成する構成とされている。また、箱本体10は、このように収納空間を区画形成した状態では、四周の側板部22,23,23,24が底板部11に対して略直交状となる構成とされている。
また、箱本体10は、その開口方向に見て、略方形状とされている。本実施形態では、箱本体10を、開口方向に見て、略長方形状としている。
また、箱本体10の側板部22,23,23,24は、収納空間を区画形成した状態における底板部11側の基端縁部から開口側の先端縁部までの開口方向に沿う寸法が互いに略同寸法とされている。本実施形態では、各側板部22,23,23,24の収納空間を区画形成した状態における開口方向に沿う寸法を、各側板部22,23,23,24の収納空間を区画形成した状態における周方向に沿う寸法よりも小さい寸法とし、箱本体10を、比較的に薄型のトレー状としている。なお、以下では、各側板部22,23,23,24の収納空間を区画形成した状態における開口方向に沿う寸法を、各側板部22,23,23,24の幅寸法として原則的に説明する。また、各側板部22,23,23,24の収納空間を区画形成した状態における周方向に沿う寸法を、各側板部22,23,23,24の長さ寸法として原則的に説明する。
蓋体30は、箱本体10の四周の側板部22,23,23,24を外嵌するように箱本体10の開口を覆う構成とされている。この蓋体30は、天板部31と、その四周から垂れ下がるように設けられた四周の側板部34,34,37,37と、によって一方向に開口した略箱形状とされ、箱本体10の四周の側板部22,23,23,24を受け入れるように箱本体10の開口を覆う構成とされている。また、蓋体30は、四周の側板部34,34,37,37が天板部31に対して略直交状とされている。
また、蓋体30は、その開口方向に見て、略方形状とされている。本実施形態では、箱本体10に対応させて、蓋体30を、開口方向に見て、略長方形状としている。
また、蓋体30は、箱本体10と略同様、各側板部34,34,37,37の天板部31側の基端縁部から開口側の先端縁部までの開口方向に沿う寸法が互いに略同寸法とされている。また、箱本体10と略同様、各側板部34,34,37,37の開口方向に沿う寸法を、各側板部34,34,37,37の周方向に沿う寸法よりも小さい寸法とし、蓋体30を、比較的に薄型のトレー状としている。
また、本実施形態では、図3に示すように、収納空間を区画形成した状態における箱本体10の厚さ寸法(各側板部22,23,23,24の概ね幅寸法に相当する寸法)と蓋体30の厚さ寸法(各側板部34,34,37,37の概ね幅寸法に相当する寸法)とを略同寸法としている。つまり、蓋体30内に箱本体10の略全体が収容される構成としている。なお、このような構成に代えて、収納空間を区画形成した状態における箱本体10の厚さ寸法を、蓋体30の厚さ寸法よりも大きい寸法としてもよい。
また、本実施形態では、図2に示すように、これら箱本体10及び蓋体30は、厚さ方向に見て(平面視して)略方形状(本実施形態では、略長方形状)の板状とされた板状部材を折り曲げて形成されている。
これら箱本体10及び蓋体30を構成する板状部材としては、表裏のライナ間に、波形中芯を設けた両面段ボール材から形成されたものとしてもよい。この場合、複数の波形中芯を設け、これら波形中芯間に中間ライナを設けた複層構造のいわゆる複両面段ボール材から形成されたものとしてもよい。また、これら箱本体10及び蓋体30を構成する板状部材としては、段ボール材から形成されたものに限られず、板紙や厚紙等の他の紙材から形成されたものとしてもよく、合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよい。
蓋体30を構成する板状部材は、図2(a)に示すように、厚さ方向に見て(平面視して)略方形状とされた天板部31の四周の各辺縁部に一体的に各側板部34,34,37,37を設けた構成とされている。これら天板部31とその周囲の側板部34,34,37,37との境界部には、それぞれ折目32,32,33,33が設けられており、各側板部34,34,37,37は、それぞれの折目32,32,33,33部位で天板部31に対して折り曲げられる。これら側板部34,34,37,37は、組み立てられた状態では、互いに隣り合う端部同士が接合されるように固定される。
図例では、互いに対向する二対の側板部34,34,37,37のうちの一方対の側板部(図例では、長辺側の側板部)34,34の長手方向両端部に、それぞれ長手方向外方側に延びるようにフラップ状の折曲片36,36,36,36を設けた構成としている。また、これら折曲片36,36,36,36と一方対の側板部34,34の長手方向両端部との境界部に、それぞれ折目35,35,35,35を設けた構成としている。
この蓋体30は、例えば、一方対の側板部34,34に対して折り曲げた各折曲片36,36,36,36を、他方対の側板部37,37の内面に沿わせて固定することで組み立てるようにしてもよい。また、各折曲片36,36,36,36を、他方対の側板部37,37に、ステープル等の止具や、粘着テープ等の粘着材、接着剤等によって固定するようにしてもよい。
なお、箱本体10と別体とされた蓋体30としては、上記のような構成とされたものに限られず、天板部31と四周の側板部34,34,37,37とによって一方向に開口した略箱形状とされたものとすればよい。
箱本体10を構成する板状部材は、図2(b)に示すように、厚さ方向に見て(平面視して)略方形状とされた底板部11の四周の各辺縁部に一体的に各側板部22,23,23,24を設けた構成とされている。これら底板部11とその周囲の側板部22,23,23,24との境界部には、それぞれ折目12,13,13,14が設けられている。各側板部22,23,23,24は、それぞれの折目12,13,13,14部位で底板部11に対して折り曲げられ、上記した物品3の収納空間を区画形成する構成とされている。
また、本実施形態では、底板部11に対して各側板部22,23,23,24を略平行状に展開させた状態で、箱本体10の四隅部に方形状に切り欠かれたような切欠状の凹所を設けた構成としている。つまり、本実施形態では、各側板部22,23,23,24の長手方向両端部にフラップ等を設けずに、各側板部22,23,23,24の長さ寸法を、底板部11の四周の対応する辺縁部の寸法と略同寸法としている。
また、これら各側板部22,23,23,24は、図3(b)に示すように、収納空間を区画形成した状態では、隣り合う端部同士が突き合わせられるように当接または近接される構成とされている。
また、本実施形態では、上記したスタンド部15を、箱本体10の底板部11に対して略平行状に折り畳み可能に設けている。つまり、蓋体30にスタンド部15を設けたり、蓋体30を変形させてスタンド部15としたりする構成とせずに、箱本体10にスタンド部15を設けている。このような構成とすれば、例えば、蓋体30の上面にスタンド部を設けたり、蓋体30自体を変形させてスタンド部としたりするような構成とした場合と比べて、蓋体30によって箱本体10の開口を覆い、梱包した状態では、スタンド部15が目立ち難くなり、見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態では、スタンド部15を、厚さ方向に見て略長方形状とされた底板部11の長手方向が左右方向に沿うように底板部11を傾斜状態で支持する構成としている。つまり、スタンド部15を、横長状となるように底板部11を傾斜状態で支持する構成としている。
また、本実施形態では、このスタンド部15を、底板部11に一体的に切り起こし状に設けている。つまり、底板部11の厚さ方向一方面に付設状にスタンド部15を設けたような構成とせずに、底板部11自体の一部をスタンド部15として機能させる構成としている。このような構成とすれば、例えば、底板部11の厚さ方向一方面に付設状にスタンド部15を設けたような構成とした場合と比べて、上記のような梱包状態(つまりは、スタンド部15を底板部11に対して折り畳んだ状態)で、スタンド部15によって底板部11の厚さが厚くなったり、スタンド部15が邪魔になったりするようなことを防止でき、また、材料コストを低減させることができる。
また、本実施形態では、このスタンド部15を、底板部11に一体的に切り起こし状に設けられ、設置面2(図4参照)に当接される一対の支持脚状片16,16と、底板部11に一体的に切り起こし状に設けられ、これら一対の支持脚状片16,16を保持する保持片19と、を備えた構成としている。このような構成とすれば、一対の支持脚状片16,16によって底板部11を傾斜状態で安定的に支持することができ、また、その状態の一対の支持脚状片16,16を保持片19によって保持することができる。
一対の支持脚状片16,16は、底板部11に対して折り曲げられた状態で、底板部11に対して折り曲げられた保持片19によって保持される。本実施形態では、底板部11に対して略直交状に折り曲げられた一対の支持脚状片16,16を底板部11に対して略直交状に折り曲げられた保持片19によって保持する構成としている。
また、一対の支持脚状片16,16は、底板部11の長手方向に互いに離間して設けられており、互いに略同様の構成とされている。
また、これら支持脚状片16,16は、底板部11を設置面2に対して傾斜状態で支持した状態で、底板部11の長手方向中央部からそれぞれ略等間隔を空けて配置される構成とされている。このような構成とすれば、底板部11を設置面2に対して傾斜させた状態でより安定的に支持することができる。
また、これら支持脚状片16,16は、図4に示すように、底板部11を設置面2に対して傾斜状態で支持した状態で、その下端部が設置面2に当接される構成とされている。本実施形態では、底板部11を設置面2に対して傾斜状態で支持した状態における一対の支持脚状片16,16の後側部位(反底板部11側部位)の下端部が設置面2に当接される構成とされている。また、本実施形態では、底板部11を設置面2に対して傾斜状態で支持した状態における一対の支持脚状片16,16の後側部位を設置面2に対して略平行状に形成し、その後側部位が線接触的(面接触的)に設置面2に当接される構成としている。このような構成とすれば、例えば、支持脚状片16,16の後端側の下端角部が設置面2に当接される構成とした場合と比べて、支持脚状片16,16の後端側の下端角部の損傷等を抑制することができる。
また、これら支持脚状片16,16は、底板部11の短手方向(幅方向)に比較的に大きく形成されている。つまり、底板部11を設置面2に対して傾斜状態で支持した状態における一対の支持脚状片16,16の上下寸法を比較的に大きく形成している。この上下寸法は、底板部11の短手寸法(幅寸法)の1/2以上としてもよく、好ましくは2/3以上としてもよい。図例では、底板部11を設置面2に対して傾斜状態で支持した状態における一対の支持脚状片16,16の上下寸法を、底板部11の幅寸法の7/9程度とした例を示している。このような構成とすれば、底板部11を設置面2に対して傾斜させた状態でより安定的に支持することができる。
これら支持脚状片16,16は、図2(b)に示すように、底板部11に切目17,17及び折目18,18を設けることで形成されている。
各折目18,18は、互いに略平行状に設けられており、底板部11の幅方向に延びるように設けられている。また、これら折目18,18は、底板部11の長手方向中央部からそれぞれ略等間隔を空けて設けられている。各支持脚状片16,16は、各折目18,18部位において底板部11に対して折り曲げられる。また、各支持脚状片16,16は、底板部11に対して略平行状とされた状態では、各支持脚状片16,16の厚さ方向両面と底板部11の厚さ方向両面とがそれぞれ略同一平面状とされる。
各切目17,17は、各支持脚状片16,16の折目18,18部位を除く外周縁が底板部11に対して分離可能なように、各支持脚状片16,16の外周縁に沿って形成されている。
また、これら支持脚状片16,16には、図2(b)及び図4(a)に示すように、後記する保持片19の係止部19a,19aが係止する被係止部16a,16aが設けられている。なお、被係止部16a,16aの具体的構成については後述する。
保持片19は、各支持脚状片16,16の高さ方向(底板部11の幅方向に沿う方向)の中央よりも下側に寄った位置に設けられている。
また、本実施形態では、単一の保持片19によって底板部11に対して折り曲げられた状態の一対の支持脚状片16,16を保持する構成としており、保持片19を、底板部11の長手方向中央部位に設けている。
この保持片19は、図2(b)に示すように、底板部11に切目20及び折目21を設けることで形成されている。
保持片19の折目21は、底板部11の長手方向に延びるように設けられている。つまり、この保持片19の折目21は、各支持脚状片16,16の折目18,18に略直交するように設けられている。また、保持片19の折目21は、支持脚状片16,16によって底板部11を設置面2に対して傾斜状態で支持した状態で、底板部11の幅方向中央よりも下側に寄った位置に設けられている。この保持片19は、その折目21部位において底板部11に対して折り曲げられる。また、保持片19は、底板部11に対して略平行状とされた状態では、保持片19の厚さ方向両面と底板部11の厚さ方向両面とがそれぞれ略同一平面状とされる。
切目20は、保持片19の折目21部位を除く外周縁が底板部11及び各支持脚状片16,16に対して分離可能なように、保持片19の外周縁に沿って形成されている。
保持片19と底板部11とを分離させる切目20aは、底板部11の長手方向に概ね延びるように設けられており、折目21よりも底板部11の幅方向中央側に設けられている。
また、本実施形態では、支持脚状片16,16の被係止部16a,16aにそれぞれに係止する保持片19の係止部19a,19aを、切込状に設けられた係止凹部19a,19aとしている。これら係止凹部19a,19aは、切目20aの両端部を折目21側に湾曲させるようにして形成されており、図例では、切目20aの両端部を略U字形状とした例を示している。これら係止凹部19a,19aは、保持片19が底板部11に対して折り曲げられ、各支持脚状片16,16を保持した状態における保持片19の後端部に設けられ、その状態で後方側に開口するように設けられている。
また、保持片19と各支持脚状片16,16とを分離させる切目20b,20bは、切目20aの両端部にそれぞれ連なるように設けられている。これら切目20b,20bは、それぞれの両端部を各支持脚状片16,16の折目18,18部位に接続するように、また、それぞれの途中部位を底板部11の長手方向外方側に湾曲させるように形成されている。また、これら切目20b,20bは、図4(a)に示すように、底板部11に対して折り曲げた状態の各支持脚状片16,16に、各支持脚状片16,16の厚さ方向に見て底板部11側(前方側)に開口するような切欠状の凹湾曲状の凹所が形成されるように設けられている。
また、本実施形態では、各支持脚状片16,16の被係止部16a,16aを、底板部11を設置面2に対して傾斜状態で支持した状態における前方側(底板部11側)に向けて開口し、切込状に設けられた被係止凹部16a,16aとしている。
これら被係止凹部16a,16aは、保持片19と各支持脚状片16,16とを分離させる切目20b,20bのそれぞれの途中部位を、底板部11の長手方向外方側に切り込むようにして形成されており、図例では、各切目20b,20bの途中部位を略V字形状とした例を示している。また、これら被係止凹部16a,16aは、保持片19の折目21の両端部に位置するように設けられている。
切目20は、図4に示すように、底板部11に対して折り曲げられた各支持脚状片16,16の被係止凹部16a,16aに、底板部11に対して折り曲げた保持片19の係止凹部19a,19aが係止するように形成されている。このように保持片19の係止凹部19a,19aを各支持脚状片16,16の被係止凹部16a,16aに係止させた状態では、各支持脚状片16,16及び保持片19のそれぞれの折目18,18,21部位を支点とする揺動が規制され、それぞれが底板部11に対して略直交した状態で保持される。
なお、スタンド部15の一対の支持脚状片16,16及び保持片19は、上記した構成に限られず、適宜、変形可能である。また、底板部11に一体的に切り起こし状に設けられたスタンド部15としては、上記のような一対の支持脚状片16,16と保持片19とを備えたものに限られず、例えば、保持片19を備えていないものや、単一の支持脚状片を備えたもの等としてもよく、その他、種々の構成とされたものとしてもよい。
また、底板部11に対して略平行状に折り畳み可能なスタンド部15としては、底板部11に一体的に切り起こし状に設けられたものに限られず、例えば、底板部11の厚さ方向一方面に一端部を揺動可能に連結したようなスタンド部15としてもよい。その他、種々の構成とされたスタンド部15の採用が可能である。
また、スタンド部15によって設置面2に対して傾斜状態で支持される底板部11の設置面2に対する傾斜角度θ(底板部11と底板部11後方側の設置面2とのなす角度、図4(b)参照)は、底板部11に沿わせるようにして展示される物品3の種類や大きさ、展示する際の設置箇所等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。後記するように薄型物品3,4や吊下物品5を展示する際には、展示状態における視認性等を向上させる観点から、傾斜角度θを比較的に大きくするようにしてもよい。例えば、この傾斜角度θを、45度よりも大きく、90度よりも小さい角度としてもよく、好ましくは、60度から85度程度としてもよく、図例では、80度程度とした例を示している。
また、本実施形態では、傾斜状態で設置面2に沿うように配置され、物品3が載置される下側板部24に、物品3の下端部の反底板部側(前方側)への移動を抑制するストッパー部25を設けている。このようなストッパー部25を設けることで、傾斜状態とされた底板部11に沿わせるようにして展示された物品3の下端部が前方側にズレ動くようなことを抑制することができる。
本実施形態では、このストッパー部25を、下側板部24に一体的に切り起こし状に設けられ、物品3の下端部に当接されるストッパー片25としている。つまり、下側板部24の厚さ方向一方面に付設状にストッパー部25を設けたような構成とせずに、下側板部24自体の一部をストッパー部25として機能させる構成としている。このような構成とすれば、例えば、下側板部24の厚さ方向一方面に付設状にストッパー部25を設けたような構成とした場合と比べて、上記のような梱包状態で、ストッパー部25によって下側板部24の厚さが厚くなったり、ストッパー部25が邪魔になったりするようなことを防止でき、また、材料コストを低減させることができる。
また、本実施形態では、下側板部24の長手方向に間隔を空けて複数箇所にストッパー片25,25を設けている。これらストッパー片25,25は、互いに略同様の構成とされている。
また、図例では、下側板部24の長手方向に間隔を空けて、2箇所にストッパー片25,25を設けており、これらストッパー片25,25を、下側板部24の長手方向中央部からそれぞれ略等間隔を空けて設けた例を示している。
これらストッパー片25,25は、図2(b)に示すように、下側板部24に切目26,26及び折目27,27を設けることで形成されている。
各折目27,27は、下側板部24の幅方向において一致する位置となるように、下側板部24の長手方向に延びるように設けられている。また、これら折目27,27は、下側板部24の幅方向中央部よりも開口側の先端縁部側に寄った位置に設けられている。各ストッパー片25,25は、各折目27,27部位において下側板部24に対して折り曲げられる。また、各ストッパー片25,25は、下側板部24に対して略平行状とされた状態では、各ストッパー片25,25の厚さ方向両面と下側板部24の厚さ方向両面とがそれぞれ略同一平面状とされる。
切目26,26は、各ストッパー片25,25の折目27,27部位を除く外周縁が下側板部24に対して分離可能なように、各ストッパー片25,25の外周縁に沿って形成されている。
図例では、切目26,26を、それぞれの両端部を各折目27,27の両端部に接続するように、また、それぞれの途中部位を底板部11側に湾曲させるように形成した例を示している。つまり、図例では、各ストッパー片25,25の外周縁を、厚さ方向に見て底板部11側に凸の湾曲形状とし、各ストッパー片25,25の厚さ方向に見た状態における形状を、半円よりも小さい円の一部のような形状とした例を示している。
なお、ストッパー片25,25の厚さ方向に見た状態における形状は、上記のような形状に限られず、略U字形状や略方形状、略台形状、略三角形状等としたり、その他の形状としてもよい。
また、ストッパー片25,25を設ける個数や箇所は、図例の個数や箇所に限られず、底板部11に沿わせるようにして展示される物品3の種類や大きさ等に応じて、適宜、設定するようにしてもよい。
また、下側板部24に設けるストッパー部25としては、上記した態様に限られない。例えば、下側板部24に切込み部を設け、該切込み部に、片状部材の一部を挿入させ、その残余部位をストッパー部25として機能させるような態様としてもよい。または、下側板部24の厚さ方向一方面に付設状に別部材のストッパー部25を固定したような態様としてもよい。この場合、下側板部24の厚さ方向一方面から厚さ方向に突出させるようにストッパー部25を設けたようなものに限られず、例えば、下側板部24の厚さ方向一方面に滑り止め部材を添設してストッパー部25として機能させるような態様としてもよい。その他、種々の構成とされたストッパー部25の採用が可能である。
また、上記構成とされた箱本体10及び蓋体30は、これらを形成する板状の材料を打ち抜きや切断等することで、適宜、形成するようにしてもよい。
また、上記した各折目は、当該部位を押し潰す等によって形成するようにしてもよく、適宜、公知の罫線加工処理によって形成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、一対の支持脚状片16,16及び保持片19を、それぞれの折目部位を除く外周縁が底板部11に対して分離可能なように切目17,17,20を設けて形成し、ストッパー片25を、折目部位を除く外周縁が下側板部24に対して分離可能なように切目26を設けて形成した構成としたが、このような構成に限られない。例えば、これら切目17,17,20,26の全部または一部に代えて、分離部に沿ってミシン目等の分離補助部を設けておき、使用時等に折目部位を除く外周縁が分離可能とされたようなものとしてもよい。
また、本実施形態では、図3(b)及び図5(a)に示すように、収納箱1を、平板状で折り畳み展開可能な薄型物品としての冊子状物品3を収納するものとしている。
この冊子状物品3は、収納箱1(箱本体10)の上記収納空間に応じた寸法とされ、上記梱包状態で収納箱1に収納可能な構成とされている。
また、この冊子状物品3は、それぞれに台紙状の表表紙と裏表紙とからなり、これら表表紙と裏表紙との連結部となる一長辺部を支点として折り畳み展開可能とされている。また、冊子状物品3は、折り畳み状態で、収納箱1(箱本体10)の上記収納空間に応じた寸法とされている。つまり、冊子状物品3は、折り畳み状態における厚さ方向に見た寸法が、箱本体10の底板部11の厚さ方向に見た寸法よりも僅かに小さい寸法とされている。一方、冊子状物品3は、図5に示すように、表表紙と裏表紙とを略平行状に展開した状態における厚さ方向に見た寸法が、箱本体10の底板部11の厚さ方向に見た寸法よりも大きい寸法とされている。
また、図例では、冊子状物品3を、展開状態における裏表紙の表面(折り畳み状態における内側面)に、証書を保持する保持部を設けた証書ホルダーとしている。
なお、冊子状物品3としては、このような証書ホルダーに限られず、写真を保持する写真ホルダー(写真台紙)等としてもよく、絵画やカレンダー等を保持するものとしてもよい。
また、冊子状物品3としては、表表紙及び裏表紙の両方または一方に上記のような保持部を設けた表表紙と裏表紙とからなるものに限られず、これらの間に複数枚の保持部となるホルダーを綴じたものとしてもよい。
また、冊子状物品3としては、上記のような表表紙と裏表紙とからなる2つ折り状のものに限られず、3つ折り状のものとしてもよく、その他、種々の冊子状物品としてもよい。
次に、上記構成とされた収納箱1の使用態様の一例について説明する。
まず、図3(b)に示すように、箱本体10に対して蓋体30を脱離させ、箱本体10から収納物品である冊子状物品3を取り出す。
次いで、図1及び図4(a)に示すように、箱本体10の底板部11に対して各支持脚状片16,16を折り曲げ、保持片19によって保持させる。また、箱本体10の四周の側板部22,23,23,24のうち下側板部24以外の上側板部22及び両側の横側板部23,23を底板部11に対して略平行状となるように展開させる。また、各ストッパー片25,25を下側板部24に対して折り曲げ、下側板部24を設置面2に沿わせるように載置する。この状態では、底板部11並びに下側板部24以外の上側板部22及び両側の横側板部23,23が上記した傾斜角度θで設置面2に対して傾斜した状態でスタンド部15によって支持された状態となる。また、設置面2に沿わせるように載置された下側板部24の厚さ方向一方面(内面)から上方に向けて各ストッパー片25,25が突出した状態となる。
そして、図4(b)及び図5に示すように、冊子状物品3を展開させ、その下端部を各ストッパー片25,25と底板部11との間に挿入し、底板部11に凭せ掛けるようにして底板部11に沿わせるようにして展示するようにしてもよい。
なお、本例では、冊子状物品3を、収納物品及び展示対象物品とした例を示しているが、図6(a)のように、複数枚の薄型物品4,4を、収納物品及び展示対象物品とし、これらを横並び状に隣接させて展示するようにしてもよい。
図6(a)では、厚さ方向に見た寸法が互いに略同寸法とされ、それぞれの厚さ方向に見た寸法が、箱本体10の底板部11の厚さ方向に見た寸法よりも僅かに小さい寸法とされた2枚の薄型物品4,4を、それぞれ縦置き状に、かつ横並び状に隣接させて底板部11に沿わせるようにして展示した例を示している。
このような薄型物品4としては、証書や写真、絵画等としてもよく、また、これらを収納する額縁やホルダー等としてもよい。また、薄型物品4としては、カレンダー、ハガキ等としてもよく、その他、種々のものとしてもよい。
また、図5及び図6(a)では、底板部11に対して展開された上側板部22及び両側の横側板部23,23を、前方から見た状態で略隠蔽するように、展開状態の冊子状物品3や横並び状の薄型物品4,4を展示した例を示しているが、このような展示態様に限られない。展示対象物品を展示した状態で、上側板部22及び両側の横側板部23,23のうちの少なくとも一つや底板部11の一部が前方から見た状態で、露出するような展示態様等としてもよい。この場合は、露出される板部の前面に、メッセージや年月日、題目等の文字や、模様等を施すようにしてもよい。
本実施形態に係る収納箱1は、上述のような構成としたことで、種々の物品を展示することができる。
つまり、箱本体部(箱本体)10の四周の側板部22,23,23,24を、底板部11に対して略平行状に展開可能としている。従って、展示対象物品の一部または全部を収納させた状態で展示可能としたようなものと比べて、種々の物品3,4を展示することができる。特に、上記したように、折り畳み展開可能とされた冊子状物品3を展開状態で展示したり、複数枚の薄型物品4,4を横並び状に隣接させて展示したりすることができ、使い勝手の良いものとなる。
また、このように冊子状物品3や薄型物品4,4を底板部11に沿わせるように展示した場合にも、本実施形態では、下側板部24にストッパー部(ストッパー片)25を設けているので、展示対象物品の下端側が前方側にズレ、展示対象物品が倒れるようなことを防止でき、見栄え良く安定的に展示することができる。
また、本実施形態では、箱本体部(箱本体)10の四周の側板部22,23,23,24を、互いに隣り合う側板部22,23,23,24同士が分離されたものとしている。従って、例えば、展開可能に分離補助部等を設けたようなものと比べて、簡易な構成で容易に展開させることができる。
また、本実施形態では、箱本体部(箱本体)10と蓋部(蓋体)30とを分離させ、蓋体30を、箱本体10の四周の側板部22,23,23,24を外嵌するように開口を覆う構成とし、スタンド部15を、箱本体10の底板部11に対して略平行状に折り畳み可能に設けている。従って、上記のように展示した物品3,4を、再収納させることも容易に可能となる。つまり、例えば、蓋部30を変形させてスタンド部15としたりするような場合には、変形態様によっては再収納が困難となる場合もあるが、スタンド部15を折り畳み可能に底板部11に設けた箱本体10の四周の側板部22,23,23,24を底板部11に対して略直交状とし、これらを外嵌するように蓋体30によって箱本体10の開口を覆うことで、容易に収納させることができる。
次に、本実施形態に係る収納箱の変形例について図6(b)及び図7を参照して説明する。
なお、以下の各変形例では、上記した例との相違点について主に説明し、同様の構成については、同一符号を付し、その説明を省略または簡略に説明する。
また、以下の各変形例では、箱本体の構成が上記した例とは異なり、蓋体30の構成については同様である。
図6(b)は、第1変形例に係る収納箱1Aの箱本体10Aを模式的に示す図である。
本変形例では、箱本体10Aの下側板部24以外の他の側板部22,23,23及び底板部11Aのうちの少なくとも一つに、物品5が引っ掛けられる引掛部28を設けている。
本変形例では、底板部11Aに、引掛部28を設けている。また、本変形例では、引掛部28を、下側板部24以外の他の側板部22,23,23及び底板部11Aのうちの少なくとも一つ(本変形例では、底板部11A)に、一体的に切り起こし状に設けられた引掛片28としている。
この引掛片28は、上記したストッパー片25と概ね同様、底板部11Aに切目(または分離補助部)及び折目を設けることで形成されている。また、この引掛片28は、底板部11Aが傾斜状態でスタンド部15によって支持された状態で、その上側から引掛可能なように下側に折目、上側に切目(または分離補助部)を設けた構成とされている。また、図例では、底板部11Aの上側板部22及び一方の横側板部23近傍の隅部に、単一の引掛片28を設けた例を示している。
また、図例では、この引掛片28に、円盤状(メダル状)の吊下物品5の紐状部材5aを引っ掛け、吊下げて展示した例を示している。なお、このような吊下物品5としては、記章(徽章)等としてもよく、このようなものに代えて、飾り紐等の物品を引掛片28に引っ掛けるようにしてもよい。
なお、図例では、上記したストッパー片25と概ね同様、引掛片28の厚さ方向に見た状態における形状を、半円よりも小さい円の一部のような形状とした例を示しているが、上記同様、略U字形状や略方形状、略台形状、略三角形状等としたり、その他の形状としてもよい。
また、引掛片28を設ける個数や箇所は、図例の個数や箇所に限られず、底板部11Aの他の箇所に設けるようにしてもよく、底板部11Aに代えて、または加えて、下側板部24以外の他の側板部22,23,23のうちの少なくとも一つに設けるようにしてもよい。また、引掛部28としては、上記した引掛片28に限られず、上記したストッパー部25と概ね同様、種々の構成とされた引掛部28の採用が可能である。
また、本変形例では、底板部11Aに対して折り曲げた状態におけるスタンド部15を構成する一対の支持脚状片16,16の上下寸法及び底板部11Aからの突出寸法(幅寸法)を、上記した例と比べて小さくしている。換言すれば、底板部11Aに対して一対の支持脚状片16,16を折り曲げた状態で底板部11Aに形成される開口を、上記した例よりも小さくしている。また、各ストッパー片25,25を、上記した例よりも底板部11Aの長手方向中央寄りに設けている。
また、本変形例では、上記した吊下物品5に加えて、一枚の上記同様の薄型物品4を、縦置き状に底板部11Aの長手方向中央部位に展示した例を示している。本変形例では、一対の支持脚状片16,16を底板部11Aに対して折り曲げた状態で底板部11Aに形成される開口が、縦置き状に底板部11Aの長手方向中央部位に展示された一枚の薄型物品4によって覆われて露出しないように、一対の支持脚状片16,16を形成している。なお、このような態様に代えて、上記した箱本体10と同様にしてもよい。
本変形例に係る収納箱1Aにおいても、上述のような構成としたことで、上記した収納箱1と概ね同様の効果を奏する。
また、本変形例では、箱本体10Aの下側板部24以外の他の側板部22,23,23及び底板部11Aのうちの少なくとも一つに、物品5が引っ掛けられる引掛部(引掛片)28を設けているので、上記したように種々の物品5を引っ掛けて展示することができる。
図7(a)は、第2変形例に係る収納箱1Bの箱本体10Bを模式的に示す図である。
本変形例では、箱本体10Bの互いに対向する二対の側板部22B,24B,23,23のうちの一方対の側板部(図例では、長辺側の側板部)22B,24Bの長手方向両端部に、それぞれ長手方向外方側に延びるようにフラップ状の折曲片22a,22a,24a,24aを設けた構成としている。また、これら折曲片22a,22a,24a,24aと一方対の側板部22B,24Bの長手方向両端部との境界部に、それぞれ折目22b,22b,24b,24bを設けた構成としている。これら折曲片22a,22a,24a,24aは、箱本体10Bによって上記収納空間を区画形成した状態では、それぞれ折目22b,22b,24b,24b部位で一方対の側板部22B,24Bに対して折り曲げられ、他方対の側板部23,23の内面に沿うように配置される。一方、図7(a)に示すように、これら折曲片22a,22a,24a,24aを、一方対の側板部22B,24Bと略平行状に展開させた状態では、これら折曲片22a,22a,24a,24aの厚さ方向両面が一方対の側板部22B,24Bの厚さ方向両面と略同一平面状とされる。
本変形例に係る収納箱1Bにおいても、上述のような構成としたことで、上記した収納箱1と概ね同様の効果を奏する。
また、本変形例では、箱本体10Bの一方対の側板部22B,24Bの長手方向両端部に、折曲片22a,22a,24a,24aを設けているので、例えば、図6(b)に示すように、上側板部22の両端部が露出するように展示対象物品を展示するような場合にも、上記したような凹所が形成され難く、見栄えを向上させることができる。
なお、本変形例では、箱本体10Bの一方対の側板部22B,24Bの長手方向両端部に、折曲片22a,22a,24a,24aを設けた例を示しているが、上側板部22Bの長手方向両端側のみに配置されるように折曲片22a,22aを設けるようにしてもよい。
また、本変形例においても、第1変形例において説明したような引掛部28を設けるようにしてもよい。
図7(b)は、第3変形例に係る収納箱1Cの箱本体10Cを模式的に示す図である。
本変形例では、箱本体10Cの互いに隣り合う側板部22C,23C,23C,24C同士を分離させずに、それぞれの間にコーナー部29,29,29,29を設けて一体的に形成している。
各コーナー部29,29,29,29と隣り合う側板部22C,23C,23C,24Cの長手方向端部との境界部には、折目29a,29bが設けられている。これら折目29a,29bは、各側板部22C,23C,23C,24Cと底板部11との境界部に設けられた折目12,13,13,14を延長させるように形成されている。
また、各コーナー部29,29,29,29には、各コーナー部29,29,29,29を二分するように、底板部11との境界部に設けられた折目12,13,13,14の交差点から各角に延びるように斜め状に折目29c,29c,29c,29cが設けられている。
上記構成とされた各コーナー部29,29,29,29は、箱本体10Cによって上記収納空間を区画形成した状態では、各折目29a,29c,29c部位で折り曲げられ、一方の側板部の内面に沿うように配置される。一方、図7(b)に示すように、これら各コーナー部29,29,29,29を、各側板部22C,23C,23C,24Cと略平行状に展開させた状態では、これらコーナー部29,29,29,29の厚さ方向両面が各側板部22C,23C,23C,24Cの厚さ方向両面と略同一平面状とされる。
本変形例に係る収納箱1Cにおいても、上述のような構成としたことで、上記した第2変形例に係る収納箱1Bと概ね同様の効果を奏する。
なお、本変形例では、箱本体10Cの上下の側板部22C,24Cの長手方向両端側のそれぞれにコーナー部29,29,29,29を設けた例を示しているが、上側板部22Cの長手方向両端側のみにコーナー部29,29を設けるようにしてもよい。
また、本変形例においても、第1変形例において説明したような引掛部28を設けるようにしてもよい。
なお、上記した各例では、スタンド部15を、厚さ方向に見て略長方形状とされた底板部11,11Aの長手方向が左右方向に沿うように底板部11,11Aを傾斜状態で支持する構成とした例を示しているが、このような態様に限られない。スタンド部15を、厚さ方向に見て略長方形状とされた底板部11,11Aの長手方向が上下方向に沿うように底板部11,11Aを傾斜状態で支持する構成としてもよい。また、底板部11,11Aを、厚さ方向に見て略正方形状としてもよい。
また、上記した各例では、下側板部24,24B,24Cに、ストッパー部(ストッパー片)25を設けた例を示しているが、このようなストッパー部25を設けないようにしてもよい。
また、上記した各例では、箱本体部としての箱本体10,10A,10B,10Cと、蓋部としての蓋体30と、を分離させたものとした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、蓋部30を、箱本体部10,10A,10B,10Cの一側板部に連なるように一体的に設けたような態様としてもよい。
また、上記した各例では、スタンド部15を底板部11,11Aに対して略平行状に折り畳み可能に設けた例を示しているが、このような態様に代えて、例えば、蓋部30にスタンド部15を設けたり、蓋部30自体の全部または一部をスタンド部15として機能させたりするような態様としてもよい。
また、上記した各例では、収納箱1,1A,1B,1Cに収納される収納物品を、展示対象物品とした例を示しているが、各例に係る収納箱1,1A,1B,1Cを用いて、他の種々の展示対象物品を展示するようにしてもよい。
1,1A,1B,1C 収納箱
10,10A,10B,10C 箱本体(箱本体部)
11,11A 底板部
15 スタンド部
16 支持脚状片
19 保持片
22,22B,22C 上側板部(側板部)
23,23C 横側板部(側板部)
24,24B,24C 下側板部(下端側の側板部、側板部)
25 ストッパー片(ストッパー部)
28 引掛片(引掛部)
30 蓋体(蓋部)
2 設置面
3 冊子状物品(折り畳み展開可能な薄型物品、物品)
4 薄型物品(物品)
5 吊下物品(物品)

Claims (7)

  1. 底板部の四周に側板部を設けた箱本体部と、
    該箱本体部の開口を覆う蓋部と、
    前記箱本体部の底板部に物品を沿わせるようにして展示可能なように該底板部を設置面に対して傾斜状態で支持するスタンド部と、を備えており、
    前記箱本体部の四周の側板部は、前記底板部に対して略平行状に展開可能とされており、
    前記底板部が傾斜状態において、前記設置面に沿うように配置され、前記物品が載置される下端側の側板部には、前記物品の下端部の反底板部側への移動を抑制するストッパー部が設けられていることを特徴とする収納箱。
  2. 請求項において、
    前記ストッパー部は、前記下端側の側板部に一体的に切り起こし状に設けられ、前記物品の下端部に当接されるストッパー片であることを特徴とする収納箱。
  3. 請求項1または2において、
    前記箱本体部と前記蓋部とは分離されており、該蓋部は、該箱本体部の四周の側板部を外嵌するように前記開口を覆う構成とされており、
    前記スタンド部は、前記箱本体部の底板部に対して略平行状に折り畳み可能に設けられていることを特徴とする収納箱。
  4. 請求項において、
    前記スタンド部は、前記底板部に一体的に切り起こし状に設けられ、前記設置面に当接される一対の支持脚状片と、前記底板部に一体的に切り起こし状に設けられ、これら一対の支持脚状片を保持する保持片と、を備えた構成とされていることを特徴とする収納箱。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記箱本体部の四周の側板部は、互いに隣り合う側板部同士が分離されていることを特徴とする収納箱。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記底板部が傾斜状態において、前記設置面に沿うように配置される下端側の側板部以外の他の側板部及び前記底板部のうちの少なくとも一つには、物品が引っ掛けられる引掛部が設けられていることを特徴とする収納箱。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    平板状で折り畳み展開可能な薄型物品を収納するものであることを特徴とする収納箱。
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