JP3164236U - ディスプレイ用具 - Google Patents

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武志 西川
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Abstract

【課題】輸送が容易で、且つ簡単に組み立てることができるディスプレイ用具を提供する。【解決手段】吊紐5によって吊下げられる基板2と、基板2の前面に設けられて上下方向へ所定間隔をあけて配置される複数個の収容部3と、を備えて、基板2を折曲部12で二つ折りに折り畳み可能に形成する。収容部3は、左右一対のアーム板と、アーム板の後端部に設けられる固定片と、アーム板の前端部に接続される正面板を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、収容部に収容された商品を展示および販売するために用いられる吊下げ型のディスプレイ用具に関する。
従来、壁に取り付けられたフック等で吊持される吊下げ型のディスプレイ用具が実用化されている。例えば、特許文献1には、吊紐によって吊下げられた背板の前面に複数段のトレー状の棚枠に商品を載せる棚枠を設けた陳列具が開示されている。この陳列具は、棚枠の各面の連段構造と、各面に入れた折線とにより、棚枠を扁平に変形してコンパクトに折り畳むことができるものである。しかし、この陳列具では棚枠の構造が複雑であり、基板自体の大きさはコンパクト化できない。多数の店舗に陳列具(ディスプレイ用具)を輸送する際には、厚みを薄くして且つ基板自体の大きさを小さくすることが重要であり、また組み立てるときに部品を組合せる必要のない一体型の形状であることが望ましいため、ディスプレイ用具の改善が要望されていた。
特開2000−300405号公報
そこで本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、輸送に有利で、且つ簡単に組み立てることができるディスプレイ用具を提供することを課題としてなされたものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載のディスプレイ用具に係る考案は、上下方向へ延びる基板と、前記基板の前面に上下方向に間隔をあけて設けられて対象物を収容する複数個の収容部と、を備える吊下げ型のディスプレイ用具であって、前記収容部は、左右方向に一対で設けられて前記対象物を支持するアーム板と、前記各アーム板の後端部に連続して設けられてそれぞれが前記基板に固定される固定片と、前記一対のアーム板の前端部に接続される正面板と、を有して、前記収容部の前記各アーム板は、前後方向中間位置に前記基板の前面に対して平行に設けられた第1折曲線を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項2に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項1に記載の考案において、前記収容部は、前記一対のアーム板の各前端部は、前記正面板にそれぞれ第2折曲線を介して接続され、前記一対のアーム板が前記各第1折曲線でそれぞれ折り曲げられることにより扁平に折り畳み可能に構成されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項3に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項2に記載の考案において、前記正面板は、直角の頂点を下部に有する形状であり、前記一対のアーム板の各前端部は、前記正面板の直角の頂点を挟む各斜辺にそれぞれ第2折曲線を介して接続されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項4に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項3に記載の考案において、前記正面板は、直角の頂点を下部に有する直角三角形であることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項5に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の考案において、前記収容部は、前記一対のアーム板が前記各第1折曲線でそれぞれ前記収容部の内側からみて山折りに折り曲げられることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項6に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項5に記載の考案において、前記収容部は、前記一対のアーム板のうちの一方のアーム板は、前記一対のアーム板が折り曲げられる過程で他方のアーム板との干渉を回避するための第1切抜き部を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項7に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の考案において、前記収容部は、前記正面板、前記一対のアーム板および前記各固定板が展開された1枚の板によって構成されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項8に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の考案において、前記基板は、折曲部を介して上下方向に配置されて前記折曲部で背面合せに二つ折り可能な基板上部と基板下部とによって構成されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項9に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項8に記載の考案において、前記基板は、前記折曲部によって区画された前記二つの基板のうちの一方の基板に連続して、前記折曲部で折り曲げられた状態で、前記折曲部から突出される突出部と、前記二つの基板のうちの他方の基板に設けられて、前記基板上部と前記基板下部とが連続する平面状に延びた状態で、前記突出部が嵌合される第2切抜き部と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項10に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項9に記載の考案において、前記第2切抜き部は、前記二つの基板のうちの他方の基板を、前記突出部の輪郭に沿って切込むことで形成されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項11に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項10に記載の考案において、前記突出部と前記第2切抜き部とを入り組んだ形状とすることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項12に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項8乃至11のいずれか一項に記載の考案において、前記基板は、前面板と後面板とを貼り合わせることで構成されて、前記基板上部と前記基板下部は後面板上部と後面板下部を接続する左右一対の帯体によって接続されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項13に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項12に記載の考案において、前記一対の帯体には、前記折曲部に対応する位置に第3折曲線が形成されており、前記基板が二つ折りに折り曲げられた状態で、前記一対の帯体は、各第3折曲線で二つ折りに折り曲げられて前記後面板上部と前記後面板下部との間の隙間に収納されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項14に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項12または13に記載の考案において、前記収容部は、各固定片が、前記前面板に形成された各スリットに差込まれて前記前面板と前記後面板との間に収納されることを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項15に記載のディスプレイ用具に係る考案は、請求項12乃至14のいずれか一項に記載の考案において、前記基板は、前記前面板と前記後面板とが展開された1枚のボール紙によって構成されることを特徴とする。
請求項1に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、ディスプレイ用具は、例えば、基板の上部の抜き穴に通された吊紐を壁に取り付けられたフックに引っ掛けることにより、収容部の正面板を正面に向けて設置される。この状態で、対象物(商品)を、基板と正面板との間に形成された収容部の収容スペースに収容する。収容部に収容された対象物は、下側の部分が左右一対のアーム板によって支持される。
例えば、一対のアーム板の前後方向長さを対象物の厚さの2倍に設定しておくことで、単一の収容部に2個の対象物を収容することができる。また、ディスプレイ用具は、基板の前面に複数個の収容部を配置することができる。
本ディスプレイ用具では、正面板を基板へ向けて押し込んで、一対のアーム板を各第1折曲線で折り曲げることにより、収容部を扁平に折り畳むことができる。これにより、ディスプレイ用具は、輸送時に嵩張ることがないので、例えば、対象物(商品)と同一のコンテナによる輸送が可能である。また、ディスプレイ時においては、正面板を手前側へ引くようにして、輸送時に折り曲げられていた一対のアーム板を延ばすことにより、基板と正面板との間に収容スペースを形成することができる。
請求項2に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、一対のアーム板の各前端部にそれぞれ第2折曲線を介して接続された正面板を基板へ向けて押し込むことで、各アーム板をそれぞれ第1折曲線で折り曲げることにより、収容部を扁平に折り畳むことができる。
請求項3に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、収容部の正面板は、直角の頂点を下部に有する形状であり、一対のアーム板の各前端部は、正面板の直角の頂点を挟む各斜辺にそれぞれ第2折曲線を介して接続されるので、収容部は、ディスプレイ時に、上部開口が長方形に形成されるとともに、一対のアーム板が正面視で90°開いた略V字形に配置される。したがって、例えば、対象物(商品)の外観が直方体の箱である場合、該箱の隣り合う二面を一対のアーム板によって支持することにより、対象物を正面視で45°程度傾けた状態でディスプレイすることが可能になり、人の目を引くことができる。
請求項4に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、収容部の正面板は、直角の頂点を下部に有する直角三角形であるので、正面板によって対象物(商品)の手前側の面をしっかり支持することができるとともに収容部に収容された対象物を取り出し易いディスプレイ用具を提供することができる。
請求項5に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、収容部は、一対のアーム板がそれぞれ第1折曲線で収容部の内側からみて山折りに折り曲げられるので、収容部をよりコンパクトに折り畳むことができる。
請求項6に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、一対のアーム板を各第1折曲線で山折りに折り曲げる場合、各アーム板が相互に内側へ入り込むため干渉することがある。そこで、一方のアーム板に第1切抜き部を設けることにより、折り曲げ時における相互のアーム板間の干渉が回避される。
第1切抜き部は、必要に応じて形状を任意に設定することができる。また、第1切抜き部は、一対のアーム板の双方に設けることを含む。
請求項7に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、収容部を1枚の板に展開することで、部品点数を減らすことができる。本ディスプレイ用具において、収容部は、例えば、透明で適度な可撓性を有するプラスチック板を加工することで得ることができる。なお、収容部の材料は、プラスチック板に限定されるものではなく、例えば、ボール紙等を適用してもよい。
請求項8に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、基板を二つ折りにすることで、ディスプレイ用具の上下方向の長さが約半分になり、コンパクトに収納することができる。これにより、輸送時に嵩張ることがないので、本ディスプレイ用具を、例えば、対象物(商品)と同一のコンテナで輸送することができる。また、複数個の収容部を設けたことで、多くの商品をディスプレイすることができる。
請求項9に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、基板上部と基板下部とが連続する平面状に延びたディスプレイ時の状態では、一方の基板の突出部が他方の基板の第2切抜き部に嵌合されるので、基板の1枚の板としての剛性を確保することができる。
請求項10に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、基板の剛性を高めるための部品を別個に準備する必要がないので、部品点数の減少に寄与することができる。
請求項11に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、突出部および第2切抜き部の外形を、例えば、ジグソーパズルのピースのような周長を稼ぐことが可能な入り組んだ形状とすることにより、突出部と第2切抜き部との間の摩擦力、すなわち、結合力が大きくなり、基板の剛性を効果的に高めることが可能になり、ディスプレイ時に、ディスプレイ用具が折曲部で不用意に折れ曲がる事態を回避することができる。
請求項12に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、本ディスプレイ用具は、前面板と後面板とを貼り合わせることで構成された基板が後面板上部と後面板下部を接続する左右一対の帯体で折り曲げられるため、基板の厚さが比較的大きい場合であっても、基板を円滑(容易)に折り曲げることができる。
請求項13に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、基板を二つ折りに折り畳んだ場合、一対の帯体を基板の後面板上部と後面板下部との間の隙間に収納することができる。
請求項14に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、固定片が前面板と後面板とによって挟まれた状態となるので、固定片が基板から抜けてしまうことを防止することが可能になり、単に各固定片を両面テープや接着剤等で基板(前面板)に貼着して固定した場合と比較して、収容部の取付けの信頼性を高めることができる。また、固定部が正面に露出しないので、ディスプレイ用具の外観品質を確保することができる。
請求項15に記載のディスプレイ用具に係る考案によれば、基板を1枚のボール紙に展開することで、部品点数を減らすことができる。
なお、基板をどのように展開するかは適宜に設定することができる。例えば、後面板を1枚の板として後面板の1辺と前面板の1辺とを切込み線を介して接続させることができる。また、後面板を左右に分割して形成して分割された各後面板の1辺と前面板の上下方向へ延びる左右の各辺とを切込み線を介して接続させることもできる。
本実施形態のディスプレイ用具のディスプレイ時における正面側の斜視図である。 本実施形態のディスプレイ用具のディスプレイ時における背面側の斜視図である。 本実施形態のディスプレイ用具を折り畳んだ輸送時における右側面図である。 本実施形態のディスプレイ用具の斜視図であって、特に、基板が折曲部で90°の折り曲げ角度で折り曲げられた状態を示す図である。 本実施形態のディスプレイ用具を折り畳んだ輸送時における斜視図である。 本実施形態のディスプレイ用具の収容部の展開図である。 本実施形態のディスプレイ用具の収容部単体の斜視図であって、特に、ディスプレイ時の状態を示す図である。 本実施形態のディスプレイ用具の収容部単体の斜視図であって、特に、ディスプレイ時の状態と輸送時の状態との中間の状態を示す図である。 本実施形態のディスプレイ用具の収容部単体の斜視図であって、特に、扁平に折り畳んだ輸送時の状態を示す図である。 本実施形態のディスプレイ用具の説明図であって、特に、各収容部にディスプレイ対象物が収容された状態を示す図である。
本考案の一実施形態を添付した図を参照して説明する。なお、以下の説明において用いられる方向を図1に規定する。図1に示されるように、本実施形態のディスプレイ用具1は、上下方向に延びる帯形状の基板2と、該基板2の前面(図1における手前側の面)に設けられて上下方向に間隔をあけて一列に配置される複数個(本実施形態では5個)の収容部3と、を有する。また、ディスプレイ用具1は、基板2の上部に左右方向へ間隔をあけて配置された一対の抜き穴4を有しており、該抜き穴4に通された吊紐5を、壁に取り付けられたフック(図示省略)に引っ掛けることにより、吊下げられて使用されるものである。
基板2は、前面板6(図1参照)と後面板7(図2参照)とを両面テープや接着剤等で貼り合わせることで形成される。図1に示されるように、前面板6は、前面板上部8と前面板下部9とを有する。また、前面板6は、上下方向に所定間隔をあけて平行に配置された2つの折曲線10、11によって画定された長方形によって形成される折曲部12を有する。これにより、図3に示されるように、前面板6は、折曲部12、すなわち、2つの折曲線10、11で折り曲げることにより、略コ字状に折り畳むことができる。なお、前面板6と後面板7とは、同じ厚さを有するボール紙によって形成されている。
図1及び図2に示されるように、前面板6は、前面板下部9ならびに折曲部12を切込むことで形成される突出部13と切抜き部14(第2切抜き部)とを有する。突出部13および切抜き部14は、その周長を稼ぐために、ジグソーパズルのピースのような入り組んだ形状(輪郭)に形成されている。「入り組んだ形状」は、突出部13や切抜き部14の周長が稼げるものであればどのようなものでもよいが、一般的には、幹となる形状から別の形状の1つ又は複数の突起を有する形状が考えられる。例えば、図1の突起部13は長方形から丸形の3つの突起が出た形をしたものであるが、別に長方形から丸形又は角形の1つ又は2つの突起が出た形状等でもよい。また、幹となる形状が特になく、全体がクローバー形(丸い3つの突起)のものなどでもよい。突起部13と切抜き部14は図1の突起部13のような左右対称形でもよいし、非対称形でもよい。これにより、突出部13と切抜き部14との端面間の摩擦力、すなわち、結合力が増大されて、図1および図2に示される当該ディスプレイ用具1のディスプレイ時における基板2の剛性(耐折り曲げ強度)が確保される。なお、突出部13には、折曲線10、11が形成されていない、すなわち、突出部13は、前面板上部8と一体であるため、図5に示されるように、前面板6(基板2)を二つ折りに折り畳んだ状態では、突出部13は、前面板上部8と同一平面上で折曲部12から突出される。なお、図1及び図2では、突出部13を前面板上部8から突出させ、前面板下部9に切抜き部14を形成しているが、本形態とは逆に、突出部13を前面板下部9から突出させ、前面板上部8に切抜き部14を形成してもよい。また、前面板6の表面(正面)の空スペースには、商品名や「新発売」等の広告を表示することができる。
図2に示されるように、後面板7は、後面板上部15と後面板下部16とを有する。後面板上部15は、後面板上部左15Lと後面板上部右15Rとに分割されて形成されている。同様に、後面板下部16は、後面板下部左16Lと後面板下部右16Rとに分割されて形成されている。また、後面板7は、後面板上部左15Lと後面板下部左16Lとが所定幅の帯体17によって接続されるとともに、後面板上部右15Rと後面板下部右16Rとが帯体17と同一幅の帯体18によって接続されている。さらに、後面板7には、一対の帯体17、18間に、前面板6の突出部13および切抜き部14を臨む窓部38が設けられている。なお、各帯体17、18の裏面は、前面板6に貼着されていない。
帯体17は、上下方向の1/2の高さの位置に、左右方向へ水平に延びる折曲線19(第3折曲線)が形成されて、上端位置および下端位置には、左右方向へ水平に延びる一対の折曲線20が形成されている。同様に、帯体18には、折曲線19と同一直線上に位置する折曲線21(第3折曲線)が形成されて、上端位置および下端位置には、一対の折曲線22が形成されている。折曲線19および折曲線21は、表面に所定深さの切込みを入れることで形成される。また、一対の折曲線20および一対の折曲線22は、裏面に所定深さの切込みを入れることで形成される。
このように構成することにより、基板2が折り曲げられた状態では、図4に示されるように、各帯体17および18は、前面板6に対して浮き上がるようにして外側へ突出(背面側からみて山折り)して折り曲がり、また、基板2が二つ折りに折り畳まれた状態では、図3に示されるように、基板上部2aと基板下部2bとの間に二つ折りに折り畳まれた状態で収納される構造になっている。なお、基板上部2aと基板下部2bとの間の隙間は、その間隔h、具体的には、折曲部12の折曲線10と折曲線11との間隔が、二つ折りに折り畳まれた状態の一対の帯体17、18を収容できるように設定されている。
収容部3は、例えばポリエチレン等のプラスチックの板によって構成されており、図6に示されるように、1枚の板に展開することができる。図6に示した収容部3では、直角の頂点を下部に有する形状の正面板23を有しており、この形状の場合、直方体の商品箱や四角形の袋状商品が、この直角部分に納まるように斜めに収納されることになる。ただし、正面板23の下部に位置する該頂点の角度は直角に限らず、鈍角または鋭角でもよく、また、該頂点部分まで正面板23又は両アーム板25、27が存在する必要はなく、該頂点部分付近が空隙となった形態、すなわち正面板23を上底より下底の長さが短い台形等の形状としてもよい。上部に位置する直角に対する底辺は直線でもよいが、上部又は下部に凹凸した形状でもよい。本実施形態では、底辺が直線の直角二等辺三角形に形成された正面板23を示した。また、収容部3は、正面板23の左側の斜辺に折曲線24(第2折曲線)を介して接続されるアーム板左25と、正面板23の右側の斜辺に折曲線26(第2折曲線)を介して接続されるアーム板右27と、を有する。さらに、収容部3は、アーム板左25に折曲線28を介して接続される固定片左29と、アーム板右27に折曲線30を介して接続される固定片右31と、を有している。
アーム板左25は、折曲線24と折曲線28との真中位置に、各折曲線24および28に対して平行に配置された折曲線32(第1折曲線)が設けられる。同様に、アーム板右27は、折曲線26と折曲線30との真中位置に、各折曲線26および30に対して平行に配置された折曲線33(第1折曲線)が設けられる。このように構成された収容部3は、図1に示されるように、各固定片29および31が、基板2の前面板6に略V字状に配置された各スリット35および36に差込まれて外側へ向けられた状態で前面板6と後面板7との間で挟まれる。なお、各固定片29および31は、両面テープや接着剤等によって後面板7に貼着されている。また、図6に示される符号34は、アーム板右27に形成された後述する切抜き部(第1切抜き部)である。
図7は、本ディスプレイ用具1のディスプレイ時における収容部3を示す。ディスプレイ時のディスプレイ用具1は、収容部3の一対のアーム板25、27が基板2に対して略垂直に延ばされて、正面板23と基板2との間に収容部3の収容スペースが形成される。そして、正面板23と基板2との間に接続された一対のアーム板25、27によって上記収容スペースに収容されるディスプレイ対象物37(図10参照)が支持される。また、図8は、収容部3の一対のアーム板25および27が、各折曲線32および33で収容部3の内側から見て山折りに折り曲げられた状態(折り曲げ途中の状態)を示す。さらに、図9は、ディスプレイ用具1を扁平に折り畳んだ輸送時(以下、輸送時という)における収容部3を示す。
ここで、収容部3は、一対のアーム板25、27の各折曲線32および33を介した二面を、図7に示されるディスプレイ時の全く折り曲げていない状態から、図8に示される90°折り曲げた状態を経由して、図9に示される輸送時の180°折り曲げた状態へと移行する過程で、一対のアーム板25、27が相互に内側へ入り込むことになるが、本ディスプレイ用具1では、アーム板右27に上述した切抜き部34(第1切抜き部)を形成したことにより、アーム板左25とアーム板右27との干渉が回避される。そして、本ディスプレイ用具1は、図3にも示されるように、一対のアーム板25、27が二つ折りに折り畳まれることにより、各収容部3、延いては、輸送時のディスプレイ用具1が扁平となるように構成されている。前記一対のアーム板25、27が相互に内側へ入り込む(すなわち、それぞれ収容部3の内側からみて山折りに折り曲げられる)ような前記形態ではなく、各アーム板は外側に折り曲げられる形態でも、輸送時のディスプレイ用具1を扁平とすることができる。
次に、本実施形態の作用を説明する。図10に、本ディスプレイ用具1のディスプレイ時の状態、特に、上下方向に所定間隔をあけて配置された複数個(本実施形態では5個)の収容部3にディスプレイ対象物37(以下、必要に応じて商品37という)が収容された状態を示す。この状態では、前面板上部8から突出させた突出部13を前面板下部9に形成された切抜き部14(第2切抜き部)に嵌合させて基板2の剛性(耐折り曲げ強度)を確保したことにより、ディスプレイ時に基板2が不用意に折曲部12で折れ曲がることを防止することができる。
図10および12には、各収容部3に2個の商品37が前後に重ねられて斜めに、詳細には、正面視で時計回り方向へ45°傾けられた状態で収容されている。また、商品37の並べ方は図10に限定されるものではなく、例えば、同一の収容部3に重ねて収容された各商品37のうち、前側(手前側)に配置された商品を正面視で時計回り方向へ45°傾けるとともに後側(奥側)の商品37を正面視で反時計回り方向へ45°傾けるようにして、ディスプレイしてもよい。さらに、上下に隣接した収容部3間で商品37の傾き方向を変えてディスプレイすることもできる。商品37は直方体の箱に限らず、例えば、四角形の袋状の商品や細長いボトル等の棒状の商品でもよく、それらは同一の収容部3に複数個収容してディスプレイすることができる。
次に、本ディスプレイ用具1を、図1に示されるディスプレイ時の状態から図5に示される輸送時の状態へ移行させる手順、すなわち、二つ折りに折り畳む手順を説明する。まず、各収容部3の各正面板23を基板2に向けて押し付けるようにして、各収容部3を図9に示される状態に折り畳む。ここで、各収容部3の材料(プラスチック板)が弾性を有する場合、押し付け力を解放すると、その弾性力により、図9に示される状態から、例えば、図8に示される状態まで押し戻されることがあるが問題はない。次に、切抜き部14から突出部13を押し出すようにしながら、図4に示されるように、基板2を折曲部12で折り曲げる。この時、一対の帯体17および18は、基板2の折り曲げ動作に連動して、各折曲線19および21が折曲部12に対して離反するようにして各折曲線19および21で折れ曲がる。
そして、最終的に、図3および図5に示されるように、本ディスプレイ用具1は、折曲部12で二つ折りに折り畳むことができる。このようにして、扁平に折り畳まれたディスプレイ用具1は、ディスプレイ時の上下方向の長さを約半分にすることができ、コンパクトで嵩張ることがないので、例えば、商品37と同じコンテナで輸送することができる。
1 ディスプレイ用具、2 基板、2a 基板上部、2b 基板下部、3 収容部、6 前面板、7 後面板、8 前面板上部、9 前面板下部、10,11 折曲線、12 折曲部、13 突出部、14 切抜き部(第2切抜き部)、17,18 帯体、19,21 折曲線(第3折曲線)、24,26 折曲線(第2折曲線)、32,33 折曲線(第1折曲線)、34 切抜き部(第1切抜き部)、35,36 スリット

Claims (15)

  1. 上下方向へ延びる基板と、前記基板の前面に上下方向に間隔をあけて設けられて対象物を収容する複数個の収容部と、を備える吊下げ型のディスプレイ用具であって、
    前記収容部は、左右方向に一対で設けられて前記対象物を支持するアーム板と、前記各アーム板の後端部に連続して設けられてそれぞれが前記基板に固定される固定片と、前記一対のアーム板の前端部に接続される正面板と、を有して、
    前記収容部の前記各アーム板は、前後方向中間位置に前記基板の前面に対して平行に設けられた第1折曲線を有することを特徴とするディスプレイ用具。
  2. 前記収容部は、前記一対のアーム板の各前端部は、前記正面板にそれぞれ第2折曲線を介して接続され、前記一対のアーム板が前記各第1折曲線でそれぞれ折り曲げられることにより扁平に折り畳み可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ用具。
  3. 前記正面板は、直角の頂点を下部に有する形状であり、前記一対のアーム板の各前端部は、前記正面板の直角の頂点を挟む各斜辺にそれぞれ第2折曲線を介して接続されることを特徴とする請求項2に記載のディスプレイ用具。
  4. 前記正面板は、直角の頂点を下部に有する直角三角形であることを特徴とする請求項3に記載のディスプレイ用具。
  5. 前記収容部は、前記一対のアーム板が前記各第1折曲線でそれぞれ前記収容部の内側からみて山折りに折り曲げられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のディスプレイ用具。
  6. 前記収容部は、前記一対のアーム板のうちの一方のアーム板は、前記一対のアーム板が折り曲げられる過程で他方のアーム板との干渉を回避するための第1切抜き部を有することを特徴とする請求項5に記載のディスプレイ用具。
  7. 前記収容部は、前記正面板、前記一対のアーム板および前記各固定板が展開された1枚の板によって構成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のディスプレイ用具。
  8. 前記基板は、折曲部を介して上下方向に配置されて前記折曲部で背面合せに二つ折り可能な基板上部と基板下部とによって構成されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のディスプレイ用具。
  9. 前記基板は、前記折曲部によって区画された前記二つの基板のうちの一方の基板に連続して、前記折曲部で折り曲げられた状態で、前記折曲部から突出される突出部と、前記二つの基板のうちの他方の基板に設けられて、前記基板上部と前記基板下部とが連続する平面状に延びた状態で、前記突出部が嵌合される第2切抜き部と、を有することを特徴とする請求項8に記載のディスプレイ用具。
  10. 前記第2切抜き部は、前記二つの基板のうちの他方の基板を、前記突出部の輪郭に沿って切込むことで形成されることを特徴とする請求項9に記載のディスプレイ用具。
  11. 前記突出部と前記第2切抜き部とを入り組んだ形状とすることを特徴とする請求項10に記載のディスプレイ用具。
  12. 前記基板は、前面板と後面板とを貼り合わせることで構成されて、前記基板上部と前記基板下部は後面板上部と後面板下部を接続する左右一対の帯体によって接続されることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか一項に記載のディスプレイ用具。
  13. 前記一対の帯体には、前記折曲部に対応する位置に第3折曲線が形成されており、前記基板が二つ折りに折り曲げられた状態で、前記一対の帯体は、各第3折曲線で二つ折りに折り曲げられて前記後面板上部と前記後面板下部との間の隙間に収納されることを特徴とする請求項12に記載のディスプレイ用具。
  14. 前記収容部は、各固定片が、前記前面板に形成された各スリットに差込まれて前記前面板と前記後面板との間に収納されることを特徴とする請求項12または13に記載のディスプレイ用具。
  15. 前記基板は、前記前面板と前記後面板とが展開された1枚のボール紙によって構成されることを特徴とする請求項12乃至14のいずれか一項に記載のディスプレイ用具。
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