JP3202236U - 商品陳列具 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、基板に取付穴を形成して、陳列棚のフック等に基板を直接引っ掛けることが考えられる。この場合、強度を高めるために、基板を二枚重ね構成することが好ましいが、基板を単に二枚重ねに構成しただけでは、重ね合わせた部分が開いてしまうため、二枚分の強度を活かすことができない。重ね合わせの状態を保持するために、接着剤で貼り合わせることも考えられるが、手間やコストがかかってしまう。また、店舗における吊下げ陳列の使い勝手も悪いという課題がある。
この構成では、係合穴に係合片を押し込むと、係合片の側縁部が係合穴の穴縁に引っ掛かり、係合片が係合穴に抜け止め保持される。したがって、店舗での吊下げが簡単であり、陳列の手間がかからない。
この構成では、多数個の商品を上下方向に並べて陳列・販売することができる吊下げ方式の商品陳列具が得られる。
以下の説明において、「前後」「左右」「上下」の各方向は、本実施形態の商品陳列具を説明する上で便宜上設定したものであり、商品陳列具の構成を限定するものではない。また、「山折り」とは、商品陳列具をなすブランクシートの表面が前方へ突き出す方向への折り曲げであり、「谷折り」とは、ブランクシートの表面が後方へ凹む方向への折り曲げである。
本実施形態の商品陳列具Hは、左右方向の長さよりも上下方向の長さが大きくされた縦長形状である。
なお、罫線には切れ込みを形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
基板1の略中央部には係合片11が形成されている。係合片11は、図3に示すように、上部が上端部に向けて窄まる流線形状(スプーン形状)に形成されている。係合片11の左右両側部には、側方へ向けて半円状に膨出する膨出部11a,11aが形成されている。
側板2は、図2に示すように、左右上端角部をアール状とした長方形に形成されており、上下方向よりも左右方向が幾分大きく形成されている。側板2は基板1よりも幅狭に形成されている。
係合穴21内の蓋部21aの下縁部は、罫線L21を介して側板2に連設されている。罫線L21は罫線L1(基板1または側板2の上縁部)に平行に形成されている。
係合穴21内の蓋部21aの左右の縁部は、カット線L22を介して側板2に連設されている。
係合穴21は、図1に示すように、基板1の後面に側板2を重ねた状態で、基板1の係合片11に対応する位置に形成されている。図3に示すように、係合穴21の上端部23から罫線L1までの長さは、係合片11の上端部13から罫線L1までの長さと同じ長さに形成されている。
帯片53は、背面部53aおよび底面部53bを備えている。
最上段の収容段51における背面部53aは、側板3Aの上板部3A1に連続しており、上板部3A1と面一に形成されている。底面部53bは、背面部53aの下縁部に罫線L51を介して連設されている。底面部53bは、背面部53aの下縁部から前方に向けて延びている(図4(a)参照)。底面部53bは、背面部53aに対して鈍角に形成されている(図5参照)。
帯片53は、図4(a)に示すように、罫線L51に沿って谷折りされるとともに、罫線L52に沿って山折りされ、背面部53aおよび底面部53bを形成している。
最上段の収容段51における上片54は、罫線L53を介して側板3Aの上板部51A1に連設されている。上片54は、罫線L53に沿って谷折りされ前方に向けて延びている。上片54は、上板部51A1に対して鈍角に形成されている(図5参照)。
張出部55aの上端部には、上方へ突出する突部55bが形成されている。突部55bは、前片55の上縁部(罫線L54)よりも上方に突出している。張出部55aの下部は一段下の帯片53の背面部53aに繋がっている。
本実施形態の商品陳列具Hでは、図1,図5に示すように、罫線L1に沿って基板1の後面に側板2を折り重ねる。
そして、基板1の前面側から係合片11に指を当て、係合片11を後方に向けて押し込む。そうすると、係合片11がカット線L2(図3参照)で基板1から分離され、罫線L3を介して後方に倒れる。これにより、側板2の蓋部21aが係合片11に押されてカット線L22(図3参照)で分離され、蓋部21aが後方に押し退けられる。これによって、開口した係合穴21に係合片11が差し込まれる。
例えば、図7に示すように、係合片11および係合穴21を左右に3つ形成して、吊下げ強度を向上させてもよい。
この場合には、中央部分に上下方向に延在する切れ込み15を設けることで、商品陳列具Hを左右に分割可能に構成することができる。このように分割可能に構成することで、店舗等における吊下げ陳列の態様に柔軟に対応することができる。
2 側板
3 収容部
11 係合片
21 係合穴
50 収容ポケット
51 収容段
L1 罫線
H 商品陳列具
P 商品
S ブランクシート
T 陳列棚
Claims (3)
- 基板と、前記基板の下部に設けられた収容部と、を備えた吊下げ式の商品陳列具であって、
前記基板の上部に罫線を介して連設された側板と、
前記基板および前記側板の一方に形成された係合穴と、
前記基板および前記側板の他方に形成され、前記罫線を介して前記基板に前記側板を折り重ねたときに前記係合穴に押し込まれる係合片と、を備えたことを特徴とする商品陳列具。 - 前記係合片は、前記係合穴よりも幅広に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の商品陳列具。
- 前記収容部は、蛇腹状に折曲形成した物であり、商品が収容される収容ポケットを備えた収容段が上下に複数段形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の商品陳列具。
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2015
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