JP6686248B2 - 上方が開口された容器 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の形状を備えた平面部材が折り曲げられることにより立体形状に形成されて上方が開口された容器に関し、特に、正面板と背面板との間の厚みが他の部分に比べて薄くても、自立時の安定性が良い容器に関する。なお、以下において食品用の紙製容器について主として説明するが、本発明は、食品用にも紙製であることにも限定されない。
一般的に、ファーストフード店等では調理済の揚げ物等(フライドポテト、フライドチキン等)が、いろいろな形態の使い捨て容器(パッケージ)に収納されて提供されている。パッケージの形状は、収納する食品に対応した形状であって、かつ、持ち運びやすさ(可搬しやすさ)を高めるように構成されている。
特に、このような容器として、紙製で容易に組み立て可能であって、収納された食品が顧客の視覚により認識可能なように、コンビニエンスストアのレジ横等に設置された保温ケース内において安定して自立する容器が知られている。このような容器の立体形状としては、(1)食品を収納した容器を奥行き方向に並べて保温ケース内に自立させるために奥行き方向の長さ(正面板と背面板との間の厚み)が他の部分に比べて薄く、(2)容器に食品を容易に収納させるために容器自体の立体形状が下方から上方に広がっている、という特徴的な形状を備える。これらの特徴的な形状により、自立時の安定性に欠けるという問題がある。
たとえば、同一出願人による実用新案登録第3195440号公報(特許文献1)および意匠第1524745号公報(特許文献2)は、1枚の紙を折り曲げ接続することにより袋状に形成されるフィンガーフード(ファーストフード店等で販売される指でつまんで食べるような食べ物)用容器を開示する。
このフィンガーフード用容器によると、底面部の両側面に開口が上向きである折返部を設けることにより、容器に収納された食べ物から出る油や水分が容器下部から外に漏れることを防止することが可能となり、また、容器を自立させるための脚を円周状に設けるのではなく、略半楕円状にし、側面部の下部を脚とすることにより、容器背面側にできる空間から指を挿入されて容器底面を形成させることができ、安定的に自立してかつ容易に容器底面を展開して立体化させることが可能となる。さらに、前面部のみに接続領域を設けることにより、背面部側の接続領域分の紙や糊の消費が抑えられ容器作成コストを軽減することが可能となる。
このようなフィンガーフード用容器200について、特許文献1に開示された下方背面斜視図を本願の図4(A)に、特許文献2に開示された底面図を本願の図4(B)に、それぞれ示す。
実用新案登録第3195440号公報 意匠登録第1524745号公報
しかしながら、上述したフィンガーフード用容器200において、容器を自立させるための脚を円周状に設けるのではなく、略半楕円状にして側面部の下部を脚とすることは、立体化の容易性を専ら追求しているに過ぎず、容器の自立時の安定性については以下のような問題がある。
このフィンガーフード用容器200は、図4(A)および図4(B)に示すように、前面部210から延設された接続部240(この接続部240は側面部を兼ねる)と背面部220とが接触する領域であってその高さ方向の全範囲(図4(A)に斜線領域で示す範囲)において糊等の接着剤を用いて接続部240と背面部220とが接着されて、底部230を備え上方が開口された容器(このフィンガーフード用容器200は本願発明では任
意構成の蓋部250を含む)を形成している。
すなわち、これらの図から明らかなように、接続部240の上方はもちろんのこと、背面部220が存在する限りにおける接続部240の下端まで、接続部240と背面部220とが接着されている。このため、このフィンガーフード用容器200が載置面と接触する奥行き方向長さは、図4(B)に示すD(1)となる。自立時の安定性を向上させるためには、このD(1)の長さが長い方が好ましいが、このような観点での考察がなされていない。
本発明は、従来技術の上述の問題点に鑑みて開発されたものであり、その目的とするところは、所定の形状を備えた平面部材が折り曲げられることにより立体形状に形成されて上方が開口された容器において、正面板と背面板との間の厚みが他の部分に比べて薄くても、自立時の安定性が良い容器を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る上方が開口された容器は、以下の技術的手段を講じている。
すなわち、本発明に係る容器は、所定の形状を備えた平面部材が折り曲げられることにより立体形状に形成されて上方が開口された容器であって、正面板と、背面板と、前記正面板および前記背面板を接続する底面板と、前記正面板または前記背面板から延設された左右の側面板とを含み、前記側面板は、前記正面板または前記背面板から延設された部分であって前記容器の側面を形成する側面形成部と、前記側面形成部から前記正面板または前記背面板からさらなる離隔方向へ延設された部分における、前記容器の開口側に位置する接続部および前記容器の底面側に位置する支持部とを含み、前記接続部と前記支持部とは切り込みで分断され、前記接続部と前記背面板または前記正面板とが接合されている。
好ましくは、前記底面板と前記正面板または前記背面板との境界には、前記底面板から前記正面板または前記背面板に向けた切り込みが前記正面板または前記背面板に設けられ、前記切り込みの長さに対応する分だけ前記容器の底面が持ち上げられ、前記正面板または前記背面板の下辺の一部と、前記側面形成部の下辺と、前記支持部の下辺とにより、前記容器の脚部が形成されるように構成することができる。
さらに好ましくは、前記立体形状において、前記正面板、前記背面板および前記側面板の少なくとも1つは曲面形状に形成されているように構成することができる。
本発明によれば、所定の形状を備えた平面部材が折り曲げられることにより立体形状に形成されて上方が開口された容器において、正面板と背面板との間の厚みが他の部分に比べて薄くても、自立時の安定性が良い容器を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る上方が開口された容器の使用時の立体状態における(A)正面図、(B)背面図、(C)側面図、(D)上面図、(E)底面図である。 本発明の実施の形態に係る上方が開口された容器の(A)展開図、(B)使用直前の平面状態を示す正面図および背面図である。 本発明の実施の形態に係る上方が開口された容器の使用時の立体状態における(A)正面斜視図、(B)背面斜視図である。 従来技術に係るフィンガーフード用容器の(A)下方背面斜視図、(B)底面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る上方が開口された容器100を、図を参照して説明する。以下において、この容器100は、食品用の紙製容器であるとして説明するが、本発明は、食品用にも紙製であることにも限定されない。また、図面に付した符号については、この容器100は、図1(A)に示す左右方向についての対称形状を備えるため、左右一方の符号を付していない場合がある。
なお、この容器100が食品用である場合には、調理済の揚げ物等(フライドポテト、フライドチキン等)に好適に使用される。さらに、この容器100は、所定の形状を備え
た平面部材が折り曲げられることにより立体形状に変形されることにより形成された上方が開口された容器であり、その素材としては、以下のものが考えられる。
この容器100の素材は、典型的には紙であり、この中に収納される食べ物を保持できるだけの強度(厚み)を有するとともに、油分を含む食べ物や水分を含む食べ物と接触した場合でもこれらの食べ物が変質することのないような素材が適切である。この点で、紙の内側が合成樹脂製の薄いフィルムでコーティングされている厚紙が好ましい。
さらに、顧客に対して容器100に収納された食べ物を訴求するために、容器100の外側(図2(A)に示す展開図における紙面表側が容器100の内面側である場合には図2(A)の紙面裏側)に意匠が施されていることも好ましい。なお、以下においては、特に記載しなくても図2(A)に示す展開図の紙面表側が容器100の内面側であるものとする。
この容器100は、図2(A)に示す点線150、164で谷折りにして図2(A)の展開図で示す平面部材から図2(B)に示す使用直前の平面部材へ変更(変形)して、さらに、図2(B)に示す使用直前の平面部材において図2(A)に示す点線160、162で谷折りにして、点線164を谷折りから山折り(以下において繰り返さないがこの山折りは少なくとも谷折りではなく略水平方向を含む山折りを意味するものとする)に変更して図2(B)に示す平面部材から図1および図3に示す立体形状へ変更(変形)することにより、上方が開口された容器100が形成される。ここで、図2に示す点線164については、図2(B)に示す使用直前の平面部材の状態では谷折りであって図3に示す使用時の立体部材の状態では山折りとなり、容器100の底面に十分な強度を与えるとともに、後述するように容器100において上に凸状態の底面を形成する。
以下において、これらの図1〜図3を参照して、この容器100の構造を詳しく説明した後に、この容器100の使用方法について詳しく説明する。
[構造]
この容器100は、正面板110と、背面板120と、正面板110および背面板120を接続する底面板130と、正面板110から(図2の左右方向に)延設された左右の側面板140とを含む。なお、左右の側面板140は、正面板110ではなく背面板120から延設されていても構わない。
そして、この側面板140は、正面板110(または背面板120)から延設された部分であって容器100の側面を形成する側面形成部142と、側面形成部142から正面板110からさらなる離隔方向へ延設された部分における、容器100の開口側(上方)に位置する接続部144および容器100の底面側(下方)に位置する支持部146とを含む。そして、さらに、これらの上方に位置する接続部144と下方に位置する支持部146とは切り込み148で分断されている。より詳しくは、この切り込み148は、後述する自立時の安定性を向上させるための支持部146の開きを良くするために、水平切り込み148Aと斜め切り込み148Bとで構成されている。
そして、この接続部144と背面板120とが接合されて立体形状に、この容器100が形成されている。なお、左右の側面板140が正面板110ではなく背面板120から延設されている場合には、この接続部144と正面板110とが接合されて、立体形状の容器100が形成されている。
ここで、接続部144と背面板120(または正面板110)との接合方法は限定されるものではないが、接合部144Sの領域に接着材または両面テープを設けて接続部144と背面板120(または正面板110)とを接合している。このように接続部144と背面板120(または正面板110)とを接合されているが、支持部146と背面板120(または正面板110)とは接合されていない。
さらに詳しくは、この容器100は、図2(A)の展開図に示す平面部材(硬質の紙製)を、点線150、164で谷折り(谷折りにされた点線164は立体形状に形成されたときには略水平方向を含む山折り)にして、接合部144Sで接合された平面状態(図2(B)に示す状態)で使用場所まで運搬されて、実際に食品をこの容器100に収納する直前に、後述する使用方法で説明するように図2(B)に示す平面部材から立体部材に変
形されて、図1および図3に示す立体形状に形成される。
なお、底面板130の点線164は、図2(B)に示す平面状態で谷折りであって、図1および図3に示す立体状態で略水平方向を含む山折りとなるので、底面板130は点線164の位置で略水平方向を含む山折りに折り曲げられ、背面側の第1底面部132とそれよりも面積の小さい正面側の第2底面部134とで、この容器100の底面が構成される。さらに、点線160および点線162が曲線で構成されているために、この容器100の底面は、図1(A)における中央部から左右方向に従って下方に傾斜する、上に凸の形状になる。このため、油分を含む食べ物をこの容器100に収納した場合、時間の経過により食べ物から油分が抽出されたとしても、立体状態で底面が上に凸の状態に形成されているために中央近傍に滞留することなく他の部分(周辺の凹んだ部分)へ落ちて行くために、抽出された油分に食べ物が浸されることを防止することができる。
なお、背面側の第1底面部132と正面側の第2底面部134とにおいて、面積の大小については限定されるものではないが、図1(C)にH(2)>H(3)で示すように、背面側の第1底面部132(載置面からの高さH(2))の方が、正面側の第2底面部134(載置面からの高さH(3))よりも、載置面からの高さが高いことが好ましい。
なお、限定されるものではないが、上述と同じように、油分を含む食べ物をこの容器100に収納して保温ケース内に自立させる場合には、底面板130が保温ケースの棚面(載置面)から浮いていることが好ましい場合がある。これに鑑みて、この容器100は、底面板130と正面板110との境界には、底面板130から正面板110に向けた切り込み114が正面板110に設けられている。なお、切り込み114は、正面板110ではなく背面板120に設けられていても構わない。
そして、立体形状に形成されたこの容器100においては、この切り込み114の長さに対応する高さH(1)の分だけ容器100の底面が持ち上げられている。ここで、この切り込み114が載置面に対して垂直に設けられている場合には容器100の底面が持ち上げられる高さは切り込みの長さと一致するが、本実施の形態のようにそうではない場合には容器100の底面が持ち上げられる高さは切り込みの長さに対応する高さになる。また、高さH(1)の寸法については限定されるものではなく、容器100の全高に対して適宜設定されることが好ましい。
このように、この容器100の底面が持ち上げられる高さは切り込み114の長さに対応する高さH(1)であって(一致する必要はなく対応してさえすればよい)切り込み114の長さが高さH(1)に一致するものでもない(一致しても構わない)。そして、谷折りされる点線160および点線162が曲線形状であるため、容器100の底面が持ち上げられる最大高さは、切り込み114の長さに対応する高さH(1)よりも大きくなる。さらに、この容器100は、このように底面が持ち上げられた形状を備えるとともに、正面板110の下辺の一部110Fと、側面形成部142の下辺142Fと、支持部146の下辺146Fとにより、この容器100の脚部100Fが形成されている。
さらに、限定されるものではないが、(A)容器100の全体形状の意匠を考慮、(B)容器100に収納される食べ物の形状を考慮、および、(C)容器100に食べ物を収納しやすい点、等を考慮して、この容器100の立体形状において、正面板110、背面板120および側面板140の少なくとも1つは曲面形状に形成されていることも好ましい。この容器100は、正面板110、背面板120および側面板140が曲面形状を備えている。ただし、側面板140は、正面板110および背面板120に対して曲面の度合いは小さい。
さらに、この容器100の側面は、その正面側半分が正面板110(より詳しくは正面板110における点線150と点線152の延長線との間の領域)により形成され、その背面側半分は側面板140の側面形成部142により形成されることになる。この点で、この容器100の側面の中心線は点線150に略一致することになる。
そして、この容器100は、(1)食品を収納して奥行き方向に並べて保温ケース内に自立させるために奥行き方向の長さ(正面板110と背面板120との間の厚み)が他の部分に比べて短く(薄く)、(2)容器100に食品を容易に収納させるために容器10
0自体の立体形状が下方から上方に広がっている、という特徴的な形状を備える。
[使用方法]
上述したように、本実施の形態に係る容器100は、図2(A)の展開図に示す平面部材を図2(A)に示す点線150、164で谷折りにして、接合部144Sで接続部144と背面板120とを接着材または両面テープ等で接合した図2(B)に示す使用直前の平面部材の状態で使用場所へ運搬等される。このように立体状態(図3)ではなく平面状態(図2(B))の状態で運搬および貯蔵することにより運搬コストを低下させるとともに使用時までの容器100の収納容積を小さくすることができる。
図2(B)に示す使用直前までの平面状態の容器100に対して、図2(B)に示す下方から指を底面板130に押し当てて点線164が山折りになるように(底面が上に凸の状態になるように)平面状態の容器100を立体状態に変形させる。このとき、図2(A)に示す点線160、162が谷折りになり、点線164が谷折りから山折りになり、点線160の位置で正面板110と底面板130とが略垂直に、かつ、点線162の位置で背面板120と底面板130とが略垂直に変形されて、図2(B)に示す平面形状が図1および図3に示す立体形状へ変形されて、容器100が形成される。この場合において、点線160および点線162が曲線で構成されているために、折り目152と相俟って正面板110、背面板120および側面板140が曲面形状に形成されるとともに、この容器100の底面が図1(A)における中央部から左右方向に従って下方に傾斜する、上に凸の形状になる。。
そして、側面板140における支持部146は接続部144と異なり背面板120と接合されていないことに加えて、上述したように背面板120が曲面形状であるために、支持部146が背面板120から離隔する方向へ(羽根を広げるように)広がる。特に、この容器100においては接続部144と支持部146とを分断する切り欠き148が水平切り込み148Aと斜め切り込み148Bとで構成されている。この斜め切り込み148Bにより、支持部146が、曲面形状に形成された背面板120からより離隔しやすくなり、図2(B)に示す平面形状の容器100を図1および図3に示す立体形状に変形するだけで、支持部146を背面板120から確実にかつ十分に離隔することができる。
その結果、この容器100が載置面(ここでは保温ケースの棚面であって金網状または格子状で面を構成していることが多い)と接触する奥行き方向長さは、図1(E)に示すD(2)となる。従来技術として説明したフィンガーフード用容器200が載置面と接触する奥行き方向長さは、図1(E)および図4(B)に示すD(1)であって、D(1)<D(2)となる。このため、容器が載置面と接触する奥行き方向長さがD(1)よりも長くなるので、自立時の安定性を向上させることができる。そして、この場合に、容器100の底面が持ち上げられた形状となっており、正面板110の下辺の一部110Fと、側面形成部142の下辺142Fと、支持部146の下辺146Fとにより、この容器100の脚部100Fが形成されて、保温ケースの棚面からこの容器100の底面が浮いた状態で自立している。
このように立体形状に形成された容器100に食べ物が収納されて、コンビニエンスストアのレジ横等に設置された保温ケースの棚面に安定性良く自立させて、図1(D)の白矢印の方向へ並べられる。レジ内にいる店員により保温ケースの背面(レジ内側の面)に設けられた扉を開閉してこの容器100を保温ケースに入れたり出したりすることが多いが、その場合には、その扉の逆側(ショーケースを見る顧客側)にこの容器100の正面板110側が向いていることが好ましく、収納された食べ物が見えやすいように正面板110は曲線切り欠き112を備えている。さらに、図1(C)にH(2)>H(3)で示すように、背面側の第1底面部132の方が正面側の第2底面部134よりも載置面からの高さが高く形成されているために、容器100を正面板10側から見た場合に、容器100に収納された背面側の食べ物がよく見えて好ましい。
このようにショーケース内に自立させる場合において、上述したように、支持部146が背面板120から離隔する方向へ(羽根を広げるように)広がり、この容器100が載置面(ここでは保温ケースの棚面)と接触する奥行き方向長さが従来技術よりも長くなる
ので、自立時の安定性が向上する。
[作用効果]
以上のようにして、本実施の形態に係る容器100によると、平面形状から上方が開口された立体形状の容器へ容易に変形することができて、正面板と背面板との間の厚みが他の部分に比べて薄くても、自立時の安定性を向上させることができる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
たとえば、側面板140における支持部146を図1(E)の白矢印に示す方向へ広げたり捻ったりすることにより、(保温ケースに多数の容器100を並べるときの奥行き方向に保温ケース自体の大きさに基づく限界があるものの)D(2)がより大きくなるので自立時の安定性がより向上する。
本発明は、所定の形状を備えた平面部材が折り曲げられることにより立体形状に形成されて上方が開口された容器に好適であり、正面板と背面板との間の厚みが他の部分に比べて薄くても、自立時の安定性が良い点で特に好適である。
100 容器
110 正面板
120 背面板
130 底面板
140 側面板
142 側面形成部
144 接続部
146 支持部
200 フィンガーフード用容器(従来技術)

Claims (3)

  1. 所定の形状を備えた平面部材が折り曲げられることにより立体形状に形成されて上方が開口された容器であって、
    正面板と、背面板と、前記正面板および前記背面板を接続する底面板と、前記正面板から延設された左右の側面板とを含み、
    前記側面板は、
    前記正面板から延設された部分であって前記容器の側面を形成する側面形成部と、
    前記側面形成部から前記正面板からさらなる離隔方向へ延設された部分における、前記容器の開口側に位置する接続部および前記容器の底面側に位置する支持部とを含み、
    前記接続部と前記支持部とは切り込みで分断され、前記接続部と前記背面板とが接合され
    前記底面板と前記正面板との境界には、前記底面板から前記正面板に向けた切り込みが前記正面板に設けられ、
    前記切り込みの長さに対応する分だけ前記容器の底面が持ち上げられ、
    前記正面板の下辺の一部と、前記側面形成部の下辺と、前記支持部の下辺とにより、前記容器の脚部が形成され、
    前記底面板は、前記背面板側の第1底面部と前記正面板側の第2底面部とを含み、前記第1底面部が前記第2底面部よりも前記容器が載置される載置面からの高さが高い、容器。
  2. 前記立体形状において、前記正面板、前記背面板および前記側面板の少なくとも1つは曲面形状に形成されている、請求項1に記載の容器。
  3. 少なくとも前記背面板が曲面形状に形成されており、
    前記接続部と前記支持部とを分断する切り込みが、水平切り込みと斜め切り込みとで構成され、
    前記支持部は前記背面板と接合されていない、請求項2に記載の容器。
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