JP3131672U - 収容容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 収容物の収容に留まらず、該収容物を置くための置き皿としても使用することができる収容容器を提供する。
【解決手段】 収容容器10の容器本体11は、底壁12と、第1側壁13及び第2側壁14とを有し、第1側壁13には挿入部21が設けられ、第2側壁14には孔部22が設けられ、孔部22に該挿入部21が挿入されることで第1側壁13及び第2側壁14が繋がり、該孔部22の内側で該挿入部21が摺動自在とされ、かつ該孔部22からの該挿入部21の抜け出しを規制する抜出規制手段を設け、第1側壁13及び第2側壁14をそれぞれ起きあがらせた状態とした容器形態と、第1側壁13及び第2側壁14の間を広げた状態の皿形態との2形態を取り得るように構成している。
【選択図】 図1

Description

本考案は、和菓子、洋菓子、寿司等の食品、装飾品、人形、お香等の小物などを収容するための収容容器に関するものである。
一般に、上記のような食品、小物などは、例えば特許文献1、2に示すような紙箱からなる収容容器に収容されて搬送、販売等されている。また該収容容器は、包装容器として使用されることも多く、該収容容器に焼物調、金属調、木調、葉調の外観を付与したものも存在する。
特開2006−27674号公報 特開2006−62713号公報
ところが、上記従来のような紙箱からなる収容容器は、収容物を収容するという機能しか有しておらず、面白味に欠けており、また収容物を取り出して皿、小箱、収容器等に移し替える必要もある。
本考案は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、収容物の収容に留まらず、該収容物を置くための置き皿としても使用することができる収容容器を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の収容容器の考案は、収容物を収容するための容器本体を備える収容容器において、該容器本体は、底壁と、該底壁の周縁に立設された複数の側壁とを有しており、互いに隣接する側壁の一方には挿入部が設けられ、他方には該挿入部が挿入される孔部が設けられ、該孔部に該挿入部を挿入することによって、隣接する側壁同士を繋げているとともに、該孔部の内側で該挿入部が摺動自在とされ、かつ該孔部からの該挿入部の抜け出しを規制する抜出規制手段を設けることにより、隣接する側壁同士を近づけて各側壁をそれぞれ起きあがらせた状態とした容器形態と、隣接する側壁同士を離して各側壁間をそれぞれ広げた状態とした皿形態との2形態を取り得るように構成したことを要旨とする。
上記構成によれば、容器形態とすることで収容物を収容するという機能を十分に発揮することができる。また互いに隣接する側壁の一方に挿入部を設け、他方に孔部を設け、挿入部を孔部に挿入して側壁同士を繋げるとともに、孔部の内側で挿入部を摺動自在とし、かつ挿入部の抜け出しを規制する抜出規制手段を設けたことにより、隣接する側壁同士は、その繋がりを維持しつつも、それぞれが底壁に対して傾動自在となる。このため、隣接する側壁同士を離して各側壁間をそれぞれ広げた状態とした皿形態とすることができる。その結果、収容容器を容器としてのみならず、皿としても利用することができる。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の収容容器の考案において、該抜出規制手段は、該孔部の内側に設けられた抜止部と、該挿入部に設けられた被掛部とから構成され、該収容容器を皿形態とした場合に該被掛部が該抜止部に引っ掛かるようになっていることを要旨とする。
上記構成によれば、被掛部が抜止部に引っ掛かるようになっているため、収容容器を皿形態とする際、挿入部の孔部からの抜け出しを好適に抑制することができ、該皿形態を好適に維持することができる。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載の収容容器の考案において、さらに、該容器本体の開口を塞ぐ蓋体を備えており、該蓋体の内側で該容器本体の該側壁と当接する部位には、該側壁の外面に圧接される止片が設けられていることを要旨とする。
上記構成によれば、側壁の外面に圧接される止片を設けたことにより、蓋部を持って収容容器を持ち上げた状態において、容器本体が落下することを抑制することができる。
請求項4に記載の考案は、請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の収容容器の考案において、該容器本体は、所定形状に切り出されたシート材を折ることによって形成されていることを要旨とする。
上記構成によれば、容器本体を簡易かつ安価に製造することができる。
請求項5に記載の考案は、請求項4に記載の収容容器の考案において、該孔部が設けられた該側壁は、シート材の一部を折り重ねて形成されており、該折り重ねたシート材の一部のうち該容器本体の内側に配置された部位を内壁部とし、該容器本体の外側に配置された部位を外壁部として、該孔部は、該内壁部と該外壁部の間に形成されたものであり、該内壁部と該外壁部は、それぞれが該底壁に繋がっており、該内壁部が該底壁に繋がる箇所よりも、該外壁部が該底壁に繋がる箇所が該容器本体の内側に位置していることを要旨とする。
上記構成によれば、内壁部が底壁に繋がる箇所よりも、外壁部が底壁に繋がる箇所が容器本体の内側に位置している。このため、内壁部の底壁に繋がる箇所が、外壁部で底壁に繋がる箇所の近傍を、容器本体の外側へ向かって押している。さらに、外壁部の底壁に繋がる箇所には、該外壁部を引っ張るような張力が生じている。結果、孔部が設けられた側壁は、収容容器を皿形態とした場合、傾いた状態で安定するようになっており、該皿形態を好適に維持することができる。
本考案によれば、収容物の収容に留まらず、該収容物を置くための置き皿としても使用することができる。
(第1実施形態)
以下、本考案の収容容器を具体化した第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の収容容器を示す斜視図である。収容容器10は、収容物を収容するための容器本体11を備えている。該容器本体11は、底壁12と、該底壁12の周縁に立設された各一対の第1側壁13及び第2側壁14とを有している。なお、各一対の第1側壁13及び第2側壁14は、第1側壁13同士及び第2側壁14同士が対向し、かつ第1側壁13と第2側壁14が互いに隣接するように配置されている。また第1側壁13及び第2側壁14は、底壁12に対し、それぞれ傾けることができるように繋がっている。
該第1側壁13の両端には、挿入部21がそれぞれ設けられている。これに対し、該第1側壁13に隣接する第2側壁14の両端には、該挿入部21が挿入される孔部22が設けられている。そして、該孔部22に該挿入部21が挿入されることにより、隣接する該第1側壁13と該第2側壁14は、繋がっている。また、該挿入部21は、隣接する該第1側壁13と該第2側壁14を繋げる一方で、該孔部22の内側で摺動自在とされている。このため、該挿入部21は、その一部を該孔部22の内側から引き出すことができるように構成されている。
図1中の上側に示すように、該容器本体11は、該挿入部21のほぼ全てを該孔部22内に挿入し、隣接する第1側壁13と第2側壁14を近づけ、各側壁をそれぞれ起きあがらせた状態とした場合、有底箱状の容器形態となる。この容器形態において、該容器本体11の内部には、収容物が収容される。
一方、図1中の下側に示すように、該容器本体11は、該挿入部21の大半を該孔部22内から引き出し、隣接する第1側壁13と第2側壁14を離して、各側壁間をそれぞれ広げた状態とした場合、浅皿状の皿形態となる。この皿形態において、該容器本体11の内部には、収容物が載せられる。
該容器本体11は、使用者の所望に応じて容器形態又は皿形態の2形態のうち何れの形態でも取り得る。すなわち、該容器本体11は、該挿入部21の該孔部22への挿入又は引き出しを行いつつ、第1側壁13及び第2側壁14を立てる又は傾けるのみで、その形態を簡易に変化させることができる。
該容器本体11に収容される収容物としては、和菓子、洋菓子、寿司等の食品が挙げられる。食品の場合、容器形態とした該容器本体11に収容することによって、包装、運搬、搬送等するとともに、該食品を収容したまま該容器本体11を皿形態とすることで、該食品の移し替え等の手間を省くことができる。食品の他、収容物としては、装飾品、人形、お香等の小物等が挙げられる。このような小物の場合、容器形態とした該容器本体11に収容することによって、包装、運搬、搬送等するとともに、該小物を収容したまま該容器本体11を皿形態とすることで、該小物をそのまま飾ったり、あるいは容器本体11を受け皿としたり等することができる。
図2は、容器本体11を展開した状態を示す平面図である。該容器本体11は、シート材11Aを所定形状に切り出し、その切り出されたシート材11Aを折ることによって形成されている。なお、図2中において、該シート材11A上に画かれた鎖線は、谷折り線を示し、二点鎖線は山折り線を示している。
該シート材11Aは、容器本体11とした場合に底壁12となる部位を中心として構成されている。すなわち、該シート材11Aにおいて、底壁12となる部位の図2中で左右側縁には、第1側壁13となる部位がそれぞれ設けられている。該第1側壁13となる部位の上下側縁には、挿入部21となる部位がそれぞれ設けられている。底壁12となる部位の図2中で上下側縁には、第2側壁14となる部位がそれぞれ設けられている。該第2側壁14となる部位の上側縁又は下側縁には、糊代部23がそれぞれ設けられている。さらに、挿入部21となる部位において、第2側壁14となる部位から切り離された部位は、抜出規制手段を構成することとなる引掛部24とされ、第2側壁14となる部位の上半部又は下半部で左右側縁には、抜出規制手段を構成することとなる抜止部25が設けられている。なお、第2側壁14となる部位は、その中間に設けられた山折り線で2つ折りすることで第2側壁14となり、その2つ折りされた部位の間に孔部22が形成される。
該シート材11Aは、上記のように底壁12となる部位を中心として構成することにより、切り出した後で可能な限り余剰が形成されないように配慮されている。さらに、該シート材11Aは、底壁12となる部位を中心として構成することにより、外縁に入り食んだ箇所ができることを抑えた簡易な形状となる。このため、押し切り、プレス等の方法を用いても、切断不良の発生が抑えられ、歩留まりが良好なものとなり、大量生産に好適なものとなる。
該シート材11Aに使用する材料としては、ボール紙、コート紙、再生紙などの紙類、合成樹脂フィルム、合成樹脂シートなどの合成樹脂、布等が挙げられる。また、紙の表面に合成樹脂フィルム、あるいは布を貼り合わせる等してもよい。
さらに、該シート材11Aは、種々の印刷、着色などをすることにより、外観品質の向上を図ることができる。例えば、容器本体11とした場合に外面となる部位を黒漆調、木調等の色調とし、その一方で内面となる部位を素焼き調、九谷焼き調、唐津焼き調等の陶磁器調の色調とすることにより、容器形態で漆器、木器の雰囲気を醸し出し、皿形態で陶磁器の雰囲気を醸し出すことが可能となる。
ここで、該シート材11Aからの該容器本体11の組み立てについて説明する。
該シート材11Aから該容器本体11を組み立てる場合、まず底壁12となる部位に対し、第1側壁13となる部位及び第2側壁14となる部位が折り曲げられる。この結果、第1側壁13は、底壁12に繋がったまま、該折り曲げた箇所をヒンジ中心として、傾動自在となる。
図3(a)は、第2側壁14を組み立てる状態を示す斜視図である。なお、図3(a)中では、第1側壁13となる部位を省略している。
該第2側壁14となる部位は、該容器本体11の内側に配置されて内壁部14Aとなる部位と、該容器本体11の外側に配置されて外壁部14Bとなる部位とからなる。すなわち、該第2側壁14となる部位は、抜出規制手段を構成する抜止部25を内側に折り込みつつ、中間の山折り線で2つ折りし、シート材11Aの一部である内壁部14Aと外壁部14Bを折り重ね、さらに糊代部23を底壁12の外面に貼着などして固定することで形成される。
図3(b)は、第2側壁14を組み立てた状態を示す側面図である。なお、図3(b)中では、構成を分かりやすくするため、シート材11Aの厚みを厚く表現しており、また抜止部25を省略している。
該孔部22は、折り重ねられた該内壁部14Aと該外壁部14Bの間に形成されている。また、糊代部23を底壁12の外面に固定した結果、該内壁部14Aと該外壁部14Bは、それぞれが該底壁12に繋がっており、該第2側壁14は、該底壁12に繋がった箇所を中心として、該底壁12に対して傾動自在となる。
一方、該外壁部14Bが該底壁12に繋がる箇所B1は、該内壁部14Aが該底壁に繋がる箇所A1よりも、該容器本体11の内側に配置されている。このため、内壁部14Aの底壁12に繋がる箇所A1は、外壁部14Bで底壁12に繋がる箇所B1の近傍を、容器本体11の外側へ向かって押している。さらに、該内壁部14Aが撓む一方、外壁部14Bの底壁12に繋がる箇所には、該外壁部14Bを引っ張るような張力が生じている。結果、孔部22が設けられた第2側壁14は、容器本体11を皿形態とした場合、傾いた状態で安定するようになっており、該皿形態を好適に維持することができる。
なお具体的には、第2側壁14の上縁(外縁)をC1として、従来であればシート材の厚みを考慮して、B1−C1の長さをA1−C1の長さよりも若干長く設定している。本考案では、B1−C1の長さをA1−C1の長さと同一とする、あるいはB1の折り目がA1の折り目よりも若干容器本体11の内側寄りとなるように、糊代部23を底壁12に貼り付けることで、B1をA1よりも該容器本体11の内側に配置している。
図4(a)は、挿入部21を孔部22に挿入する状態を示す斜視図である。
該挿入部21は、予め引掛部24を容器本体11の外側へ折り曲げた状態として、該孔部22内に挿入される。該挿入部21を該孔部22内に挿入する際、引掛部24は、該孔部22内で抜止部25を乗り越えるようにして、該孔部22の内奥へ差し込まれる。
図4(b)は、皿形態とした容器本体11において、引掛部24が抜止部25に引っ掛かった状態を示す断面図である。なお、図4(b)中では、構成を分かりやすくするため、シート材11Aの厚みを厚く、かつ孔部22を広く表現している。
容器本体11を皿形態とするべく第1側壁13を容器本体11の外側へ向かって傾けた場合、まず挿入部21が孔部22から抜け出す。この際、挿入部21の端部に設けられた引掛部24は、外壁部14Bと抜止部25との間に入り込むことにより、該挿入部21が該孔部22から所定程度抜け出した所で、該挿入部21が該孔部22から完全に抜け出すことを規制する。結果、引掛部24及び抜止部25からなる抜出規制手段は、該挿入部21が該孔部22から完全に抜け出して容器本体11が分解することを防止し、該容器本体11の皿形態を好適に維持する。
なお、孔部22内において、抜止部25は、外壁部14Bに対して折り曲げて形成されているため、元の形状に復元しようとすることにより、外壁部14Bとの間に引掛部24が入り込む程度の間隙を常に形成している。引掛部24もまた、挿入部21に対して折り曲げて形成されているため、元の形状に復元しようとすることにより、挿入部21との間に抜止部25が入り込む程度の間隙を常に形成している。一方、抜止部25及び引掛部24は、内壁部14Aと外壁部14Bとの間に挟まれることにより、完全に元の形状に復元しようとすることはかなわず、鉤状の形態に保持されている。
上記のように、本考案の収容容器11においては、所定形状に切り抜かれたシート材11Aの所定箇所を曲げたうえ、2つの糊代部23を底壁12の外面にとめ、挿入部21を孔部22に挿入するのみで簡易に組み立てることができる。
(第2実施形態)
以下、本考案の収容容器を具体化した第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態では、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図5は、第2実施形態の収容容器を示す斜視図である。収容容器10は、容器本体11と、さらに該容器本体11の開口を塞ぐ蓋体31とを備えている。なお、該容器本体11は、上記第1実施形態と同じものである。
該蓋体31は、天板32と、該天板32の周縁から垂下された各一対の第1周壁33及び第2周壁34とを有している。該第1周壁33及び該第2周壁34は、該天板32に対し、それぞれ傾けることができるように繋がっている。
図6は、蓋体31を展開した状態を示す平面図である。該蓋体31は、シート材31Aを所定形状に切り出し、その切り出されたシート材11Aを折ることによって形成されている。なお、図6中において、該シート材31A上に画かれた鎖線は、谷折り線を示し、二点鎖線は山折り線を示している。
該シート材31Aは、蓋体31とした場合に天板32となる部位を中心として構成されている。すなわち、該シート材31Aにおいて、天板32となる部位の図6中で上下側縁には、第1周壁33となる部位がそれぞれ設けられている。該第1周壁33となる部位の左右側縁には、止片35となる部位がそれぞれ設けられている。底壁12となる部位の図2中で左右側縁には、第2周壁34となる部位がそれぞれ設けられている。該第2周壁34となる部位の外縁角部には、山折り線34Aが設けられたうえで糊代部36がそれぞれ設けられている。
該シート材31Aは、上記のように天板32となる部位を中心として構成することにより、切り出した後で可能な限り余剰が形成されないように配慮されている。さらに、該シート材31Aは、天板32となる部位を中心として構成することにより、外縁に入り食んだ箇所ができることを抑えた簡易な形状となる。このため、押し切り、プレス等の方法を用いても、切断不良の発生が抑えられ、歩留まりが良好なものとなり、大量生産に好適なものとなる。
該シート材31Aに使用する材料としては、前にシート材11Aで述べたように、ボール紙、コート紙、再生紙などの紙類、合成樹脂フィルム、合成樹脂シートなどの合成樹脂、布等が挙げられ、それぞれ単独で用いてもよく、また組み合わせて用いてもよい。
さらに、該シート材31Aは、種々の印刷、着色などをすることにより、外観品質の向上を図ることができる。例えば、容器本体11に合わせて外面となる部位を黒漆調、木調等の色調としてもよい。
該シート材31Aからの該蓋体31の組み立てについて説明する。
該シート材31Aから該蓋体31を組み立てる場合、まず天板32底となる部位に対し、第1周壁33となる部位及び第2周壁34となる部位が折り曲げられる。この結果、第1周壁33及び第2周壁34は、底壁12に繋がったまま、該折り曲げた箇所をヒンジ中心として、傾動自在となる。
そして、止片35となる部位を糊代部36のみに貼り付ける。すなわち、従来は止片35となる部位の全体を第2周壁34となる部位に貼着する。これに対し、本考案では、止片35となる部位を糊代部36のみに貼り付ける。これにより、止片35の貼着部位以外の箇所を、該蓋体31の内側で容器本体11の第1側壁13又は第2側壁14と当接する部位となる第2周壁34の内面上から浮かしている。
図7(a)は、蓋体31の底面図である。該蓋体31において、止片35は、糊代部36から外れた箇所が第2周壁34と貼着されていない。一方、糊代部36の近傍には山折り線34Aが設けられており、該山折り線34Aの間に挟まれた第2周壁34の中間部分は、該蓋体31の内側に向かって若干傾いた状態となっている。このため、止片35で第2周壁34と貼着されていない箇所は、該第2周壁34の内面から浮き上がるようにして、該蓋体31の内側に向かって張り出すこととなる。結果、該蓋体31を容器本体11(図7(a)中に二点鎖線で示す)に装着した際、止片35は、容器本体11の第1側壁13又は第2側壁14の外面に圧接される。従って、蓋部31を持って収容容器10を持ち上げた状態において、容器本体11が落下することを抑制することができる。
該蓋体31は、必要に応じて折り畳むことが可能となっている。図7(b)は、折り畳んだ蓋体31の底面図である。該蓋体31は、止片35を糊代部36のみに貼着することで、強度を保持しつつ、第1周壁33及び第2周壁34の傾動を阻害しないように構成されている。その結果、第1周壁33及び第2周壁34を蓋体31の内側へ略90゜傾けることが可能であり、例えば必要の無いとき等、蓋体31を平板状に折り畳むことができるようになっている。
なお、上記の各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
抜出規制手段は、実施形態で挙げた構成に限らず、挿入部21の孔部22からの抜出しを規制可能な構成であれば何れの構成としてもよい。例えば、第2側壁を第1側壁13と同様に1枚のシート材で形成し、かつ該第2側壁の両側に側片を差し出し、さらに該側片にスリット状の孔部を設け、該孔部に引掛部及び挿入部を挿入してもよい。また容器本体11と蓋体31は必ずしも1組とする必要はなく、所望に応じて個別に製造、販売、流通等させてもよい。また、容器本体11は、平面視で四角形のものに限らず、平面視で三角形、五角形、六角形、八角形等としてもよい。
容器本体を示す斜視図。 容器本体の展開図。 (a)は第2側壁を組み立てる状態を示す斜視図、(b)は第2側壁を示す側面図。 (a)は挿入部を孔部に挿入する状態を示す斜視図、(b)は引掛部が抜止部に引っ掛かった状態を示す断面図。 容器本体に蓋体を装着する状態を示す斜視図。 蓋体の展開図。 (a)は蓋体の底面図、(b)は折り畳んだ状態の蓋体の底面図。
符号の説明
10 収容容器
11 容器本体
12 底壁
13 第1側壁
14 第2側壁
14A 内側壁
14B 外側壁
21 挿入部
22 孔部
24 引掛部
25 抜止部
31 蓋体
35 止片

Claims (5)

  1. 収容物を収容するための容器本体を備える収容容器において、
    該容器本体は、底壁と、該底壁の周縁に立設された複数の側壁とを有しており、
    互いに隣接する側壁の一方には挿入部が設けられ、他方には該挿入部が挿入される孔部が設けられ、該孔部に該挿入部が挿入されることによって、隣接する側壁同士が繋がっているとともに、
    該孔部の内側で該挿入部が摺動自在とされ、かつ該孔部からの該挿入部の抜け出しを規制する抜出規制手段を設けることにより、
    隣接する側壁同士を近づけて各側壁をそれぞれ起きあがらせた状態とした容器形態と、
    隣接する側壁同士を離して各側壁間をそれぞれ広げた状態とした皿形態と
    の2形態を取り得るように構成した
    ことを特徴とする収容容器。
  2. 該抜出規制手段は、該孔部の内側に設けられた抜止部と、該挿入部に設けられた引掛部とから構成され、該収容容器を皿形態とした場合に該引掛部が該抜止部に引っ掛かるようになっている請求項1に記載の収容容器。
  3. さらに、該容器本体の開口を塞ぐ蓋体を備えており、
    該蓋体の内側で該容器本体の該側壁と当接する部位には、該側壁の外面に圧接される止片が設けられている請求項1又は請求項2に記載の収容容器。
  4. 該容器本体は、所定形状に切り出されたシート材を折ることによって形成されている請求項1から請求項3のうち何れか一項に記載の収容容器。
  5. 該孔部が設けられた該側壁は、シート材の一部を折り重ねて形成されており、
    該折り重ねたシート材の一部のうち該容器本体の内側に配置された部位を内壁部とし、該容器本体の外側に配置された部位を外壁部として、該孔部は、該内壁部と該外壁部の間に形成されたものであり、
    該内壁部と該外壁部は、それぞれが該底壁に繋がっており、該内壁部が該底壁に繋がる箇所よりも、該外壁部が該底壁に繋がる箇所が該容器本体の内側に位置している請求項4に記載の収容容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011098766A (ja) * 2009-11-06 2011-05-19 Toppan Printing Co Ltd 切妻屋根型紙容器の附属容器

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