JP3232766U - 発泡樹脂製容器 - Google Patents

発泡樹脂製容器 Download PDF

Info

Publication number
JP3232766U
JP3232766U JP2021001523U JP2021001523U JP3232766U JP 3232766 U JP3232766 U JP 3232766U JP 2021001523 U JP2021001523 U JP 2021001523U JP 2021001523 U JP2021001523 U JP 2021001523U JP 3232766 U JP3232766 U JP 3232766U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
lid
foamed resin
contact
container body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021001523U
Other languages
English (en)
Inventor
峰裕 大林
峰裕 大林
田島 一雄
一雄 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Kasei Co Ltd filed Critical Sekisui Kasei Co Ltd
Priority to JP2021001523U priority Critical patent/JP3232766U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3232766U publication Critical patent/JP3232766U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Packages (AREA)

Abstract

【課題】蓋体が容器本体に接続された状態で、蓋体を円滑に開閉できる発泡樹脂製容器を提供する。【解決手段】発泡樹脂製容器1は、容器本体2と、蓋体3と、ラベル4と、を備える。容器本体2は、第1接触平面部25および第2接触平面部26と、第1側面部27と、第2側面部28と、を有する。蓋体3は、第1接触平面部25に接触するように設けられる第1接触部41と、第2接触平面部26に接触するように蓋体3の下面に設けられる第2接触部42と、第1蓋側面部45と、第2蓋側面部46と、を有する。ラベル4は、第1ラベル部55および第2ラベル部56の少なくとも1つを有する。第1ラベル部55は、第1側面部27と第1蓋側面部45とに亘るように設けられる。第2ラベル部56は、第2側面部28と第2蓋側面部46とに亘るように設けられる。【選択図】図7

Description

本考案は、発泡樹脂製容器に関する。
発泡樹脂製容器として、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の発泡樹脂製容器は、容器本体と、容器本体に嵌合する蓋体とを備える。蓋体は、下方に突出する突出部を有する。蓋体の突出部は、下方外周を有する。容器本体は、開口内周を有する。蓋体の下方外周は、容器本体の開口内周に嵌合する。蓋体が容器本体に嵌められた状態において、蓋体の下方外周は、容器本体の開口内周の全周にわたって接触する。
実開平7−009770号公報
発泡樹脂製容器は、搬送時の振動から内容物を保護するための搬送用の容器として使用されるが、搬送後、内容物の保存用として使用される場合もある。このような場合、蓋体の開閉が繰り返し行われる。従来の発泡樹脂製容器の場合、蓋体の下方外周は、容器本体の開口内周の全周にわたって接触することから、蓋体を真上に持ち上げる必要があり、蓋体の開閉に手間を要する。このような点で、発泡樹脂製容器は、改善の余地がある。
(1)上記課題を解決する発泡樹脂製容器は、開口部を構成する周壁部および底部を有する発泡樹脂製の容器本体と、発泡樹脂製の蓋体と、基材および前記基材に設けられる粘着層を有するラベルと、を備える発泡樹脂製容器であって、前記容器本体は、前記蓋体に接触するように前記周壁部に設けられる第1接触平面部および第2接触平面部と、前記第1接触平面部に沿うように前記周壁部に設けられる第1側面部と、前記第2接触平面部に沿うように前記周壁部に設けられる第2側面部と、を有し、前記蓋体は、前記第1接触平面部に接触するように前記蓋体の下面に設けられる第1接触部と、前記第2接触平面部に接触するように前記蓋体の下面に設けられる第2接触部と、前記蓋体の側面において前記第1接触部の近くに設けられる第1蓋側面部と、前記蓋体の側面において前記第2接触部の近くに設けられる第2蓋側面部と、を有し、前記ラベルは、第1ラベル部および第2ラベル部の少なくとも1つを有し、前記第1ラベル部は、前記容器本体の前記開口部が前記蓋体によって閉じられた状態で、前記第1側面部と前記第1蓋側面部とに亘るように設けられ、前記第2ラベル部は、前記容器本体の前記開口部が前記蓋体によって閉じられた状態で、前記第2側面部と前記第2蓋側面部とに亘るように設けられる。
この構成によれば、第1ラベル部によって蓋体と容器本体とが留められる部分は、第1接触部が容器本体の第1接触平面部に接触する構造を有し、嵌合構造を有しない。第2ラベル部によって蓋体と容器本体とが留められる部分は、第2接触部が容器本体の第2接触平面部に接触する構造を有し、嵌合構造を有しない。このため、第1ラベル部および第2ラベル部の一方によって蓋体が容器本体に接続された状態で、蓋体を円滑に開閉できる。
(2)上記(1)に記載の発泡樹脂製容器において、前記第1ラベル部および前記第2ラベル部を備え、前記第1ラベル部および前記第2ラベル部の一方は、前記容器本体の側面と前記蓋体の側面との境界線に沿うように設けられる切取片部を有し、前記切取片部は、前記容器本体よび前記蓋体に接着しないように構成される。
この構成によれば、第1ラベル部および第2ラベル部によって蓋体を容器本体に固定できる。そして、第1ラベル部および第2ラベル部の一方を切取片部の切除によって簡単に分割できる。これによって、第1ラベル部または第2ラベル部を引き剥がす手間を要せず、簡単に、蓋体を開けることができる。
(3)上記(2)に記載の発泡樹脂製容器において、前記第1ラベル部および前記第2ラベル部のうちの前記切取片部を有するラベル部は、前記蓋体および前記容器本体に接着しないように構成される摘み部を有し、前記摘み部は、前記ラベル部において前記切取片部に隣接するように設けられる。この構成によれば、摘み部は、蓋体および容器本体に接着しないため、摘み部を容易に摘まむことができる。この構造によって、摘み部を摘まんで、蓋体を簡単に開閉できる。
(4)上記(1)〜(3)のいずれか1つの発泡樹脂製容器において、前記ラベルは、第3ラベル部を有し、前記第3ラベル部は、前記第1ラベル部と前記第2ラベル部とを繋ぐように構成され、前記蓋体の上面に貼り付けられる。この構成によれば、蓋体が第3ラベル部によって補強されるため、蓋体の割れを抑制し、または、蓋体が割れたときの破片の分散を抑制できる。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1つの発泡樹脂製容器において、前記ラベルは、前記基材において前記粘着層の反対側に印刷層が形成される。この構成によれば、ラベルに様々な文字情報、模様、絵、図柄、および、写真を表示できる。
(6)上記(1)〜(5)のいずれか1つの発泡樹脂製容器において、前記容器本体の前記周壁部には、前記蓋体が嵌められる凹部が設けられ、前記凹部は、前記周壁部の上端面よりも低い位置にある凹部底面を有し、前記第1接触平面部と前記第2接触平面部は、前記凹部底面に設けられる。この構成によれば、蓋体を容器本体に嵌め込むことができるため、蓋体が外れることを抑制できる。
(7)上記(1)〜(6)のいずれか1つの発泡樹脂製容器において、前記第1ラベル部および前記第2ラベル部それぞれは、前記容器本体の前記周壁部に接着する接着部を有する。この構成によれば、ラベルによって周壁部を補強できる。これによって、周壁部を薄くして、発泡樹脂製容器の内容積を大きくできる。
上記発泡樹脂製容器によれば、蓋体が容器本体に接続された状態で、蓋体を円滑に開閉できる。
所定方向からみた発泡樹脂製容器の斜視図。 図1の所定方向の反対方向からみた発泡樹脂製容器の斜視図。 ラベルが外された発泡樹脂製容器の斜視図。 容器本体の斜視図。 容器本体の平面図。 蓋体の斜視図。 図1のVII−VII線に沿う発泡樹脂製容器の断面図。 図1のVIII−VIII線に沿う発泡樹脂製容器の断面図。 ラベルの断面図。 ラベルの展開図。 蓋体が開けられたときの発泡樹脂製容器の斜視図。 内容物が収容された発泡樹脂製容器の断面図。 図12のXIII−XIII線に沿う発泡樹脂製容器の断面図。 切取片部が切除されたときの発泡樹脂製容器の断面図。 蓋体が開けられたときの発泡樹脂製容器の断面図。 発泡樹脂製容器の第1変形例の平面図。 発泡樹脂製容器の第2変形例の平面図。 発泡樹脂製容器の第3変形例の平面図。 発泡樹脂製容器の第4変形例の平面図。 発泡樹脂製容器の第5変形例の平面図。 発泡樹脂製容器の第6変形例の平面図。 発泡樹脂製容器の第7変形例の平面図。 発泡樹脂製容器の第8変形例の平面図。
図1〜図15を参照して、発泡樹脂製容器1について説明する。
発泡樹脂製容器1は、搬送用の容器である。発泡樹脂製容器1には、様々な物を入れることができる。例えば、発泡樹脂製容器1には、水産物、海産物、農産物、畜産物、加工食品、文具、電子機器、および、電子部品が入れられる。本実施形態では、発泡樹脂製容器1に収容される物を「内容物5」という。
図1に、所定方向からみた発泡樹脂製容器1の斜視図を示す。図2に、図1の所定方向の反対方向からみた、発泡樹脂製容器1の斜視図を示す。図3に、ラベル4が外された発泡樹脂製容器1の斜視図を示す。
図1〜図3に示されるように、発泡樹脂製容器1は、容器本体2と、蓋体3と、ラベル4と、を備える。容器本体2は、発泡樹脂製である。蓋体3は、発泡樹脂製である。ラベル4は、樹脂製または紙製であることが好ましい。
容器本体2および蓋体3は発泡樹脂製である。発泡樹脂としては、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂等の熱可塑性樹脂発泡体が挙げられる。容器本体2および蓋体3は、例えば、強度と成形性に優れるポリスチレン系樹脂型内発泡成形体で構成されることが好ましい。
図3に示されるように、蓋体3は、容器本体2に嵌合する。ラベル4は、蓋体3が容器本体2から外れないように、蓋体3を容器本体2に固定する。
図4に示されるように、容器本体2は、底部11と、周壁部12とを備える。底部11と周壁部12とによって、内容物5を収容する空間が設けられる。周壁部12は、底部11を囲むように設けられる。周壁部12は、開口部13を構成する。開口部13は、周壁部12において底部11の反対側に設けられる。
周壁部12は、第1側壁15と、第2側壁16と、第3側壁17と、第4側壁18とを有する。第2側壁16は、第1側壁15に対向するように設けられ、第1側壁15に平行に構成される。第4側壁18は、第3側壁17に対向するように設けられ、第3側壁17に平行に構成される。第3側壁17および第4側壁18は、第1側壁15および第2側壁16との間に配置されて、第1側壁15と第2側壁16とを繋ぐ。一例では、第3側壁17および第4側壁18は、第1側壁15および第2側壁16に直交する。
図5に示されるように、第1側壁15は、外側の外側面15Aと内側の内側面15Bとを有する。第1側壁15の内側面15Bには、複数の縦溝19が設けられている。第2側壁16は、外側の外側面16Aと内側面16Bとを有する。第2側壁16の内側面16Bには、複数の縦溝19が設けられている。
図4に示されるように、容器本体2の周壁部12には、蓋体3が嵌められる凹部20が設けられる。具体的には、凹部20は、第1側壁15および第2側壁16のそれぞれに設けられる。凹部20は、凹部底面21を有する。凹部底面21は、周壁部12の上端面よりも低い位置にある。
容器本体2の周壁部12には、蓋体3を横から支持する第1支持部23および第2支持部24が設けられる。第1支持部23は、第3側壁17の上部を構成する。第2支持部24は、第4側壁18の上部を構成する。
容器本体2は、第1接触平面部25および第2接触平面部26を有する。第1接触平面部25および第2接触平面部26は、容器本体2の開口部13に蓋体3が嵌合した状態で蓋体3の下面32に接触するように周壁部12に設けられる。第1接触平面部25は、第1側壁15の凹部底面21に設けられる。第2接触平面部26は、第2側壁16の凹部底面21に設けられる。
容器本体2は、第1側面部27と、第2側面部28とを有する。第1側面部27は、第1接触平面部25に沿うように周壁部12に設けられる。第2側面部28は、第2接触平面部26に沿うように周壁部12に設けられる。具体的には、第1側面部27は、第1側壁15の外側面15Aにおいて第1接触平面部25に沿うように設けられる。第2側面部28は、第2側壁16の外側面16Aにおいて第2接触平面部26に沿うように設けられる。
図6に示されるように、蓋体3は、上面31(図3参照)と、上面31の反対側の下面32と、側面33とを有する。側面33は、第1側面35と、第2側面36と、第3側面37と、第4側面38とを有する。第2側面36は、第1側面35の反対側の面である。第1側面35および第2側面36は、容器本体2に蓋体3が嵌合したとき、発泡樹脂製容器1の外側の空間に面する。
第3側面37は、第1側面35と第2側面36とを繋ぐように構成される。第4側面38は、第3側面37の反対側に位置して、第1側面35と第2側面36とを繋ぐように構成される。第3側面37は、蓋体3が容器本体2に嵌合した状態で、容器本体2の第1支持部23に面する。第4側面38は、蓋体3が容器本体2に嵌合した状態で、容器本体2の第2支持部24に面する。
蓋体3は、第1接触部41と、第2接触部42とを有する。第1接触部41は、第1接触平面部25に接触するように蓋体3の下面32に設けられる。第1接触部41は、下面32において、第1側面35の近くに配置される。第2接触部42は、第2接触平面部26に接触するように蓋体3の下面32に設けられる。第2接触部42は、下面32において、第2側面36の近くに配置される。
蓋体3は、第1蓋側面部45と、第2蓋側面部46とを有する。第1蓋側面部45は、蓋体3の側面33において第1接触部41の近くに設けられる。具体的には、第1蓋側面部45は、第1側面35に設けられる。第2蓋側面部46は、蓋体3の側面33において第2接触部42の近くに設けられる。具体的には、第2蓋側面部46は、第2側面36に設けられる。
蓋体3は、第3接触部43と、第4接触部44とを有する。第3接触部43は、容器本体2の第1支持部23に接触するように蓋体3の第3側面37に設けられる。第4接触部44は、容器本体2の第2支持部24に接触するように蓋体3の第4側面38に設けられる。
図7および図8を参照して、蓋体3が容器本体2に嵌合したときの各部位の位置関係を説明する。
蓋体3は、容器本体2の凹部20に嵌められる。
蓋体3が容器本体2に嵌められた状態において、蓋体3の第1接触部41は、第1接触平面部25に接触し、蓋体3の第2接触部42は、容器本体2の第2接触平面部26に接触する。蓋体3の第3接触部43は、容器本体2の第1支持部23に接触し、蓋体3の第4接触部44は、容器本体2の第2支持部24に接触する。蓋体3は、第1支持部23および第2支持部24によって支持される。
蓋体3が容器本体2に嵌められた状態において、蓋体3の第1側面35は、容器本体2の第1側壁15の外側面15Aに面一に配置される。蓋体3の第2側面36は、容器本体2の第2側壁16の外側面16Aに面一に配置される。このとき、蓋体3の第1蓋側面部45と容器本体2の第1側面部27とは、互いに隣り合う。蓋体3の第2蓋側面部46と容器本体2の第2側面部28とは、互いに隣り合う。
図9および図10を参照して、ラベル4について説明する。
図9に示されるように、ラベル4は、基材51と、基材51に設けられる粘着層52とを有する。一例では、さらに、ラベル4は、印刷層53を有する。印刷層53は、基材51において粘着層52の反対側が形成される。
基材51は、ポリプロピレン系樹脂フィルム、ポリエチレン系樹脂フィルム、ポリスチレン系樹脂フィルム等の合成樹脂フィルム、または、クラフト紙、上質紙、グラシン紙、ケント紙、パーチメント紙、コート紙、合成紙等の紙によって構成されることが好ましい。一例では、基材51は、ポリプロピレン系樹脂フィルムによって構成される。印刷層53は、図柄または文字の印刷によって形成される。印刷層53は、インクジェット印刷、レーザー印刷、または、版式印刷によって形成される。
図10に示されるように、ラベル4は、第1ラベル部55および第2ラベル部56の少なくとも1つを有する。一例では、本実施形態のように、ラベル4は、第1ラベル部55および第2ラベル部56を有する。さらに、本実施形態では、ラベル4は、第3ラベル部57を有する。
第1ラベル部55は、容器本体2の開口部13が蓋体3によって閉じられた状態で、第1側面部27と第1蓋側面部45とに亘るように設けられる。第2ラベル部56は、容器本体2の開口部13が蓋体3によって閉じられた状態で、第2側面部28と第2蓋側面部46とに亘るように設けられる。第3ラベル部57は、第1ラベル部55と第2ラベル部56とを繋ぐように構成される。第3ラベル部57は、蓋体3の上面31に貼り付けられる。
第1ラベル部55は、切取片部61を有する。切取片部61は、第1ラベル部55を2つに分割するように設けられる。切取片部61は、容器本体2の側面2Aと蓋体3の側面33との境界線Lに沿うように設けられる(図10参照)。本実施形態では、切取片部61は、蓋体3の第1蓋側面部45と容器本体2の第1側面部27との境界線Lに沿うように設けられる。切取片部61は、第1ラベル部55において境界線Lで区切られる2つの領域のうちで容器本体2側の領域に設けられる。
切取片部61は、容器本体2および蓋体3に接着しないように構成される。具体的には、切取片部61の裏面には、第1剥離紙63が取り付けられている。他の例では、切取片部61の裏面の粘着層52が除去される。切取片部61は、突出部62を有する。突出部62は、第1ラベル部55の端縁から突出する。突出部62は、切取片部61を切除する際に摘ままれる部分である。切取片部61は、第1剥離紙63とともに切除される。切取片部61は、第2ラベル部56に設けられてもよい。
第1ラベル部55は、摘み部65を有する。摘み部65は、切取片部61の切除によって第1ラベル部55が分割されたとき、第1ラベル部55の2つの分割片のうちで蓋体3側に残る分割片に設けられる。摘み部65は、ラベル4において切取片部61に隣接するように設けられる。
摘み部65は、容器本体2の側面2Aと蓋体3の側面33との境界線Lに沿うように設けられる(図10参照)。本実施形態では、摘み部65は、蓋体3の第1蓋側面部45と容器本体2の第1側面部27との境界線Lに沿うように設けられる。具体的には、摘み部65は、第1ラベル部55において境界線Lで区切られる2つの領域のうちで蓋体3側の領域に設けられる。本実施形態では、摘み部65は、蓋体3の第1蓋側面部45に重なるように構成される。
摘み部65は、容器本体2および蓋体3に接着しないように構成される。具体的には、摘み部65の裏面には、第2剥離紙66が取り付けられている。他の例では、摘み部65の裏面の粘着層52が除去される。第2剥離紙66は、第1剥離紙63と切り離されている。
第1ラベル部55は、接着部67を有する。接着部67は、容器本体2の第1側壁15に接着する。接着部67は、切取片部61の下方に配置される。一例では、接着部67は、第1側壁15の50%以上を覆うように構成される。
第2ラベル部56は、接着部68を有する。接着部68は、容器本体2の第2側壁16に接着する。一例では、接着部68は、第2側壁16の50%以上を覆うように構成される。
図11は、蓋体3が開かれたときの発泡樹脂製容器1を示す。
第1ラベル部55から切取片部61から切除されると、第1ラベル部55が分割されるため、蓋体3を開けることが出来る。蓋体3は、第2ラベル部56を介して容器本体2に接続される。
図12および図13を参照して、発泡樹脂製容器1に収容される内容物5の収容状態について説明する。一例では、図12に示されるように、発泡樹脂製容器1には、内容物5として、冷凍食品6と、保冷剤7とが入れられる。保冷剤7は、冷凍食品6の上に載せられる。冷凍食品6は、例えば、カニなどの海産物である。冷凍食品6は、袋に包まれている。発泡樹脂製容器1に一杯に冷凍食品6が詰められると、冷凍食品6は、第1側壁15および第2側壁16に接触する。第1側壁15および第2側壁16には、上下に延びる縦溝19が設けられているため、空気が通る通路Pが形成される。保冷剤7の冷気は、この通路Pを介して底部11まで流れる。このようにして、冷気は循環する。このため、一杯に冷凍食品6が詰められる場合において、保冷剤7の冷気が発泡樹脂製容器1の上部に溜まって、発泡樹脂製容器1の下部が十分に冷やされないといった支障が生じることを抑制できる。
図13に示されるように、発泡樹脂製容器1に一杯に内容物5が詰められると、内容物5によって第1側壁15および第2側壁16が押されて、第1側壁15および第2側壁16が外方に膨らむ。このとき、第1側壁15および第2側壁16において、外側の面が引っ張られ、内側の面が圧縮される。第1側壁15の内側面15Bおよび第2側壁16の内側面16Bに縦溝19が無い場合、内側面15B,16Bが十分に収縮できないことから、第1側壁15および第2側壁16は全体として緩やかに湾曲できず、第1側壁15および第2側壁16に局所的に応力が蓄えられる。このように局所的に応力が加わる結果、外部からの衝撃または振動によって、第1側壁15および第2側壁16が割れる虞がある。この点、本実施形態の容器本体2では、第1側壁15の内側面15Bおよび第2側壁16の内側面16Bには、複数の縦溝19が横方向に並べられているため、内側面15B,16Bが収縮できる。具体的には、縦溝19の間の突起の頂部T同士が互いに接近し易い構造となっているため、第1側壁15の内側面15Bおよび第2側壁16の内側面16Bが収縮し易くなっている。このため、発泡樹脂製容器1に内容物5が一杯に詰められる場合において、第1側壁15および第2側壁16が全体として湾曲し、局所的な応力の蓄積が抑制される。このようにして第1側壁15および第2側壁16の割れを抑制できる。
図14および図15を参照して、発泡樹脂製容器1の作用を説明する。
ラベル4から切取片部61が切り取られると、ラベル4の基材51の弾性によって、蓋体3の第1蓋側面部45から摘み部65が離れて、摘み部65が立ち上がる。このため、容易に摘み部65を摘まむことができる。発泡樹脂製容器1を開封する人は、摘み部65を摘まんで、蓋体3を簡単に開けることができる。蓋体3が持ち上げられると、第2ラベル部56の折り目の線を中心として蓋体3を回転させることができる。蓋体3は、90度以上に回転できる。
実施形態の効果を説明する。
(1)発泡樹脂製容器1は、ラベル4を有する。ラベル4は、第1ラベル部55および第2ラベル部56の少なくとも1つを有する。第1ラベル部55は、容器本体2の開口部13が蓋体3によって閉じられた状態で、第1側面部27と第1蓋側面部45とに亘るように設けられる。第2ラベル部56は、容器本体2の開口部13が蓋体3によって閉じられた状態で、第2側面部28と第2蓋側面部46とに亘るように設けられる。
この構成によれば、第1ラベル部55によって蓋体3と容器本体2とが留められる部分は、第1接触部41が容器本体2の第1接触平面部25に接触する構造を有し、嵌合構造を有しない。第2ラベル部56によって蓋体3と容器本体2とが留められる部分は、第2接触部42が容器本体2の第2接触平面部26に接触する構造を有し、嵌合構造を有しない。このため、第1ラベル部55および第2ラベル部56の一方によって蓋体3が容器本体2に接続された状態で、蓋体3を円滑に開閉できる。
(2)発泡樹脂製容器1は、第1ラベル部55および第2ラベル部56を備える。第1ラベル部55および第2ラベル部56の一方は、切取片部61を有する。切取片部61は、容器本体2の側面2Aと蓋体3の側面33との境界線Lに沿うように設けられる。切取片部61は、容器本体2よび蓋体3に接着しないように構成される。
この構成によれば、第1ラベル部55および第2ラベル部56によって蓋体3を容器本体2に固定できる。そして、第1ラベル部55および第2ラベル部56の一方を切取片部61の切除によって簡単に分割できる。これによって、第1ラベル部55または第2ラベル部56を引き剥がす手間を要せず、簡単に、蓋体3を開けることができる。
(3)第1ラベル部55は、摘み部65を有する。摘み部65は、蓋体3および容器本体2に接着しないように構成される。摘み部65は、第1ラベル部55において切取片部61に隣接するように設けられる。この構成によれば、摘み部65は、蓋体3および容器本体2に接着しないため、摘み部65を容易に摘まむことができる。この構造によって、摘み部65を摘まんで、蓋体3を簡単に開閉できる。
(4)ラベル4は、第1ラベル部55、第2ラベル部56、および、第3ラベル部57を有する。第3ラベル部57は、第1ラベル部55と第2ラベル部56とを繋ぐように構成される。第3ラベル部57は、蓋体3の上面31に貼り付けられる。この構成によれば、蓋体3が第3ラベル部57によって補強されるため、蓋体3の割れを抑制し、または、蓋体3が割れたときの破片の分散を抑制できる。
(5)ラベル4は、基材51において粘着層52の反対側に印刷層53が形成される。この構成によれば、ラベル4に様々な文字情報、模様、絵、図柄、および、写真を表示できる。
(6)容器本体2の周壁部12には、蓋体3が嵌められる凹部20が設けられる。凹部20は、周壁部12の上端面よりも低い位置にある凹部底面21を有する。第1接触平面部25と第2接触平面部26は、凹部底面21に設けられる。この構成によれば、蓋体3を容器本体2に嵌め込むことができるため、蓋体3が外れることを抑制できる。
(7)第1ラベル部55は、容器本体2の周壁部12に接着部67を有する。第2ラベル部56は、容器本体2の周壁部12に接着部68を有する。この構成によれば、ラベル4によって周壁部12を補強できる。これによって、周壁部12を薄くして、発泡樹脂製容器1の内容積を大きくできる。
<変形例>
上記実施形態に関する説明は、発泡樹脂製容器1が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。発泡樹脂製容器1は、以下に示される実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。以下の変形例において、実施形態の形態と共通する部分については、実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施形態では、ラベル4は、第1ラベル部55と第2ラベル部56とが第3ラベル部57を介して繋がった1つのシートであるが、ラベル4の形態は、これに限定されない。
図16に示されるように、第2ラベル部56は、第1ラベル部55と別体であってもよい。この場合、第1ラベル部55は、容器本体2の周壁部12に接着する接着部67と、蓋体3に接着する追加接着部69とを有する。第2ラベル部56は、容器本体2の周壁部12に接着する接着部68と、蓋体3に接着する追加接着部70とを有する。切取片部61は、第1ラベル部55および第2ラベル部56のうちの一方に設けられる。
ラベル4は、第1ラベル部55および第2ラベル部56の一方のみを備えてもよい。一例では、ラベル4は、第2ラベル部56のみを有する。第2ラベル部56は、容器本体2の周壁部12に接着する接着部68と、蓋体3に接着する追加接着部70とを有する。ラベル4は、切取片部61を有しない。第2ラベル部56は、蓋体3の開閉時に、蓋体3を回転可能に支持する。
図17に示されるように、発泡樹脂製容器1は、複数のラベル4を有してもよい。複数のラベル4は、実施形態に示されるラベル4と同じ構造を有する。複数のラベル4それぞれの第1ラベル部55はともに発泡樹脂製容器1において同じ側壁に設けられる。複数のラベル4それぞれの第2ラベル部56はともに発泡樹脂製容器1において同じ側壁に設けられる。
本実施形態では、発泡樹脂製容器1の平面視の形状は、矩形であるが、発泡樹脂製容器1の平面視の形状は、矩形に限定されない。
図18に示されるように、発泡樹脂製容器1は、平面視で正方形に構成されてもよい。容器本体2および蓋体3は、実施形態と同様の構造を有する。
図19に示されるように、発泡樹脂製容器1は、平面視で六角形に構成されてもよい。この例では、容器本体2および蓋体3は、ともに平面視で六角形に構成される。ラベル4は、蓋体3において、対向する2辺に渡るように設けられる。
図20に示されるように、発泡樹脂製容器1は、平面視で五角形に構成されてもよい。この例では、ラベル4は、第1ラベル部55、第2ラベル部56、第3ラベル部57、および、第4ラベル部58を有する。平面視で、第2ラベル部56は、第1ラベル部55が設けられる側壁から1つの側壁を介した側壁に設けられる。第4ラベル部58は、第1ラベル部55が設けられる側壁の隣の側壁に取り付けられる。第3ラベル部57は、第1ラベル部55と、第2ラベル部56と、第4ラベル部58とを繋ぐように構成される。第1ラベル部55および第4ラベル部58は、切取片部61を有する。
図21に示されるように、発泡樹脂製容器1は、平面視で三角形に構成されてもよい。この例では、ラベル4は、第1ラベル部55、第2ラベル部56、第3ラベル部57、および、第4ラベル部58を有する。平面視で、第2ラベル部56は、第1ラベル部55が設けられる側壁の隣の側壁に設けられる。平面視で、第4ラベル部58は、第1ラベル部55が設けられる側壁および第2ラベル部56が設けられる側壁以外の側壁に設けられる。第3ラベル部57は、第1ラベル部55と、第2ラベル部56と、第4ラベル部58とを繋ぐように構成される。第1ラベル部55および第4ラベル部58は、切取片部61を有する。
図22に示されるように、発泡樹脂製容器1において、ラベル4が貼り付けられる部分以外の形状は、曲面に構成されてもよい。たとえば、発泡樹脂製容器1は、平面視で長円に構成される。発泡樹脂製容器1において、ラベル4が貼り付けられる部分以外の形状は、曲面以外の形状であってもよい。
図23に示されるように、発泡樹脂製容器1において、ラベル4が貼り付けられる部分は、ラベル4を貼り付けることが出来る程度の緩やかな曲面であってもよい。たとえば、発泡樹脂製容器1は、平面視で楕円形に構成される。
1…発泡樹脂製容器
2…容器本体
2A…側面
3…蓋体
4…ラベル
11…底部
12…周壁部
13…開口部
20…凹部
21…凹部底面
25…第1接触平面部
26…第2接触平面部
27…第1側面部
28…第2側面部
31…上面
32…下面
33…側面
41…第1接触部
42…第2接触部
45…第1蓋側面部
46…第2蓋側面部
51…基材
52…粘着層
53…印刷層
55…第1ラベル部
56…第2ラベル部
57…第3ラベル部
61…切取片部
65…摘み部
67…接着部
68…接着部

Claims (7)

  1. 開口部を構成する周壁部および底部を有する発泡樹脂製の容器本体と、発泡樹脂製の蓋体と、基材および前記基材に設けられる粘着層を有するラベルと、を備える発泡樹脂製容器であって、
    前記容器本体は、前記蓋体に接触するように前記周壁部に設けられる第1接触平面部および第2接触平面部と、前記第1接触平面部に沿うように前記周壁部に設けられる第1側面部と、前記第2接触平面部に沿うように前記周壁部に設けられる第2側面部と、を有し、
    前記蓋体は、前記第1接触平面部に接触するように前記蓋体の下面に設けられる第1接触部と、前記第2接触平面部に接触するように前記蓋体の下面に設けられる第2接触部と、前記蓋体の側面において前記第1接触部の近くに設けられる第1蓋側面部と、前記蓋体の側面において前記第2接触部の近くに設けられる第2蓋側面部と、を有し、
    前記ラベルは、第1ラベル部および第2ラベル部の少なくとも1つを有し、
    前記第1ラベル部は、前記容器本体の前記開口部が前記蓋体によって閉じられた状態で、前記第1側面部と前記第1蓋側面部とに亘るように設けられ、
    前記第2ラベル部は、前記容器本体の前記開口部が前記蓋体によって閉じられた状態で、前記第2側面部と前記第2蓋側面部とに亘るように設けられる、
    発泡樹脂製容器。
  2. 前記第1ラベル部および前記第2ラベル部を備え、
    前記第1ラベル部および前記第2ラベル部の一方は、前記容器本体の側面と前記蓋体の側面との境界線に沿うように設けられる切取片部を有し、前記切取片部は、前記容器本体よび前記蓋体に接着しないように構成される
    請求項1に記載の発泡樹脂製容器。
  3. 前記第1ラベル部および前記第2ラベル部のうちの前記切取片部を有するラベル部は、前記蓋体および前記容器本体に接着しないように構成される摘み部を有し、
    前記摘み部は、前記ラベル部において前記切取片部に隣接するように設けられる
    請求項2に記載の発泡樹脂製容器。
  4. 前記ラベルは、第3ラベル部を有し、
    前記第3ラベル部は、前記第1ラベル部と前記第2ラベル部とを繋ぐように構成され、前記蓋体の上面に貼り付けられる
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の発泡樹脂製容器。
  5. 前記ラベルは、前記基材において前記粘着層の反対側に印刷層が形成される
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の発泡樹脂製容器。
  6. 前記容器本体の前記周壁部には、前記蓋体が嵌められる凹部が設けられ、
    前記凹部は、前記周壁部の上端面よりも低い位置にある凹部底面を有し、
    前記第1接触平面部と前記第2接触平面部は、前記凹部底面に設けられる
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の発泡樹脂製容器。
  7. 前記第1ラベル部および前記第2ラベル部それぞれは、前記容器本体の前記周壁部に接着する接着部を有する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の発泡樹脂製容器。
JP2021001523U 2021-04-23 2021-04-23 発泡樹脂製容器 Active JP3232766U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001523U JP3232766U (ja) 2021-04-23 2021-04-23 発泡樹脂製容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021001523U JP3232766U (ja) 2021-04-23 2021-04-23 発泡樹脂製容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3232766U true JP3232766U (ja) 2021-07-01

Family

ID=76538309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021001523U Active JP3232766U (ja) 2021-04-23 2021-04-23 発泡樹脂製容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3232766U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2662232C (en) Portable food dispenser
US4811846A (en) Pizza pouch
US4886206A (en) Disposable container with foldable spout
WO2008061080A2 (en) Folding eating utensil integrated or attachable to food cover
CN102791590B (zh) 可充装的产品分配系统
US4974744A (en) Holder for ultra-pasteurized drink carton
JP3232766U (ja) 発泡樹脂製容器
MXPA04010167A (es) Envase de exhibicion.
JP2002193232A (ja) 液体充填容器
US10913592B2 (en) Beverage container insulator
US10717588B2 (en) Beverage container insulator
US9334080B2 (en) Display-cum-packaging box
CN110817081A (zh) 一种缓冲内衬件
CN217101273U (zh) 包装盒
JP2001163322A (ja) 発泡樹脂層を有する容器
JP2005153934A (ja) 苺容器
WO2006057318A1 (ja) 二つの容器の組合せおよび容器
EP2380821A1 (en) Lid package of snap-on lids
CN220244240U (zh) 一种便于收纳携带的儿童奶瓶包装
JPS6333546Y2 (ja)
JP7474483B2 (ja) 食品包装用容器
JP6869558B2 (ja) 包装用容器
TWM631694U (zh) 沾醬容器蓋
JP2022143275A (ja) 蓋材及びそれを用いた容器
JP2967867B2 (ja) 合成樹脂製折り畳み自在箱

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3232766

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02