JP6069909B2 - 湯切り機能付き包装袋及び包装食品 - Google Patents

湯切り機能付き包装袋及び包装食品 Download PDF

Info

Publication number
JP6069909B2
JP6069909B2 JP2012147688A JP2012147688A JP6069909B2 JP 6069909 B2 JP6069909 B2 JP 6069909B2 JP 2012147688 A JP2012147688 A JP 2012147688A JP 2012147688 A JP2012147688 A JP 2012147688A JP 6069909 B2 JP6069909 B2 JP 6069909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
packaging bag
unsealed
opening
seal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012147688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014009015A (ja
Inventor
明子 河本
明子 河本
中村 泰弘
泰弘 中村
辻本 隆亮
隆亮 辻本
智史 丸上
智史 丸上
憲司 服部
憲司 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2012147688A priority Critical patent/JP6069909B2/ja
Publication of JP2014009015A publication Critical patent/JP2014009015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6069909B2 publication Critical patent/JP6069909B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Bag Frames (AREA)

Description

本発明は、注湯して内容物を調理した後に湯切りを行う湯切り機能付き包装袋及びそれを用いた包装食品に関する。
特許文献1、2にはカップ入り生麺等に用いられる注湯後に湯切りを行う湯切り機能付き食品容器が開示される。この食品容器は内容物を収納する発泡ポリスチレン等の樹脂成形品から成る容器部と、容器部の上面開口部を密閉する蓋部とを備えている。蓋部は一端に摘み部を有し、紙等の外蓋と内面にシーラント層を有する内蓋との間に部分的に外蓋を剥離させるための剥離層が配される。内蓋には湯切り孔を形成する切り目が形成され、剥離層は切り目の外側に設けられる。
上記構成の食品容器において、摘み部を摘持された蓋部の一端を容器部から剥離して注湯した後、摘み部を容器部に掛止して蓋部が再封される。所定時間が経過して内容物が調理されると、外蓋が部分的に剥離される。この時、内蓋の切り目の内側が外蓋とともに剥離され、湯切り孔が開口する。そして、湯切り孔を介して容器部内の湯切りが行われ、蓋部全体を剥離すると容器部内に調理済の内容物が配される。
特開2001−19059号公報(第2頁−第5頁、第1図) 特開2002−96879号公報(第3頁−第5頁、第1図)
しかしながら、上記従来の食品容器によると、容器部が樹脂成形品により形成されるとともに、蓋部が外蓋と内蓋との間に部分的に剥離層を配した複雑な構造に形成される。このため、食品容器のコストが高くなる問題があった。また、樹脂成形品の容器部がかさばるため、食品容器の保管スペースや廃棄スペースが大きくなる問題もあった。
本発明は、コスト削減及び省スペース化を図ることのできる湯切り機能付き包装袋及びそれを用いた包装食品を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、内面にシーラント層を配した積層シートから成る包装材を内容物の挿入口が開口して表裏一対の周面部を有した袋状に製袋して形成され、前記挿入口の密封状態から開封して注湯した後に湯切りを行う湯切り機能付き包装袋において、内容物を収納する収納部と、前記収納部よりも上方の第1開封線で開封させる第1開封部と、一方の前記周面部の第1開封線と前記収容部との間から突出するとともに前記シーラント層により接着されたシール部に隣接して前記収納部に連通する未シール部が配される突出部と、前記シール部及び前記未シール部上に連続する第2開封線で開封させる第2開封部とを備えたことを特徴としている。
この構成によると、挿入口から挿入された内容物が収納部に配されると、挿入口がシーラント層により封止される。第1開封部により第1開封線で開封されると収納部に注湯され、突出部の根元で第1開封線側を折り返して収納部が再封される。所定時間が経過して内容物が調理されると、第2開封部により突出部が第2開封線で開封される。これにより、収納部に連通した未シール部が開口し、収納部内の湯切りが行われる。そして、第1開封線による開口を介して調理済の内容物が取り出される。
また本発明は、上記構成の湯切り機能付き包装袋において、前記未シール部を左右端に設け、第2開封線に交差する前記未シール部と前記シール部との境界線が傾斜することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の湯切り機能付き包装袋において、前記シール部が第2開封線上に所定間隔で並設されるスポット状に形成されることを特徴としている。
また本発明は、上記構成の湯切り機能付き包装袋において、一対の前記周面部の下端に跨がる底面部を有することを特徴としている。この構成によると、周面部の下端を接地して湯切り機能付き包装袋が立設される。
また本発明は、上記構成の湯切り機能付き包装袋において、前記周面部の左右方向が上下方向よりも長いことを特徴としている。この構成によると、湯切り機能付き包装袋が安定して立設され、第1開封線による開口を介して内容物を食することができる。
また本発明は、上記構成の湯切り機能付き包装袋において、前記包装材がアルミニウム箔を積層することを特徴としている。この構成によると、注湯後に突出部の根元で折り返して再封した際に封止状態が保持される。
また本発明の包装食品は、上記各構成の湯切り機能付き包装袋の前記収容部内に食品から成る内容物を収納し、前記挿入口を密封したことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の包装食品において、前記内容物が乾燥麺または生麺から成ることを特徴としている。
本発明によると、第1開封線と収納部との間から突出する突出部がシール部に隣接して収納部に連通する未シール部を有し、シール部及び未シール部に連続する第2開封線で開封させる第2開封部が設けられる。これにより、湯切り機能を有した湯切り機能付き包装袋を包装材により製袋して簡単に形成することができる。従って、湯切りが必要な内容物を包装する容器のコストを削減することができる。また、包装袋が軟質の包装材により形成されるため、内容物を収納した包装食品の保管スペースや内容物の取り出し後の廃棄スペースを削減して省スペース化を図ることができる。
本発明の第1実施形態の包装袋を示す斜視図 本発明の第1実施形態の包装袋を示す側面断面図 本発明の第1実施形態の包装袋を有した包装食品の上部を示す正面図 本発明の第1実施形態の包装袋の再封時の状態を示す斜視図 本発明の第2実施形態の包装袋を有した包装食品の上部を示す正面図 本発明の第3実施形態の包装袋を有した包装食品の上部を示す正面図 本発明の第4実施形態の包装袋を有した包装食品の上部を示す正面図 本発明の第5実施形態の包装袋を有した包装食品の上部を示す正面図 本発明の第6実施形態の包装袋を示す斜視図 本発明の第6実施形態の包装袋を示す側面断面図 本発明の第7実施形態の包装袋を示す斜視図
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1、図2は第1実施形態の湯切り機能付きの包装袋を示す斜視図及び側面断面図である。包装袋1は上下方向が左右方向よりも長い平パウチの形態をしており、積層シートから成る包装材2を製袋して形成される。
包装材2は外面から順に基材層、中間層、シーラント層が積層される。基材層はポリエチレンテレフタレートフィルム等により形成される。中間層は例えば、延伸ナイロンフィルム及びアルミニウム箔を積層して形成される。延伸ナイロンフィルムによって包装袋1を立設した際の保形性が向上され、後述するように注湯された包装袋1の安定性を確保することができる。また、アルミニウム箔によって後述するように包装袋1の再封時に折曲された包装材2の形状を容易に保持することができる。シーラント層は無延伸ポリプロピレンフィルム等により形成され、所望位置の対向するシーラント層が熱接着される。
包装袋1は包装材2を底部で二つ折りして表裏一対の周面部3を有し、左右端をサイドシール部6で熱接着される。これにより、包装袋1の上端に内容物F(図3参照)を挿入する挿入口5が開口し、下部に内容物Fを収納する収納部9が形成される。挿入口5は内容物Fの挿入後に熱接着されて上辺シール部7(図3参照)を形成し、包装袋1を密封する。尚、挿入口5を包装袋1の側端や下端に設けてもよい。
包装袋1の上部には左右のサイドシール部6上にそれぞれ切欠き8が設けられる。切欠き8によって密封された包装袋1を上辺シール部7(図3参照)に沿った第1開封線D1で開封することができる。従って、切欠き8は第1開封線D1で開封させる開封部(第1開封部)を構成する。包装材2の基材層のみを貫通する切れ目線(ハーフカット)を第1開封線D1上に設けて開封部を形成してもよい。
包装袋1の一方の周面部3には製袋時の包装材2の折曲によって左右のサイドシール部6間に延びて正面に突出する突出部20が形成される。突出部20の上面を含む上部の周面部3と突出部20の下面を含む下方の周面部3とを異なる包装材2を熱接着して形成してもよい。
図3は突出部20を含む包装袋1の上部を示す正面図である。同図において、食品の内容物Fを収納して挿入口5(図2参照)を上辺シール部7で封止した包装食品10の状態を示している。
突出部20は収納部9と第1開封線D1との間に設けられ、シール部21と未シール部23とを有している。シール部21はシーラント層により熱接着して形成される。未シール部23はシーラント層による熱接着が施されていない領域であり、収納部9に連通する。また、未シール部23は左右端に2箇所設けられ、左右の未シール部23に隣接してシール部21が配される。
突出部20には左右端にそれぞれ切欠き24が設けられる。切欠き24によってシール部21及び未シール部23に連続する第2開封線D2で開封することができる。従って、切欠き24は第2開封線D2で開封させる開封部(第2開封部)を構成する。包装材2の基材層のみを貫通する切れ目線(ハーフカット)を第2開封線D2上に設けて開封部を形成してもよい。また、第2開封線D2に交差する未シール部23とシール部21との境界線23aが傾斜し、未シール部23が収納部9側を広げられるように形成される。
上記構成の包装袋1において、挿入口5を介して焼きそば等の乾燥麺や生麺等の食品から成る内容物Fが挿入され、収納部9に収納される。次に、熱接着により上辺シール部7を形成して包装袋1を密封する。これにより、内容物Fを包装した包装食品10が得られる。包装袋1は軟質の積層シートから成る包装材2により袋状に形成されるため容易に変形し、包装食品10の保管スペースを削減することができる。
内容物Fを収納して密封状態の包装食品10は切欠き8(第1開封部)により第1開封線D1で破断して開封される。第1開封線D1の破断により形成された開口を介して包装袋1内には突出部20よりも下方の所定水位まで注湯される。
次に、図4に示すように、突出部20の根元の折り線25で第1開封線D1側が折曲される。これにより、収納部9内の内容物Fが湯Wに浸漬された状態で包装袋1が再封され、包装袋1を立て掛けて内容物Fの調理が行われる。
所定時間が経過して内容物Fの調理が完了すると、切欠き24(第2開封部)により第2開封線D2で破断して開封される。これにより、収納部9に連通した未シール部23が開口し、未シール部23を介して収納部9内の湯切りが行われる。この時、未シール部23が左右端に配されるため、一方の未シール部23から吸気して湯切りを迅速に行うことができる。また、境界線23aが傾斜するため、湯Wが円滑に未シール部23の開口端に導かれ、湯切りをより迅速に行うことができる。
そして、第1開封線D1の破断により形成された開口を介して調理済の内容物Fが皿等に取り出される。内容物Fを取り出した後の包装袋1は畳んで廃棄され、廃棄スペースを削減することができる。
本実施形態によると、第1開封線D1と収納部9との間から突出する突出部20がシール部21に隣接して収納部9に連通する未シール部23を有し、シール部21及び未シール部23に連続する第2開封線D2で開封させる切欠き24(第2開封部)が設けられる。
これにより、湯切り機能を有した包装袋1を包装材2により製袋して簡単に形成することができる。従って、湯切りが必要な内容物Fを包装する容器のコストを削減することができる。また、包装袋1が軟質の包装材2により形成されるため、内容物Fを収納した包装食品10の保管スペースや内容物Fの取り出し後の廃棄スペースを削減して省スペース化を図ることができる。
また、未シール部23を左右端に設け、第2開封線D2に交差する未シール部23とシール部21との境界線23aが傾斜するので、迅速に湯切りを行うことができる。
また、包装材2がアルミニウム箔を積層するので、包装袋1の再封時に折曲された包装材2の形状を容易に保持することができる。
次に、図5は第2実施形態の包装袋1を用いた包装食品10の上部の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態の包装袋1は突出部20のシール部21及び未シール部23の形状が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
未シール部23は左右端及び中央部に3箇所設けられ、各未シール部23に隣接してシール部21が配される。また、第2開封線D2に交差する各未シール部23とシール部21との境界線23aが傾斜し、未シール部23が収納部9側を広げられるように形成される。
これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2開封線D2で開封された未シール部23が湯切り時に内容物Fによって閉塞される場合がある。このため、中央部に未シール部23を更に設けることにより、湯切りを確実に行うことができる。
次に、図6は第3実施形態の包装袋1を用いた包装食品10の上部の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態の包装袋1は突出部20のシール部21及び未シール部23の形状が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
突出部20の上端には左右に延びたシール部22が形成され、シール部22と収納部9との間に未シール部23が配される。突出部20の上端が包装材2の折曲により形成される場合はシール部22を省いてもよい。未シール部23を横切る第2開封線D2上には複数のスポット状のシール部21が所定間隔で左右に並設される。これにより、第2開封線D2で開封されると各シール部21間の未シール部23を介して湯切りを行うことができる。
従って、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2開封線D2で開封された未シール部23による開口が多数(本実施形態では8箇所)形成されるため、湯切りを確実に行うことができる。
次に、図7は第4実施形態の包装袋1を用いた包装食品10の上部の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図6に示す第3実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態の包装袋1は突出部20のシール部21の形状が第3実施形態と異なっている。その他の部分は第3実施形態と同様である。
突出部20の上端には左右に延びたシール部22が形成され、シール部22と収納部9との間に未シール部23が配される。未シール部23を横切る第2開封線D2上には複数の鍵穴状のシール部21が所定間隔で左右に並設される。シール部21は折り線25まで下方に延びて形成される。
これにより、第2開封線D2で開封されると各シール部21間の未シール部23を介して湯切りを行うことができる。従って、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、図8は第5実施形態の包装袋1を用いた包装食品10の上部の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態の包装袋1は突出部20のシール部21及び未シール部23の形状が第1実施形態と異なっている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
未シール部23は矩形に形成され、左右方向に複数並設される。これにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2開封線D2で開封された未シール部23による開口が多数(本実施形態では7箇所)形成されるため、湯切りを確実に行うことができる。
次に、図9、図10は第6実施形態の包装袋1の斜視図及び側面断面図を示している。説明の便宜上、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態の包装袋1はスタンディングパウチの形態をしている。その他の部分は第1実施形態と同様である。
包装袋1は包装材2を底部でW折りし、表裏一対の周面部3及び底面部4を形成する。表裏の周面部3は左右のサイドシール部6で熱接着される。底面部4は表裏の周面部3に跨がって形成され、境界線が曲線状の底辺シール部11で両周面部3にそれぞれ熱接着される。また、表面の底辺シール部11の両側部と裏面の底面シール部11の両側部とは接着剤により接着される。尚、両周面部3及び底面部4をそれぞれ異なる包装材2により形成して熱接着してもよい。
上記構成により、包装袋1は底面部4を広げた状態で周面部3の下端を接地して立設することができる。従って、注湯して再封された包装食品10(図4参照)を卓上等に容易に立設することができ、覆水を防止することができる。
本実施形態において、突出部20のシール部21及び未シール部23の形状を第2〜第5実施形態と同様に形成してもよい。
次に、図11は第7実施形態の包装袋1の斜視図を示している。説明の便宜上、前述の図9、図10に示す第6実施形態と同一の部分は同一の符号を付している。本実施形態の包装袋1は周面部3の左右方向が上下方向よりも長いスタンディングパウチの形態をしている。その他の部分は第6実施形態と同様である。
包装袋1は周面部3の左右方向が上下方向よりも長いため、立設した際の安定性をより向上することができる。また、第1開封線D1の切断により形成された開口を広く形成することができる。これにより、湯切りした後の包装食品10(図4参照)を卓上に配置し、第1開封線D1により形成された開口を介して直接内容物Fを取り出して食することができる。従って、内容物Fを皿等に移し替える必要がなく、包装食品10の利便性を向上することができる。
本実施形態において、突出部20のシール部21及び未シール部23の形状を第2〜第5実施形態と同様に形成してもよい。
以下に各実施形態の包装袋1の評価を行うために形成した実施例について説明する。
実施例1は第1実施形態の包装袋1を用いた。未シール部23の開封端の幅を10mm、開封後の高さを15mmとしている。また、未シール部23の下端の幅を30mmとしている。
実施例2は第2実施形態の包装袋1を用いた。未シール部23の開封端の幅を10mm、開封後の高さを15mmとしている。また、左右端の未シール部23の下端の幅を30mmとしており、中央部の未シール部23の下端の幅を30mmとしている。
実施例3は第3実施形態の包装袋1を用いた。シール部21の直径をφ1.2mmまたはφ2mmとしており、シール部21のピッチを10mm(φ1.2mm時)または15mm(φ2mm時)としている。
実施例4は第4実施形態の包装袋1を用いた。シール部21の先端の直径をφ1.2mmまたはφ2mmとしており、シール部21のピッチを10mm(φ1.2mm時)または15mm(φ2mm時)としている。
実施例5は第5実施形態の包装袋1を用いた。未シール部23の幅を10mm、ピッチを15mmとし、開封後の高さを15mmとしている。
上記のように作成した各実施例の包装袋1に100gの乾燥麺(焼きそば)の内容物Fを収納し、湯量を500gとして湯切り速度を計測した。各実施例の突出部20よりも下方の周面部3の幅及び高さはそれぞれ150mm、150mmにしている。また、比較例として前述の特許文献1の図1に示す形状の発泡ポリスチレンの容器部上に湯切り孔を有する蓋部を有した食品容器を用い、100gの乾燥麺に対して湯量を500gとした。比較例の容器部の直径及び高さはそれぞれφ180mm、40mmであり、蓋部の一端部に直径5mm湯切り孔が13箇所設けられる。
Figure 0006069909
表1によると、実施例1〜3(第1〜第3実施形態)の包装袋1は比較例と同等の湯切り速度が得られた。これに対し、実施例4、5(第4、第5実施形態)の包装袋1は開封された未シール部23が水の表面張力によって固着しやすく、湯切り速度が遅くなった。このため、実施例1、2(第1、第2実施形態)のように未シール部23の境界線23aを傾斜させると湯切りを迅速に行えるのでより望ましい。また、実施例3(第3実施形態)のようにシール部21をスポット状に形成すると湯切りを迅速に行えるのでより望ましい。
本発明によると、注湯により焼きそば等の内容物を調理した後に湯切りを行う湯切り機能付き包装袋及び包装食品に利用することができる。
1 包装袋
2 包装材
3 周面部
4 底面部
5 挿入口
6 サイドシール部
7 上辺シール部
8、24 切欠き
9 収納部
10 包装食品
11 底辺シール部
20 突出部
21、22 シール部
23 未シール部
25 折り線
D1、D2 開封線
F 内容物
W 湯

Claims (8)

  1. 内面にシーラント層を配した積層シートから成る包装材により上端に内容物の挿入口が開口して表裏一対の周面部を有した袋状に形成され、固形物の内容物を封入した際に開封後に注湯して湯切りを行うことのできる湯切り機能付き包装袋において、内容物を収納する収納部と、前記収納部よりも上方の第1開封線で開封させる第1開封部と、一方の前記周面部の第1開封線と前記収納部との間から突出するとともに前記シーラント層により接着されたシール部に隣接して前記収納部に連通する未シール部が配される突出部と、前記シール部及び前記未シール部上に連続する第2開封線で開封させる第2開封部とを備え、第2開封線と前記収納部との間に前記未シール部によって湯切り時の湯が通る複数の通路が形成されることを特徴とする湯切り機能付き包装袋。
  2. 前記未シール部を前記突出部の左右の両端部に設け、第2開封線に交差する前記未シール部と前記シール部との境界線が傾斜することを特徴とする請求項1に記載の湯切り機能付き包装袋。
  3. 前記シール部が第2開封線上に所定間隔で並設されるスポット状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の湯切り機能付き包装袋。
  4. 一対の前記周面部の下端に跨がる底面部を有することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の湯切り機能付き包装袋。
  5. 前記周面部の左右方向が上下方向よりも長いことを特徴とする請求項4に記載の湯切り機能付き包装袋。
  6. 前記包装材がアルミニウム箔を積層することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の湯切り機能付き包装袋。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかの湯切り機能付き包装袋の前記収納部内に食品から成る内容物を収納したことを特徴とする包装食品。
  8. 前記内容物が乾燥麺または生麺から成ることを特徴とする請求項7に記載の包装食品。
JP2012147688A 2012-06-29 2012-06-29 湯切り機能付き包装袋及び包装食品 Active JP6069909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012147688A JP6069909B2 (ja) 2012-06-29 2012-06-29 湯切り機能付き包装袋及び包装食品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012147688A JP6069909B2 (ja) 2012-06-29 2012-06-29 湯切り機能付き包装袋及び包装食品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014009015A JP2014009015A (ja) 2014-01-20
JP6069909B2 true JP6069909B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=50106052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012147688A Active JP6069909B2 (ja) 2012-06-29 2012-06-29 湯切り機能付き包装袋及び包装食品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6069909B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017171360A (ja) * 2016-03-24 2017-09-28 凸版印刷株式会社 包装袋
US20180215510A1 (en) * 2017-02-01 2018-08-02 Michael L. Vinnicombe and Rita E. Vinnicombe as co trustees of the Vinnicombe Living Trust dated Sep Stand up noodle product and packaging

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3622465B2 (ja) * 1996-12-02 2005-02-23 東洋製罐株式会社 分岐した小室を設けたパウチ
JPH11147542A (ja) * 1997-11-12 1999-06-02 Dainippon Printing Co Ltd 水切り機能付き袋
JP2000025850A (ja) * 1998-07-08 2000-01-25 Fuji Seal Inc 電子レンジ用包装袋
JP2002068295A (ja) * 2000-06-14 2002-03-08 Daiwa Gravure Co Ltd 収納袋
JP2003040292A (ja) * 2001-07-30 2003-02-13 Toppan Printing Co Ltd すすぎ口機能を有する包装袋
JP4598368B2 (ja) * 2003-03-20 2010-12-15 東洋製罐株式会社 流動食用パウチ
US20050241976A1 (en) * 2004-04-30 2005-11-03 Britto James J Flexible container
JP4515898B2 (ja) * 2004-12-16 2010-08-04 日清食品ホールディングス株式会社 容器入り食品及び食品用容器
JP2008273530A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Hosokawa Yoko Co Ltd チャック付き袋体及びその製造方法
JP2008285190A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Dainippon Printing Co Ltd 自立性袋体、および即席食品
JP4614366B2 (ja) * 2007-12-06 2011-01-19 大日本印刷株式会社 乾燥食品包装体及び乾燥食品の復元方法
GB0812828D0 (en) * 2008-07-14 2008-08-20 Gell Colin Sealed inner plastic pouch
JP5477566B2 (ja) * 2009-10-14 2014-04-23 凸版印刷株式会社 口栓付きパウチ加温用外装袋
JP2011219134A (ja) * 2010-04-09 2011-11-04 Fujimori Kogyo Co Ltd 包装袋

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014009015A (ja) 2014-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010222050A (ja) 包装スリーブ及びこれを含む複合包装材
JP5461869B2 (ja) 包装容器
JP6217134B2 (ja) 包装袋
JP5640218B2 (ja) パウチ容器
US9309036B2 (en) Package with enclosed utensil
JP5443310B2 (ja) 包装用袋
JP2008201462A (ja) パウチ容器
JP6069909B2 (ja) 湯切り機能付き包装袋及び包装食品
JP2008239187A (ja) 易開封性ガセット袋
JP5795880B2 (ja) 包装袋
JP2011037489A (ja) パウチ容器
JP2010083507A (ja) 電子レンジ用包装体及び包装袋
JP5747523B2 (ja) 包装袋
JP5793906B2 (ja) 電子レンジ加熱用包装容器
JP6694667B2 (ja) ガセット包装袋
JP2011088662A (ja) レトルト食品用包装体
JP4893217B2 (ja) 湯切り機能を備えた蓋体
JP5480109B2 (ja) 蓋材及び包装体
JP3034765U (ja) 包装袋
JP2020114749A (ja) 包装体
JP6586784B2 (ja) レンジ用パウチ収納箱
JP7400368B2 (ja) 衛生用紙収納容器
JP7334380B2 (ja) 包装袋
JPH10230944A (ja) カップ兼用包装袋
JP3184398U (ja) 食品用包装袋

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160322

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160525

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20160525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6069909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150