JP2002068295A - 収納袋 - Google Patents

収納袋

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JP2002068295A
JP2002068295A JP2001173313A JP2001173313A JP2002068295A JP 2002068295 A JP2002068295 A JP 2002068295A JP 2001173313 A JP2001173313 A JP 2001173313A JP 2001173313 A JP2001173313 A JP 2001173313A JP 2002068295 A JP2002068295 A JP 2002068295A
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opening
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sheet
bag
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JP2001173313A
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English (en)
Inventor
Katsuji Furuta
勝司 古田
Hitomi Nakagawa
ひとみ 中川
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Daiwa Gravure Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Gravure Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】収納袋を水平に寝かせた状態で上部を開口させ
て収納袋そのものをトレイと同様の状態で使用できるよ
うにしたり、また液状の洗剤などの液体を収納する収納
袋において液体取り出し用の開口部を容易に形成できる
ようにした収納袋を提供する。 【解決手段】収納袋の内面を形成する合成樹脂製のフィ
ルム層4の外側にラミネートされて位置するフィルム層
2,3の適所に予め打ち抜きにより孔あけ加工してあ
り、この孔あけ加工により形成された開口部5を前記収
納袋の内面を形成するフィルム層4と同じ材料のフィル
ム層7を内側に有するつまみ用シート8で覆い、このつ
まみ用シート8の内側のフィルム層7を前記開口部5を
介して前記収納袋の内面を形成するフィルム層4に融着
させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、収納袋に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、合成樹脂製のシートを材料と
して作られた収納袋において、内容物を取り出すときは
収納袋の周辺の適所に形成された切口より収納袋を切り
開いて収納袋を開口し、この開口部より内容物を取り出
すなどしているのが現状である。
【0003】しかしながら、内容物の種類によっては、
例えば鰻の蒲焼き、惣菜などの内容物はトレイの上に内
容物を受け、この状態で収納袋の中に収納しているもの
もある。この場合、前記開口部よりトレイ毎内容物を引
き出し、トレイを皿替わりにしていることが多い。つま
り、内容物の種類によっては皿替わりにするなどのため
にトレイを使用しており、その分コスト高になるという
問題があった。
【0004】また、内容物が液状の洗剤などの液体の場
合は収納袋が立て起こされた状態から倒れても液体が多
量にこぼれ出ないように収納袋の端部の角部を鋏などの
道具を使って小さく切り取るなどして液体取り出し用の
開口部を形成しているが、その手間が面倒であるという
問題があった。
【0005】さらに、最近、乾燥麺や生麺を家庭で調理
(湯切りあるいは水切り)する際、乾燥麺や生麺が入っ
ている収納袋の上端を鋏などで切り開き、この上端開口
部より収納袋の中に湯や水を入れ、所定時間経過後収納
袋の上端開口部より湯や水を捨てているのであるが、そ
のとき湯や水と一緒に中身(麺)まで流れ出てしまうと
いう問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、収納袋を水平に寝かせた状態で上
部を開口させて収納袋そのものをトレイと同様の状態で
使用できるようにしたり、また液状の洗剤などの液体を
収納する収納袋において液体取り出し用の開口部を容易
に形成できるようにしたり、さらには湯切りあるいは水
切り用の開口部を容易に形成できるようにした収納袋を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、収納袋の内面を形成する合成樹脂製のフィ
ルム層の外側にラミネートされて位置するフィルム層の
適所に予め打ち抜きにより孔あけ加工してあり、この孔
あけ加工により形成された開口部を前記収納袋の内面を
形成するフィルム層と同じ材料のフィルム層を内側に有
するつまみ用シートで覆い、このつまみ用シートの内側
のフィルム層を前記開口部を介して前記収納袋の内面を
形成するフィルム層に融着させてなることを要旨とする
ものである。
【0008】この構成により、つまみ用シートをつまん
で引っ張ることにより、収納袋を水平に寝かせた状態で
上部を開口させて収納袋そのものをトレイと同様の状態
で使用できるようにしたり、また液状の洗剤などの液体
を収納する収納袋において収納袋が立て起こされた状態
から倒れても液体が漏れ出にくい程度の大きさの開口部
を容易に形成できるようにした収納袋を提供することが
できる。さらに、収納袋に入れられた麺の湯切りあるい
は水切り用の開口部、あるいは他の食品とともに収納袋
に入れられる汁の排出用やふりかけなどの食品取り出し
用の開口部を容易に形成することもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。先ず、図1〜図3に示す
第1の実施の形態について説明すると、1は内部に鰻の
蒲焼き、惣菜などのおかずや菓子類などの食品(内容
物)が収納された合成樹脂製のシートを材料として作ら
れた収納袋であって、この収納袋1の材料である合成樹
脂製のシートはナイロンのフィルム層2の内側にポリエ
チレンのフィルム層3をラミネートにより積層接着した
状態で適所に打ち抜きにより孔あけ加工し、その後、前
記ポリエチレンのフィルム層3の内側にさらにポリエチ
レンのフィルム層4をラミネートして3層構造に作られ
ている。前記打ち抜きにより形成された長孔状の開口部
5は表側にナイロンのフィルム層6を有し、内側にポリ
エチレンのフィルム層7を有する2層構造のつまみ用シ
ート8で覆われ、このつまみ用シート8の内側のポリエ
チレンのフィルム層7を前記開口部5を介して前記ポリ
エチレンのフィルム層4に熱板9により融着させてい
る。そして、このようにして作られたシートを用いて収
納袋1を作製するのである。そのとき、前記ポリエチレ
ンのフィルム層3の内側にラミネートされたポリエチレ
ンのフィルム層4で収納袋1の内面を形成するように製
袋する。
【0010】図1に示す収納袋1はガゼット型の形態を
呈しており、内部に内容物が収納される前は1つの辺が
開口していて、その開口部より収納袋1内に内容物が収
納された後で開口部がヒートシールにより閉じられる。
なお、この開口部に対向する側の辺は予めヒートシール
により閉じられている。
【0011】図1に示すように内部に内容物(図示せ
ず)が収納された収納袋1をテーブルなどの上に水平に
置いた状態において、上側に位置する面側のシートに前
記長孔状の開口部5をつまみ用シート8で覆った部分を
備え、商品を購入した人が収納袋1から内容物を取り出
すときに開口部5より大きく張り出すつまみ用シート8
をつまんで前記長孔状の開口部5の長さ方向に対して直
角に引っ張ることによりつまみ用シート8に融着されて
いる最内側のポリエチレンのフィルム層4が破断してそ
の勢いで開口部5に繋がる3層構造のフィルム層2,
3,4が開口部5の長さ方向の幅とほぼ同じ幅をもって
引き裂かれ、内容物取り出し用として大きな開口部10
が形成されることになる(図3参照)。このように収納
袋1に大きな開口部10が形成されることにより、収納
袋1はあたかもトレイとほぼ同様の機能を果たし、大き
な開口部10より内容物を容易に取り出すことができ
る。
【0012】次に、図4および図5に示す第2の実施の
形態について説明すると、この第2の実施の形態では4
辺がヒートシールにより閉じられる正面形状長方形の収
納袋11において、内容物(図示せず)が収納された収
納袋11をテーブルなどの上に水平に置いた状態におい
て、上側に位置する面側のシートを構成する最外側のナ
イロンのフィルム層とその内側のポリエチレンのフィル
ム層に予め前記第1の実施の形態と同様の方法で打ち抜
きによりほぼ丸孔状でその周囲の一部に丸孔の中に凹入
して丸孔を繋ぐ繋ぎ部12を有して馬蹄形に近い開口部
13を形成し、この開口部13を表側にナイロンのフィ
ルム層を有し、内側にポリエチレンのフィルム層を有す
る2層構造の帯状のつまみ用シート14で覆い、このつ
まみ用シート14の内側のポリエチレンのフィルム層を
前記開口部13を介して上側に位置する面側のシートの
最内側のポリエチレンのフィルム層に熱板により融着さ
せている。なお、前記開口部13は完全に丸孔状ではな
く、周囲の一部に丸孔の中に凹入して丸孔を繋ぐ繋ぎ部
12を有し馬蹄形に近い形状を呈し、収納袋11の長さ
方向一端近傍部で幅方向中央部において繋ぎ部12の繋
がり角部12a,12aが収納袋11の長さ方向他端部
に向くように形成されている。そして、この開口部13
を覆うつまみ用シート14は開口部13の位置から収納
袋11の長さ方向一端部側に向かって延びるように設け
られる。
【0013】この収納袋11から内容物を取り出すとき
は、前記つまみ用シート14をつまんで収納袋11の長
さ方向他端部側に引っ張ることにより先ずつまみ用シー
ト14に融着されている最内側のポリエチレンのフィル
ム層が前記開口部13より抜け出るように破断し、その
勢いで開口部13に繋がる収納袋11の材料である3層
構造のフィルム層が前記繋がり角部12a,12a間の
幅をもって引き裂かれ、開口部15が形成されることに
なる。このように収納袋11に開口部15が形成される
ことにより、この開口部15より内容物を容易に取り出
すことができる。なお、前記開口部13の位置は図面に
示す実施の形態に限定されるものではない。
【0014】次に、図6および図7に示す第3の実施の
形態について説明すると、この第3の実施の形態では下
端が広がったスタンドパック型の形態を呈する収納袋1
6において、収納袋16の上端コーナー部における一方
の面(具体的には正面)側のシートを構成する最外側の
ナイロンのフィルム層とその内側のポリエチレンのフィ
ルム層に予め前記第1の実施の形態と同様の方法で打ち
抜きにより丸孔状の開口部17を形成し、この開口部1
7を表側にナイロンのフィルム層を有し、内側にポリエ
チレンのフィルム層を有する2層構造のつまみ用シート
18で覆い、このつまみ用シート18の内側のポリエチ
レンのフィルム層を前記開口部17を介して一方の面側
のシートの最内側のポリエチレンのフィルム層に熱板に
より融着させている。図6は内部に液状の洗剤などの液
体(内容物)が収納された収納袋16が示されている
が、この収納袋16より内容物を取り出すときは開口部
17より大きく張り出すつまみ用シート18をつまんで
引っ張ることによりつまみ用シート18に融着されてい
る最内側のポリエチレンのフィルム層のみが前記開口部
17より抜け出るように破断し、内容物取り出し用とし
て丸孔状の開口部19が形成される。つまり、この第3
の実施の形態では予め打ち抜きにより形成される開口部
17が丸孔状であるため、前記つまみ用シート18をつ
まんで引っ張っても開口部17に繋がる3層構造のフィ
ルム層を引き裂くような力がかからず、つまみ用シート
18が収納袋16から切り離され、丸孔状の開口部19
が形成されることになる。そして、この開口部19より
液状の洗剤などの液体を取り出すことができる。
【0015】なお、収納袋16にジュースなどの飲料液
が収納されている場合は、前記丸孔状の開口部19にス
トローを差し込み、飲むようにしても良い。
【0016】次に、図8および図9に示す第4の実施の
形態について説明すると、この第4の実施の形態では内
部に乾燥麺(もしくは生麺)20が入れられ下端が広が
ったスタンドパック型の形態を呈する収納袋21の下端
よりやや上側部分において、収納袋21の一方の面(具
体的には正面)側のシートを構成する最外側のナイロン
のフィルム層とその内側のポリエチレンのフィルム層に
予め前記第1の実施の形態と同様の方法で打ち抜きによ
りほぼ丸孔状でその周囲の一部に丸孔の中に凹入して丸
孔を繋ぐ繋ぎ部22を有して馬蹄形に近い開口部23を
形成し、この開口部23を表側にナイロンのフィルム層
を有し、内側にポリエチレンのフィルム層を有する2層
構造の帯状のつまみ用シート24で覆い、このつまみ用
シート24の内側のポリエチレンのフィルム層を前記開
口部23を介して一方の面側のシートの最内側のポリエ
チレンのフィルム層に熱板により融着させている。な
お、前記開口部23は完全に丸孔状ではなく、周囲の一
部に丸孔の中に凹入して丸孔を繋ぐ繋ぎ部22を有し馬
蹄形に近い形状を呈し、収納袋21の幅方向一側部にお
いて繋ぎ部22の繋がり角部22a,22aが収納袋2
1の幅方向他側部に向くように形成されている。そし
て、この開口部23を覆うつまみ用シート24は開口部
23の位置から収納袋21の幅方向一側部側に向かって
延びるように設けられる。
【0017】この第4の実施の形態における内容物は乾
燥麺(もしくは生麺)20であり、収納袋21の中に湯
や水を入れ、所定時間経過後湯や水を捨てるという作業
が必要である。そこで、このような作業を行なうに当た
って、先ず収納袋21の上端を鋏などで切り開き、この
上端開口部21aより収納袋21の中に湯や水を入れ、
所定時間経過後収納袋21からその湯や水を捨てるか、
あるいは上端開口部21aより収納袋21の中に水を入
れ、電子レンジで加熱後収納袋21から湯を捨てなけれ
ばならない。所謂、湯切りあるいは水切りを行なわねば
ならない。そのために本実施の形態では前記つまみ用シ
ート24をつまんで収納袋21の幅方向他側部側に引っ
張ることにより先ずつまみ用シート24に融着されてい
る最内側のポリエチレンのフィルム層が前記開口部23
より抜け出るように破断し、その勢いで開口部23に繋
がる収納袋21の材料である3層構造のフィルム層が前
記繋がり角部22a,22a間の幅をもって引き裂か
れ、細幅の開口部25が形成されることになる。そし
て、この細幅の開口部25より収納袋21の内部の湯や
水を捨てることができる。
【0018】次に、図10および図11に示す第5の実
施の形態について説明すると、この第5の実施の形態は
前記第4の実施の形態の応用例であって、前記開口部2
3に対向するように収納袋21の幅方向他側部近傍に収
納袋21の一方の面(具体的には正面)側のシートを構
成する最外側のナイロンのフィルム層とその内側のポリ
エチレンのフィルム層に予め前記第1の実施の形態と同
様の方法で打ち抜きにより丸孔状の開口部26を形成
し、前記開口部23を介して一方の面側のシートの最内
側のポリエチレンのフィルム層に熱板により融着される
つまみ用シート24を前記開口部26の位置まで延長さ
せてつまみ用シート24の内側のポリエチレンのフィル
ム層を前記開口部26を介して一方の面側のシートの最
内側のポリエチレンのフィルム層に熱板により融着させ
ている。
【0019】そして、このような第5の実施の形態では
つまみ用シート24をつまんで収納袋21の幅方向他側
部側に引っ張ることにより細幅の開口部25が形成され
ることは前記第4の実施の形態と同様であるが、開口部
26の位置まで開口すると開口部26の位置でつまみ用
シート24に融着されている最内側のポリエチレンのフ
ィルム層のみが前記開口部26より抜け出るように破断
し、つまみ用シート24が収納袋21から切り離され所
定長さの細幅の開口部25が形成されることになる。そ
して、この細幅の開口部25より収納袋21の内部の湯
や水を捨てることができる。
【0020】なお、これら第4の実施の形態および第5
の実施の形態では開口部25は一直線状に形成されてい
るが、図12および図13に示す第6の実施の形態のよ
うにスタンドパック型の形態を呈する収納袋21の下端
よりやや上側部分において、収納袋21の一方の面(具
体的には正面)側のシートを構成する最外側のナイロン
のフィルム層とその内側のポリエチレンのフィルム層に
予め前記第1の実施の形態と同様の方法で打ち抜きによ
り丸孔状の開口部27を適当間隔おきに複数個形成し、
これら開口部27を表側にナイロンのフィルム層を有
し、内側にポリエチレンのフィルム層を有する2層構造
の帯状の1枚のつまみ用シート28で覆い、このつまみ
用シート28の内側のポリエチレンのフィルム層を前記
各開口部27を介して一方の面側のシートの最内側のポ
リエチレンのフィルム層に熱板により融着させるように
することも可能である。このような構成により、つまみ
用シート28をつまんで引っ張ることによりつまみ用シ
ート28に融着されている最内側のポリエチレンのフィ
ルム層が各開口部27より抜け出るように破断し、つま
み用シート28が収納袋21から切り離され、複数の開
口部29が形成されることになる。そして、この複数の
開口部29より収納袋21の内部の湯や水を捨てること
ができる。
【0021】ところで、以上述べた第4〜第6の実施の
形態では収納袋の中の湯や水を捨てる、所謂湯切りある
いは水切りを行なうようにしているが、その他、マッシ
ュルームやスイートコーンなどのサラダ用の具やたけの
こ、レンコン、ふきなどの惣菜、あるいは水茄子などの
漬物などの食品を汁とともに入れるようにしても良く、
その場合でも収納袋から食品を取り出す前につまみ用シ
ートをつまんで引っ張り、収納袋の下端よりやや上側部
分を開口させ、その開口部より収納袋の内部の汁を捨て
ることができる。
【0022】また、前記第6の実施の形態では収納袋の
下端よりやや上側部分において、収納袋21の一方の面
(具体的には正面)側のシートを構成する最外側のナイ
ロンのフィルム層とその内側のポリエチレンのフィルム
層に予め前記第1の実施の形態と同様の方法で打ち抜き
により丸孔状の開口部27を適当間隔おきに複数個形成
し、これら開口部27を表側にナイロンのフィルム層を
有し、内側にポリエチレンのフィルム層を有する2層構
造の帯状の1枚のつまみ用シート28で覆っているが、
図14および図15に示す第7の実施の形態のように下
端が広がったスタンドパック型の形態を呈する収納袋2
1の上端近傍に第6の実施の形態と同様の構成、つまり
前記第1の実施の形態と同様の方法で打ち抜きにより丸
孔状の開口部27を適当間隔おきに複数個形成し、これ
ら開口部27を表側にナイロンのフィルム層を有し、内
側にポリエチレンのフィルム層を有する2層構造の帯状
の1枚のつまみ用シート28で覆い、このつまみ用シー
ト28の内側のポリエチレンのフィルム層を前記各開口
部27を介して一方の面側のシートの最内側のポリエチ
レンのフィルム層に熱板により融着させた構成を採用す
ることも可能である。
【0023】前記収納袋21の内部に内容物として被加
熱食品と汁などの液体が収納されており、収納袋21に
被加熱食品と汁などの液体が収納された状態で電子レン
ジにより加熱する際、前記つまみ用シート28をつまん
で引っ張って収納袋21の上端近傍に複数の開口部29
を形成した状態で収納袋21を電子レンジに入れて加熱
すれば良い。そのとき、開口部29が加熱時の蒸気抜き
孔となる。加熱後は収納袋21を上下逆に傾けて開口部
29を下に位置させ、この状態で開口部29より収納袋
21の内部の汁などの液体を捨てることができる。
【0024】また、このように収納袋21の上端近傍に
複数の開口部29を形成するような構成とすることによ
って、収納袋21の内部にふりかけなどの食品を収納
し、収納袋21を上下逆に傾けて開口部29を下に位置
させ、この状態で開口部29よりふりかけなどの食品を
取り出すこともできる。
【0025】また、前記第6および第7の実施の形態で
は収納袋21に複数の開口部29を形成するようにして
いるが、前記第3の実施の形態のように1つの開口部を
形成するようにしても良い。
【0026】なお、以上述べた各実施の形態において、
収納袋を構成するシートは3層構造のフィルム層からな
るものであるが、打ち抜きにより孔あけ加工されるフィ
ルム層は1層構造とし、その1層構造のフィルム層に孔
あけ加工した後、その1層構造のフィルム層の内側にポ
リエチレンのフィルム層をラミネートした2層構造のシ
ートで収納袋を構成するようにしても良い。
【0027】また、本発明に適用される収納袋の形態と
しては図面に示すようなガゼット型やスタンドパック型
の他、3方シール型、合掌型など、種々の形態のものが
考えられる。
【0028】また、前記収納袋を構成するシートの構成
ならびにつまみ用シートの構成は前記したものに限定さ
れるものではなく、つまみ用シートの内面が打ち抜きに
より孔あけ加工された位置で孔あけ部内部の収納袋のフ
ィルム層に熱板により融着されるものであれば良い。さ
らに、前記第1、第2、第4、第5の実施の形態のよう
につまみ用シートをつまんで収納袋に切り裂くようにし
て開口部を形成するものにおいては、収納袋1のシート
材料として直進カット性のフィルムを用いることによ
り、カット性を向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、収納袋の
内面を形成するフィルム層の外側に位置するフィルム層
の適所に予め打ち抜きにより孔あけ加工してあり、この
孔あけ加工により形成された開口部を前記収納袋の内面
を形成するフィルム層と同じ材料のフィルム層を内側に
有するつまみ用シートで覆い、このつまみ用シートの内
側のフィルム層を前記開口部を介して前記収納袋の内面
を形成するフィルム層に融着させており、このつまみ用
シートをつまんで引っ張ることにより、収納袋を水平に
寝かせた状態で上部を開口させて収納袋そのものをトレ
イと同様の状態で使用できるようにしたり、また液状の
洗剤などの液体を収納する収納袋において収納袋が立て
起こされた状態から倒れても液体が漏れ出にくい程度の
大きさの開口部を容易に形成できるようにした収納袋を
提供することができる。さらに、収納袋に入れられた麺
の湯切りあるいは水切り用の開口部、あるいは他の食品
とともに収納袋に入れられる汁の排出用やふりかけなど
の食品取り出し用の開口部を容易に形成することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における収納袋の斜
視図である。
【図2】(a)〜(e)は同収納袋の製造工程を示す説明斜
視図である。
【図3】同収納袋を開く状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における収納袋の斜
視図である。
【図5】同収納袋を開く状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態における収納袋の斜
視図である。
【図7】同収納袋の液体取り出し用の開口部を開いた状
態を示す斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態における収納袋の斜
視図である。
【図9】同収納袋より湯切りあるいは水切りを行なって
いる状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の第5の実施の形態における収納袋の斜
視図である。
【図11】同収納袋より湯切りあるいは水切りを行なって
いる状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態における収納袋の斜
視図である。
【図13】同収納袋より湯切りあるいは水切りを行なって
いる状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態における収納袋の斜
視図である。
【図15】同収納袋の開口部を開いた状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 収納袋 2 ナイロンのフィルム層 3 ポリエチレンのフィルム層 4 ポリエチレンのフィルム層 5 開口部 6 ナイロンのフィルム層 7 ポリエチレンのフィルム層 8 つまみ用シート 10 開口部 11 収納袋 12 繋ぎ部 12a 繋がり角部 13 開口部 14 つまみ用シート 15 開口部 16 収納袋 17 開口部 18 つまみ用シート 19 開口部 20 乾燥麺 21 収納袋 21a 上端開口部 22 繋ぎ部 22a 繋がり角部 23 開口部 24 つまみ用シート 25 開口部 26 開口部 27 開口部 28 つまみ用シート 29 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AA05 AA13 AB13 AB14 AB23 BA26 BA36 BB03 EA12 FA01 FA03 HD02 HD03 HE03 HM01 HM03 HN05 3E067 AA03 AA11 AB02 AB08 AB16 AB99 BA12A BB15A BB25A EA09 EA29 EB03 EB09 EB13 GD10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納袋の内面を形成する合成樹脂製のフィ
    ルム層の外側にラミネートされて位置するフィルム層の
    適所に予め打ち抜きにより孔あけ加工してあり、この孔
    あけ加工により形成された開口部を前記収納袋の内面を
    形成するフィルム層と同じ材料のフィルム層を内側に有
    するつまみ用シートで覆い、このつまみ用シートの内側
    のフィルム層を前記開口部を介して前記収納袋の内面を
    形成するフィルム層に融着させてなることを特徴とする
    収納袋。
JP2001173313A 2000-06-14 2001-06-08 収納袋 Pending JP2002068295A (ja)

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JP2001173313A JP2002068295A (ja) 2000-06-14 2001-06-08 収納袋

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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