JP4724978B2 - 湯切り孔付き蓋材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生麺用容器のように、容器の中で生麺を湯掻いた後に湯切りを行う用途に使用する湯切り孔付き蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カップ入り生麺のように容器の中で生麺を湯掻いた後に湯切りして使用する容器に関しては、発泡ポリスチレン等からなるプラスチック成形容器に生麺,具,ソース等を収納し、湯切り孔となる切込が形成されたプラスチック成形蓋を嵌合させて封止し、全体を収縮フィルムにて収縮包装した包装形態のものが一般的に使用されているが、上記構成の容器の場合には、湯切り孔の数が制限されるので湯切りに時間がかかるという欠点があり、嵌合蓋であるために湯切りする際に蓋が容器から外れたり蓋と容器の隙間から湯及び麺が漏れ出して火傷をするおそれがある等の欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、蓋材を剥離させることにより簡単に湯切り孔と大きい開口を形成ことができるので、容器に収納されている包装された生麺等の内容物を取り出しやすく、且つ生麺等を湯掻いた後に速やかに湯切りを行うことができる湯切り孔付き蓋材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
外蓋と内蓋が剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する第1摘み部が形成された蓋材であって、前記内蓋に、前記第1摘み部と対向する周縁部に湯切り用の切目が形成され、前記切目と前記第1摘み部の間の領域に開口用の切目線が形成され、前記第1摘み部の内側に隣接して外蓋剥離開始切目が形成され、前記外蓋の内面に、前記切目線の内部と前記外蓋剥離開始切目より外側部に対応する領域が離型層が形成されていない離型層非形成領域を備える構成とすることにより、この蓋材を生麺等を収納した容器に熱接着して取り付けた後に、第1摘み部を掴んで容器から外蓋を引き剥がすことにより切目線に囲まれた部分の内蓋が外蓋に接着した状態で剥離して内蓋に開口が形成された状態となる。この状態で内蓋に形成された開口から容器に収納されている生麺、スープ、具等を取り出し、生麺及び具を容器に入れて熱湯を注いで生麺を湯掻いた後に、容器に接着された内蓋の湯切用の切目から簡単に湯切りをすることができる。
【0005】
上記湯切り孔付き蓋材において、切目が円形切目であって、外蓋の内面の前記円形切目の内部に対応する領域が離型層が形成されていない離型層非形成領域を備える構成とすることにより、第1摘み部を掴んで容器から外蓋を引き剥がすことにより、内蓋の円形切目に囲まれた部分が外蓋に接着した状態で抜き取られて内蓋に円形の湯切り孔が形成されるので円形の湯切り孔から簡単に湯切りすることができる。
【0006】
上記湯切り孔付き蓋材において、切目が平行線状切目ないしは千鳥状切目である構成とすることにより、第1摘み部を掴んで容器から外蓋を引き剥がすことにより、内蓋に平行線状切目ないしは千鳥状切目が形成された状態となり、湯切り時に麺の重さにより該切目が広がり湯切り孔ができるので、湯切り孔を形成することなく平行線状切目ないしは千鳥状切目の箇所から簡単に湯切りができる。
【0007】
上記湯切り孔付き蓋材において、切目線が、蓋材の中心を含む半円形状であり円弧部が第1摘み部側の周縁に隣接するように形成されている構成とすることにより、外蓋を剥離することにより、内蓋の切目線に囲まれた部分が外蓋に接着した状態で抜き取られて内蓋に半円形の大きい開口を形成することができるので、この開口から容器に収納されている個別包装された生麺、具、調味料等を簡単に取り出すことができる。
【0008】
上記湯切り孔付き蓋材において、切目と切目線と外蓋剥離開始切目が、内蓋と外蓋が積層された後に内蓋の内面からのハーフカットにより形成された構成とすることにより、内蓋の所定位置に任意の形状からなる湯切り用の切目と開口用の切目線と外蓋剥離開始切目を形成することができる。
【0009】
上記湯切り孔付き蓋材において、外蓋がプラスチックフィルム層と紙層とからなり、内蓋がプラスチックフィルム層又はアルミニウム箔層と熱接着性樹脂層からなる構成とすることより、内蓋の熱接着性樹脂層面からハーフカットを形成する際に、外蓋の紙層内でハーフカットを止めて内蓋を貫通するように切目を形成するのが容易となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を引用して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す底面図、図2は図1のI−I断面図、図3は第1実施形態の蓋材を容器の口部に接着した後に外蓋を剥離した断面図、図4は本発明の第2実施形態を示す底面図、図5は本発明の第3実施形態を示す底面図、図6は本発明の第4実施形態を示す底面図であって、2a,2a' は第1摘み部、2b,2b' は第2摘み部、3,3'は円形切目、4,4'は切目線、5,5'は外蓋剥離開始切目、6は平行線状切目、7は千鳥状切目、8は容器、9は熱接着部、10は外蓋、11はプラスチックフィルム層、12は接着層、13は紙層、14は印刷層、15は離型層、20は内蓋、21,23はポリエチレン層、22はプラスチックフィルム層又はアルミニウム箔層、24は熱接着性樹脂層、30は湯切り孔、40は開口をそれぞれ表す。
【0011】
本発明の第1実施形態は図1、図2に示すとおりである。蓋材の形状は、図1に示すように、円形状であって周縁に外方に突出する第1摘み部2aが形成されるとともに第1摘み部2aと対向する周縁に第2摘み部2bが形成されており、蓋材の内面には、第1摘み部2aと対向する周縁部領域に複数の湯切り用の円形切目3が形成され、第1摘み部2aと複数の円形切目3が形成された周縁部領域の間に第1摘み部2a側を向く円弧状切目線と直線状切目線からなる半円形状の切目線4が形成され、第1摘み部2aの内側に隣接して外蓋剥離開始切目5が形成された構成である。湯切り用の円形切目3と開口用の切目線4と外蓋剥離開始切目5は、蓋材の内面からのハーフカットにより内蓋20を貫通するように形成されているものである。第1実施形態は開口用の切目線4は円弧状切目線と直線状切目線からなる半円形状とされているが、切目線4の直線状切目線を円形切目3側に湾曲する曲線状切目としてもよい。
【0012】
第1実施形態の蓋材の積層構成は、図2に示すとおり、外蓋10と内蓋20が外蓋10の内面に部分的に形成された離型層15を介して内蓋20の外面を形成するポリエチレン層21により積層されており、外蓋の内面に、湯切り用の円形切目3の内部と開口用の切目線4の内部と外蓋剥離開始切目5の外側部に対応する領域を除いて剥離層15が形成されている構成である。第1実施形態の蓋材1では、内蓋20は、内面から順に熱接着性樹脂層24とポリエチレン層23とプラスチックフィルム層22とポリエチレン層21が積層された構成とされ、外蓋10は、内面から順に部分的に形成された離型層15と紙層13と印刷層14と接着層12とプラスチックフィルム層11が積層された構成とされている。
【0013】
第1実施形態の蓋材を個別包装された生麺、具、調味料等を収納した容器の口部に熱接着して取り付けた後、蓋材の第1摘み部2aを掴んで外蓋10を内蓋20から剥離させた状態の断面形状は、図3に示すとおりとなる。蓋材の第1摘み部2aを掴んで蓋材を引き剥がしてゆくと、外蓋剥離開始切目5の箇所から離型層15とポリエチレン層21間で剥離して内蓋20と外蓋10が分離する。内蓋20と外蓋10を分離させた状態で剥離を続けて開口用の切目線4に達すると、切目線4の内部は離型層15が形成されていないので切目線4に囲まれた内蓋20が外蓋10に接着した状態で抜き取られて開口40が形成され、更に剥離を続けて湯切り用の円形切目3に達すると、円形切目3の内部は離型層が形成されていないので円形切目3に囲まれた部分の内蓋20が外蓋10に接着した状態で抜き取られて湯切り孔30が形成されて、蓋材の外蓋10を剥離することにより、複数の湯切り孔30および開口40が形成された内蓋20が容器8の口部に残った状態となる。
【0014】
蓋材の第1摘み部2aを掴んで剥離することにより、複数の湯切り孔30と大きい半円形状の開口40が形成された内蓋20が容器8の口部に接着されたまま残った状態で開封されるので、個別包装されて容器8に収納されている生麺、具、調味料等を大きい半円形状の開口40から簡単に取り出すことができる。取り出した生麺及び具の包装を解いて容器に入れて熱湯を注ぎ生麺を湯掻いた後に、容器を傾けることにより容器8に接着されて残っている内蓋20に形成された湯切り孔30から簡単に速やかに湯切りを行うことができる。湯切りが完了した後に、容器8の口部に接着されて残っている湯切り孔30と開口40が形成された内蓋20を第2摘み部2bを掴んで容器8から剥離させて簡単に取り除くことができる。容器8内に調味料を加えて熱湯を注いで調理が完了する。
【0015】
本発明の第2実施形態は、湯切り用の切目の形状が平行線状切目6とされている点で異なる以外は第1実施形態の蓋材と同じ構成である。第2実施形態の場合は、第1摘み部2aを掴んで外蓋10を内蓋20から剥離させることにより、内蓋20に大きい半円形状の開口と平行線状切目6が形成された状態となるので、生麺を湯掻いた後に湯切りする際に、麺の重さにより平行線状切目6が広がって湯切り孔を形成するので、平行線状切目6から麺が抜け出すことなく速やかに湯切りを行うことができる。
【0016】
本発明の第3実施形態は、湯切り用の切目の形状が千鳥状切目7とされている点で異なる以外は第1実施形態の蓋材と同じ構成である。第3実施形態の千鳥状切目7は曲線状の切目が千鳥状に複数個配列された形状となっている。第3実施形態においても、第1摘み部2aを掴んで外蓋10を内蓋20から剥離させることにより、内蓋20に大きい半円形状の開口と千鳥状切目7が形成された状態となり、第2実施形態と同様に、生麺を湯掻いた後に湯切りする際に、麺の重さにより千鳥状切目7が広がって湯切り孔を形成するので、千鳥状切目7から麺が抜け出すことなく速やかに湯切りを行うことができる。なお、第2、第3実施形態においては、円形状の湯切り孔を形成しないため、外蓋10を剥離した際に円形切目3, 3'の内部が抜き取られずに残り孔が形成されないという問題がなくなる。
【0017】
本発明の第4実施形態は、図6に示すように、四角形状であって対向する2箇所の角部に外方に突出する第1摘み部2a' と第2摘み部2b' がそれぞれ形成され、第1摘み部2a' と対向する第2摘み部2b' が形成された角部の周縁部領域に複数の湯切り用の円形切目3'が形成され、第1摘み部2a' と複数の円形切目3'が形成された領域の間に、頂点が第1摘み部2a' 側を向く角丸の3角形状の切目線4'が形成され、第1摘み部2a' の内側に隣接して外蓋剥離開始切目5'が形成された構成である。第4実施形態の蓋材を開口部が四角形状の容器に取り付けた後に、第1実施形態と同様にして、第1摘み部2a' を掴んで蓋材を引き剥がしてゆくと、外蓋剥離開始切目5'の箇所から内蓋20と外蓋10が分離し、内蓋20と外蓋10を分離させた状態で剥離を続け切目線4'に達すると、切目線4'に囲まれた内蓋20が外蓋10に接着した状態で抜き取られて開口が形成され、更に剥離を続けて円形切目3'に達すると、円形切目3'に囲まれた部分の内蓋20が外蓋10に接着した状態で抜き取られて湯切り孔が形成されるものである。
【0018】
実施形態においては蓋材の形状を円形状ないしは四角形状として説明したが、蓋材の形状は任意であり容器の開口部の形状に合わせればよい。湯切り用の切目については、円形切目、平行線状切目、千鳥状切目のいずれかにすることができる。また、開口用の切目線は容器の中心を含むように容器の周縁に沿ってできるだけ大きくするのが好ましい。切目線により形成される開口が大きくなれば、個別に包装されて容器に収納されている生麺,具,調味料等を取り出すのが容易となる。
【0019】
離型層15を形成する樹脂としては、硝化綿、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹脂等の単体ないしは混合物が使用できる。必要により少量のシリコーン等を添加してもよい。離型層は上記の樹脂からなるインキを使用して紙面にグラビア印刷等により印刷することにより形成される。離型層はベタ印刷版にて印刷されて形成されるのが普通であるが、網点面積率が50〜80%の網点印刷版を使用して網点状に形成することもできる。離型層が形成された部分における外蓋10と内蓋20の接着強度は、使用する上記樹脂の種類または網点面積率により変えることができる。
【0020】
外蓋10に使用する紙層13としては、坪量が50〜150gのコート紙等を使用するのが好ましく、蓋材の剛性が得られるとともに外蓋10と内蓋20を積層した後に蓋材の内面からハーフカットにより、湯切り用の切目および開口用の切目線を内蓋20のみを貫通するように形成するのが容易となる。熱接着性樹脂層23としては、熱溶融して押出しラミネーションすることのできるエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂が使用できる。熱接着性樹脂層はプラスチックフィルム層22面にアンカーコートを行って直接押出ラミネーションしてもよいし、実施形態のようにポリエチレン層23を介して積層してもよい。プラスチックフィルム11,22 としては、強度的に優れた2軸延伸ポリエチレンテレフタレートを使用するのが好ましい。また、プラスチックフィルム22の代わりにアルミニウム箔を使用してもよい。
【0021】
蓋材の積層構成としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)12μ/ドライラミネーション(DL)/印刷層/片アート紙85g/離型層/ポリエチレン(PE)20μ/ポリエチレンテレフタレート(PET)16μ/ポリエチレン(PE)20μ/熱接着性樹脂層20μ、PET12μ/DL/印刷層/片アート紙85g/離型層/PE20μ/アルミニウム箔9μ/PE20μ/熱接着性樹脂層20μ、印刷層/片アート紙100g/離型層/PE20μ/PET12μ/PE20μ/熱接着性樹脂層20μ、印刷層/片アート紙100g/離型層/PE20μ/アルミニウム箔9μ/PE20μ/熱接着性樹脂層20μ等である。蓋材の積層構成としては、外蓋と内蓋が積層された内蓋の内面側からのハーフカットにより内蓋を貫通する湯切り切目、開口切目、外蓋剥離開始切目を形成するので、外蓋は紙層を含む構成とすることが必要である以外は、外蓋及び内蓋の構成は特に制限はなく任意の構成とすることができる。
【0022】
本発明の実施形態の湯切り孔付き蓋材を製造する方法は下記のとおりである。片アート紙等のロール状の紙の表面に印刷層を形成する印刷工程とインラインで紙の裏面に印刷層と見当を合わせて部分的な離型層を印刷して形成した後に、印刷層と部分的な離型層が形成さた紙の印刷層面にウレタン系接着剤を使用してドライラミネーションにより2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層して外蓋用基材を作製する。次いで、上記で作製した外蓋用基材の部分的な離型層が形成された紙面に、ポリエチレンの熱溶融押出ラミネーションにより2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層し、更に、その2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム面に熱溶融押出ラミネーションによりポリエチレン層と熱接着性樹脂層を積層してロール状の蓋材用の積層体を作製し、作製した積層体の熱接着性樹脂層面からハーフカットを施して印刷層と見当を合わせた所定位置に湯切り用の切目、開口用の切目線、外蓋剥離開始切目を形成する。最後に、積層体を所定位置にて裁断して所定形状に打ち抜くことにより蓋材を作製することができる。
【0023】
【発明の効果】
外蓋と内蓋が剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する第1摘み部が形成された蓋材であって、内蓋に、第1摘み部と対向する周縁部に湯切り用の切目が形成され、切目と第1摘み部の間の領域に開口用の切目線が形成され、第1摘み部の内側に隣接して外蓋剥離開始切目が形成され、外蓋の内面に、切目線の内部と外蓋剥離開始切目より外側部に対応する領域が離型層が形成されていない構成とすることにより、この蓋材を生麺等を収納した容器に熱接着して取り付けた後に、第1摘み部を掴んで容器から外蓋を引き剥がすことにより切目線に囲まれた部分の内蓋が外蓋に接着した状態で剥離して内蓋に開口が形成された状態となる。この状態で内蓋に形成された開口から容器に収納されている生麺、スープ、具等を取り出し、生麺及び具を容器に入れて熱湯を注いで生麺を湯掻いた後に、容器に接着された内蓋の湯切用の切目から簡単に湯切りをすることができる。
【0024】
上記湯切り孔付き蓋材において、切目が円形切目であって、外蓋の内面の円形切目の内部が離型層が形成されていない構成とすることにより、第1摘み部を掴んで容器から外蓋を引き剥がすことにより、内蓋の円形切目に囲まれた部分が外蓋に接着した状態で抜き取られて内蓋に円形の湯切り孔が形成されるので円形の湯切り孔から簡単に湯切りすることができる。
【0025】
上記湯切り孔付き蓋材において、切目が平行線状切目ないしは千鳥状切目である構成とすることにより、第1摘み部を掴んで容器から外蓋を引き剥がすことにより、内蓋に平行線状切目ないしは千鳥状切目が形成された状態となり、湯切り時に麺の重さにより該切目が広がり湯切り孔ができるので、湯切り孔を形成することなく平行線状切目ないしは千鳥状切目の箇所から簡単に湯切りができる。
【0026】
上記湯切り孔付き蓋材において、切目線が、蓋材の中心を含む半円形状であり円弧部が第1摘み部側の周縁に隣接するように形成されている構成とすることにより、外蓋を剥離することにより、内蓋の切目線に囲まれた部分が外蓋に接着した状態で抜き取られて内蓋に半円形の大きい開口を形成することができるので、この開口から容器に収納されている個別包装された生麺、具、調味料等を簡単に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す底面図。
【図2】図1のI−I断面図。
【図3】第1実施形態の蓋材を容器の口部に接着した後に外蓋を剥離した断面図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す底面図。
【図5】本発明の第3実施形態を示す底面図。
【図6】本発明の第4実施形態を示す底面図。
【符号の説明】
2a,2a' 第1摘み部
2b,2b' 第2摘み部
3,3' 円形切目
4,4' 切目線
5,5' 外蓋剥離開始切目
6 平行線状切目
7 千鳥状切目
8 容器
9 熱接着部
10 外蓋
11 プラスチックフィルム層
12 接着層
13 紙層
14 印刷層
15 離型層
20 内蓋
21,23 ポリエチレン層
22 プラスチックフィルム層又はアルミニウム箔
24 熱接着性樹脂層
30 湯切り孔
40 開口

Claims (6)

  1. 外蓋と内蓋が剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する第1摘み部が形成された蓋材であって、前記内蓋に、前記第1摘み部と対向する周縁部に湯切り用の切目が形成され、前記切目と前記第1摘み部の間の領域に開口用の切目線が形成され、前記第1摘み部の内側に隣接して外蓋剥離開始切目が形成され、前記外蓋の内面に、前記切目線の内部と前記外蓋剥離開始切目より外側部に対応する領域が離型層が形成されていない離型層非形成領域を備える構成からなり、前記切目が平行線状切目ないしは千鳥状切目である構成からなることを特徴とする湯切り孔付き蓋材。
  2. 外蓋と内蓋が剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する第1摘み部が形成された蓋材であって、前記内蓋に、前記第1摘み部と対向する周縁部に湯切り用の切目が形成され、前記切目と前記第1摘み部の間の領域に開口用の切目線が形成され、前記第1摘み部の内側に隣接して外蓋剥離開始切目が形成され、前記外蓋の内面に、前記切目線の内部と前記外蓋剥離開始切目より外側部に対応する領域が離型層が形成されていない離型層非形成領域を備える構成からなり、前記切目線が、蓋材の中心を含む半円形状であり円弧部が前記第1摘み部側の周縁部に隣接するように形成されていることを特徴とする湯切り孔付き蓋材。
  3. 外蓋と内蓋が剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する第1摘み部が形成された蓋材であって、前記内蓋に、前記第1摘み部と対向する周縁部に湯切り用の切目が形成され、前記切目と前記第1摘み部の間の領域に開口用の切目線が形成され、前記第1摘み部の内側に隣接して外蓋剥離開始切目が形成され、前記外蓋の内面に、前記切目線の内部と前記外蓋剥離開始切目より外側部に対応する領域が離型層が形成されていない離型層非形成領域を備える構成からなり、前記切目が円形切目であって、前記外蓋の内面の前記円形切目の内部に対応する領域が離型層が形成されていない離型層非形成領域を備える構成からなり、前記切目線が、蓋材の中心を含む半円形状であり円弧部が前記第1摘み部側の周縁部に隣接するように形成されていることを特徴とする湯切り孔付き蓋材。
  4. 外蓋と内蓋が剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する第1摘み部が形成された蓋材であって、前記内蓋に、前記第1摘み部と対向する周縁部に湯切り用の切目が形成され、前記切目と前記第1摘み部の間の領域に開口用の切目線が形成され、前記第1摘み部の内側に隣接して外蓋剥離開始切目が形成され、前記外蓋の内面に、前記切目線の内部と前記外蓋剥離開始切目より外側部に対応する領域が離型層が形成されていない離型層非形成領域を備える構成からなり、前記切目が平行線状切目ないしは千鳥状切目である構成からなり、前記切目線が、蓋材の中心を含む半円形状であり円弧部が前記第1摘み部側の周縁部に隣接するように形成されていることを特徴とする湯切り孔付き蓋材。
  5. 前記切目と前記切目線と前記外蓋剥離開始切目が前記内蓋と前記外蓋が積層された後に、前記内蓋の内面からのハーフカットにより形成されたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の湯切り孔付き蓋材。
  6. 前記外蓋がプラスチックフィルム層と紙層とからなり、前記内蓋がプラスチックフィルム層又はアルミニウム箔層と熱接着性樹脂層からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の湯切り孔付き蓋材。
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JPH10101143A (ja) * 1996-09-24 1998-04-21 Dainippon Printing Co Ltd イージーオープン性を有する蓋材およびその蓋材を用いた容器
JP2001019059A (ja) * 1999-07-05 2001-01-23 Dainippon Printing Co Ltd 湯切り孔付き蓋材

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