JP5060050B2 - 蓋材および包装体 - Google Patents

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この発明は、食品、飲料品、薬品、芳香剤、消臭剤等の容器に用いる蓋材およびその蓋材を用いた包装体に関する。
従来から、外層と内層とを、接着層を介して剥離可能に接着してなる蓋材が、食品、飲料品、薬品、芳香剤、消臭剤等の容器に用いられている。
例えば特許文献1には、内層に切り目やミシン目を設け、この切り目やミシン目で囲まれる内層の一部を外層に強接着した蓋材が記載されている。この蓋材の外層を内層から剥離させると、前記した内層の一部が外層に付随することで切り目やミシン目部分が破断し、蓋材の一部が部分開口する。
このような蓋材を用いた包装体は、未使用時の密閉性が良好であり、使用時には容易にその一部に開口を形成することが出来るという利点を有する。
しかし、このように内層に切れ目等を設け、その切れ目等で囲まれた部分を外層に強接着する構成を採用した場合は、比較的大きな部分開口を目的とする場合は有効であるが、小さな部分開口を目的とする場合は不向きである。
何故なら内層の切り目等が小さな場合、その切り目等に囲まれた部分のみを外層と強接着させることは困難で、少しでもその位置がずれた場合には、スムーズに開封できず、また、切れ目等に囲まれた部分以外の部分が、不用意に破断する可能性が生じるからである。
そこで、これに代えて、内層に予め小さな貫通孔を設けることにより、小さな部分開口を形成した蓋材が考案されている。このようにすれば、内層と外層を強接着する必要がなくなるため、上記した不用意な破断等の問題は解決する。
しかしこの場合、貫通孔を穿つ際に生じる抜きカスが、蓋材に付着したり、容器内容物に混入したりしないように、抜きカスを処理する必要があるが、これは手間であり、コストもかかる。また、貫通孔の部分の接着層がむき出し状態になるため、異物や内容物が付着する問題もある。
特開昭61−287571号公報
そこで、この発明は、外層と内層とを接着層を介して剥離可能に接着してなる蓋材において、抜きカスが生じたり、開口に内容物等が付着したりすることなく、内層に比較的小さな部分開口を簡易かつ低コストで形成することをその課題とする。
上記した課題を解決するため、この発明では、外層と内層とを、接着層を介して剥離可能に接着してなり、前記内層を容器の開口部にヒートシールすることによりその容器を封緘する蓋材において、前記内層は合成樹脂フィルム単体からなる基材層および熱収縮率が1〜50%の熱収縮性樹脂層より構成され、前記外層と内層のうち内層のみにその表裏面を貫通する一または複数の切れ込みを設けることにより区画された、加熱に伴うカールにより前記内層に部分開口を形成するためのフラップを有することとしたのである。
このように構成した蓋材を加熱すると、熱収縮性樹脂に収縮力が付与される。そのため、そのまま切れ込みにより区画されるフラップが外層から剥離してカールするか、あるいは、外層を内層から剥離すると、切れ込みにより区画されるフラップがカールする。こうして、フラップがカールすることにより比較的小さな部分開口が形成される。
その際に、内層には切れ込みを形成しただけであるため、従来のように抜きカスが生じることはなく、その処理の手間やコストを省くことが出来る。また、開口下方にカールしたフラップがあるため、内容物等が開口に付着しにくい。
また、上述した特許文献1に記載の蓋材と異なり、外層と内層とを強接着する必要がないため、内層の部分開口部と強接着部との位置合わせをする煩を避けることができ、またこれらの位置のずれによる内層の不用意な破断を防止することができる。
なお、外層を内層から剥離すると初めて、切れ込みにより区画されるフラップがカールするように形成すると、未使用時の密閉性が高いためより好ましい。
ここで、熱収縮性樹脂層の熱収縮率は、1〜50%であるのが好ましい。なぜなら、熱収縮率が1%未満の場合には、上記カールを十分に生じる収縮力に乏しく、50%を超えると逆に収縮力が強くなりすぎ、蓋材にシワや亀裂が発生する虞があるからである。同様の理由から、熱収縮率は1.5〜30%であるのがさらに好ましい。
ここで、熱収縮率は、熱収縮性樹脂層をシート状に形成した物を120℃雰囲気に30分保持して加熱した場合に、以下の式により算出されるものとする。
熱収縮率(%)={(加熱前のフィルムの長さ−加熱後のフィルムの長さ)/(加熱前のフィルムの長さ)}×100
例えば、加熱前のフィルムの長さが、室温中100mmであって、120℃のオーブン中で30分保持後、フィルムをオーブンから取り出し、室温まで冷却後、フィルムの長さをスケール、コンパレーターなどで測ると90mmであった場合、熱収縮率は10%となる。なお、その他の詳細は、JIS C2318に準拠するものとする。
熱収縮率は、延伸フィルムは勿論のこと、無延伸フィルムの場合でもタテ(フィルム製造時の長手方向)とヨコ(フィルム製造時の幅方向)で異なるが、少なくとも片側で上記した熱収縮率を満足すれば良い。より好ましくは、加熱時にフラップがカールする方向の熱収縮率が上記を満足すれば良い。
熱収縮性樹脂層は、熱収縮性を有するシーラントフィルムから構成するとこれ自体に熱接着性能があるため、別途接着層を積層する必要がなく簡易である。
また、別の態様として、熱収縮性樹脂層を、熱収縮性フィルムと、その一面にコートされた熱接着層とから構成するとコストが低廉である。
上記切れ込みが曲線または屈曲線を描くように形成すると、切れ込みにより区画されるフラップの屈曲性が向上する。そのため、切れ込みを直線状に形成する場合と比較すると、熱収縮させた場合のカールがより大きなものとなり、部分開口の大きさを十分取ることができる。
ここで、切れ込みが曲線または屈曲線を描くとは、切れ込み上の少なくとも2点における接線の傾きが異なることを言う。
曲線や屈曲線としては、くの字、コの字、Vの字、Uの字、Hの字、Xの字、円弧、波型のいずれかまたはそれらの組合せが、形成が容易であり、フラップがカールしやすいため、加熱すると十分な部分開口が得られるため好ましい。
このような蓋材と、蓋材により開口部が封緘された容器と、容器に収納された内容物とから包装体を構成すると、包装体に小さな部分開口を形成するのに好適である。
内層の熱収縮性樹脂層を加熱により熱収縮させ、内層に設けられた切れ込みにより区画されるフラップをカールさせる構成を採用したことにより、抜きカスが生じたり、開口に内容物等が付着したりすることがなく、小さな部分開口を簡易にかつ低コストで形成することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1から図4に実施形態にかかる蓋材10を、図5および図6に実施形態にかかる包装体1を示す。
図1のように、実施形態にかかる蓋材10は、外層11と、内層13と、これらを剥離可能に接着する接着層12とから構成される。
この蓋材10は、図3および図4のように、タブ10a付の略円板形状をしており、外層材と接着層材と内層材とを積層してなるシートを金型で打ち抜くことにより形成されている。以下、外層11、接着層12、内層13について分説する。
まず、外層11は、合成樹脂フィルム、紙、金属箔などの単体や複合体からなる。合成樹脂フィルムとしては、公知の樹脂フィルムの他、例えば、マット化(白濁化)樹脂フィルム、帯電防止処理を施した樹脂フィルム、アルミナや酸化ケイ素等を蒸着した樹脂フィルムなどがある。
つぎに、接着層12は、図2のように、比較的接着力の弱い樹脂からなる弱接着層12aと、接着力の強い接着剤からなる強接着層12bとからなるのが好ましい。
比較的接着力の弱い樹脂(以下、剥離コート剤と呼ぶ。)としては、例えばアクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル樹脂、シリコーン樹脂などがある。剥離コート剤の塗布量は限定されないが、通常、乾燥後重量で0.1〜3g/m2程度となるようにすることが望ましい。この剥離コート剤を内層13の基材層の片側全面に塗布或いは所定のパターンでパートコートすることにより、弱接着層12aを形成し、接着層12の接着力を適宜調整する。
弱接着層12aの例を図3(a)、(b)、(c)に示す。剥離コート剤を、図3(a)においては格子点状パターンに、図3(b)においては平行線状パターンに、図3(c)においては格子状パターンにそれぞれ内層13の基材層13aに塗布している。
強接着層12bは、図2のように、内層13表面の剥離コート剤が塗布された部分である弱接着層12aと、塗布されない部分との両方を覆うように、接着力の強い接着剤を塗布することにより形成される。
接着力の強い接着剤としては、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリエチレン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などを挙げることができる。接着剤の塗布量は限定されないが、一般的には乾燥後重量で0.5〜15g/m2程度となるようにすれば良い。
また、このような弱接着層12aと強接着層12bとからなる接着層12に代えて、手で容易に剥離できる程度に接着力の弱い接着剤(粘着剤)単体を用いてもよい。なお、接着層12の接着強度は、手で容易に剥離できる程度の接着力であれば特に制限はないが、通常0.05(N/15mm巾)以上2.0(N/15mm巾)未満程度であればよい。
つぎに、内層13は、基材層13aと熱収縮性樹脂層13bとからなる。基材層13aは、合成樹脂フィルムの単体からなる。合成樹脂フィルムとしては、公知の樹脂フィルムの他、例えば、マット化(白濁化)樹脂フィルム、アルミナや酸化ケイ素等を蒸着したフィルムなどがある。
熱収縮性樹脂層13bは、熱収縮性を有する樹脂であれば、特に制限されるものではないが、例えば、無延伸ポリプロピレン、延伸ポリプロピレン、スチレン、ポリエチレン、ポリエステル等から選ばれる少なくとも1種を用いるのが好ましい。
熱収縮性樹脂層13bの熱収縮率は、フィルム状の状態で1〜50%であるのが好ましく、さらには、1.5〜30%であるのがより好ましい。
ここで、基材層13aと熱収縮性樹脂層13bとの積層は、接着剤による貼り合わせ、共押出し、押出コート、ヒートラミネーション、ウェットラミネーション等の公知の手段によるものとする。
内層13には、後述する包装体1としたときに、容器20のフランジ23より内側における任意の部分に、曲線または屈曲線を描く表裏を貫通する切れ込み13cを形成しておく。この切れ込み13cの形状の例を、図4(a)〜(f)に示す。図4(a)のようにコの字、図4(b)のようにUの字(円弧)、図4(c)のようにVの字(くの字)、図4(d)のようにXの字(+型)、図4(e)のように波型(Sの字)、図4(f)のようにHの字(Iの字)が考えられる。また、これらの組み合わせでもよい。また、図示のように、切れ込み13cにより区画される部分はフラップ13dを形成する。
なお、勿論、外層11および内層13の少なくとも一方には印刷を施してもよく、遮光層、OP(オーバープリント)層、プライマー層、アンカーコート層等を必要に応じて積層してもよい。また、防曇剤、滑剤、防滑剤、各種のコート剤をその表面にコーティングしてもよい。
図5および図6のように、実施形態にかかる包装体1は、上述した蓋材10と、容器20と、内容物30とからなる。
図示のように、容器20は、円形の底面21と、底面21周縁からテーパ状に広がって立ち上がる周面22と、周面22上縁から水平に張り出すフランジ23とからなり、このフランジ23には、蓋材10がヒートシールされている。容器20の材質は特に制限されないが、ガラス容器、紙容器、金属容器、プラスチック(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレンなど)容器が好ましい。
図示のように、内容物30は、容器20の底面21と周面22とに囲まれた収納部に収納されている。内容物30の種類は特に限定されないが、食品、飲料品、薬品、芳香剤、消臭剤が好ましい。
この包装体1は、蓋材10のフラップ13dの部分を加熱することにより完成する。フラップ13d部分の加熱は、蓋材10を容器20のフランジ23にヒートシールする前であっても、ヒートシールと同時であっても、ヒートシール後であってもよい。
このようにフラップ13d部分を加熱すると、熱収縮性樹脂層12bが収縮し、内層13に収縮力が付与される。そのため、図5のように、蓋材10の外層11を内層13から剥離すると、この切れ込み13cにより区画されるフラップ13dがカールすることによって、内層13に比較的小さな部分開口13eが生じる。あるいは、図6のように、蓋材10の外層11を内層13から剥離する前から、フラップ13dがカールすることによって、内層13に比較的小さな部分開口13eが生じる。
例えば包装体1の内容物30が消臭剤であった場合には、蓋材10の外層11を、タブ10aをつまんで剥離すると、この部分開口13eから消臭成分が大気中に放出されることにより、利用に供される。この際、部分開口13eは小さいため、消臭剤に大気中の塵埃が付着することが防止できる。内容物30が消臭剤以外である場合の使用法もほぼ同様である。
なお、切れ込み13cの長さ(大きさ)を、内容物30の種類や使用状況などに応じて適宜調整することにより、所望の大きさの部分開口13eを得ることができる。
以下、さらに詳細な実施例および比較例を挙げる。これらについて、後述する測定試験を行なった。実施例として3つの包装体を作製し、比較例として1つの包装体を作製する。これらの包装体は、蓋材と容器とからなり、容器には内容物が収納されていないものとする。
実施例の蓋材は、順に、外層材/接着剤/剥離コート/内層基材/接着剤/熱収縮性樹脂を積層したものであり、各材料および原料は次のものを使用した。
外層材:ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み25μm)
接着剤:2液硬化型ポリウレタン系接着剤(大日本インキ化学工業株式会社製LX500ポリエステル系主剤10重量部に対し、同社製KW75硬化剤を1重量部配合したもの。)
剥離コート:主成分アクリル系剥離コート
内層基材:ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚み12μm)
熱収縮性樹脂:東洋紡績株式会社製無延伸ポリプロピレンフィルムP1153(厚み60μm)熱収縮率:タテ1.7%、ヨコ1.0%(120℃雰囲気30分保持後 その他JIS C2318準拠)
実施例の蓋材の製造は以下のようにして行った。まず、内層基材の一方面に予め剥離コート剤を、ラミネート強度が0.1N/15mm巾になるように、グラビア法により格子状に印刷し、内層基材の他方面の全面に接着剤を酢酸エチルで希釈後、乾燥後塗布量3.5g/m2となるようにグラビア法により塗布後、フィルム状の熱収縮性樹脂を貼り合わせ、40℃3日間のエージング(養生)を行った。
つぎに、蓋材の略中央部に相当する部分に、実施例1においては、2線分間の角度が90°のV字(字の高さ5mm)の切れ込みを、実施例2においては、2線分間の角度が60°のV字(字の高さ5mm)の切れ込みを、実施例3においては、コの字(字の幅および高さ5mm)の切れ込みを蓋材内層の表裏を貫通するようにナイフで施し、また蓋材内層のタブの付け根に相当する部分にも切れ目を施した。
その後、外層材の一方面に前記同様接着剤を酢酸エチルで希釈後、乾燥後塗布量3.5g/m2となるようにグラビア法により塗布後、内層基材の剥離コート面と貼り合わせ、40℃3日間のエージング(養生)を行った。蓋材の外形はタブ付のφ80mmの略円板状になるよう金型で打ち抜いた。
実施例の包装体の製造は以下のようにして行った。容器は、円形の底面と、底面周縁からテーパ状に広がって立ち上がり、上縁が開口部を形成する周面と、周面上縁から水平に張り出すフランジとからなるポリプロピレン容器(底面直径55mm、高さ70mm、開口部直径70mm、フランジ幅4mm)を用い、容器のフランジと蓋材の熱収縮性樹脂面とを200℃×80kg/カップ×1秒でヒートシールを行った。
その後、蓋材の切れ込みがある略中央部分に200℃に加熱した熱板を1秒間当て、熱収縮性樹脂に収縮力を付与した。なお、当然のことながら、略中央部分を加熱しない場合は、外層材を剥離後も全くカールを生じなかった。
比較例1は、熱収縮性樹脂に代えて、非熱収縮性の汎用樹脂フィルム(市販品、熱収縮率:タテ0.6%、ヨコ0.7%:120℃雰囲気30分保持後 その他JIS C2318準拠)を用いた以外は実施例1と同様である。
以上のようにして作製された実施例1〜3および比較例1の包装体の外層材を手指により剥離後、切れ込みにより区画されたフラップ部分のカールの高さ(蓋材のフラップ部分以外と、カールしたフラップ部分との蓋材に対する垂直方向における最大距離をいう。)を定規により測定する試験を行った。
試験の結果を図7に示す。図示のように、実施例においては、カールが安定して形成されるが、比較例においては、カールがほとんど形成されないことが確認された。つまり、実施例においては、切れ込みの形状等を調節することで、熱収縮により必要に応じた大きさの部分開口が形成されるが、比較例においては、熱収縮しないため、必要とする部分開口が形成されないことになる。
実施形態にかかる蓋材の断面図 蓋材の接着層の拡大断面図 弱接着層の塗布パターンを示す平面図 内層の切れ込みのパターンを示す平面図 一の実施形態にかかる包装体の断面図 他の実施形態にかかる包装体の断面図 試験結果を示す表
符号の説明
1 包装体
10 蓋材
10a タブ
11 外層
12 接着層
12a 弱接着層
12b 強接着層
13 内層
13a 基材層
13b 熱収縮性樹脂層
13c 切れ込み
13d フラップ
13e 部分開口
20 容器
21 底面
22 周面
23 フランジ
30 内容物

Claims (10)

  1. 外層と内層とを、接着層を介して剥離可能に接着してなり、前記内層を容器の開口部にヒートシールすることによりその容器を封緘する蓋材において、
    前記内層は合成樹脂フィルム単体からなる基材層および熱収縮率が1〜50%の熱収縮性樹脂層より構成され、
    前記外層と内層のうち内層のみにその表裏面を貫通する一または複数の切れ込みを設けることにより区画された、加熱に伴うカールにより前記内層に部分開口を形成するためのフラップを有することを特徴とする蓋材。
  2. 上記熱収縮性樹脂層は、前記容器の開口部にヒートシール可能な熱収縮性を有するシーラントフィルムからなる請求項1に記載の蓋材。
  3. 上記熱収縮性樹脂層は、熱収縮性フィルムと、その一面にコートされた前記容器の開口部にヒートシール可能な熱接着層とからなる請求項1に記載の蓋材。
  4. 上記切れ込みは、曲線または屈曲線を描く請求項1から3のいずれかに記載の蓋材。
  5. 上記曲線または屈曲線の形状は、くの字、コの字、Vの字、Uの字、Hの字、Xの字、円弧、波型のいずれかまたはそれらの組合せである請求項4に記載の蓋材。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の蓋材の内層の熱収縮性樹脂層に、加熱により収縮力を付与させてなる蓋材。
  7. 上記熱収縮性樹脂層への収縮力の付与により、内層の切れ込みにより区画されるフラップが外層から剥離し、カールした請求項6に記載の蓋材。
  8. 上記熱収縮性樹脂層への収縮力の付与により、上記外層を内層から剥離すると、内層の切れ込みにより区画されるフラップがカールする請求項6に記載の蓋材。
  9. 上記容器が、薬品、芳香剤または消臭剤を収納するための容器である請求項1に記載の蓋材。
  10. 請求項1からのいずれかに記載の蓋材と、前記蓋材の内層をヒートシールすることにより開口部が封緘された容器と、前記容器に収納された内容物とからなる包装体。
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