JP4724977B2 - 湯切り用蓋材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生麺用容器のように、容器の中で生麺を湯掻いた後に湯切りを行う用途に使用する湯切り用蓋材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、カップ入り生麺のように容器の中で生麺を湯掻いた後に湯切りして使用する容器に関しては、発泡ポリスチレン等からなるプラスチック成形容器に個別包装された生麺、具、ソース等を収納し、湯切り孔となる切込が形成されたプラスチック成形蓋を嵌合させて封止し、全体を収縮フィルムにて収縮包装した包装形態のものが一般的に使用されているが、上記構成の容器の場合には、湯切り孔の数が制限されるので湯切りに時間がかかるという欠点があり、嵌合蓋であるために湯切りする際に蓋が容器から外れたり蓋と容器の隙間から湯及び麺が漏れ出して火傷をするおそれがある等の欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、蓋材を剥離することにより大きい開口と湯切り用の切目を形成できるので、容器に収納されている個別包装された生麺等の内容物を取り出しやすく、且つ生麺等を湯掻いた後に速やかに湯切りを行うことができる湯切り用蓋材を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
外蓋と内蓋が剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する摘み部が形成された蓋材であって、内蓋に、摘み部と対向する周縁部領域に湯切り用の切目が形成され、切目と摘み部の間に摘み部と蓋材の中心を結ぶ線と略直交する蓋材の周縁間を結ぶ開口用の切目線が形成され、外蓋の内面に切目線より切目側の領域に離型層が形成された構成とすることにより、個別包装された生麺等を収納した容器に熱接着して取り付けた蓋材の摘み部を掴んで容器から剥離させることにより、切目線より摘み部側の内蓋が外蓋に接着した状態で切り取られて内蓋に大きい開口を形成できるとともに、切目線より湯切り用切目側の内蓋は容器に接着された状態で残り、残った内蓋に湯切り用切目が形成された状態となる。この状態で内蓋に形成された開口から容器に収納されている生麺、スープ、具等を取り出し、生麺及び具を容器に入れて熱湯を注ぎ湯掻いた後に、容器に接着された内蓋の湯切用の切目から速やかに湯切りすることができる。
【0005】
上記湯切り用蓋材において、切目が摘み部と蓋材の中心を結ぶ線と略平行な平行線状切目、ないしは切目が千鳥状に配列された千鳥状切目である構成とすることより、外蓋を剥離することにより内蓋に平行線状切目ないしは千鳥状切目が形成された状態となる。湯切りする際に、これらの切目が麺の重さにより広がり湯切り孔が形成されるため、切目から麺が抜け出すことなく速やかに湯切りすることができる。
【0006】
上記湯切り用蓋材において、切目線が切目側に湾曲する曲線状である構成とすることにより、蓋材を容器から剥離させることにより、内蓋の切目線より摘み部側が切り取られて半円形状の大きい開口を形成することができるので、容器に収納されている個別包装された内容物が取り出しやすくなる。
【0007】
上記湯切り用蓋材において、前記切目線の両端部が摘み部側に湾曲している構成とすることにより、蓋材を容器から剥離させて、内蓋の切目線に達した時点で切目線の両端部にて外蓋と内蓋を簡単に分離することができる。
【0008】
上記湯切り用蓋材において、切目と切目線が、内蓋と外蓋が積層された後に内蓋の内面からのハーフカットにより形成された構成とすることにより、内蓋の所定位置に任意の形状からなる湯切り用の切目と開口用の切目線と外蓋剥離開始切目を形成することができる。
【0009】
上記湯切り用蓋材において、外蓋がプラスチックフィルム層と紙層とからなり、内蓋がプラスチックフィルム層又はアルミニウム箔層と熱接着性樹脂層からなる構成とすることより、内蓋の熱接着性樹脂層面からハーフカットを形成する際に、外蓋の紙層内でハーフカットを止めることで内蓋を貫通するように切目を形成するのが容易となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を引用して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示す底面図、図2は図1のI−I断面図、図3は第1実施形態の蓋材を容器の口部に接着した後に外蓋を剥離した断面図、図4は本発明の第2実施形態を示す底面図、図5は本発明の第3実施形態を示す底面図であって、2, 2'は摘み部、3, 3'は切目線、4は千鳥状切目、5, 5'は平行線状切目、6は開口、7は容器、8は熱接着部、10は外蓋、11はプラスチックフィルム層、12は接着層、13は紙層、14は印刷層、15は離型層、20は内蓋、21,23はポリエチレン層、22はプラスチックフィルム層又はアルミニウム箔層、24は熱接着性樹脂層をそれぞれ表す。
【0011】
本発明の第1実施形態は図1、図2に示すとおりである。蓋材の形状は、図1に示すように、円形状であって周縁に外方に突出する摘み部2が形成され、摘み部2と対向する周縁部領域に湯切り用の千鳥状切目4が形成され、摘み部2と蓋材の中心を結ぶ線と略直交する蓋材の周縁間を結ぶ開口用の切目線3が形成された構成である。第1実施形態の千鳥状切目4は曲線状切目が互いに向かい合うように千鳥状に配列されている形状である。湯切り用の千鳥状切目4および開口用の切目線3は外蓋10と内蓋20が積層された蓋材の内蓋20を貫通するように形成されているものである。第1実施形態では開口用の切目線3は千鳥状切目4側に湾曲する曲線状とされているが直線状の切目線としてもよい。
【0012】
第1実施形態の蓋材の積層構成は、図2に示すとおり、外蓋10と内蓋20が外蓋10の内面に部分的に形成された離型層15を介して内蓋20の外面を形成するポリエチレン層21により積層されており、蓋材の切目線3より千鳥状切目4側の領域における外蓋10の内面に剥離層15が形成されている構成である。第1実施形態の蓋材では、内蓋20は内面から順に熱接着性樹脂層24とポリエチレン層23とプラスチックフィルム層22とポリエチレン層21が積層された構成とされ、外蓋10は内面から順に部分的に形成された離型層15と紙層13と印刷層14と接着層12とプラスチックフィルム層11が積層された構成とされている。
【0013】
第1実施形態の蓋材を個別包装された生麺、具、調味料等を収納した容器の口部に熱接着して取り付けた後、蓋材の摘み部2を掴んで蓋材を部分的に容器から剥離させるとともに切目線3の箇所から外蓋10と内蓋20を分離した状態の断面形状は図3に示すとおりである。蓋材の摘み部2を掴んで蓋材を容器から剥離させてゆき切目線3の箇所に達すると、内蓋20を貫通する状態で形成されている切目線3から内蓋20が切断されて、切目線3より摘み部2側の内蓋20が外蓋10に接着した状態で容器から剥離されて大きい開口6が形成されるとともに、切目線3より千鳥状切目4側の領域では外蓋10の内面に形成されている離型層15と内蓋20の外面を形成するポリエチレン層21間で剥離して内蓋20と外蓋10が分離して外蓋10が内蓋20から剥離して、千鳥状切目4が形成された内蓋20が容器8の口部に接着された状態で残る。
【0014】
図3に示す、容器8に大きい開口6が形成され、千鳥状切目4が形成された内蓋20が容器8の口部に接着されて残った状態で、個別包装されて容器8に収納されている生麺、具、調味料等を開口6から取り出し、取り出した生麺と具の包装を解いて容器に入れ熱湯を注ぎ湯掻いた後に、容器を傾けることにより容器8に接着されて残っている内蓋20に形成された千鳥状切目4が麺の重みにより広がり湯切り孔が形成されるので、千鳥状切目4から麺が抜け出すことなく速やかに湯切りを行うことができる。麺を湯掻いた後に容器8内に調味料を加えて熱湯を注いで調理が完了する。
【0015】
本発明の第2実施形態は、湯切り用の切目の形状が平行線状切目5とされている点で異なる以外は第1実施形態の蓋材と同じ構成である。第2実施形態の平行線状切目5は、摘み部2と蓋材の中心を結ぶ線と略平行方向の直線状切目が互いに平行になるように複数本配列された形状である。第2実施形態においても、摘み部2を掴んで蓋材を容器から剥離させてゆき切目線3の箇所にて内蓋20を切り取り、さらに切目線3より平行線状切目5側の外蓋10を内蓋20から剥離させることにより、容器に開口が形成され平行線状切目5が形成された内蓋20が容器の口部に接着された状態で残る。第1実施形態と同様に、湯切りする際に、平行線状切目5が麺の重みにより広がり湯切り孔が形成されるので、麺が抜け出すことなく平行線状切目5を通して速やかに湯切りすることができる。
【0016】
本発明の第3実施形態は、図5に示すように、四角形状であって1箇所の角部に外方に突出する摘み部2'が形成され、摘み部2'と対向する角部の周縁部領域に湯切り用の平行線状切目5'が形成され、摘み部2'と平行線状切目5'が形成された領域間に、摘み部2'に隣接する2箇所の角部の近傍の周縁間を結ぶ切目線3'が形成された構成であり、切目線3'は平行線状切目5'側に湾曲した曲線状に形成されている。第3実施形態の蓋材を口部が四角形状の容器に取り付けた後に、摘み部2'を掴んで蓋材を容器から剥離させてゆき、切目線3'の箇所にて内蓋20が引き裂かれ、切目線3'より平行線状切目5'側の領域では外蓋10が内蓋20から剥離する。容器から蓋材を剥離することにより、切目線3'より摘み部2'側に大きな開口が形成され、平行線状切目5'が形成された内蓋20が容器の口部に接着されて残った状態となる。第3実施形態では湯切り用の切目を平行線状切目5'としているが、湯切り用の切目を千鳥状切目4としてもよい。
【0017】
実施形態における千鳥状切目は曲線状切目を千鳥状に配列した構成としたが、直線状切目を千鳥状に配列した構成とすることもできる。千鳥状切目を構成する曲線切目ないしは直線切目は、長さを15〜30mm、間隔を5〜15mmとするのが好ましい。また、実施形態における平行線状切目を構成する個々の直線状切目の長さを25〜35mm、間隔を5〜20mmとするのが好ましい。千鳥状切目及び平行線状切目は蓋材を容器に熱接着する際の熱接着部にかからないように形成される。内蓋を構成する積層体の剛性が比較的小さい場合は個々の切目の長さを上記の範囲で短くし、逆に剛性が比較的大きい場合は個々の切目の長さを上記の範囲で長くするのが好ましい。
【0018】
離型層15を形成する樹脂としては、硝化綿、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ブチラール樹脂等の単体ないしは混合物が使用できる。必要により少量のシリコーン等を添加してもよい。離型層は上記の樹脂からなるインキを使用して紙面にグラビア印刷等により印刷することにより形成される。離型層はベタ印刷版にて印刷されて形成されるのが普通であるが、網点にて形成することもできる。離型層が形成された部分における外蓋10と内蓋20の接着強度は、使用する上記樹脂の種類または網点面積率により変えることができる。
【0019】
外蓋10に使用する紙層13としては、坪量が50〜150gのコート紙等を使用するのが好ましく、蓋材の剛性が得られるとともに外蓋10と内蓋20を積層した後に蓋材の内面からハーフカットにより、湯切り用の切目および開口用の切目線を内蓋20のみを貫通するように形成するのが容易となる。熱接着性樹脂層23としては、熱溶融して押出しラミネーションすることのできるエチレン−酢酸ビニル共重合体を主成分とする樹脂が使用できる。熱接着性樹脂層はプラスチックフィルム層22面にアンカーコートを行って直接押出ラミネーションしてもよいし、実施形態のようにポリエチレン層23を介して積層してもよい。プラスチックフィルム11,22 としては、強度的に優れた2軸延伸ポリエチレンテレフタレートを使用するのが好ましい。また、プラスチックフィルム22の代わりにアルミニウム箔を使用してもよい。
【0020】
蓋材の積層構成としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)12μ/ドライラミネーション(DL)/印刷層/片アート紙85g/離型層/ポリエチレン(PE)20μ/ポリエチレンテレフタレート(PET)16μ/ポリエチレン(PE)20μ/熱接着性樹脂層20μ、PET12μ/DL/印刷層/片アート紙85g/離型層/PE20μ/アルミニウム箔9μ/PE20μ/熱接着性樹脂層20μ、印刷層/片アート紙100g/離型層/PE20μ/PET12μ/PE20μ/熱接着性樹脂層20μ、印刷層/片アート紙100g/離型層/PE20μ/アルミニウム箔9μ/PE20μ/熱接着性樹脂層20μ等である。蓋材の積層構成としては、外蓋と内蓋が積層された内蓋の内面側からのハーフカットにより内蓋を貫通する湯切り用の切目、開口用の切目線を形成するので、外蓋は紙層を含む構成とすることが必要である以外は、外蓋及び内蓋の構成は特に制限はなく任意の構成とすることができる。
【0021】
本発明の実施形態の湯切り用蓋材を製造する方法は下記のとおりである。片アート紙等のロール状の紙の表面に印刷層を形成する印刷工程とインラインで紙の裏面に印刷層と見当を合わせて部分的な離型層を印刷により形成した後に、紙の印刷層と部分的な離型層が形成さた面にウレタン系接着剤を使用してドライラミネーションにより2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層して外蓋用基材を作製する。次いで、上記で作製した外蓋用基材の部分的な離型層が形成された紙面に、ポリエチレンの熱溶融押出ラミネーションにより2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを積層し、更に、その2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム面に熱溶融押出ラミネーションによりポリエチレン層と熱接着性樹脂層を積層してロール状の蓋材用の積層体を作製する。作製した積層体の熱接着性樹脂層面からハーフカットを施して印刷層と見当を合わせた所定位置に湯切り用の切目、開口用の切目線を形成し、積層体を所定位置にて裁断して所定形状に打ち抜くことにより蓋材を作製することができる。
【0022】
【発明の効果】
外蓋と内蓋が部分的に剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する摘み部が形成された蓋材であって、内蓋に、摘み部と対向する周縁部領域に湯切り用の切目が形成され、切目と摘み部の間に摘み部と蓋材の中心を結ぶ線と略直交する蓋材の周縁間を結ぶ開口用の切目線が形成され、外蓋の内面に、切目線より切目側の領域に離型層が形成された構成とすることにより、個別包装された生麺等を収納した容器に熱接着して取り付けた蓋材の摘み部を掴んで容器から剥離させることにより、切目線より摘み部側の内蓋が外蓋に接着した状態で切り取られて内蓋に大きい開口を形成できるとともに、切目線より湯切り用切目側の内蓋は容器に接着された状態で残り、残った内蓋に湯切り用切目が形成された状態となる。この状態で内蓋に形成された開口から容器に収納されている生麺、スープ、具等を取り出し、生麺及び具を容器に入れて熱湯を注ぎ湯掻いた後に、容器に接着された内蓋の湯切用の切目から速やかに湯切りすることができる。
【0023】
上記湯切り用蓋材において、切目が摘み部と蓋材の中心を結ぶ線と略平行な平行線状切目、ないしは切目が千鳥状に配列された千鳥状切目である構成とすることより、外蓋を剥離することにより内蓋に平行線状切目ないしは千鳥状切目が形成された状態となる。湯切りする際に、これらの切目が麺の重さにより広がり湯切り孔が形成されるため、切目から麺が抜け出すことなく速やかに湯切りすることができる。
【0024】
上記湯切り用蓋材において、切目線が切目側に湾曲する曲線状である構成とすることにより、蓋材を容器から剥離させることにより、内蓋の切目線より摘み部側が切り取られて半円形状の大きい開口を形成することができるので、容器に収納されている個別包装された内容物が取り出しやすくなる。
【0025】
上記湯切り用蓋材において、前記切目線の両端部が摘み部側に湾曲している構成とすることにより、蓋材を容器から剥離させて、内蓋の切目線に達した時点で切目線の両端部にて外蓋と内蓋を簡単に分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す底面図。
【図2】図1のI−I断面図。
【図3】第1実施形態の蓋材を容器の口部に接着した後に外蓋を剥離した断面図。
【図4】本発明の第2実施形態を示す底面図。
【図5】本発明の第3実施形態を示す底面図。
【符号の説明】
2,2’ 摘み部
3,3’ 切目線
4 千鳥状切目
5,5’ 平行線状切目
6 開口
7 容器
8 熱接着部
10 外蓋
11 プラスチックフィルム層
12 接着層
13 紙層
14 印刷層
15 離型層
20 内蓋
21,23 ポリエチレン層
22 プラスチックフィルム層又はアルミニウム箔
24 熱接着性樹脂層
Claims (7)
- 外蓋と内蓋が剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する摘み部が形成された蓋材であって、前記内蓋に、前記摘み部と対向する周縁部領域に湯切り用の切目が形成され、前記切目と前記摘み部の間に前記摘み部と蓋材の中心を結ぶ線と略直交する蓋材の周縁間を結ぶ開口用の切目線が形成され、前記外蓋の内面に、前記切目線より前記切目側の領域に離型層が形成された構成からなり、前記切目が前記摘み部と蓋材の中心を結ぶ線に略平行な平行線状切目であることを特徴とする湯切り用蓋材。
- 外蓋と内蓋が剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する摘み部が形成された蓋材であって、前記内蓋に、前記摘み部と対向する周縁部領域に湯切り用の切目が形成され、前記切目と前記摘み部の間に前記摘み部と蓋材の中心を結ぶ線と略直交する蓋材の周縁間を結ぶ開口用の切目線が形成され、前記外蓋の内面に、前記切目線より前記切目側の領域に離型層が形成された構成からなり、前記切目が千鳥状に配列された千鳥状切目であることを特徴とする湯切り用蓋材。
- 外蓋と内蓋が剥離可能に積層された構成からなり外周縁に外方に突出する摘み部が形成された蓋材であって、前記内蓋に、前記摘み部と対向する周縁部領域に湯切り用の切目が形成され、前記切目と前記摘み部の間に前記摘み部と蓋材の中心を結ぶ線と略直交する蓋材の周縁間を結ぶ開口用の切目線が形成され、前記外蓋の内面に、前記切目線より前記切目側の領域に離型層が形成された構成からなり、前記切目線が、前記切目側に湾曲する曲線状であり、前記切目線の両端部が摘み部側に湾曲していることを特徴とする湯切り用蓋材。
- 前記切目線が、前記切目側に湾曲する曲線状であることを特徴とする請求項1、2のいずれかに記載の湯切り用蓋材。
- 前記切目線の両端部が摘み部側に湾曲していることを特徴とする請求項4記載の湯切り用蓋材。
- 前記切目と前記切目線が前記内蓋と前記外蓋が積層された後に、前記内蓋の内面からのハーフカットにより形成されたものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の湯切り用蓋材。
- 前記外蓋がプラスチックフィルム層と紙層とからなり、前記内蓋がプラスチックフィルム層又はアルミニウム箔層と熱接着性樹脂層からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の湯切り用蓋材。
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